JP5645541B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
リアシートのシートバックが下端部側の第1横軸芯周りに揺動自在に設けられて、鉛直方向に対する前記シートバックの傾斜角度が変更調節可能に構成され、
前記シートバックの上端部とバックドアとの間にパーセルシェルフが配置され、
前記シートバックの上端部と前記パーセルシェルフの前端部との間を覆い隠すフラップが前記パーセルシェルフの前端部にヒンジを介して第2横軸芯周りに揺動自在に接続し、
前記シートバックの上端部が前記フラップの前端部に車両前方側から当接し、
前記シートバックが前記第1横軸芯周りに後方に揺動するに伴って、前記フラップが前記シートバックの上端部からの押圧力に抗しながら前記第2横軸芯周りに下方に揺動するとともに、前記シートバックが前記第1横軸芯周りに前方に揺動するに伴って、前記フラップが弾性復元して前記第2横軸芯周りに上方に揺動する車体後部構造に関する。
従来、前記フラップは、フラップの第2横軸芯周りの揺動を許すヒンジ金具を介してパーセルシェルフの前端部に接続され、フラップを上方に揺動付勢するスプリングが設けられていた(特許文献1参照)。
さらに、パーセルシェルフを前端部側の横軸芯周りに上方に揺動回転させて開いた時に、パーセルシェルフとフラップとの連結部にスプリング機構が露出して外観品質が低下していた。この問題を解消するためにスプリング機構を覆うカバーを設けると、部品点数がさらに増加する。
本発明の目的は、部品点数を少なくすることができ、軽量化でき、組み付けコストを削減でき、製作コストを低廉化でき、外観品質を向上させることができる車体後部構造を提供する点にある。
リアシートのシートバックが下端部側の第1横軸芯周りに揺動自在に設けられて、鉛直方向に対する前記シートバックの傾斜角度が変更調節可能に構成され、
前記シートバックの上端部とバックドアとの間にパーセルシェルフが配置され、
前記シートバックの上端部と前記パーセルシェルフの前端部との間を覆い隠すフラップが前記パーセルシェルフの前端部にヒンジを介して第2横軸芯周りに揺動自在に接続し、
前記シートバックの上端部が前記フラップの前端部に車両前方側から当接し、
前記シートバックが前記第1横軸芯周りに後方に揺動するに伴って、前記フラップが前記シートバックの上端部からの押圧力に抗しながら前記第2横軸芯周りに下方に揺動するとともに、前記シートバックが前記第1横軸芯周りに前方に揺動するに伴って、前記フラップが弾性復元して前記第2横軸芯周りに上方に揺動する車体後部構造であって、
前記フラップは、前記フラップの前記第2横軸芯周りの揺動を許す薄肉ヒンジを介して前記パーセルシェルフの前端部に接続し、
前記パーセルシェルフの前端部に高強度部が設けられ、
前記高強度部は、前記パーセルシェルフの前端部から下方に延びるフランジで構成され、
前記フラップは前記フランジの下端部に前記薄肉ヒンジを介して接続し、
前記薄肉ヒンジが前記フランジとシートバックとの間の下方の位置に配置され、
前記フランジはパーセルシェルフ本体よりも厚肉に設定され、
前記フラップとパーセルシェルフは樹脂材で一体に成形されている点にある。(請求項1)
そして、フラップをシートバックの上端部からの押圧力に抗しながら第2横軸芯周りに下方に揺動させる手段として、本発明ではスプリング機構等を用いないので、パーセルシェルフを前端部側の横軸芯周りに上方に揺動回転させて開いた時に、パーセルシェルフとフラップとの接続部にスプリング機構等の他の部品が露出することが無くて外観品質を向上させることができる。
また、フラップを車幅方向全域にわたって一定のテンションでシートバックの上端部の裏面に当接させることができ、フラップをスプリングの付勢力でシートバックの上端部の裏面に当接させる場合に比べて、シートバックにシワやフラップの押し付け痕が残るなどの外観の低下を防ぐことができる。
また、シートバックの上端部からフラップに入力された荷重を薄肉ヒンジで吸収することができて、前記荷重がパーセルシェルフ本体に伝わるのを防ぐことができる。その結果、シートバックの上端部からフラップに入力された荷重でパーセルシェルフ本体が撓むことを防止でき、車体に支持されるパーセルシェルフの被支持部(例えば軸受け部)と車体側の支持部(例えば横軸部)との連結が解除されることを防止することができる。
さらに、薄肉ヒンジがフランジとシートバックとの間の下方の位置に配置されるので、車外のバックガラスを通して覗いた時や、シートの乗員が後方を見たときに、薄肉ヒンジが見え難くなり、より外観を向上させることができる。
そして、簡易の構造で、パーセルシェルフ本体の捩れなどを防ぐことができ、車幅方向におけるフラップの作動を均一にすることができる。(請求項1)
本発明においては、
前記フラップの車幅方向の長さは前記フランジの車幅方向の長さとほぼ同一に設定されている構成にすることができる。(請求項2)
前記シートバックが最も起立した状態で前記フラップは前下がりに傾斜していると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記フラップの前記薄肉ヒンジの周りの肉厚は、縦断面において、前記第2横軸芯側ほど次第に小さくなるように設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記薄肉ヒンジを補強する補強テープが、前記フラップの後端部の下面と前記パーセルシェルフの前端部の下面とにわたって貼着されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
部品点数を少なくすることができ、軽量化でき、組み付けコストを削減でき、製作コストを低廉化でき、外観品質を向上させることができる車体後部構造を提供することができた。
図1,図2に自動車の車体後部構造を示してある。車体後部の後部荷室30は、リアシートのシートバック1と、フロアパネルと、左右の側壁を形成する左右一対のクォータトリム3と、後壁を形成するテールエンドトリム4と、前記シートバック1の上端部1Jとバックドア5との間に配置されたパーセルシェルフ6とで形成されている。
図1〜図4に示すように、パーセルシェルフ6は平面視横長の長方形状に成形されて、左右一対のクォータトリム3間に架設され、車両前後方向でシートバック1の上端部1Jの近傍からバックドア5の近傍まで延びて後部荷室30の上部を覆っている。これにより、後部荷室30内を車室外から見えないようにすることができる。
図2〜図5に示すように、シートバック1の上端部1Jとパーセルシェルフ6の前端部6Mとの間を覆い隠すフラップ11がパーセルシェルフ6の前側フランジ6F1の下端部にヒンジを介して第2横軸芯O周りに揺動自在に接続している。
(1) フラップ11は、フラップ11の前記第2横軸芯O周りの揺動を許す薄肉ヒンジ12を介してパーセルシェルフ6の前端部6Mに接続しているから、部品点数を少なくすることができ、フラップ11とパーセルシェルフ6の組み付けが不要で組み付けコストを削減でき、軽量化することができ、製作コストを低廉化することができる。
そして、フラップ11がシートバック1の上端部1Jからの押圧力に抗しながら第2横軸芯O周りに下方に揺動する手段として、本発明ではスプリング機構等を用いないので、パーセルシェルフ6を前端部側の横軸芯周りに上方に揺動回転させて開いた時に、パーセルシェルフ6とフラップ11との接続部にスプリング機構等の他の部品が露出することが無くて外観品質を向上させることができる。
また、フラップ11を車幅方向全域にわたって一定のテンションでシートバック1の上端部1Jの裏面に当接させることができ、フラップ11をスプリングの付勢力でシートバック1の上端部1Jの裏面に当接させる場合に比べて、シートバック1にシワやフラップ11の押し付け痕が残るなどの外観の低下を防ぐことができる。
その結果、シートバック1の上端部1Jからフラップ11に入力された荷重でパーセルシェルフ本体9が撓むことを防止でき、車体に支持されるパーセルシェルフ6の軸受け部10と車体側の横軸部との嵌合が解除されることを防止することができる。
これにより、前記軸受け部10を薄肉ヒンジ12に近接させて設けることができ、荷室後方からパーセルシェルフ6を横軸部の軸芯周りに上方に揺動開放した時に、軸受け部10が車両前側にある分、パーセルシェルフ6を大きく開くことができて、荷物の積み下ろしを楽に行う事ができる。
また、前側フランジ6F1の強度を高めることにより、車幅方向全域に亘って、薄肉ヒンジ12に確実に応力が集中し、フラップ11を車幅方向に亘って一定の傾きで傾斜させることができ、フラップ11の捩れや傾きを防ぐことができる。
1J シートバックの上端部
5 バックドア
6 パーセルシェルフ
6F1 フランジ(前側フランジ、高強度部)
6M パーセルシェルフの前端部
9 パーセルシェルフ本体
11 フラップ
11K フラップの後端部
11M フラップの前端部
12 薄肉ヒンジ
13 補強テープ
Fr 車両前方側
O 第2横軸芯
Claims (5)
- リアシートのシートバックが下端部側の第1横軸芯周りに揺動自在に設けられて、鉛直方向に対する前記シートバックの傾斜角度が変更調節可能に構成され、
前記シートバックの上端部とバックドアとの間にパーセルシェルフが配置され、
前記シートバックの上端部と前記パーセルシェルフの前端部との間を覆い隠すフラップが前記パーセルシェルフの前端部にヒンジを介して第2横軸芯周りに揺動自在に接続し、
前記シートバックの上端部が前記フラップの前端部に車両前方側から当接し、
前記シートバックが前記第1横軸芯周りに後方に揺動するに伴って、前記フラップが前記シートバックの上端部からの押圧力に抗しながら前記第2横軸芯周りに下方に揺動するとともに、前記シートバックが前記第1横軸芯周りに前方に揺動するに伴って、前記フラップが弾性復元して前記第2横軸芯周りに上方に揺動する車体後部構造であって、
前記フラップは、前記フラップの前記第2横軸芯周りの揺動を許す薄肉ヒンジを介して前記パーセルシェルフの前端部に接続し、
前記パーセルシェルフの前端部に高強度部が設けられ、
前記高強度部は、前記パーセルシェルフの前端部から下方に延びるフランジで構成され、
前記フラップは前記フランジの下端部に前記薄肉ヒンジを介して接続し、
前記薄肉ヒンジが前記フランジとシートバックとの間の下方の位置に配置され、
前記フランジはパーセルシェルフ本体よりも厚肉に設定され、
前記フラップとパーセルシェルフは樹脂材で一体に成形されている車体後部構造。 - 前記フラップの車幅方向の長さは前記フランジの車幅方向の長さとほぼ同一に設定されている請求項1記載の車体後部構造。
- 前記シートバックが最も起立した状態で前記フラップは前下がりに傾斜している請求項1又は2記載の車体後部構造。
- 前記フラップの前記薄肉ヒンジの周りの肉厚は、縦断面において、前記第2横軸芯側ほど次第に小さくなるように設定されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の車体後部構造。
- 前記薄肉ヒンジを補強する補強テープが、前記フラップの後端部の下面と前記パーセルシェルフの前端部の下面とにわたって貼着されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車体後部構造。
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-
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