JP5460144B2 - 超音波受信ビーム成形装置 - Google Patents
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Description
ローブ中の各微小振動素子で受信したエコー信号を均等に加算するのではなく、プローブ中の微小振動素子アレイの端に位置するエコー信号を減衰させて加算する処理である。これにより、サイドローブと呼ばれる目的方向以外に由来する超音波信号の勢力を抑え、微小振動素子アレイの指向性を改善することができる。一般的には、各微小信号素子で受信した各エコー信号に対し、異なる重み付け係数を掛け、重み関数を掛けたのと同様の効果を得ようとしている。
可能なメモリが搭載されているため、超音波受信ビーム成形装置をFPGAチップに実装することも多い。しかし、FPGAチップに搭載されている高速メモリの容量にも限りがあるため、少ないメモリ容量で構成可能な超音波受信ビーム成形装置が求められている。また超音波受信ビーム成形装置で消費するメモリ容量が少なくなると、同じFPGAチップ内に実装する他の超音波受信信号処理回路でより多くのメモリを使用できるようになる。それがFPGAチップの使用効率を向上させ、装置の低コスト化につながるというメリットを生む。
ことを特徴とする超音波受信ビーム成形装置である。
と、を有し、前記回路接続手段は、各信号の遅延時間に応じて、各信号を、遅延時間に応じた前記記憶手段を通して出力、または、前記記憶手段を通さずに出力するように接続を切り替えることを特徴とする遅延調整モジュールと、前記遅延調整モジュールによって時間ずれが調整された超音波受信信号を加算する加算手段と、前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する制御手段と、を有し、前記遅延調整モジュールおよび加算手段は多段構成を有しており、前記制御手段は、M段目(Mは2以上の整数)の遅延調整モジュールに接続されるM−1段目の2つの遅延調整モジュールにそれぞれ出力される前記超音波受信信号の読み出しを指示するための制御信号に基づいて、前記M段目の遅延調整モジュールの回路接続手段による各信号の接続の切り替えを制御するとともに、前記M段目の遅延調整モジュールの記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御することを特徴とする超音波受信ビーム成形装置である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る超音波受信ビーム成形装置の2チャンネル分の構成を示す図である。
述べる。この時、マルチプレクサ3,5により、チャンネル1用のADコンバータ1の出力は遅延調整メモリ4に接続され、遅延調整メモリ4の出力はチャンネル1用の乗算器7に接続される。一方、チャンネル2用のADコンバータ2の出力はマルチプレクサ3,6により、チャンネル2用の乗算器8に直接接続される。このような接続状態になっている場合において、チャンネル1に到達した超音波受信デジタルデータは遅延調整メモリ4に蓄えられる。そして、チャンネル2に到達した超音波受信シグナルはそのまま出力されて乗算器8でアポダイゼーション用の重み付け係数を付される。先にチャンネル1で受信された受信シグナルをこれと同じタイミングで乗算器7によりアポダイゼーション用の重み付け係数を付せるよう、チャンネル1の受信デジタルデータが遅延調整メモリ4から読み出される。このように遅延時間調整され、かつ乗算器7,8によってアポダイゼーション用の重み付け係数を付せられた超音波受信シグナルは加算器9にて加算処理される。
レートの向上が可能となる。
図4は本発明の第2の実施形態を示したものである。第1の実施形態では遅延調整メモリ4として、FIFOメモリやシングルポートのRAMを利用したが、本実施形態ではデュアルポートのRAMを用いて回路を構成する。
み・読み出しが可能なRAMが搭載されていることが多く、搭載RAMをデュアルポートメモリとして使用することが可能な場合もある。この場合図1における遅延調整メモリ4とマルチプレクサ3をFPGAチップに搭載されているデュアルポートメモリ18に置き換える構成をとることで、図1に示す回路と同じ動作を実現できる。
各チャンネルで受信された超音波受信データはADコンバータ1,2に入力されサンプリングされる。ADコンバータ1,2からのサンプルデータは、所望の方向からのビームを得るために遅延時間調整される必要がある。この時、デュアルポートメモリ18とマルチプレクサ5,6は、チャンネル1とチャンネル2で受信されたサンプルデータの遅延時間を比較した比較結果の信号を受け取る。この比較結果により、遅延が少ない方のチャンネルデータをデュアルポートメモリ18に入力し、遅延が多い方のチャンネルを乗算器7,8に直接接続する。遅延時間は、超音波受信ビーム成形装置の周辺回路である遅延時間記憶メモリ、または遅延時間演算回路(図示せず)より供給され、遅延時間の比較は、コンパレータ(比較回路)によって行われる。コンパレータ(比較回路)は、チャンネル1とチャンネル2に対して与えられる遅延時間データの大小を比較し、マルチプレクサに接続情報を持った選択信号を出力する。このように遅延時間が少なく先に受信素子に到達した信号をデュアルポートメモリ18に通すことで、信号間の時間ずれを揃えることができる。
ネル分の遅延時間調整が可能となる。
図7は本発明の第3の実施形態を示したものである。第1、第2の実施形態では、2チャンネル間の遅延時間比較を行い、超音波ビーム成形を行うが、チャンネル数は2に限る必要はない。図7は3チャンネルを用いた場合の例であり、遅延調整メモリが2つ利用される。遅延調整メモリ41は、2チャンネル分の遅延時間を調整可能な容量を持ち、遅延調整メモリ42は、1チャンネル分の遅延時間を調整可能な容量を持つ。本実施形態では、3チャンネル間の遅延時間をコンパレータ(比較回路)によって比較し、遅延が最も少ないチャンネルを遅延調整メモリ41に、遅延が次に少ないチャンネルを遅延調整メモリ42に接続する。そして、遅延が最も多いチャンネルは遅延調整メモリに接続せず、直接後段の回路へ接続する。このようにすることで、最終的に全チャンネル分の遅延時間調整が可能となる。接続の制御は、コンパレータ(比較回路)の出力を基に、スイッチング回
路40,62によって行われる。
チャンネル数が128、最大遅延量が8000クロック、データが14ビット、そして1ビームを取得し、チャンネル間の遅延時間が均等だと仮定する。この場合、4チャンネル毎に、3チャンネル分の遅延調整メモリ52、2チャンネル分の遅延調整メモリ53、1チャンネル分の遅延調整メモリ54の3つが配置されている。よって、加算初段では、(3+2+1)×128/4×(8000/128)×14b=168000bと、168
Kbのメモリ容量が必要となる。第二加算段でも4つの信号経路をまとめて遅延調整する構成を取ると、4つの信号経路毎に、(12+8+4)×(8000/128)×14b=21000bと、21Kbのメモリが必要となる。よって、第二加算段では、合計21Kb×128/4/4=168Kbのメモリ容量が必要となる。第三加算段でも4つの信号経路をまとめて遅延調整する構成を取ると、4つの信号経路毎に、(48+32+16)×(8000/128)×14b=84000bと、84Kbのメモリが必要となる。よって、第三加算段では、合計84Kb×128/4/4/4=168Kbのメモリ容量が必要となる。最終加算段においては、2つの信号経路に対し、遅延調整を行えばよく、128/2×(8000/128)×14b=56000bと、56Kbのメモリが必要となる。よって、本発明の第3実施形態においては、128チャンネルの場合、必要総メモリ容量は、168Kb+168Kb+168Kb+56Kb=560Kbとなる。これは、従来例のメモリ容量14.4Mbに対し、約3.9%程度のメモリ容量である。
図10は、本発明の超音波受信ビーム成形装置を用いた、超音波画像生成システム70の構成を示す図である。
超音波画像生成システム70は、探触子71、ADコンバータ72、超音波受信ビーム成形装置73、信号処理部74、画像処理部75、画像表示部76、及び、制御用CPU79から構成される。本実施形態では、超音波受信ビーム成形装置73が、超音波受信ビーム成形部730(第1〜第3の実施形態で述べた超音波受信ビーム成形装置)、遅延メモリ制御回路77(−1〜T)、及び、重み付け係数供給回路100(−1〜X)から構成される。なお、本実施形態において、超音波受信ビーム形成部730中の遅延調整モジュールは、2個の超音波受信信号を受け付け、信号間の時間ずれを調整するための遅延調整モジュールであるものとする。
信号処理部74にて対数圧縮・包絡線検波といった処理を受ける。信号処理部74の出力データ(対数圧縮・包絡線検波などの処理が施された信号)は、画像処理部75に入力され、画像生成に必要な複数の処理をされた後、画像データとなる。画像表示部76は、画像処理部75によって生成された画像データから超音波画像を生成し、表示する。制御用CPU79は、各ブロックをコントロールするのに必要なデータ、コントロール信号を供給する。遅延メモリ制御回路77−1〜Tは、制御用CPU79から入力された超音波受信信号の遅延時間を表す遅延データ(遅延量情報)に基づいて、超音波受信ビーム成形部730中の遅延調整メモリへの受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する。尚、Tは超音波受信ビーム成形部730中に存在する遅延調整メモリの数を示す。重み付け係数供給回路100−1〜Xは、制御用CPU79から入力されたアポダイゼーション用の重み付け係数データに基づいて、超音波受信ビーム成形部730中の乗算器へ重み付け係数を供給する。尚、Xは超音波受信ビーム成形部730中に存在するアポダイゼーション用の乗算器の数を示す。
遅延調整メモリ制御回路77は、遅延量情報入出力制御回路81(−1,2)、遅延量情報メモリ82(−1,2)、コンパレータ83,84、読み出し信号出力回路85、書き込み信号出力回路86、及び、マルチプレクサ87,88から構成される。
重み付け係数供給回路100は、重み付け係数データ入出力制御回路102、重み付け係数データメモリ103、及び、重み付け係数出力回路101から構成される。
1は、遅延調整メモリ4へ接続され、遅延調整メモリ4の超音波受信データの書き込み、及び、読み出しを制御する。重み付け係数供給回路100−1,100−2は、それぞれ、乗算器7,8へ接続される。
まず、図13を参照して説明する。なお、以下では、Ch1の遅延量情報が90、Ch2の遅延量情報が200の場合の例について説明する。
遅延調整メモリ制御回路77(遅延調整メモリ制御回路77−1)は、Ch1,Ch2に対応する遅延量情報に応じたMUXセレクト信号90を出力する。マルチプレクサ3,5,6は、MUXセレクト信号90に応じて受信信号の後段回路への接続を切り替える。具体的には、MUXセレクト信号90により、Ch1が遅延調整メモリ4に接続され、Ch2が乗算器8へ接続される。また、遅延調整メモリ4は乗算器7へ接続される。
遅延調整メモリ制御回路77は、書き込み信号89を遅延調整メモリ4に対して出力する。それにより、Ch1での超音波受信データが遅延調整メモリ4へ書き込まれる。また、遅延調整メモリ制御回路77は、目標点から反射してきた超音波がCh2で受信されるタイミング(Ch2に対応する遅延情報と受信フェーズ経過時間が一致するタイミング)で、読み出し信号91を遅延調整メモリ4に対して出力する。それにより、遅延調整メモリ4に書き込まれたCh1の超音波受信データが読み出される。そして、Ch1とCh2の超音波受信データが同時に乗算器7、8に入力される。乗算器7,8は、それぞれ、Ch1,Ch2の超音波受信データに、重み付け係数供給回路100−1、100−2から出力される重み付け係数を乗算する。乗算器7,8の出力は加算器9で加算処理される。
以上の処理により、Ch1とCh2の整相加算がなされる。
超音波受信ビーム成形装置12−2〜12−8の制御は、上述した超音波受信ビーム成形装置12−1の制御と同様のため説明は省略する(遅延調整メモリ制御回路77−2〜8、重み付け係数供給回路100−3〜16を用いて制御される)。超音波受信ビーム成形装置12−1〜12−8の整相加算結果(超音波受信データ)は、遅延調整モジュール11−1〜11−4へ受け渡される。
遅延調整メモリ制御回路77−9は、超音波受信ビーム成形装置12−1,12−2の整相加算結果の出力時間(出力タイミング)を比較し、より早く出力される整相加算結果を遅延調整メモリ4−9に接続するためのMUXセレクト信号を出力する。それにより、
超音波受信ビーム成形装置12−1の出力が遅延調整メモリ4−9に接続され、超音波受信ビーム成形装置12−2の出力が加算器13−1に接続される。また、遅延調整メモリ4−9は加算器13−1へ接続される。
遅延調整メモリ制御回路77−9は、書き込み信号89−9を遅延調整メモリ4−9に対して出力する。それにより、超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果が遅延調整メモリ4−9へ書き込まれる。
遅延調整メモリ制御回路77−9は、超音波受信ビーム成形装置12−2の整相加算結果が出力されるタイミングで、読み出し信号91−1を遅延調整メモリ4−9へ出力する。それにより、遅延調整メモリ4−9に書き込まれた超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果が読み出される。そして、超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果と超音波受信ビーム成形装置12−2の整相加算結果は、同時に加算器13−1に入力され、加算処理される。
以上の処理により、Ch1〜4の整相加算がなされる。
遅延調整モジュール11−2〜11−4の制御は、上述した遅延調整モジュール11−1の制御と同様のため説明は省略する(遅延調整メモリ制御回路77−9〜12を用いて制御される)。遅延調整モジュール11−1〜11−4の整相加算結果は、遅延調整モジュール11−5,11−6へ受け渡される。
また、遅延調整モジュール11−7の遅延調整メモリへの信号の書き込み及び読み出しのタイミングは、遅延調整モジュール11−5,11−6の整相加算結果の出力タイミングに基づいて、遅延調整メモリ制御回路77−15により制御される。
なお、本実施例では、書き込み信号89が出力されるタイミングについて特に述べていないが、書き込み信号89は常に出力されていてもよいし、遅延量情報に基づいて出力されてもよい(図示せず)。
本実施形態では、受信された各信号の遅延量情報と受信フェーズ経過時間の比較結果に基づいて、回路接続手段(マルチプレクサ4,5,6)による各信号の切り替えを制御する。また、そのような比較結果に基づいて、遅延調整メモリへの超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する。
図15は、本発明の第5の実施形態に係る遅延調整メモリ制御回路110の構成を示す図である。
遅延調整メモリ制御回路110は、遅延量情報入出力制御回路111(−1,2)、遅延量情報メモリ112(−1,2)、コンパレータ113(−1,2)、OR回路114、NA−NB順序比較回路115、及び、マルチプレクサ116から構成される。
期状態は“L”であり、受信フェーズ経過時間が遅延量情報と一致したタイミングで、比較結果信号は“L”から“H”へ切り替えられる。
NA−NB順序比較回路115は、比較結果信号132,133のどちらが先に“H”になったかを判定し、判定結果としてMUXセレクト信号118を出力する。つまり、Ch1とCh2のどちらに先に超音波受信信号が到達するかにより、MUXセレクト信号118の内容を変える。
遅延調整メモリ制御回路110、重み付け係数供給回路100、及び、超音波受信ビーム成形装置12の接続態様は、第4の実施形態(図13)と同様のため、説明は省略する。
図18は、遅延調整メモリ制御回路110,120が、多段構成の超音波受信ビーム成形部730にどのように接続されるか示す図である(図18では重み付け係数供給回路1
00を省略している)。(2チャンネル分の)超音波受信ビーム成形装置12−1〜12−8に対しては、それぞれ、遅延調整メモリ制御回路110−1〜8が配置される。また、遅延調整モジュール11−1〜11−7に対しては、それぞれ、遅延調整メモリ制御回路120−1〜7が配置される。
遅延調整モジュール11−1に対応する遅延調整メモリ制御回路120−1には、遅延調整メモリ制御回路110−1,110−2から出力される読み出し信号119−1,119−2が入力される。
具体的には、NA−NB順序比較回路1150は、読み出し信号119−1,119−2のどちらが先に“H”になったかを判定する。そして、その判定結果を用いてMUXセレクト信号118−9(不図示)を生成し出力する。そのような構成にすることにより、回路接続手段による各信号の接続の切り替えをスムーズに行うことができる。
例えば、読み出し信号119−1が読み出し信号119−2よりも早く“H”になった場合には、超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果(超音波受信データ)が遅延調整メモリ4−9に接続される。また、超音波ビーム成形装置12−2の出力は加算器13−1に接続される。遅延メモリ4−9は加算器13−1へ接続される。
具体的には、OR回路1140は、読み出し信号119−1,119−2のOR結果を書き込み信号117−9(不図示)として出力する。即ち、読み出し信号119−1,119−2のいずれかが“H”になったタイミングで、書き込み信号117−9は“H”となる。そのような構成にすることにより、M段目の遅延調整モジュールの遅延調整メモリへの超音波受信信号の書き込みをスムーズに行うことができる。
例えば、読み出し信号119−1が読み出し信号119−2よりも早く“H”になった場合には、読み出し信号119−1が“H”になったタイミングで、超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果が遅延調整メモリ4−9へ書き込まれる。
具体的には、マルチプレクサ1160は、MUXセレクト信号118−9に従い、読み出し信号119−1,119−2のうち、後に“H”になる方を読み出し信号119−9として出力する。そのような構成にすることにより、M段目の遅延調整モジュールの遅延調整メモリからの超音波受信信号の読み出しをスムーズに行うことができる。
例えば、読み出し信号119−1が読み出し信号119−2よりも早く“H”になった場合には、読み出し信号119−2が“H”になったタイミングで、遅延調整メモリ4−9に書き込まれた超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果が読み出される。
そして、超音波受信ビーム成形装置12−1の整相加算結果と超音波受信ビーム成形装置12−2の整相加算結果は、同時に加算器13−1に入力され加算処理される。
遅延調整モジュール11−2〜11−4の制御は、上述した遅延調整モジュール11−1の制御と同様のため説明は省略する(遅延調整メモリ制御回路120−2〜4が、読み出し信号119−3〜8に基づいて制御を行う)。遅延調整モジュール11−1〜11−4の整相加算結果は、遅延調整モジュール11−5,11−6へ受け渡される。
遅延調整モジュール11−7の遅延調整メモリへの信号の書き込み及び読み出しのタイミングは、遅延調整メモリ制御回路120−5,120−6の読み出し信号119−13、119−14に基づいて、遅延調整メモリ制御回路120−7により制御される。
以上の動作により、超音波受信ビーム成形装置73での整相加算が行われる。
NA−NB順序比較回路115は、レジスタ130−1,130−2、及び、インバーター回路131−1,131−2から構成される。図中のOUT端子から遅延調整メモリ制御回路110のMUXセレクト信号118が出力される。なお、NA−NB順序比較回路1150の構成は、NA−NB順序比較回路115の構成と同様のため、説明は省略する(但し、上述したように、NA−NB順序比較回路115とNA−NB順序比較回路115とでは入力される信号が異なる)。
また、超音波受信フェーズが開始し、NA132よりNB133の方が1クロック以上早く“L”から“H”に変化した場合、レジスタ130−2の出力は“H”となる。その少し後に、インバーター回路131−1の作用により、レジスタ130−1のCEが“L”になる。それにより、次のRESET信号が入力されるまで、レジスタ130−2の出力は“H”に、レジスタ130−1の出力は“L”に固定される。即ち、NA132よりNB133の方が早く“L”から“H”に変化した場合には、MUXセレクト信号118として“L”が出力される。
また、超音波受信フェーズが開始し、NA132とNB133が同時に“L”から“H”に変化した場合、レジスタ130−1,130−2の出力は同時に“H”となる。その少し後に、インバーター回路131−1,131−2の作用により、レジスタ130−1,130−2のCEが“L”になる。それにより、次のRESET信号が入力されるまで、レジスタ130−1,130−2の出力は“H”に固定される。
B133よりNA132の方が早く“H”に変化した場合に、MUXセレクト信号118として“L”を出力し、NA132よりNB133の方が早く“H”に変化した場合に、MUXセレクト信号118として“L”を出力してもよい。
なお、遅延調整メモリ4の種類により、遅延調整メモリ制御回路77,110,120の構成は変化し得る。
遅延量情報は、制御用CPU79からではなく、超音波画像生成システム70外部の制御用CPUや記憶媒体から供給されても良いし、超音波画像生成システム71内部の演算回路によって算出されても良い。制御用CPU79や超音波画像生成システム70外部の制御用CPUや記憶媒体から供給されたデータに基づいて、超音波画像生成システム71内部の演算回路によって算出されても良い。
5,6…マルチプレクサ 11,24…遅延調整モジュール 18…デュアルポートメモリ 40,51,62,63…スイッチング回路
Claims (14)
- 2個の超音波受信信号を受け付け、信号間の時間ずれを調整するための遅延調整モジュールを備える超音波受信ビーム成形装置であって、
信号間の時間ずれを調整するための記憶手段と、各信号の遅延時間を比較して後段回路への各信号の接続を切り替える回路接続手段と、を有し、前記回路接続手段は、遅延が少ない方の信号を前記記憶手段を通してから出力し、遅延が多い方の信号を前記記憶手段を通さずに出力するように接続を切り替えることを特徴とする遅延調整モジュールと、
前記遅延調整モジュールによって時間ずれが調整された超音波受信信号を加算する加算手段と、
前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する制御手段と、
を有し、
前記遅延調整モジュールおよび加算手段は多段構成を有しており、
前記制御手段は、M段目(Mは2以上の整数)の遅延調整モジュールに接続されるM−1段目の2つの遅延調整モジュールにそれぞれ出力される前記超音波受信信号の読み出しを指示するための制御信号に基づいて、前記M段目の遅延調整モジュールの回路接続手段による各信号の接続の切り替えを制御するとともに、前記M段目の遅延調整モジュールの記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する
ことを特徴とする超音波受信ビーム成形装置。 - 前記記憶手段は、2つの信号間の最大遅延差分の超音波受信信号を記憶可能な容量を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - N個(Nは3以上の整数)の超音波受信信号を受け付け、信号間の時間ずれを調整するための遅延調整モジュールを備える超音波受信ビーム成形装置であって、
信号間の時間ずれを調整するためのN−1個の記憶手段と、各信号の遅延時間を比較して後段回路への各信号の接続を切り替える回路接続手段と、を有し、前記回路接続手段は、各信号の遅延時間に応じて、各信号を、遅延時間に応じた前記記憶手段を通して出力、または、前記記憶手段を通さずに出力するように接続を切り替えることを特徴とする遅延調
整モジュールと、
前記遅延調整モジュールによって時間ずれが調整された超音波受信信号を加算する加算手段と、
前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する制御手段と、
を有し、
前記遅延調整モジュールおよび加算手段は多段構成を有しており、
前記制御手段は、M段目(Mは2以上の整数)の遅延調整モジュールに接続されるM−1段目の2以上の遅延調整モジュールにそれぞれ出力される前記超音波受信信号の読み出しを指示するための制御信号に基づいて、前記M段目の遅延調整モジュールの回路接続手段による各信号の接続の切り替えを制御するとともに、前記M段目の遅延調整モジュールの記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する
ことを特徴とする超音波受信ビーム成形装置。 - 前記N−1個の記憶手段は、それぞれ2個〜N個の信号間の最大遅延差分の超音波受信信号を記憶可能な容量を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - 前記記憶手段は、FIFOメモリ、シングルポートのランダムアクセスメモリ、デュアルポートのランダムアクセスメモリのいずれかである
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - 前記遅延調整モジュールの出力に対して、重み付けを行うための乗算手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波受信ビーム成形装置。
- 初段の遅延調整モジュールからの出力に対して、重み付けを行うための乗算手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波受信ビーム成形装置。
- サンプリング周波数の複数倍の動作周波数で処理を行うことにより、マルチビームを取得可能である、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - 前記遅延調整モジュールは、2個の超音波受信信号を受け付け、信号間の時間ずれを調整するための遅延調整モジュールであり、
前記制御手段は、各信号の遅延時間と超音波の発信時刻からの経過時間の比較結果に基づいて、前記回路接続手段による各信号の接続の切り替えを制御するとともに、前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込み及び読み出しのタイミングを制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - 前記制御手段は、前記2個の超音波受信信号の少なくともいずれかの遅延時間と、前記経過時間とが一致したタイミングで、前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込みを指示することを特徴とする請求項9に記載の超音波受信ビーム成形装置。
- 前記制御手段は、前記2個の超音波受信信号の遅延時間のそれぞれが前記経過時間と一致するタイミングのうち時間的に後のタイミングで、前記記憶手段からの前記超音波受信信号の読み出しを指示することを特徴とする請求項9または10に記載の超音波受信ビーム成形装置。
- 前記制御手段は、前記M−1段目の2つの遅延調整モジュールの少なくともいずれかに前
記制御信号が出力されたタイミングで、前記M段目の遅延調整モジュールの前記記憶手段への前記超音波受信信号の書き込みを指示することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の超音波受信ビーム成形装置。 - 前記制御手段は、前記M−1段目の2つの遅延調整モジュールのどちらに先に前記制御信号が出力されたかを判定し、その判定結果を用いて、前記M段目の遅延調整モジュールの前記回路接続手段による各信号の接続の切り替えを制御することを特徴とする請求項12に記載の超音波受信ビーム成形装置。
- 前記制御手段は、前記M−1段目の2つの遅延調整モジュールのそれぞれに前記制御信号が出力されるタイミングのうち時間的に後のタイミングで、前記M段目の遅延調整モジュールの前記記憶手段からの前記超音波受信信号の読み出しを指示することを特徴とする請求項12または13に記載の超音波受信ビーム成形装置。
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