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JP5549335B2 - 基板観察装置およびデバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板観察装置およびデバイスの製造方法に関する。
複数のウェハを貼り合わせて接合した後に個片化することで立体構造を備える半導体チップを製造する重ね合わせ装置が近年注目を集めている。重ね合わせ装置は、複数のウェハを重ね合わせるときに、位置合わせ装置によって高精度に位置を合わせて重ね合わせる(例えば、特許文献1を参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2005−251972号公報
位置合わせ装置は、対向する2枚のウェハの表面にそれぞれ形成された複数のアライメントマークを顕微鏡で観察しながら、少なくとも片方のウェハを移動させることで、アライメントマークの位置を基準として2枚のウェハの位置を合わせる。位置合わせ装置が備える顕微鏡は高倍率に設定されており焦点深度が浅いので、ウェハの観察対象面と顕微鏡の間隔が少しでもずれていると、アライメントマークが合焦状態にならず精度良く検出することができない。この時ウェハを載置するステージのZ位置を調整することで、アライメントマークを合焦状態とすることができるが、その調整には時間を要する。
そこで、顕微鏡に焦点調整機構を備えることで、ウェハを載置するステージを調整することなく、ウェハの観察対象面を焦点深度に収めていた。しかしながら近年、積層ウェハの重ね合わせ、ウェハホルダを使用した重ね合わせが実行されるようになり、観察対象面が焦点調整機構による調整可能範囲を超える場合がある。観察対象面が焦点調整機構による調整可能範囲を超えた場合、ウェハを載置するステージで観察対象面の位置を調整することになり、この調整が全体のスループットを低下させる1つの要因となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る基板観察装置は、基板を保持するステージと、基板の表面を観察する観察器と、基板の厚さである基板厚を予め取得する取得部と、観察器による基板の観察前に、ステージと観察器の間隔を、取得部の取得結果に基づいて調整する調整部を備える。
また上記課題を解決するために、本発明の第2の態様に係る基板観察装置は、基板ホルダを介して基板を保持するステージと、基板の表面を観察する観察器と、基板ホルダの厚さである基板ホルダ厚を予め取得する取得部と、観察器による基板の観察前に、ステージと観察器の間隔を、取得部の取得結果に基づいて調整する調整部とを備える。
また上記課題を解決するために、本発明の第3の態様に係るデバイスの製造方法は、複数の基板を重ね合わせて製造されるデバイスの製造方法であって、複数の基板を重ね合わせる工程は、複数の基板の一の基板の厚さである基板厚を予め取得する取得ステップと、一の基板をステージに保持する保持ステップと、一の基板の表面を観察する観察器とステージとの間隔を、取得ステップの取得結果に基づいて調整する調整ステップと、観察器により表面を観察する観察ステップとを含む。
また上記課題を解決するために、本発明の第4の態様に係るデバイスの製造方法は、複数の基板を重ね合わせて製造されるデバイスの製造方法であって、複数の基板を重ね合わせる工程は、複数の基板の一の基板が載置される基板ホルダの厚さである基板ホルダ厚を予め取得する取得ステップと、一の基板を載置した基板ホルダをステージに保持する保持ステップと、一の基板の表面を観察する観察器とステージとの間隔を、取得ステップの取得結果に基づいて調整する調整ステップと、観察器により表面を観察する観察ステップとを含む。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
重ね合わせ装置の全体構成を概略的に示す平面図である。 基板を搭載した基板ホルダを概略的に示す斜視図である。 本アライナの構造を概略的に示す断面図である。 本アライナが備える顕微鏡の焦点深度および焦点調整機構の調整範囲を示す概念図である。 本アライナが備える顕微鏡の焦点深度および焦点調整機構の調整範囲を示す概念図である。 本アライナに下基板を搬入して上基板と重ね合わせる処理の流れを示すフローチャートである。 照明部が投光したスリット光を、基板および基板ホルダが反射した部分を含む撮影画像データを表す概念図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るデバイスの製造方法を実施する重ね合わせ装置100の全体構造を概略的に示す平面図である。図では、重ね合わせ装置100の設置面方向をXY軸方向、重力方向をZ軸方向とする。重ね合わせ装置100は、回路パターンが形成された複数の基板を、接合すべき電極同士が接触するように重ね合わせて加熱加圧することで接合する装置である。
重ね合わせ装置100は、共通の筐体101の内部に形成された大気環境部102および真空環境部202を含む。大気環境部102は、筐体101の外部に面して、制御部110およびEFEM(Equipment Front End Module)112を有する。重ね合わせ装置100に含まれる各装置の各要素は、重ね合わせ装置100全体の制御および演算を司る制御部110、または要素ごとに設けられた制御演算部が、統合制御、協調制御をすることにより動作する。
制御部110は、重ね合わせ装置100を制御するための制御データを記憶する記憶部111を有する。また制御部110は、制御データ等を入力可能な入力部118を備える。ユーザは入力部118を介して制御データを入力できる。
EFEM112は、3つのロードポート113、114、115およびロボットアーム116を備える。各ロードポートには密閉型の基板格納用ポッドであるFOUP(Front Opening Unified Pod)が装着される。FOUPに格納された基板120は、ロボットアーム116によって出し入れされる。
ここでいう基板120は、シリコンウェハ、化合物半導体ウェハ等であり、既に回路パターンが複数周期的に形成されているウェハが1枚からなる単層基板の場合と、複数のウェハが積層された積層基板の場合がある。重ね合わせ装置100は、単層基板と単層基板、単層基板と積層基板、積層基板と積層基板のいずれの組み合わせについても重ね合わせを実行できるが、本実施形態では単層基板と積層基板を重ね合わせる実施形態を中心に説明する。
FOUPに格納されている基板120が単層基板であるか積層基板であるか、また積層基板である場合に何枚の基板が積層されているかは、制御データとして予めユーザによって入力される。制御部110は記憶部111に記憶された制御データを参照することで、大気環境部102に搬入する基板120が単層基板か積層基板か、また積層基板である場合の積層数について管理する。
大気環境部102は、筐体101の内側にそれぞれ配置された、予備アライナ130、本アライナ140、ホルダラック150および分離機構160を備える。予備アライナ130は、基板120が本アライナ140に搬入されたときに、本アライナ140が備える顕微鏡の観察視野内に基板120のアライメントマークが収まるように、基板120を予備的に位置合わせする装置である。
予備アライナ130は、基板位置合わせ部131と基板搭載部134を含む。基板位置合わせ部131は、ターンテーブル132および観察器133を備える。基板位置合わせ部131にはロボットアーム116によって基板120が搬入され、搬入された基板120はターンテーブル132上に載置される。基板120の外周には切欠が設けられており、基板位置合わせ部131は、観察器133によって基板120の切欠を観察しながら、基板120の位置合わせをする。
基板搭載部134は、ホルダテーブル135および観察器136を備える。ホルダテーブル135には、ホルダラック150から搬出された基板ホルダ190が載置される。観察器136は予備アライナ130の天井フレームに設置されており、ホルダテーブル135に載置された基板ホルダ190および基板ホルダ190上に配置された基板120を観察できるように調整されている。
基板搭載部134は、観察器136によって基板120および基板ホルダ190を観察しながら位置合わせをして、基板ホルダ190上に基板120を搭載する。基板ホルダ190は静電吸着により基板120を保持する。このようにして一体化された基板120および基板ホルダ190を、ワークと呼ぶ。予備アライナ130により形成されたワークは、ロボットアーム172によって本アライナ140に搬入される。
基板搭載部134はまた、照明部137と撮像部138を備える。照明部137は、基板120の載置面方向に対して斜めから、基板120および基板ホルダ190の周縁部に対してスリット光139を投光する。スリット光139は、円盤状の基板120の径方向に延伸する細長い形状を有しており、その照射範囲は基板120のエッジの一部分を含む。
撮像部138は、照明部137が投光したスリット光139を、基板120および基板ホルダ190が反射した反射光が到達する位置に設置されており、スリット光139を反射した部分を含む領域を撮影する。予備アライナ130は、撮像部138により撮影して取得した、スリット光139を反射した部分を含む撮影画像データを解析することで、基板120の厚さを検出する。
予備アライナ130は、制御部110から、基板120の厚さの検出を指示する制御信号を受信した場合に、照明部137および撮像部138を動作させることで、基板120の厚さを検出する。予備アライナ130により検出された基板120の厚さは、基板厚の実測値として記憶部111に記憶される。基板120の厚さを実測する具体的な手法については後述する。
本アライナ140は、2つのワークを対向させて、各ワークの基板120に形成された複数のアライメントマークを高精度に位置合わせして重ね合わせる装置である。本アライナ140は、顕微鏡により基板120のアライメントマークを観察する基板観察装置の役割を含んでいる。本アライナ140は、天井部に設置されてワークを下向きに保持する上載置台141と、ワークを上向きに保持する下載置台142を備える。下載置台142は、XY平面方向に移動可能に構成されている。
上載置台141に保持されるワークを上ワーク、上ワークを構成する基板120を上基板121と呼ぶ。また下載置台142に保持されるワークを下ワーク、下ワークを構成する基板120を下基板122と呼ぶ。そして、本アライナ140によって重ね合わされ、固定された2つのワークをまとめてワーク対と呼ぶ。本アライナ140の具体的な構成については後述する。本アライナ140により形成されたワーク対は、ロボットアーム172、173によって後述するロードロックチャンバ220に搬入される。
ホルダラック150は、複数の基板ホルダ190を収納する棚およびバーコードリーダ152を備える。重ね合わせ装置100は複数の基板ホルダ190を併用するので、各基板ホルダ190には、識別を目的として管理IDが割り振られる。各基板ホルダ190に割り振られた管理IDはコード化されて2次元バーコードとしてプレート上に形成され、基板ホルダ190の表面に設置される。
制御部110は、基板ホルダ190をホルダラック150に対して出し入れする時に、バーコードリーダ152によって基板ホルダ190に設置された2次元バーコード195を読み取ることで管理IDを取得して、基板ホルダ190を識別する。また制御部110が備える記憶部111は、管理IDと対応付けて、各基板ホルダ190の厚さを示すホルダ厚情報、製造年月日等を記憶しており、制御部110は、管理IDをもとにして記憶部111に記憶された情報を参照することで、ホルダ厚情報を取得する。
真空環境部202は、ロードロックチャンバ220、ロボットアーム230および複数の加熱加圧装置240を有する。ロボットアーム230は、保持したワーク対をロードロックチャンバ220と加熱加圧装置240の間で搬送する。ロードロックチャンバ220は、大気環境部102側と真空環境部202側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有しており、大気環境部102の内部雰囲気を真空環境部202側に漏らすことなく、ワーク対を真空環境部202に搬入できる。
ロボットアーム230は、ロードロックチャンバ220から搬出したワーク対を複数の加熱加圧装置240のいずれかに搬入する。そして加熱加圧装置240は、搬入されたワーク対を加熱加圧する。ワーク対が加熱加圧されることにより上基板121と下基板122は恒久的に接合される。加熱加圧装置240により接合された上基板121と下基板122をまとめて接合基板と呼ぶ。
加熱加圧装置240を用いて接合基板を形成する工程は、加熱加圧の時間を要する。位置合わせされて順次形成されるワーク対は、先に加熱加圧装置240に投入されたワーク対から接合基板が形成される間、加熱加圧装置240外で待機する。ワーク対の待機時間を低減する目的で加熱加圧装置240は多数備えられ、複数のワーク対が並行して処理される。従って、重ね合わせ装置100内では、複数の基板ホルダ190が併用される。
基板接合後のワーク対は、ロボットアーム230によってロードロックチャンバ220に搬入され、ロボットアーム173によって大気環境部102に搬入される。ロボットアーム173は、ワーク対を分離機構160に搬入する。分離機構160は、2つの基板ホルダ190から接合基板を分離する。分離後接合基板は、ロボットアーム171およびロボットアーム116によって、ロードポート115に装着されたFOUPに収容される。
図2は基板120を搭載した基板ホルダ190を概略的に示す斜視図である。基板120の外寸はSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)等の業界団体で標準化されており、例えば直径300mmでは厚さ0.775mmとされ、厚み公差は±0.025mmとされている。
基板120は、その周囲の一部に基板120の結晶方向性を示す切欠123を備える。また、基板120には複数の回路パターン124が形成されている。回路パターン124の周辺には、フォトリソグラフィ工程にてアライメントマークAMが複数形成されている。ここでは、アライメントマークAMは十字形状で形成されている。なおアライメントマークAMは、回路パターンとは無関係に設けても良いし、回路の構成要素であって指標として利用できるものを用いても良い。例えば、積層型半導体チップの製造においては、層間の接続にTSV(Through Si Via)がよく利用されるが、TSVの先端をアライメントマークAMとして用いることもできる。
基板ホルダ190は、セラミックス、金属等の高剛性材料により成形されており、基板120を保持する基板保持領域をその表面に備える。基板ホルダ190の製造工程において基板保持領域は、基板120を精度良く保持するために研磨されて高い平坦性を有する。
基板ホルダ190の基板保持領域は、供用の経過に伴って、摩耗、塵埃付着等を生じ、平坦性を担保できなくなる。そこで、所定の使用期間ごとに平坦性を再現するメンテナンス処理を行う。メンテナンス装置は、例えば研磨装置により基板保持領域を研磨することで平坦性を再現する。その結果、基板ホルダ190は個体ごとに異なる厚さを有する。基板ホルダ190の厚さがメンテナンスにより変動した場合、記憶部111に記憶されたホルダ厚情報は更新される。
吸着ユニット194は、基板120を保持する表面において、保持した基板120よりも外側である外周領域に複数配置される。図の場合、2個を一組として120度毎に合計6個の吸着ユニット194が配されている。吸着ユニット194は、重ね合わせる基板ホルダの一方がマグネット、一方が磁性体で構成されており、基板を保持した基板ホルダを互いに向かい合わせてマグネットと磁性体を作用させることで、2つの基板120を重ね合わせた状態で挟持して固定する。
矢印125は照明部137がスリット光139を投光する方向、矢印126は撮像部138によって撮像する方向を模式的に示している。予備アライナ130は、基板保持面と基板120の表面との段差を計測することによって、基板120の厚さを精度良く取得する。基板120の厚さを取得する詳細な説明は後述する。
図3は、本アライナ140の構造を概略的に示す断面図である。ただし、特に各要素が断面に現れるように図示しており、また、一部の要素を簡略化している。上載置台141は、上台座部148と上ステージ149を備える。上ワークは上ステージ149により吸着保持される。
下載置台142は、下ステージ421、昇降部422、台座部423および駆動部424を備える。下ワークは下ステージ421により吸着保持される。昇降部422は、台座部423上に設置されており、下ステージ421をZ方向に昇降させる。台座部423は駆動部424上に設置されており、駆動部424によってXY平面方向に移動する。
また本アライナ140は、天井部に固定された上顕微鏡144と、下ステージ421に設置された下顕微鏡145を備える。制御部110は、下載置台142を上顕微鏡144と対向する位置に移動することで、下基板122のアライメントマークAMを観察する。制御部110は、下載置台142を干渉計146、147によりその位置を監視しつつ精密に移動させることで、下基板122のアライメントマークAMの位置情報を認識する。
また制御部110は、下顕微鏡145が上ステージ149と対向する位置となるように下載置台142を移動することで、上基板121のアライメントマークAMを観察する。制御部110は、下載置台142を干渉計146、147によりその位置を監視しつつ精密に移動させることで、上基板121のアライメントマークAMの位置情報を認識する。そして制御部110は、認識した位置情報を用いて上基板121と下基板122を高精度に位置合わせして、昇降部422によって下ステージ421を上昇させることで、上基板121と下基板122を重ね合わせる。
本アライナ140は、上基板121と下基板122を高精度に位置合わせすることが要求されるので、上顕微鏡144および下顕微鏡145の拡大率は高倍率に設定されており焦点深度が非常に浅い。そこで上顕微鏡144および下顕微鏡145は、深度方向に焦点面を調整する焦点調整機構を備えており、観察対象面が合焦状態でないときには、焦点調整機構を用いて焦点を調整する。
本アライナ140は、搬入されたワークの観察対象面が、焦点調整機構によって焦点を調整できる範囲である焦点調整範囲に収まっている場合には、焦点調整機構によってワークの観察対象面を合焦状態にすることができる。しかしながらワークは、ワークを構成する基板の厚み公差、積層数の違いおよびワークを構成する基板ホルダ190の厚さのばらつきによって、その厚みが大きく異なるので、搬入されたワークの観察対象面が焦点調整範囲に収まらない場合がある。
例えば搬入された下ワークの観察対象面が焦点調整範囲に収まらない場合、本アライナ140は上顕微鏡144で下ワークの観察対象面を観察しながら、昇降部422によって下ステージ421を昇降させることによって、観察対象面が合焦状態となるように調整することになる。この調整は装置全体のスループットを低下させる1つの要因となる。
そこで、本実施形態に係る重ね合わせ装置100は、ウェハの観察前に観察対象のワークの厚さを予め取得して、ワークを載置する下ステージ421と上顕微鏡144の間隔、上ステージ149と下顕微鏡145の間隔を調整することで、ワークの観察対象面を焦点調整範囲に収める。ウェハの観察前に、観察対象面が焦点調整範囲におさまるように調整しておくことで、速やかにアライメントマークAMを合焦状態として位置検出を開始することができ、全体のスループットを向上できる。なおウェハの観察前とは、ウェハが顕微鏡の視野に入る前としてもよいし、ウェハが顕微鏡の視野に入った後実際にウェハのアライメントマークAMの検出を開始する前としてもよい。
ここで、本アライナ140の具体的な処理の流れについて以下に説明する。本アライナ140には、ロボットアーム172によってまず上ワークが搬入される。上ワークはロボットアーム172によって反転され、ロボットアーム172によって直接または下ステージ421を介して、上ステージ149に載置される。上ステージ149は上ワークを吸着保持する。
次にロボットアーム172が、下ワークを搬入して下ステージ421に載置するが、それよりも前に制御部110は、事前に取得した下ワークの厚さ情報に従って下ステージ421のZ位置を調整しておく。調整の結果下ステージ421のZ位置は、下ワークを載置した場合に、上顕微鏡144の焦点調整範囲に観察対象面である下基板122の表面が収まるZ位置となる。具体的な調整処理については後述する。
下ステージ421の調整により、下基板122の観察対象面は、上顕微鏡144の焦点調整範囲に収まっているので、上顕微鏡144は、搬入された下ワークの観察対象面に速やかにピントが合わせてアライメントマークAMの位置検出を開始できる。制御部110は、上顕微鏡144によって下基板122の観察対象面を観察しながら、駆動部424を駆動させて下基板122をXY方向に移動させることで、複数のアライメントマークAMを検出する。
次に制御部110は、上基板121のアライメントマークAMを検出する。ここで制御部110は、上基板121の観察対象面が下顕微鏡145の焦点調整範囲に収まるように、下顕微鏡145による上基板121の観察を開始するよりも前に、事前に取得した上ワークの厚さ情報に基づいて、下ステージ421のZ位置を調整しておく。下ステージ421のZ位置の移動は、下載置台142の駆動を停止した状態で実行しても良く、また下顕微鏡145を上基板121と対向する位置に移動させながら実行しても良い。
制御部110の制御によって、上基板121の観察対象面は下顕微鏡145の焦点調整範囲に収まっているので、下顕微鏡145は、観察対象面を速やかに合焦状態にして上基板121に形成されたアライメントマークAMの観察を開始できる。制御部110は、下顕微鏡145によって上基板121の観察対象面を観察しながら、駆動部424を駆動させて、複数のアライメントマークAMを検出する。
そして制御部110は、検出した上基板121に形成された複数のアライメントマークAMの位置情報と、下基板122に形成された複数のアライメントマークAMの位置情報により上基板121と下基板122を精密に位置合わせする。位置合わせ完了後、下ステージ421を上昇させることにより上基板121と下基板122を接触させる。上基板121と下基板122の接触により、吸着ユニット194が作用して、2つの基板ホルダ190が上基板121と下基板122を挟持して固定する。こうして形成されたワーク対は、ロボットアーム172によって本アライナ140から搬出される。
図4は、上顕微鏡144の焦点深度および焦点調整範囲を示す概念図である。事前に下ステージ421のZ位置を調整した場合としない場合を比較して説明するために、図4は、事前の調整をしないで下ワークを下ステージ421に載置した例を示している。図4に示す下基板122は積層数が4枚の積層基板であり、上の3枚は研磨されて薄化されている。
範囲425は上顕微鏡144の焦点深度を例示する。すなわち、被写体の観察対象面が範囲425に収まっていれば、上顕微鏡144は、ピントが合った状態で被写体の観察対象面を観察できる。また範囲426は上顕微鏡144が備える焦点調整範囲を示す。すなわち、被写体の観察対象面が範囲426の中に収まっていれば、焦点調整機構によってピントを合わせられる。
図4の場合、観察対象面である下基板122の表面は範囲425にも範囲426にも収まっていない。したがって、制御部110は、上顕微鏡144により下ワークの観察対象面を監視しながら下ステージ421を昇降させることで、観察対象面が焦点調整範囲に収まるように調整しなければ、アライメントマークAMを精度良く検出することができない。
図5は、事前に取得した下ワークの厚さ情報に基づいて下ステージ421のZ位置を調整した状態で下ワークを搬入した場合の、上顕微鏡144の焦点深度および焦点調整機構の調整範囲を示す概念図である。下ワークの厚さ情報には、基板ホルダ190のホルダ厚情報、基板120の規格基準厚、下基板122の積層数および、薄化された基板の基準厚である薄化基準厚が含まれる。
ホルダ厚情報は、基板ホルダ190の製造時に実測された基板ホルダ190の厚さを示す情報である。本実施形態において、基準厚が5mm、厚み公差が±100μmの基板ホルダ190を用いる。基板ホルダ190がメンテナンス装置によって研磨された場合等、基板ホルダ190の厚さが変更されたときは、ホルダ厚情報は更新される。基板120の規格基準厚は、規格で定められた基板120の厚さである。本実施形態では、直径300mm、厚さ0.775mmの基板120を用いているので、規格基準厚は0.775mmとなる。基板120の厚み公差は±0.025mmとされているので、実際の基板120の厚さは0.75mmから0.8mmの間の値をとる。
積層数は積層されている基板の枚数であり、図5の場合は積層数4である。薄化基準厚は、基板を薄化した場合の薄化後の厚さである。例えば、薄化基準厚を50μmとする。下ワークの厚さ情報は制御データとしてユーザによって予め登録され、記憶部111に記憶されている。
図5に示す例では、制御部110は記憶部111に記憶されている制御データを参照して、ホルダ厚、規格基準厚および3枚分の薄化基準厚を加算することで、下ワークの厚さを算出する。ここで算出した下ワークの厚さは、薄化していない基板の実際の厚さではなく規格上の厚さなので、基板の厚み公差である25μmのばらつきは残ることになる。しかしながら、顕微鏡の焦点調整範囲は、例えば150μm程度であり、25μmのばらつきが残っていたとしても、焦点調整範囲内に収めることができる。
制御部110は、算出した厚さの下ワークを下ステージ421に載置した場合に、その下ワークの観察対象面が上顕微鏡144の焦点調整範囲に収まる位置に、下ステージ421のZ位置を調整する。そして、調整後の下ステージ421に観察対象の下ワークを載置することで、図に示すとおり観察対象面である下基板122の表面が、範囲426に収まる。その結果、上顕微鏡144は速やかに観察対象面にピントを合わせて、アライメントマークAMの検出を開始することができる。
図6は、下基板122を基板ホルダ190に搭載して本アライナ140に搬入して、上基板121と重ね合わせる処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、単層基板である上基板121と、4枚の基板が積層された積層基板である下基板122を重ね合わせて1組とする処理を繰り返して、複数組形成するロット処理について説明する。なお、下基板122の4枚の基板のうち上部3枚は薄化されている。
ロードポート113には単層基板が複数収納されたFOUPが、ロードポート114には積層基板が複数収納されたFOUPが装着されている。そして、その情報がユーザによって入力され、制御データとして記憶部111に記憶されている。本フローチャートは、上基板121が基板ホルダ190を介して既に上ステージ149に保持されている状態で開始する。
ステップS601では、ロボットアーム173によってホルダラック150から搬出された基板ホルダ190を、ロボットアーム171が予備アライナ130に搬入する。ホルダラック150は、基板ホルダ190が搬出される時に、基板ホルダ190の表面に設置された2次元バーコード195をバーコードリーダ152で読み取る。そして、取得した基板ホルダ190の管理IDを制御部110に送信する。
ステップS602では、制御部110が、ホルダラック150から受信した管理IDをもとに記憶部111に記憶された制御データを参照して、管理IDに対応するホルダ厚情報を取得する。ステップS603では、ロボットアーム116が、ロードポート114に装着されたFOUPから下基板122を搬出して予備アライナ130に搬入する。
ステップS604では、ステップS603で予備アライナ130に搬入された下基板122が、同一ロットの最初の下基板122であるか否かを、制御部110が判断する。制御部110によって同一ロットの最初の下基板122であると判断された場合は、ステップS605、同一ロットの最初の下基板122であると判断されなかった場合はステップS612に進む。
ステップS605では、制御部110が、記憶部111に記憶された制御データを参照して下基板122の厚さ情報を取得する。下基板122の厚さ情報には、基板の規格基準厚、基板の積層数および基板の薄化基準厚が含まれる。制御部110は、取得した厚さ情報に基づいて下基板122の厚さを算出する。ここでは、下基板122は薄化されている3枚の基板と薄化されていない1枚の基板から成るので、規格基準厚に3枚分の薄化基準厚を加算した値が、下基板122の厚さとして算出される。
ステップS606では、予備アライナ130が下基板122を基板ホルダ190に搭載して下ワークを形成する。ステップS607では、制御部110が本アライナ140の下ステージ421のZ位置を調整する。具体的には次のように調整する。制御部110は、ステップS602で取得した基板ホルダ190のホルダ厚情報とステップS606で取得した下基板122の厚さ情報を加算することで、下ワークの厚さを算出する。
そして、算出した厚さの下ワークを載置した場合に、下基板122の観察対象面が上顕微鏡144の焦点調整範囲に収まるように、下ステージ421のZ位置を調整する。制御部110は、下ステージ421の位置調整を、基板ホルダ190の厚さ情報と下基板122の厚さ情報を取得してから、下ワークの観察開始前までに実行する。
ステップS608では、ロボットアーム172が、予備アライナ130から下ワークを搬出して本アライナ140の下ステージ421に載置する。ステップS609では、制御部110が、上顕微鏡144の撮影画像からアライメントマークAMが検出できるか否かを判断する。なおここでは、位置合わせをするのに十分な精度でアライメントマークAMが検出できた場合を検出できたと判断して、ピントが合わないことによって精度良くアライメントマークAMの位置情報を認識できない場合は、アライメントマークAMを検出できないと判断する。
ここで、ステップS607において事前に観察対象面が焦点調整範囲に収まるように調整されているので、アライメントマークAMを検出できることが期待される。しかしながら、例えば誤差およびユーザによる入力データ誤りがあった場合等に、観察対象面が焦点調整範囲から外れてしまい、アライメントマークAMを検出できない場合がある。制御部110は、アライメントマークAMを検出できたと判断した場合はステップS615に進み、検出できないと判断した場合はステップS610に進む。
ステップS610では、制御部110が、上顕微鏡144で下基板122の観察対象面を観察しながら、昇降部422によって下ステージ421を昇降させることで、観察対象面が上顕微鏡144の焦点深度に収まる位置に下ステージ421を移動させる。例えば、まず昇降部422によって下ステージ421を昇降範囲の一番下まで移動させ、徐々に上昇させながら、下基板122のアライメントマークAMが合焦状態になる位置を検出する。
ステップS611では、まず制御部110が、ステップS610でアライメントマークAMが合焦状態になった下ステージ421の位置から、下ワークの厚さを算出して、下ワークの実測値として記憶部111に記憶する。また、取得した下ワークの厚さから、ステップS602で取得した基板ホルダ190のホルダ厚を減算することで下基板122の厚さを算出して、算出した下基板122の厚さを実測値として記憶部111に記憶する。ステップS611の次はステップS615に進む。
次にステップS604で同一ロットの最初の下基板122ではないと判断されてステップS612に進んだ以降の処理について説明する。ステップS612では、予備アライナ130が下基板122を基板ホルダ190に搭載する。ステップS613では、制御部110が、本アライナ140の下ステージ421のZ位置を調整する。同一ロットの場合、処理対象の基板は同一条件で形成されたものを用いるので、積層数も、薄化後の厚さも同じであり、下基板122の厚さはステップS605で取得した厚さを採用することができる。
ただし、同一ロットの場合でも基板ホルダ190の厚さは異なる場合があるので、ステップS613では、ステップS605で取得した下基板122の厚さ情報とステップS602で取得した基板ホルダ190のホルダ厚を加算することで下ワークの厚さ情報を算出して、下ステージ421のZ位置を調整する。なお、同一ロットの最初の下基板122を処理した場合に、ステップS609においてアライメントマークAMが検出できないと判断されていた場合は、ステップS605で取得した下基板122の厚さ情報ではなく、ステップS611で記憶部に記憶した下基板122の実測値を用いる。ステップS614では、ロボットアーム172が、予備アライナ130から下ワークを搬出して本アライナ140の下ステージ421に載置する。
ステップS615では、制御部110の制御により、まず下基板122の観察対象面に形成されたアライメントマークAMのXY位置を検出する。具体的には、上顕微鏡144で下基板122の表面を観察しながら、下載置台142をXY方向に移動させることで下基板122のアライメントマークAMの位置を検出する。このとき、干渉計146、147で下載置台142の位置を精確に監視しながら観察することで、アライメントマークAMの位置情報を精度良く取得する。
下基板122のアライメントマークAMの位置検出後、上基板121のアライメントマークAMの位置を検出する。具体的にはまず、上ワークの基板ホルダ190の厚さ情報に基づいて下ステージ421のZ位置を調整することで、下顕微鏡145の焦点調整範囲に上基板121の観察対象面を収める。そして、下載置台142をXY方向に駆動させることにより、下顕微鏡145で上基板121のアライメントマークAMを検出する。このとき、干渉計146、147によって下載置台142の位置を精密に監視しながら実行する。
ステップS616では、制御部110が昇降部422によって下ステージ421を上昇させることで、上基板121と下基板122を重ね合わせる。ステップS617では、制御部110が同一ロットの処理が終了したか否かを判断する。そして、同一ロットの処理が終了していないと判断した場合は、ステップS601に戻って処理を続ける。同一ロットの処理が終了したと判断した場合は、処理を終了する。
図6で説明したフローチャートでは、ステップS605において、制御部110が記憶部111に記憶された制御データを参照することで、下基板122の厚さ情報を取得する例を挙げて説明したが、それに限らない。下基板122を本アライナ140に搬入する前に予備アライナ130で下基板122の厚さを実測することで、下基板122の厚さ情報を取得するように制御しても良い。
予備アライナ130で実測するように構成することで、観察対象の基板の厚さを精度良く取得することができる。そしてその結果、より確実に観察対象基板の観察対象面を、顕微鏡の焦点調整範囲に収めることができる。以下、予備アライナ130により基板120の厚さを実測する具体的な手法について説明する。
図7は、照明部137が投光したスリット光139を、基板120および基板ホルダ190が反射した部分を含む撮影画像データ700を表す概念図である。撮影画像データ700における基板反射像702は、スリット光139のうち基板120が反射した部分の画像である。一方、ホルダ反射像704は、スリット光139のうち基板ホルダ190が反射した部分の画像である。実際は、基板反射像702の部分、ホルダ反射像704の部分、他の領域の順に明度の低い画像となるが、ここでは説明用として、明度が高い部分ほど暗い画像として図示している。
基板120の表面と基板ホルダ190の基板保持面には高低差があるので、基板反射像702とホルダ反射像704との間には段差部Eが存在する。段差部Eの幅Dは、基板120の表面と基板ホルダ190の基板保持面の距離に相当するので、幅Dが基板120の厚さと等しくなる。予備アライナ130は、撮影画像データ700に対して画像処理を適用してエッジを検出して、基板反射像702とホルダ反射像704の形状を認識する。そして、幅Dの距離を算出することで、基板120の厚さを検出する。
なおここでは、1つのスリット光139によって基板120の厚さを検出する例を挙げて説明したが、照明部137および撮像部138を複数備えて、複数個所の厚さを検出するように構成しても良い。複数個所の厚さの平均をとることによって、検出精度を向上できる。なお、ここでは単層基板の厚さを検出する場合を例に挙げて説明したが、積層基板について同様に厚さを検出できる。
なお、基板ホルダ190のホルダ厚情報についても、予備アライナ130で実測するように制御してもよい。予備アライナ130は、基板ホルダ190の基板保持領域と、ホルダテーブル135の表面によって形成される段差を算出することで、基板ホルダ190の厚さを実測することができる。予備アライナ130によって、基板ホルダ190の厚さを実測した場合、実測した基板120の厚さと加算することで、下ワークの厚さを取得することができる。
また制御部110が、記憶部111に記憶された制御データを参照することで下基板122の厚さ情報を取得するかわりに、ユーザが入力する基板厚入力値を、下基板122の厚さ情報として取得するように制御しても良い。例えば制御部110が通知装置を備え、ユーザに対して基板厚の入力を要求する通知を実行して、通知に対してユーザが入力した入力値を、下基板122の厚さ情報として取得することができる。
また上記実施形態では、基板ホルダの管理IDと対応付けられているホルダ厚情報を取得するように制御していたが、ユーザが入力するホルダ厚入力値を、ホルダ厚情報として取得するように制御しても良い。例えば、制御部110が通知装置を備え、ユーザに対して基板厚の入力を要求する通知を実行して、通知に対してユーザが入力した入力値を、基板ホルダ190のホルダ厚情報として取得することができる。
また上記実施形態において制御部110は、基板ホルダ190のホルダ厚情報及び基板120の基板厚を取得して、その両方の厚さによって、下ステージ421と上顕微鏡144の間隔を調整する例を挙げて説明したがそれに限らない。基板厚は用いず、ホルダ厚情報を用いて、下ステージ421と上顕微鏡144の間隔を調整するように構成してもよい。
基板ホルダ190は、メンテナンスによる研磨によって厚さのばらつきが大きくなる場合がある。例えば、顕微鏡の焦点調整範囲が150μmであって、基板ホルダ190の厚さのばらつきが200μmであった場合、基板ホルダ190の厚さのばらつきによって、観察対象ワークの観察対象面が、焦点調整範囲から外れる場合がある。そこで、基板ホルダ190のホルダ厚情報を取得して、その厚さ分だけでも、下ステージ421と上顕微鏡144の間隔を調整することで、観察対象ワークの観察対象面が焦点調整範囲に収まる可能性を高めることができる。
また、ホルダ厚情報は用いず、基板厚を用いて、下ステージ421と上顕微鏡144との間隔を調整する構成しても良い。例えば、基板ホルダ190の厚さを管理することでばらつきが小さい環境である場合に、基板厚によって下ステージ421と上顕微鏡144の間隔を調整することで、観察対象ワークの観察対象面を焦点調整範囲に収めることができる。
また上記実施形態では、予め取得した観察対象のワークの厚さ情報に基づいて下ステージ421のZ位置を調整するように構成していたが、上顕微鏡144のZ位置を調整することで、下ステージ421と上顕微鏡144の距離を調整するように構成しても良い。上顕微鏡144は、下ステージ421に比して大きさも重量も小さいので、下ステージ421の位置を調整するのに比べて少ない負荷で、下ステージ421と上顕微鏡144の間隔を調整することができる。
また上記実施形態では、上ワークの厚さ情報を予め取得して、その取得結果に基づいて下ステージ421のZ位置を調整することで、上基板121の観察対象面と下顕微鏡145の間隔を調整していたが、それに限らない。上載置台141に昇降部を備えて上ステージ149をZ方向に移動可能に構成して、上ワークの厚さ情報に基づいて上ステージ149をZ方向に移動させることで間隔を調整するように構成しても良い。
下ステージ421ではなく上ステージ149のZ位置を調整することで、本アライナ140が、下ステージ421を移動させながら下基板122のアライメントマークAMを検出している間に、間隔を調整しておくことができる。また、上ステージ149をZ方向に移動可能に構成することで、積層基板と積層基板を重ね合わせる場合に、上基板121の積層数に応じて上ステージ149のZ位置を調整するように構成することができる。
また上記実施形態では、下ワークを下ステージ421に載置する前に下ステージ421のZ位置を調整するように制御していたが、下ワークを下ステージ421に載置した後で調整するように制御しても良い。下ワークを載置した後で調整を行った場合でも、調整を行わない場合に比べて短い時間でアライメントマークの検出を開始できる。
また上記実施形態では、図6に示すフローチャートのステップS609で制御部110によりアライメントマークAMが検出できないと判断された場合に、下ステージ421を移動させながら観察対象面を観察することでアライメントマークAMを検出していたが、それに限らない。ロボットアーム172によって下ワークを予備アライナ130に搬送して、図7に示す手法で厚さを実測するように制御しても良い。
また上記実施形態では、制御部110が、記憶部111に記憶された制御データを参照することで、基板ホルダ190のホルダ厚情報と基板120の基板厚情報を取得するように制御したが、それに限らない。同一ロットの最初の基板120を本アライナ140に搬入して、下ステージ421を昇降移動させながら、観察対象面が合焦状態となる下ステージ421の位置を検出して、検出した下ステージ421の位置情報から観察対象ワークの厚さ情報を取得するように制御しても良い。その場合、同一ロットの次のワークからは、その取得した厚さ情報を適用することができる。
また上記実施形態では、記憶部111が、基板ホルダ190の管理IDとホルダ厚情報を対応付けて記憶しておき、制御部110がホルダラック150から受信した管理IDをもとに記憶部111が記憶する対応情報を参照することでホルダ厚情報を取得していたが、それに限らない。基板ホルダ190の表面に設置されたプレートに形成された2次元バーコード195に、基板ホルダ190のホルダ厚情報を含めておき、2次元バーコード195を読み取ったホルダラック150が、ホルダ厚情報を制御部110に送信するよう制御することで、制御部110がホルダ厚情報を取得するように構成してもよい。
また上記実施形態では基板厚を取得する手法として、記憶部111に記憶された規格基準厚の取得、予備アライナ130による実測、本アライナ140による実測およびユーザが入力した基板厚入力値の取得を例示した。例示した複数の取得手法は、それぞれ単独で実行しても良いし、併用しても良い。例えば、記憶部111から規格基準厚を取得してユーザに通知して、ユーザから規格基準厚を使用する旨の指示を受けた場合は規格基準厚を使用し、ユーザが入力した基板厚入力値を使用する旨の指示を受けた場合に規格厚入力値を使用するように構成できる。
また上記実施形態では、2組の基板120をそれぞれ基板ホルダ190に搭載して重ね合わせる例を挙げて説明したが、基板ホルダ190を用いずに重ね合わせるように構成しても良い。その場合制御部110は、ホルダ厚情報は用いず、基板厚情報を用いて、下ステージ421、上ステージ149と、上顕微鏡144、下顕微鏡145との間隔を調整する。
また上記実施形態では、本アライナ140が備える顕微鏡が焦点調整機構を備える場合を例に挙げて説明したが、焦点調整機構を備えなくてもよい。その場合制御部110は、観察対象ワークの厚さ情報を事前に取得して、ワークの観察前に、取得結果に基づいて下ステージ421をZ方向に移動しておくことで、観察対象ワークの観察対象面が、顕微鏡の焦点深度に収まるように下ステージ421のZ位置を調整する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 重ね合わせ装置、101 筐体、102 大気環境部、110 制御部、111 記憶部、112 EFEM、113、114、115 ロードポート、116 ロボットアーム、118 入力部、120 基板、121 上基板、122 下基板、123 切欠、124 回路パターン、125 矢印、126 矢印、130 予備アライナ、131 基板位置合わせ部、132 ターンテーブル、133 観察器、134 基板搭載部、135 ホルダテーブル、136 観察器、137 照明部、138 撮像部、139 スリット光、140 本アライナ、141 上載置台、142 下載置台、144 上顕微鏡、145 下顕微鏡、146、147 干渉計、148 上台座部、149 上ステージ、150 ホルダラック、152 バーコードリーダ、160 分離機構、171、172、173 ロボットアーム、190 基板ホルダ、194 吸着ユニット、195 2次元バーコード、202 真空環境部、220 ロードロックチャンバ、222、224 シャッタ、230 ロボットアーム、240 加熱加圧装置、421 下ステージ、422 昇降部、423 台座部、424 駆動部、425 範囲、426 範囲、700 撮影画像データ、702 基板反射像、704 ホルダ反射像

Claims (24)

  1. 回路が形成された半導体基板を保持するステージと、
    前記半導体基板の表面を観察する、前記半導体基板の厚さ方向の焦点調整を行う焦点調整機構を有する顕微鏡と、
    前記半導体基板の厚さである基板厚情報を取得する取得部と、
    前記ステージに保持された前記半導体基板の表面が前記焦点調整機構による前記焦点調整が行える範囲に入るように、前記取得部で取得された前記基板厚情報に基づいて前記ステージと前記顕微鏡との相対位置を調整する調整部と
    を備える基板観察装置。
  2. 前記調整部は、前記顕微鏡による前記半導体基板の観察前に、前記ステージと前記顕微鏡との相対位置を調整する請求項1に記載の基板観察装置。
  3. 前記取得部は、前記基板厚情報として、前記顕微鏡による観察が開始される前に実測された前記半導体基板の厚さの実測値を取得する請求項1または2に記載の基板観察装置。
  4. 前記取得部は、前記半導体基板の前記表面の周縁部に対して斜めに投光される光を観察して取得される画像情報に基づいて算出される前記実測値を前記基板厚情報として取得する請求項3に記載の基板観察装置。
  5. 前記取得部は、同一条件で形成された同一ロットの複数の前記半導体基板に対して、前記実測値を適用する請求項3または4に記載の基板観察装置。
  6. 前記取得部は、前記半導体基板の複数の箇所における前記厚さの平均値を前記実測値として取得する請求項3から5のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  7. 前記取得部は、前記半導体基板の規格に基づく厚さである規格基準厚に基づいて前記基板厚情報を取得する請求項1から6のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  8. 前記半導体基板が、積層された複数の半導体基板からなる場合、前記取得部は、前記半導体基板の積層数に基づいて前記基板厚情報を取得する請求項1から7のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  9. 前記取得部は、薄化された半導体基板の基準厚さである薄化基準厚に基づいて前記基板厚情報を取得する請求項8に記載の基板観察装置。
  10. 前記取得部は、前記基板厚情報として、ユーザが入力する基板厚入力値を取得する請求項1から9のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  11. 前記ステージは基板ホルダを介して前記半導体基板を保持し、
    前記取得部は、前記基板ホルダの厚さであるホルダ厚情報を併せて取得する請求項1から10のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  12. 前記取得部は、前記ホルダ厚情報として、ユーザが入力するホルダ厚入力値を併せて取得する請求項11に記載の基板観察装置。
  13. 前記取得部は、前記基板ホルダの管理IDに対応付けられて管理されている前記ホルダ厚情報を取得する請求項11に記載の基板観察装置。
  14. 前記ホルダ厚情報は、前記基板ホルダをメンテナンスしたときに更新される請求項11から13のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  15. 前記ステージは、第1半導体基板を保持する第1ステージと、前記第1半導体基板に対向する第2半導体基板を保持する第2ステージを有し、
    前記顕微鏡は、前記第2半導体基板の表面を観察する第1顕微鏡と、前記第2ステージに相対的に固定され、前記第1半導体基板の表面を観察する第2顕微鏡とを有し、
    前記取得部は、前記第1半導体基板および前記第2半導体基板のそれぞれの前記基板厚情報を取得し、
    前記調整部は、前記第1ステージと前記第2顕微鏡との相対位置、および、前記第2ステージと前記第1顕微鏡との相対位置を、前記第2ステージを移動させることにより調整する請求項1から14のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  16. 回路が形成された半導体基板を基板ホルダを介して保持するステージと、
    前記半導体基板の表面を観察する、前記半導体基板の厚さ方向の焦点調整を行う焦点調整機構を有する顕微鏡と、
    前記基板ホルダの厚さであるホルダ厚情報を取得する取得部と、
    前記ステージに保持された前記半導体基板の表面が前記焦点調整機構による前記焦点調整が行える範囲に入るように、前記取得部で取得された前記ホルダ厚情報に基づいて前記ステージと前記顕微鏡との相対位置を調整する調整部と
    を備える基板観察装置。
  17. 前記調整部は、前記顕微鏡による前記半導体基板の観察前に、前記ステージと前記顕微鏡との相対位置を調整する請求項16に記載の基板観察装置。
  18. 前記取得部は、前記ホルダ厚情報として、前記顕微鏡による観察が開始する前に実測された前記基板ホルダの厚さの実測値を取得する請求項16または17に記載の基板観察装置。
  19. 前記取得部は、前記ホルダ厚情報として、ユーザが入力する基板ホルダ厚入力値を取得する請求項16または17に記載の基板観察装置。
  20. 前記取得部は、前記基板ホルダの管理IDに対応付けられて管理されている前記ホルダ厚情報を取得する請求項16または17に記載の基板観察装置。
  21. 前記取得部は、前記半導体基板の厚さである基板厚情報を併せて取得する請求項16から20のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  22. 前記ステージは、第1基板ホルダを介して第1半導体基板を保持する第1ステージと、第2基板ホルダを介して、前記第1半導体基板に対向する第2半導体基板を保持する第2ステージを有し、
    前記顕微鏡は、前記第2半導体基板の表面を観察する第1顕微鏡と、前記第2ステージに相対的に固定された、前記第1半導体基板の表面を観察する第2顕微鏡を有し、
    前記取得部は、前記第1基板ホルダと前記第2基板ホルダのそれぞれの前記ホルダ厚情報を取得し、
    前記調整部は、前記第1ステージと前記第2顕微鏡との相対位置、および、前記第2ステージと前記第1顕微鏡との相対位置を、前記第2ステージを移動させることにより調整する請求項16から21のいずれか1項に記載の基板観察装置。
  23. それぞれに回路が形成された複数の半導体基板を重ね合わせて製造されるデバイスの製造方法であって、
    前記複数の半導体基板を重ね合わせる工程は、
    前記複数の半導体基板の一の半導体基板の厚さである基板厚情報を取得する取得ステップと、
    前記一の半導体基板をステージに保持する保持ステップと、
    前記一の半導体基板の表面を観察する、前記一の半導体基板の厚さ方向の焦点調整を行う焦点調整機構を有する顕微鏡と、前記ステージとの相対位置を、前記ステージに保持された前記一の半導体基板の表面が前記焦点調整機構による前記焦点調整が行える範囲に入るように、前記取得ステップで取得された前記基板厚情報に基づいて調整する調整ステップと、
    前記顕微鏡により前記表面を観察する観察ステップと
    を含むデバイスの製造方法。
  24. それぞれに回路が形成された複数の半導体基板を重ね合わせて製造されるデバイスの製造方法であって、
    前記複数の半導体基板を重ね合わせる工程は、
    前記複数の半導体基板の一の半導体基板が載置される基板ホルダの厚さであるホルダ厚情報を取得する取得ステップと、
    前記一の半導体基板を載置した前記基板ホルダをステージに保持する保持ステップと、
    前記一の半導体基板の表面を観察する、前記一の半導体基板の厚さ方向の焦点調整を行う焦点調整機構を有する顕微鏡と、前記ステージとの相対位置を、前記ステージに保持された前記一の半導体基板の表面が前記焦点調整機構による前記焦点調整が行える範囲に入るように、前記取得ステップで取得された前記ホルダ厚情報に基づいて調整する調整ステップと、
    前記顕微鏡により前記表面を観察する観察ステップと
    を含むデバイスの製造方法。
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