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JP5621045B2 - 車体構造及び車体構造の組み付け方法 - Google Patents

車体構造及び車体構造の組み付け方法 Download PDF

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JP5621045B2 JP2013522768A JP2013522768A JP5621045B2 JP 5621045 B2 JP5621045 B2 JP 5621045B2 JP 2013522768 A JP2013522768 A JP 2013522768A JP 2013522768 A JP2013522768 A JP 2013522768A JP 5621045 B2 JP5621045 B2 JP 5621045B2
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Description

本発明は、車体構造及び車体構造の組み付け方法に関するものである。
従来、車体の左右両側に設けられ車体側部を構成する一対のサイドコンプの間には、車体上面を構成するルーフパネルが設置されると共に、当該ルーフパネルを含む車体上部を補強するためのルーフアーチが設置されている。
図14(a)は、特許文献1の従来例の車体構造を一部破断して示す車幅方向に沿って切断した縦断面図であり、図14(b)は、特許文献1の発明の車体構造を一部破断して示す車幅方向に沿って切断した縦断面図である。
例えば、図14(a)に示すように、特許文献1には、サイドコンプ100が、車内側に位置するルーフサイドインナ110と、当該ルーフサイドインナ110の車外側に位置するルーフサイドアウタ120とを有しており、ルーフサイドインナ110の車内側にルーフアーチ130の車幅方向外側端部が固定され、ルーフサイドアウタ120の車外側にルーフパネル140の車幅方向外側端部が固定された発明が従来例として挙げられている。
この発明では、サイドコンプ100に対してルーフアーチ130を上方から載置すると、両者が干渉してルーフサイドインナ110の車内側にルーフアーチ130を配置できないため、ルーフアーチ130は狭い車内側に持ち込んで組み付けなければならず、組付時の作業性が悪く、組み付け作業の自動化が困難であった。
そこで、図14(b)に示すように、特許文献1に記載の発明では、ルーフアーチ230の車幅方向外側端部に潰し加工を施し、この断面形状が潰れた部分230Aをサイドコンプ200の上部に固定することにより、サイドコンプ200に対してルーフアーチ230を上方から載置できる構造にして、組付時の作業性を向上し、組み付け作業の自動化を容易にさせている。
ところが、前記特許文献1に記載の発明では、断面形状が潰れた部分を有するため、強度・剛性が低下してしまい、車両の走行時に発生する振動及び騒音を抑制する力が低下したり、車両の側面衝突やロールオーバー(横転)等が発生した際に車体の変形量が増大したりする弊害があった。
図15(a)は、特許文献2の発明の車体構造を示す平面図であり、(b)は、(a)のVII−VII線断面図である。
前記問題を解決するものとして、図15(a)及び(b)に示すように、特許文献2には、ルーフアーチ300が、ルーフレールアウタ310とルーフレールインナ320とを閉断面を成すように結合して構成されており、また、サイドコンプ350(詳しくはルーフサイドインナ360の上面)に、閉断面を成すように結合したエクステンション部材330及びピラーリインフォース部材340を固定した発明が開示されている。
また、特許文献2に記載の発明では、図15(b)に示すように、ルーフレールアウタ310の端縁310Aがルーフレールインナ320の端縁320Aよりも車幅外側に突出すると共に、エクステンション部材330の端縁330Aがピラーリインフォース部材340の端縁340Aよりも車幅中央側に突出しており、ルーフレールアウタ310の端縁310Aがピラーリインフォース部材340の端縁340Aに載置して固定されると共に、ルーフレールインナ320の端縁320Aがエクステンション部材330の端縁330Aに載置して固定されている。
すなわち、特許文献2に記載の発明は、サイドコンプ350(エクステンション部材330及びピラーリインフォース部材340)の上方からルーフアーチ300(ルーフレールアウタ310及びルーフレールインナ320)を載置できるため、組付性が向上して組み付け作業の自動化が容易となる一方、両者の断面形状(閉断面)を潰すことなく互いに連結できるため、断面形状が潰れた部分を有する特許文献1に記載の発明に比較して、強度・剛性が高まる構造になっている。
特開昭58−149866号公報 特開2003−118634号公報
ところが、前記特許文献1に記載の発明では、断面形状が潰れた部分を有するため、強度・剛性が低下する一方、前記特許文献2に記載の発明では、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材が更に必要になり、部品点数が増加するため、その分結合点数が増加してしまい、強度・剛性を好適に確保できないという問題があった。
また、前記特許文献2に記載の発明では、エクステンション部材の前壁とルーフレールインナの前壁との間には、公差を考慮して必然的に隙間を設ける必要があり、当該部分における両者の結合を行うことができないため、更なる強度・剛性の低下に繋がっていた。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、組付時の作業性がよく、組み付け作業の自動化が容易になり、かつ強度・剛性を好適に確保できる車体構造及び車体構造の組み付け方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、車体の左右両側に設けられ、車体側部を構成する一対のサイドコンプと、一対の前記サイドコンプの間に配置されたルーフアーチと前記ルーフアーチの上部に取り付けられ、車体上面を構成するルーフパネルとを含むルーフコンプと、を備えた車体構造であって、前記サイドコンプは、車体の上部側縁に配置され、前後方向に延在するルーフサイドレールを含み、前記ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有しており、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部は、前記載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置して前記ルーフサイドレールに結合され、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置されており、前記ルーフアーチ及び前記ルーフサイドレールのうち少なくともいずれか一方は、前記ルーフアーチ及び前記ルーフサイドレールのいずれか他方に延出し、かつ前記他方に当接して前記ルーフアーチの下方移動を規制するフランジ部を有しており、前記フランジ部は、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部よりも上方に位置しており、前記載置部は、前記他方と前記フランジ部とが当接した状態において、前記ルーフパネルと前記ルーフアーチとの間に位置して前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置することを特徴とする。
本発明によれば、ルーフアーチの車幅方向外側端部は、ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置され、ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有することにより、予め一体的に組み付けられたルーフアーチとルーフパネルとの間にルーフサイドレールの載置部を車幅方向外側から配置した後、当該載置部にルーフパネルを上方から載置するだけでサイドコンプに対してルーフコンプを簡易に組み付けることができるため、組付時の作業性がよく、組み付け作業の自動化が容易になる。
しかも、本発明では、ルーフアーチ及びルーフサイドレールのうち少なくともいずれか一方は、ルーフアーチ及びルーフサイドレールのいずれか他方に延出し、かつ他方に当接してルーフアーチの下方移動を規制するフランジ部を有し、他方とフランジ部とが当接することで、サイドコンプに対するルーフコンプの上下方向の位置決めを行うことができるとともに、他方とフランジ部とが当接した状態において、載置部にルーフパネルの車幅方向外側端部が載置されることにより、載置部でルーフパネルを支えつつ、フランジ部でルーフアーチを支えることができるため、サイドコンプに対してルーフコンプを安定して組み付けることができる。
また、本発明によれば、ルーフアーチの車幅方向外側端部は、載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置してルーフサイドレールに直接結合されるため、ルーフアーチの断面形状を潰す必要がなくなり、断面形状が潰れた部分を有する従来技術(特許文献1に記載の発明)に比較して、強度・剛性が高まる。更に、本発明によれば、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる必要がなくなるため、その分結合点数を減少させることができる。その結果、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる従来技術(特許文献2に記載の発明)に比較して、高い強度・剛性を確保できる。
また、前記フランジ部は、前記ルーフアーチに形成された第1フランジ部と、前記ルーフサイドレールに形成され、前記第1フランジ部と上下で重なる位置に配置された第2フランジ部と、を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフアーチ及びルーフサイドレールの両方にフランジ部が形成されるため、ルーフアーチ及びルーフサイドレールの一方のみにフランジ部を形成した場合に比較して、フランジ部の形状を簡略化でき、フランジ部の成形性が向上する。
また、前記ルーフアーチは、アーチロアと当該アーチロアの上方に配置されたアーチアッパとを閉断面を成すように結合して構成されており、前記第1フランジ部は、前記ルーフアーチの前端部から前方に延出する前側アーチフランジ部と、前記ルーフアーチの後端部から後方に延出する後側アーチフランジ部と、を有しており、前記前側アーチフランジ部は、前記アーチロア及び前記アーチアッパのいずれか一方で形成されており、前記後側アーチフランジ部は、前記アーチロア及び前記アーチアッパの両方で形成されているように構成するのが好ましい。
前側アーチフランジ部をアーチロアとアーチアッパの両方で形成した場合、アーチロア、アーチアッパ、ルーフサイドレール、及びルーフパネルの4枚結合となるため、十分に結合できず、結合強度の低下を招くところ、かかる構成によれば、前側アーチフランジ部をアーチロア及びアーチアッパのいずれか一方で形成するため、アーチロア(又はアーチアッパ)、ルーフサイドレール、及びルーフパネルの3枚結合となり、結合点数を減少させ、結合部分における結合強度を高めることができる。
また、かかる構成によれば、後側アーチフランジ部をアーチロア及びアーチアッパの両方で形成するため、後側アーチフランジ部の強度を高めることができる。
また、前記ルーフサイドレールは、車内側のルーフサイドインナと車外側のルーフサイドスティフナとを閉断面を成すように結合して構成されており、前記第2フランジ部は、前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部から車幅方向内側に延出する前側レールフランジ部と、前記前側レールフランジ部に対して後方に所定間隔離間して設けられ、前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部から車幅方向内側に延出する後側レールフランジ部と、を有しており、前記前側レールフランジ部は、前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナのいずれか一方で形成されており、前記後側レールフランジ部は、前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナの両方で形成されているように構成するのが好ましい。
前側レールフランジ部をルーフサイドインナとルーフサイドスティフナの両方で形成した場合、ルーフサイドインナ、ルーフサイドスティフナ、ルーフアーチ、及びルーフパネルの4枚結合となるため、十分に結合できず、結合強度の低下を招くところ、かかる構成によれば、前側レールフランジ部をルーフサイドインナ及びルーフサイドスティフナのいずれか一方で形成するため、ルーフサイドインナ(又はルーフサイドスティフナ)、ルーフアーチ、及びルーフパネルの3枚結合となり、結合点数を減少させ、結合部分における結合強度を高めることができる。
また、かかる構成によれば、後側レールフランジ部をルーフサイドインナ及びルーフサイドスティフナの両方で形成するため、後側レールフランジ部の強度を高めることができる。
また、前記第1フランジ部は、車幅方向外側に延出され、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部に結合されるフランジ延長部を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフアーチが、ルーフパネルに結合するフランジ延長部を有することにより、ルーフアーチとルーフパネルとを組み付ける際に両者の位置決めを正確に行うことができるため、両者の相対的な位置精度が向上する。
また、前記フランジ部は、前記ルーフアーチに対して前後方向にオフセットした位置で前記ルーフサイドレールから車幅方向内側に延出する延出部と、前記延出部の延出端から前記ルーフアーチの下方まで延出する支持部と、を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフサイドレールにフランジ部が形成されるため、ルーフアーチにもフランジ部を形成した場合に比較して、ルーフアーチの形状を簡略化でき、ルーフアーチの成形性が向上する。
また、前記フランジ部は、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部よりも車幅方向内側に所定間隔離間した位置から前後方向に沿って延出する延出部と、前記延出部の延出端から前記ルーフサイドレールの上方まで延出する支持部と、を有するように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフアーチにフランジ部が形成されるため、ルーフサイドレールにフランジ部を形成した場合に比較して、ルーフサイドレールの形状を簡略化でき、ルーフサイドレールの成形性が向上する。
また、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部には、鉛直方向に沿って延在するアーチ側結合部が形成されており、前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部には、前記アーチ側結合部に対して平行に延在するレール側結合部が形成されているように構成するのが好ましい。
例えば、アーチ側結合部が下方から上方に向かうにつれて車幅方向外側に位置するように傾斜した場合、ルーフアーチのうち車幅方向に沿って延在する部分とアーチ側結合部とのなす角度が急になる(90度未満となる)ため、ルーフアーチの成形性が悪化する。
一方、アーチ側結合部が下方から上方に向かうにつれて車幅方向内側に位置するように傾斜した場合、アーチ側結合部とレール側結合部との合わせ面が傾斜することになり、ルーフコンプ及びサイドコンプの組付時において、ルーフコンプの下方への移動とサイドコンプの車幅方向内側への移動を同時に行う必要があるため、両者の組み付け作業が煩雑になる。
そこで、アーチ側結合部が鉛直方向に沿って延在し、かつレール側結合部がアーチ側結合部に対して平行に延在することにより、両者の合わせ面が鉛直になるため、ルーフアーチの成形性が良好になると共に、サイドコンプをルーフコンプに向けて車幅方向に移動し、レール側結合部をアーチ側結合部に突き当てて車幅方向位置を決定した後に、ルーフコンプを上下移動して位置調整することができるようになるため、ルーフコンプの下方への移動とサイドコンプの車幅方向内側への移動を同時に行う必要がなくなり、両者の組み付け作業が簡便になる。
また、前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナは、前記前側レールフランジ部と前記後側レールフランジ部との間に設けられる互いの結合部を介して結合されているように構成するのが好ましい。
従来技術(特許文献2に記載の発明)では、ルーフサイドレールとルーフアーチとの交差部分であって、ルーフサイドインナとルーフサイドスティフナとの間には、エクステンション部材が設けられているため、当該交差部分において、ルーフサイドインナとルーフサイドスティフナとを直接結合できず、ルーフサイドレールの閉断面剛性が低下していた。
そこで、ルーフサイドレールとルーフアーチとの交差部分である前側レールフランジ部と後側レールフランジ部との間において、結合部が設けられており、この結合部を介して、ルーフサイドインナ及びルーフサイドスティフナが結合されることにより、当該交差部分においても、ルーフサイドインナとルーフサイドスティフナとを直接結合できるため、ルーフサイドレールの閉断面剛性が高まる。
また、前記サイドコンプは、前記ルーフサイドレールに上端部が結合されるピラーを含み、前記ピラーの上端部は、前記アーチ側結合部及び前記レール側結合部と車幅方向で重なる位置まで延在すると共に、前記アーチ側結合部及び前記レール側結合部と一体的に結合されるように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、ルーフサイドレール、ピラー、及びルーフアーチを一体的に結合するため、結合点数を少なくできると共に、ルーフサイドレール、ピラー、及びルーフアーチの交差部分における剛性が高まる。
前記課題を解決するため本発明は、車体の左右両側に設けられ、車体側部を構成する一対のサイドコンプと、一対の前記サイドコンプの間に配置されたルーフアーチと前記ルーフアーチの上部に取り付けられ、車体上面を構成するルーフパネルとを含むルーフコンプと、を備え、前記サイドコンプは、車体の上部側縁に配置され、前後方向に延在するルーフサイドレールを含み、前記ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有しており、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部は、前記載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置して前記ルーフサイドレールに結合され、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置された車体構造の組み付け方法であって、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部と前記ルーフパネルの車幅方向外側端部との間に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する第1工程と、前記載置部に対して前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する第2工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ルーフアーチの車幅方向外側端部は、ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置され、ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有することにより、予め一体的に組み付けられたルーフアーチとルーフパネルとの間にルーフサイドレールの載置部を車幅方向外側から配置した後、当該載置部にルーフパネルを上方から載置するだけでサイドコンプに対してルーフコンプを簡易に組み付けることができるため、組付時の作業性がよく、組み付け作業の自動化が容易になる。
また、本発明によれば、ルーフアーチの車幅方向外側端部は、載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置してルーフサイドレールに直接結合されるため、ルーフアーチの断面形状を潰す必要がなくなり、断面形状が潰れた部分を有する従来技術(特許文献1に記載の発明)に比較して、強度・剛性が高まる。更に、本発明によれば、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる必要がなくなるため、その分結合点数を減少させることができる。その結果、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる従来技術(特許文献2に記載の発明)に比較して、高い強度・剛性を確保できる。
また、前記サイドコンプに対して前記ルーフコンプが上方にオフセットした位置で、かつ前記ルーフコンプの車幅方向外側端部に対して前記サイドコンプの載置部の車幅方向内側端部が車幅方向外側にオフセットした位置を開始位置としたときに、前記第1工程は、前記サイドコンプに対して前記ルーフコンプを下方に相対的に移動させることにより、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部と前記ルーフアーチの車幅方向外側端部との間に対して車幅方向で重なる位置に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する落し込み工程と、前記落し込み工程の後、前記サイドコンプを車幅方向内側に移動させることにより、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部と前記ルーフアーチの車幅方向外側端部との間に対して上下方向で重なる位置に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する差し込み工程と、を含むように構成するのが好ましい。
かかる構成によれば、サイドコンプに対してルーフアーチ及びルーフパネルを上方から載置する従来技術(特許文献2に記載の発明)に比較して、落し込み工程及び差し込み工程の2工程を追加するだけで強度・剛性を好適に確保できる車体構造を組み付けることができる。すなわち、従来の組付工程を大幅に変更しなくても、強度・剛性を好適に確保できる車体構造を組み付けることができ、組立ライン上の設備や作業者の作業姿勢を大幅に変更する必要がないため、組付工程数が増加しても製造コストの増加及び作業者の作業負荷の増加を抑制できる。
本発明によれば、組付時の作業性がよく、組み付け作業の自動化が容易になり、かつ強度・剛性を好適に確保できる車体構造及び車体構造の組み付け方法を提供することができる。
実施形態に係る車体構造を示す概略斜視図である。 図1のX方向から見た状態を示す斜視図である。 ルーフサイドレール、ルーフアーチ、及びルーフパネルを示す一部破断分解斜視図である。 図2のI−I線断面図である。 図2のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 (a)は、実施形態に係る車体構造を示す平面図であり、(b)は、(a)のV−V線断面図である。 (a)乃至(c)は、実施形態に係る車体構造の組付工程を説明するための図4相当の断面図であり、(d)乃至(f)は、実施形態に係る車体構造の組付工程を説明するための図5相当の断面図である。 実施形態に係る車体構造の他の組付工程を示す断面図である。 (a)は、変形例に係る車体構造のサイドレール及びルーフアーチを示す一部破断分解斜視図であり、(b)は、変形例に係る車体構造の前後方向に沿って切断した縦断面図である。 (a)は、他の変形例に係る車体構造のサイドレール及びルーフアーチを示す一部破断分解斜視図であり、(b)は、変形例に係る車体構造の車幅方向に沿って切断した縦断面図である。 (a)は、ルーフサイドインナ、アーチロア、及びセンターピラーの交差部分を車内側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のVI−VI線断面図である。 (a)は、特許文献1の従来例の車体構造を一部破断して示す車幅方向に沿って切断した縦断面図であり、(b)は、特許文献1の発明の車体構造を一部破断して示す車幅方向に沿って切断した縦断面図である。 (a)は、特許文献2の発明の車体構造を示す平面図であり、(b)は、(a)のVII−VII線断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、説明において方向を示すときは、車両の前後左右上下を基準にして説明する。なお、「車幅方向」と「左右方向」は同義である。
図1は、実施形態に係る車体構造1を示す概略斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の車体構造1は、車体の左右両側に設けられ車体側部を構成する一対のサイドコンプ2,2と、車体上部を構成するルーフコンプ3とを連結するための構造である。
なお、サイドコンプ2,2は、左右対称となっているため、以下の説明においては左側のサイドコンプ2のみを説明し、右側のサイドコンプ2の説明は省略する。
サイドコンプ2は、図1に示すように、車体の上部側縁に沿って前後方向に延設されたルーフサイドレール20と、ルーフサイドレール20の前端部に連結され斜め下前方に延設されたフロントピラー2Aと、ルーフサイドレール20の中間部に上端が連結されたセンターピラー2Bと、ルーフサイドレール20の後端部に連結されやや斜め下後方に延設されたリアピラー2Cと、を主に備える。サイドコンプ2は、その他にも、センターピラー2Bの下端部が連結されるサイドシル2D、図示しないドアが開閉自在に設けられるドア開口部2E等を備える。
図2は、図1のX方向から見た状態を示す斜視図である。図3は、ルーフサイドレール20、ルーフアーチ4、及びルーフパネル5を示す一部破断分解斜視図である。図4は、図2のI−I線断面図であり、図5は、図2のII−II線断面図である。図6は、図2のIII−III線断面図であり、図7は、図3のIV−IV線断面図である。図8(a)は、実施形態に係る車体構造1を示す平面図であり、(b)は、(a)のV−V線断面図である。なお、図面中の黒丸は、溶接点Pを示す。
ルーフサイドレール20は、図4に示すように、ルーフサイドインナ21と、ルーフサイドスティフナ22と、ルーフサイドアウタ23と、を有する。また、ルーフサイドレール20は、図3に示すように、前側レールフランジ部24と、後側レールフランジ部25と、載置部26と、を有する。
ルーフサイドインナ21、ルーフサイドスティフナ22、及びルーフサイドアウタ23は、鋼板やアルミ板等の金属製の板材をプレス成形してそれぞれ形成されている。
前側レールフランジ部24及び後側レールフランジ部25は、請求の範囲でいう「第2フランジ部」に相当する。
ルーフサイドインナ21は、図3乃至図5に示すように、複数箇所を曲折成形された板状のルーフサイドインナ本体21a(図4、図5参照)と、ルーフサイドインナ本体21aの上部に形成された上側接合フランジ部21b(図4、図5参照)と、ルーフサイドインナ本体21aの下部に形成された下側接合フランジ部21c(図4、図5参照)と、上側接合フランジ部21bから車幅方向内側に延出する前側フランジ部21d(図3参照)と、前側フランジ部21dに対して後方に所定間隔離間して設けられ、上側接合フランジ部21bから車幅方向内側に延出する後側フランジ部21e(図3参照)と、を有する。
ルーフサイドインナ本体21aは、図4に示すように、上側接合フランジ部21bの車幅方向外側の端部から下方に延出形成された結合部21fを有する。レール側結合部たる結合部21fは、後記するアーチロア41にボルトBで結合する部分である。結合部21fは、鉛直方向(上下方向)に沿って延在する。結合部21fには、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔21gが貫通して形成されており、このボルト挿通孔21gの裏側(車幅方向外側)にはナットNが溶接で接合されている。
載置部26の一部を構成する上側接合フランジ部21bは、図4、図5に示すように、車幅方向に所定幅を有し且つ前後方向に沿って延在しており、ルーフサイドスティフナ22及びルーフサイドアウタ23に溶接で接合される部分である。上側接合フランジ部21bのうち、前側フランジ部21d及び後側フランジ部21eの間の部分には、図3及び図7に示すように(特に図7に示すように)、結合部21hが車幅方向内側に延出形成されている。
下側接合フランジ部21cは、図4、図5に示すように、車幅方向外側に曲折された段部21nの下端部から左斜め下方に延出され、ルーフサイドスティフナ22及びルーフサイドアウタ23に溶接で接合される部分である。
前側レールフランジ部24を構成する前側フランジ部21dは、図2に示すように、上側接合フランジ部21bの車幅方向内側の端部から右斜め上方に延出する延出部21iと、延出部21iの上端部から車幅方向内側に延出する支持部21jと、を有する。
後側レールフランジ部25の一部を構成する後側フランジ部21eは、図5に示すように、上側接合フランジ部21bの車幅方向内側の端部から右斜め上方に延出する延出部21kと、延出部21kの上端部から車幅方向内側に延出する支持部21lと、を有する。支持部21lには、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔21mが貫通して形成されている。
ルーフサイドスティフナ22は、図3乃至図5に示すように、ルーフサイドレール20を補強するための部材であり、複数箇所を曲折成形された板状のルーフサイドスティフナ本体22a(図4参照)と、ルーフサイドスティフナ本体22aの上部に形成された上側接合フランジ部22b(図4、図5参照)と、ルーフサイドスティフナ本体22aの下部に形成された下側接合フランジ部22c(図4、図5参照)と、上側接合フランジ部22bから車幅方向内側に延出するフランジ部22d(図5参照)と、を有する。
ルーフサイドスティフナ本体22aは、上側接合フランジ部22b及び下側接合フランジ部22cを介して、ルーフサイドインナ21に溶接で接合されている。これにより、ルーフサイドインナ21とルーフサイドスティフナ22によって、閉断面K1が形成されている。
載置部26の一部を構成する上側接合フランジ部22bは、図4、図5に示すように、車幅方向に所定幅を有し且つ前後方向に沿って延在しており、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドアウタ23に溶接で接合される部分である。上側接合フランジ部22bのうち、フランジ部22dの前方の部分には、図3及び図7に示すように(特に図7に示すように)、結合部22eが車幅方向内側に延出形成されている。結合部22eは、ルーフサイドインナ21の結合部21hの上面に当接して溶接で接合されている。
下側接合フランジ部22cは、図4、図5に示すように、車幅方向外側に曲折された段部22fの下端部から左斜め下方に延出され、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドアウタ23に溶接で接合される部分である。
後側レールフランジ部25の一部を構成するフランジ部22dは、図3、図5に示すように、上側接合フランジ部22bの車幅方向内側の端部から右斜め上方に延出する延出部22gと、延出部22gの上端部から車幅方向内側に延出する支持部22hと、を有する。支持部22hには、図5に示すように、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔22iが貫通して形成されている。
ルーフサイドアウタ23は、図3乃至図5に示すように、複数箇所を曲折成形された板状のルーフサイドアウタ本体23a(図4、図5参照)と、ルーフサイドアウタ本体23aの上部に形成された上側接合フランジ部23b(図4、図5参照)と、ルーフサイドアウタ本体23aの下部に形成された下側接合フランジ部23c(図4、図5参照)と、を有する。
ルーフサイドアウタ本体23aは、上側接合フランジ部23b及び下側接合フランジ部23cを介して、ルーフサイドスティフナ22に溶接で接合されている。これにより、ルーフサイドスティフナ22とルーフサイドアウタ23によって、閉断面K2が形成されている。
載置部26の一部を構成する上側接合フランジ部23bは、図4、図5に示すように、車幅方向に所定幅を有し且つ前後方向に沿って延在しており、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22に溶接で接合される部分である。
下側接合フランジ部23cは、図4、図5に示すように、車幅方向外側に曲折された段部23dの下端部から左斜め下方に延出され、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22に溶接で接合される部分である。
前側レールフランジ部24は、図2、図3に示すように、前側フランジ部21dからなる。すなわち、本実施形態の前側レールフランジ部24は、ルーフサイドインナ21の1部材で形成されており、後記するアーチアッパ42の前側アーチフランジ部43及びルーフパネル5に溶接で一体的に接合されている(図8(a),(b)参照)。これにより、ルーフサイドインナ21、アーチアッパ42、及びルーフパネル5の3枚結合となり、十分に結合できるため、両者の結合強度を高めることができる。また、前側レールフランジ部24は、後記するように組付時に前側アーチフランジ部43の下面に当接して係止する係止部として機能する。
後側レールフランジ部25は、図3、図5に示すように、後側フランジ部21e及びフランジ部22dからなる。すなわち、本実施形態の後側レールフランジ部25は、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22の2部材で形成されている。これにより、後側レールフランジ部25の強度を高めることができる。後側レールフランジ部25は、後記するルーフアーチ4の後側アーチフランジ部44に当接してボルトBで接合されている。また、後側レールフランジ部25は、後記するように組付時に後側アーチフランジ部44の下面に当接して係止する係止部として機能する。
載置部26は、図4、図5に示すように、後記するルーフパネル5を載置するための車幅方向に所定幅を有し且つ前後方向に沿って延在する部分である。載置部26は、上側接合フランジ部21b,22b,23bを上下に重ね合わせて溶接で接合することによって形成されている。
図1に戻り、ルーフコンプ3は、一対のサイドコンプ2,2間に配置され、前後方向に互いに間隔を空けて設けられた複数のルーフアーチ4,4と、このルーフアーチ4の上方に配置され、車体上面を構成するルーフパネル5と、を主に有する。
なお、本実施形態では、本発明の車体構造1を、最も前方に位置するルーフアーチ4とサイドコンプ2との連結部分に適用した場合を例にして説明する。また、ルーフコンプ3は、左右対称となっているため、以下の説明においては左側のみを説明し、右側の説明は省略する。
ルーフアーチ4は、車幅方向に延設され、ルーフパネル5を含む車体上部を補強するための部材である。ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aは、図4に示すように、ルーフパネル5の端部5Aよりも下方に離間して配置され、かつ載置部26の車幅方向内側の端部26Aよりも車幅方向外側に位置している。
ルーフアーチ4は、図3に示すように、アーチロア41と、アーチアッパ42と、前側アーチフランジ部43と、後側アーチフランジ部44と、を有する。アーチロア41及びアーチアッパ42は、鋼板やアルミ板等の金属製の板材をプレス成形してそれぞれ形成されている。前側アーチフランジ部43及び後側アーチフランジ部44は、請求の範囲でいう「第1フランジ部」に相当する。
アーチロア41は、図3及び図6に示すように、上向きに開口する凹溝状のアーチロア本体41aと、アーチロア本体41aの前端部41eの上端部から前方に延出する前側フランジ部41bと、アーチロア本体41aの後端部41fの上端部から後方に延出する後側フランジ部41cと、アーチロア本体41aの車幅方向外側の端部41gから下方に延出する側方フランジ部41dと、を有する。
アーチロア本体41aは、図3に示すように、左右方向に長尺に形成された平面視略長方形状を呈する部分である。アーチロア本体41aの車幅方向外側の端部41gは、前側フランジ部41b及び後側フランジ部41cよりも下方に位置する。換言すると、前側フランジ部41b及び後側フランジ部41cは、端部41gに対して上方にオフセットした位置に形成されている。アーチロア本体41aの前端部41eは、斜め上前方に延在する壁状の部分であり、後端部41fは、斜め上後方に延在する壁状の部分である(図6参照)。
前側フランジ部41bは、図3に示すように、前後方向に所定幅を有し且つ車幅方向に沿って延在しており、アーチアッパ42に溶接で接合される部分である。前側フランジ部41bの車幅方向外側の端部41hは、図2に示すように、ルーフサイドレール20の前側フランジ部21dに対して車幅方向内側に離間しており、上下に重ならない位置に配置されている。
後側アーチフランジ部44の一部を構成する後側フランジ部41cは、図3に示すように、前後方向に所定幅を有し且つ車幅方向に沿って延在しており、アーチアッパ42に溶接やボルトBで接合される部分である。後側フランジ部41cの車幅方向外側の端部41iは、他の部位に比較して前後に幅広に形成されており、後側レールフランジ部25に上下に対応する位置に配置されている。
側方フランジ部41dは、図3に示すように、アーチロア本体41aの車幅方向外側の端部41gを下方に曲折して形成され、上下方向に沿って延在する部分である。側方フランジ部41dの前後端部には、他の部位に比較して上下に幅広な結合部41k,41kが形成されている。アーチ側結合部たる結合部41kには、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔41lが貫通して形成されている。結合部41kは、図4に示すように、ルーフサイドインナ21の結合部21fに対して平行に延在し、当該結合部21fの車幅方向内側に当接してボルトBで接合されている。
アーチアッパ42は、図3及び図6に示すように、下向きに開口する凹溝状のアーチアッパ本体42aと、アーチアッパ本体42aの前端部42fの下端部から前方に延出する前側フランジ部42bと、アーチアッパ本体42aの後端部42gの下端部から後方に延出する後側フランジ部42cと、後側フランジ部42cから車幅方向外側に延出するフランジ延長部42dと、アーチアッパ本体42aの車幅方向の略全長に亘って形成されたビード42eと、を有する。
アーチアッパ本体42aは、図3に示すように、左右方向に長尺に形成された平面視略長方形状を呈する部分である。アーチアッパ本体42aは、図6に示すように、前側フランジ部42b及び後側フランジ部42cを介して、アーチロア41に溶接及びボルトB(図5参照)で接合されている。これにより、アーチロア41とアーチアッパ42によって、閉断面K3が形成されている。アーチアッパ本体42aの前端部42fは、斜め下前方に延在する壁状の部分であり、後端部42gは、斜め下後方に延在する壁状の部分である。
アーチアッパ本体42aの車幅方向外側の端部42hは、図3に示すように、前側フランジ部42b及び後側フランジ部42cよりも下方に位置する。換言すると、前側フランジ部42b及び後側フランジ部42cは、端部42hに対して上方にオフセットした位置に形成されている。
端部42hには、車幅方向外側に向かうにつれて下側に傾斜する傾斜壁部42iと、この傾斜壁部42iの下端部から車幅方向外側に延出する底壁部42jと、傾斜壁部42iの途中から車幅方向外側に延出し、底壁部42jの前後方向の中央であって当該底壁部42jよりも高い位置に配置された上壁部42kと、上壁部42kの前後端部と底壁部42jとを繋ぐ段部42l,42lとが形成されている。端部42hは、図4に示すように、アーチロア本体41aの端部41gの上面に当接して溶接で接合されている。なお、端部41g,42hは、ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aを構成している。
前側アーチフランジ部43を構成する前側フランジ部42bは、図3に示すように、前後方向に所定幅を有し且つ車幅方向に沿って延在しており、アーチロア41に溶接で接合される部分である。前側フランジ部42bの車幅方向外側の端部42mは、図2に示すように、前側フランジ部21dに上下に対応する位置に配置されている。
後側アーチフランジ部44の一部を構成する後側フランジ部42cは、図3に示すように、前後方向に所定幅を有し且つ車幅方向に沿って延在しており、アーチロア41に溶接やボルトBで接合される部分である。後側フランジ部42cの車幅方向外側の端部42nは、他の部位に比較して前後に幅広に形成されており、後側レールフランジ部25及び後側フランジ部41cに上下に対応する位置に配置されている。端部42nには、図5に示すように、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔42oが貫通して形成されており、このボルト挿通孔42oの裏側(上側)にはナットNが溶接で接合されている。
フランジ延長部42dは、図3に示すように、後側フランジ部42cの端部42nから左斜め下方に延出する段部42pの端部を、車幅方向外側に曲折して形成され、車幅方向に沿って延在する部分である。フランジ延長部42dは、後側フランジ部42cよりも低い位置に配置され、かつアーチアッパ本体42aの端部42hよりも外側に突出している。フランジ延長部42dは、図5に示すように、ルーフパネル5(フランジ部52)の下面に当接して溶接で接合されている。これにより、組付時にルーフアーチ4とルーフパネル5の位置決めを正確に行うことができるようになっており、両者の相対的な位置精度が向上する。
図3に戻り、ビード42eは、アーチアッパ42の剛性を高めるための補強構造である。ビード42eは、上側に凸状となるように形成されており、前後に離間して2つ設けられている。
前側アーチフランジ部43は、図2、図3に示すように、アーチロア41の前側フランジ部41bの車幅方向外側の端部41hが、ルーフサイドレール20の前側フランジ部21dに対して上下に重ならない位置に配置され、アーチアッパ42の前側フランジ部42bの車幅方向外側の端部42mが、前側フランジ部21dに上下に対応する位置に配置されることで、前側フランジ部42bからなる。すなわち、本実施形態の前側アーチフランジ部43は、アーチアッパ42の1部材で形成されており、前側レールフランジ部24の上面及びルーフパネル5の下面に当接して溶接で一体的に接合されている(図8(a),(b)参照)。また、前側アーチフランジ部43は、後記するように組付時に前側レールフランジ部24の上面に当接して係止される。これにより、組付時にサイドコンプ2に対するルーフコンプ3の下方への相対的な移動が規制されるようになっている。
後側アーチフランジ部44は、図3、図5に示すように、アーチロア41の後側フランジ部41cの車幅方向外側の端部41iと、アーチアッパ42の後側フランジ部42cの車幅方向外側の端部42nとが、後側レールフランジ部25に上下に対応する位置に配置されることで、後側フランジ部41c及び後側フランジ部42cからなる。すなわち、本実施形態の後側アーチフランジ部44は、アーチロア41及びアーチアッパ42の2部材で形成されている。これにより、後側アーチフランジ部44の強度を高めることができる。後側アーチフランジ部44は、後側レールフランジ部25の上面に当接してボルトBで接合されている。また、後側アーチフランジ部44は、後記するように組付時に後側レールフランジ部25の上面に当接して係止される。これにより、組付時にサイドコンプ2に対するルーフコンプ3の下方への相対的な移動が規制されるようになっている。
図1に戻り、ルーフパネル5は、車体の上面を構成する部材であり、鋼板やアルミ板等の金属製の板材をプレス成形して形成されている。ルーフパネル5は、前後方向に長尺に形成された平面視略長方形状を呈しており、ルーフアーチ4,4の上方に配置されている。ルーフパネル5の車幅方向外側の端部5Aには、図3に示すように、下方に曲折して形成され、上下方向に沿って延在する段部51と、段部51の下端部を車幅方向外側に曲折して形成され、車幅方向に所定幅を有し且つ前後方向に沿って延在するフランジ部52と、が形成されている。
フランジ部52は、ルーフサイドレール20の載置部26に載置されると共に(図4参照)、フランジ延長部42dの上面に当接して溶接で接合されている(図5参照)。
この場合、載置部26は、図4に示すように、ルーフアーチ4の端部4Aとルーフパネル5の端部5Aとの間に配置された状態で端部5Aを載置する。このとき、前側アーチフランジ部43は、前側レールフランジ部24の上面に当接し(図2参照)、後側アーチフランジ部44は、後側レールフランジ部25の上面に当接する(図5参照)。
また、図8(a),(b)に示すように、ルーフパネル5の前端部5Bは、ルーフアーチ4の前端部(前側フランジ部41b,42b)に上下に対応する位置に配置されている。図8(b)に示すように、ルーフパネル5の前端部5Bの車幅方向外側の端部5Bは、前側レールフランジ部24及び前側アーチフランジ部43に溶接で一体的に接合されている。
本実施形態に係る車体構造1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、図1乃至図9を適宜参照して、その組み付け方法について説明する。
なお、図9(a)乃至(c)は、実施形態に係る車体構造1の組付工程を説明するための図4相当の断面図であり、(d)乃至(f)は、実施形態に係る車体構造1の組付工程を説明するための図5相当の断面図である。
はじめに、ルーフサイドレール20やフロントピラー2A等を組み付けた一対のサイドコンプ2,2を予め用意する。この場合、図4、図5に示すように、ルーフサイドインナ21、ルーフサイドスティフナ22、及びルーフサイドアウタ23は、上側接合フランジ部21b−23b及び下側接合フランジ部21c−23cを介して、溶接で一体的に接合される。また、図7に示すように、ルーフサイドインナ21とルーフサイドスティフナ22は、結合部21h及び結合部22eを介して、溶接で一体的に接合される。
一方、ルーフアーチ4とルーフパネル5を組み付けたルーフコンプ3を予め用意する。この場合、図6に示すように、アーチロア41とアーチアッパ42は、前側フランジ部41b,42b及び後側フランジ部41c,42cを介して、溶接で一体的に接合される。また、図5に示すように、ルーフアーチ4とルーフパネル5は、フランジ延長部42d及びフランジ部52を介して、溶接で一体的に接合される。
次に、前記サイドコンプ2及びルーフコンプ3を組み付ける際には、図9(a)の破線で示すように、サイドコンプ2に対してルーフコンプ3が上方にオフセットした位置で、かつルーフコンプ3の車幅方向外側の端部4A,5Aに対して載置部26の車幅方向内側の端部26Aが車幅方向外側にオフセットした位置を開始位置とする。
そして、図9(a)に示すように、サイドコンプ2に対してルーフコンプ3を下方に相対的に移動させ、ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aとルーフパネル5の車幅方向外側の端部5Aとの間に対して車幅方向で重なる位置にルーフサイドレール20の載置部26を配置する(落し込み工程,第1工程)。
このとき、図9(d)に示すように、ルーフサイドレール20の後側レールフランジ部25は、ルーフアーチ4のフランジ延長部42d及びルーフパネル5のフランジ部52の下方に位置している。
続いて、図9(b)に示すように、ルーフコンプ3に対してサイドコンプ2を車幅方向内側に移動させ、ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aとルーフパネル5の車幅方向外側の端部5Aとの間に対して上下方向で重なる位置にルーフサイドレール20の載置部26を配置する(差し込み工程,第1工程)。
このとき、図9(b)に示すように、ルーフアーチ4の結合部41kに対してルーフサイドインナ21の結合部21fが当接する。これにより、ルーフコンプ3に対するサイドコンプ2の車幅方向内側への移動が規制される。
また、図9(e)に示すように、ルーフサイドレール20の後側レールフランジ部25は、ルーフアーチ4の後側アーチフランジ部44の下方に位置する。
更に、ルーフサイドレール20の前側レールフランジ部24は、ルーフアーチ4の前側アーチフランジ部43の下方に位置する(図8(b)参照)。
続いて、図9(c)に示すように、サイドコンプ2に対してルーフコンプ3を下方に相対的に移動させ、ルーフサイドレール20の載置部26に対してルーフパネル5のフランジ部52を載置する(載置工程,第2工程)。
このとき、図9(f)に示すように、ルーフアーチ4の後側アーチフランジ部44は、ルーフサイドレール20の後側レールフランジ部25に当接して係止される。
また、ルーフアーチ4の前側アーチフランジ部43は、ルーフサイドレール20の前側レールフランジ部24に当接して係止される(図8(b)参照)。
したがって、ルーフパネル5がルーフサイドレール20に載置され、かつルーフアーチ4がルーフサイドレール20に当接して係止されるため、サイドコンプ2に対するルーフコンプ3の下方への移動が規制される。
この状態で、図9(c)に示すように、結合部41kのボルト挿通孔41lと、結合部21fのボルト挿通孔21gにボルトBを挿通してナットNに螺合することにより、両者を接合する(接合工程、第3工程)。
また、図9(f)に示すように、後側アーチフランジ部44のボルト挿通孔41j,41lと、後側レールフランジ部25のボルト挿通孔21m,22iにボルトBを挿通してナットNに螺合することにより、両者を接合する。
更に、ルーフパネル5の前端部5Bの車幅方向外側の端部5Bと、ルーフアーチ4の前側アーチフランジ部43と、ルーフサイドレール20の前側レールフランジ部24とを溶接で一体的に接合する(図8(b)参照)。
なお、本実施形態の組み付け方法は、落し込み工程及び差し込み工程を含んでいるが、図10に示すように、ルーフコンプ3に対してサイドコンプ2を車幅方向内側の斜め上方に相対的に移動させ、ルーフアーチ4の端部4Aとルーフパネル5の端部5Aとの間に対して上下方向で重なる位置にルーフサイドレール20の載置部26を配置することにより、落し込み工程を省略してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aは、ルーフパネル5の車幅方向外側の端部5Aから下方に離間した位置に配置され、ルーフサイドレール20は、車幅方向内側に延出し、かつルーフパネル5の車幅方向外側の端部5Aを載置する載置部26を有することにより、予め一体的に組み付けられたルーフアーチ4とルーフパネル5との間にルーフサイドレール20の載置部26を車幅方向外側から配置した後、当該載置部26にルーフパネル5を上方から載置するだけでサイドコンプ2に対してルーフコンプ3を簡易に組み付けることができるため、組付時の作業性がよく、組み付け作業の自動化が容易になる。
本実施形態では、ルーフサイドレール20及びルーフアーチ4は、互いに当接してルーフアーチ4の下方移動を規制する前側レールフランジ部24、後側レールフランジ部25、前側アーチフランジ部43、及び後側アーチフランジ部44を有し、ルーフサイドレール20に対するルーフアーチ4の上下方向の位置決めを行うことができるため、載置部26でルーフパネル5を支えつつ、前側レールフランジ部24等でルーフアーチ4を支えることができるため、サイドコンプ2に対してルーフコンプ3を安定して組み付けることができる。
特に、本実施形態によれば、サイドコンプ2に対してルーフアーチ4及びルーフパネル5を上方から載置する従来技術(特許文献2に記載の発明)に比較して、落し込み工程及び差し込み工程の2工程を追加するだけで強度・剛性を好適に確保できる車体構造1を組み付けることができる。すなわち、従来の組付工程を大幅に変更しなくても、強度・剛性を好適に確保できる車体構造1を組み付けることができ、組立ライン上の設備や作業者の作業姿勢を大幅に変更する必要がないため、組付工程数が増加しても製造コストの増加及び作業者の作業負荷の増加を抑制できる。
また、本実施形態によれば、ルーフアーチ4の車幅方向外側の端部4Aは、載置部26の車幅方向内側の端部26Aよりも車幅方向外側に位置し、かつ結合部41kを介してルーフサイドレール20の結合部21fに直接結合されるため、ルーフアーチ4の断面形状を潰す必要がなくなり、断面形状が潰れた部分を有する従来技術(特許文献1に記載の発明)に比較して、強度・剛性が高まる。
更に、本実施形態によれば、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる必要がなくなるため、その分結合点数を減少させることができる。その結果、エクステンション部材及びピラーリインフォース部材を用いる従来技術(特許文献2に記載の発明)に比較して、高い強度・剛性を確保できる。
本実施形態によれば、前側レールフランジ部24をルーフサイドインナ21のみで形成し、かつ前側アーチフランジ部43をアーチアッパ42のみで形成するため、ルーフサイドインナ21、アーチアッパ42、及びルーフパネル5の3枚結合となり、前側アーチフランジ部43をアーチロア41及びアーチアッパ42の両方で形成する場合や前側レールフランジ部24をルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22の両方で形成する場合に比較して、結合点数を減少させ、結合部分における結合強度を高めることができる。
本実施形態によれば、後側レールフランジ部25をルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22の両方で形成するため、後側レールフランジ部25の強度を高めることができる。
また、後側アーチフランジ部44をアーチロア41及びアーチアッパ42の両方で形成するため、後側アーチフランジ部44の強度を高めることができる。
本実施形態によれば、ルーフサイドレール20とルーフアーチ4との交差部分である前側レールフランジ部24と後側レールフランジ部25との間には、結合部21h,22eが設けられており、この結合部21h,22eを介して、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22が接合されることにより、当該交差部分においても、ルーフサイドインナ21とルーフサイドスティフナ22とを直接結合できるため、ルーフサイドレール20の閉断面剛性が高まる。
本実施形態によれば、ルーフサイドレール20及びルーフアーチ4の両方に前側レールフランジ部24や前側アーチフランジ部43等が形成されるため、ルーフサイドレール20及びルーフアーチ4の一方のみにフランジ部を形成した場合に比較して、前側レールフランジ部24や前側アーチフランジ部43等の形状を簡略化でき、前側レールフランジ部24や前側アーチフランジ部43等の成形性が向上する。
本実施形態によれば、結合部41kが鉛直方向に沿って延在し、かつ結合部21fが結合部41kに対して平行に延在することにより、両者の合わせ面が鉛直になるため、ルーフアーチ4の成形性が良好になる。また、サイドコンプ2をルーフコンプ3に向けて車幅方向に移動し、結合部21fを結合部41kに突き当てて車幅方向位置を決定した後に、ルーフコンプ3を上下移動して位置調整することができるようになるため、ルーフコンプ3の下方への移動とサイドコンプ2の車幅方向内側への移動を同時に行う必要がなくなり、両者の組み付け作業が簡便になる。
本実施形態によれば、ルーフアーチ4が、ルーフパネル5のフランジ部52に結合するフランジ延長部42dを有することにより、ルーフアーチ4とルーフパネル5とを組み付ける際に両者の位置決めを正確に行うことができるため、両者の相対的な位置精度が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態では、本発明の車体構造1を、最も前方に位置するルーフアーチ4とサイドコンプ2との連結部分に適用した場合を例にして説明したが、中央に位置するルーフアーチ4や後方に位置するルーフアーチ4に適用可能であるのは勿論である。
また、本実施形態では、前側レールフランジ部24を、ルーフサイドインナ21の一部材で形成したが、本発明はこれに限定されることなく、ルーフサイドスティフナ22の一部材で形成してもよいし、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22の二部材で形成してもよい。
また、本実施形態では、後側レールフランジ部25を、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22の二部材で形成したが、本発明はこれに限定されることなく、ルーフサイドインナ21及びルーフサイドスティフナ22のいずれか一方の部材で形成してもよい。
また、本実施形態では、前側アーチフランジ部43を、アーチアッパ42の一部材で形成したが、本発明はこれに限定されることなく、アーチロア41の一部材で形成してもよいし、アーチロア41及びアーチアッパ42の二部材で形成してもよい。
また、本実施形態では、後側アーチフランジ部44を、アーチロア41及びアーチアッパ42の二部材で形成したが、本発明はこれに限定されることなく、アーチロア41及びアーチアッパ42のいずれか一方の部材で形成してもよい。
また、図11(a)に示すように、後側フランジ部41c及び後側フランジ部42cの車幅方向外側の端部41i,42nを省略する一方、ルーフサイドインナ21の前側フランジ部21d及び後側フランジ部21eの構成を変更してもよい。なお、図11(a)は、変形例に係る車体構造1のルーフサイドレール20及びルーフアーチ4を示す一部破断分解斜視図であり、(b)は、変形例に係る車体構造1の前後方向に沿って切断した縦断面図である。
図11(a)に示すように、変形例に係る前側フランジ部21dは、ルーフアーチ4の端部4Aに対して前方に所定間隔離間して設けられ、車幅方向内側に延出する延出部21dと、この延出部21dの延出端から後方に延出してルーフアーチ4の下方まで至る支持部21dと、を有する。また、後側フランジ部21eは、ルーフアーチ4の端部4A(延出部21d)に対して後方に所定間隔離間して設けられ、車幅方向内側に延出する延出部21eと、この延出部21eの延出端から前方に延出してルーフアーチ4の下方まで至る支持部21eと、を有する。
図11(b)に示すように、支持部21dは、アーチロア41の前側フランジ部41bに当接して係止する係止部として機能する。また、支持部21eは、アーチロア41の後側フランジ部41cに当接して係止する係止部として機能する。このようにすると、ルーフサイドレール20とルーフアーチ4とを当接させるフランジ部が、ルーフサイドレール20にのみ形成されるため、ルーフアーチ4にもフランジ部を形成した場合に比較して、ルーフアーチ4の形状を簡略化でき、ルーフアーチ4の成形性が向上する。
また、図12(a)に示すように、前側フランジ部21d、後側フランジ部21e、及びフランジ部22dを省略する一方、アーチアッパ42の前側フランジ部42b及び後側フランジ部42cの構成を変更してもよい。なお、図12(a)は、他の変形例に係る車体構造1のルーフサイドレール20及びルーフアーチ4を示す一部破断分解斜視図であり、(b)は、変形例に係る車体構造1の車幅方向に沿って切断した縦断面図である。
図12(a)に示すように、変形例に係る前側フランジ部42bは、他の部位に比較して前方に延出する延出部42bと、この延出部42bの延出端から車幅方向外側に延出してルーフアーチ4の上方まで至る支持部42bと、を有する。また、後側フランジ部42cは、他の部位に比較して後方に延出する延出部42cと、この延出部42cの延出端から車幅方向内側に延出してルーフアーチ4の上方まで至る支持部42cと、を有する。各延出部42b,42cは、アーチアッパ本体42aの車幅方向外側の端部42h(詳しくは端部42hの端縁)に対して車幅方向内側に所定間隔離間して設けられている。
図12(b)に示すように、支持部42b,42cは、ルーフサイドアウタ23の上側接合フランジ部23bの上面に当接して係止されている。このようにすると、ルーフサイドレール20とルーフアーチ4とを当接させるフランジ部が、ルーフアーチ4にのみ形成されるため、ルーフサイドレール20にもフランジ部を形成した場合に比較して、ルーフサイドレール20の形状を簡略化でき、ルーフサイドレール20の成形性が向上する。
また、図13(a)、(b)に示すように、ルーフサイドインナ21の結合部21fと、アーチロア41の結合部41kと、センターピラー2Bのセンターピラーインナ2Bと、をボルトBで一体的に結合してもよい。なお、図13(a)は、ルーフサイドインナ21、アーチロア41、及びセンターピラー2Bの交差部分を車内側から見た斜視図であり、(b)は、(a)のVI−VI線断面図である。また、本変形例では、中央に位置するルーフアーチ4(図1参照)とサイドコンプ2との連結部分に適用した場合を例にして説明する。
図13(b)に示すように、センターピラー2Bの一部を構成するセンターピラーインナ2Bの上端部2Bは、ルーフサイドインナ21とルーフサイドスティフナ22との間に配置されており、結合部21fに対して平行に延在している。センターピラーインナ2Bの上端部2Bは、ボルトBが挿通されるボルト挿通孔2Bを有しており、結合部21fの車幅方向外側に当接してボルトBでルーフサイドインナ21及びアーチロア41に一体的に接合されている。このようにすると、ルーフサイドレール20、センターピラー2B、及びルーフアーチ4を一体的に結合するため、結合点数を少なくできると共に、ルーフサイドレール20、センターピラー2B、及びルーフアーチ4の交差部分における剛性が高まる。なお、本変形例の構造を、フロントピラー2A及びリアピラー2C等に適用可能であるのは勿論である。
また、本実施形態では、アーチアッパ42の前側フランジ部42bに当接する前側フランジ部21dをルーフサイドレール20に設けたが、アーチアッパ42の前側フランジ部42bに当接するフランジ部をフロントピラー2Aに設けてもよい。
1 車体構造
2 サイドコンプ
20 ルーフサイドレール
21 ルーフサイドインナ
21d 前側フランジ部
21e 後側フランジ部
21f 結合部(レール側結合部)
21h 結合部
21d 延出部(フランジ部)
21d 支持部(フランジ部)
21e 延出部(フランジ部)
21e 支持部(フランジ部)
22 ルーフサイドスティフナ
22d フランジ部
22e 結合部
23 ルーフサイドアウタ
24 前側レールフランジ部(フランジ部,第2フランジ部)
25 後側レールフランジ部(フランジ部,第2フランジ部)
26 載置部
26A 車幅方向内側の端部
2A フロントピラー(ピラー)
2B センターピラー(ピラー)
2B センターピラーインナ
2B 上端部
2C リアピラー(ピラー)
3 ルーフコンプ
4 ルーフアーチ
4A 車幅方向外側の端部
41 アーチロア
41b 前側フランジ部
41c 後側フランジ部
41d 側方フランジ部
41k 結合部(ルーフ側結合部)
42 アーチアッパ
42b 前側フランジ部
42c 後側フランジ部
42d フランジ延長部
42b 延出部(フランジ部)
42b 支持部(フランジ部)
42c 延出部(フランジ部)
42c 支持部(フランジ部)
43 前側アーチフランジ部(フランジ部,第1フランジ部)
44 後側アーチフランジ部(フランジ部,第1フランジ部)
5 ルーフパネル
5A 車幅方向外側の端部
5B 前端部
K1,K2,K3 閉断面

Claims (12)

  1. 車体の左右両側に設けられ、車体側部を構成する一対のサイドコンプと、
    一対の前記サイドコンプの間に配置されたルーフアーチと前記ルーフアーチの上部に取り付けられ、車体上面を構成するルーフパネルとを含むルーフコンプと、
    を備えた車体構造であって、
    前記サイドコンプは、車体の上部側縁に配置され、前後方向に延在するルーフサイドレールを含み、
    前記ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有しており、
    前記ルーフアーチの車幅方向外側端部は、前記載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置して前記ルーフサイドレールに結合され、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置されており、
    前記ルーフアーチ及び前記ルーフサイドレールのうち少なくともいずれか一方は、前記ルーフアーチ及び前記ルーフサイドレールのいずれか他方に延出し、かつ前記他方に当接して前記ルーフアーチの下方移動を規制するフランジ部を有しており、
    前記フランジ部は、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部よりも上方に位置しており、
    前記載置部は、前記他方と前記フランジ部とが当接した状態において、前記ルーフパネルと前記ルーフアーチとの間に位置して前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置することを特徴とする車体構造。
  2. 前記フランジ部は、前記ルーフアーチに形成された第1フランジ部と、前記ルーフサイドレールに形成され、前記第1フランジ部と上下で重なる位置に配置された第2フランジ部と、を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車体構造。
  3. 前記ルーフアーチは、アーチロアと当該アーチロアの上方に配置されたアーチアッパとを閉断面を成すように結合して構成されており、
    前記第1フランジ部は、前記ルーフアーチの前端部から前方に延出する前側アーチフランジ部と、前記ルーフアーチの後端部から後方に延出する後側アーチフランジ部と、を有しており、
    前記前側アーチフランジ部は、前記アーチロア及び前記アーチアッパのいずれか一方で形成されており、
    前記後側アーチフランジ部は、前記アーチロア及び前記アーチアッパの両方で形成されていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の車体構造。
  4. 前記ルーフサイドレールは、車内側のルーフサイドインナと車外側のルーフサイドスティフナとを閉断面を成すように結合して構成されており、
    前記第2フランジ部は、前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部から車幅方向内側に延出する前側レールフランジ部と、前記前側レールフランジ部に対して後方に所定間隔離間して設けられ、前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部から車幅方向内側に延出する後側レールフランジ部と、を有しており、
    前記前側レールフランジ部は、前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナのいずれか一方で形成されており、
    前記後側レールフランジ部は、前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナの両方で形成されていることを特徴とする請求の範囲第2項又は第3項に記載の車体構造。
  5. 前記第1フランジ部は、車幅方向外側に延出され、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部に結合されるフランジ延長部を有することを特徴とする請求の範囲第2項乃至第4項のいずれか一項に記載の車体構造。
  6. 前記フランジ部は、前記ルーフアーチに対して前後方向にオフセットした位置で前記ルーフサイドレールから車幅方向内側に延出する延出部と、前記延出部の延出端から前記ルーフアーチの下方まで延出する支持部と、を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車体構造。
  7. 前記フランジ部は、前記ルーフアーチの車幅方向外側端部よりも車幅方向内側に所定間隔離間した位置から前後方向に沿って延出する延出部と、前記延出部の延出端から前記ルーフサイドレールの上方まで延出する支持部と、を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車体構造。
  8. 前記ルーフアーチの車幅方向外側端部には、鉛直方向に沿って延在するアーチ側結合部が形成されており、
    前記ルーフサイドレールの車幅方向内側端部には、前記アーチ側結合部に対して平行に延在するレール側結合部が形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか一項に記載の車体構造。
  9. 前記ルーフサイドインナ及び前記ルーフサイドスティフナは、前記前側レールフランジ部と前記後側レールフランジ部との間に設けられる互いの結合部を介して結合されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の車体構造。
  10. 前記サイドコンプは、前記ルーフサイドレールに上端部が結合されるピラーを含み、
    前記ピラーの上端部は、前記アーチ側結合部及び前記レール側結合部と車幅方向で重なる位置まで延在すると共に、前記アーチ側結合部及び前記レール側結合部と一体的に結合されることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の車体構造。
  11. 車体の左右両側に設けられ、車体側部を構成する一対のサイドコンプと、
    一対の前記サイドコンプの間に配置されたルーフアーチと前記ルーフアーチの上部に取り付けられ、車体上面を構成するルーフパネルとを含むルーフコンプと、を備え、
    前記サイドコンプは、車体の上部側縁に配置され、前後方向に延在するルーフサイドレールを含み、
    前記ルーフサイドレールは、車幅方向内側に延出し、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する載置部を有しており、
    前記ルーフアーチの車幅方向外側端部は、前記載置部の車幅方向内側端部よりも車幅方向外側に位置して前記ルーフサイドレールに結合され、かつ前記ルーフパネルの車幅方向外側端部から下方に離間した位置に配置された車体構造の組み付け方法であって、
    前記ルーフアーチの車幅方向外側端部と前記ルーフパネルの車幅方向外側端部との間に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する第1工程と、
    前記載置部に対して前記ルーフパネルの車幅方向外側端部を載置する第2工程と、
    を備えることを特徴とする車体構造の組み付け方法。
  12. 前記サイドコンプに対して前記ルーフコンプが上方にオフセットした位置で、かつ前記ルーフコンプの車幅方向外側端部に対して前記サイドコンプの載置部の車幅方向内側端部が車幅方向外側にオフセットした位置を開始位置としたときに、
    前記第1工程は、前記サイドコンプに対して前記ルーフコンプを下方に相対的に移動させることにより、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部と前記ルーフアーチの車幅方向外側端部との間に対して車幅方向で重なる位置に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する落し込み工程と、
    前記落し込み工程の後、前記サイドコンプを車幅方向内側に移動させることにより、前記ルーフパネルの車幅方向外側端部と前記ルーフアーチの車幅方向外側端部との間に対して上下方向で重なる位置に前記ルーフサイドレールの前記載置部を配置する差し込み工程と、
    を含むことを特徴とする請求の範囲第11項に記載の車体構造の組み付け方法。
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