JP5534189B2 - 加工ロボットとその加工制御方法 - Google Patents
加工ロボットとその加工制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5534189B2 JP5534189B2 JP2010085918A JP2010085918A JP5534189B2 JP 5534189 B2 JP5534189 B2 JP 5534189B2 JP 2010085918 A JP2010085918 A JP 2010085918A JP 2010085918 A JP2010085918 A JP 2010085918A JP 5534189 B2 JP5534189 B2 JP 5534189B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machining
- tool
- workpiece
- speed
- robot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Machine Tool Copy Controls (AREA)
Description
そのため、工具のばらつきを考慮して加工回数を低めに(安全サイドに)設定して、一定の加工回数毎に交換する必要があり、工具の交換頻度が高い問題点があった。
該工具に作用する外力を計測する力センサと、
該工具を3次元空間内で移動可能なロボットアームと、
加工データを記憶し前記ロボットアームを制御するロボット制御装置とを備え、
ワークの加工開始時に、ワークに倣って加工する工具の送りを停止して、所定の押付け力及び動作速度で工具をワークに押付け、工具がワークに所定の深さまで切り込むまでの加工速度を計測し、
ワークの加工時に、前記加工速度から工具の送り速度、押付け力、又は工具の動作速度を補正し、加工中に工具をワークに押し付ける力を制御して、ワークに倣って加工する、ことを特徴とする加工ロボットが提供される。
前記加工データは、一定距離間隔における空間座標、押付け方向ベクトル、工具の動作速度、押付け力、送り速度、工具形状、加工開始時の切込み深さ、加工時間、加工速度、限界加工速度又は補正係数である。
ワークの加工開始時に、ワークに倣って加工する工具の送りを停止して、所定の押付け力及び工具の動作速度で工具をワークに押付け、工具がワークに所定の深さまで切り込むまでの加工速度を計測し、
ワークの加工時に、前記加工速度から工具の送り速度、押付け力、又は工具の動作速度を補正し、加工中に工具をワークに押し付ける力を制御して、ワークに倣って加工する、ことを特徴とする加工ロボットの加工制御方法が提供される。
ただし、加工速度を計算する方法はこれに限定されず、距離センサ等でワークとの相対距離を計測する、もしくは工具の移動量を外部から計測する、等の方法で、加工速度を計算してもよい。
図1において、本発明の加工ロボット10は、工具12、ロボットアーム16、及びロボット制御装置20を備える。なお1はワーク(被加工部材)、2はテーブルである。
ワーク1は、この例ではテーブル2の上面の所定位置に正確に固定されている。
この例において、回転砥石13の形状は円筒形であるが、本発明はこれに限定されず、円錐形、接頭円錐形、球形、その他の形状であってもよい。また、回転砥石13は砥石に限定されず、その他の加工工具(例えばカッター)であってもよい。
また、工具12は、回転工具に限定されず、往復運動するものでもよい。
この例において、力センサ15はロードセルであり、3次元的に移動可能なロボットアーム16に取り付けられ、これに作用する外力を検出するようになっている。
この力センサ15で検出される外力は、好ましくは6自由度の外力(3方向の力と、3軸まわりのトルク)であるが、本発明はこれに限定されず、ワーク1に対する押付け力が検出できる限りで、その他の力センサであってもよい。
ロボットアーム16は、この例では、多関節ロボットのロボットアームであるが、本発明はこれに限定されず、その他のロボットであってもよい。
ロボット制御装置20は、例えば数値制御装置であり、指令信号によりロボットアーム16を6自由度(3次元位置と3軸まわりの回転)に制御するようになっている。
加工軌道データテーブルは、一定距離間隔における空間座標(X,Y,Z)と、押付け方向ベクトルからなる。これらはワークの3DCADモデルから自動的に生成する。
加工条件データは、工具の動作速度、押付力、送り速度、工具形状からなる。
加工開始条件データは、加工開始時の切込み深さ、加工時間、加工速度、限界加工速度又は補正係数からなる。
この図において、横軸は時間、縦軸は切込み深さ、図中の実線は工具の新品時に所定の深さまで切り込むまでの切込み深さの時間変化、破線は中間段階の同様の時間変化である。なお、この例は、工具の送りを停止し、工具の動作速度、押付力を一定に保持した場合である。
また、図中の要交換時間とは、所定の深さまで切り込むまでの時間が長く、工具を交換する必要がある時間である。
上述した限界加工速度は、工具が劣化し要交換と判断される要交換時間に対応する。なお、要交換時間を限界加工速度の代わりに用いてもよい。
補正係数は、ワークの加工時に、ワークの加工開始時に計測した加工速度から回転工具の送り速度、押付け力、又は工具の動作速度を補正するための補正係数である。この補正係数は、送り速度、押付け力、又は動作速度に対応してそれぞれ予め設定した補正式において適用する。
本発明の方法は、軸心を中心に回転する工具12をワーク1に押付けながらワーク1を加工する加工ロボットの加工制御方法である。
図4において、(A)はワークの加工開始前、(B)はワークの加工開始時、(C)はワークの加工時を模式的に示している。
一般的にロボットアームのTCP位置は、ロボットコントローラの内部データから取得することができる。
すなわち、工具12がワーク1に接触しない状態(加工開始地点の上空:A点)から、送り速度と工具の動作速度を0として、工具12をワーク1に向けて移動し、工具12とワークとが接触し、所定の反力が得られたら、その位置(B点)を記憶する。次いで、工具がワークに接触しない状態(C点)に戻す。
すなわち、工具12を所定の動作速度で動作させ、再度、工具12をワーク1に向けて押し付けていき、記憶した位置(B点)から所定の距離ΔL(D点)になるまでの時間を「切込み時間」として計測する。この切込み時間から、上述した加工速度を計算することができる。
ただし、加工速度を計算する方法はこれに限定されず、距離センサ等でワークとの相対距離を計測する、もしくは工具の移動量を外部から計測する、等の方法で、加工速度を計算してもよい。
例えば、予め設定された時間(例えば、工具が新品のときの切込み時間)と比較して、切込み時間が長くなったら送り速度を下げるように、送り速度を補正して、送りすなわち加工を開始する。
10 加工ロボット、12 工具、
13 回転砥石、13a 外周面、
14 スピンドルモータ、15 力センサ、
16 ロボットアーム、
20 ロボット制御装置、
21 記憶装置
Claims (4)
- ワークに倣って加工する工具と、
該工具に作用する外力を計測する力センサと、
該工具を3次元空間内で移動可能なロボットアームと、
加工データを記憶し前記ロボットアームを制御するロボット制御装置とを備え、
ワークの加工開始時に、ワークに倣って加工する工具の送りを停止して、所定の押付け力及び動作速度で工具をワークに押付け、工具がワークに所定の深さまで切り込むまでの加工速度を計測し、
ワークの加工時に、前記加工速度から工具の送り速度、押付け力、又は工具の動作速度を補正し、加工中に工具をワークに押し付ける力を制御して、ワークに倣って加工する、ことを特徴とする加工ロボット。 - 前記力センサは、直交3軸方向の力と該各軸まわりのトルクを計測可能な6軸センサであり、
前記加工データは、一定距離間隔における空間座標、押付け方向ベクトル、工具の動作速度、押付け力、送り速度、工具形状、加工開始時の切込み深さ、加工時間、加工速度、限界加工速度又は補正係数である、ことを特徴とする請求項1に記載の加工ロボット。 - ワークに倣って加工する工具をワークに押付けながらワークを加工する加工ロボットの加工制御方法であって、
ワークの加工開始時に、ワークに倣って加工する工具の送りを停止して、所定の押付け力及び工具の動作速度で工具をワークに押付け、工具がワークに所定の深さまで切り込むまでの加工速度を計測し、
ワークの加工時に、前記加工速度から工具の送り速度、押付け力、又は工具の動作速度を補正し、加工中に工具をワークに押し付ける力を制御して、ワークに倣って加工する、ことを特徴とする加工ロボットの加工制御方法。 - 前記ワークの加工開始前に、ワークに倣って加工する工具の送りを停止して、工具を所定の動作速度又は動作を停止してワークに押付け、工具がワークに接触した位置を記憶する、ことを特徴とする請求項3に記載の加工ロボットの加工制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085918A JP5534189B2 (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 加工ロボットとその加工制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085918A JP5534189B2 (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 加工ロボットとその加工制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011216050A JP2011216050A (ja) | 2011-10-27 |
JP5534189B2 true JP5534189B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=44945674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010085918A Active JP5534189B2 (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | 加工ロボットとその加工制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5534189B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202011052431U1 (de) | 2011-12-22 | 2013-03-25 | Kuka Systems Gmbh | Bearbeitungswerkzeug |
CN104608113B (zh) | 2013-11-01 | 2018-07-17 | 精工爱普生株式会社 | 机器人、机器人系统以及机器人控制装置 |
JP6630073B2 (ja) | 2015-07-09 | 2020-01-15 | 株式会社Subaru | 機械加工装置及び機械加工方法 |
JP2018075686A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | 大同特殊鋼株式会社 | 試料埋込用金型の樹脂除去装置 |
JP6714732B2 (ja) | 2016-12-28 | 2020-06-24 | 株式会社Subaru | 機械加工用ロボット及び機械加工方法 |
WO2018235429A1 (ja) | 2017-06-22 | 2018-12-27 | 株式会社Subaru | 機械加工装置用のアタッチメント |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6347058A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-27 | Daikin Ind Ltd | ロボツトの制御装置 |
JPH0319767A (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-28 | Omron Corp | 砥石車の回転数制御装置 |
JP2726509B2 (ja) * | 1989-08-30 | 1998-03-11 | 株式会社東芝 | グラインダ作業ロボットの制御方法 |
JP3363958B2 (ja) * | 1993-07-13 | 2003-01-08 | ファナック株式会社 | ドリル加工方式 |
JP4125894B2 (ja) * | 2002-01-08 | 2008-07-30 | 株式会社リコー | 研磨加工装置及び方法 |
-
2010
- 2010-04-02 JP JP2010085918A patent/JP5534189B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011216050A (ja) | 2011-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5534189B2 (ja) | 加工ロボットとその加工制御方法 | |
JP5481919B2 (ja) | ワーク加工装置とその制御方法 | |
US4993896A (en) | Edge contouring system | |
JP5720876B2 (ja) | 加工ロボット及びその重力補償方法 | |
CN110303494B (zh) | 机器人加工系统 | |
JP4261563B2 (ja) | 加工原点設定方法及びその方法を実施するための工作機械 | |
JP2014040001A (ja) | ワーク加工装置とその制御方法 | |
JP5902753B2 (ja) | 切上げ・切込み運動または円運動挿入機能を有する数値制御装置 | |
CA2938232A1 (en) | Machine toolpath compensation using vibration sensing | |
WO2011030866A1 (ja) | 工作機械および加工方法 | |
JP5549330B2 (ja) | 加工ロボットとその加工制御方法 | |
JP6274561B2 (ja) | 回転砥石のドレッシング装置と方法 | |
JP4503326B2 (ja) | 工具経路データ生成装置及びこれを備えた制御装置 | |
JP6323744B2 (ja) | 研磨ロボットとその制御方法 | |
JP2011189417A (ja) | 加工ロボットとその重力補償方法 | |
JP5355693B2 (ja) | 誤差補正方法及び工作機械 | |
JP6347399B2 (ja) | 研磨ロボットとその軌道生成方法 | |
JP6089731B2 (ja) | 成形制御装置、成形制御方法、および、プログラム | |
JP2019155557A (ja) | 工作機械の駆動軸の偏差の推定方法及びそれを用いた工作機械 | |
JP7143025B2 (ja) | 研削装置及びその制御方法 | |
JP2008004124A (ja) | Nc加工装置 | |
JP2508051B2 (ja) | 補正機能付き加工装置 | |
JP2019098445A (ja) | 加工装置及び加工方法 | |
JP7301610B2 (ja) | 研削装置及びその制御方法 | |
WO2023047437A1 (ja) | 加工推定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140402 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5534189 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140415 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |