JP5589400B2 - 包装材料、及び包装体 - Google Patents
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Description
また、「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」、「LDPE」は「低密度ポリエチレン」、「Al」は「アルミニウム」、「PTR」は「セロファン」の略語、機能的表現、通称、又は業界用語である。
包装材料は、レーザ照射によって、明瞭なレーザ印字ができ、基材が白化するなど変色せず、寸法安定性がよく、かつバリア性などの機能性が維持され、外観イメージに変化の少ないことが求められている。
また、基材の安定性に優れ、印字識別性に優れるレーザーマーキング可能な包装材料としては、外層から内層に向かって淡色インキ塗工層、銀インキ塗工層、プラスチック基材層、濃色インキ塗工層が積層された積層体に、レーザー光を照射して、前記淡色インキ塗工層と銀インキ塗工層とを消失させ、前記濃色インキ塗工層を現出させて印字情報を提供するものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、淡色インキ塗工層と銀インキ塗工層とを消失させ、前記濃色インキ塗工層を現出させる方法、即ち、銀インキ塗工層もレーザー光の照射で消失させるので、高エネルギーのレーザ出力を要するという問題点がある。特許文献2は本出願人の出願によるもので、銀色インキ層から反射してきたレーザ光も利用してレーザ印字する技術的発想については、特許文献2には記載も示唆もされていない。
請求項2の発明に係わる包装材料は、請求項1において、上記レーザ光が炭酸ガスレーザ光であり、上記包装材料のレーザ光を照射した後のガスバリア性が、レーザ光の照射前のガスバリア性の90%以上が保持されているように、したものである。
請求項3の発明に係わる包装体は、請求項1〜2のいずれかに記載の包装材料を用いて、レーザ印字されてなる上記模様が可変情報であるように、したものである。
請求項2の本発明によれば、レーザ照射によっても、ガスバリア性に劣化がなく、内容物の保管性に優れる効果を奏する。
請求項3の本発明によれば、レーザ印字によって製造ロットや賞味期間などの個別で固有の可変情報を印字でき、安心して消費できる包装体を提供できる効果を奏する。
アルミニウムペーストには、リーフィングタイプとノンリーフィングタイプがあるが、いずれを用いてもよく、蒸着アルミニウム薄膜を粉砕した粉末を用いたインキでもよい。
銀色インキ層14の形成は、グラビア印刷法、スクリーン印刷、フレキソ印刷などの公知の印刷法でよく、少なくとも着色インキ層13面に設ければよい。もちろん、他の印刷絵柄に同時に形成してもよい。模様、写真などのすべての絵柄が使用できる。
この銀色インキ層14面へポリエチレンイミン系のアンカコート剤を塗布し乾燥させ、第1ポリオレフィン系樹脂層15となるLDPE15μmを溶融押出しし、所謂ポリサンド法で、金属層17となる厚さが9μmのアルミニウム箔と積層した。
このアルミニウム箔面へポリウレタン系のアンカコート剤を塗布し乾燥させ、第2ポリオレフィン系樹脂層19となるLDPE40μmを溶融押出して、PET12μm/緑+銀インキ層/LDPE15μm/Al箔9μm/LDPE40μmからなる実施例1の包装材料10を得た。
印字は印字状態及び明瞭に視認できるものを合格とし「○印」で表した。
基材の損傷は、レーザ照射後の実施例、比較例の包装材料10の基材11面を目視で観察し、著しい傷や凹凸のないのを合格とし「○印」で表した。
包装材料のガスバリア性は、JIS−K−7126に準拠した実施例、比較例の包装材料10の酸素透過度で、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクストラン(OXTRAN2/20)〕を使用して測定し、レーザ光を照射後のガスバリア性が、レーザ光の照射前のガスバリア性の90%以上が保持されているものを合格とし「○印」で表した。結果を表1に表す。
11:基材
13:着色インキ層
14:銀インキ層
15:第1ポリオレフィン系樹脂
17:金属層
19:第2ポリオレフィン系樹脂
Claims (3)
- 基材、第1ポリオレフィン系樹脂層、金属層、及び第2ポリオレフィン系樹脂層が順に積層されてなるガスバリア性の包装材料であって、
前記基材が、2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムで構成され、
前記基材の第1ポリオレフィン系樹脂層側の少なくとも1部に着色インキ層及び銀色インキ層が、この順に積層されたレーザ印字領域を有し、
レーザ光を前記基材側から照射した際に、基材を透過して着色インキ層へ達したレーザ光及び銀色インキ層から反射してきたレーザ光によって、着色インキ層が、透明化して任意の模様をレーザ印字でき、
かつ、第1ポリオレフィン系樹脂層が、基材、着色インキ層及び銀色インキ層を透過してきたレーザ光を吸収して金属層のガスバリア性を維持し、
かつまた、基材が、レーザ照射によって変色しないこと
を特徴とする包装材料。 - 上記レーザ光が、炭酸ガスレーザ光であり、上記包装材料のレーザ光を照射した後のガスバリア性が、レーザ光の照射前のガスバリア性の90%以上が保持されていることを特徴とする請求項1に記載の包装材料。
- 請求項1〜2のいずれかに記載の包装材料を用いて、レーザ印字されてなる上記模様が、可変情報であるを特徴とする包装体。
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