JP5514930B1 - 情報タグおよび情報タグ付商品 - Google Patents

Abstract

【課題】キャンペーンへの応募に伴う煩わしさを解消しつつ商品の購入者を識別できる新たな識別器具を提供する。
【解決手段】固有の形態を含みこれにより特定の識別情報を表示する情報タグであって、前記形態の一部であり前記形態を構成する第一形態部と第二形態部とを含み、これら第一形態部と第二形態部とは、互いに相対的な位置関係を変更可能に備えられ、第一形態部と第二形態部の相対位置を変更することにより、前記固有の形態として、第一の形態と第二の形態とを形成可能であり、第一の形態に第一の識別情報を対応付け、第二の形態に第二の識別情報を対応付けてある。
【選択図】図１

Description

本発明は、情報タグおよび情報タグ付商品に係り、特に、商品販売に関連したキャンペーンを開催するときに、画像照合を利用して商品の購入者を識別する器具に関する。

商品需要を喚起し販売促進を図るため、様々な商品について購入者に景品などの特典を提供するキャンペーンが開催されることがある。このようなキャンペーンでは、一般に数字や英文字等からなるユニークな（重複の無い一意の）識別情報（例えばシリアル番号）を記載したラベルを貼り付け或いはそのような識別情報を商品包装に印刷して商品を販売する。商品の購入者は、郵送や通信回線を通じて商品に付けられた識別情報をキャンペーン開催者に通知することによりキャンペーンに応募する。

また、このようなキャンペーンでは、識別情報を含んだバーコードや二次元コード（下記特許文献１及び２参照）、無線タグ（下記特許文献３及び４参照）が利用されることがある。

特開２００５−０７０７２５号公報 特開２００５−０７０７３１号公報 特開２００６−０１１７７４号公報 特開２００７−３１０４９２号公報

ところで、キャンペーンへの応募を例えば郵送で行う場合、ラベルに記載された識別情報をはがきに記載したり商品包装からラベルを剥がして葉書に貼り付けるなどの煩わしい作業が必要となる。また、はがきの発送からキャンペーン開催者による受付、抽選、当選結果の発表および賞品の発送・入手まで何日も或いは何週間もかかることもあり、このような方法は即時性に欠ける難がある。

一方、インターネットのような通信回線経由で応募できるようにすれば、即時性を確保することは出来る。しかしながら、一般に桁数が非常に多くラベルに細かく表示された識別情報を逐一入力しなければならない作業が必要となり煩わしい。また、バーコード・二次元コードや無線タグを利用すればこのような入力の煩わしさは回避することが出来るが、無線タグはコスト面での不利がある。また、バーコード・二次元コードや無線タグから情報を読み取る専用のリーダが必要となるうえ、応募を受け付けるサイトにアクセスするには、ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を入力しなければならない面倒がある。

さらに、従来のキャンペーンには次のような課題がある。
従来のバーコードや無線タグは、１つのコードやタグに対して１つの識別情報が対応付けられているのが通常であり、或る１種類の商品を対象として複数種類のキャンペーンを同時に開催することは行われていない。

例えば１本の缶飲料を購入した者に対して、複数種類の賞品、例えば（１）景品と、（２）商品の割引クーポンと、（３）オンラインゲームへの参加権限と、（４）音楽や画像等のコンテンツ（データ配信）と言う各賞品をオール・オア・ナッシング（当選時には（１）〜（４）の総てを提供するが落選時には何も提供しない）ではなく、（１）〜（４）を各々独立した賞品としてそれぞれ当否を判別して当選者に提供するような複合型のキャンペーンは従来行われていない。

他方、そのようなキャンペーンを開催できれば、商品の販売促進効果をより一層高めることが出来ると考えられる。

したがって、本発明の目的は、キャンペーンへの応募に伴う煩わしさを解消しつつ商品の購入者を識別できる新たな識別器具を提供することにある。また本発明の更なる目的は、情報タグに複数種類の識別情報を含めることを可能とする点にある。

前記課題を解決し目的を達成するため、本発明の第１の情報タグは、固有の形態を含みこれにより特定の識別情報を表示する情報タグであって、前記形態の一部であり前記形態を構成する第一形態部と第二形態部とを少なくとも含み、これら第一形態部と第二形態部とは、互いに相対的な位置関係を変更可能に備えられており、前記第一形態部と第二形態部の相対位置を変更することにより、前記固有の形態として、第一の形態と、当該第一の形態とは異なる第二の形態とを少なくとも形成可能であり、前記第一の形態に、第一の識別情報が対応付けられ、前記第二の形態に、前記第一の識別情報とは異なる第二の識別情報が対応付けられている。

本発明の第１の情報タグは、特定の識別情報を表す固有の形態（デザイン）を含んでいる。この「形態」は、例えば模様や図形、線、点、色彩、文字、記号、マーク、シンボル、写真や絵などの画像、或いはこれらの組み合わせなど、コンピュータの画像照合（画像照合プログラム又は画像照合を行うコンピュータソフトウエア）によって識別可能なものであれば如何なるものでも良い。また当該「形態」は、或るパターンを有する規則的なものであっても不規則（ランダム）なものであっても良い。

本発明の第１の情報タグの特徴の一つは、１つの情報タグが複数の識別情報を含んでいることにある。このため、上記形態は複数の形態部（形態部分）からなり、これらの形態部は相対的な位置関係を変更できるようにしてある。したがって、第１の情報タグでは、これら形態部の位置関係を変更することで、複数の形態を形成することが可能である。そして、形態部の相対的な位置関係を変更することにより形成される当該複数の形態には、それぞれ別々の識別情報を予め対応付けておく。これにより１つの情報タグに複数の識別情報を含めることが出来る。

なお、上記情報タグでは、３つ以上の形態部（第一形態部と第二形態部に加えて第三形態部、第四形態部、…）を含め、これら３つ以上の形態部により上記形態を構成するようにすることも可能である。また、上記情報タグでは、２つ又は３つ以上の形態部の相対的な位置関係を変更することにより、３種類以上の形態（第一の形態および第二の形態に加えて第三の形態、第四の形態、…）を形成できるようにし、これら３種類以上の形態のそれぞれに異なる識別情報（第一の識別情報および第二の識別情報に加えて第三の識別情報、第四の識別情報、…）を対応付けておくことも出来る。つまり、本発明の情報タグには、３種類以上の識別情報を含めることが可能である。

また、商品に情報タグを付ける場合には、（１）複数の（例えばキャンペーン対象となる総ての）商品について同一の形態を有する情報タグを付けるようにしても良いし、（２）１つ１つの商品について異なる（重複の無い、又は、一意の、又は、ユニークな（unique））形態を有する情報タグをそれぞれ付けるようにしても良い。例えば当該商品の購入者全員に特典（例えばポイントやおまけ等）を提供するような場合には上記（１）の態様によれば良いし、例えば当該商品の購入者のうち抽選で選ばれた特定一部の者にのみ特典を提供するような場合には上記（２）の態様によれば良い。

識別を行うには、記憶装置（例えばデータベース）に上記形態に係る画像と、識別情報とを関連付けて予め格納しておき、この記憶装置に格納されている画像と、情報タグに含まれる形態の画像とを比較し両者を照合すれば良い。

例えばキャンペーンを開催する場合には、商品の１つ１つに本発明に係る情報タグを付けて提供する一方、情報タグを撮影することにより商品の購入者から送信されてきた形態の画像（情報タグに含まれる形態を撮影した画像）を上記記憶装置内の画像と照合し、当該形態が予め登録（記憶）してある画像と一致すれば、商品の正当な購入者であると判断することが出来る。すなわち、情報タグが商品の購入証明として機能する。そして、この認証（識別）に成功した者にだけ賞品を提供したり、あるいは、抽選による賞品の提供、即ち、或る特定の形態（識別情報）を有するタグを所有する者のみに当選者として賞品などの特典を提供するようなことも可能である。

このように識別情報は、シリアル番号のような当該情報タグを一意に識別するための情報に限られるものではない。当該識別情報は、例えば総ての情報タグを個別に（別々のものとして）識別するのではなく上述のように商品の購入者であることのみを証明するものであったり、例えば特定サイトのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）のような情報であっても良い。後に実施形態において説明するように、ＵＲＬを識別情報として上記形態の画像データに関連付けておけば、商品の購入者を当該ＵＲＬに係る特定のサイトやサーバに簡便に誘導することが出来る。

また、かかる第１の情報タグは、次のような構造を備えている場合がある。

上記情報タグが、水平方向に相対的な位置関係を変更可能に配置した第一平板部と第二平板部とを少なくとも備え、前記第一形態部を前記第一平板部に備えるとともに、前記第二形態部を前記第二平板部に備え、これにより、垂直方向から見たときに前記第一の形態および前記第二の形態をそれぞれ形成できるようにする。またこの場合、互いに重なり合うように前記第一平板部と前記第二平板部とを備えても良い。さらに、前記第一平板部が前記第二平板部の上面に重ねられるように配置され、前記第一平板部が透光性を有することがある。また、前記複数の形態部（第一形態部、第二形態部、…）が相対回転可能に備えられていることがある。

さらに、上記第１の情報タグは、缶飲料に装着してこれと一緒に提供可能なキャップ状の情報タグとすることが出来る。

具体的には、当該情報タグは、飲料缶の端部に被せるように装着可能なキャップ状の情報タグであって、天板部および周壁部を有する筒状の外部筐体と、当該外部筐体の下端部に配されて飲料缶の端部に係合して当該外部筐体を当該飲料缶に支持することを可能とする係合部と、前記外部筐体の内部に収容され且つ前記外部筐体の天板部の下面部に配置される天板部を有する内部筐体とを備え、前記外部筐体と内部筐体とは相対的に回転可能に備えられ、前記外部筐体の天板部に前記第一形態部を備え、前記内部筐体の天板部に前記第二形態部を備え、前記外部筐体と前記内部筐体を相対的に回転させることにより前記第一の形態と前記第二の形態とを形成可能としたものである。

また、上記キャップ状情報タグでは、外部筐体の天板部が透光性を有することがある。ただし、後に（実施形態の欄の最後で）述べるように、内部筐体天板部の第二形態部が見えるように外部筐体天板部の適宜位置に開口（孔）を設けることも可能であるから、外部筐体の天板部が透光性を有することは必須の要件ではない。

さらに、上記キャップ状タグでは、外部筐体の上面部を覆って前記第一形態部および前記第二形態部が見えないようする着脱自在なカバーを備え、当該カバーが、電子機器を挟んでこれを支持することを可能とする溝を有するようにしても良い。このような態様によれば、後に実施形態で説明するように携帯端末のような電子機器のスタンドとして当該キャップ状タグや飲料缶を利用することが可能となる。

本発明の第２の情報タグは、特定の識別情報を表示する固有の形態の一部となる形態部を備えた情報タグであって、前記形態部が、ディスプレイの画面に表示され且つ前記形態部とは異なる別の形態部と合わせられることにより前記固有の形態を形成するものである。

上記第２の情報タグは、前記第１の情報タグと同様に複数の形態部によって形成される固有の形態が特定の識別情報を表すものであるが、前記第１の情報タグでは当該複数の形態部のすべてが情報タグ内に含められていたのに対して、この第２の情報タグでは、形態部の一部がディスプレイの画面に表示される。そして、情報タグに含まれる形態部と、ディスプレイ画面に表示された形態部とを合わせる（例えばディスプレイ画面に情報タグを重ね合わせる）ことにより前記固有の形態を形成し、これにより当該形態に関連付けられている識別情報を取り出すことが可能となる。

上記「ディスプレイ」は、画像を表示可能であればどのようなものでも良く、典型的には、テレビやタブレット型端末のモニタ画面を挙げることが出来るが、パーソナルコンピュータやゲーム機その他、表示画面を備えた各種の機器の表示装置であって良い。

この第２の情報タグは、前記第１の情報タグのように複数の異なる識別情報を取り出せるようにする必要は必ずしもないが、前記第１の情報タグと同様に、複数の異なる識別情報を取り出せるように構成することも可能である。

具体的には、この第２の情報タグは、当該情報タグに備えられた形態部を「第一形態部」、前記ディスプレイ画面に表示される形態部を「第二形態部」と称するとともに、予め定められた第一の位置関係となるように前記情報タグを前記ディスプレイ画面に重ね合わせることにより前記第一形態部と前記第二形態部とで形成される固有の形態を「第一の形態」、前記第一の位置関係とは異なる第二の位置関係となるように前記情報タグを前記ディスプレイ画面に重ね合わせることにより前記第一形態部と前記第二形態部とで形成される固有の形態を「第二の形態」とした場合に、前記第一の形態に、第一の識別情報が対応付けられているとともに、前記第二の形態に、前記第一の識別情報とは異なる第二の識別情報が対応付けられている場合がある。

また、本発明の第３の情報タグは、固有の形態を含みこれにより特定の識別情報を表示する情報タグであって、前記形態は、第一の方向から見た場合に第一の形態が形成され、当該第一の方向とは異なる第二の方向から見た場合に当該第一の形態とは異なる第二の形態が形成され、前記第一の形態に、第一の識別情報が対応付けられているとともに、前記第二の形態に、前記第一の識別情報とは異なる第二の識別情報が対応付けられているものである。

前記第１および第２の情報タグは、いずれも複数の形態部によって識別情報を表す形態を形成したが、この第３の情報タグでは、或る１つの（単一の）形態が見る角度によって変わることを利用し、これら見る角度によって変わる形態の各々に異なる識別情報を対応付けた。

このような第３の情報タグによっても、前記第１および第２の情報タグと同様の目的を達成することが出来る。すなわち、第一の方向から見たときに形成される第一の形態（画像データ）と第一の識別情報とを関連付け、また、第二の方向から見たときに形成される第二の形態（画像データ）と第二の識別情報とを関連付けて、これらを記憶装置に記憶しておけば良い。

前記本発明に係る情報タグは、商品の包装容器に係合して当該包装容器への装着を可能とする係合部を更に備えていても良い。なお、本発明に言う「包装容器」とは、商品を収容可能な各種の入れ物を言い、例えば、缶やペットボトル、箱、ケース、その他の剛性を有する器のほか、袋類などの柔軟な包装材をも含む概念である。また、商品の種類は問わない。

本発明に係る商品は、上述した本発明に係るいずれかの情報タグを備えたものである。

本発明によれば、キャンペーンへの応募に伴う煩わしさを解消し、商品の購入者を識別できる新たな情報タグを提供することが出来る。また、情報タグに複数種類の識別情報を含めることができ、複合型のキャンペーンの開催が可能となる。

本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本発明の実施形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。

図１は、本発明の第１の実施形態に係るキャップ型の情報タグを示す斜視図である。 図２は、前記第１実施形態の情報タグを示す分解斜視図である。 図３は、前記第１実施形態の情報タグ（第一の形態を形成した状態）を示す平面図である。 図４は、前記第１実施形態の情報タグ（第二の形態を形成した状態）を示す平面図である。 図５は、前記第１実施形態の情報タグの利用態様を示す図である。 図６は、前記第１実施形態の情報タグの別の構成例を示す平面図である。 図７は、図６に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図８は、図６に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図９は、図６に示した情報タグの外部筐体を時計回りに１２０度回転させた状態を示す平面図である。 図１０は、図６に示した情報タグの外部筐体を時計回りに２４０度回転させた状態を示す平面図である。 図１１は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図１２は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図１３は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図１４は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図１５は、図１４に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図１６は、図１４に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図１７は、図１４に示した情報タグの外部筐体を時計回りに１８０度回転させた状態を示す平面図である。 図１８は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図１９は、図１８に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図２０は、図１８に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図２１は、図１８に示した情報タグにおいて図２０に示した内部筐体の更に内部に備える筐体を示す平面図である。 図２２は、前記第１実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す平面図である。 図２３は、図２２に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図２４は、図２２に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図２５は、図２２に示した情報タグの外部筐体を時計回りに１２０度回転させた状態を示す平面図である。 図２６は、図２２に示した情報タグの外部筐体を時計回りに２４０度回転させた状態を示す平面図である。 図２７は、前記第１実施形態の情報タグにカバーを備える構成例を示す斜視図である。 図２８は、前記図２７に示した構成例の分解斜視図である。 図２９は、前記図２７に示した構成例の使用状態を示す斜視図である。 図３０は、本発明の第２の実施形態に係る情報タグを示す斜視図である。 図３１は、前記第２実施形態の情報タグを示す垂直断面図である。 図３２は、前記第２実施形態の情報タグを示す分解斜視図である。 図３３は、前記第２実施形態の情報タグの使用状態（テレビ画面に情報タグを重ねる前の状態）を示す図である。 図３４は、前記第２実施形態の情報タグの使用状態（テレビ画面に情報タグを重ねた状態）を示す図である。 図３５は、前記第２実施形態の情報タグの使用状態（タブレット型端末の画面に情報タグを重ねる前の状態）を示す図である。 図３６は、前記第２実施形態の情報タグの使用状態（タブレット型端末の画面に情報タグを重ねた状態）を示す図である。 図３７は、前記第２実施形態の情報タグの別の構成例を示す垂直断面図である。 図３８は、前記第２実施形態の情報タグの更に別の構成例を示す図である。 図３９は、本発明の第３の実施形態に係る情報タグを示す分解斜視図である。 図４０は、前記第３実施形態に係る情報タグを真上から見た状態を示す平面図である。 図４１は、前記第３実施形態に係る情報タグを斜め上方から見た状態を示す斜視図である。 図４２は、本発明の第３の実施形態に係る情報タグの別の構成例を示す分解斜視図である。 図４３は、前記図４２に示した情報タグを真上から見た状態を示す平面図である。 図４４は、前記図４２に示した情報タグを斜め上方から見た状態を示す斜視図である。 図４５は、本発明の他の実施形態に係る情報タグを示す平面図である。 図４６は、前記図４５に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図４７は、前記図４５に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図４８は、本発明の更に他の実施形態に係る情報タグを示す平面図である。 図４９は、前記図４８に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図５０は、前記図４８に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図５１は、本発明の更に他の実施形態に係る情報タグを示す平面図である。 図５２は、前記図５１に示した情報タグの外部筐体を示す平面図である。 図５３は、前記図５１に示した情報タグの内部筐体を示す平面図である。 図５４は、本発明に係る情報タグの他の構成例を示す図である。

〔第１実施形態〕
本発明の第１の実施形態は、前記本発明の第１の情報タグに係るもので、当該第１の情報タグを缶飲料に装着可能なキャップとして構成したものである。

具体的には、図１から図４に示すようにこのキャップ（情報タグ）１１は、有蓋無底の（天板は有るが底は無い）円筒状の全体形状を有し飲料缶１に被せて嵌合させることが可能な外部筐体２１と、この外部筐体２１の内部に収容可能な円筒状の内部筐体３１とを備える。

外部筐体２１は、透光性を有する（透明な）樹脂材料からなり、円盤状の天板部２１ａと筒状の周壁部２１ｂとを有する。外部筐体２１の底面は、内部筐体３１を受け入れるとともに、飲料缶１の上縁部を挿入することが出来る開口とし、この開口の周縁部に沿って周壁部２１の内面側下端部に一定の間隔で突起部（係止突起）２２を形成してある。これらの係止突起２２は、飲料缶１の上縁部に形成されている凹溝２に嵌り込んで当該キャップ１１を飲料缶１に支持させることを可能とする。

内部筐体３１は、外部筐体２１と同様に樹脂材料からなり、円盤状の天板部３１ａと、円筒状の周壁部３１ｂとを有する。また、この内部筐体３１は、外部筐体２１の係止突起２２を使用して飲料缶にキャップ１１を装着したときに飲料缶１の天面に周壁部３１ｂの下縁が当接することにより、キャップ１１を飲料缶１の上面に支持する役割を果たす（飲料缶１が必要以上に外部筐体２１の中に潜り込むことを防ぐ）。

内部筐体３１の底面部には、飲料缶１に係合して、後に述べるように外部筐体２１を回転させたときに内部筐体３１が一緒に回らないようにする係止部（図示せず）を備えても良い。この係合部は、例えば、缶上面のプルトップ３に係合するものであっても良いし、缶上面に貼り付く粘着剤などであっても良い。

外部筐体２１の天板部２１ａの表面には第一形態部２５ａを備え、内部筐体３１の天板部３１ａの表面には第二形態部２５ｂを備える。図示の例では、第一形態部２５ａとして５つの小さな丸（円）を、第二形態部２５ｂとして４つの小さな丸（円）をそれぞれ示したが、これら形態部２５ａ，２５ｂは様々な模様や図形、線などであって良い。

また、外部筐体２１の天板部２１ａは透光性を有するから、図３に示すようにキャップ１１を上面側から見ると、外部筐体２１の天板部２１ａと内部筐体３１の天板部３１ａとが重なり合って、第一形態部２５ａと一緒に、内部筐体３１に備えた第二形態部２５ｂも見えることとなる。これら第一形態部２５ａと第二形態部２５ｂとによって本発明に言う形態（識別情報を表す形態）２５が構成される。なお、これら形態部２５ａ，２５ｂを筐体２１，３１に備えるには、例えば当該形態部２５ａ，２５ｂを印刷したラベルを作製して筐体２１，３１に貼り付けても良いし、当該形態部２５ａ，２５ｂを天板部２１ａ，３１ａに直接印刷しても構わない。

図４に示すように外部筐体２１を回転させることにより（矢印Ｒ参照／内部筐体３１側を回転させても勿論同様の結果を得ることが出来る）、第一形態部２５ａと第二形態部２５ｂとの相対的な位置関係を変更することができ、図３に示した初期状態（第一の形態）とは異なる形態（第二の形態）を形成することが可能である。そして、この第一の形態に第一の識別情報を対応付け、一定の角度回転させることにより形成される第二の形態に第二の識別情報を対応付けておく。なお、外部筐体２１をどの程度回転させるかによって多くの異なる形態２５を形成することが可能であり、これら多くの形態２５のそれぞれに第三の、あるいは第四の、あるいはそれ以上の識別情報を対応付けておくことも出来る。

図５を参照して、本実施形態に係る情報タグ１１の利用例を述べる。

商品の製造業者（例えば缶飲料の製造メーカー）や販売業者、広告代理店などのキャンペーン主催者、画像照合サービスや当該サービスを受けるための専用のアプリケーションプログラム（アプリケーションソフトウエア／以下「アプリケーション」と言う）を提供する事業者（これらを纏めて「事業者）と言う）は、画像照合を行うサーバ１０２や、缶飲料１に付けるキャップ（情報タグ）１１に含まれる形態２５の画像データを識別情報に関連付けて格納した形態画像データーベース１０３、特典としてポイントを付与するためのサーバ１０４、賞品を提供するためのサーバ１０５、ＥＣサイト１０６、ＣＭ映像や様々な音楽・画像などのコンテンツを提供するサーバ１０７を備え、缶飲料１に本実施形態のキャップ１１を付けて販売する。

商品の購入者は、携帯端末（例えばスマートフォン）１０１に専用のアプリケーションをダウンロードし、このアプリケーションを立ち上げて携帯端末１０１に備えられたカメラでキャップ１１の天板部２１ａ，３１ａを撮影する。当該アプリケーションは、携帯端末１０１に、撮影した画像（形態２５の画像データ）を通信回線（インターネット）１００を介して画像照合サーバ１０２に送信させる。

画像照合サーバ１０２は、購入者から送信された形態２５の画像を照合すること、つまり、受信した画像を、形態画像データーベース１０３に格納されている画像と比較することにより、当該商品の正当な購入者であるか否かを判別する。形態画像データーベース１０３には、総ての情報タグ（キャップ）１１に含まれる形態２５の画像データを予め格納し登録してあるが、これらの画像データには、当該形態２５の画像データを送信してきた商品の購入者への提供に備えて、例えば或る特定の特典を提供するためのＵＲＬや当否情報（当選か落選かの抽選結果）、ＩＤやパスワード等の識別情報を関連付けておく。なお、形態画像データに関連付ける識別情報の種類は、どのようなキャンペーンを開催するかにもよるからこれらのものに限定されるものではない。

上記特典の一例を挙げれば次のとおりである。
（１）景品が貰えるキャンペーンへの応募のためのＵＲＬ
（２）商品や有料サービスの割引クーポン
（３）ポイント（一定の数量で金銭と同様に使用できる点数）を獲得するためのＵＲＬ
（４）オンラインゲームへの参加資格
（５）Ｗｉｆｉ接続サービスなど特定のサービスを利用できる権限
（６）音楽・映像・画像・ゲーム・ＣＭ・映画の予告映像等のデジタルコンテンツ
（７）様々なアプリケーションプログラム
（８）商品やサービスを購入できるＥＣ（Electronic Commerce／電子商取引）サイトのＵＲＬや利用権限
なお、これら以外にも様々な特典を提供することが出来る。

例えば、図３に示した第一の形態２５にポイント付与サーバ１０４のＵＲＬを、図４に示した第二の形態２５にＥＣサイト１０６のＵＲＬを関連付けておけば、商品の購入者は、情報タグ１１を利用してポイント付与サーバ１０４にアクセスすることによりポイントを獲得したり、ＥＣサイト１０６で買い物をすることが出来る。

商品購入者に特典を提供するには、画像照合サーバ１０２が携帯端末１０１へＵＲＬ情報を送信し、このＵＲＬ情報に従って携帯端末１０１内の前記専用のアプリケーションが携帯端末１０１に所定のサーバへアクセスさせることにより行っても（購入者側が取りに行くようにしても）良いし、画像照合サーバ１０２からの通知に従って事業者側が例えば電子メールを使用して能動的に携帯端末１０１へ送信するようにしても良い（この場合、例えば専用アプリケーションを商品購入者に提供するときにメールアドレスを登録して貰っておけば良い）。また、他のサーバを介することなく、画像照合サーバ１０２自身が特典を携帯端末１０１に直接送信するようにすることも可能である。

また、前に述べた複合型のキャンペーンを開催する場合、従来のようにバーコードや無線タグを利用すると購入者はこれらコードや無線タグから読み出す情報を選択することは出来ないから、携帯端末に読み込んだ後に、どのキャンペーンやサービスを利用するか選択する必要があり煩わしい。これに対して本実施形態の情報タグによれば、キャップ（外部筐体２１）を回転させることで所定の形態２５を作成し、携帯端末１０１で撮影すれば、直ちに対応するサイトに進むことができ、端末１０１上での選択操作が不要となる利点がある。

情報タグ１１に備える形態２５は、様々なものとすることが出来ることは既に述べたとおりである。図３の例で言えば、形態部２５ａ，２５ｂを構成する各要素（この場合、小さな円）の数や大きさ、配置位置、形状あるいは色彩などを変えることにより多数の形態を作成することが出来る。これにより、総てのキャップ１１をそれぞれ異なる形態を備えたものとし、販売した各商品を一意に識別することも可能となる。

また図６〜図１０に示すように、不規則な線を配置しても良い。このようなランダムな模様により形態２５を形成すれば、規則的な図形や記号を配置する場合と比べ、情報タグの偽造を防ぎやすくなる。なお、この例では、図９および図１０に示すように外部筐体２１をそれぞれ１２０度および２４０度回転させることで３通りの形態２５を形成することが可能で、３種類の識別情報を関連付けておくことが出来る。

さらに、図１１に示すようにランダムな点（丸）を配置したり、図１２に示すように特定のシンボルを配置したり、図１３に示すように絵や画像（写真）によっても、本発明に言う形態２５を構成することが出来る。また、図１４〜図１７は、中心角が９０度の扇状の領域に模様を配置して形態２５を形成した例である。この例では、外部筐体２１（第一形態部２５ａ）を１８０度回転させることにより、２通りの形態２５を形成することが出来る。

また、図１８〜図２１は、内部筐体３１の内側に更に同様の筐体４１を備えた例を示すものである。前記第１実施形態のキャップ１１は、外部筐体２１の天板部２１ａ（第一平板部）と内部筐体３１の天板部３１ａ（第二平板部）と言う二重の（二層の）構造を備えたが、この例では入れ子式に三重の筐体２１，３１，４１を備えることにより、三重の（三層の）構造、即ち、第一形態部２５ａを有する第一平板部と、第二形態部２５ｂを有する第二平板部と、第三形態部２５ｃを有する第三平板部とにより形態２５を形成する。さらに、同様にして４層以上の構造とすることも可能である。

図２２〜図２６は、外部筐体２１を回転させるときの位置合わせの目印を付けた構成例を示すもので、これらの図に示すように外部筐体２１と内部筐体３１のそれぞれに目印２６，２７，２８，２９を付けておけば、外部筐体２１の目印２６を内部筐体３１の目印２７，２８，２９に合わせることで容易且つ正確に所定の角度（この例では１２０度と２４０度）に第一形態部２５ａを回転させることが可能となる。なお、これらの図では、外部筐体２１を回転させた状態を理解しやすくするため、第一形態部２５ａを備える３つの領域と第二形態部２５ｂを備える３つの領域の各々に１〜６の番号を順に付して示した。

図２７〜図２９は、前記キャップ型情報タグ１１にカバー５１を備えた例を示すものである。本実施形態のキャップ１１を付けた缶飲料１を自動販売機ではなく例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどのように店頭陳列によって販売する場合、商品の購入者ではない者によって不正にキャップ１１が撮影され、特典の獲得が行われてしまうおそれがある。このような事態を防ぐため、キャップ１１の天面を覆って形態２５（形態部２５ａ，２５ｂ）を隠すカバー５１を備えた。なお、このカバー５１はキャップの天面が見えないように透光性を有しない材料により構成する。

また、このカバー５１は、携帯端末１０１を挟み込むことが可能な溝５２を備えている。図２９に示すようにこの溝５２に携帯端末１０１を挟んで支持することで、当該キャップ１１を或いは当該キャップ１１を装着した飲料缶１（図２９では図示せず）を携帯端末１０１のスタンドとして利用することが出来る。

〔第２実施形態〕
図３０〜図３８は本発明の第２の実施形態を示すものである。この実施形態は、前述した本発明の第２の情報タグに係るもので、前記第１実施形態と同様に飲料缶に装着可能なキャップを構成するが、外部筐体２１の天板６２を取り外せるようにし、この天板６２を情報タグとしたものである。なお、前記第１実施形態と同様の構成には図中に同一の符号を付して重複した説明を省略する（後述の実施形態についても同様）。

キャップ（外部筐体２１）の天板である本実施形態の情報タグ６２は、樹脂製の円盤に第一形態部２５ａを備え、少なくとも当該第一形態部２５ａを形成した以外の部分は透光性を有するものとする。そして、この情報タグ６２は、テレビ５の画面（図３３参照）やタブレット型端末６の画面（図３５参照）に表示された第二形態部２５ｂに重ね置くことにより、図３４や図３６に示すように、第１実施形態と同様に識別情報を表す形態２５を形成することが出来る。なお、本実施形態の情報タグ（天板）６２の底面の周縁部には、ディスプレイ画面に当該天板６２を固定できるように、例えば粘着テープや粘着剤を備えておいても良い。

本実施形態の情報タグ６２は、例えば次のように利用することが出来る。

情報タグ６２を商品（この例の場合、缶飲料）に付けて販売する一方、テレビ放送や通信回線を通じて顧客のテレビ５やタブレット型端末６に番組やＣＭを配信し、この番組やＣＭの中で第二形態部２５ｂを画面に表示してキャンペーンへの参加を視聴者に促す。視聴者は、商品に附属された情報タグ６２を画面に重ね合わせて形態２５を構成し、これを前記第１実施形態と同様に携帯端末を使用して撮影することによりキャンペーンに参加することが出来る。またこの場合、本実施形態によれば、キャンペーンの参加者を視聴者全員ではなく商品の購入者のみに限定することが出来る。また、リアルタイムに賞品の当否が分かるような処理を行うことも可能である。

また、タブレット型端末やスマートフォンの画面に地図を配信する場合に、この地図上に本発明の情報タグ（形態２５や形態部２５ｂ）を表示するようにしても良い。この場合、例えば、利用者が情報タグを携帯端末で撮影することで、地図上に示された店舗や施設の予約（例えばホテルやレストランの予約専用のＷｅｂサイトへの接続）を行うことを可能としたり、ポイントの獲得や使用などのサービスを提供することが出来る。

また、この第２実施形態においても、前記第１実施形態で述べたように、情報タグ６２を２層構造あるいは３層以上の構造（形態部を備えた円盤を相対回転可能に２枚以上重ねた構造）にして、形成される各形態に識別情報を対応させて、様々な特典を提供できるようすることも可能である。

本実施形態の情報タグ（天板）６２は、図３７に示すようにキャップ（外部筐体２１）の内側に備えることも出来る。また図３８に示すように、スナック菓子の包装袋のような袋状の商品包装材７に本実施形態の情報タグ６２を備えて商品と一緒に提供しても良い。この場合、購入者は包装袋７から例えば鋏で情報タグ６２を切り取って上記情報タグと同様に使用することが出来る。

〔第３実施形態〕
図３９〜図４４は本発明の第３の実施形態を示すものである。この実施形態は、前記第１実施形態と同様に飲料缶に装着可能なキャップとして情報タグを構成したものであるが、前述した本発明の第３の情報タグに係るものである。

具体的には、図３９に示す例では、外部筐体２１の天板部２１ａと内部筐体３１の天板部３１ａとに互いに直交する直線を描いて十字状の形態２５を形成した。この形態２５は、真上から見た場合（図４０参照）と、斜め上方から見た場合（図４１参照）とで形が変わる。また、図４２に示す例では、平面から見て丁度重なるように外部筐体２１の天板部２１ａと内部筐体３１の天板部３１ａとに小さな円を描いた。このようなタグでは、真上から見た場合（図４３参照）と、斜め上方から見た場合（図４４参照）とでタグが備える形態２５（当該形態２５を構成する要素である小円の数）が異なることとなる。

したがって、上記のように異なる形態２５のそれぞれに異なる識別情報を関連付けることで、前記第１実施形態と同様に、複数種類の識別情報を当該タグに含ませることが出来る。なお、本実施形態においてもタグに備える形態２５は、様々なもの（図形や線、模様等）であって良いことは、前記実施形態と同様である。

〔他の実施形態〕
本発明の更なる実施形態について以下説明する。

図４５〜図４７に示す例は、前記第１実施形態と同様に、外部筐体２１の天板部２１ａに配置した第一形態部２５ａと、内部筐体３１の天板部３１ａに配置した第二形態部２５ｂとにより識別情報を表す形態２５を構成するが、各形態部２５ａ，２５ｂを構成する図形要素（この例の場合、円）に色と数字を加えたもので、色や数字を様々に異ならせることにより、非常に多くの異なる形態２５（情報タグ）を作成することが出来る。

なお、色は、例えば赤や青、緑、黒、黄、紫、橙などコンピュータで識別可能な様々な色を使用して良いが、本願に添付した図面では色彩を表すことが出来ないため、図面においては模様を付けて様々な異なる色であることを示した。また、数字はこの実施形態では２桁までの数値としたが、１桁でも良いし３桁以上の数字を使用するようにしても良い。また、数字に代え或いは数字と共に記号や文字などを用いても良い。

また、図４８〜図５０の例は、色と数字とを重ねて表示した例を示すもので、このような構成とすることも可能である。さらに、図５１〜図５３は、第二形態部２５ｂに係る図形要素の数を多くしたものである。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。

例えば、前記実施形態では、第一形態部２５ａと第二形態部２５ｂを相対的に回転させることにより形態２５の変更（位置関係の変更）を行うようにしたが、例えば直線的に動かすことにより形態変更を行うようにすることも出来る。図５４はその例を示すものであるが、同図に示すように箱状の透明な外部筐体７１と、その中に引出可能に収容した内部筐体７２とによりパッケージ７０を構成する。そして、各形態部２５ａ，２５ｂが重なるように、第一形態部２５ａを外部筐体７１に、第二形態部２５ｂを内部筐体７２にそれぞれ備えれば、外部筐体７１から内部筐体７２を引き出すことにより（矢印Ｓ参照）形態２５の変更を行うことが出来る。

また本発明において、第一平板部（外部筐体の天板部）と第二平板部（内部筐体の天板部）とを重ねた構造を採用した場合でも、第一平板部は必ずしも透光性を有する必要はない。例えば、下側に備えられる平板部の形態部が見えるように上側の平板部に孔をあけておけば良いからである。具体的には、前記図６の例で言えば、外部筐体天板部２１ａの第一形態部２５ａと第一形態部２５ａとの間（内部筐体３１に備えた第二形態部２５ｂに対応する位置）に開口（貫通孔）を設けておけば、外部筐体２１が透明でなくても内部筐体３１に配した第二形態部２５ｂが見えることとなる。

また、識別情報を表す前記「形態」は、典型的には二次元的（平面的）なものであり、実施形態においても二次元的なものとしたが、三次元的（立体的）なものとしても同様に本発明の目的を達成することが出来る。したがって、本発明に言う「形態」には三次元的（立体的）なものも含まれる。

さらに、前記第１実施形態のような構造では、第一形態部２５ａと第二形態部２５ｂとが垂直方向に間隔を隔てて配置されることとなる。このため、前記キャップ１１に、被写界深度を深くする補助レンズ（広角レンズ）を附属させて情報タグ１１と一緒に提供しても良い。そうすれば、携帯端末のレンズ部分に当該レンズを装着し、情報タグ１１に備えられた形態２５を鮮明に（ピンぼけなく）撮影することが可能となる。

１ 飲料缶（缶飲料）
２ 飲料缶上端部の凹溝
３ プルトップ
５ テレビ
６ タブレット型端末
７ 袋状包装材
１１ 情報タグ（キャップ）
２１，７１ 外部筐体
２１ａ 外部筐体の天板部
２１ｂ 外部筐体の周壁部
２２ 係止突起
２５ 形態
２５ａ 第一形態部
２５ｂ 第二形態部
２６，２７，２８，２９ 回転操作用目印
３１，７２ 内部筐体
３１ａ 内部筐体の天板部
３１ｂ 内部筐体の周壁部
４１ 筐体
４１ａ 筐体天板部
５１ カバー
５２ 携帯端末挟持用溝
６２ 情報タグ
７０ パッケージ
１００ 通信回線網（インターネット）
１０１ 携帯端末
１０２ 画像照合サーバ
１０３ 形態画像データーベース
１０４ ポイント付与サーバ
１０５ 賞品提供サーバ
１０６ ＥＣサイト
１０７ コンテンツ提供サーバ

Claims (4)

1. 固有の形態を含みこれにより特定の識別情報を表示する情報タグであって、
   当該情報タグは、飲料缶の端部に被せるように装着可能なキャップ状のものであり、
   当該情報タグは、前記形態の一部であり前記形態を構成する第一形態部と第二形態部とを少なくとも含み、
   これら第一形態部と第二形態部とは、互いに相対的な位置関係を変更可能に備えられており、
   前記第一形態部と第二形態部の相対位置を変更することにより、前記固有の形態として、第一の形態と、当該第一の形態とは異なる第二の形態とを少なくとも形成可能であり、
   前記第一の形態に、第一の識別情報が対応付けられ、
   前記第二の形態に、前記第一の識別情報とは異なる第二の識別情報が対応付けられており、
   当該情報タグは、
   天板部および周壁部を有する筒状の外部筐体と、
   当該外部筐体の下端部に配され、飲料缶の端部に係合して当該外部筐体を当該飲料缶に支持することを可能とする係合部と、
   前記外部筐体の内部に収容され且つ前記外部筐体の天板部の下面部に配置される天板部を有する内部筐体と
   を備え、
   前記外部筐体と内部筐体とは相対的に回転可能に備えられ、
   前記外部筐体の天板部に前記第一形態部を備え、
   前記内部筐体の天板部に前記第二形態部を備え、
   前記外部筐体と前記内部筐体を相対的に回転させることにより前記第一の形態と前記第二の形態とを形成可能とした
   ことを特徴とする情報タグ。
2. 前記外部筐体の天板部が透光性を有する
   請求項１に記載の情報タグ。
3. 前記外部筐体の上面部を覆って前記第一形態部および前記第二形態部が見えないようする着脱自在なカバーを更に備え、
   当該カバーは、電子機器を挟んでこれを支持することを可能とする溝を有する
   請求項１または２に記載の情報タグ。
4. 請求項１から３のいずれか一項に記載の情報タグを備えた商品。

Images