JP5565983B2 - 水性被覆材 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献2のアルコキシシラン化合物も、水との反応性を有するアルコキシシリル基を有するものである。そのため、特許文献2の被覆材を市場で流通させるには、水性樹脂とアルコキシシラン化合物とを別成分とし、塗装時に混合する2液型被覆材としなければならず、塗装に供するまでの保存時、流通時にはアルコキシシラン化合物に水分が混入しないよう十分に留意しなければならない。
1.加水分解性シリル基を有するアクリル樹脂エマルション(A)、粒子径1〜200nmの水分散性シリカ(B)、ポリフルオロアルキル基とノニオン性または両性の親水基を有する含フッ素化合物(C)を必須成分として含有する水性被覆材であり、(A)成分、(B)成分、(C)成分の混合比率が、被覆材全量に対し、(A)成分の固形分が1重量%以上50重量%以下、(B)成分の固形分が0.1重量%以上40重量%以下、(C)成分が、0.01重量%以上3.0重量%以下であることを特徴とする水性被覆材。
2.(C)成分が、ポリフルオロアルキル基と、ポリアルキレンオキサイド基、アミンオキサイド基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する含フッ素化合物(C)、及び/又は、ポリフルオロアルキル基を有するベタイン構造の含フッ素化合物(C)を必須成分として含有することを特徴とする1.に記載の水性被覆材。
3.さらに、着色顔料、体質顔料、骨材から選択される少なくとも1種以上を含むことを特徴とする1.または2.に記載の水性被覆材。
4.(B)成分のpHが、5以上12以下であることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載の水性被覆材。
なお、本発明水性被覆材には、(A)成分〜(C)成分以外に、上記成分の分散媒の他、目的とする水性被覆材として必要な各成分を適宜含有することができる。
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸またはそのモノアルキルエステル、イタコン酸またはそのモノアルキルエステル、フマル酸またはそのモノアルキルエステル等のカルボキシル基含有モノマー;
N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、N−(2−ジメチルアミノエチル)アクリルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリルアミド等のアミノ基含有モノマー;
ビニルピリジン等のピリジン系モノマー;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有モノマー;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル系モノマー;
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル基含有モノマー;
スチレン、2−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノマー;
アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド基含有モノマー;
グリシジル(メタ)アクリレート、ジグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー;
アクロレイン、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン等のカルボニル基含有モノマー;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン等のアルコキシシリル基含有モノマー;
塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニリデン系モノマー;
その他、エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジエン、ビニルピロリドン、塩化ビニル、ビニルエーテル、ビニルケトン、ビニルアミド、クロロプレン等が挙げられる。これらは1種または2種以上で使用することができる。このうち、重合性モノマーとしてアルコキシシリル基含有モノマーを含む場合は、(B)成分との相互作用により塗膜物性向上を図ることができる。
(A)成分と(B)成分が化学的に結合することによって、耐割れ性等の塗膜物性を確保しつつ、耐汚染性を発揮させることが可能となる。
このような(B)成分を使用することによって、形成塗膜の耐水性、耐汚染性等をより高めることができる。
このような効果が奏される具体的な作用機構は明らかではないが、塗膜形成時に(B)成分、(C)成分が塗膜表面に配向し、両者の相乗作用により塗膜表面の硬度、親水性等が効果的に高まっていると同時に、塗膜内部では、(A)成分の作用等により可とう性、造膜性等が向上しているものと推測される。
両性の親水基としては、4級アンモニウムのハロゲン塩、ベタイン等の含窒素両性親水基が挙げられる。このうち、4級アンモニウムのハロゲン塩中のハロゲンとしては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。ベタインは、4級アンモニウムと酸の陰イオンを有するものであり、酸としてはカルボン酸等が挙げられる。(C)成分における親水基としては、特にベタイン構造を有する含窒素両性親水基が好適である。
(C)成分としては、その0.01%水溶液の25℃における表面張力が20mN/m以下(さらには18mN/m以下)であるものが好適である。
体質顔料としては、例えば、重質炭酸カルシウム、軽微性炭酸カルシウム、カオリン、クレー、陶土、チャイナクレー、珪藻土、含水微粉珪酸、タルク、バライト粉、硫酸バリウム、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、シリカ粉、水酸化アルミニウム等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用することができる。体質顔料の粒子径は、通常50μm未満(好ましくは0.5μm以上30μm以下)である。
(A)成分が少なすぎる場合は、塗膜を形成することが困難である。
(B)成分が少なすぎる場合は、十分な耐汚染性を得ることができない。また、(B)成分が多すぎる場合は、塗膜にひび割れが生じやすくなる。また、つや有りタイプの被覆材においては、高光沢の塗膜が得られにくくなる。
(C)成分が上記混合比率より少なすぎる場合は、耐汚染性において十分な物性が得られ難くなる。また、(C)成分が多すぎる場合は、塗膜の外観、耐水性等に支障をきたすおそれがある。
特に、水性被覆材が、クリヤータイプの場合は、被覆材全量に対し、(A)成分の固形分が5重量%以上50重量%以下(好ましくは8重量%以上40重量%以下)、(B)成分の固形分が、1重量%以上40重量%以下(好ましくは3重量%以上35重量%以下、さらに好ましくは5重量%以上30重量%以下)、(C)成分が、0.01重量%以上3.0重量%以下(好ましくは0.05重量%以上2.0重量%以下)であることが好ましい。
また、被覆材が、着色顔料、体質顔料、骨材等を含む、つや有りタイプ、つや消しタイプ、また、自然石調塗材、薄付け仕上塗材、厚付け仕上塗材等である場合は、被覆材全量に対し、(A)成分の固形分が1重量%以上40重量%以下(好ましくは5重量%以上30重量%以下)、(B)成分の固形分が、0.1重量%以上20重量%以下(好ましくは0.2重量%以上15重量%以下)、(C)成分が、0.01重量%以上3.0重量%以下(好ましくは0.05重量%以上2.0重量%以下)であることが好ましい。また、着色顔料、体質顔料、骨材の合計量の混合比率が、被覆材全量に対し、0.01重量%以上90重量%以下(好ましくは0.1重量%以上80重量%以下)程度であればよい。
この際、本発明の被覆材は、最終の仕上面に施されるものであり、基材に直接塗装することもできるし、何らかの表面処理材を用いて表面処理(シーラー処理、フィラー処理、サーフェーサ処理、パテ処理等)を施した上に塗装することも可能である。
塗装方法としては、特に限定されず、基材に対し、スプレー塗り、ローラー塗り、コテ塗り、刷毛塗り等の方法で塗装すればよく、1回のみの塗装でも、複数回の塗装でもよく、また複数回塗装する場合は、同一または異なる種類の被覆材を複数回塗装してもよい。
例えば、基材または基材表面に施された表面処理材層が有機材料等を含む弾性を有する場合、伸び率の高い被覆材を塗装した後、伸び率の低い被覆材を順に塗装することにより、基材に対し追従性を付与するとともに、耐汚染性を発揮することができる。
具体的には、伸び率が50%以上(さらには80%以上)である基材に対し、基材の伸び率の30%以上90%以下である第1被覆材を塗装して第1被覆材層を形成し、該第1被覆材層の上に、第1被覆材層の伸び率の30%以上90%以下である第2被覆材を塗装して第2被覆材層を形成することにより、基材に対し追従性を付与するとともに、耐汚染性を発揮することができる。
また、基材または基材表面に施された表面処理材層が有機材料等を含む弾性を有する場合、(A)成分と(B)成分の混合比率が異なる被覆材を順に塗装することにより、有機基材に対し密着性、追従性を付与するとともに、耐汚染性を発揮することができる。
具体的には、基材に対し、(B)成分(固形分)の含有量が0重量%以上1重量%以下である第1被覆材を塗装して第1被覆材層を形成し、該第1被覆材層の上に、(B)成分の含有量が第1被覆材よりも多く、(B)成分(固形分)の含有量が0.5重量%以上20重量%以下である第2被覆材を塗装して第2被覆材層を形成することにより、基材に対し密着性、追従性を付与するとともに、耐汚染性を発揮することができる。
・エマルションB:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート−(γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン)−メタクリル酸共重合体、pH8.9、固形分50重量%、最低造膜温度26℃)
・エマルションC:アクリル樹脂エマルション(メチルメタクリレート−シクロヘキシルメタクリレート−(2−エチルヘキシルアクリレート)−(n−ブチルメタクリレート)−(n−ブチルアクリレート)−メタクリル酸共重合体、pH8.9、固形分49重量%、最低造膜温度0℃)
・着色顔料:酸化チタン分散液(固形分70重量%)
・造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート
・増粘剤:ポリウレタン系増粘剤
・消泡剤:シリコーン系消泡剤
・水分散性シリカA:シリカゾル(pH7.6、固形分20重量%、平均1次粒子径27nm、電気伝導度0.6mS/cm)
・水分散性シリカB:シリカゾル(pH9.3、固形分20重量%、平均1次粒子径20nm、電気伝導度1.8mS/cm)
・含フッ素化合物A:パーフルオロアルキルアミンオキシド(0.01%水溶液の表面張力16.0mN/m(25℃))
・含フッ素化合物B:パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(0.01%水溶液の表面張力17.5mN/m(25℃))
・含フッ素化合物C:パーフルオロアルキルベタイン(0.01%水溶液の表面張力16.0mN/m(25℃))
・含フッ素化合物D:パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩(0.01%水溶液の表面張力17.0mN/m(25℃))
・含フッ素化合物E:トリフルオロエタノール
・骨材:粒子径120〜300μmの着色骨材混合物
<被覆材の製造>
表1に示す配合に従い、常法により各原料を均一に混合して被覆材を製造した。表1の配合量は重量部にて表示した。
(1)貯蔵安定性
被覆材を製造した後、直ちに粘度を測定した。次に、被覆材を容器に入れて密閉し、50℃雰囲気で15日間貯蔵した後、再び粘度を測定した。
○:粘度変化10%未満
△:粘度変化10%以上50%未満
×:粘度変化50%以上
150×120×3mmの透明なガラス板に、すきま150μmのフィルムアプリケータを用いて被覆材を塗付し、ガラス板を水平に置いて標準状態で48時間乾燥養生した後、JIS K 5600−4−7により鏡面光沢度を測定した。測定角度は60度とした。
150mm×75mm×3mmのスレート板に対し、エポキシ系下塗材を乾燥膜厚が30μmとなるように塗装し、標準状態で8時間乾燥させた後、被覆材を乾燥膜厚が40μmとなるように塗装し、標準状態で7日間乾燥させることにより試験体を作製した。
以上の方法で得られた試験体の塗膜表面の接触角を測定した。接触角の測定は、協和界面科学株式会社製CA−A型接触角測定装置にて行った。
300×150×3mmのアルミニウム板を、上端から3分の1の位置で、内角度が135度になるように折り曲げたものを試験基材とした。この試験基材の凸面に、エポキシ系下塗材を乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレー塗装し、標準状態で8時間乾燥させた。次に、被覆材を乾燥膜厚が40μmとなるようにスプレー塗装し、標準状態で7日間乾燥養生した。
以上の方法で得られた試験体を、面積の広い面を垂直にして大阪府茨木市で南面向きに設置し、3ヵ月間屋外曝露を行った。このとき垂直面における雨筋汚れ状態を目視観察し、汚れの程度に応じて10段階(優:10>1:劣)で評価した。
試験結果を表2に示す。実施例1〜9では、いずれの試験においても良好な結果を得ることができた。
<被覆材の製造>
表3に示す配合に従い、常法により各原料を均一に混合して被覆材を製造した。表3の配合量は重量部にて表示した。
(1)耐雨筋汚染性
300×150×3mmのアルミニウム板を、上端から3分の1の位置で、内角度が135度になるように折り曲げたものを試験基材とした。この試験基材の凸面に、エポキシ系下塗材を乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレー塗装し、標準状態で8時間乾燥させた。次に、被覆材を乾燥膜厚が約2mmとなるようにスプレー塗装し、標準状態で7日間乾燥養生した。
以上の方法で得られた試験体を、面積の広い面を垂直にして大阪府茨木市で南面向きに設置し、3ヵ月間屋外曝露を行った。このとき垂直面における雨筋汚れ状態を目視観察し、汚れの程度に応じて10段階(優:10>1:劣)で評価した。
試験結果を表3に示す。実施例10〜14では良好な結果を得ることができた。
<被覆材の製造>
エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤3重量部、消泡剤0.3重量部、水分散性シリカA13重量部、含フッ素化合物C2重量部を常法により均一に混合して、被覆材3−1を製造した。
また、エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤3重量部、消泡剤0.3重量部、水分散性シリカA13重量部を混合したものを被覆材3−2とした。エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤3重量部、消泡剤0.3重量部、含フッ素化合物C2重量部を混合したものを被覆材3−3とした。
アルミニウム板に、被覆材3−1〜3−3をそれぞれ1mmの膜厚で塗付した後、5℃環境下に放置した。この試験体につき、72時間後及び168時間後における塗膜の重量減少率を測定した。
その結果、被覆材3−1は、72時間後及び168時間後の重量減少率がそれぞれ20重量%、42重量%であった。これに対し、被覆材3−2は11重量%(72時間後)、27重量%(168時間後)、被覆材3−3は11重量%(72時間後)、25重量%(168時間後)であった。被覆材3−1は、被覆材3−2及び3−3に比べ乾燥性に優れる結果となった。
<被覆材の製造>
エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤5重量部、消泡剤1重量部、骨材450重量部を常法により均一に混合して、被覆材4−1を製造した。
また、エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤5重量部、消泡剤1重量部、水分散性シリカA10重量部、含フッ素化合物C2重量部、骨材450重量部を常法により均一に混合して、被覆材4−2を製造した。
エマルションA200重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤5重量部、消泡剤1重量部、含フッ素化合物C2重量部、骨材450重量部を常法により均一に混合して、被覆材4−3を製造した。
エマルションA150重量部、エマルションB50重量部、造膜助剤18重量部、増粘剤5重量部、消泡剤1重量部、水分散性シリカA10重量部、含フッ素化合物C2重量部、骨材450重量部を常法により均一に混合して、被覆材4−4を製造した。
(追従性試験1)
変性シリコーン系シーリング材を用いて、サイディングボード(300mm×170mm×12mm)2枚を隙間10mmでつなぎあわせて、基材を作製した。
該基材の上に、被覆材4−1を塗付量が1.0kg/m2となるようにスプレー塗装し、温度23℃、湿度50%で乾燥させた。
次に、塗付後2時間後、被覆材4−2を塗付量が2.0kg/m2となるようにスプレー塗装し、温度23℃、湿度50%で24時間乾燥させ、試験体を得た。
作製した試験体を、引っ張り試験機にて、水平方向に30%変位させた時の、表面状態により、評価を行った。その結果、試験体に異常はみられなかった。
(追従性試験2)
被覆材4−1を被覆材4−3、被覆材4−2を被覆材4−4に換えた以外は、追従試験1と同様の方法で、試験を行った。その結果、試験体に異常はみられなかった。
(追従性試験3)
変性シリコーン系シーリング材を用いて、サイディングボード(300mm×170mm×12mm)2枚を隙間10mmでつなぎあわせて、基材を作製した。
該基材の上に、被覆材4−2を塗付量が2.0kg/m2となるようにスプレー塗装し、温度23℃、湿度50%で乾燥させ、試験体を得た。
作製した試験体を、引っ張り試験機にて、水平方向に30%変位させた時の、表面状態により、評価を行った。その結果、試験体にほとんど異常はみられなかった。
Claims (4)
- 加水分解性シリル基を有するアクリル樹脂エマルション(A)、粒子径1〜200nmの水分散性シリカ(B)、ポリフルオロアルキル基とノニオン性または両性の親水基を有する含フッ素化合物(C)を必須成分として含有する水性被覆材であり、(A)成分、(B)成分、(C)成分の混合比率が、被覆材全量に対し、(A)成分の固形分が1重量%以上50重量%以下、(B)成分の固形分が0.1重量%以上40重量%以下、(C)成分が、0.01重量%以上3.0重量%以下であることを特徴とする水性被覆材。
- (C)成分が、ポリフルオロアルキル基と、ポリアルキレンオキサイド基、アミンオキサイド基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する含フッ素化合物(C)、及び/又は、ポリフルオロアルキル基を有するベタイン構造の含フッ素化合物(C)を必須成分として含有することを特徴とする請求項1に記載の水性被覆材。
- さらに、着色顔料、体質顔料、骨材から選択される少なくとも1種以上を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水性被覆材。
- (B)成分のpHが、5以上12以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の水性被覆材。
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