JP5500083B2 - 液体吐出装置、制御装置、及び、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、インク等の液体を吐出する液体吐出装置、これに用いられる制御装置、及び、プログラムに関する。
液体吐出装置において、搬送部材の表面に洗浄液を供給し、当該洗浄液と共に異物(インク等の記録液、紙粉等)をワイパで除去する(ワイピングを行う)技術が知られている。例えば特許文献1によると、インクジェット記録装置(液体吐出装置)において、搬送ベルト(搬送部材)の表面に洗浄液を供給し、当該洗浄液と共に異物をブレード(ワイパ)で除去する。
しかしながら、特許文献1の構成では、搬送部材の表面上で記録液と洗浄液とが混ざると、洗浄液の洗浄効果が薄れ、良好なワイピングを行えないという問題がある。
本発明の目的は、洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことが可能な液体吐出装置、制御装置、及び、プログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1観点によると、記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段と、を備えたことを特徴とする液体吐出装置が提供される。
本発明の第2観点によると、記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段を備えたことを特徴とする制御装置が提供される。
本発明の第3観点によると、記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、を含む液体吐出装置を、前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段として機能させることを特徴とするプログラムが提供される。
上記第1〜第3観点によれば、第1ステップにおいて記録液の量を低減した上で、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う。これにより、洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことができる。
前記第1ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量が、前記第2ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量よりも少なくてよい。
この場合、洗浄液の消費量を抑えることができる。
この場合、洗浄液の消費量を抑えることができる。
前記第1ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量が、ゼロであってよい。
この場合、洗浄液の消費量をより確実に抑えることができる。
この場合、洗浄液の消費量をより確実に抑えることができる。
前記第1シークエンス実行手段は、前記表面上に存在する記録液の量が第1所定量以下になった場合に、前記第1ステップから前記第2ステップに移行してよい。
この場合、第1ステップにおいて記録液の量を低減して第1所定量以下とした上で、第2ステップを行うことで、上記効果(洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことができるという効果)をより確実に得ることができる。
この場合、第1ステップにおいて記録液の量を低減して第1所定量以下とした上で、第2ステップを行うことで、上記効果(洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことができるという効果)をより確実に得ることができる。
前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップにおいて、ワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減し、前記第1ステップにおける前記ワイパの前記表面に対する圧力が、前記第2ステップにおける前記ワイパの前記表面に対する圧力よりも小さくてよい。
この場合、第1ステップで用いられるワイパの摩耗を低減しつつ、良好なワイピングを行うことができる。
この場合、第1ステップで用いられるワイパの摩耗を低減しつつ、良好なワイピングを行うことができる。
本発明の液体吐出装置は、前記表面上に存在する記録液の量を推定し、当該推定した量が第2所定量以上であるか否かを判断する判断手段と、前記推定した量が前記第2所定量未満であると前記判断手段が判断した場合、前記第1ステップを行わずに前記第2ステップを行う第2シークエンスを実行する第2シークエンス実行手段と、をさらに備え、前記第1シークエンス実行手段は、前記推定した量が前記第2所定量以上であると前記判断手段が判断した場合、前記第1シークエンスを実行してよい。
表面上に存在する記録液の量が比較的多い場合は第1シークエンスを実行する(第1ステップにおいて記録液の量を低減した上で、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う)一方、表面上に存在する記録液の量が比較的少ない場合は第2シークエンスを実行する(第1ステップを省略し、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う)。このように、表面上に存在する記録液の量に応じて実行するシークエンスを異ならせることで、ワイピング性能を悪化させることなく、短時間で効率のよいワイピングを実現することができる。
表面上に存在する記録液の量が比較的多い場合は第1シークエンスを実行する(第1ステップにおいて記録液の量を低減した上で、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う)一方、表面上に存在する記録液の量が比較的少ない場合は第2シークエンスを実行する(第1ステップを省略し、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う)。このように、表面上に存在する記録液の量に応じて実行するシークエンスを異ならせることで、ワイピング性能を悪化させることなく、短時間で効率のよいワイピングを実現することができる。
前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップにおいて、前記第2ステップで用いるワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減してよい。
この場合、第1ステップ用に別途部材を設ける必要がなく、装置構成の簡素化が実現される。
この場合、第1ステップ用に別途部材を設ける必要がなく、装置構成の簡素化が実現される。
前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップ終了後且つ前記第2ステップ開始前に前記第1ステップで用いたワイパをクリーニングし、当該クリーニング後のワイパを用いて前記第2ステップを行ってよい。
この場合、第1ステップでワイパに付着した異物が第2ステップで再び表面に付着すること等を抑制することができる。
この場合、第1ステップでワイパに付着した異物が第2ステップで再び表面に付着すること等を抑制することができる。
前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップにおいて、ワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減し、前記第1ステップ終了時に当該ワイパを前記表面から離隔し、前記第1ステップ終了後、前記第2ステップを開始する際に、前記表面における前記第1ステップで用いたワイパの離隔位置よりも前記第2ステップで用いるワイパの前記表面に対する相対移動方向下流側に前記洗浄液を供給し、その後、前記表面における前記離隔位置よりも前記相対移動方向下流側且つ前記洗浄液の供給位置よりも前記相対移動方向上流側に前記ワイパを接触させてよい。
この場合、第1ステップ終了時にワイパに保持されていた(第1ステップ終了後に表面に残された)記録液と、第2ステップで供給される洗浄液との混合を抑制し、洗浄液の洗浄効果が薄れるのを抑制することができる。したがって、第2ステップにおいて、洗浄液を効率よく利用して、ワイピングを行うことができる。また、第1ステップ終了時にワイパに保持されていた記録液が、その後第2ステップにおいて表面に拡げられることも抑制される。
この場合、第1ステップ終了時にワイパに保持されていた(第1ステップ終了後に表面に残された)記録液と、第2ステップで供給される洗浄液との混合を抑制し、洗浄液の洗浄効果が薄れるのを抑制することができる。したがって、第2ステップにおいて、洗浄液を効率よく利用して、ワイピングを行うことができる。また、第1ステップ終了時にワイパに保持されていた記録液が、その後第2ステップにおいて表面に拡げられることも抑制される。
前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップ終了後且つ前記第2ステップ開始前に、前記第1ステップ終了後に前記表面に残された記録液をワイパで除去してよい。
この場合、第1ステップ終了後に表面に残された記録液を除去した上で、第2ステップに移行することで、記録液と洗浄液との混合で洗浄液の洗浄効果が薄れるのを抑制し、良好なワイピングを実現することができる。
この場合、第1ステップ終了後に表面に残された記録液を除去した上で、第2ステップに移行することで、記録液と洗浄液との混合で洗浄液の洗浄効果が薄れるのを抑制し、良好なワイピングを実現することができる。
前記ワイパは、前記表面との接触部分から鉛直方向下向きの成分と前記相対移動方向下流側の成分とを含む方向に延出された本体、及び、前記接触部分に前記洗浄液が保持されるように前記本体の前記相対移動方向下流側に設けられた壁を含んでよい。
この場合、壁の存在によって、接触部分に洗浄液を効果的に保持し、良好なワイピングを実現することができる。(特に洗浄液の粘度が低い場合、本体を伝って洗浄液が流れ落ち易いが、これを抑制することができる。)
この場合、壁の存在によって、接触部分に洗浄液を効果的に保持し、良好なワイピングを実現することができる。(特に洗浄液の粘度が低い場合、本体を伝って洗浄液が流れ落ち易いが、これを抑制することができる。)
本発明の液体吐出装置は、前記ワイパの前記表面に対する、前記表面に平行且つ前記ワイパの前記表面に対する相対移動に直交する方向から見た傾斜角度を調整する角度調整機構をさらに備え、前記第1シークエンス実行手段は、前記第2ステップにおける前記相対移動方向下流側の前記傾斜角度が前記第1ステップにおける前記相対移動方向下流側の前記傾斜角度よりも小さくなるように、前記角度調整機構を制御してよい。
この場合、傾斜角度を小さくすることで、接触部分に洗浄液を効果的に保持することができる。したがって、第2ステップにおいて、接触部分に洗浄液をより確実に保持しながらワイピングを行うことができ、良好なワイピングを実現することができる。
この場合、傾斜角度を小さくすることで、接触部分に洗浄液を効果的に保持することができる。したがって、第2ステップにおいて、接触部分に洗浄液をより確実に保持しながらワイピングを行うことができ、良好なワイピングを実現することができる。
本発明によると、第1ステップにおいて記録液の量を低減した上で、第2ステップで洗浄液を供給してワイピングを行う。これにより、洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の液体吐出装置の第1実施形態に係るインクジェット式プリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、排紙部31が設けられている。筐体1aの内部空間は、上から順に空間A,B,Cに区分できる。空間Bには、給紙ユニット1bが配置されている。空間A及びBには、給紙ユニット1bから排紙部31に至る用紙搬送経路が形成されている。
空間Aには、用紙センサ32、4つのヘッド10、洗浄液供給装置70、搬送ユニット21、ガイドユニット、ワイピングユニット40、制御装置1p等が配置されている。
搬送ユニット21は、ベルトローラ6,7、両ローラ6,7間に巻回された環状の搬送ベルト8、搬送ベルト8の外側に配置されたニップローラ4及び剥離プレート5、搬送ベルト8の内側に配置されたプラテン9a,9b等を有する。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータ121(図8参照)の駆動により回転し、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ7の回転に伴い、搬送ベルト8は、その周方向に移動し、図1中の太矢印方向に走行する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。ニップローラ4は、ベルトローラ6に対向配置され、上流側ガイド部(後述)から供給された用紙Pを搬送ベルト8の表面8aに押さえ付ける。剥離プレート5は、ベルトローラ7に対向配置され、用紙Pを表面8aから剥離して下流側ガイド部(後述)へと導く。プラテン9aは、4つのヘッド10に対向配置され、搬送ベルト8の上側ループを内側から支える。これにより、表面8aとヘッド10の下面(吐出面10a)との間に、記録に適した所定の間隙が形成される。
ヘッド10は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有するライン式のインクジェットヘッドである。記録(画像形成)に際して、4つのヘッド10の下面(吐出面10a)からそれぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが吐出される。4つのヘッド10は、副走査方向に所定ピッチで並び、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。
ガイドユニットは、搬送ユニット21を挟んで配置された、上流側ガイド部及び下流側ガイド部を含む。上流側ガイド部は、2つのガイド27a,27b及び一対の送りローラ26を有する。上流側ガイド部は、給紙ユニット1bと搬送ユニット21とを繋ぐ。下流側ガイド部は、2つのガイド29a,29b及び二対の送りローラ28を有する。下流側ガイド部は、搬送ユニット21と排紙部31とを繋ぐ。
洗浄液供給装置70は、洗浄液を貯留するタンク、及び、当該タンクに連通し且つ装置70の下面に開口した多数のノズルを含み、ノズルから表面8aに向けて洗浄液を吐出する。
洗浄液は、表面8aを洗浄するのに適した液体であればよく、例えば水、クリアインク(染料や顔料を含まない無色透明の液体)等が挙げられる。
洗浄液は、表面8aを洗浄するのに適した液体であればよく、例えば水、クリアインク(染料や顔料を含まない無色透明の液体)等が挙げられる。
ワイピングユニット40は、サブワイパ41、ワイパ42、サブワイパクリーナ44(図6参照)、及びワイパクリーナ45を含む。ワイパ42及びワイパクリーナ45は、搬送ベルト8の下側ループの表面8aに対向して配置されている。サブワイパ41は、搬送ベルト8の下側ループの側方をホームポジションとして、ワイピング時に下側ループの表面8aに接触しつつ主走査方向に移動する。サブワイパクリーナ44(図6参照)は、搬送ベルト8の下側ループの側方(サブワイパ41のホームポジションとは反対側の側方)に配置されている。
搬送ベルト8の内側であって、ワイピング時に各ワイパ41,42が接触する部分の裏面に、プラテン9bが配置されている。プラテン9bが搬送ベルト8の下側ループを内側から支えることで、ワイパ41,42によるワイピングが行われる際、ワイパ41,42による押圧力で搬送ベルト8が撓むのが防止され、良好なワイピングを行うことができる。
搬送ベルト8の内側であって、ワイピング時に各ワイパ41,42が接触する部分の裏面に、プラテン9bが配置されている。プラテン9bが搬送ベルト8の下側ループを内側から支えることで、ワイパ41,42によるワイピングが行われる際、ワイパ41,42による押圧力で搬送ベルト8が撓むのが防止され、良好なワイピングを行うことができる。
給紙ユニット1bは、給紙トレイ23及び給紙ローラ25を有する。このうち、給紙トレイ23が、筐体1aに対して着脱可能となっている。給紙トレイ23は、上方に開口する箱であり、複数種類のサイズの用紙Pを収納可能である。給紙ローラ25は、給紙トレイ23内で最も上方にある用紙Pを送り出し、上流側ガイド部に供給する。
制御装置1pは、プリンタ1各部の動作を制御してプリンタ1全体の動作を司る。
制御装置1pは、外部装置(プリンタ1と接続されたPC等)から供給された画像データに基づいて、用紙P上に画像が形成されるよう、記録に係わる準備動作、用紙Pの供給・搬送・排出動作、用紙Pの搬送に同期したインク吐出動作等を制御する。
具体的には、制御装置1pは、外部装置から受信した記録指令に基づいて、給紙ローラ25用の給紙モータ125(図8参照)、各ガイド部の送りローラ用の送りモータ127(図8参照)、搬送モータ121(図8参照)、ヘッド10等を駆動する。
給紙トレイ23から送り出された用紙Pは、送りローラ26によって、搬送ユニット21に供給される。用紙Pが各ヘッド10の真下を副走査方向に通過する際、ヘッド10から各色のインクが吐出され、用紙P上にカラー画像が形成される。記録に係るインクの吐出動作は、用紙Pの先端を検知する用紙センサ32からの検出信号に基づいて行われる。用紙Pは、その後剥離プレート5により剥離され、2つの送りローラ28によって上方に搬送される。さらに用紙Pは、上方の開口30から排紙部31に排出される。
具体的には、制御装置1pは、外部装置から受信した記録指令に基づいて、給紙ローラ25用の給紙モータ125(図8参照)、各ガイド部の送りローラ用の送りモータ127(図8参照)、搬送モータ121(図8参照)、ヘッド10等を駆動する。
給紙トレイ23から送り出された用紙Pは、送りローラ26によって、搬送ユニット21に供給される。用紙Pが各ヘッド10の真下を副走査方向に通過する際、ヘッド10から各色のインクが吐出され、用紙P上にカラー画像が形成される。記録に係るインクの吐出動作は、用紙Pの先端を検知する用紙センサ32からの検出信号に基づいて行われる。用紙Pは、その後剥離プレート5により剥離され、2つの送りローラ28によって上方に搬送される。さらに用紙Pは、上方の開口30から排紙部31に排出される。
ここで、副走査方向とは、搬送ユニット21による用紙Pの搬送方向に平行な方向であり、主走査方向とは、水平面に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
制御装置1pはまた、後に詳述するように、搬送ベルト8の表面8a上の異物(インク、紙粉等)を除去するワイピングに係る制御を行う。
空間Cには、カートリッジユニット1cが筐体1aに対して着脱可能に配置されている。カートリッジユニット1cは、トレイ35、及び、トレイ35内に並んで収納された4つのカートリッジ39を有する。カートリッジ39は各色のインクを収容し、チューブ(図示せず)を介して対応するヘッド10と連通している。カートリッジ39内のインクは適宜ヘッド10に供給される。
次に、図2〜図4を参照し、ヘッド10の構成についてより詳細に説明する。なお、図3では、アクチュエータユニット17の下側にあって点線で示すべき圧力室16及びアパーチャ15を実線で示している。
ヘッド10は、上下に積層されたリザーバユニット(図示せず)及び流路ユニット12、流路ユニット12の上面12xに固定された8つのアクチュエータユニット17(図2参照)、各アクチュエータユニット17に接合されたFPC(平型柔軟基板)19(図4参照)等を有する。リザーバユニットには、カートリッジ39(図1参照)から供給されたインクを一時的に貯留するリザーバを含む流路が形成されている。流路ユニット12には、上面12xの開口12y(図2参照)から下面(吐出面10a)の各吐出口14aに至る流路が形成されている。アクチュエータユニット17は、吐出口14a毎の圧電型アクチュエータを有する。
リザーバユニットの下面には凹凸が形成されている。凸部は、流路ユニット12の上面12xにおけるアクチュエータユニット17が配置されていない領域(図2に示す開口12yを含む二点鎖線で囲まれた領域)に接着されている。凸部の先端面は、リザーバに接続し且つ流路ユニット12の各開口12yに対向する開口を有する。これにより、上記各開口を介して、リザーバ及び個別流路14が連通している。凹部は、流路ユニット12の上面12x、アクチュエータユニット17の表面、及びFPC19の表面と、若干の隙間を介して対向している。
流路ユニット12は、略同一サイズの矩形状の9枚の金属プレート12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12h,12i(図4参照)を互いに積層し接着することにより形成された積層体である。流路ユニット12の流路は、図2、図3、及び図4に示すように、開口12yを一端に有するマニホールド流路13、マニホールド流路13から分岐した副マニホールド流路13a、及び、副マニホールド流路13aの出口から圧力室16を介して吐出口14aに至る個別流路14を含む。個別流路14は、図4に示すように、吐出口14a毎に形成されており、流路抵抗調整用の絞りであるアパーチャ15を含む。上面12xにおける各アクチュエータユニット17の接着領域には、圧力室16を露出させる略菱形形状の開口がマトリクス状に配置されている。下面(吐出面10a)における各アクチュエータユニット17の接着領域に対向する領域には、圧力室16と同様の配置パターンで、吐出口14aがマトリクス状に配置されている。
アクチュエータユニット17は、図2に示すように、それぞれ台形の平面形状を有し、流路ユニット12の上面12xにおいて2列の千鳥状に配置されている。各アクチュエータユニット17は、図3に示すように、当該アクチュエータユニット17の接着領域内に形成された多数の圧力室16の開口を覆っている。図示は省略するが、アクチュエータユニット17は、多数の圧力室16に跨るように延在した複数の圧電層、及び、厚み方向に関して圧電層を挟む電極を含む。電極には、圧力室16毎に設けられた個別電極、及び、圧力室16に共通の共通電極が含まれる。個別電極は、最も上方の圧電層の表面に形成されている。
FPC19は、アクチュエータユニット17の各電極に対応する配線を有し、その途中部にドライバIC(図示せず)が実装されている。FPC19は、一端がアクチュエータユニット17、他端がヘッド10の制御基板(リザーバユニットの上方に配置。図示せず)にそれぞれ固定されている。FPC19は、制御装置1p(図1参照)による制御の下、制御基板から出力された各種駆動信号をドライバICに伝達し、ドライバICが生成した信号をアクチュエータユニット17に伝達する。
次に、ワイピングユニット40の構成について説明する。
ワイパ42は、図5に示すように、本体42a及び壁42bから構成されている。本体42a及び壁42bは、同じ材料(ゴム等の弾性材料)からなり、一体的に形成されている。
本体42aは、ワイパ42の大部分を構成する板状部分であって、表面8aに接触する先端(表面8aとの接触部分)を有する。本体42aの基端(先端とは反対側の端部)は、主走査方向に延在する軸42xに固定されている。本体42aは、主走査方向に延在し、主走査方向に関して搬送ベルト8よりも長い(即ち、搬送ベルト8の幅よりも長い)。
壁42bは、本体42aの、ワイピング時におけるワイパ42の表面8aに対する相対移動方向下流側(図5の右側:相対移動方向は搬送ベルト8の走行方向と逆の方向。以下、「ワイピング時におけるワイパ42の表面8aに対する相対移動方向」を単に「相対移動方向」と称す。)の面における、本体42aの先端近傍に設けられている。壁42bは、本体42aの当該面から、相対移動方向下流側に、且つ、当該面に直交する直交方向ではなく当該直交方向から本体42aの基端に向けて傾斜した方向に、突出している。壁42bの突出方向の長さは、軸42xに直交する方向に関する本体42aの長さよりも短い。壁42bは、本体42aの主走査方向全長に亘って設けられている。
壁42bは、本体42aの、ワイピング時におけるワイパ42の表面8aに対する相対移動方向下流側(図5の右側:相対移動方向は搬送ベルト8の走行方向と逆の方向。以下、「ワイピング時におけるワイパ42の表面8aに対する相対移動方向」を単に「相対移動方向」と称す。)の面における、本体42aの先端近傍に設けられている。壁42bは、本体42aの当該面から、相対移動方向下流側に、且つ、当該面に直交する直交方向ではなく当該直交方向から本体42aの基端に向けて傾斜した方向に、突出している。壁42bの突出方向の長さは、軸42xに直交する方向に関する本体42aの長さよりも短い。壁42bは、本体42aの主走査方向全長に亘って設けられている。
ワイパ42は、ワイピング時以外のとき搬送ベルト8から離隔した位置で保持され、ワイピング時に本体42aの先端が撓みながら表面8aに接触する位置で保持される。ワイピング時、本体42aは、表面8aの幅全体に接触すると共に、主走査方向から見て表面8aに対して傾斜し、先端から下方に向かうほど相対移動方向下流側(図5の右側)に近づくように、配置されている。換言すると、ワイピング時、本体42aは、先端から鉛直方向下向きの成分と相対移動方向下流側の成分とを含む方向(図5の右斜め下方向)に延出されている。この状態で搬送ベルト8を走行させることで、表面8a上の異物が除去される。
軸42xの一端には、図6に示すように、ウォームホイール42hが設けられている。ウォームホイール42hは、ギア42g1,42g2,42g3を介して、モータ42Mに接続している。モータ42Mの駆動により、ギア42g3,42g2,42g1が回転し、ウォームホイール42hが軸42xと共に回転する。このとき本体42aが軸42xを中心として回転することで、本体42aの表面8aに対する角度(主走査方向から見た、本体42aの表面8aに対する相対移動方向下流側の傾斜角度θ1,θ2:図5参照)が変化する。
サブワイパ41は、図6に示すように、ゴム等の弾性材料からなる板状部材であって、副走査方向に延在している。
サブワイパ41の基端(先端とは反対側の端部)は、サポータ41aに固定されている。サポータ41aは、副走査方向に延在する軸41xに、軸41xを中心として回転可能に支持されている。軸41xの両端には、一対のスライダ41sが設けられている。スライダ41sはそれぞれ、主走査方向に延在するバー41bに摺動可能に支持されている。各スライダ41sには、ベルト41cの下側ループが固定されている。一方のベルト41cはプーリ41p1,41p2、他方のベルト41cはプーリ41p3,41p4に巻回されている。プーリ41p1,41p3は、ローラ41rの両端に設けられている。ローラ41rの一端には、プーリ41p1に加え、プーリ41p1と一体的に回転するギア41g1が設けられている。ギア41g1は、ギア41g2を介してモータ41Mに接続している。モータ41Mの駆動により、プーリ41p1が回転すると、ベルト41cが走行する。これに伴い、スライダ41sがバー41bに沿って摺動し、サポータ41aがサブワイパ41を支持しつつ主走査方向に移動する。
サポータ41aの下方には、主走査方向に延在するプレート41dが配置されている。サブワイパ41が主走査方向に移動する間、サポータ41aの下端41a1はプレート41dの表面に摺接する。プレート41dの表面は、主走査方向両端を除いて、平らである。プレート41dは、主走査方向一端(ワイピング時におけるサブワイパ41の移動方向(図6の矢印方向)上流側の端部)に段差面41d1、主走査方向他端に傾斜面41d2をそれぞれ有する。段差面41d1は、プレート41dの表面の主走査方向両端以外の部分よりも低い面である。プレート41dの表面における段差面41d1と段差面41d1以外の部分との境界には、凸部41dpが設けられている。
なお、サポータ41aは、バネ等の付勢部材によって図7(a)の時計回り方向に付勢されている。
サポータ41aの下方には、主走査方向に延在するプレート41dが配置されている。サブワイパ41が主走査方向に移動する間、サポータ41aの下端41a1はプレート41dの表面に摺接する。プレート41dの表面は、主走査方向両端を除いて、平らである。プレート41dは、主走査方向一端(ワイピング時におけるサブワイパ41の移動方向(図6の矢印方向)上流側の端部)に段差面41d1、主走査方向他端に傾斜面41d2をそれぞれ有する。段差面41d1は、プレート41dの表面の主走査方向両端以外の部分よりも低い面である。プレート41dの表面における段差面41d1と段差面41d1以外の部分との境界には、凸部41dpが設けられている。
なお、サポータ41aは、バネ等の付勢部材によって図7(a)の時計回り方向に付勢されている。
サブワイパ41は、ワイピング時以外のとき、ホームポジションに配置されている(図7(a)参照)。このときサブワイパ41は、鉛直方向に関して表面8aに対向しつつ、先端が表面8aに接触しないよう、水平面に対する角度φ1(図7(b)参照)で静止している。
モータ41Mの駆動によりサブワイパ41がホームポジションから主走査方向に移動を開始しようとしたとき、図7(b),(c),(d)に示すように、下端41a1が凸部41dpの段差面41d1側の斜面に当接しながら回転する。このときサブワイパ41は、付勢部材による付勢力に抗って軸41xを中心として回転し、水平面に対する角度がφ1、φ2、φ3(φ1<φ2<φ3)へと変化する。これにより、サブワイパ41の先端が表面8aに接触する。その後、図7(d),(e)に示すように、下端41a1が凸部41dpを乗り越え、サブワイパ41は、角度φ3を維持しつつ主走査方向に移動し、ワイピングを行う。ワイピングの間、サブワイパ41には付勢部材による付勢力(角度φ2から角度φ1にする方向の力)が働くが、下端41a1がプレート41dの表面に支持されているため、角度はφ3に維持される。
サブワイパ41がプレート41dの主走査方向他端に至り、下端41a1が傾斜面41d2に到達したとき、図7(f)に示すように、下端41a1がプレート41dの表面(傾斜面41d2)から離隔する。これに伴い、サブワイパ41は、付勢部材の付勢力によって軸41xを中心として回転し、角度がφ3、φ2、φ1へと変化する。これにより、サブワイパ41の先端が表面8aから離隔し、サブワイパ41によるワイピングが終了する。
ワイピング後、サブワイパ41は、角度φ1を維持しつつ、さらに主走査方向(ワイピング時の方向)に、先端がサブワイパクリーナ44(図6参照)に当接する位置まで移動する。サブワイパクリーナ44によって先端が清掃された後、サブワイパ41は、角度φ1を維持しつつ、ワイピング時とは逆の方向に移動し(図7(g)参照)、ホームポジションに戻る。
なお、ワイピングの際、サブワイパ41は、先端が撓みながら表面8aに接触した状態で、搬送ベルト8の幅方向一端から他端に亘って、主走査方向に移動する。これにより、表面8a上の異物が除去される。
モータ41Mの駆動によりサブワイパ41がホームポジションから主走査方向に移動を開始しようとしたとき、図7(b),(c),(d)に示すように、下端41a1が凸部41dpの段差面41d1側の斜面に当接しながら回転する。このときサブワイパ41は、付勢部材による付勢力に抗って軸41xを中心として回転し、水平面に対する角度がφ1、φ2、φ3(φ1<φ2<φ3)へと変化する。これにより、サブワイパ41の先端が表面8aに接触する。その後、図7(d),(e)に示すように、下端41a1が凸部41dpを乗り越え、サブワイパ41は、角度φ3を維持しつつ主走査方向に移動し、ワイピングを行う。ワイピングの間、サブワイパ41には付勢部材による付勢力(角度φ2から角度φ1にする方向の力)が働くが、下端41a1がプレート41dの表面に支持されているため、角度はφ3に維持される。
サブワイパ41がプレート41dの主走査方向他端に至り、下端41a1が傾斜面41d2に到達したとき、図7(f)に示すように、下端41a1がプレート41dの表面(傾斜面41d2)から離隔する。これに伴い、サブワイパ41は、付勢部材の付勢力によって軸41xを中心として回転し、角度がφ3、φ2、φ1へと変化する。これにより、サブワイパ41の先端が表面8aから離隔し、サブワイパ41によるワイピングが終了する。
ワイピング後、サブワイパ41は、角度φ1を維持しつつ、さらに主走査方向(ワイピング時の方向)に、先端がサブワイパクリーナ44(図6参照)に当接する位置まで移動する。サブワイパクリーナ44によって先端が清掃された後、サブワイパ41は、角度φ1を維持しつつ、ワイピング時とは逆の方向に移動し(図7(g)参照)、ホームポジションに戻る。
なお、ワイピングの際、サブワイパ41は、先端が撓みながら表面8aに接触した状態で、搬送ベルト8の幅方向一端から他端に亘って、主走査方向に移動する。これにより、表面8a上の異物が除去される。
各ワイパ41,42によるワイピングで除去された異物は、各ワイパ41,42の下方にある受け皿(図示せず)に受容される。
ワイパクリーナ44,45(図6参照)は共に、スポンジ等のインクを吸収可能な材料からなる円筒状部材であり、それぞれワイパ41,42の先端を清掃するワイパクリーニングで用いられる。サブワイパクリーナ44は副走査方向に延在し、ワイパクリーナ45は主走査方向に延在している。サブワイパクリーナ44は副走査方向に関してサブワイパ41よりも長く、ワイパクリーナ45は主走査方向に関してワイパ42よりも長い。
ワイパクリーナ44,45は、常に表面8aから離隔した位置にある。
ワイパクリーナ44,45は、常に表面8aから離隔した位置にある。
サブワイパクリーナ44の中心に、副走査方向に延在する軸44xが貫挿して固定されている。軸44xの一端には、プーリ44p1が設けられている。プーリ44p1の下方に、モータ44M及びモータ44Mの出力軸に固定されたプーリ44p2が配置されている。プーリ44p1,44p2間に、ベルト44bが巻回されている。モータ44Mの駆動により、プーリ44p2が回転すると、ベルト44bが走行し、プーリ44p1が軸44xと共に回転する。これにより、サブワイパクリーナ44が軸44xを中心として回転する。
ワイパクリーナ45の中心に、主走査方向に延在する軸45xが貫挿して固定されている。軸45xの一端には、プーリ45p1が設けられている。プーリ45p1から副走査方向に離隔した位置に、モータ45M及びモータ45Mの出力軸に固定されたプーリ45p2が配置されている。プーリ45p1,45p2間に、ベルト45bが巻回されている。モータ45Mの駆動により、プーリ45p2が回転すると、ベルト45bが走行し、プーリ45p1が軸45xと共に回転する。これにより、ワイパクリーナ45が軸45xを中心として回転する。
ワイパ41,42及びワイパクリーナ44,45を支持する部材(バー41bや軸42x,44x,45x等)は、筺体1aに対して昇降可能なフレーム50に支持されている。
フレーム50の一側壁の端面に、ギア50gの歯と噛合する歯50tが形成されている。モータ50Mの駆動により、ギア50gが正方向又は逆方向に回転すると、フレーム50が鉛直方向上方又は下方に移動する。これにより、軸42x及び軸45xがそれぞれワイパ42及びワイパクリーナ45を支持しながら鉛直方向上方又は下方に移動する。
フレーム50の一側壁の端面に、ギア50gの歯と噛合する歯50tが形成されている。モータ50Mの駆動により、ギア50gが正方向又は逆方向に回転すると、フレーム50が鉛直方向上方又は下方に移動する。これにより、軸42x及び軸45xがそれぞれワイパ42及びワイパクリーナ45を支持しながら鉛直方向上方又は下方に移動する。
次に、図8を参照し、プリンタ1の電気的構成について説明する。
制御装置1pは、図8に示すように、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)101に加えて、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory:不揮発性RAMを含む)103、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )104、I/F(Interface)105、I/O(Input/Output Port)106等を有する。ROM102には、CPU101が実行するプログラム、各種固定データ等が記憶されている。RAM103には、プログラム実行時に必要なデータ(例えば、用紙Pに記録される画像に係る画像データ)が一時的に記憶される。ASIC104では、画像データの書き換え、並び替え等(例えば、信号処理や画像処理)が行われる。I/F105は、外部装置とのデータ送受信を行う。I/O106は、各種センサの検出信号の入力/出力を行う。
制御装置1pは、各モータ121,125,127,41M,42M,44M,45M,50M、用紙センサ32、各ヘッド10の制御基板、洗浄液供給装置70等に接続されている。
次に、図9及び図10を参照し、制御装置1pが実行するワイピングに係る制御について説明する。以下の各処理は、ROM102に記憶されているプログラムにしたがって、CPU101が実行する。
なお、図10では、サブワイパ41及びサブワイパクリーナ44の図示を省略している。
なお、図10では、サブワイパ41及びサブワイパクリーナ44の図示を省略している。
制御装置1pは、先ず、図9に示すように、ワイピング指令を受信したか否かを判断する(S1)。
制御装置1pは、(i)予備吐出が行われた後、(ii)筺体1a内の用紙搬送経路で用紙Pの詰まり(ジャム)が生じた時、等にワイピング指令を受信する。予備吐出とは、記録とは別のタイミングでヘッド10からインクを吐出させることをいい、パージ(ポンプの駆動によりヘッド10内のインクに圧力を付与して吐出口14aからインクを吐出させる動作)及びフラッシング(画像データとは異なるフラッシングデータに基づくヘッド10のアクチュエータの駆動により吐出口14aからインク吐出させる動作)を含む。パージを行うかフラッシングを行うかは、状況に応じて決定される。例えば、プリンタ1の電源投入後や、ジャムが生じた時(上記(ii)の場合)、記録指令に基づく記録が完了した後所定時間以上次の記録指令を受信しなかった時等はパージを行い、連続記録中(複数の用紙Pへの記録中)において所定数の用紙Pへの記録が完了し且つその次の用紙Pへの記録を開始する前等はフラッシングを行う。
制御装置1pは、(i)予備吐出が行われた後、(ii)筺体1a内の用紙搬送経路で用紙Pの詰まり(ジャム)が生じた時、等にワイピング指令を受信する。予備吐出とは、記録とは別のタイミングでヘッド10からインクを吐出させることをいい、パージ(ポンプの駆動によりヘッド10内のインクに圧力を付与して吐出口14aからインクを吐出させる動作)及びフラッシング(画像データとは異なるフラッシングデータに基づくヘッド10のアクチュエータの駆動により吐出口14aからインク吐出させる動作)を含む。パージを行うかフラッシングを行うかは、状況に応じて決定される。例えば、プリンタ1の電源投入後や、ジャムが生じた時(上記(ii)の場合)、記録指令に基づく記録が完了した後所定時間以上次の記録指令を受信しなかった時等はパージを行い、連続記録中(複数の用紙Pへの記録中)において所定数の用紙Pへの記録が完了し且つその次の用紙Pへの記録を開始する前等はフラッシングを行う。
制御装置1pは、ワイピング指令を受信すると(S1:YES)、表面8a上に存在するインクの量を推定し、当該推定した量が所定量α以上であるか否かを判断する(S2)。
このとき制御装置1pは、例えば、S2の前に予備吐出が行われた(上記(i)の場合)はその予備吐出の種類(パージかフラッシングか)、S2の前にジャムが生じた場合(上記(ii)の場合)で且つ予備吐出が行われていない場合はそのときの画像データに基づいて、表面8a上に存在するインクの量を推定する。パージの方がフラッシングよりも、インク吐出量が多い。したがって、S2の前にパージが行われた場合は所定量α以上、S2の前にフラッシングが行われた場合は所定量α未満のインクが表面8a上に存在すると推定される。ジャムの場合は、そのときに用いられていた画像データによってヘッド10から吐出されたインクの量を求めることができ、当該吐出されたインクの全てが用紙Pではなく表面8aに着弾したと仮定して、表面8a上に存在するインクの量を推定することができる。ここで、表面8a上に存在するインクの量が所定量α以上である場合には、洗浄液供給装置70から洗浄液を供給しても、当該洗浄液が表面8a上に存在するインクに混ざって良好なワイピングが得られない恐れがある。洗浄液は、表面8aと表面8aに付着したインクとの間に浸透することにより、表面8a上からインクを除去しやすくするものである。そのため、洗浄液が表面8a上に付着した多量のインクと混ざると、洗浄液が表面8aと表面8aに付着したインクとの間に浸透しにくくなり、表面8aからインクが除去されにくくなる。所定量は、任意の値に設定され、例えば、実験値によって求められる。
このとき制御装置1pは、例えば、S2の前に予備吐出が行われた(上記(i)の場合)はその予備吐出の種類(パージかフラッシングか)、S2の前にジャムが生じた場合(上記(ii)の場合)で且つ予備吐出が行われていない場合はそのときの画像データに基づいて、表面8a上に存在するインクの量を推定する。パージの方がフラッシングよりも、インク吐出量が多い。したがって、S2の前にパージが行われた場合は所定量α以上、S2の前にフラッシングが行われた場合は所定量α未満のインクが表面8a上に存在すると推定される。ジャムの場合は、そのときに用いられていた画像データによってヘッド10から吐出されたインクの量を求めることができ、当該吐出されたインクの全てが用紙Pではなく表面8aに着弾したと仮定して、表面8a上に存在するインクの量を推定することができる。ここで、表面8a上に存在するインクの量が所定量α以上である場合には、洗浄液供給装置70から洗浄液を供給しても、当該洗浄液が表面8a上に存在するインクに混ざって良好なワイピングが得られない恐れがある。洗浄液は、表面8aと表面8aに付着したインクとの間に浸透することにより、表面8a上からインクを除去しやすくするものである。そのため、洗浄液が表面8a上に付着した多量のインクと混ざると、洗浄液が表面8aと表面8aに付着したインクとの間に浸透しにくくなり、表面8aからインクが除去されにくくなる。所定量は、任意の値に設定され、例えば、実験値によって求められる。
制御装置1pは、推定量が所定量α以上の場合(S2:YES)、第1シークエンスを実行する(S3)。
第1シークエンスS3は、第1ステップS11、ワイパクリーニングS13、及び第2ステップS14を含む一連の動作である。以下、第1シークエンスS3の詳細について説明する。
第1シークエンスS3は、第1ステップS11、ワイパクリーニングS13、及び第2ステップS14を含む一連の動作である。以下、第1シークエンスS3の詳細について説明する。
第1シークエンスS3において、制御装置1pは、先ず、第1ステップS11(図10(a)に示すように、洗浄液供給装置70による洗浄液の供給を行わずに、ワイパ42で表面8aのワイピングを行う処理)を行う。
このとき制御装置1pは、先ず、モータ42Mを駆動して軸42xを回転させる。これにより、表面8aから離隔した位置にあるワイパ42を、本体42aが傾斜角度θ1(図5(a)参照)で且つその先端を撓ませながら表面8aに接触するように、配置する。そして制御装置1pは、ワイパ42を図5(a)に示す位置に保持しつつ、搬送モータ121を駆動して搬送ベルト8を走行させる。これにより、表面8a上に存在するインクIは、本体42aの先端を伝って流れ落ち、受け皿(図示せず)に受容され、表面8aから除去されていく。このように、第1ステップS11を行うことで、表面8a上のインクIの量が低減される。
このとき制御装置1pは、先ず、モータ42Mを駆動して軸42xを回転させる。これにより、表面8aから離隔した位置にあるワイパ42を、本体42aが傾斜角度θ1(図5(a)参照)で且つその先端を撓ませながら表面8aに接触するように、配置する。そして制御装置1pは、ワイパ42を図5(a)に示す位置に保持しつつ、搬送モータ121を駆動して搬送ベルト8を走行させる。これにより、表面8a上に存在するインクIは、本体42aの先端を伝って流れ落ち、受け皿(図示せず)に受容され、表面8aから除去されていく。このように、第1ステップS11を行うことで、表面8a上のインクIの量が低減される。
なお、第1ステップS11でワイピングされる表面8aの領域、搬送ベルト8の走行量等は、適宜に設定可能である。例えば、制御装置1pは、表面8a上におけるインクIの付着領域が特定されれば当該領域のみをワイピングし、付着領域が特定されなければ搬送ベルト8を1周以上走行させて搬送ベルト8の全周に亘った表面8aをワイピングするよう、各部を制御してよい。
制御装置1pは、第1ステップS11を開始した後、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下になったか否かを判断する(S12)。
このとき制御装置1pは、例えば、第1ステップS11において、上記のように特定されたインクIの付着領域のワイピングが完了した場合、又は、搬送ベルト8の全周に亘った表面8aのワイピングが完了した場合、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下になった(S12:YES)と判断する。インクIの付着領域のワイピングが完了した場合、及び、搬送ベルト8の全周に亘った表面8aのワイピングが完了した場合は、少なくとも表面8aにおけるインクが付着した領域は、ワイパ42によりワイピングされた状態である。つまり、当該領域は、ワイパ42によりインクの除去が行われた状態である。そのため、表面8aに残存するインクの量は僅かであり、洗浄液供給装置70により洗浄液を供給した場合にも、良好なワイピングが得られる。つまり、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下であるか否かは、制御装置1pがワイピング指令を受信した際に表面8aにおけるインクが付着した領域が、ワイパ42によりワイピングされたか否かによって判断される。
このとき制御装置1pは、例えば、第1ステップS11において、上記のように特定されたインクIの付着領域のワイピングが完了した場合、又は、搬送ベルト8の全周に亘った表面8aのワイピングが完了した場合、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下になった(S12:YES)と判断する。インクIの付着領域のワイピングが完了した場合、及び、搬送ベルト8の全周に亘った表面8aのワイピングが完了した場合は、少なくとも表面8aにおけるインクが付着した領域は、ワイパ42によりワイピングされた状態である。つまり、当該領域は、ワイパ42によりインクの除去が行われた状態である。そのため、表面8aに残存するインクの量は僅かであり、洗浄液供給装置70により洗浄液を供給した場合にも、良好なワイピングが得られる。つまり、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下であるか否かは、制御装置1pがワイピング指令を受信した際に表面8aにおけるインクが付着した領域が、ワイパ42によりワイピングされたか否かによって判断される。
制御装置1pは、表面8a上に存在するインクIの量が所定量β以下になったと判断した場合(S12:YES)、第1ステップS11を終了し、ワイパクリーニングを行う(S13)。
第1ステップS11を終了する際、制御装置1pは、先ず、搬送モータ121の駆動を停止し、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ50Mを駆動し、フレーム50ごとワイパ42及びワイパクリーナ45を下降させる(図10(b)参照)。これにより、ワイパ42が表面8aから離隔する。また、このとき表面8aにおけるワイパ42が離隔した位置には、本体42aの先端に保持されていたインクIが残る場合がある。
しかる後、制御装置1pは、モータ42Mを駆動し、ワイパ42を軸42xを中心として図1中時計回りに一回転させる(図10(c)参照)。この回転の際、本体42aの先端が撓みながらワイパクリーナ45の周面に接触する。このとき、本体42aの先端に付着していた異物が、ワイパクリーナ45に付着し、本体42aの先端から除去される。
第1ステップS11を終了する際、制御装置1pは、先ず、搬送モータ121の駆動を停止し、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ50Mを駆動し、フレーム50ごとワイパ42及びワイパクリーナ45を下降させる(図10(b)参照)。これにより、ワイパ42が表面8aから離隔する。また、このとき表面8aにおけるワイパ42が離隔した位置には、本体42aの先端に保持されていたインクIが残る場合がある。
しかる後、制御装置1pは、モータ42Mを駆動し、ワイパ42を軸42xを中心として図1中時計回りに一回転させる(図10(c)参照)。この回転の際、本体42aの先端が撓みながらワイパクリーナ45の周面に接触する。このとき、本体42aの先端に付着していた異物が、ワイパクリーナ45に付着し、本体42aの先端から除去される。
S13の後、制御装置1pは、第2ステップS14(図10(d)に示すように洗浄液供給装置70による洗浄液の供給を行い、さらに、図10(e)に示すようにワイパ42で表面8aのワイピングを行う処理)を行う。
このとき制御装置1pは、先ず、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、第1ステップS11終了時におけるワイパ42の離隔位置(図10(b),(c),(d)においてインクIが配置された位置)が洗浄液供給装置70よりもベルト走行方向下流側に至ったタイミング(図10(d)に示す状態)で、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、洗浄液供給装置70を駆動し、表面8aにおける上記離隔位置よりも相対移動方向下流側に、洗浄液CLを吐出させる。ここで、洗浄液供給装置70から供給される洗浄液CLは、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量に関わらず一定である。これにより、洗浄液CLの消費量を低減できる。
しかる後、制御装置1pは、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、表面8aにおける上記離隔位置よりも相対移動方向下流側且つ洗浄液CLの供給位置よりも相対移動方向上流側の部分(図10(e)においてインクIと洗浄液CLとの間の部分)が本体42aの先端の上方に配置されたタイミングで、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ50Mを駆動して軸42xを上昇させ、さらにモータ42Mを駆動して軸42xを回転させることで、表面8aから離隔した位置にあるワイパ42を、本体42aが傾斜角度θ2(図5(b)参照)で且つその先端を撓ませながら表面8aに接触するように、配置する(図10(e)参照)。このとき本体42aの先端は表面8aにおける上記部分(インクIと洗浄液CLとの間の部分)に接触する。そして制御装置1pは、ワイパ42を図5(b)に示す位置に保持しつつ、搬送モータ121を駆動して搬送ベルト8を走行させる。これにより、本体42aの先端(表面8aとの接触部分)、より具体的には本体42aの先端近傍と壁42bとの間に洗浄液CLが保持された状態でワイピングが行われ、表面8a上のインクIが洗浄液CLと共に除去されていく。つまり、図10(e)に示す位置から、搬送ベルト8を走行させると、洗浄液CLが本体42aの先端に接触する。そして、洗浄液CLが本体42aに保持された状態で、搬送ベルト8が走行する。搬送ベルト8がほぼ1周走行すると、インクIが本体42aの先端に接触する。つまり、この構成によれば、第1ステップS11終了時におけるワイパ42の離隔位置に付着したインクIと、洗浄液CLとが混ざった状態でワイパ42によりワイピングされる領域を少なくすることができる。そのため、良好なワイピングが得られる。
このとき制御装置1pは、先ず、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、第1ステップS11終了時におけるワイパ42の離隔位置(図10(b),(c),(d)においてインクIが配置された位置)が洗浄液供給装置70よりもベルト走行方向下流側に至ったタイミング(図10(d)に示す状態)で、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、洗浄液供給装置70を駆動し、表面8aにおける上記離隔位置よりも相対移動方向下流側に、洗浄液CLを吐出させる。ここで、洗浄液供給装置70から供給される洗浄液CLは、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量に関わらず一定である。これにより、洗浄液CLの消費量を低減できる。
しかる後、制御装置1pは、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、表面8aにおける上記離隔位置よりも相対移動方向下流側且つ洗浄液CLの供給位置よりも相対移動方向上流側の部分(図10(e)においてインクIと洗浄液CLとの間の部分)が本体42aの先端の上方に配置されたタイミングで、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ50Mを駆動して軸42xを上昇させ、さらにモータ42Mを駆動して軸42xを回転させることで、表面8aから離隔した位置にあるワイパ42を、本体42aが傾斜角度θ2(図5(b)参照)で且つその先端を撓ませながら表面8aに接触するように、配置する(図10(e)参照)。このとき本体42aの先端は表面8aにおける上記部分(インクIと洗浄液CLとの間の部分)に接触する。そして制御装置1pは、ワイパ42を図5(b)に示す位置に保持しつつ、搬送モータ121を駆動して搬送ベルト8を走行させる。これにより、本体42aの先端(表面8aとの接触部分)、より具体的には本体42aの先端近傍と壁42bとの間に洗浄液CLが保持された状態でワイピングが行われ、表面8a上のインクIが洗浄液CLと共に除去されていく。つまり、図10(e)に示す位置から、搬送ベルト8を走行させると、洗浄液CLが本体42aの先端に接触する。そして、洗浄液CLが本体42aに保持された状態で、搬送ベルト8が走行する。搬送ベルト8がほぼ1周走行すると、インクIが本体42aの先端に接触する。つまり、この構成によれば、第1ステップS11終了時におけるワイパ42の離隔位置に付着したインクIと、洗浄液CLとが混ざった状態でワイパ42によりワイピングされる領域を少なくすることができる。そのため、良好なワイピングが得られる。
なお、壁42bにおける本体42aの先端に対向する面(図5(a),(b)の上面)は、第1ステップS11では斜め下方(鉛直方向下向きの成分を含む方向)に延在し、第2ステップS14では水平方向又は斜め上方(鉛直方向上向きの成分を含む方向)に延在している。これにより、第2ステップS14のとき、本体42aの先端に洗浄液を効果的に保持することができる。
第2ステップS14のワイピング時における軸42xの高さは、ワイパ42の表面8aに対する圧力(単位面積当たりの圧力=Q/S:Q=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分にかかる力,S=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の面積;S=l*d:l=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の搬送ベルト8の幅方向の長さ(本実施形態では搬送ベルト8の幅),d=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の搬送ベルト8の周方向の長さ(本体42aの先端の撓み部分の長さ))が第1ステップS11のときよりも大きくなるように設定されている(図5参照)。本実施形態では、第1ステップS11のときよりも第2ステップS14のときの方が、傾斜角度が小さい(θ2<θ1)が、軸42xが高い位置にあることから、本体42aの先端の撓み量が大きく、上記圧力が大きくなる。
第2ステップS14でワイピングされる表面8aの領域、搬送ベルト8の走行量等は、適宜に設定可能である。ただし、第1ステップS11終了時に表面8a上の残ったインクIが除去されるよう、搬送ベルト8を1周以上走行させることが好ましい。
第2ステップS14における洗浄液の供給量、供給箇所等についても、適宜に設定可能である。表面8aの極一部に洗浄液を供給した場合でも、洗浄液はワイパ42により伸ばされ、良好なワイピングに寄与する。S14における洗浄液の供給量は、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量に応じて、変更してもよい。例えば、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量が多いときは洗浄液の供給量を多くし、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量が少ないときは洗浄液の供給量を少なくしてもよい。
第2ステップS14のワイピング時における軸42xの高さは、ワイパ42の表面8aに対する圧力(単位面積当たりの圧力=Q/S:Q=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分にかかる力,S=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の面積;S=l*d:l=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の搬送ベルト8の幅方向の長さ(本実施形態では搬送ベルト8の幅),d=表面8aにおけるワイパ42が接触する部分の搬送ベルト8の周方向の長さ(本体42aの先端の撓み部分の長さ))が第1ステップS11のときよりも大きくなるように設定されている(図5参照)。本実施形態では、第1ステップS11のときよりも第2ステップS14のときの方が、傾斜角度が小さい(θ2<θ1)が、軸42xが高い位置にあることから、本体42aの先端の撓み量が大きく、上記圧力が大きくなる。
第2ステップS14でワイピングされる表面8aの領域、搬送ベルト8の走行量等は、適宜に設定可能である。ただし、第1ステップS11終了時に表面8a上の残ったインクIが除去されるよう、搬送ベルト8を1周以上走行させることが好ましい。
第2ステップS14における洗浄液の供給量、供給箇所等についても、適宜に設定可能である。表面8aの極一部に洗浄液を供給した場合でも、洗浄液はワイパ42により伸ばされ、良好なワイピングに寄与する。S14における洗浄液の供給量は、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量に応じて、変更してもよい。例えば、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量が多いときは洗浄液の供給量を多くし、S2において推定された表面8a上に存在するインクの量が少ないときは洗浄液の供給量を少なくしてもよい。
制御装置1pは、推定量が所定量α未満の場合(S2:NO)、第2シークエンスを実行する(S4)。第2シークエンスS4は、第1ステップS11を行わずに第2ステップS14のみを行う動作である。
第2ステップS14については上述したため説明を省略するが、このときの表面8aにおける洗浄液CLの供給位置、ワイピング開始時におけるワイパ42の表面8aにおける接触位置は、特に限定されない。また、第2シークエンスS4においても、第2ステップS14を行う前にワイパクリーニングS13を行ってもよい。
第2ステップS14については上述したため説明を省略するが、このときの表面8aにおける洗浄液CLの供給位置、ワイピング開始時におけるワイパ42の表面8aにおける接触位置は、特に限定されない。また、第2シークエンスS4においても、第2ステップS14を行う前にワイパクリーニングS13を行ってもよい。
制御装置1pは、第1シークエンスS3又は第2シークエンスS4を実行した後、サブワイパ41によるワイピングを行う(S5)。
このとき制御装置1pは、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、表面8a上の所定の領域(例えば、直前に行われたS14の終了時のワイパ42の離隔位置)がサブワイパ41のワイピング領域に到達したタイミングで、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ41Mを駆動し、サブワイパ41を主走査方向に移動させる。搬送ベルト8の幅方向他端側の位置に到達したサブワイパ41は、上述のように、サブワイパクリーナ44によって先端が清掃された後、ホームポジションに戻る。
このとき制御装置1pは、搬送モータ121を制御して、搬送ベルト8を走行させ、表面8a上の所定の領域(例えば、直前に行われたS14の終了時のワイパ42の離隔位置)がサブワイパ41のワイピング領域に到達したタイミングで、搬送ベルト8を停止させる。そして制御装置1pは、モータ41Mを駆動し、サブワイパ41を主走査方向に移動させる。搬送ベルト8の幅方向他端側の位置に到達したサブワイパ41は、上述のように、サブワイパクリーナ44によって先端が清掃された後、ホームポジションに戻る。
S5の後、制御装置1pは、当該ワイピングに係る制御を終了する。
なお、ワイパクリーナ44,45について、制御装置1pは、1又は数回のワイパクリーニングの完了の度に、モータ44M,45Mを駆動し、ワイパクリーナ44,45を360度より小さい所定角度だけ回転させる。これにより、ワイパクリーニングの際にワイパ41,42の先端が接触するワイパクリーナ44,45の部分が変化し、ワイパ41,42の先端に付着した異物を効果的に除去することができる。
以上に述べたように、本実施形態に係るプリンタ1によると、第1ステップS11においてインクの量を低減した上で、第2ステップS14で洗浄液を供給してワイピングを行う。これにより、洗浄液の洗浄効果が薄れることを抑制した良好なワイピングを行うことができる。
第1ステップS11において表面8aに供給される洗浄液の量は、第2ステップS14において表面8aに供給される洗浄液の量よりも少なく、ゼロである。
これにより、洗浄液の消費量を抑えることができる。
これにより、洗浄液の消費量を抑えることができる。
制御装置1pは、表面8a上に存在するインクの量が所定量β以下になった場合に(S12:YES)、第1ステップS11から第2ステップS14に移行する。
この場合、第1ステップS11においてインクの量を低減して所定量β以下とした上で、第2ステップS14を行うことで、上記効果(洗浄液を効果的に用いて良好なワイピングを行うことができるという効果)をより確実に得ることができる。
この場合、第1ステップS11においてインクの量を低減して所定量β以下とした上で、第2ステップS14を行うことで、上記効果(洗浄液を効果的に用いて良好なワイピングを行うことができるという効果)をより確実に得ることができる。
第1ステップS11におけるワイパ42の表面8aに対する圧力が、第2ステップS14におけるワイパ42の表面8aに対する圧力よりも小さい。
この場合、第1ステップS11で用いられるワイパ42の摩耗を低減しつつ、良好なワイピングを行うことができる。
この場合、第1ステップS11で用いられるワイパ42の摩耗を低減しつつ、良好なワイピングを行うことができる。
制御装置1pは、S2において、表面8a上に存在するインクの量を推定し、当該推定した量が所定量α以上であるか否かを判断する。そして、推定した量が所定量α未満の場合、第1ステップS11を行わずに第2ステップS14を行う第2シークエンスS4を実行し、推定した量が所定量α以上の場合、第1シークエンスS3を実行する。
つまり、表面8a上に存在するインクの量が比較的多い場合は第1シークエンスS3を実行する(第1ステップS11においてインクの量を低減した上で、第2ステップS14で洗浄液を供給してワイピングを行う)一方、表面8a上に存在するインクの量が比較的少ない場合は第2シークエンスS4を実行する(第1ステップS11を省略し、第2ステップS14で洗浄液を供給してワイピングを行う)。このように、表面8a上に存在するインクの量に応じて実行するシークエンスを異ならせることで、ワイピング性能を悪化させることなく、短時間で効率のよいワイピングを実現することができる。
つまり、表面8a上に存在するインクの量が比較的多い場合は第1シークエンスS3を実行する(第1ステップS11においてインクの量を低減した上で、第2ステップS14で洗浄液を供給してワイピングを行う)一方、表面8a上に存在するインクの量が比較的少ない場合は第2シークエンスS4を実行する(第1ステップS11を省略し、第2ステップS14で洗浄液を供給してワイピングを行う)。このように、表面8a上に存在するインクの量に応じて実行するシークエンスを異ならせることで、ワイピング性能を悪化させることなく、短時間で効率のよいワイピングを実現することができる。
制御装置1pは、第1ステップS11において、第2ステップS14で用いるワイパ42を用いて表面8a上に存在するインクの量を低減する。
この場合、第1ステップS11用に別途部材を設ける必要がなく、装置構成の簡素化が実現される。
この場合、第1ステップS11用に別途部材を設ける必要がなく、装置構成の簡素化が実現される。
制御装置1pは、第1ステップS11終了後且つ第2ステップS14開始前に第1ステップS11で用いたワイパ42をクリーニングし(S13)、当該クリーニング後のワイパ42を用いて第2ステップS14を行う。
この場合、第1ステップS11でワイパ42に付着した異物が第2ステップS14で再び表面8aに付着すること等を抑制することができる。
この場合、第1ステップS11でワイパ42に付着した異物が第2ステップS14で再び表面8aに付着すること等を抑制することができる。
制御装置1pは、第2ステップS14を開始する際に、表面8aにおける第1ステップS11終了時のワイパ42の離隔位置(図10(d)においてインクIが配置された位置)よりも相対移動方向下流側に洗浄液CLを供給し、その後、表面8aにおける上記離隔位置よりも相対移動方向下流側且つ洗浄液CLの供給位置よりも相対移動方向上流側の部分(即ち、図10(e)においてインクIと洗浄液CLとの間の部分)にワイパ42を接触させる。
この場合、第1ステップS11終了時にワイパ42に保持されていた(第1ステップS11終了後に表面8aに残された)インクIと、第2ステップS14で供給される洗浄液CLとの混合を抑制し、洗浄液CLの効果が薄れるのを抑制することができる。したがって、第2ステップS14において、洗浄液CLを効率よく利用して、ワイピングを行うことができる。また、第1ステップS11終了時にワイパ42に保持されていたインクIが、その後第2ステップS14において表面8aに拡げられることも抑制される。
この場合、第1ステップS11終了時にワイパ42に保持されていた(第1ステップS11終了後に表面8aに残された)インクIと、第2ステップS14で供給される洗浄液CLとの混合を抑制し、洗浄液CLの効果が薄れるのを抑制することができる。したがって、第2ステップS14において、洗浄液CLを効率よく利用して、ワイピングを行うことができる。また、第1ステップS11終了時にワイパ42に保持されていたインクIが、その後第2ステップS14において表面8aに拡げられることも抑制される。
ワイパ42は、本体42a及び壁42bから構成されており、壁42bの存在によって、本体42aの先端(表面8aとの接触部分)に洗浄液を効果的に保持し、良好なワイピングを実現することができる。(特に洗浄液の粘度が低い場合、本体42aを伝って洗浄液が流れ落ち易いが、これを抑制することができる。)
制御装置1pは、第1ステップS11のときよりも第2ステップS14のときの方が、本体42aの傾斜角度が小さくなるよう(θ2<θ1)、モータ42Mを制御する。
この場合、傾斜角度を小さくすることで、本体42aの先端(表面8aとの接触部分)に洗浄液を効果的に保持することができる。したがって、第2ステップS14において、本体42aの先端に洗浄液をより確実に保持しながらワイピングを行うことができ、良好なワイピングを実現することができる。第1ステップS11のとき、ワイパ42によりワイピングされるのはインクであり、インクは表面8aから除去されるべきものであるため、インクが本体42aの先端に留まらずに、本体42aを伝って流れ落ちるのが好ましい。一方、第2ステップS14のとき、ワイパ42によりワイピングされるのは洗浄液及びインクであり、洗浄液は表面8aとインクとの間に浸透してインクを除去するためのものであるので、洗浄液は本体42aの先端に留まるのが好ましい。そのため、本実施形態において、第1ステップS11のときよりも第2ステップS14のときの方が、本体42aの傾斜角度が小さくなるように制御される。
この場合、傾斜角度を小さくすることで、本体42aの先端(表面8aとの接触部分)に洗浄液を効果的に保持することができる。したがって、第2ステップS14において、本体42aの先端に洗浄液をより確実に保持しながらワイピングを行うことができ、良好なワイピングを実現することができる。第1ステップS11のとき、ワイパ42によりワイピングされるのはインクであり、インクは表面8aから除去されるべきものであるため、インクが本体42aの先端に留まらずに、本体42aを伝って流れ落ちるのが好ましい。一方、第2ステップS14のとき、ワイパ42によりワイピングされるのは洗浄液及びインクであり、洗浄液は表面8aとインクとの間に浸透してインクを除去するためのものであるので、洗浄液は本体42aの先端に留まるのが好ましい。そのため、本実施形態において、第1ステップS11のときよりも第2ステップS14のときの方が、本体42aの傾斜角度が小さくなるように制御される。
次いで、本発明の液体吐出装置の第2実施形態に係るインクジェット式プリンタについて説明する。
第2実施形態に係るプリンタは、制御装置1pが実行するワイピングに係る制御において、第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同様である。
第2実施形態に係るプリンタは、制御装置1pが実行するワイピングに係る制御において、第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同様である。
本実施形態において、制御装置1pは、第1シークエンスS3(図9参照)において、第1ステップS11終了後且つ第2ステップS14開始前(例えばS13の後且つS14の前)に、サブワイパ41を制御し、第1ステップS11終了後に表面8aに残されたインクI(図10(b)参照)をサブワイパ41で除去する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成によって上述した効果が得られる他、以下のような効果が得られる。即ち、第1ステップS11終了後に表面8aに残されたインクIをサブワイパ41で除去した上で、第2ステップS14に移行することで、インクIと洗浄液CLとの混合で洗浄液CLの効果が薄れるのを抑制し、良好なワイピングを実現することができる。
なお、本実施形態の場合、第1シークエンスS3の第2ステップS14での、表面8aにおける洗浄液CLの供給位置、ワイピング開始時におけるワイパ42の表面8aにおける接触位置は、特に限定されない。
なお、本実施形態の場合、第1シークエンスS3の第2ステップS14での、表面8aにおける洗浄液CLの供給位置、ワイピング開始時におけるワイパ42の表面8aにおける接触位置は、特に限定されない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
搬送部材は、搬送ベルトに限定されず、例えば回転式のドラム等であってもよい。
洗浄液供給部は、任意の構成であってよい(例えば、記録液を吐出する液体吐出ヘッドと同様の構成であってもよい。また、洗浄液を霧状に噴き付ける噴霧器、洗浄液を塗布する部材等であってもよい)。
ワイパクリーナは、スポンジの他、回転ブラシ等であってもよい。
また、ワイパクリーナ及びこれを用いたワイパクリーニングを省略してよい。
また、ワイパクリーナ及びこれを用いたワイパクリーニングを省略してよい。
ワイパの壁は、本体と一体的に形成されず、本体とは別の部材(例えば剛部材)であって、本体に接着されてもよいし、本体に対して接離する構成であってもよい。また、壁を省略してもよい。
壁は、本体における搬送部材表面との接触部分の一部のみに設けられてもよい。
ワイパは、搬送部材の表面に接触しつつ当該表面に対して相対的に移動することにより当該表面をワイピングすることができる限りは、板状に限定されず、様々な形状(円柱状のローラ等)であってよい。
ワイパの構成材料は、特に限定されない。
サブワイパ及びこれを用いたワイピングを省略してよい。
壁は、本体における搬送部材表面との接触部分の一部のみに設けられてもよい。
ワイパは、搬送部材の表面に接触しつつ当該表面に対して相対的に移動することにより当該表面をワイピングすることができる限りは、板状に限定されず、様々な形状(円柱状のローラ等)であってよい。
ワイパの構成材料は、特に限定されない。
サブワイパ及びこれを用いたワイピングを省略してよい。
ワイパによるワイピング時には、ワイパと搬送部材の表面とを相対的に移動させればよく、ワイパを静止させた状態で搬送部材の表面を移動させる構成、搬送部材の表面を静止させた状態でワイパを移動させる構成、ワイパと搬送部材の表面との両方を移動させる構成の、いずれであってもよい。
ワイピング時におけるワイパの搬送部材表面に対する傾斜角度は、特に限定されない。また、第1ステップ及び第2ステップにおいて傾斜角度が同じであってもよい。
ワイパの搬送部材表面に対する圧力は、ワイパの搬送部材表面に対する角度や高さによって調整可能である他、材料・サイズ(長さ・幅・厚み等)の異なるワイパを用いることによっても調整可能である(つまり、第1シークエンスの第1ステップと第2ステップとで、異なるワイパを用いてワイピングを行いる構成とし、各ワイパによる上記圧力を調整してよい)。また、このような圧力の調整を行わなくてもよい(例えば、第1シークエンスの第1ステップと第2ステップとで上記圧力が同じであってもよい)。
表面8a上に存在するインクの量を推定し、当該推定した量に基づいてシークエンスを異ならせるような制御を行わず、ワイピング指令を受信した場合に常に第1シークエンスを実行してもよい。
第1シークエンスの第2ステップでの、搬送部材表面における洗浄液の供給位置、ワイピング開始時におけるワイパの表面における接触位置は、特に限定されない。
第1シークエンスの第1ステップと第2ステップとで、異なるワイパを用いてワイピングを行ってもよい。
第1シークエンスの第1ステップと第2ステップとで、異なるワイパを用いてワイピングを行ってもよい。
第1ステップ終了後且つ第2ステップ開始前に、第1ステップ終了後に表面に残された記録液を除去する場合に、第1ステップや第2ステップで用いるワイパを用いてもよい。例えば、第2実施形態では、サブワイパ41を用いて上記残された記録液を除去するが、サブワイパ41を省略し、ワイパ42を用いて上記残された記録液を除去してもよい。
第1ステップにおいて、搬送部材の表面に洗浄液を供給してもよく、また、このとき供給される洗浄液の量が第2ステップで搬送部材の表面に供給される洗浄液の量以上であってもよい。また、第1ステップにおいて、搬送部材の表面に供給される洗浄液の量は、第2ステップで搬送部材の表面に供給される洗浄液の量よりも少なくてもよいし、同じでもよい。
第1ステップは、搬送部材の表面上に存在する記録液の量を低減する工程である限りは、ワイパを用いたワイピングに限定されず、例えば非接触(搬送部材の表面に部材を接触させずに、静電力、エア吸引力、エア排出力等)で当該表面上の記録液を除去する工程等であってもよい。
第1ステップは、搬送部材の表面上に存在する記録液の量を低減する工程である限りは、ワイパを用いたワイピングに限定されず、例えば非接触(搬送部材の表面に部材を接触させずに、静電力、エア吸引力、エア排出力等)で当該表面上の記録液を除去する工程等であってもよい。
本発明は、ライン式及びシリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。
さらに本発明は、インク以外の液体を吐出する装置にも適用可能である。
さらに本発明は、インク以外の液体を吐出する装置にも適用可能である。
記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。
1 インクジェット式プリンタ(液体吐出装置)
1p 制御装置(第1シークエンス実行手段、判断手段、第2シークエンス実行手段)
8 搬送ベルト(搬送部材)
8a 表面
10 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
10a 吐出面
14a 吐出口
42 ワイパ
42a 本体
42b 壁
42g1,42g2,42g3 ギア(角度調整機構)
45 ワイパクリーナ
70 洗浄液供給装置(洗浄液供給部)
P 用紙(記録媒体)
1p 制御装置(第1シークエンス実行手段、判断手段、第2シークエンス実行手段)
8 搬送ベルト(搬送部材)
8a 表面
10 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
10a 吐出面
14a 吐出口
42 ワイパ
42a 本体
42b 壁
42g1,42g2,42g3 ギア(角度調整機構)
45 ワイパクリーナ
70 洗浄液供給装置(洗浄液供給部)
P 用紙(記録媒体)
Claims (14)
- 記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、
前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、
前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、
前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段と、
を備えたことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記第1ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量が、前記第2ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記第1ステップにおいて前記表面に供給される前記洗浄液の量が、ゼロであることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記第1シークエンス実行手段は、前記表面上に存在する記録液の量が第1所定量以下になった場合に、前記第1ステップから前記第2ステップに移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップにおいて、ワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減し、
前記第1ステップにおける前記ワイパの前記表面に対する圧力が、前記第2ステップにおける前記ワイパの前記表面に対する圧力よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記表面上に存在する記録液の量を推定し、当該推定した量が第2所定量以上であるか否かを判断する判断手段と、
前記推定した量が前記第2所定量未満であると前記判断手段が判断した場合、前記第1ステップを行わずに前記第2ステップを行う第2シークエンスを実行する第2シークエンス実行手段と、をさらに備え、
前記第1シークエンス実行手段は、前記推定した量が前記第2所定量以上であると前記判断手段が判断した場合、前記第1シークエンスを実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップにおいて、前記第2ステップで用いるワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップ終了後且つ前記第2ステップ開始前に前記第1ステップで用いたワイパをクリーニングし、当該クリーニング後のワイパを用いて前記第2ステップを行うことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
- 前記第1シークエンス実行手段は、
前記第1ステップにおいて、ワイパを用いて前記表面上に存在する記録液の量を低減し、前記第1ステップ終了時に当該ワイパを前記表面から離隔し、
前記第1ステップ終了後、前記第2ステップを開始する際に、前記表面における前記第1ステップで用いたワイパの離隔位置よりも前記第2ステップで用いるワイパの前記表面に対する相対移動方向下流側に前記洗浄液を供給し、その後、前記表面における前記離隔位置よりも前記相対移動方向下流側且つ前記洗浄液の供給位置よりも前記相対移動方向上流側に前記ワイパを接触させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記第1シークエンス実行手段は、前記第1ステップ終了後且つ前記第2ステップ開始前に、前記第1ステップ終了後に前記表面に残された記録液をワイパで除去することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記ワイパは、前記表面との接触部分から鉛直方向下向きの成分と前記相対移動方向下流側の成分とを含む方向に延出された本体、及び、前記接触部分に前記洗浄液が保持されるように前記本体の前記相対移動方向下流側に設けられた壁を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記ワイパの前記表面に対する、前記表面に平行且つ前記ワイパの前記表面に対する相対移動に直交する方向から見た傾斜角度を調整する角度調整機構をさらに備え、
前記第1シークエンス実行手段は、前記第2ステップにおける前記相対移動方向下流側の前記傾斜角度が前記第1ステップにおける前記相対移動方向下流側の前記傾斜角度よりも小さくなるように、前記角度調整機構を制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、
前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段を備えたことを特徴とする制御装置。 - 記録液を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出面に対向して配置される表面を有し、前記表面が記録媒体を支持しつつ移動することにより記録媒体を搬送する搬送部材と、前記表面に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記表面に接触しつつ前記表面に対して相対移動することにより前記表面上の異物を除去するワイパと、を含む液体吐出装置を、
前記表面上に存在する記録液の量を低減する第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記洗浄液供給部により前記表面に前記洗浄液を供給し、前記表面上の異物を前記洗浄液と共に前記ワイパで除去する第2ステップとを行う第1シークエンスを実行する第1シークエンス実行手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2001277656A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Seiren Co Ltd | インクジェットプリント装置 |
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