JP5599645B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
また、従来、背凭シートの背凭フレームに、着座者の背部を支持しうる合成樹脂製の一枚板形状のプレート体を、ワイヤスプリングを介して前記背凭フレームに対して前後移動自在に取付け、プレート体の前面には、該プレート体に対して前後するように弾性を有する合成樹脂製の一枚板状の弾力調節プレートを設け、該弾力調節プレートにより着座者を前方に押出す弾力を調節しうるようにした構成は、公知である(例えば、特許文献2)。
また、プレート体の表側の所定位置には、弾力調節プレートの所定部分が当接する、縦状で前方に突き出る突条を左右方向に複数並設した構成は、公知である(例えば、特許文献2)。
ランバーサポート機構は、脊椎が逆S字状にカーブしているため、脊椎の内の腰椎部分と背凭シートの着座面との間に生じる隙間を埋めて支持を良好にするためのものであるが、背凭フレームにランバープレートを取付けると、当初の着座面との隙間を埋めることができても、背凭フレームに対して後方移動しないので、着座感が低下することがある。
前記公知例のうち、特許文献2に記載されたものは、本願出願による先願であって、ワイヤスプリングを介して背凭フレームに対して前後移動自在に取付けたプレート体に、弾力調節プレートを設けているので、公知例1の課題は克服して格段に着座感を向上させているが、着座者の体格や好みによっては、着座者の腰椎部分に「ごつごつ」とした背当たり感が着座時の不快感となるという課題がある。
また、前記特許文献2に記載された前記公知例は、着座者の体格や好みに応じて、弾力調節プレートの上下位置の調節ができないという課題がある。
本願は、弾力調節プレートの取付を工夫し、背凭フレームに対して前後移動自在の弾力調節プレートを上下させて、一層、着座感を向上させるとともに、着座者の支持状態を良好したものである。
本発明は、前記切れ目は、前記弾力調節プレートの下縁から上方に向けて形成され、前記当接部において前記切れ目の周辺部分が、前記当接部よりも弾性変形し易い変形部として形成された車両用シートとしたものである。
本発明は、前記押圧域部は、前記弾力調節プレートにおいて着座者の腰椎部分に対応する位置に配置され、前記切れ目は、前記弾力調節プレートの下縁から前記押圧域部まで延びるように形成された車両用シートとしたものである。
本発明は、前記圧力軽減部を凹部形状の圧力軽減凹部により形成し、該圧力軽減凹部は、その下方部分が前記プレート体の前面に対して最も後側に向かって深く凹ませて形成し、上方に至るに従い凹む深さを浅く形成した車両用シートとしたものである。
また、左右の当接部は、圧力軽減部の存在により左右夫々の当接部が独自に前後左右方向の弾性変形することを容易にし、着座者の姿勢変化に対する弾力調節プレートの追随性を良好にする。さらに、切れ目は左右の当接部の夫々の独自の弾性変形を促進させる。
請求項2の発明では、切れ目は、弾力調節プレートの下縁から上方に向けて形成しているので、切れ目の左右側の当接部の部分を、湾曲用ケーブルの操作が余り及ばない変形部として形成することができる。
請求項3の発明では、着座者の腰椎部分を弾力調節プレートの押圧域部が直接的に押すと、「ごつごつ」とした背当たり感を発現させることがあり、折角のランバーサポート効果が却って不快感となるため、切れ目を押圧域部まで延びるように設けて、腰椎部分への圧力を軽減し、腰椎部分のサポートと着座感の両立を図っている。
請求項4の発明では、圧力軽減凹部は上方に至るに従い後側に凹む深さを浅く形成しているので、着座者への弾力調節プレートによる押し付けの不快感の減少に合わせて圧力軽減凹部を浅くしつつ、着座者の左右方向の弾力調節プレートによる「面支持」を安定して行うことができる。
背凭シート2の背凭フレーム3には、板状支持材10を設ける。板状支持材10は着座者Hの上体(腰部を含む上半身)を支持するものである。板状支持材10は着座者の上体を「面」で支持して、着座姿勢を安定させる。
即ち、従来の上下に並設したジグザグバネ構成では、着座者の上体は荷重により後方移動する各ジグザグバネ単体の「線」で支持されるので、着座姿勢が安定しないが、本願では、板状支持材10が着座者の上体全体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
前記板状支持材10は、一枚板状のプレート体11により形成し、プレート体11は、好適にはポリプロピレン等の合成樹脂により、着座者を支持しうる所定の強度を有して構成する。
板状支持材10は、前記プレート体11を弾性部材(ジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング)12を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成する。板状支持材10は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。
前記ワイヤスプリング12は、所定の弾性を有しており、プレート体11に荷重が掛かったときに、プレート体11全体が面形状を保持したまま後方移動しうるように構成する。
ワイヤスプリング12は上下一対設ける。ワイヤスプリング12は、一本の軸部材により形成し、ワイヤスプリング12の左右両端はプレート体11の左右側縁より側方に突き出させ、ワイヤスプリング12の中間部分をプレート体11の裏側の係止部13に取付ける。
前記板状支持材10のプレート体11の表側(前側)には、プレート体11に対して前後する弾力調節プレート15を設ける。
弾力調節プレート15は、弾性を有する一枚板状に形成する。弾力調節プレート15は着座者の操作に応じて前方に向かって湾曲し、好適にはポリプロピレン等の合成樹脂により、着座者を支持しうる所定の強度を有して構成する。弾力調節プレート15の湾曲によりクッション材4は前方に押し出され、着座者に対するクッション圧(弾力)が調節される。
弾力調節プレート15には、湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17のチューブ先端(キャップ)18と、インナーケーブル19の先端を係止する。湾曲用ケーブル16はチューブ先端18とインナーケーブル19の先端との間の距離が縮小することにより湾曲する。
20は弾力調節プレート15の本体21に設けたアウターチューブ係止部であり、本体21の後方に一対の係合腕22を突出させて形成している。
この弾力調節プレート15は、前記板状支持材10に対して弾力調節プレート15全体が上下移動自在に構成する。
そのため、湾曲用ケーブル16を操作したとき最も前側に湾曲する弾力調節プレート15の押圧域部Tの高さを着座者の体格に応じて上下に変更させられ、一層、着座感を向上させる。
この場合、前記したように、板状支持材10は、そもそも、弾力調節プレート15の後方移動を許容するために、背凭フレーム3に取付けられたものであるが、弾力調節プレート15を板状支持材10に取付け、しかも、弾力調節プレート15を板状支持材10に対して上下動自在に取付けているので、板状支持材10は弾力調節プレート15の支持構成として専ら作用させ、弾力調節プレート15が着座者の支持構成として作用させるようにしてもよく、板状支持材10と弾力調節プレート15とが相俟って着座者を支持するように構成すればよく、そのため、板状支持材10と弾力調節プレート15との関係における大きさや形状は任意であり、実施例に限定されず、板状支持材10より弾力調節プレート15の面積を大きくしてもよい。
弾力調節プレート15は、弾力調節プレート15のインナーケーブル係止部23の下方に設けた下側係止部25に上昇用ケーブル26のインナーケーブル27の先端を係止する。プレート体11には、上昇用ケーブル26のアウターチューブ28のチューブ先端(キャップ)29を係止する。
そのため、弾力調節プレート15は板状支持材10に対して上昇用ケーブル26により吊設される。
プレート体11には、下降用ケーブル34のアウターチューブ35のチューブ先端(キャップ)36を係止し、下降用ケーブル34のインナーケーブル37の中間部はプレート体11の下部所定部分にて上方に折り返して先端を弾力調節プレート15の下側係止部25に係止する。
前記上昇用ケーブル26のインナーケーブル27と、前記下降用ケーブル34のインナーケーブル37とは、構成は任意であるが、例えば、操作機構(図示省略)により一方を牽引操作すると、他方が弛むように構成する。
前記板状支持材10の本体30の左右中間の下側部分所定位置には下側開口部39を設け、弾力調節プレート15を上下させたとき、下側開口部39内を前記インナーケーブル係止部23および下側係止部25が上下するようにしている。
下側開口部39の下側部分の本体30は横杆部40に形成し、横杆部40の下面側で前記下降用ケーブル34のインナーケーブル37を折り返して下側係止部25に係止し、横杆部40の下面に前記下降用ケーブル34のインナーケーブル37を折り返し部分を摺接させる
この当接面44に弾力調節プレート15の後面所定部が摺接し、弾力調節プレート15と板状支持材10との接触面積を小さくし、弾力調節プレート15の摺動抵抗および異音発生を減少させる。
凹部43は、所定の左右幅を有し、左右方向に複数並設する。
また、凹部43は前記係止部13の部分を避けた板状支持材10に形成する。
凹部43は、上下に分割して形成してもよく、上下に位置する前記係止部13の間の部分の板状支持材10に凹部43を形成してもよい。
また、凹部43は、板状支持材10の軽量化に貢献する。
この場合、板状支持材10の本体30の後面の開口部31の両側には一対の縦杆48を設けて、縦杆48と本体30との間に係合溝49を形成し、係合溝49に前記係合体47を挿通係合させる。
そのため、係合体47は本体30の後面に当接して弾力調節プレート15の脱落を防止するが、縦杆48の存在により弾力調節プレート15が板状支持材10から脱落するのを防止する作用も期待している。
即ち、係合部45の嵌合体46の左右幅は、板状支持材10の開口部31の左右幅より狭いが弾力調節プレート15の上下動を案内しうる左右幅を有して形成する。
前記縦杆48の左右の何れか一側または両側に縦状のリブ50を設ける。リブ50により係合体47の側面を規制して横ずれを防止する。リブ50の側方には前記上昇用ケーブル26のアウターチューブ28と下降用ケーブル34のアウターチューブ35とを係合させる係合部51を設ける。
この場合、リブ50と係合部51の左右間隔を狭くすると、アウターチューブ28とアウターチューブ35の外れが抑制される。
前記弾力調節プレート15の左右中央(中間)位置には、左右方向に所定幅を有し着座者の背骨(腰椎)Bに沿って長い圧力軽減部55を設ける。圧力軽減部55は、着座者の背骨(脊椎)後方となる部分の弾力調節プレート15を、後側に凹ませて圧力軽減凹部56を上下方向に形成する。
着座者の腰椎部分は前側に湾曲するので、着座者の腰椎部分と背凭シート2の前面との間に隙間が生じ、この隙間が腰椎付近の疲労の原因となり、前記弾力調節プレート15の押圧域部Tは前方に湾曲することにより着座者の腰椎部分に密着して、前記疲労を軽減させる。
前記圧力軽減凹部56は、圧力軽減凹部56の下方部分を本体21の前面に対して最も後側に向かって深く凹ませて形成し、上方に至るに従い凹む深さを浅く形成する。
57は圧力軽減部55の後側板部、58は左右側板部である。
左右の当接部60は、圧力軽減凹部56の存在により左右夫々の当接部60が独自に前後左右方向の弾性変形することを容易にし、着座者の姿勢変化に対する板状支持材10の追随性を良好にする。
即ち、湾曲用ケーブル16のインナーケーブル19を係止するインナーケーブル係止部23は、弾力調節プレート15を効率よく全体を湾曲させるために、弾力調節プレート15の左右中央である圧力軽減凹部56内の後側板部57の下部にインナーケーブル係止部23を設け、このインナーケーブル係止部23より上方の所定部分が湾曲用ケーブル16を操作したとき最も前側に湾曲する押圧域部Tとなり、この押圧域部Tは弾力調節プレート15の左右方向の略全幅において発現し、そもそも、インナーケーブル係止部23から離れた左右側は前方への押圧力が弱くなるが、更に、圧力軽減凹部56の存在により左右の当接部60に分割して、弾力調節プレート15の当接部60は前側に湾曲しつつも、前後左右方向への弾性変形も容易にさせ、着座者の姿勢変化に対する当接部60の追随性を向上させ、着座感を向上させている。
また、前記押圧域部Tの付近の圧力軽減凹部56の後側板部57と当接部60の境界部分には切れ目62を形成する。
切れ目62は左右の当接部60の夫々の独自の弾性変形を促進させる。
また、切れ目62は、切れ目62の左右側の当接部60の部分を、湾曲用ケーブル16の操作が余り及ばない変形部63に形成する。
変形部63は着座者の脇腹部分の締め付けからの開放することを期待する。
図12は、変形部63の他の実施例を示し、インナーケーブル係止部23を設けた後側板部57の下方に変形部63を設けている。
そのため、弾力調節プレート15を上下させても、押圧域部Tと押圧域部Tの下方の部分との間の段差を軽減させている。
弾力調節プレート15の本体21の上部には、湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17の係止部20Aを設け、アウターチューブ17のチューブ先端18を係止する。
弾力調節プレート15の押圧域部Tの下側の本体21の部分は、湾曲用ケーブル16の操作が余り及ばない変形部63Aとし、変形部63Aの後側には変形部63Aと前後に重なるように取付プレート65を設ける。
取付プレート65の下部には湾曲用ケーブル16のインナーケーブル係止部23を設け、インナーケーブル係止部23は左右および前後に所定幅および所定厚さを有して形成し、インナーケーブル係止部23に湾曲用ケーブル16のインナーケーブル19の先端を係止する。
下降用ケーブル34のアウターチューブ35はプレート体11の後面で上向きにU字状に折り返し、アウターチューブ35のチューブ先端36を上向きにして係止部66に係止する。
67、68は下降用ケーブル34のアウターチューブ35の中間部分を係止する中間取付部である。
この場合、開口部(凹部)31にはプレート体11の本体30と略平行の後板70と左右側板71を設け、後板70と左右側板71により係止部20Aの上下動を案内する。
前記板状支持材10の本体30の左右中間の下側部分所定位置には下側開口部39Aを設け、弾力調節プレート15を上下させたとき、下側開口部39内を前記インナーケーブル係止部23が上下するようにしている。
この当接面44に弾力調節プレート15の後面所定部が摺接し、弾力調節プレート15と板状支持材10との接触面積を小さくし、弾力調節プレート15の摺動抵抗および異音発生を減少させる。
凹部43は、所定の左右幅を有し、左右方向に複数並設する。
凹部43は、上下に分割して形成してもよく、上下に位置する前記係止部13の間の部分のプレート体11に凹部43を形成してもよい。
前記弾力調節プレート15には、前記プレート体11の本体30の後面に当接する係合部45を設ける(図17)。係合部45は嵌合体46に左右方向に一対突出する係合体47を設けて構成する。前記本体30には、下側開口部39を設け、下側開口部39に前記嵌合体46を嵌合させ、下側開口部39の両側の本体30の後面に係合体47を当接させる。
前記嵌合体46は前記インナーケーブル係止部23と兼用している。
係合部45の嵌合体46は、板状支持材10の下側開口部39に嵌合して下側開口部39の左右内側縁により弾力調節プレート15の上下動を案内するように構成する。
即ち、係合部45の嵌合体46の左右幅は、板状支持材10の下側開口部39の左右幅より狭いが弾力調節プレート15の上下動を案内しうる左右幅を有して形成する。
着座者の腰椎部分は前側に湾曲するので、着座者の腰椎部分と背凭シート2の前面との間に隙間が生じ、この隙間が腰椎付近の疲労原因となるが、弾力調節プレート15の押圧域部Tを着座者の腰椎部分に密着させて、前記疲労を軽減させる。
前記圧力軽減孔部56Aは、上方部分の開口幅を下方部分の開口幅より小さく形成する。
前記圧力軽減孔部56Aの左右側には当接部60を形成する。
左右の当接部60は、圧力軽減孔部56Aの存在により左右夫々の当接部60の前後左右方向の弾性変形を容易にし、着座者の姿勢変化に対する当接部60の追随性を良好にする。
前記圧力軽減孔部56Aは、少なくとも、押圧域部Tの上下長さより長く形成する。
また、取付プレート65にも、正面視において、前記圧力軽減孔部56Aと略重なる前記圧力軽減孔部56Bを形成する。
なお、弾力調節プレート15の左右幅は、弾性部材12と緩衝しない範囲で広くすると、着座者を広く前方に押圧できて好適あるが、プレート体11の左右幅より狭く形成してもよい。
背凭シート2の背凭フレーム3には板状支持材10を設け、板状支持材10は略四角形の一枚板状に形成したプレート体11を弾性部材(ワイヤスプリング)12を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成しているから、板状支持材10は、面形状を保持したまま前後移動して着座者を支持する。
そのため、従来の上下に並設して「線」で支持するジグザグバネ構成に比して格段に着座感を向上させる。
即ち、「線」で支持するジグザグバネでは、各ジグザグバネが夫々で着座者を支持するので、着座者の支持が不安定になり、良好な着座姿勢の保持が容易でないが、本願では、板状支持材10により着座者の上体全体を「面」で支持するので、着座者の着座姿勢を極めて安定させられる。
板状支持材10のプレート体11の表側には、弾力調節プレート15を設けており、弾力調節プレート15には、湾曲用ケーブル16を取り付けているから、湾曲用ケーブル16のインナーケーブル19を上方に牽引すると、湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17のチューブ先端18とインナーケーブル19の係止部との間の距離が短くなることで、弾力調節プレート15の上下中間部分の押圧域部Tは前側に張り出し、着座者を前方に押す圧力を強くし、反対に、湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17のチューブ先端18とインナーケーブル19の係止部との間隔を長くすると、弾力調節プレート15の上下中間部分の押圧域部Tは後側に後退し、着座者を前方に押す圧力を弱くし、このように、着座者を前方に押し出す弾力(背凭シート2の着座面の前後位置)を、体格や好みに応じて変更調節する。
換言すると、背凭フレームにクッション材を前方に押し出す弾力調節機構を直接設けた場合、弾力調節機構はクッション材を常時前方に移動するように付勢させるため、着座者が荷重を受けて後方移動するとき、この着座者の後方移動を打ち消すように作用するのでクッション性が低下し、弾力調節機構による着座姿勢の安定とクッション性の向上との両立はできないと従来考えられていたが、本願では、弾力調節プレート15自体はプレート体11の表側に共に移動するように設けているので、着座姿勢の安定とクッション性の向上との両立を可能にしている。
湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17のチューブ先端18は、弾力調節プレート15のアウターチューブ係止部20(係止部20A)に係止され、弾力調節プレート15の下部のンナーケーブル係止部23には湾曲用ケーブル16のインナーケーブル19の先端を係止しているので、弾力調節プレート15を上昇用ケーブル26または下降用ケーブル34により上下操作すると、湾曲用ケーブル16は弾力調節プレート15の湾曲状態を保持したまま弾力調節プレート15と一体的に上下動する。
前記板状支持材10の表面側には後側に凹む凹部43を形成し、凹部43は弾力調節プレート15の摺動方向に長く形成し、隣接する凹部43と凹部43との間に当接面44を形成しているので、当接面44に弾力調節プレート15の後面所定部分が摺接し、弾力調節プレート15と板状支持材10との接触面積を小さくし、弾力調節プレート15の摺動抵抗および異音発生を減少させる。
凹部43は所定の左右幅を有し、凹部43および当接面44は左右方向に複数並設されるので、弾力調節プレート15と板状支持材10との左右方向の接触面積も小さくし、弾力調節プレート15の摺動抵抗および異音発生を減少させる。
凹部43は上下に分割して形成してもよく、上下に分割形成すると、凹部43をプレート体11に効率よく配置できる。
また、凹部43は、板状支持材10の全面に形成すると、軽量化に貢献する。
弾力調節プレート15には板状支持材10の本体30の後面に当接する係合部45を設けているので、係合部45は本体30の後面に当接して弾力調節プレート15の脱落を防止する。
即ち、弾力調節プレート15は、上昇用ケーブル26のアウターチューブ28のチューブ先端29をプレート体11に係止するが、係合部45を本体30の後面に当接させて弾力調節プレート15の脱落を防止した状態で、上昇用ケーブル26のアウターチューブ28の取付作業を行え、取付作業を容易にする。
また、弾力調節プレート15は、上昇用ケーブル26のアウターチューブ28のチューブ先端29がプレート体11に係止されるので、弾力調節プレート15は板状支持材10に対して上昇用ケーブル26による吊設支持と、係合部45を本体30の後面に当接させて弾力調節プレート15の脱落防止とにより、弾力調節プレート15をプレート体11に取付ける。
即ち、プレート体11を弾力調節プレート15の取付支持部材とすることにより、弾力調節プレート15の上下機構を簡素にし、組立・組付を容易にする。
この場合、板状支持材10の本体30の後面の開口部31の両側には一対の縦杆48を設けて、縦杆48と本体30との間に係合溝49を形成すると、係合体47を係合溝49に挿通係合させることができ、係合体47は本体30の後面と縦杆48の前面とで挾持され、係合体47の上下動を阻害することなく、弾力調節プレート15の脱落を防止でき、しかも、前記したように、弾力調節プレート15の板状支持材10への組付性を向上させられる。
リブ50の側方には上昇用ケーブル26のアウターチューブ28と下降用ケーブル34のアウターチューブ35とを係合させる係合部51を設けているので、リブ50と係合部51によりアウターチューブ28とアウターチューブ35が外れるのを抑制される。
リブ50の断面形状をアウターチューブ28およびアウターチューブ35側が低くなる傾斜面(円弧面を含む)にすると、アウターチューブ28とアウターチューブ35の外れを抑制しつつ、アウターチューブ28およびアウターチューブ35の装着を容易にする。
縦杆48の左右の何れか一側または両側に縦状のリブ50を設けているので、板状支持材10の剛性を向上させる。
弾力調節プレート15の上部の係合体45が板状支持材10の上部係合溝49に係合し、弾力調節プレート15の下部の下側係止部25が板状支持材10の下側開口部39に嵌合して、弾力調節プレート15が湾曲しているので、弾力調節プレート15と板状支持材10との主たる接触部分は、係合体45と下側係止部25の二カ所部分となり、係合体45と下側係止部25の間の弾力調節プレート15の後面と板状支持材10の前面との間には弾力調節プレート15が湾曲して隙間が形成される。
即ち、係合体45および下側係止部25の左右側の弾力調節プレート15の本体21は、接触しても、上下部分となって弾力調節プレート15の上下動の際の接触抵抗を一層、軽減させられる。
したがって、係合体45および下側係止部25は弾力調節プレート15を板状支持材10から脱落するのを防止する作用と共に、弾力調節プレート15の上下を案内し、更に、弾力調節プレート15の上下動を円滑にさせる。
着座者の背骨部分は筋肉が薄く、背骨部分を弾力調節プレート15の押圧域部Tが直接的に押すと、「ごつごつ」とした背当たり感が発現することがあるが、本願では弾力調節プレート15に圧力軽減部55を設けているので、背骨部分への圧力を軽減し、背骨部分のサポートと着座感の両立を図っている。
圧力軽減部55は、圧力軽減凹部56により形成するので、製造が容易である。
圧力軽減凹部56は、圧力軽減凹部56の下方部分を本体21の前面に対して最も後側に向かって深く凹ませて形成しているので、着座者に掛かる荷重が大きい腰椎部分の圧力を軽減させられる。
なお、圧力軽減凹部56の後側板部57と弾力調節プレート15の本体21の何れか一方または両方の板厚を、押圧域部Tより上方に至るに従い薄くすると、弾力調節プレート15による前方押し出し力よりもクッション性を良好にできて、好適である。
湾曲用ケーブル16のインナーケーブル19を係止するインナーケーブル係止部23は、弾力調節プレート15の左右中央である圧力軽減凹部56内の後側板部57の下部に設けているので、インナーケーブル係止部23は弾力調節プレート15の左右中央部分から効率よく全体を湾曲させる。
押圧域部Tの付近の圧力軽減凹部56の後側板部57と当接部60の境界部分には切れ目62を形成しているので、切れ目62は一層左右の当接部60の夫々の独自の弾性変形を容易にし、着座姿勢の変化への追随性を良好にする。
切れ目62は、本体21の下縁から上方に向けて形成しているので、切れ目62の左右側の当接部60の部分を、湾曲用ケーブル16の操作が余り及ばない変形部63に形成することになる。
図12は、変形部63の他の実施例では、インナーケーブル係止部23を設けた後側板部57の下方に変形部63を設けているので、弾力調節プレート15を上下させても、押圧域部Tと押圧域部Tの下方の部分との間の段差を軽減させている。
即ち、左右の当接部60により着座姿勢への弾力調節プレート15の追随性を良好にできると共に、変形部63により弾力調節プレート15を上下させたときの押圧域部Tの下方部分の着座者に対する当たりを柔軟にして着座感を良好にする。
しかして、図13〜19の他の実施例では、弾力調節プレート15の本体21の上部には、湾曲用ケーブル16のアウターチューブ17の係止部20Aを設け、アウターチューブ17のチューブ先端18を係止しているので、湾曲用ケーブル16のチューブ先端18とインナーケーブル19の先端の係止部分との間の距離を長くすることができ、弾力調節プレート15の湾曲を容易にする。
また、左右の当接部60により着座姿勢への弾力調節プレート15の追随性を良好にさせると共に、変形部63Aにより弾力調節プレート15を上下させたときの押圧域部Tの下方部分の着座者に対する当たりを柔軟にして着座感を良好にすることができる。
そのため、変形部63Aが、弾力調節プレート15を上下させたときの押圧域部Tと押圧域部Tの下方の部分との間の段差を軽減させる。
板状支持材10のプレート体11の上部の25には上昇用ケーブル26のアウターチューブ28のチューブ先端29を係止し、上昇用ケーブル26のインナーケーブル27の先端は弾力調節プレート15の係止部20Aに係止しているので、インナーケーブル27を牽引すると弾力調節プレート15は板状支持材10に対して上昇する。
板状支持材10のプレート体11の左右中間の上側部分所定位置には開口部31を設け、開口部31に係止部20Aを臨ませているので、弾力調節プレート15を上下させると、開口部31内を係止部20Aが上下する(図17)。
この場合、嵌合体46は前記インナーケーブル係止部23を兼用しているので、構成を簡素にする。
弾力調節プレート15の下部の係合体45が板状支持材10の下側開口部39に係合し、弾力調節プレート15の上部の係止部20Aが板状支持材10の開口部(凹部)31に嵌合して、弾力調節プレート15が湾曲しているので、弾力調節プレート15と板状支持材10との主たる接触部分は、係合体45と係止部2Aの二カ所となり、係合体45と係止部20Aの間の弾力調節プレート15の後面と板状支持材10の前面との間には弾力調節プレート15が湾曲して隙間が形成される。
即ち、係合体45および係止部20Aの左右側の弾力調節プレート15の本体21は、接触しても、上下部分となって弾力調節プレート15の上下動の際の接触抵抗を軽減させられる。
したがって、係合体45および係止部20Aは弾力調節プレート15を板状支持材10から脱落するのを防止する作用と共に、弾力調節プレート15の上下を案内し、更に、弾力調節プレート15の上下動を円滑にさせる。
圧力軽減孔部56Aの左右側には当接部60を形成し(図15)、左右の当接部60は、圧力軽減孔部56Aの存在により左右夫々の当接部60の前後左右方向の弾性変形を容易にしているので、着座者の姿勢変化に対する当接部60の追随性を良好にし、弾力調節プレート15の支持を良好にする(図19)。
また、圧力軽減孔部56Aは上方に至るに従い後側左右幅を小さく形成しているので、着座者への弾力調節プレート15による押し付けの不快感の減少に合わせて圧力軽減孔部56Aによる圧力軽減を抑制し、着座者の左右方向の弾力調節プレート15による「面支持」を安定して行う。
また、理解を容易にするため、各図において押圧域部Tの付近を例示的に点線を付して図示しているが、点線部分でのみ折れ曲がることを意味するのではなく、これらの図示により構成は限定されない。
また、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別に図示して説明しているが、各実施例の構成を夫々種々組合せることは可能であり、例えば、弾力調節プレート15の形状や湾曲用ケーブル16等のケーブルの取付配置位置等の変更は図5と図17との間での入替可能であり、これらの図示説明によって、構成・作用等が限定されるものではない。
Claims (4)
- 背凭シートの背凭フレームに、着座者の背部を支持しうる一枚板形状のプレート体を、弾性部材を介して前記背凭フレームに対して前後移動自在に取付け、
前記プレート体の前面には、該プレート体に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレートを設け、
該弾力調節プレートは、湾曲用ケーブルで前方に湾曲させることより該弾力調節プレートの所定部分の押圧域部を前後させて前記背凭シートの前面の所定部分の前後位置を調節しうるように構成すると共に、前記プレート体に対して上下移動自在に構成し、
前記弾力調節プレートには、左右中央位置において左右方向に所定幅を有し着座者の脊椎に沿って長い圧力軽減部と、該圧力軽減部の左右両側において該圧力軽減部よりも前側に張り出した当接部と、が設けられ、
前記圧力軽減部と前記当接部との境界部分には、上下方向に延びる切れ目が形成されたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1において、前記切れ目は、前記弾力調節プレートの下縁から上方に向けて形成され、
前記当接部において前記切れ目の周辺部分が、前記当接部よりも弾性変形し易い変形部として形成されたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は2において、前記押圧域部は、前記弾力調節プレートにおいて着座者の腰椎部分に対応する位置に配置され、
前記切れ目は、前記弾力調節プレートの下縁から前記押圧域部まで延びるように形成されたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記圧力軽減部を凹部形状の圧力軽減凹部により形成し、
該圧力軽減凹部は、その下方部分が前記プレート体の前面に対して最も後側に向かって深く凹ませて形成し、上方に至るに従い凹む深さを浅く形成したことを特徴とする車両用シート。
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