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JP5520171B2 - 鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付装置 - Google Patents

鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付装置 Download PDF

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JP5520171B2
JP5520171B2 JP2010205713A JP2010205713A JP5520171B2 JP 5520171 B2 JP5520171 B2 JP 5520171B2 JP 2010205713 A JP2010205713 A JP 2010205713A JP 2010205713 A JP2010205713 A JP 2010205713A JP 5520171 B2 JP5520171 B2 JP 5520171B2
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Description

この発明は、自動2輪車等の鞍乗り型車両における燃料ポンプ取付構造に係り、特に、燃料タンクの底部に燃料ポンプを取付けるに際して、比較的狭い配設空間であっても取付可能にすることで燃料ポンプの配置の自由度を高めるようにしたものに関する。
従来の自動2輪車における燃料ポンプ取付構造として、燃料タンクの底に開口を開け、この開口縁部を若干下方に膨出させ、この縁部の外周囲に固定リングを固定し、また、縁部にリング状のパッキンを当て、さらにこのパッキンの下にリング状の当て板を当て、この当て板の下に、燃料タンク及び燃料ポンプと別体で上方へ開放されたカップ状部材の開放端に形成されたフランジを当て、ボルト・ナットでフランジを固定リングへ止めることによって、燃料タンクの底板に下方へ突出するカップを取付け、このカップ内へ燃料ポンプの下部を収容し固定した構造が開示されている。
特許第4205742号
上記従来例によれば、燃料タンクの底板にカップを設けて燃料ポンプを取付けることができ、燃料タンクの底板から下方へ突出してかつ比較的容量の小さなカップ内から燃料を吸引するので燃料の死残量を少なくすることができる。
しかしながら、この構造は、固定リングの溶接部を設けるために、タンクの底面がカップフランジと同程度の比較的広い面積を有していなければならず、このような比較的広い面積のタンク底部を収容できる空間にしかポンプ取付部を設けられないという配置上の制約があった。
例えば、周囲にエンジンのシリンダやクッション支持部材等の別部品が配置され、上記のような比較的広い面積のタンク底部を収容するに十分な空間がない場合は、上記取付構造にて燃料ポンプを取付けることが難しかった。
そこで、本発明は、上記のように十分な大きな空間を確保しにくい場合でも、燃料タンクの底部にポンプを取付けることができるようにして、配置の自由度を高められるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造に係る請求項1の発明は、車体フレームに取付けられる燃料タンクと、
この燃料タンクの底板に設けられた開口部の周囲に設けられるベース部材と、
前記開口部に挿通されるとともに、前記ベース部材に取付けられる燃料ポンプと、を備える鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造において、
前記ベース部材は上側に筒状部と、下側に筒状部よりも大径のベース側フランジとを有し、
前記燃料ポンプは、下側にカップ部と、ポンプ側フランジとを有し、
前記ベース部材の筒状部の上部が前記燃料タンクの開口部に溶接され、
前記ポンプ側フランジが前記ベース側フランジに取付けられることを特徴とする。
さらに、前記ベース部材の筒状部上部側面に周方向へ沿う溝が設けられ、
この溝によって前記ベース部材の筒状部最上部に径方向外方へ張り出すタンク取付縁部が形成され、
前記燃料タンクの開口部周囲とこのタンク取付縁部とを溶接するとともに、この溶接箇所において溶接のビードが燃料タンク底板からタンク取付縁部の下縁に渡るように溶接されることを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記燃料タンクの底板に下方に膨出する膨出部が設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1において、前記鞍乗り型車両は、後方に傾斜する後傾シリンダを有するとともに、前記車体フレームに締結されるエンジンと、
後部に後輪を有するとともに、車体フレームに揺動自在に枢支されるスイングアームと、
このスイングアームと前記車体フレームとの間に設けられるクッションユニットとを備え、
前記クッションユニットは前記車体フレームの後上部に設けられたクッション支持部材に連結され、
前記燃料ポンプは前記後傾シリンダと前記クッション支持部材に挟まれるように配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2において、前記燃料タンク内の前記膨出部における底部の前後部各上面に燃料が前後へ移動することを抑制するバッファープレートが設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明は
車体フレームに取付けられる燃料タンクと、
この燃料タンクの底板に設けられた開口部の周囲に設けられるベース部材と、
前記開口部に挿通されるとともに、前記ベース部材に取付けられる燃料ポンプと、を備える鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造において、
前記ベース部材は上側に筒状部と、下側に筒状部よりも大径のベース側フランジとを有し、
前記燃料ポンプは、下側にカップ部と、ポンプ側フランジとを有し、
前記ベース部材の筒状部の上部が前記燃料タンクの開口部に溶接され、
前記ポンプ側フランジが前記ベース側フランジに取付けられ、
前記鞍乗り型車両は、後方に傾斜する後傾シリンダを有するとともに、前記車体フレームに締結されるエンジンと、
後部に後輪を有するとともに、車体フレームに揺動自在に枢支されるスイングアームと、
このスイングアームと前記車体フレームとの間に設けられるクッションユニットとを備え、
前記クッションユニットは前記車体フレームの後上部に設けられたクッション支持部材に連結され、
前記燃料ポンプは前記後傾シリンダと前記クッション支持部材に挟まれるように配置され、
前記ベース部材のベース側フランジには複数のナット穴が設けられ、
このナット穴と一致するボルト挿通孔を有するとともに、ポンプ側フランジを下方から押さえる押さえプレートが設けられ、
この押さえプレートの後部には前記クッション支持部材を避ける逃げ部が設けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ベース部材が筒状部とこの筒状部よりも外径が大きなベース側フランジとを備え、相対的に外径の小さな筒状部で燃料タンク底板に溶接すると、比較的小さな面積の燃料タンクの底部にベース部材を取付でき、しかも、下方には大径のベース側フランジが位置するので、これを燃料ポンプの取付部として燃料ポンプに設けたポンプ側フランジを合わせてボルトにより固定できる。
このため、カップ部材のフランジを直接取付けできるような比較的広い面積を有する燃料タンクの底部を配置するためには十分な空間を確保しにくい場合であっても、燃料タンクの底部に燃料ポンプを取付けることができるようになるから、配置の自由度を高めることができる。また、燃料タンク内の燃料は燃料タンクの底板から下方へ突出する筒状部内へ入るから、筒状部よりも上方の燃料タンク内に燃料が少なくなっても、燃料ポンプは筒状部内から燃料を吸引することができるため、死残量を少なくすることができる。
さらに、筒状部上部に溝を設けることで、溶接工具をベース部材に近づけて作業することができる。また、溝部の上方にタンク取付縁部が残され、燃料タンクの底板からタンク取付縁部の下縁まで溶接ビードを渡すようにしたので、溶接強度を高めることができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、燃料タンク底板を下方へ膨出させて膨出部とし、この底部に筒状部を取付けたので、タンク容量を確保しやすくするとともに、死残量を少なくすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、膨出部における前後の底部にバッファープレートを設けたので、このバッファープレートにより燃料が前後へ移動することを抑制できるから、燃料の死残量をより少なくすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、後傾シリンダとクッション支持部材に挟まれた狭い領域であっても燃料ポンプを取付けるための部材である筒状部を取付けることが可能となる。
請求項5に記載した発明によれば、
ベース部材が筒状部とこの筒状部よりも外径が大きなベース側フランジとを備え、相対的に外径の小さな筒状部で燃料タンク底板に溶接すると、比較的小さな面積の燃料タンクの底部にベース部材を取付でき、しかも、下方には大径のベース側フランジが位置するので、これを燃料ポンプの取付部として燃料ポンプに設けたポンプ側フランジを合わせてボルトにより固定できる。
このため、カップ部材のフランジを直接取付けできるような比較的広い面積を有する燃料タンクの底部を配置するためには十分な空間を確保しにくい場合であっても、燃料タンクの底部に燃料ポンプを取付けることができるようになるから、配置の自由度を高めることができる。また、燃料タンク内の燃料は燃料タンクの底板から下方へ突出する筒状部内へ入るから、筒状部よりも上方の燃料タンク内に燃料が少なくなっても、燃料ポンプは筒状部内から燃料を吸引することができるため、死残量を少なくすることができる。
さらに、後傾シリンダとクッション支持部材に挟まれた狭い領域であっても燃料ポンプを取付けるための部材である筒状部を取付けることが可能となる。
そのうえ、押さえプレートで燃料ポンプのポンプ側フランジをベース側フランジとの間に挟持する場合にも、押さえプレートに逃げ部を設けたので、クッション支持部材とのクリアランスを確保でき、燃料タンク取付の際に押さえプレートとクッション支持部材との干渉を防ぎやすくすることができる。
実施形態に係る自動2輪車の外観側面図 上記車両の要部左側面図 図2と同様部位の反対側を示す右側面図 図2における燃料タンク廻りを拡大した側面図 図4と同様部位につき燃料タンクの一部を切り欠いて示す斜視図 燃料ポンプユニットを取付けた状態における燃料タンクの底面図 図4の7−7線断面図 燃料ポンプユニットを斜め下方から示す斜視図 燃料タンクの平面図 燃料タンクの側面図 膨出部回りを破断して示す図 図11の12矢示図 図11の13矢示図 ベース部材の平面図 図14の15−15線断面図 押さえプレートの平面図
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本願発明が適用された鞍乗り型車両の一例である自動2輪車における車体カバーを装着した状態の外観左側面図、図2は車体カバー等の外観部品の一部を省略した車体要部の左側面図、図3は車体カバー等の外観部品の一部を仮想線にして示す車体要部の右側面図である。
これらの図において、1は前輪であり、フロントフォーク2を介してヘッドパイプ3へ回動自在に支持され、ハンドル4により操舵される。
ヘッドパイプ3は車体フレーム5の前端に設けられ、その後方へ斜め下がりに左右一対で延びるメインフレーム6の上には燃料タンク7が支持され、下方にはエンジン8が支持される。
エンジン8はクランクケース9と、その上に後傾したシリンダ10を備える。クランクケース9は前部下方が最も大きく下方へ突出するオイルパン9aをなし、その後方にミッション部9bが形成されている。ミッション部9bの下面における地上高はオイルパン9aよりも高くなっている。
ミッション部9bはクランクケース9のオイルパン9aよりも段差をなして高くなっており、その下方に比較的太径で大容量のマフラー20が位置している。
シリンダ10は後傾して燃料タンク7の下方に位置し、シリンダ10の上端部(ヘッドカバー)は燃料タンク7の底面へ接近している。
シリンダ10の前方には吸気ボックス11が位置する。吸気ボックス11はその前方に位置するラジエタ12とシリンダ10の間に挟まれ、かつ上端を燃料タンク7の底面に押さえられて固定されている。
吸気ボックス11の上部には吸気ダクト13が設けられ、その先端の導風口14はラジエタ12の上方から前方へ張り出し、ラジエタ12の前方から走行風を吸気ボックス11内へ取り込む。
ラジエタ12は車幅方向(左右方向)へ横断して配置され、左右方向中間部が最も後方へ突出する湾曲面をなし、上部をメインフレーム6に支持され、下部をクランクケース9の前面から突出するステー9cに支持されている。
吸気ボックス11内には公知のスロットルボディ(図示省略)が収容され、シリンダ10の前面に上向きに指向して形成された吸気ポート17へ接続し、スロットルボディを介して前方から吸気するようになっている。
スロットルボディには後述する燃料ポンプより燃料が供給され、吸気ポート17内へ電子噴射される。
シリンダ10の背面側には後方を指向する排気ポート18が設けられ、ここから排気管19により排出される。排気管19は一度後方へ延出し、直後に略180°屈曲してクランクケース9の左側方を前方斜め下がりに横切って延び、クランクケース9の前方へ出てから、下方へ曲がってその前面に沿って下方へ延び、さらに後方へ屈曲して、側面視でオイルパン9aの最も下方へ突出する先端部を巻くようにして、オイルパン9a後方に段差をなして上方に位置するクランクケース9の下方へ回り込み、ミッション部9bの下方に配置されたマフラー20へ接続する。
マフラー20へ入った排気は、マフラー20の後方に接続されたテールパイプ21から外気へ排出される。テールパイプ21は車体右側へ略90°屈曲し、さらに上方へ曲がって立ち上がり、排気下流側先端の排気口21aはリヤアーム28及び後輪31の側方にて車体後方へ向かって開口している。
ミッション部9bの下方は、オイルパン9aよりも一段高くなって、その下方でオイルパン9aと後方の後輪31との間にマフラー20を配置する空間を確保している。したがってこの空間内へ比較的太径で大容量のマフラー20を配置できる。その結果、マフラー20の下方へオイルパン9aと同程度の最低地上高を確保した状態で、エンジン8の最も低い位置へマフラー20を配置することにより、低重心化を図ることができるとともに、エンジン8の重心近くへマフラー20を近接配置できるのでマスの集中化を図ることができる。
排気管19は排気ポート18から後方へ延出して直後に前方へ曲がる第1屈曲部19aと、クランクケース9の前方を下方へ曲がる第2屈曲部19bと、クランクケース9の前方からその下方へ曲がり込む第3屈曲部19cを備える。第3屈曲部19cはクランクケース9のオイルパン9aの先端を回り込むように曲がっている。このように排気管19はシリンダ10に対して側面視で略S字状をなして巻き付くように形成され、マスの顕著な集中を図るとともに、シリンダ10の後傾と相まって出力向上に必要十分な排気管長を実現している。シリンダ10の後傾程度は必要とされる排気管長に応じて任意に定まるが、直立時と比べて後傾する程、排気管長をながくすることができる。
排気ポート18は、車体中心近傍に位置し、第1屈曲部19aから第2屈曲部19b間は後方かつ前方へ向かって次第に外側方(左方)へ張り出し、第2屈曲部19bから車体中心へ向かって曲がり、第3屈曲部19cは車体中心上に位置し、その後車体中心に沿って、かつ車体中心上に位置するマフラー20に接続する。
排気管19は第1屈曲部19aがシリンダ10の背面とクランクケース9のミッション部9b上面との間に形成される空間内で湾曲し、エンジン8の側面をシリンダ10とクランクケース9の接続部に沿って前方に延び、第2屈曲部19bにてラジエタ12の下端とオイルパン9aの前方下部との間に形成される空間内へ入り、第3屈曲部19cでクランクケース9の下方へ入り込んでおり、各部品間に形成される間隙を利用して配設されている。
第1屈曲部19aは平面視並びに側面視で略U字状をなして3次元形状に曲がるとともに、シリンダ10の側面へ回り込んだ19eでそれ以降の第2屈曲部19bへ向かう部分がシリンダ10の側面へ沿うようになっており、この屈曲部19eも第1屈曲部19aの一部とする。
メインフレーム6の後端部は上下方向に延びるセンターフレーム22が接続され、その上端部から斜め上がり後方へ突出するステー23が設けられる。このステー23の上端からは、斜め上がり後方へ延出するシートレール24が設けられ、ここに燃料タンク7の後端部とシート25(図1)が支持される。符号26はステー23の下部とシートレール24を結ぶリヤステーである。センターフレーム22、ステー23、シートレール24及びリヤステー26は左右一対で設けられる。
センターフレーム22はクランクケース9の後部であるミッション部9bの後部に沿って斜め上下に延び、その上下方向中間部でピボット部27によりリヤアーム28の前端部が支持されている。リヤアーム28の前部は下部に設けられたリンク29を介してクッションユニット30によりステー23と連結される。ステー23はシートレール24を支持するとともにクッションユニット30の支持部材でもある。
リヤアーム28の後端部には後輪31が支持され、エンジン8によりチェーン駆動される。
車体は車体カバーで覆われる。図1及び3に示すように、車体カバーは、ヘッドパイプ3の前方からラジエタ12、吸気ボックス11及びシリンダ10の側方を覆う上部カバー33と、ラジエタ12より下方となるエンジン8の下部側面を覆う下部カバー34を備える。上部カバー33と下部カバー34は車体側面で、前方へ斜め下がりの分割ラインで上下に分割されている。
下部カバー34は排気管19の第2屈曲部19b近傍部より下方の排気系部品を覆う。下部カバー34の後端部は後輪31の側面へ重なる程度に延出する延出部35を備え、この延出部35に前部側を覆われたテールパイプ21は略クランク状に曲がって、後端部(上端部)は延出部35より上方へ延び出して後輪31及びリヤアーム28の側面に重なる位置で後方へ屈曲し、ここから排気が後方へ排出される。
延出部35の上方にはステップ37が位置する。ステップ37はセンターフレーム22から後方へ略V字状をなして突出するステップホルダ38の後端部に設けられている。ステップ37の下方かつ後方に排気口21aが位置し、排気口21aは後方へ外側方かつ斜め上向きを指向して開口している。
以下、燃料タンク7に対する燃料ポンプユニット40の取付構造について詳細に説明する。図4は燃料タンク廻りを拡大した側面図、図5は同様部位につき燃料タンクの一部を切り欠いて示す斜視図である。
燃料タンク7は吸気ボックス11及びシリンダ10の上方を覆う前部7aと、シリンダ10より後方に位置する大容量の後部7bとを一体に有する。
後部7bの底部は下方へ突出する膨出部7cをなし、ここに燃料ポンプユニット40が内蔵されている。
膨出部7cは後部7b側面に形成された段差7dにより車幅方向へ幅狭に形成され、段差7dの下方かつ膨出部7cの側方の空間内にはシートレール24の前端部が配置されている。燃料タンク7の前部7aから後部7bまで連続する底板7eを有し、膨出部7cは底板7eの後部7b部分を下方へ膨出して形成したものでもある。
膨出部7cの底部には燃料ポンプユニット40の下部であるカップ部41がベース部材50を介して着脱自在に取付けられている。燃料ポンプユニット40のうちカップ部41の下部は膨出部7cから下方へ突出するベース部材50からさらに下方へ突出して露出している。
カップ部41の露出部及びベース部材50は、メインフレーム6の後端部6aとセンターフレーム22の上部との接続近傍でステー23の基部を最低部とするV字状の空間S内に配置され、前部はシリンダ10の上端部(ヘッドカバー)の背面へ近接し、後方はステー23のクッションユニット支持部23aに近接している。燃料ポンプユニット40のうちカップ部41の露出部より上方部分はベース部材50の内側を通って膨出部7cより燃料タンク7の後部7b内へ突出し、前傾状態で内蔵されている。
カップ部41の露出部には燃料ポンプユニット40の吐出ポートに接続する吐出部ジョイント42が設けられ、この吐出部ジョイント42に後端が接続された給油ホース43が前方へ延び、メインフレーム6の内側を通ってシリンダ10前方側に配置されたスロットルボディへ接続されている。
クッションユニット支持部23aは左右のステー23に形成された通し穴であり、左右のステー23間にクッションユニット30の上端部を入れ、一方のクッションユニット支持部23aからボルトを通して他側にてナットで締結することによりクッションユニット30の上端部をステー23にて支持するようになっている。
クッションユニット支持部23aより上方のステー23の上端部には、左右のシートレール24の各前端部が、それぞれに設けられたブラケット24aをボルト止めすることにより取付けられている。
図4に明らかなように、シートレール24の前端を通る垂線Vはベース部材50の最大径部であるベース側フランジ(後述)の後端部と交差している。すなわち、ベース部材50の一部がシートレール24の前端部と上下方向にてオーバーラップする程度に近接させて高密度に配置でき、車体全体のコンパクト化に貢献できる。
請求項4に記載した発明によれば、後傾シリンダとクッション支持部材に挟まれた狭い領域であっても燃料ポンプユニット40を取付けるための部材である筒状部を取付けることが可能となる。
図6は燃料ポンプユニット40を取付けた状態における燃料タンク7の底面図、図7は図4の7−7線断面図、図8は取付状態にある燃料ポンプユニット40を周囲の燃料タンクの一部が切り欠かれた状態で斜め下方から示す斜視図であり、膨出部7cの一部を破断して燃料タンク7の内部を示す。
燃料タンク7は前部7aが幅広であり、後部7bは後方へ向かって次第に幅狭に変化する。
燃料ポンプユニット40は上方を開放した所定深さのカップ部41を下部に備え、カップ部41の上端部を外方へ折り返してポンプ側フランジ45を形成してある。このポンプ側フランジ45より上方にはポンプ本体部46が上方へ突出して設けられている。ポンプ本体部46は、燃料ポンプユニット40並びに燃料を吸入して吐出ポートへ送り出すために必要な各種部材を一体化してある。カップ部41内の底部41a近傍には燃料吸引フィルタ47が配置され、この燃料吸引フィルタ47を介して燃料ポンプユニット40が燃料を吸引するようになっている。
カップ部41はベース部材50を介して膨出部7cへ連通しており、膨出部7cの燃料はカップ部41へ流れ込むので、底部41aは燃料タンク7の最低部に相当し、燃料ポンプユニット40はこの最低部から燃料を吸引できることになるから死残量を少なくすることができる。
符号44は電源及び信号線のカプラーである。
図7に示すように、ベース部材50は上端部に設けられたタンク取付縁部51で膨出部7cの底部へ取付けられ、下端部に設けられたベース側フランジ55にポンプ側フランジ45が取付けられている。この取付けは、ベース側フランジ55の下面へポンプ側フランジ45の上面を重ね、さらにポンプ側フランジ45の下面へ押さえプレート70を重ね、ボルト71で締結している。72は電線のクランプであり、ボルト71でベース側フランジ55で共締めされている。
膨出部7cの底部60における車幅方向の横幅W1よりもベース側フランジ55の最大横幅W2が大きくなっている(W2>W1)。
図9〜13は燃料タンク単品を示し、図6は燃料タンクの平面図、図10は側面図、図11が膨出部7c回りを破断して示す図、図12及び13は、図11における12及び13矢示図である。
図9及び10に示すように、前部7aには前側取付ブラケット62が前方へ突出して設けられ、メインフレーム6の前部へボルト止めされる。膨出部7cの後端部には後側取付ブラケット63が後方へ突出して設けられ、シートレール24設けられている取付パイプ24bの下側へ差し込み、後部7bの後端部と後側取付ブラケット63間に形成される間隙へ取付パイプ24bを嵌合することで。シートレール24側へ差し込み式に取付けできる。
図10に示すように、膨出部7cは後部7bから下方へ突出して後部7bの最低部をなす。膨出部7cの前側壁面60aは膨出部7cの底部60へ向かって後方へ斜め下がりに傾斜し、後側壁面60bは底部60へ向かって前方へ斜め下がりに傾斜している。膨出部7cの底部60にはベース部材50が取付けられている。
図11に示すように、膨出部7cの底部60には燃料ポンプユニット40を後部7b内へ下方から挿入する底部開口61が形成される。膨出部7cの底部60は底板7eの一部でもある。
ベース部材50のタンク取付縁部51には、その外周より内側にリング状リブ52が底部60の肉厚程度の高さで上方へ突出している。リング状リブ52の外径は底部開口61の穴径と一致し、リング状リブ52を底部開口61へ嵌合すると、リング状リブ52の外周面が底部60の底部開口61を囲む開口縁部の端面へ密接し、タンク取付縁部51のリング状リブ52よりも径方向外方へ張り出す部分が底部60の下面へ密接する。そこで、タンク取付縁部51の外周部周囲を底部60へ溶接するとタンク取付縁部51を底部60へ液密に取付けできる。
このように底部60へタンク取付縁部51へ密着させ、かつ底部開口61にリング状リブ52を嵌合して開口縁部の端面へ密接させることにより、膨出部7cをベース部材50で補強できる。このため、ベース部材50以外に他のリング状部材などの補強部材を不要にできる。また、液密に取付できるので、シール部材を介在させる必要もなくなる。
また、タンク取付縁部51の下方は周溝53になっており、筒部54の外壁は径方向内方へ引き込んでいる。このため、溶接作業時に工具が筒部54の外壁へ接触しにくくなるから作業性が向上する。
また、溶接時のビード73を底部60の下面から、周溝53内へ回り込んでタンク取付縁部51の外周部下面まで連続して形成できるので、溶接強度を高めることができる。
底部開口61を挟む前後には、バッファープレート64、65が設けられている。図12に示すように、前側のバッファープレート64は、後方へ開放された略コ字状をなして前側壁面60aの傾斜面へ直角に立てられ下部に溶接されている。
図13に示すように、後側のバッファープレート65は、前方へ開放された略コ字状をなして垂直に配置され下端部を後側壁面60bへ溶接されている。
これらのバッファープレート64、65は膨出部7cにおける燃料が前後へ移動することを抑制できるから、燃料の死残量をより少なくすることができる。
図14はベース部材50の平面図、図15は図14の15−15線断面図である。
これらの図において、ベース部材50は筒状をなして適宜の金属材料を鋳造や鍛造等で形成されるものであり、筒部54の外周には周溝53が形成され、この周溝53によって上端部に周溝53の上を覆うように外方へ張り出すタンク取付縁部51が形成されている。
タンク取付縁部51は平面視円形であり、その半径をR1とする。ベース側フランジ55も前後に切り欠き部57a及び57bが形成されているが平面視略円形であり、切り欠き部以外の部分における半径をR2とする。ベース側フランジ55はタンク取付縁部51よりも大径であり、R2<R1をなし、D=R2−R1の差がある(図15参照)。
なお、タンク取付縁部51の外径と筒部54の周溝53より下方部分の外径は略等しくなっている。
ベース側フランジ55の外周部には同心円上にナット穴56が周方向へ不等間隔で複数設けられている。このナット穴56の位置は、平面視で、1つの穴のうち内周側半分がタンク取付縁部51の下に隠れ、外周側半分がタンク取付縁部51から外側へ出ている位置、すなわち各ナット穴56の中心を通る同心円とタンク取付縁部51の外周が重なっている。
ベース側フランジ55のナット穴56より内周側には、ポンプ側フランジ45の外周が密に嵌合する凹部45aが形成されている(図15参照)。
前側の切り欠き部57aは、車幅方向へ直線状に切り欠かれており、シリンダ10に対する逃げ部となっている。後側の切り欠き部57bはクッションユニット30に対する逃げ部となっている。
このように前後に逃げ部をなす切り欠き部57a、57bを設けることにより、前後をシリンダ10とクッションユニット30を支持するステー23に挟まれた狭い空間S(図4参照)へ大径にしたベース側フランジ55を有するベース部材50を配置できる。
ベース部材50の上端部でリング状リブ52より内周側は、筒部54を超えて径方向内側へ張り出したており、内方張り出し部58をなし、その内周側端部は上部開口59を囲んでいる。この上部開口59は底部開口61と同心円状をなすが、上部開口59の穴径は膨出部7c底部60に形成されている底部開口61の穴径よりも小さい。
上部開口59の大きさは、燃料ポンプユニット40のポンプ本体部46を通過できるに足る大きさであり、底部開口61はこれよりも大きい。したがって、内方張り出し部58が底部開口61よりも径方向内側へ張り出すことになるので、燃料の残量が少ない状態で車体が傾斜したときや、急加減速時に膨出部7c内における燃料の液面が傾いても、上方の燃料タンク内へ流出しにくくなるので、燃料の残量が少ないときにおける燃料供給を確実にすることができる。
次に、燃料タンク7の底部へ燃料ポンプユニット40を取付けるには、予め膨出部7cの下方へベース部材50を取付けた状態にて、ベース部材50の内側空間へ燃料ポンプユニット40のポンプ本体部46を下方から入れ、上部を上部開口59から燃料タンク7の後部7b内へ入れ、ポンプ側フランジ45をベース側フランジ55の凹部55aへ嵌合する。続いて燃料ポンプユニット40のカップ部41を中央穴70dに入れた押さえプレート70を下方から押し上げてポンプ側フランジ45及びベース側フランジ55の各下面へ押し当てる。
その後、各ボルト通し穴70cをそれぞれ対応する各ナット穴56と一致させ、同時に切り欠き部57aと70a及び57bと70bをそれぞれ一致させた状態で、下方からボルト71をボルト通し穴70cに通してナット穴56へ締結する。これにより、ポンプ側フランジ45をベース側フランジ55と押さえプレート70でポンプ側フランジ45を押さえつけて取付けるようにすると、ポンプ側フランジ45を直接ボルト止めできない場合、特に、燃料ポンプユニット40のケースを樹脂製としたとき有効である。本実施形態はこのケースに相当する。
なお、ポンプ側フランジ45にボルト通し穴を設けなくても済むので、ポンプ側フランジ45を小さくすることができる。また、ベース側フランジ55をベース側フランジ55と押さえプレート70で挟持することにより、ベース側フランジ55の固定部に対する取付剛性を高めることができる。
但し、押さえプレート70による取付は必須ではなく、比較的大きな金属製ポンプ側フランジが使用可能等の条件が整えばポンプ側フランジ45をベース側フランジ55へ直接取付けて押さえプレート70を省略することもできる。
また、ベース部材50が筒部54とこの筒部54よりも外径が大きなベース側フランジ55とを備え、相対的に外径の小さな筒部54の上端部に設けたタンク取付縁部51で燃料タンクの底板である膨出部7cの底部60に溶接すると、ポンプ側フランジ45を取付できないような比較的小さな面積の底部60に対してもベース部材50を取付できる。
しかも、下方には大径のベース側フランジ55が位置するので、これに燃料ポンプユニット40の取付部として燃料ポンプユニット40のカップ部41に設けたポンプ側フランジ45を合わせてボルト71により固定できる。
このため、シリンダ10とステー23により前後を挟まれた空間S(図4・5)として、燃料ポンプユニット40と別体に構成されたカップ部材のフランジを直接取付けできるような比較的広い面積を有する燃料タンクの底部を配置するために十分なだけ大きな空間を確保しにくい場合であっても、燃料タンク7の底部に設けた膨出部7cに燃料ポンプユニット40を取付けることができるようになるから、配置の自由度を高めることができる。
また、燃料タンク7内の燃料は、燃料タンクの底板である膨出部7cの底部60から下方へ突出する筒状のベース部材50内部へ入るから、ベース部材50よりも上方の燃料タンク後部7b等に燃料が少なくなっても、燃料ポンプユニット40はベース部材50及びカップ部41内から燃料を吸引することができるため、死残量を少なくすることができる。
そのうえ、燃料タンク7の底板7eを下方へ膨出させて膨出部7cとし、この底部60に筒状のベース部材50を取付けたので、タンク容量を確保しやすくするとともに、死残量を少なくすることができる。
また、押さえプレート70でポンプ側フランジ45をベース側フランジ55との間に挟持する場合にも、押さえプレート70に切り欠き部70a及び70bからなる逃げ部を設けたので、クッション支持部材であるステー23とのクリアランスを確保でき、燃料タンク7の取付の際において、押さえプレート70とステー23との干渉を防ぎやすくすることができる。
なお、本願の発明は、自動2輪車のみならず、4輪バギー車のような鞍乗り型車両にも適用できる。
6:メインフレーム、7:燃料タンク、7c:膨出部、8:エンジン、10:シリンダ、23:ステー、24:シートレール、30:クッションユニット、40:燃料ポンプユニット、41:カップ部、45:ポンプ側フランジ、50:ベース部材、51:タンク取付縁部、53:溝、54:筒状部、55:ベース側フランジ、56:ナット穴、57a・57b:切り欠き部、70:押さえプレート、70a・70b:切り欠き部、71:ボルト、73:ビート
本発明に係る燃料ポンプの取付構造は、自動2輪車用や輪バギー車のような鞍乗り型車両の燃料タンクに対して好適である。

Claims (5)

  1. 車体フレーム(5)に取付けられる燃料タンク(7)と、
    この燃料タンク(7)の底板(7e)に設けられた開口部(61)の周囲に設けられるベース部材(50)と、
    前記開口部(61)に挿通されるとともに、前記ベース部材(50)に取付けられる燃料ポンプ(40)と、を備える鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造において、
    前記ベース部材(50)は、上側に筒状部(54)と、下側に筒状部(54)よりも大径のベース側フランジ(55)とを有し、
    前記燃料ポンプ(40)は、下側にカップ部(41)と、ポンプ側フランジ(45)とを有し、
    前記ベース部材(50)の筒状部(54)の上部が前記燃料タンクの開口部(61)に溶接され、
    前記ポンプ側フランジ(45)が前記ベース側フランジ(55)に取付けられ
    前記ベース部材(50)の筒状部(54)上部側面に周方向へ沿う溝(53)が設けられ、
    この溝(53)によって前記ベース部材(50)の筒状部最上部に径方向外方へ張り出すタンク取付縁部(51)が形成され、
    前記燃料タンクの開口部(61)周囲とこのタンク取付縁部51(51)とを溶接するとともに、この溶接箇所において、溶接のビード(73)が燃料タンク底板(7e)からタンク取付縁部(51)の下縁に渡るように溶接されることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造。
  2. 前記燃料タンクの底板(7e)に下方に膨出する膨出部(7c)が設けられたことを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造。
  3. 前記燃料タンク(7)内の前記膨出部(7c)における底部(60)の前後部(60a・60b)各上面に燃料が前後へ移動することを抑制するバッファープレート(64・65)が設けられたことを特徴とする請求項に記載した鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造。
  4. 前記鞍乗り型車両は、後方に傾斜する後傾シリンダ(10)を有するとともに、前記車体フレーム(5)に締結されるエンジン(8)と、
    後部に後輪(31)を有するとともに、車体フレームに揺動自在に枢支されるスイングアーム(28)と、
    このスイングアーム(28)と前記車体フレーム(5)との間に設けられるクッションユニット(30)とを備え、
    前記クッションユニット(30)は前記車体フレーム(5)の後上部に設けられたクッション支持部材(23)に連結され、
    前記燃料ポンプ(40)は前記後傾シリンダ(10)と前記クッション支持部材(30)に挟まれるように配置されることを特徴とする請求項1に記載した鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造。
  5. 車体フレーム(5)に取付けられる燃料タンク(7)と、
    この燃料タンク(7)の底板(7e)に設けられた開口部(61)の周囲に設けられるベース部材(50)と、
    前記開口部(61)に挿通されるとともに、前記ベース部材(50)に取付けられる燃料ポンプ(40)と、を備える鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造において、
    前記ベース部材(50)は、上側に筒状部(54)と、下側に筒状部(54)よりも大径のベース側フランジ(55)とを有し、
    前記燃料ポンプ(40)は、下側にカップ部(41)と、ポンプ側フランジ(45)とを有し、
    前記ベース部材(50)の筒状部(54)の上部が前記燃料タンクの開口部(61)に溶接され、
    前記ポンプ側フランジ(45)が前記ベース側フランジ(55)に取付けられ、
    前記鞍乗り型車両は、後方に傾斜する後傾シリンダ(10)を有するとともに、前記車体フレーム(5)に締結されるエンジン(8)と、
    後部に後輪(31)を有するとともに、車体フレームに揺動自在に枢支されるスイングアーム(28)と、
    このスイングアーム(28)と前記車体フレーム(5)との間に設けられるクッションユニット(30)とを備え、
    前記クッションユニット(30)は前記車体フレーム(5)の後上部に設けられたクッション支持部材(23)に連結され、
    前記燃料ポンプ(40)は前記後傾シリンダ(10)と前記クッション支持部材(30)に挟まれるように配置され、
    前記ベース部材(50)のベース側フランジ(55)には複数のナット穴(56)が設けられ、
    このナット穴(56)と一致するボルト挿通孔(70a)を有するとともに、ポンプ側フランジ(45)を下方から押さえる押さえプレート(70)が設けられ、
    この押さえプレート(70)の後部には前記クッション支持部材(23)を避ける逃げ部が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料ポンプ取付構造。
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