JP5007071B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
そのため、後突感知体が後方移動する際に他の構成部材と当たり、異音が発生するという課題がある。
本願は、後突感知体の後方移動を下側リンクと伝動部材と上側リンクとにより、ヘッドレストに伝達して前方移動させる構成でありながら、後突感知体の後方移動を円滑にして異音の発生を防止すると共に、後突感知体の後方移動を一層効率よくヘッドレストに伝達するように工夫したものである。
本発明は、前記背凭フレーム3の中抜きの四角枠内には、後突感知体25とは別体の着座者の背部を支持しうる一枚板形状のプレート体31を、ワイヤスプリング32を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在にプレート体31を取付け、該プレート体31の後方には前記後突感知体25を、プレート体31の左右両側には前記下側リンク26を夫々設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記プレート体31の表面側には、該プレート体31に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレート40を設け、該弾力調節プレート40は、その上部側とその下部側との間隔を広狭に変化させることにより前後移動するようにして着座者の身体の支持弾力を調節しうるように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記後突感知体25の前側位置の前記背凭フレーム3の中抜きの枠内には、該後突感知体25とは別体のクッション支持機構70を設け、該クッション支持機構70は、左右一対の縦枠71に側方に突き出る横枠72を上下に所定間隔を置いて複数並設してサポート部73を形成し、該サポート部73は合成樹脂により弾性変形しかつ上下に伸縮してクッション材4を前方に押圧する程度を調節可能に構成した車両用シートとしたものである。
請求項2の発明では、一枚板形状のプレート体31により良好なクッション性と、後突感知体25による後突時の着座者の頭部の積極的な支持(アクティブヘッドレスト)とを併存させた背凭シート2を提供できる。
請求項3の発明では、良好なクッション性と、アクティブヘッドレスト機構とを併存させた背凭シート2でありながら、更に、着座者の身体の支持弾力を調節でき、一層、着座フィーリングを向上させることができる。
請求項4の発明では、クッション支持機構70により良好なクッション性と着座者の身体の支持弾力の調節とを可能にしつつ、後突感知体25は後方(上方)回動しないので、後突感知体25とクッション支持機構70との干渉を回避させて異音発生を防止すると共に、後突のエネルギーの伝達効率を向上させる。
背凭シート2の上部にはヘッドレスト6を設ける。ヘッドレスト6の構成は任意であり、ヘッドレスト6は少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、前記背凭シート2に装着するためピラー8とを設けて構成している。
ヘッドレスト6のピラー8は左右方向のヘッドレスト取付杆10に設けたピラー支持部材11に高さ調節自在に取付ける。ピラー8とピラー支持部材11の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー支持部材11に設けた係合部材を所望高さに位置させたピラー8に形成した係合凹部に選択的に係合させて保持すればよい。
この場合、上側リンク15は、回動軸16より上側を上リンクアーム部22に形成し、回動軸16より下側を下リンクアーム部23に形成し、上リンクアーム部22と下リンクアーム部23は逆「く」の字形状に形成し、下リンクアーム部23よりも上リンクアーム部22を長く形成する。また、上側リンク15は、下リンクアーム部23が回動軸16を基準に下方に至るに従い前側に位置するように、傾斜させて取付ける。
12、13はヘッドレスト6を常時後方所定位置に位置するように付勢するバネである。
着座者の後方移動により後突感知体25が後方移動すると、このエネルギーが下側リンク26と伝動部材20を介して上側リンク15に伝達され、上側リンク15は伝達された着座者の後方移動エネルギーによりヘッドレスト6を前方移動させ、着座者の頭部を支持する。
したがって、上側リンク15は、前記後突感知体25に移動量を増幅させてヘッドレスト6を前方移動させ、ヘッドレスト6の移動量を十分に確保でき、着座者の頭部の支持を確実にする。
アーム部33の固定構成は任意であるが、図2〜図5あるいは図10や図14の実施例では、アーム部33を感知体取付軸27により下側リンク26に取付け、感知体取付軸27をアーム部33と下側リンク26の両方に固定する。
図8は、アーム部33の他の固定方法による実施例を示し、下側リンク26には、アーム部33を所定角度に保持するストッパ34を設ける。ストッパ34は、後突感知体25が自重で感知体取付軸27中心に前方回動してしまうのを停止させ、所定位置に位置させるとともに、後方回動を規制する。
即ち、感知体取付軸27は下側リンク26のリンク取付軸28を中心に回動するため、後突感知体25のアーム部33が感知体取付軸27中心に下側リンク26に対して回動すると、その結果、後突感知体25は感知体取付軸27とリンク取付軸28の二点を中心に移動(回動)する可能性があり、このように、移動(回動)させると、他の構成部材と当接して異音発生の原因となるが、本願ではストッパ34により下側リンク26に対する後突感知体25の感知体取付軸27回りの回動を規制するので、後突感知体25は下側リンク26との角度を保持し、しかも、後述するサポート体31と共に後方移動して、異音の発生を防止すると共に、この後突のエネルギーの伝達効率を向上させている。
なお、前記何れの実施例でも、後突感知体25のアーム部33を下側リンク26と一体状に形成し、下側リンク26と一体状のアーム部33にアーム部33に対して分割形成した後突感知体25の板状部25Aを固定状態に取付けるようにしてもよい。
即ち、下側リンク26を前下がりに傾斜させているので、後突感知体25からの力の伝達効率が良好になって、小さい力でヘッドレスト6を前方移動させ、しかも、後突感知体25の後方移動を伝動部材20の上動に変換する下側リンク26は、単に、リンク取付軸28を中心に後方回動するだけで、伝動部材取付軸29とアーム部33の先端も共に後方回動すればよいので、後突感知体25と下側リンク26と伝動部材20の作動スペースを小さくでき、クッション材4や側部フレーム17等の他の部材との干渉を防止して、確実に作動させる。
しかして、図10は、ジグザグバネの代わりに、背凭シート2の背凭フレーム3に、板状支持材30を設けた実施例である。板状支持材30は着座者の上体(腰部を含む上半身)を支持するものである。板状支持材30は着座者の上体(クッション材4)を「面」で支持して、着座姿勢を安定させ、ヘッドレスト6による頭部の支持を良好にさせる。
板状支持材30は、前記プレート体31をジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング32を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成し、板状支持材30は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。
しかして、前記後突感知体25は、プレート体31の略上下中間所定位置の後方に位置させる。
即ち、背凭フレーム3に板状支持材30を設けたことで、板状支持材30の上端から下端の何れかの部分の後方に後突感知体25を設ければ後突を感知できるようになる点、板状支持材30の上下中間部分は後方移動量が大きく後突のとき後突感知体25を大きく移動させて確実に後突を感知できる点、また、後突感知体25を上方に設けると、その部分の板状支持材30を所定量後方移動させることになって、着座者の上体の支持が不足してしまう点等の理由から、プレート体31の上下中間部分の後方に後突感知体25を位置させる。
しかして、前記板状支持材30のプレート体31の表側(前側)には、プレート体31に対して前後する弾力調節プレート40を設けている(図11)。
弾力調節プレート40は、弾性を有する合成樹脂製の一枚板状に形成する。弾力調節プレート40は板状支持材30に対して前後移動することによりクッション材4を前方に押出す支持弾力(着座者の背の押圧程度)を変更調節するランバー機能を発揮して、着座フィーリングを向上させる。
弾力調節プレート40の後面の上部所定位置には後側に突き出る後方突出係合部41を左右方向に夫々複数並設する。後方突出係合部41はプレート体31に形成した上側係合孔44に係合させる。
下部突出部55はプレート体31の下部に設けた下側開口部60よりプレート体31の後側に突出するように嵌合させ、プレート体31の後側に突出した下部係合部55のケーブル挿入溝58にインナーケーブル57の先端を嵌合させ、下部係合部55の下面にインナーケーブル57の先端のケーブル先端係合体61を係合させて係止する。
しかして、前記下部係合部55と下側開口部60は略同じ左右幅に形成し、前記下部係合部55の側縁が下側開口部60の内周に摺接しながら上下するように構成すると、下部係合部55と下側開口部60とが互いにガイドのように作用して、弾力調節プレート40の弾力調節作用を円滑・確実にでき、好適である。
また、下側開口部60の上下長さは、前記弾力調節プレート40が撓むために前記下部係合部55が上下しうる所定長さを有して開口させる。
プレート体31の左右中央位置には、ワイヤーケーブル56のアウターチューブ62のチューブ先端63を係止するチューブ係止部65を設ける。
しかして、図13〜図15は、板状支持材30に変えて、背凭フレーム3を四角枠の中抜き形状に形成し、この中抜き空間内には、ランバーサポート機能を有するクッション支持機構70を設けた実施例である。
サポート部73の横枠72の内の上側屈曲枠部74は、ガイド兼フレーム75の縦軸部76に上下摺動自在に取付ける。ガイド兼フレーム75の縦軸部76の上部の左右両側はコイルバネ76Bを介して左右の側部フレーム17に取付ける。左右の縦軸部76の下部は下側連結杆77により連結する。縦軸部76の下部と下側連結杆77の左右両側部分との間にはかぎ型状の係合部78を形成する。係合部78は、サポート部73の横枠72の内の最下部の下側屈曲枠部79に係合させて固定状態に取付ける。
後突感知体25の板状部後突感知体25Aは、下側屈曲枠部79よりも上方に位置させると、サポート部73によるホールド性を向上させつつ、後突を確実に検知できて、好適である。
この場合、後突感知体25は、着座前、クッション支持機構70のガイド兼フレーム75の後方に所定間隔を置いて位置させ、着座すると、サポート部73およびガイド兼フレーム75が後方に移動して後突感知体25に当接し、更にサポート部73およびガイド兼フレーム75と、後突感知体25とが一体状に後方に移動する。
クッション支持機構70は、ワイヤー80を牽引すると、サポート部73の上側屈曲枠部74と下側屈曲枠部79の間隔が狭くなって前記クッション材4を前方に押出す。反対に、ワイヤー80のインナーケーブル82を緩めると、バネ84の弾力およびサポート部73の弾性によりサポート部73の上側屈曲枠部74と下側屈曲枠部79の間隔が広くなってクッション材4を後方に引っ込める。
第一リンク杆86の下方の移動側ブラケット85には、第二リンク杆90の一端を軸91により軸着する。第二リンク杆90はその中間部を前記固定側ブラケット88に軸92により回動自在に取付ける。
前記上側リンク15は、第一リンク杆86と移動側ブラケット85と第二リンク杆90により構成し、背凭フレーム3の左右の側部フレーム17に夫々設ける。
前記第二リンク杆90の他端には伝動部材(ロッド)20の上部を軸93により連結する。
ヘッドレスト6のピラー8を支持するピラー支持部材11をヘッドレスト取付杆10に固定し、ヘッドレスト取付杆10の左右両側は夫々上側リンク杆15の上部に固定し、各上側リンク杆15の上下中間部は回動軸16により側部フレーム17に取付け、上側リンク杆15の下端部に伝動部材20の上部を取付け、伝動部材20の下部は上部を側部フレーム17に取付けた下側リンク26の上下中間部に軸着し、下側リンク26の下部に後突感知体25の左右両側を連結状態に取付けているから、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動すると、クッション材4を後方に押し、クッション材4はプレート体31を後方に押し、プレート体31は後突感知体25を後方移動させ、後突感知体25の後方移動により下側リンク26が回動して伝動部材20を下方に牽引し、伝動部材20は上側リンク杆15を回動軸16中心に下方回動させ、上側リンク杆15の上部は回動軸16中心に前方回動し、これによりヘッドレスト6は軸21中心に前方移動する。
したがって、ヘッドレスト6は上側リンク杆15により前方回動して頭部を支持し、むち打ち症防止効果を奏する。
したがって、仮に、後突感知体25を下側リンク26に感知体取付軸27により回動自在に取付けた場合の、感知体取付軸27の軸回りに後突感知体25の回動を防止して、異音発生を防止して、後突のエネルギーの伝達効率を向上させる。
即ち、後突感知体25を感知体取付軸27により下側リンク26に取付けて、仮に、後突感知体25のアーム部33が感知体取付軸27中心に回動すると、後突感知体25は感知体取付軸27とリンク取付軸28の二点を中心に回動することになり、この後突感知体25の感知体取付軸27中心の回動が起こると、他の構成部材に後突感知体25が当たることがあり、異音発生の原因となるが、本願では後突感知体25を下側リンク26に対して固定状態に取付けているので、異音発生を防止して、後突のエネルギーの伝達効率を向上させる。
また、図6の実施例では、複数の感知体取付軸27によりアーム部33を下側リンク26に固定しているから、複数の感知体取付軸27でアーム部33と下側リンク26の両方を溶接等の手段により固定でき、一層、確実に固定できる。
また、図7の実施例では、アーム部33を下側リンク26に直接溶接固定しているので、部品点数を少なくできる。
実施例のストッパ34は、アーム部33の下側側縁下方の下側リンク26にはストッパ34の一部を構成する下側ストッパ部34Aを、アーム部33の上側側縁上方の下側リンク26にストッパ34の一部を構成する上側ストッパ部34Bを夫々設けて構成しているから、下側ストッパ部34Aはアーム部33の下方回動を規制し、上側ストッパ部34Bはアーム部33の上方回動を規制する。
また、下側リンク26は、通常は下方に至るに従い前側に位置するように、傾斜させているから、後方から衝撃を受けた後突の際、下側リンク26はリンク取付軸28中心に後方回動する。
したがって、上側リンク杆15、伝動部材20、下側リンク26の作動機構は、その前側にクッション材4および表皮部材5が存在しても、作動方向が後側方向となるので、クッション材4および表皮部材5による圧力の干渉を避けられ、後突感知体25の移動をヘッドレスト6に確実に効率よく伝達する。
そのため、従来の上下に並設して「線」で支持するジグザグバネ構成に比して格段に着座感を向上させる。
即ち、「線」で支持するジグザグバネでは、後突のとき前方移動するヘッドレスト6によって頭部を支持しても、着座者の上体の支持不安定になって頭部と上体との位置関係がかえって悪化する惧れがあるが、本願では、板状支持材30により着座者の上体全体を「面」で支持するので、前方移動するヘッドレスト6と相俟って頭部および着座者の上体を良好に支持でき、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
また、板状支持材30のプレート体31は略四角形の一枚板状に形成しているから、プレート体31の所定部分にのみ掛かる荷重も、プレート体31全体が後方に移動することで上下左右に荷重を分散させ、確実に支持する。
即ち、例えば、上下にプレート体31を分割して形成すると、上下のプレート体31の間の部分に荷重が掛かったとき、上下のプレート体31は夫々回転して荷重を確実に支持できないことがあるが、本願は、略四角形の一枚板状のプレート体31により板状支持材30を形成しているので、上下中間に掛かる荷重も板状支持材30全体により確実に受け止めて支持する。
しかして、前記板状支持材30のプレート体31の表側には、弾力調節プレート40を設けており、弾力調節プレート40の上部は、後方突出係合部41をプレート体31の係合孔44に係合させ、弾力調節プレート40の下部の下部係合部55は、プレート体31の下部に設けた下側開口部60よりプレート体31の後側に突出させ、プレート体31の後側に突出する下部係合部55のケーブル挿入溝58にインナーケーブル57を嵌合させて、インナーケーブル57の先端のケーブル先端係合体61を下部係合部55のケーブル挿入溝58に係合させているから、弾力調節プレート40の上縁と下縁との間の距離を短くすると、弾力調節プレート40の上下中間部分は前側に競り出し、着座者を前方に押す圧力を強くし、反対に、弾力調節プレート40の上縁と下縁との間隔を長くすると、弾力調節プレート40の上下中間部分は後側に後退し、着座者を前方に押す圧力を弱くし、着座者に対する弾力を、体格や好みに応じて変更調節する。
したがって、背凭フレーム3に対するプレート体31の全体および後突感知体25との位置関係を変えずに、弾力調節プレート40は前後して弾力を調節でき、弾力調節プレート40の存在は後突感知体25を含むむち打ち対策機構やプレート体31の本来の作用効果に全く影響しない。
換言すると、クッション材を前方に押し出す弾力調節機構の場合、常時前方にクッション材を付勢させるため、クッション材の後方移動により後突を感知するため後突感知体の移動方向とは反対になるので、弾力調節機構とむち打ち症対策機構との併用はできないと従来考えられていたが、本願では、プレート体31の表側に弾力調節プレート40共に移動するように設けているので、併存を可能にしている。
しかして、図13〜図15の実施例では、プレート体31に変えて、背凭フレーム3の中抜き空間内に、ランバーサポート機能を有するクッション支持機構70を設けているから、着座者が衝撃の慣性により後方移動すると、クッション支持機構70のサポート部73が後方移動しながら着座者の背部全体を支持し、サポート部73の後方移動により後突感知体25が後方移動してヘッドレスト6が前方移動し、このヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、クッション支持機構70のサポート部73が着座者の背部全体を支持するから、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
また、クッション支持機構70のサポート部73およびガイド兼フレーム75は、背凭フレーム3に前後移動自在に取付けられ、慣性による移動方向はサポート部73およびガイド兼フレーム75と後突感知体25共に同じであるから両者の関係において、互いに干渉し合う事態はなく、サポート部73およびガイド兼フレーム75による着座者の支持と、後突感知体25による後突の感知の確実性とを両立させられ、合理的構成となる。
反対に、ワイヤー80のインナーケーブル82を緩めると、バネ84の弾力およびサポート部73の弾性によりサポート部73の上側屈曲枠部74と下側屈曲枠部79の間隔が広くなってクッション材4を後方に引っ込める。
したがって、クッション支持機構70は、クッション材4を面状に支持するのみならず、着座者の背の押圧程度を変更調節するランバー機能を発揮でき、着座フィーリングを向上させる。
Claims (4)
- 背凭シート2の背凭フレーム3は、中抜きの四角枠形状に形成し、該背凭フレーム3にヘッドレスト6を上側リンク15により前後移動可能に取付け、該上側リンク15は前記背凭フレーム3にリンク取付軸28により回動自在に取付けた下側リンク26と伝動部材20により連結し、下側リンク26には前記取付軸28よりも下方に位置させて後突感知体25を取付け、該後突感知体25は着座者が慣性による後方移動すると下側リンク26および伝動部材20を介して前記上側リンク15を作動させてヘッドレスト6を前方移動させて着座者の頭部を支持するように構成し、前記後突感知体25は前記下側リンク26とは別体に構成し、前記下側リンク26の側面には、下側リンク26と略平行状態に位置する前記後突感知体25のアーム部33を感知体取付軸27により取付け、前記アーム部33の下側側縁下方であって前記感知体取付軸27よりも後突感知体25に近い前記下側リンク26の部位にはストッパ34の一部を構成する下側ストッパ部34Aを、アーム部33の上側側縁上方であって前記感知体取付軸27よりも後突感知体25に近い下側リンク26の部位にはストッパ34の一部を構成する上側ストッパ部34Bを夫々設けて、前記アーム部33が前記下側リンク26に対して所定角度を保持するように構成した車両用シート。
- 請求項1において、前記背凭フレーム3の中抜きの四角枠内には、後突感知体25とは別体の着座者の背部を支持しうる一枚板形状のプレート体31を、ワイヤスプリング32を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在にプレート体31を取付け、該プレート体31の後方には前記後突感知体25を、プレート体31の左右両側には前記下側リンク26を夫々設けた車両用シート。
- 請求項2において、前記プレート体31の表面側には、該プレート体31に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレート40を設け、該弾力調節プレート40は、その上部側とその下部側との間隔を広狭に変化させることにより前後移動するようにして着座者の身体の支持弾力を調節しうるように構成した車両用シート。
- 請求項1において、前記後突感知体25の前側位置の前記背凭フレーム3の中抜きの枠内には、該後突感知体25とは別体のクッション支持機構70を設け、該クッション支持機構70は、左右一対の縦枠71に側方に突き出る横枠72を上下に所定間隔を置いて複数並設してサポート部73を形成し、該サポート部73は合成樹脂により弾性変形しかつ上下に伸縮してクッション材4を前方に押圧する程度を調節可能に構成した車両用シート。
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