JP5480215B2 - 引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板およびその製造方法、並びに引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管 - Google Patents
引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板およびその製造方法、並びに引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管 Download PDFInfo
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Description
但し、[C],[Si],[Mn],[Cu],[Ni],[Cr],[Mo],[V]および[B]は、夫々C,Si,Mn,Cu,Ni,Cr,Mo,VおよびBの含有量(質量%)を示す。
(B)板厚1/4部位におけるミクロ組織において、方位差が15°以上の大角粒界で囲まれた領域の平均円相当直径dが4μm以下である、
(C)板厚1/4部位におけるミクロ組織において、平均円相当直径が0.5〜3μmで、ビッカース硬さHvが700以上の島状マルテンサイトを3〜10面積%で含んでいる。
Cは、鋼板の強度を高める効果があるが、耐割れ性等の溶接性を劣化させる元素でもある。C含有量が0.02%未満では、必要な母材(鋼管)強度を確保することが困難になると共に、二相域焼準時に生成するMAの量の減少や硬さの減少を招き、降伏比低減効果が少なくなる。しかしながら、C含有量が0.15%を超えると、溶接部に島状マルテンサイト(MA)が過剰に生成して溶接熱影響部(HAZ)が硬くなり過ぎ、割れが発生しやすくなり、地震時の破壊の発生点となる。尚、C含有量の好ましい下限は0.03%以上(より好ましくは0.05%以上)であり、好ましい上限は0.12%以下(より好ましくは0.10%以下)である。
Siは、強度向上に有効な元素である。こうした強化機構を発揮させるためには、Siは0.10%以上含有させる必要がある。しかしながら、Si含有量が過剰になると、母材靭性、HAZ靭性(溶接熱影響部の靭性)や溶接性が劣化するので、0.40%以下とする。尚、Si含有量の好ましい下限は0.15%以上(より好ましくは0.20%以上)であり、好ましい上限は0.35%以下(より好ましくは0.30%以下)である。
Mnは、焼入れ性を向上させ、鋼板(即ち、鋼管)の強度と靭性を確保する上で有効な元素である。こうした効果を発揮させるためには、Mnは1.5%以上含有させる必要がある。しかしながら、Mnを過剰に含有させると、靭性が劣化するので、上限を2.5%とする。尚、Mn含有量の好ましい下限は1.6%以上(より好ましくは1.8%以上)であり、好ましい上限は2.4%以下(より好ましくは2.2%以下)である。
Tiは、Nと窒化物(TiN)を形成して熱間圧延前の加熱時におけるオーステナイト粒(γ粒)の粗大化を防止し、靭性向上に効果がある元素である。また、Nを固定することによりBの焼入れ性を確保するのに有効である。これらの効果を発揮させるためには、Tiは0.005%以上含有させる必要がある。しかしながら、Ti含有量が過剰になると、TiNが粗大化して母材靭性が劣化するので、0.02%以下とする必要がある。尚、Ti含有量の好ましい下限は0.008%以上(より好ましくは0.010%以上)であり、好ましい上限は0.018%以下(より好ましくは0.015%以下)である。
Nは、TiNを生成し、熱間圧延前の加熱時および溶接時におけるγ粒の粗大化を防止し、母材靭性やHAZ靭性を向上させるのに有効な元素である。Nの含有量が0.002%未満であると、TiNが不足し、加熱γ粒が粗大になり、靭性が劣化するので、0.002%以上含有させる必要がある。またN含有量が過剰になって0.006%を超えると、曲げ加工による脆化により、母材(鋼管)の靭性が劣化する。尚、N含有量の好ましい下限は0.0025%以上(より好ましくは0.003%以上)であり、好ましい上限は0.0055%以下(より好ましくは0.005%以下)である。
Alは、脱酸、およびフリー窒素の固定によりBの焼入れ性を確保するために必要な元素である。これらの効果を発揮させるためには、0.02%以上含有させる必要があるが、過剰に含有させると、アルミナ系の粗大な介在物を形成し母材(鋼管)の靭性が低下するので、0.08%以下とする必要がある。尚、Al含有量の好ましい下限は0.03%以上(より好ましくは0.04%以上)であり、好ましい上限は0.07%以下(より好ましくは0.06%以下)である。
前記(1)式で規定される焼入れ性指数DIを8inch以上とするために、C、Si、Mnに加え、Ni、CrおよびMoよりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する必要がある。各々の限定理由は以下の通りである。
Niは、母材靭性・HAZ靭性の向上および焼入れ性を高めて強度を向上させると共に、Cu割れおよび溶接割れの防止にも有効な元素である。しかしながら、Ni含有量が過剰になると、耐溶接割れ性が劣化し、圧延時にスケール疵が発生しやすくなるので、2.5%以下とする必要がある。尚、Ni含有量の好ましい上限は2.35%以下(より好ましくは2.3%以下)である。また、上記効果を発揮させるためのNi含有量の好ましい下限は0.20%以上(より好ましくは0.50%以上)である。
Crは、焼入れ性を高めて強度を向上させるのに有効な元素であるが、Cr含有量が過剰になると、耐溶接割れ性が劣化するので、2.0%以下とする必要がある。尚、Cr含有量の好ましい上限は1.85%以下(より好ましくは1.5%以下)である。また、上記効果を発揮させるためのCr含有量の好ましい下限は0.5%以上(より好ましくは0.8%以上)である。
Moは、焼入れ性を高めて強度を向上させる元素であり、また炭化物を生成しやすい元素であるが、Mo含有量が過剰になると、焼入れ性が過剰となり、耐溶接割れ性が劣化するので、0.5%以下とする必要がある。尚、Mo含有量の好ましい上限は0.45%以下(より好ましくは0.4%以下)である。また、上記効果を発揮させるためのMo含有量の好ましい下限は0.1%以上(より好ましくは0.2%以上)である。
不可避不純物であるPは、母材(鋼管)、溶接部の靭性に悪影響を及ぼすものであり、こうした不都合を招かない上でもその含有量を0.012%以下に抑制する必要があり、好ましくは0.010%以下とするのが良い。
Sは、MnSを形成して耐溶接割れ性を劣化させるので、できるだけ少ない方が好ましい。こうした観点から、S含有量は0.005%以下に抑制する必要があり、好ましくは0.003%以下とするのが良い。
Cuは、固溶強化によって、母材(鋼管)の強度を向上させるのに有用な元素であるが、Cu含有量が過剰になると、ガス切断時にCu割れが生じることがあるので、1.0%以下とすることが好ましい。尚、上記効果を発揮させるためのCu含有量の好ましい下限は0.1%以上(より好ましくは0.2%以上)であり、より好ましい上限は0.80%以下である。
フリーBはγ粒界に存在し、焼入れ性を向上させて母材強度の向上をはかる上で有効な元素である。しかしながら、B含有量が過剰になると、介在物が生成し母材靭性が劣化するので、0.0025%以下とすることが好ましい。尚、上記効果を発揮させるためのB含有量の好ましい下限は0.0003%以上(より好ましくは0.0008%以上)であり、好ましい上限は0.002%以下である。
Caは、MnSの球状化による耐溶接割れ性に対する無害化に有効な元素である。しかしながら、Ca含有量が0.0050%を超えて過剰になると、介在物を粗大化させ、母材(鋼管)の靭性を劣化させる。尚、上記効果を発揮させるためのCa含有量の好ましい下限は0.0005%以上(より好ましくは0.0015%以上)であり、好ましい上限は0.0040%以下(より好ましくは0.0030%以下)である。
前記(1)式で規定される焼入れ性指数DIは、鋼の焼入れ性を示す指標(理想臨界直径に相当)であり、本発明では8inch以上とする必要がある。8inchを下回ると本発明の円形鋼管用鋼板にて二相域加熱後空冷(焼準)時にポリゴナルなフェライトを生成し、ベイナイト主体組織とならず、強度の確保が困難になる。DIの好ましい下限は9inch以上(より好ましくは9.5inch以上)である。尚、上記(1)式には、本発明の鋼板の基本成分として規定されるもの(C,Si,Mn,Ni,Cr,Mo)以外にも、必要によって含有される元素(例えば、Cu,B)や、本発明の鋼板で基本的に含有しない元素(例えば、V)も含まれるが、これらの元素を含有しないときには、その項目がないものとしてDIを計算し、これらの元素を含有するときには、上記(1)式に基づいてDIを計算すれば良い。
鋳片の加熱温度は、熱間圧延前の組織制御に大きく影響を与える。加熱温度が950℃未満であると、圧延最終パス(仕上げ圧延)温度が750℃未満となり、水冷前に表面からフェライトが析出し、780MPa以上の母材強度を確保することが困難となる。一方、加熱温度が1200℃を超えると、γ粒径の粗大化により母材靭性が劣化する。
鋼管加工時の靭性劣化を見込んで、鋼管用鋼板を高靭性にする必要がある。そのためには、オーステナイト未再結晶温度域にて、累積圧下率で40%以上の圧下を加える必要がある。これにより、オーステナイト未再結晶温度域での熱間圧延中に蓄積された歪と、後述する圧延後の冷却による下部ベイナイト化により、鋼管用鋼板でのベイナイトの組織単位を微細にし、方位差が15°以上の大角粒界で囲まれた領域の平均円相当直径dを4μm以下とすることができ、鋼管加工後も高靭性を得ることができる。累積圧下率が40%未満であると、上記効果が少なくなり、鋼管加工時の靭性劣化により鋼管での靭性が劣化する。累積圧下率は好ましくは45%以上である。尚、板厚1/4部位における温度で管理するのは、該位置で引張試験、衝撃試験をなされることが多いため、その位置での組織制御が必要なためであり、後述する手法にてプロセスコンピュータにて計算した温度にて管理して圧延温度を制御することができる。また、ここでのオーステナイト未再結晶温度域での累積圧下率とは、オーステナイト未再結晶温度域での圧下前の板厚をh0、最終圧下後(2段階以上の圧下を行う場合には最終段階)の板厚をh1としたとき、(h0−h1)/h0で表される圧下率を意味する。
圧延後の冷却工程(加速冷却工程)は、組織制御のために重要な工程である。冷却速度が3℃/秒未満では、組織が粗い上部ベイナイト主体となり、方位差が15°以上の大角粒界で囲まれた領域の平均円相当直径dが4μm以下を満足できなくなり、靭性が劣化する。このときの冷却速度は速い方が、ベイニティックフェライト組織を微細化して、靭性が向上する。
冷却停止温度によって、下部ベイナイトの存在形態が変化し、ベイナイトの組織サイズが変わることになる。冷却停止温度が350℃を超えると、低温変態組織が少なくなり、粗い上部ベイナイトが混在するようになり、靭性が劣化する。均一に変態させるために、冷却停止温度は350℃以下とする必要がある。
低降伏比(YR≦90%)特性を実現する軟質相と硬質相の複合組織を得るためには、Ac1変態点とAc3変態点間の二相域温度に加熱することが有効な手段である。二相域の温度に加熱することによって、一部は焼戻しにより軟質組織となり、一部はオーステナイト相に逆変態してその後の冷却で硬質組織となる。この二相域温度の制御によって、硬質相の分率や硬度を変化させ、降伏応力YS、引張強さTS、降伏比YRを制御することができる。また二相域加熱後の冷却速度を遅くする(空冷)ことによって(焼ならしを行う)、冷却中にCを拡散させ、局部的な濃縮を促進させ、逆変態部の中でもきわめて硬質なMAを生成させることができる。再加熱温度が(Ac1変態点+30℃)未満の場合には、逆変態分率が低いため、逆変態部は成分が濃化し、非常に硬質なMAができやすくなるが、MA分率が少なくなり、鋼管の降伏比低減効果が小さくなると共に、780MPa以上の強度を確保できない。一方、再加熱温度が(Ac3変態点−20℃)を超えると、逆変態分率が増加し、強度は高いが、逆変態部から生成するMAの分率も上昇し、靭性が劣化する。加えて、逆変態分率の増加に伴い、逆変態部の濃化が少なくなり、MAの硬さも小さくなり、降伏比低減効果が小さくなる。
焼戻し処理は、強度を低下させるが、二相域焼準で生成したMAの量を調整し、靭性を向上させるのに有効である。その場合、焼戻し熱処理が450〜550℃の温度範囲であれば、適正な降伏比YR、靭性を得ることができる。焼戻し温度が450℃未満であると、MAが多量に存在し、靭性向上が十分ではない。一方、焼戻し温度が550℃を超えると、MAの硬さが減少し、所望の低降伏比を得ることはできない。尚、二相域での熱処理、焼戻し処理はともに、後述の手法にてプロセスコンピュータにて計算した板厚1/4部位の温度を管理し、制御することができる。
鋼板をプレス曲げ法によって、冷間曲げを行って円形鋼管とする。ラインパイプに適用されるような板厚:30mm程度未満の鋼板であれば、UOE成形法(Uing−Oing press−expander法)によって円形鋼管が製造できるが、建築構造物用円形鋼管では、板厚が厚く、強度が高いので、プレスベンド法(即ち、プレス曲げ加工)によって円形鋼管に成形する必要がある。こうした方法の適用では、D/t:10〜20もの強加工を行うため、曲げ加工時に降伏比YRの上昇、靭性の劣化が大きい。そのため、上記のように製造した鋼板を用いて、プレス曲げ成形を行うことによって、降伏比YRの低い、靭性の優れた円形鋼管を製造することができる。
円形鋼管への成形後、応力除去焼鈍(Stress Relieving:以下「SR熱処理」と呼ぶことがある)は、実施してもしなくても良い。SR熱処理を実施することにより、鋼管での強度(引張強さTS、降伏比YR、靭性vTrs)を調整することができる。本発明方法によれば、高強度で降伏比YRが低く、靭性も良好であるので、基本的にはSR熱処理は行わなくても良いが、行う場合には、その熱処理温度は400〜500℃の温度範囲とすることが好ましい。熱処理温度が400℃未満では、強度、降伏比、靭性への影響が少ない。一方、500℃を超えると、強度の低下が大きくなり、780MPa以上の強度を確保できなくなる。
溶製炉によって、下記表1、2に示す各化学成分組成の鋼材を溶製し、溶製完了後、連続鋳造して得られたスラブに熱間圧延を施した後、直接焼入れ(DQ)を行った(一部、空冷)。
加工フォーマスター試験片を、加熱速度10℃/秒で常温から1000℃まで加熱する過程において、体積が縮小し始める温度をAc1変態点、更に加熱を続けて体積が膨張し始める温度をAc3変態点とした。
加工フォーマスター試験片を、1100℃に加熱して10秒間保持後、1000℃で累積圧下率25%の加工を行ない、更に900℃で累積圧下率25%の加工を施し、その後、800℃から冷却速度1℃/秒で冷却し、冷却中に体積が膨張し始める温度をAr3変態点として求めた。
加工フォーマスター試験片を、1100℃に加熱して10秒間保持後、1000℃で累積圧下率25%の加工した後、1パスあたり10%の圧下率で多パス加工を行い、1パス目の変形抵抗に対し、2パス目の変形抵抗が増加し始める温度をオーステナイト未再結晶温度の上限とした。
(a)プロセスコンピュータにおいて加熱開始から抽出までの雰囲気温度、在炉時間に基づき鋼片の表面から裏面までの任意の位置の加熱温度を算出。
(b)その加熱温度を用い、圧延中の圧延パススケジュールやパス間の冷却方法(水冷あるいは空冷)のデータに基づいて、板厚方向の任意の位置における圧延温度を差分法など計算に適した方法を用いて算出しつつ圧延を実施。
(c)鋼板表面温度は圧延ライン上に設置された放射型温度計を用いて実測(但し、プロセスコンピュータ上においても計算は実施)
(d)粗圧延開始時、終了時、仕上げ圧延開始時にそれぞれ実測した鋼板表面温度を、プロセスコンピュータ上の計算温度と照合。
(e)計算温度と実測温度の差が±30℃以上の場合は、実測表面温度を計算表面温度に置き換えプロセスコンピュータ上の計算温度とする。
(f)補正された計算温度を用い、制御対象としている領域の圧延温度を管理した。
(i)プロセスコンピュータにおいて、加熱開始から加熱終了までの雰囲気温度、在炉時間に基づき、鋼片の表面から裏面までの板厚方向の任意の位置の加熱温度を算出する。
(ii)算出された計算温度から、板厚1/4部位の温度を求める。
円形鋼管用鋼板のベイナイト分率は下記のようにして測定した。
(a)圧延方向に平行で且つ鋼板表面に対して垂直な、鋼板表裏面を含む板厚断面を観察できるよう上記鋼板からサンプルを採取する。
(b)湿式エメリー研磨紙(♯150〜♯1000)での研磨、またはそれと同等の機能を有する研磨方法(ダイヤモンドスラリー等の研磨剤を用いた研磨等)により、観察面の鏡面仕上げを行う。
(c)研磨されたサンプルを、3%ナイタール溶液を用いて腐食し、ベイナイト組織の結晶粒界を現出させる。
(d)板厚1/4部位において、現出させた組織を400倍の倍率で写真撮影(ここでは6cm×8cmの写真として撮影)し、フェライト組織を黒色に着色する。
(e)次に、前記写真を画像解析装置に取り込む(前記写真の領域は400倍の場合、150μm×200μmに相当する)。画像解析装置への取り込みは、いずれの倍率の場合も、領域の合計が1mm×1mm以上となるよう取り込む(即ち、400倍の場合、上記写真を少なくとも35枚取り込む)。
(f)画像解析装置において、写真毎に黒色の面積率を算出し、全ての写真の平均値をフェライト分率(ポリゴナルフェライトフェライト分率)とし、さらに、後述するMAの分率を全体から差し引いたものをベイナイト分率とする。
(a)圧延方向と平行な方向に切断した、板厚の表裏面部を含むサンプルを準備する。
(b)♯150〜♯1000までの湿式エメリー研磨紙、或はそれと同等の機能を有する研磨方法(ダイヤモンドスラリー等の研磨剤を用いた研磨等)により、観察面の鏡面仕上げを施す。
(c)Tex SEM Laboratories社製のEBSP装置を使用し、板厚方向の1/4部位において、測定領域:200×200(μm)、測定ピッチ:0.5μm間隔で測定し、結晶方位差が15°以上の境界を結晶粒界として結晶粒径を測定した。このとき、測定方位の信頼性を示すコンフィデンス・インデックス(Confidence Index)が0.1よりも小さい測定点は解析対象から除外した。
(d)このようにして求められる大角粒界径の平均値を算出して、本発明における「大角粒界径(平均円相当直径d)」とした。尚、大角粒界径が1.0μm以下のものについては、測定ノイズと判断し、結晶粒径の平均値計算の対象から除外した。
MAの分率、平均円相当直径は下記の通りに測定した。
(a)圧延方向に平行でかつ鋼板表面に対して垂直な、鋼板表裏面を含む板厚断面を観察できるよう上記鋼板からサンプルを採取する。
(b)湿式エメリー研磨紙(♯150〜♯1000)での研磨、またはそれと同等の機能を有する研磨方法(ダイヤモンドスラリー等の研磨剤を用いた研磨等)により、観察面の鏡面仕上げを行う。
(c)研磨されたサンプルを、レペラ溶液を用いて腐食し、MAを現出させる。このとき、光学顕微鏡写真上では白く着色されている。
(d)板厚1/4部位において、現出させた組織を1000倍の倍率で写真撮影(本実施例では6cm×8cmの写真として撮影)する。次に、前記写真を画像解析装置に取り込む(前記写真の領域は、1000倍の場合、60μm×80μmに相当する)。画像解析装置への取り込みは、領域の合計が0.4mm×0.4mm以上となるよう取り込む(即ち、1000倍の場合は上記写真を少なくとも35枚取り込む)。
(e)画像解析装置において、写真毎にMAの面積率、平均円相当直径を算出し、全ての写真の平均値をMAの面積率、平均円相当直径とする。
MAは非常に微細であるため、MAの硬さについては、上記レペラ腐食されたサンプルを用い、ナノインデンテーション法を用い、以下のように測定した。MAの硬さ測定装置として、Agilent Technologies社製のNano Indenter XP/DCMを用い、板厚1/4部位にて少なくとも10粒以上のMAを、押し込み深さを100nmにて測定し、ナノインデンテーション押し込み硬さから以下の式にて、ビッカース硬さHvに換算し、その平均値をMAの硬さとした。
Hv=76.2×(ナノインデンテーション硬さ)+6.3
各鋼管の鋼管外面側の板厚1/4の部位から管軸方向にJISZ 2201の4号試験片を採取して、JISZ 2241の要領で引張試験を行い、降伏応力(YS:0.2%耐力)、引張強さTSを測定し、降伏比YR(降伏応力YS/引張強さTS)を求めた。合格基準は2回の平均値で、引張強さTSが780MPa以上で、降伏比YRが90%以下のものを、引張特性、低降伏比が優れていると評価した。
各鋼管の鋼管外面側の板厚1/4部位から管軸方向にJISZ 2242のVノッチ試験片を採取し、JISZ 2242の要領でシャルピー衝撃試験を行い、JISに準拠した方法で脆性破面率(若しくは延性破面率)を求め、(試験温度vs脆性破面率)の曲線から、脆性破面率が50%となる脆性破面遷移温度vTrsを求めた。そして、脆性破面遷移温度vTrsが−20℃以下のものを、衝撃特性(鋼管靭性)が優れていると評価した。
Claims (6)
- C:0.02〜0.15%(「質量%」の意味、化学成分組成について以下同じ)、
Si:0.10〜0.40%、
Mn:1.5〜2.5%、
P :0.012%以下(0%を含まない)、
S :0.005%以下(0%を含まない)、
Ti:0.005〜0.02%、
N :0.002〜0.006%、および
Al:0.02〜0.08%を満足する他、
Ni:2.5%以下(0%を含まない)、
Cr:2.0%以下(0%を含まない)、および
Mo:0.5%以下(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有し、残部は鉄および不可避不純物からなり、下記(1)式で規定される焼入れ性指数DIが8inch以上であると共に、下記(A)、(B)および(C)の要件を満足することを特徴とする引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板。
DI(inch)={1.16×([C]/10)1/2}×(0.7×[Si]+1)×{5.1×([Mn]−1.2)+5}×(0.35×[Cu]+1)×(0.36×[Ni]+1)×(2.16×[Cr]+1)×(3×[Mo]+1)×(1.75×[V]+1)×(200×[B]+1) …(1)
但し、[C],[Si],[Mn],[Cu],[Ni],[Cr],[Mo],[V]および[B]は、夫々C,Si,Mn,Cu,Ni,Cr,Mo,VおよびBの含有量(質量%)を示す。
(A)板厚1/4部位におけるミクロ組織において、ベイナイトが90面積%以上である、
(B)板厚1/4部位におけるミクロ組織において、方位差が15°以上の大角粒界で囲まれた領域の平均円相当直径dが4μm以下である、
(C)板厚1/4部位におけるミクロ組織において、平均円相当直径が0.5〜3μmで、ビッカース硬さHvが700以上の島状マルテンサイトを3〜10面積%で含んでいる。 - 更に、Cu:1.0%以下(0%を含まない)および/またはB:0.0025%以下(0%を含まない)を含むものである請求項1に記載の引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板。
- 更に、Ca:0.0050%以下(0%を含まない)を含むものである請求項1または2に記載の引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板を製造するに当たり、前記化学成分組成からなる鋼片を950〜1200℃に加熱し、板厚1/4部位における温度が、オーステナイト未再結晶温度となる温度域にて累積圧下率で40%以上の熱間圧延を行い、Ar3変態点以上の温度から3〜25℃/秒の平均冷却速度で350℃以下まで冷却した後、(Ac1変態点+30℃)〜(Ac3変態点−20℃)の温度範囲まで再加熱して焼準し、その後、450〜550℃にて焼戻しを行うことを特徴とする引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管用鋼板を用いて、プレスベンド法によって円形鋼管に成形したものである引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管。
- 円形鋼管に成形した後、更に400〜500℃にて応力除去焼鈍が施されたものである請求項5に記載の引張強さ780MPa以上の低降伏比厚肉円形鋼管。
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