JP5650625B2 - 受信システム - Google Patents
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Description
また、バンドパスフィルタを用いない場合、無線受信機の周波数変換器では、局部発振器信号の整数倍の帯域において受信機が感度を持つため、高調波帯の干渉信号が混信するという課題がある。この解決方法として、ヌル点となる周波数を可変にするFIRフィルタを用いる方法などが提案されている(非特許文献4)。
このように、無線信号に対してフィルタ処理を行うことなく、所定の周波数範囲に信号が存在するか否かの判定を行うことができるので、フィルタ処理における損失や雑音指数の増加を生じさせることなく、低雑音な受信処理を行うことができる。また、検出した信号が所定の周波数範囲の信号であるか、所定の周波数範囲以外の干渉信号であるかを判定できるので、無線信号から干渉信号を検出、及び分離して、干渉信号の影響を低減した受信処理を行うことができる。
図1は、第1実施形態における受信機100の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、受信システムとしての受信機100は、広帯域LNA(Low Noise Amplifier;低雑音増幅器)110と、局部発振信号生成部120、周波数変換部130、周波数帯域制限部140と、利得調整部150と、アナログ−デジタル変換部(ADC)160と、信号処理部170とを備えている。
局部発振信号生成部120は、ある周波数の局部発振信号(LO1)を生成する局部発振器121を有している。局部発振信号生成部120は、局部発振器121が生成する局部発振信号を周波数変換部130に出力する。局部発振器121は、発振周波数を予め定められた一定の速度で掃引して使うことができる。局部発振信号LO1における掃引速度をVosc1とする。
利得調整部150は、周波数帯域制限部140から出力されるIF帯の信号に対して、利得調整を行う。利得調整部150は、周波数変換部130や周波数帯域制限部140における信号処理で減衰した信号のレベルを、予め定められた電力レベルになるよう増幅し、増幅した信号をアナログ−デジタル変換部160に出力する。
また、信号処理部170は、IF帯信号の周波数情報における時間方向の変化を測定することにより、どのRF周波数に信号が存在するかを検出する。このとき、信号処理部170は、局部発振信号LO1の周波数変化速度(掃引速度)と周波数情報とに基づいて、入力されたデジタル信号に含まれる所望信号や干渉信号などの受信信号の分離及び検出を行う。
フィルタ部173は、判定部172が出力する周波数情報に基づいて、時系列データのデジタル信号から所望信号を抽出する。同期部174は抽出された所望信号に対して同期をとる。復調部175は同期された信号を復調する。復号/誤り訂正部176は復調された信号に対して復号及び誤り訂正をして受信データを再生する。
図3(a)に示すように、局部発振器121が局部発振信号LO1を掃引速度Vosc1で掃引すると、局部発振信号LO1、局部発振信号LO1の2逓倍波及びN逓倍波によりIF帯に周波数変換された信号(IF1、IF2及びIFM)は、時間の経過に応じて、IF帯における周波数が遷移する。
このとき、所望信号であるIF1の周波数の単位時間当たりの遷移量は、局部発振信号LO1の掃引速度Vosc1と等しい。一方、干渉信号であるIF2及びIFMの周波数は、局部発振信号Vosc1の2倍及びM倍の速度で変化する。この遷移速度を基に所望信号IF1と、干渉信号IF2及びIFMとを分離することができる。また、ある時刻における局部発振信号の周波数に、同時刻に検出されたIF帯の信号の周波数差を加算することにより、信号処理部170が有する判定部172は検出された信号が存在した無線周波数を判定することができる。
図4(a)に示すように、局部発振器121が局部発振信号LO1を掃引速度Vosc1で掃引すると、局部発振信号LO1によりIF帯に周波数変換された信号(IF1及びIF2)は、時間の経過に応じて、IF帯における周波数が遷移する。
所望信号IF1の周波数の単位時間当たりの遷移量は、−Vosc1と等しい。一方、干渉信号IF2は、局部発振信号Vosc1の速度で変化する。つまり、遷移速度が正負逆となる。判定部172は、この遷移速度の増減の違いを元に所望信号IF1とイメージ帯の干渉信号IF2を分離することができる。
信号処理部170には、アナログ−デジタル変換部160からデジタル信号に変換された時系列データのデジタル信号と、局部発振信号の周波数及び掃引速度とが入力され、判定部172がIF帯における周波数ごとの電力情報、位相情報を検出する(ステップS101)。なお、周波数ごとの電力情報、位相情報に替えて、閾値を超える電力が検出された周波数を検出するようにしてもよい。
判定部172は、フーリエ変換された信号において、受信電力を測定し、測定した受信電力が予め定められた閾値電力P0以上の信号があるか否かを判定する(ステップS102)。判定部172は、受信電力が閾値電力P0以上の信号がない場合(ステップS102:NO)、受信信号を検出する処理を終了する。
判定部172は、信号の周波数変化速度がVosc1でない場合(ステップS103:NO)、処理をステップS105に進める。
一方、判定部172は、閾値電力P0以上の信号の周波数変化速度が−Vosc1でない場合(ステップS105:NO)、処理をステップS107に進める。
一方、判定部172は、信号の周波数変化速度がN×Vosc1でない場合(ステップS107:NO)、処理をステップS109に進める。
一方、判定部172は、信号の周波数変化速度が−N×Vosc1でない場合(ステップS109:NO)、受信信号を検出する処理を終了する。
このように、周波数変化速度(掃引速度)に基づいて、局部発振信号の基本波で周波数変換されたものか、その高調波で周波数変換されたものかを特定することができる。
例えば、図6に示すように、周波数f1の所望信号が得られた際に、広帯域LNA110や周波数変換部130において、周波数f1に対して2倍の周波数2f1の高調波や、所望信号を変換したIF帯の信号の周波数fIF1に対して2倍の周波数2fIF1の高調波が生じることがある。
受信機100内部において、高調波が生じているか否かを判定する高調波検出方法について説明する。図7は、本実施形態における高調波検出方法の概要を示す図である。同図に示すように、IF周波数が0[Hz]となる点において、検出された各信号の周波数変化(傾きがVosc1、2×Vosc1、3×Vosc1)を示すグラフが交わる場合、検出された各信号は受信機100内部において生じた高調波と判定することができる。換言すると、局部発振信号の周波数掃引を行っている際に、同じ時刻(タイミング)でIF周波数が0[Hz]となる信号は、受信機100内部において生じた高調波と判定することができる。
図8は、高調波が所望信号に対して影響を与える場合を示す概略図である。同図に示すように、干渉信号の高調波のIF帯における周波数を示すグラフと、所望信号のIF帯における周波数を示すグラフとが交わる場合、干渉信号の高調波が所望信号に干渉を与えてしまう。この場合、局部発振器121が出力する局部発振信号の周波数を、干渉信号の高調波のIF帯における周波数と、所望信号のIF帯における周波数とが重ならない周波数に変更することにより、受信機100内の回路の利得調整を行わずに干渉信号の影響を低減することができる。また、干渉信号の電力レベルに対して所望信号の電力レベルが微弱である場合には、IF帯において所望信号が干渉信号から受ける影響を低減させることができるので、電力レベルが微弱な所望信号を検出する精度をより向上させることができる。
具体的には、信号処理部170において、所望信号及び干渉信号それぞれのIF帯における周波数が重なると判定された場合、信号処理部170は、所望信号及び干渉信号それぞれのIF帯における周波数が重ならない周波数を局部発振信号LO1の周波数にさせる制御を局部発振信号生成部120に対して行う。
これに対して、本実施形態における受信機100は、大きな電力の干渉信号(イメージ信号や高調波帯の無線信号)を検出した場合、広帯域LNA110、周波数変換部130、又は利得調整部150の利得調整を行うことで、受信機内で生じる高調波を抑制することができる。
なお、受信機100では、RF帯のバンドパスフィルタの帯域外抑圧量が小さくてもよいため、広帯域で低損失なフィルタを用いて干渉信号を抑圧するようにしてもよい。
また、アナログ−デジタル変換の後にデジタルフィルタを用いる場合、デジタルフィルタの通過帯域を低い周波数に選択することにより無線信号を検出する精度を改善することができるため、局部発振信号LO1の位相雑音と、デジタルフィルタの通過帯域とをIF帯を選択する際の条件として用い、信号処理部170において信号を検出する周波数帯を選択するようにしてもよい。
また、受信機100内のスプリアスや、外部からの干渉信号の影響が少ない周波数帯を予め測定し、当該周波数帯を信号処理部170において信号を検出する周波数帯に選択することで、信号を検出する精度の向上に効果的である。
図9は、受信機100に対する変形例としての受信システム200の構成を示す概略ブロック図である。受信システム200において、図1に示した受信機100と同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。受信システム200は、受信装置210と、信号処理装置270と、受信装置210と信号処理装置270とを接続するネットワーク回線280とを具備している。受信システム200は、受信装置210と信号処理装置270との2つの装置を具備している。
受信装置210は、広帯域LNA110、局部発振信号生成部120、周波数変換部130、周波数帯域制限部140、利得調整部150、及びアナログ−デジタル変換部160を備えている。アナログ−デジタル変換部160の出力は、ネットワーク回線280を介して、受信装置210と異なる位置に設けられた信号処理装置270に伝送される。信号処理装置270は、信号処理部170と同様に、入力された信号に対してフーリエ変換を行い、IF帯信号の周波数情報を算出する。また、信号処理装置270は、IF帯信号の周波数情報における時間方向の変化を測定することにより、どのRF周波数に信号が存在するかを検出する。このとき、信号処理装置270は、局部発振信号LO1の周波数変化速度(掃引速度)と周波数情報とに基づいて、受信信号の分離及び検出を行う。
信号処理装置270が行う受信信号の分離及び検出をより高速に行うには、演算能力の高い演算装置を用いて行うことが望ましい。これに対して、受信システム200ではネットワーク回線280を介して、受信装置210と異なる位置に設けられた高性能なワークステーション等を信号処理装置270として使用することができる。また、複数の受信装置210を異なる位置に配置し、信号処理装置270を各受信装置210とネットワーク回線280を介して接続する構成は、電波の利用状況などのモニタリング結果を共有するための共通データベースの構築に好適である。
なお、受信装置210から信号処理装置270に伝送する信号は、アナログ−デジタル変換部160でデジタル信号に変換する前のアナログ信号でもよい。また、受信装置210から信号処理装置270に伝送する際には、アナログ信号伝送方式とデジタル信号伝送方式とのうちいずれの方式を選択してもよい。
このように、周波数変換用信号を乗算することにより、干渉信号の中心周波数は新たな変化速度で変化し、所望信号の変化速度は0となり、中心周波数が一定となる。中心周波数が一定にされた所望信号を含むデジタル信号に対して、所望信号の帯域以外の帯域を制限するデジタルフィルタを用いて帯域制限をすることで、干渉信号を分離、除去する精度を向上させることができる。
この場合、信号処理部170を図11に示すような構成にしてもよい。図11は、信号処理部170の構成の変形例を示す概略ブロック図である。同図に示すように、図2に示した信号処理部170の構成に、周波数変換部277を新たに設けた構成となっている。周波数変換部277は、判定部172において検出された所望信号の周波数が変化する速度に基づいて、周波数変換用信号を生成する。また、周波数変換部277は、アナログ−デジタル変換部160から入力された時系列データのデジタル信号に対して、生成した周波数変換用の信号を乗算し、乗算により得られた信号をフィルタ部173に出力する。フィルタ部173では、時系列データのデジタル信号に替えて、周波数変換部277から入力される信号から所望信号を抽出する。
この場合、信号処理部170を図13に示すような構成にしてもよい。図13は、信号処理部170の構成の変形例を示す概略ブロック図である。同図に示すように、図2に示した信号処理部170の構成に、周波数変換部377を新たに設けた構成となっている。周波数変換部377は、アナログ−デジタル変換部160から入力された時系列データのデジタル信号をフーリエ変換部171に出力する。また、周波数変換部377は、判定部172において検出された所望信号を周波数変換用信号として、記録しておいた時系列データのデジタル信号に乗算し、乗算結果をフィルタ部173に出力する。フィルタ部173は、時系列データのデジタル信号に替えて、周波数変換部377から入力される信号から所望信号を抽出する。
また、検出した所望信号の周波数変化パターンと同一パターンの周波数変換用信号を用いた周波数変換は、例えば図14に示すように、デジタル信号に変換する前に行うようにしてもよい。図14は受信機100の変形例の構成を示す概略ブロック図である。受信機300は、受信機100の構成に加えて、周波数変換用信号生成部320と周波数変換部330と周波数帯域制限部340とを備えている。周波数変換用信号生成部320は、局部発振信号LO1により中間周波数へ周波数変換された所望信号の周波数変化パターンと同一パターンで周波数が変化する局部発振信号LO2を生成する。周波数変換部330は、周波数帯域制限部140が出力する信号と、局発振信号LO2とを乗算し、周波数帯域制限部140が出力する信号の周波数を変換する。周波数帯域制限部340は、周波数変換部330により周波数変換された信号のうち、センシング対象の周波数帯に対応する信号を通過させ、当該周波数帯以外の信号を減衰させて利得調整部150に出力する。このように、アナログ信号に対して周波数変換を行い、信号処理部170において所望信号の周波数を一定にさせるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、掃引速度を予め定めた一定の速度とした構成について説明したが、これに限ることなく、時刻の経過とともに掃引速度を変化させるようにしてもよい。掃引速度の変化のさせ方として、例えば周波数ホッピングのように周波数を離散的に変化させてもよい。
更に、信号処理部170が、判定結果又は信号の復調結果に基づいて掃引速度を制御するフィードバック制御をするようにしてもよい。例えば、信号処理部170においてFFT後の所望信号に対応する周波数スペクトルが予め定めた周波数幅以上に広がってしまう場合に、局部発振信号LO1の掃引速度を減速させてもよい。また、信号処理部170においてFFT後の所望信号に対応する周波数スペクトルの電力レベルが予め定めた電力以下になる場合に、局部発振信号LO1の掃引速度を減速させてもよい。また、信号処理部170において所望信号を復調、復号した際の符号誤り率が所定値以上の場合に、局部発振信号LO1の掃引速度を減速させてもよい。信号処理部170が検出した所望信号に基づいて局部発振信号LO1の掃引速度を減速させる制御を行うことにより、所望信号の周波数スペクトルの広がりを抑えることができ、所望信号を検出する精度を向上させることができる。
110…広帯域LNA
120…局部発振信号生成部
121…局部発振器
130…周波数変換部(第1の周波数変換部)
140,340…周波数帯域制限部
150…利得調整部
160…アナログ−デジタル変換部
170…信号処理部
171…フーリエ変換部
172…判定部
173…フィルタ部
174…同期部
175…復調部
176…復号/誤り訂正部
200…受信システム
210…受信装置
270…信号処理装置
277,377…周波数変換部
280…ネットワーク回線
320…周波数変換用信号生成部
330…周波数変換部(第2の周波数変換部)
Claims (10)
- 周波数掃引される局部発振信号を生成する局部発振信号生成部と、
入力された無線信号を前記局部発振信号と乗算することにより該無線信号を周波数変換して出力する第1の周波数変換部と、
前記周波数変換された無線信号を周波数領域の信号に変換し、変換により得られる周波数領域における信号のうち予め定められた閾値電力以上の電力を有する信号を検出し、検出した信号ごとに、前記局部発振信号の周波数を掃引する速度に対する当該信号の周波数が変化する速度の比と前記局部発振信号の周波数との乗算結果に当該信号の周波数を加算して当該信号に対応する前記無線信号の周波数を算出する信号処理部と
を具備し、
前記信号処理部は、更に、
前記局部発振信号生成部が前記局部発振信号の周波数を増加させる掃引をした際に、前記周波数領域における前記閾値電力以上の電力を有する信号の周波数が増加する場合、該信号に対応する前記無線信号が前記局部発振信号の下側波帯又は前記局部発振信号の高調波の下側波帯の信号であると判定し、
前記局部発振信号生成部が前記局部発振信号の周波数を増加させる掃引をした際に、前記周波数領域における前記閾値電力以上の電力を有する信号の周波数が減少する場合、該信号に対応する前記無線信号が前記局部発振信号の上側波帯又は前記局部発振信号の高調波の上側波帯の信号であると判定し、
前記局部発振信号生成部が前記局部発振信号の周波数を減少させる掃引をした際に、前記周波数領域における前記閾値電力以上の電力を有する信号の周波数が減少する場合、該信号に対応する前記無線信号が前記局部発振信号の下側波帯又は前記局部発振信号の高調波の下側波帯の信号であると判定し、
前記局部発振信号生成部が前記局部発振信号の周波数を減少させる掃引をした際に、前記周波数領域における前記閾値電力以上の電力を有する信号の周波数が増加する場合、該信号に対応する前記無線信号が前記局部発振信号の上側波帯又は前記局部発振信号の高調波の上側波帯の信号であると判定し、
前記信号処理部は、
前記周波数領域における信号のうち前記閾値電力以上の電力を有する信号であって前記局部発振信号と同じ速度で周波数が変化する信号を所望信号として検出し、前記周波数領域における信号のうち前記閾値電力以上の電力を有する信号であって前記局部発振信号と異なる速度で周波数が変化する信号を干渉信号として検出し、
前記第1の周波数変換部において周波数変換された前記干渉信号の周波数と、前記所望信号の周波数とが一致しない前記局部発振信号の周波数帯を前記局部発振信号の周波数を掃引する周波数帯に選択し、選択した周波数帯において前記局部発振信号を掃引させる制御を前記局部発振信号生成部に対して行う
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項1に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、
前記検出した信号の周波数の変化速度と同じ速度で周波数が掃引される周波数変換用信号を生成し、
前記周波数変換用信号と前記周波数変換された無線信号とを乗算し、乗算により得られた信号に基づいて前記無線信号に含まれる信号を検出する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項1に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、更に、
前記周波数領域における前記閾値電力以上の電力を有する信号において、前記局部発振信号に対する周波数掃引における周波数の変化量に対して整数倍の変化量で周波数が変化する信号が複数存在し、該信号の周波数が同じ時刻に0[Hz]になる場合、該信号を自システム内部で生じた高調波であると判定する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、
自システム内部で高調波が生じていると判定した場合、前記第1の周波数変換部における利得を低下させる
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3又は請求項4のいずれか一項に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、
前記局部発振信号が掃引される周波数帯のうち位相雑音が少ない周波数帯における局部発振信号を乗算して周波数変換された信号を用いて、前記無線信号に含まれる信号を検出する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、更に、
前記局部発振信号の周波数と、前記無線信号の搬送波の初期位相を示す情報とを用いて、前記検出した信号を復調する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、
前記無線信号における周波数帯ごとに対する、使用用途、無線電力規格、無線変調方式及び該使用用途において用いられる位置を示す周波数情報を用いて、前記無線信号に含まれる信号を検出する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の受信システムであって、
前記局部発振信号の周波数の変化速度と同じ速度で周波数が掃引される周波数変換用信号を生成する周波数変換用信号生成部と、
前記周波数変換用信号と前記周波数変換された無線信号とを乗算し、乗算により得られた信号を出力する第2の周波数変換部と
を更に備え、
前記信号処理部は、
前記第2の周波数変換部が出力する信号に基づいて前記無線信号に含まれる信号を検出する
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項8に記載の受信システムにおいて、
前記第2の周波数変換部は、アナログ信号に対して乗算を行う
ことを特徴とする受信システム。 - 請求項3から請求項9のいずれか一項に記載の受信システムであって、
前記信号処理部は、
前記検出した信号の電力が予め定められた電力以下である場合、前記局部発振信号の周波数を変化させる速度を減速させる
ことを特徴とする受信システム。
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