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JP5592239B2 - 空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法 - Google Patents

空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気噴射式織機において、サブノズルの噴射期間(噴射開始時期〜噴射終了時期)を設定する方法に関する。
空気噴射式織機においては、緯入れ経路に沿って配置された多数のサブノズルが予め設定された期間に空気噴射を行うことにより、メインノズルから射出された緯糸の緯入れが行われる。また、一般に、前記多数のサブノズルは、その並び順で複数個ずつグループに分けられ、その同じグループ内に属する各サブノズルが共通の開閉弁に接続されて同時に噴射するように構成されている。このようなグループが、本出願でいう、「サブノズルグループ」である。そして、図6に示すように、緯入れ時には、各サブノズルグループが給糸側のものから並び順でリレー的に噴射を行うように噴射期間が設定されている。
ところで、一般に前記の各サブノズルグループの噴射期間は、緯入れの安定化という観点のみを考慮して設定されるため、必ずしも必要最小限に設定されている場合だけでは無く、過剰に設定されている場合も存在する。すなわち、緯入れの安定化という観点だけで考えれば、各サブノズルグループによる空気の噴射期間を十分に長くとれば良いが、その場合、空気噴射量が多くなるため、省エネルギー(空気噴射量の削減)という観点からは好ましくない。
そこで、サブノズルの噴射期間に関し、緯入れの安定化と空気噴射量の削減を一挙に図ることを目的とした設定方法として、特許文献1に開示されたものが存在する。以下、特許文献1の設定方法を、簡略化して説明する。
先ず、各サブノズルグループについて予め設定された噴射期間に対し、最も反給糸側のサブノズルグループの噴射期間が予め設定された微少時間だけ削減されるように噴射終了時期を早める変更が行われる。そして、その状態で緯入れを行ってみて緯糸の到達タイミングを検出し、その検出値が目標値以下であれば、緯入れ方向における1つ上流側のサブノズルグループの噴射期間についても前記と同様の変更が行われる。逆に、検出値が目標値を超えていれば前記変更が元に戻され、設定が終了する。また、前記変更が最も給糸側のサブノズルグループにまで行われても検出値が目標値以下である場合には、再度、最も反給糸側のサブノズルグループから並び順に前記変更が行われる。このようにして反給糸側のサブノズルグループから並び順に噴射終了時期を変更していき、到達タイミングが目標のタイミング以下の状態、すなわち、緯入れが安定して行われる状態の範囲において、空気噴射量の削減を図っている。
特開平5−86542号公報
前記特許文献1の設定方法から読み取れる技術的思想は、最も反給糸側のサブノズルグループから並び順に噴射終了時期を早めることのみである。この場合、最も反給糸側から数えて2番目以降に位置する各サブノズルグループの空気噴射量の削減量は、その緯入れ方向における下流側に位置するサブノズルグループと同じか、又は小さいものとなる。
しかしながら、このような設定方法では、空気噴射量の削減を図る上で十分とは言えない。以下、詳しく述べる。
反給糸側に位置するサブノズルグループについては、そこからの噴射が緯糸の搬送だけでなく、最終的に所定長さで緯入れされた緯糸の先端部付近を付勢し、先端側で緯糸を牽引する役割を果たしている。そのため、その空気噴射量に関与する噴射期間を削減するには限界があり、削減しすぎると経糸に拘束される前に緯糸に緩みが生じ、織物に欠点が生じてしまう。
他方、緯入れ方向の中間側に位置するサブノズルグループについては、反給糸側のものと比べ、そこからの噴射期間の削減が緯入れ(到達時期、緯糸の緩み等)に与える影響が少ないため、噴射期間をより大きく削減することが可能である。
しかし、前記特許文献1の設定方法の場合、反給糸側のサブノズルグループの噴射期間を削減しない限り、それよりも給糸側のサブノズルグループの噴射期間が削減されないため、緯入れ方向の中間側に位置するサブノズルグループの噴射期間の削減を、反給糸側に位置するサブノズルグループのそれよりも大きくすることはできない。従って、空気噴射量を十分に削減することができない。
本発明は、前記実情を考慮して創作されたもので、その課題は、空気噴射式織機において、緯入れの安定化と空気噴射量の削減を一挙に図ることを可能とするサブノズルの噴射期間の設定を、適切且つ容易に行えるようにする方法を提供することである。
本発明は、緯入れ経路に沿って配置された多数本のサブノズルを複数本ずつ共通の電磁開閉弁に接続されているもの毎に分けて複数のサブノズルグループを形成し、前記複数のサブノズルグループ毎に設定された噴射期間で各サブノズルグループが空気噴射を行うことにより、メインノズルから射出された緯糸が前記空気噴射による助勢を受けて緯入れが行われる空気噴射式織機を前提とする。
そして、前記空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法は、前記複数のサブノズルグループを、最も反給糸側のサブノズルグループを含むと共に2以上のサブノズルグループから成る下流側のサブノズルグループ群、最も給糸側のサブノズルグループを含むと共に2以上のサブノズルグループから成る上流側のサブノズルグループ群、及び下流側と上流側の各サブノズルグループ群に含まれるサブノズルグループを除くサブノズルグループから成る1以上の中流側のサブノズルグループ群に分けると共に、少なくとも前記中流側のサブノズルグループ群及び前記上流側のサブノズルグループ群を対象とし、予め定められた期間を1単位とした噴射期間の削減態様を前記対象とするサブノズルグループ群毎に個別に定めることによって、前記対象とする全てのサブノズルグループ群に対する個別の噴射期間の削減態様を含む空気噴射量削減パターンを複数異なる内容で決定し、決定した複数の空気噴射量削減パターンを予め記憶させておくと共に任意に選択可能とし、各サブノズルの噴射期間を設定するに際し、作業者が前記複数の空気噴射量削減パターンを任意に選択することにより、その選択された空気噴射量削減パターンに基づき、設定されている噴射期間の設定値における噴射終了時期が修正されることを特徴とする。
「設定されている噴射期間の設定値」とは、設定される製織条件(例えば、織機の回転数、織幅、緯糸の種類等)に基づいて求められる初期設定値であっても良いし、その初期設定値を修正した後の設定値であっても良い。
空気噴射量削減パターンは、対象とする全てのサブノズルグループの噴射期間を削減するものに限られず、対象とする全てのサブノズルグループのうち、少なくとも一つの噴射期間を削減するものであれば良い。従って、例えば、対象とするサブノズルグループが上流側と中流側の場合、空気噴射量削減パターンは、噴射期間の削減態様を、中流側のサブノズルグループ群については「1」単位、上流側のサブノズルグループ群については「0」単位とするパターンや、中流側のサブノズルグループ群については「0」単位、上流側のサブノズルグループ群については「1」単位とするパターン、或いは上流側・中流側のサブノズルグループ群について共に「1」単位とするパターン等であっても良い。この例のほかには、空気噴射量の削減に好適なものとして、以下に記載するものがある。
前記複数の空気噴射量削減パターンは、少なくとも上流側のサブノズルグループ群の噴射期間を削減すると共に中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が上流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量と同じか又は小さい第1の削減パターンと、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が他のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量よりも大きい第2の削減パターンとを含むことを特徴とするものである。
また、前記第1の削減パターンは、上流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量と中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量とが同じであって全体としての削減量が異なる複数の削減パターンを含み、前記第2の削減パターンは、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が異なる複数の削減パターンを含むことを特徴とするものとしても良い。
前記空気噴射式織機は、1色の緯入れを行うための緯入れ装置を備えた織機に限らず、多色緯入れを行うための緯入れ装置(多色緯入れ装置)を備えた織機であってもよい。本発明における好適な例として、以下に記載するものがある。
前記空気噴射式織機が複数の緯入れ系列から成る多色緯入れ装置を備えた織機であって、前記噴射終了時期の修正を緯入れ系列毎に行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、下流側のサブノズルグループ群における噴射期間(空気噴射量)の削減量に拘束されることなく、作業者が任意に空気噴射量削減パターンを選択して、空気噴射量の削減量を設定することができるので、例えば、緯入れへの影響が少ない中流側のサブノズルグループ群における噴射期間をより短くすることができ、所望の緯入れを実現する前提において空気噴射量の削減量のより有効な設定を行うことができる。また、予め記憶されている複数の空気噴射量削減パターンを任意に選択して設定を行うことができるため、作業者による設定が容易に行える。
空気噴射式織機の緯入れ装置における要部を示す説明図である。 空気噴射量削減パターンを選択する場合の設定表示装置の表示画面を示す説明図である。 空気噴射量削減パターンを詳細に示した説明図である。 変形例の空気噴射量削減パターンを詳細に示した説明図である。 変形例の空気噴射量削減パターンを詳細に示した説明図である。 従来の空気噴射式織機におけるサブノズルの一般的な噴射期間を示すグラフである。
図1は、本発明が適用される空気噴射式織機の一例として、多色の緯入れ装置を備えた織機の要部を示している。図1では、3つの緯入れ系列のみが示されているが、実際には6つの緯入れ系列を備えた6色の緯入れ装置とし、以後、その前提に基づいて説明する。なお、この6色の緯入れ装置が本発明の多色緯入れ装置に相当する。また、ここで言う「緯入れ系列」とは、1回の緯入れを協働で実現するために作動する複数の緯入れ関連装置(測長貯留装置15、メインノズル20、サブノズル21等)が属する組を言う。但し、サブノズル21は、全ての緯入れ系列に共通のものとする。
図1の緯入れ装置11において、カラーC1、C2、C3・・・の緯糸14は、給糸体スタンド12により支持されている給糸体13から引き出され、例えばドラム式の測長貯留装置15の糸巻付けアーム16の内部に導かれ、静止状態のドラム17の外周面で係止ピン18により係止されながら、糸巻付けアーム16の回転運動によりドラム17の外周面に巻き付けられる。これによって、1回の緯入れに必要な長さの緯糸14は、ドラム17の外周面に巻き付けられ、緯糸14の緯入れ時まで貯留されている。
測長貯留装置15(糸巻付けアーム16の回転運動及び係止ピン18の進退運動)や、後述の緯入れ用のメインノズル20は、織機制御装置42の緯入れ制御部44によって、緯入れパターンに定められた緯糸選択順序に基づいて動作する。
緯入れ開始タイミングで、緯入れ制御部44によって選択された緯糸14に対応する係止ピン18が操作器19に駆動されて、ドラム17の外周面から後退すると、ドラム17の外周に巻き付けられている1回の緯入れに必要な長さの緯糸14は、ドラム17上において解舒可能な状態となる。そして、ドラム17から緯入れ用のメインノズル20に通された緯糸14は、メインノズル20が噴射動作を行うことにより、ドラム17上から解舒されて緯入れされる。
選択された緯糸14に対応するメインノズル20は、設定された緯入れ開始タイミングで経糸22の開口23へ向けて圧力空気の噴射を開始し、設定された噴射期間に亘って噴射を継続することによって、所定の長さの緯糸14を射出して開口23内に緯入れする。この緯入れ動作によって、緯糸14は、開口23内の緯入れ経路に沿って飛走する。なお、圧力空気は、圧力空気源32から供給され、圧力調整器33により緯入れに適切な空気圧に調整されてから、電磁開閉弁34を経てメインノズル20に供給されている。電磁開閉弁34は、緯入れ制御部44の制御によって、緯入れパターンに定められた緯糸選択順序に基づいて動作する。
前記のように図1の緯入れ装置11は6色の緯入れに対応するものであるが、2色以上の緯入れの場合、給糸体13、測長貯留装置15及びメインノズル20等は、多色数(緯糸の本数)に応じて設置され、緯入れパターンに定められた緯糸選択順序によって緯入れ動作が行われる。また、1色の緯入れであれば、給糸体13、測長貯留装置15及びメインノズル20等は、1個だけ設置される。
メインノズル20から射出された緯糸14が開口23内の緯入れ経路に沿って飛走する過程で、多数本のサブノズル21は、圧力空気を緯入れ経路であって緯糸14の飛走方向に向けてリレー的に噴射し、飛走中の緯糸14を緯入れ方向に助勢する。より詳しく言えば、前記多数本のサブノズル21は、緯入れ経路に沿って間隔をあけて配置されており、しかも、給糸側から反給糸側に向かって複数本(図示の例では4本)ずつ共通の電磁開閉弁36に接続されている。このように共通の電磁開閉弁36に接続された複数本のサブノズル21によって、1つのサブノズルグループが形成される。図では、サブノズルグループが、最も給糸側のものから並び順に1G、2G、…と表示されている。また、図1では、4個の電磁開閉弁36のみが示されているが、実際には13個の電磁開閉弁36が配設されており、13のサブノズルグループが形成されているものとして、以後説明する。
また、圧力空気は、圧力空気源32から供給され、圧力調整器35によって適切な空気圧に調整されてから各電磁開閉弁36を経て各サブノズルグループのサブノズル21に供給されている。各電磁開閉弁36は、緯入れのときに緯入れ制御部44の制御下にあって、設定された噴射期間(噴射開始時期〜噴射終了時期)、対応するサブノズルグループのサブノズル21へ圧力空気を供給し、サブノズル21から圧力空気を噴射させて飛走中の緯糸14を緯入れ方向に助勢する。
メインノズル20及び各サブノズルグループのサブノズル21の噴射動作により、緯糸14が正常に緯入れされたときに、その緯糸14は、筬24の筬打ち運動によって織布25の織り前26に筬打ちされ、織布25に織り込まれた後、緯入れ側で給糸カッタ27によって切断され、メインノズル20の内部の緯糸14から切り離される。また、緯入れが正常に行われたか否かは、緯糸14の到達を検出するフィーラヘッド30、31からの信号に基づいて判別される。
織機制御装置42は、主制御装置42aと緯入れ制御装置43(緯入れ制御部44及び緯糸選択信号発生部45を含む)とから構成されている。主軸40の回転角度θの検出のために、主軸40にエンコーダ41が連結されており、エンコーダ41は、製織中における主軸40の回転角度θの信号を発生し、これを主制御装置42a、並びに緯入れ制御装置43の緯入れ制御部44及び緯糸選択信号発生部45等に送り込んでいる。
主制御装置42aは、主軸40の回転角度θの信号に基づいて織機の主運動の制御や停止時の制御を行う。緯入れ制御装置43の緯糸選択信号発生部45は、エンコーダ41からの回転角度θに基づいて織機の製織サイクルを把握し、緯入れパターンに予め設定されている緯糸選択順序に従って緯糸14を選択し、その選択した緯糸14に対応する緯糸選択信号S1を緯入れ制御部44に送る。緯入れ制御部44は、選択された緯糸14に対応する緯入れ系列の測長貯留装置15、メインノズル20、サブノズル21等の動作を設定された制御値に従って適切な回転角度θのもとに制御し、対応する緯入れ系列によって選択された緯糸14の緯入れ動作を実行させる。
上述した織機制御装置42は、機能別のブロックの組み合わせとして構成されている。かかる織機制御装置42は、各ブロックからなる装置を組み合わせて実現しても良いし、コンピュータに所定のソフトウェアをインストールし、そのソフトウェアを実行させることによって、コンピュータの入出力手段、記憶手段、演算制御手段及びソフトウェアが協働した各ブロックを構成し、それらブロックにより実現することも可能である。
また、主制御装置42a及び緯入れ制御装置43に対して製織条件のデータ等を交換するために、設定器としての設定表示装置46が双方向的に通信可能に設けられている。
設定表示装置46は、設定表示器47、ポート48、記憶部としてのメモリ49、処理部としてのCPU50を有している。ポート48は、設定表示器47、CPU50及び織機制御装置42からデータ(各種信号も含む。)を受け取り、これらの間でデータの送受信を行う。
メモリ49は、書き換え可能なものである。このメモリ49にはタッチパネル式の設定表示器47を制御するためのプログラムその他必要なソフトウェア、及びその他必要なデータが記憶されている。
設定表示器47は、表示装置であり、その表示画面の一部でタッチパネル式の入力装置を兼用し、表示画面のボタンに対するタッチ操作によって、表示の要求や各種の指令等を可能に構成されている。
CPU50いわゆるマイクロプロセッサは、メモリ49に記憶されている所定のソフトウェアに従ってポート48での入出力を制御するとともに、設定表示器47を制御し、設定表示器47からの画面表示の要求に応じてメモリ49から所定のデータを読み出すとともに、要求された表示画面を設定表示器47に表示させる。
図2は、設定表示器47の表示画面に表示される表示内容の一例を示している。図2の例では、表示画面は、各サブノズルグループの噴射期間(噴射開始時期〜噴射終了時期)を緯入れ系列毎に変更可能とする表示内容が1画面で表示されるものとなっている。
この表示内容のうちの左側半分には、各サブノズルグループの噴射期間を表す棒グラフが示されている。このグラフでは、横軸にはクランク角度(織機主軸回転角度)が、縦軸には給糸側を基準位置とした織幅が目盛にそれぞれ示されている。そして、縦軸における織幅の対応位置では、本実施例における13のサブノズルグループについて、各々の噴射期間が棒の長さによって示されている。各サブノズルグループについては、最も給糸側のものが1Gと表示され、並び順にその隣のものが2G、さらにその隣のものが3Gと言う具合に表示されている。棒グラフ内を斜めに横切る形の直線は、緯糸の飛走状況を概略的に示しており、図示の例では、緯入れ開始タイミングがクランク角度90°、目標とする到達タイミングがクランク角度230°となっている。
図示の例では、6種類の空気噴射量削減パターンが設けられており、各パターンが任意に選択可能となっている。各パターンの選択は、棒グラフの右横に縦一列に表示されているボタンで行われる。各ボタンについては、正方形の内部に他のボタンと区別可能なハッチングが施されると共に、ハッチングの内部に、各パターンに対応した番号が付されている。この画面では、番号6が付されたボタンに対応するパターンが選択されているものとする。また、番号2から6までの番号が付されたボタンの横には、「+パターン」の文字と、各ボタンの番号よりも1だけ小さい番号が内部に付された小型の正方形が示されている。これは、例えば、番号2のパターンであれば、番号1のパターンを含んだ空気噴射量削減パターンであることを視覚的に示している。
また、図示の例では、緯入れ系列毎に空気噴射量削減パターンの設定が可能となっている。この場合の緯入れ系列の選択は、画面の右端に縦一列に表示されている別のボタンで行われる。この別のボタンについては、正方形の内部に給糸体マークが施されると共に、給糸体マークの内部に各緯入れ系列に対応した番号が付されている。この画面には、番号1〜8までの給糸体マークが施されたボタンがあるが、そのうち番号1〜6までの給糸体マークが施されたボタンが選択可能である。選択可能なボタンは、明度を明るく表示してあり、選択されると明度を暗く表示してある。この画面では番号1が付されたボタンに対応する緯入れ系列が選択されている。他方、番号7、8の給糸体マークが施されたボタンは、選択不能であることを示すために明度を薄く表示してある。
本実施例では、主制御装置42aに予め設定される製織条件(例えば、織機の回転数、織幅、緯糸の種類等)に基づいて各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値が自動的に求められるものとし、それらの初期設定値に対し、図2で示した各パターンが独立した(組合せ不能な)空気噴射量削減パターンで修正を加えられるものとする。
図3は、図2で示した各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値、及び空気噴射量削減パターンを棒グラフ状の図形を利用しながら説明している。なお、図3は、各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値と空気噴射量削減パターンとの関係の理解を容易にするために、図2において横軸のクランク角度に合わせて記載されている各サブノズルグループの噴射期間に対応する横棒を、その右端(噴射終了時期)を揃えたかたちで描いたものである。
まず、サブノズルグループの噴射期間の初期設定値について詳述する。図示の例では、上記のように各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値を示す長方形の横棒が、左側に縦一列に示されている。そして、各サブノズルグループの横棒が、右端を縦一列に揃えながら、給糸側から反給糸側に向かって順番に上に積み重なって表示されている。これら積み重なった横棒の左端及び右端に各サブノズルグループの噴射期間における噴射開始時期及び噴射終了時期の初期設定値が、クランク角度として示されている。前記の噴射開始時期及び噴射終了時期のクランク角度は、給糸側から反給糸側に向かって並び順に、徐々に大きな値となっている。また、前記の噴射開始時期と噴射終了時期とから定められる噴射期間については、最も反給糸側のものが一番長く、最も給糸側のものが一番短く、これら以外のものが自身よりも一つ給糸側のものに比べて同じ又は長くなっている。なお、横棒の面積が空気噴射量に相当する。
噴射期間の設定は、サブノズルグループ毎に行われるのではなく、並び順に隣り合う2以上のサブノズルグループから構成されるサブノズルグループ群毎に行われる。そして、本発明でいう「下流側のサブノズルグループ群」とは、最も反給糸側のサブノズルグループを含む2以上のサブノズルグループからなるグループである。また、本発明でいう「上流側のサブノズルグループ群」とは、最も給糸側のサブノズルグループを含む2以上のサブノズルグループからなるグループである。そして、本発明でいう「中流側のサブノズルグループ群」とは、下流側と上流側の各サブノズルグループ群に含まれるサブノズルグループを除くサブノズルグループから成る1以上のグループである。
その上で図示の例では、最も反給糸側のサブノズルグループ13Gから給糸側に向かって並び順に3つのサブノズルグループ13G〜11Gが、下流側のサブノズルグループ群GU1を構成し、最も給糸側のサブノズルグループ1Gから反給糸側に向かって並び順に4つのサブノズルグループ1G〜4Gが、上流側のサブノズルグループ群GU3を構成している。また、これらの上流側及び下流側のサブノズルグループ群を除いた残りのサブノズルグループ5G〜10Gが、1つの中流側のサブノズルグループ群GU2を構成している。図示の例では、これら3つのサブノズルグループ群GU1〜GU3を全て対象として、空気噴射量削減パターンが定められる。
次に空気噴射量削減パターンについて詳述する。空気噴射量削減パターンは、対象とする全てのサブノズルグループ群に対する個別の噴射期間の削減態様を含むものである。本実施例では、3つのサブノズルグループ群が全て対象である。また、個別の噴射期間の削減態様は、予め定められた期間を1単位とし、単位の数によって噴射期間の削減態様(削減量)を、対象とするサブノズルグループ群毎に個別に定めたものである。空気噴射量削減パターンは、予め作成され、図1で示した設定表示装置46のメモリ49に記憶されている。図3の例では、異なる内容の空気噴射量削減パターンが6種類存在し、パターン1〜6と示されている。また、この図では、各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値に対する空気噴射削減量が分かるように、各パターン毎に、各サブノズルグループの噴射期間の初期設定値と同形の横棒が示され、その横棒の右端に噴射期間の削減態様を表す縦棒がハッチングを付して示されている。横に整列した縦棒の数が、先の単位数に相当する。本実施例は、クランク角度4°を1単位とする。すなわち、1単位分だけ噴射期間を削減する場合には、対象となるサブノズルグループ群の噴射期間における噴射終了時期が、初期設定値よりもクランク角度で4°先行する(小さくなる)ことになる。
図3に示した各空気噴射量削減パターンの異なる内容が、以下の表1に、パターン1〜6として示されている。
Figure 0005592239
上記表1に記載されている単独の数字は、削減量を表す単位の数であり、本発明の「サブノズルグループ群毎に個別に定めた噴射期間の削減態様」に相当する。そして、この表1の場合、各パターンは、上流側、中流側、下流側といったサブノズルグループ群毎に見れば他のパターンと同じ内容のこともあるが、全体として見れば他のパターンとは異なる内容となっている。
また、上記のパターン1〜4は、本発明でいう「第1の削減パターン」に属する。第1の削減パターンとは、少なくとも上流側のサブノズルグループ群の噴射期間を削減すると共に中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が上流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量と同じパターンである。しかも、パターン1〜4は、本発明でいう「第1の削減パターンは、上流側及び中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が同じであって全体としての削減量が異なる複数の削減パターンを含む。」ものである。
一方、パターン5、6は、本発明でいう「第2の削減パターン」に属する。第2の削減パターンとは、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が他のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量よりも大きいパターンである。しかも、パターン5、6は、本発明でいう「第2の削減パターンは、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が異なる複数の削減パターンを含む。」ものである。
上述した多色緯入れ織機には、初期設定として、織幅、織機の回転数、緯入れに使用される緯糸の種類、緯糸の選択順を示す緯入れパターンを含む製織条件が、設定表示装置46における設定表示器47を用いて設定される。これらの製織条件は、織機制御装置42における主制御装置42a内のメモリ(図示せず)に記憶される。
また、これらの製織条件のうちのサブノズルの噴射期間に関連する条件(例えば、織幅、回転数、緯糸種類等)に基づき、設定表示装置46におけるCPU50が所定のプログラムを用いて各サブノズルグループ群の噴射期間の初期設定値を求め、その求められた初期設定値が主制御装置42a内のメモリに記憶される。
各サブノズルグループ群の噴射期間の設定は次の手順で行われる。
(1)まず、作業者は、設定表示器に図2に示す画面を表示させる。なお、図2の左側半分に示されるグラフについては、当初、図6に示すように、初期設定値の状態がそのまま表示される。
(2)そして、作業者がいずれかのパターンを選択することにより、各サブノズルグループ群の噴射期間における噴射終了時期が修正される。なお、各パターンは、任意に選択可能であり、作業者によって任意に選択される。例えば、設定しようとする緯入れ系列で緯入れする緯糸について、中流側のサブノズルグループの削減量を大きく(噴射期間を短く)しても所望の緯入れを行えることが経験的に分かっている場合は、パターン5又はパターン6を最初から選択しても良い。また、どの程度削減できるか不明な場合は、削減量の小さなパターン1又はパターン2等を選択すれば良い。
(3)このような修正作業(初期設定値の噴射期間における噴射終了時期の修正作業)は、緯入れ系列毎に行われる。そして、全ての緯入れ系列に対する修正が行われた時点で、その修正後の設定値が緯入れ制御部44に転送され、緯入れ制御部44内のメモリ(図示せず)に記憶される。
その結果、緯入れ制御部44は、緯糸選択信号発生部45からの緯糸選択信号S1と、選択された緯入れ系列に対し設定された各サブノズルグループ群の噴射期間に基づき、緯入れ時において、サブノズル用の各電磁開閉弁36の開閉を制御する。
(4)上記設定後、作業者は、選択した空気噴射量削減パターンが適切か否かを試織により確認する。例えば、上記設定に従って緯入れを行った結果、ある緯入れ系列で緯入れされた緯糸が目標とする到達タイミングの許容範囲よりも遅れて到達した場合や、その緯糸に緩み等が発生した場合は、削減量が大きすぎると判断し、削減量が1段階小さいパターンによる修正に変更して噴射期間を設定し直すことが考えられる。
また、緯糸が目標とする到達タイミングの許容範囲内に到達した場合であって、削減量の小さいパターンによる修正で噴射期間の設定が行われている場合は、さらに空気噴射量を削減できるかを確認するために、削減量が1段階大きいパターンによる修正に変更して噴射期間を設定し直すことも考えられる。
(5)以上のような設定→試織→修正変更の作業を繰り返した結果として、各緯入れ系列におけるサブノズルグループの噴射期間の初期設定値に対し、空気噴射量の削減を適切な量に設定することができる。
予め記憶される空気噴射量削減パターンは前記実施例のものに限らず、図4、図5の例(変形例)のような変形も可能である。その概要を先に述べる。前記実施例では、独立した(組合せ不能な)複数のパターンのいずれかを選択して噴射期間の初期設定値を修正するものであるが、図4、図5の変形例は、組合せ可能な空気噴射量削減パターンを予め複数記憶させておき、これらを組合せて空気噴射量に対する削減量の設定を図るものである。以下、図番の順に各例を詳述する。
図4の変形例では、(a)図に示すように、異なる内容の空気噴射パターンが、3種類存在し、パターン1〜3として表示されている。以下の表2には、各空気噴射量削減パターンの内容が示されている。この例も3つのサブノズルグループ群が全て対象(噴射期間の削減態様が定められる対象)である。
Figure 0005592239
上記表2に記載されている単独の数字は、削減量を表す単位の数である。また、上記のパターン1、2は、「第1の削減パターン」に属し、パターン3は、「第2の削減パターン」に属する。
また、図4の(b)図には、上記のパターン1〜3を組合せて構成した組合せパターンが例として4種類示されている。
組合せパターン<1>は、パターン1とパターン2を1つずつ組合せたものである。
組合せパターン<2>は、パターン1を1つと、パターン2を2つ組合せたものである。
組合せパターン<3>は、パターン1を1つと、パターン2を3つと、パターン3を1つ組合せたものである。
組合せパターン<4>は、パターン1を1つと、パターン2を3つと、パターン3を2つ組み合わせたものである。
前記実施例では、上流側のサブノズルグループ群の空気噴射量に対する削減量は、最大で4単位までとなっているが、この変形例の場合であれば、組合せによっては、5単位以上にすることも可能である。
図5の変形例では、(a)図に示すように、異なる内容の空気噴射パターンが3種類存在し、パターン1〜3として表示されている。以下の表3には、各空気噴射量削減パターンの内容が示されている。この例も3つのサブノズルグループ群が全て対象(噴射期間の削減態様が定められる対象)である。
Figure 0005592239
上記表3に記載されている単独の数字は、削減量を表す単位の数である。また、上記のパターン3は、「第1の削減パターン」に属し、パターン2は、「第2の削減パターン」に属する。
また、図5の(b)図には、上記のパターン1〜3を組合せて構成した組合せパターンが例として4種類示されている。
組合せパターン<1>は、パターン2を2つ組合せたものである。
組合せパターン<2>は、パターン2を4つと、パターン3を1つ組合せたものである。
組合せパターン<3>は、パターン2を4つと、パターン3を3つ組合せたものである。
組合せパターン<4>は、パターン1を1つと、パターン2を4つと、パターン3を3つ組み合わせたものである。
この変形例であれば、より細かな削減量の設定が可能となる。例えば、中流側のサブノズルグループ群の空気噴射量を多く削減でき、次に上流側のサブノズルグループ群の空気噴射量を削減でき、下流側のサブノズルグループ群の空気噴射量をあまり削減できないことが経験的に分かっている場合、中流側(パターン2)、上流側(パターン3)、下流側(パターン1)の順で段階的に削減していく方法で、削減量を決定することが可能である。
本発明は、前記実施例、及び2つの変形例に限定されない。例えば、空気噴射量削減パターンの対象(噴射期間の削減態様が定められる対象)として、前記実施例等は、いずれも下流側のサブノズルグループ群を含むものとしてあるが、本発明は、下流側のサブノズルグループ群を必須とするものではなく、それ以外のもの、つまり中流側のサブノズルグループ群及び/又は上流側のサブノズルグループ群のみを含むものとしても良い。
その理由として、発明が解決しようとする課題の欄で前記したように、反給糸側のサブノズルグループは、緯入れ中(緯糸飛走中)の緯糸の搬送だけでなく、緯糸の先端が反給糸側へ到達した後の緯糸の緩み防止(ストレッチ機能)の役割も果たしているため、噴射終了時期を早めるのが好ましく無い場合が多い。従って、本発明は、空気噴射量削減パターンの対象として、最も反給糸側のサブノズルグループを含む下流側のサブノズルグループ群を除外したものであっても良い。
また、本発明は、下流側及び上流側のサブノズルグループ群に含まれるサブノズルグループの数については、前記実施例等のものに限らず、それぞれ最も反給糸側又は最も給糸側のサブノズルグループを含むと共に、それに隣り合う少なくとも1つ以上のサブノズルグループを含むものであれば良い。
また、本発明は、下流側及び上流側のサブノズルグループ群に含まれるサブノズルグループを除くサブノズルグループについては、前記実施例等のように1つの中流側のサブノズルグループ群を構成するものに限らず、並び順に2以上に分けて、2以上の中流側のサブノズルグループ群を構成するようにしても良い。この場合、2以上の中流側のサブノズルグループ群は、噴射期間の削減態様を異ならせても良い。
また、本発明は、空気噴射量削減パターンにおける削減量の1単位の設定については、前記実施例等のようにクランク角度を用いるものに限らず、それ以外に時間等を用いても良い。
11緯入れ装置 12給糸体スタンド
13給糸体 14緯糸
15測長貯留装置 16糸巻付けアーム
17ドラム 18係止ピン
19操作器 20メインノズル
21サブノズル 22経糸
23開口 24筬
25織布 26織り前
27給糸カッタ
30フィーラヘッド 31フィーラヘッド
32圧力空気源 33圧力調整器
34電磁開閉弁 35圧力調整器
36電磁開閉弁
40主軸 41エンコーダ
42織機制御装置 42a主制御装置
43緯入れ制御装置 44緯入れ制御部
45緯糸選択信号発生部 46設定表示装置
47設定表示器 48ポート
49メモリ
50CPU
C1カラー C2カラー
C3カラー
S1緯糸選択信号 θ角度

Claims (4)

  1. 緯入れ経路に沿って配置された多数本のサブノズルを複数本ずつ共通の電磁開閉弁に接続されているもの毎に分けて複数のサブノズルグループを形成し、前記複数のサブノズルグループ毎に設定された噴射期間で各サブノズルグループが空気噴射を行うことにより、メインノズルから射出された緯糸が前記空気噴射による助勢を受けて緯入れが行われる空気噴射式織機において、前記空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法であって、
    前記複数のサブノズルグループを、最も反給糸側のサブノズルグループを含むと共に2以上のサブノズルグループから成る下流側のサブノズルグループ群、最も給糸側のサブノズルグループを含むと共に2以上のサブノズルグループから成る上流側のサブノズルグループ群、及び下流側と上流側の各サブノズルグループ群に含まれるサブノズルグループを除くサブノズルグループから成る1以上の中流側のサブノズルグループ群に分けると共に、
    少なくとも前記中流側のサブノズルグループ群及び前記上流側のサブノズルグループ群を対象とし、予め定められた期間を1単位とした噴射期間の削減態様を前記対象とするサブノズルグループ群毎に個別に定めることによって、前記対象とする全てのサブノズルグループ群に対する個別の噴射期間の削減態様を含む空気噴射量削減パターンを複数異なる内容で決定し、決定した複数の空気噴射量削減パターンを予め記憶させておくと共に任意に選択可能とし、
    各サブノズルの噴射期間を設定するに際し、作業者が前記複数の空気噴射量削減パターンを任意に選択することにより、その選択された空気噴射量削減パターンに基づき、設定されている噴射期間の設定値における噴射終了時期が修正されることを特徴とする空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法。
  2. 前記複数の空気噴射量削減パターンは、少なくとも上流側のサブノズルグループ群の噴射期間を削減すると共に中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が上流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量と同じか又は小さい第1の削減パターンと、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が他のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量よりも大きい第2の削減パターンとを含むことを特徴とする請求項1記載の空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法。
  3. 前記第1の削減パターンは、上流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量と中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量とが同じであって全体としての削減量が異なる複数の削減パターンを含み、
    前記第2の削減パターンは、中流側のサブノズルグループ群における噴射期間の削減量が異なる複数の削減パターンを含むことを特徴とする請求項2記載の空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法。
  4. 前記空気噴射式織機が複数の緯入れ系列から成る多色緯入れ装置を備えた織機であって、前記噴射終了時期の修正を緯入れ系列毎に行うことを特徴とする請求項1、2又は3記載の空気噴射式織機におけるサブノズルの噴射期間設定方法。
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