JP5420918B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
しかし、ばね係数を小さくする技術や、低反発クッション部材による技術では、乗物の後方への身体の沈み込みを大きくする(即ち、移動量を大きくする)ことができないという不都合があった。
しかし、特許文献3で示される技術は、固定フレームと可動フレームが、下部の取付軸で固定されているため、下部位置近傍での固定フレームと可動フレームの可動が非常に少なく、着座している身体の全体を乗物の後方側へ沈み込ませることができないという不都合がある。また特許文献3のばねは、大きく移動するに従って反力が大きくなって動きにくくなるだけでなく、固定フレームと可動フレームとの可動範囲は、極めて限定された移動範囲となり、大きく沈み込ませる移動量を確保することが難しいという問題があった。そして、可動フレームを用いているため、全体として装置が大きくなり、軽量化が困難であるという不都合もあった。
また、本発明の他の目的は、部品の共有化と、組付け作業において、付勢手段を誤って組み付けるのを防止できる乗物用シートを提供することにある。
また衝撃低減部材及び受圧部材はそれぞれヘッドレストと独立しているので、衝撃低減部材及び受圧部材に生じる荷重をヘッドレストへ伝達する機構等が不要となり、機構の大型化を抑制することが可能となる。
このように、付勢手段が衝撃低減部材の回動範囲において回動軸を構成する部材と常に重ならないように構成したので、衝撃低減部材の回動時に回動軸に近接する付勢手段を、衝撃低減部材に近づけて配設することが可能となり、付勢手段が乗員側に近づかないように構成することが可能となる。
このように複数の付勢手段を回動軸の乗物上方側と乗物下方側に振り分けて設けると、回動軸の上下のスペースを有効活用して、複数の付勢手段を設けることができるので、一層小型化が可能となる。
本発明の乗物用シートによれば、部品の共有化ができ、組付け作業において、付勢手段を誤って組み付けるのを防止できる。
本発明の乗物用シートによれば、衝撃低減部材の回動時に回動軸に近接する付勢手段を、衝撃低減部材に近づけて配設することが可能となり、付勢手段が乗員側に近づかないように構成することが可能となる。
本発明の乗物用シートによれば、付勢手段の幅が小さいために、回動軸を構成する部材と重なっても邪魔にならず、付勢手段が乗員側に近づかないように構成することが可能となる。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮材2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。着座フレーム2は脚部で支持されており、この脚部には、図示しないインナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後に位置調整可能なスライド式に組み立てられている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構11を介してシートバックフレーム1と連結されている。
なお、本実施形態のシートバックフレーム1は、サイドフレーム15と上部フレーム16と下部フレーム17との別部材で形成されているが、一体のパイプフレーム、一体の板状フレーム等で形成することもできる。
また、引張りコイルばね35,36はそれぞれ別個に回動部材30の軸部32の乗物上方側と乗物下方側に振り分けて配設されているので、軸部32の上下のスペースを有効に活用でき、複数の付勢手段を配設して小型化ができる。
このように、この回動阻止部39(ストッパ部39a,39b)は、複数の付勢手段(引張りコイルばね35,36)や連結部材(ワイヤ22)と干渉しない位置に形成される。
本実施形態では、回動部材30が、両側のサイドフレーム15に取り付けられているが、これら両側に取り付けられた回動部材30は、互いに独立して回動するように構成されている。このため、荷重が偏って生じた場合において、荷重に合わせて両側のサイド部で回動部材30が、各々独立して回動することになり、衝撃荷重の大きさに応じて、乗員の身体を沈み込ませることができる。
ここで、回動部材30が回動を始める力の閾値について、通常着座している状態(ここでは、着座衝撃や乗物の急発進によって生じる小さな衝撃は除いている)でシートバックS1にかかる荷重は150N程度であるので、閾値は150Nより大きい値が好ましい。この値より小さいと、通常の着座時に移動してしまい、安定性に欠けるため、好ましくない。
さらに通常の着座時に生じる着座衝撃や、乗物の急発進等によって生じる加速時の荷重を考慮して、250Nより大きな値に設定することが好ましく、このようにすると、後面衝突以外では回動部材30が作動せず、安定した状態を維持することができる。
回動部材30の回動前の初期位置においては、引張りコイルばね35,36の一方の端部35a,36aは回動部材30に形成された係止孔33a,33bに係止され、他方の端部35a,36aはサイドフレーム15の突起部15d,15fに形成された係止孔34a,34bに形成された係止孔34に係止されて取り付けられて、ワイヤ22が乗物前方側に付勢されている。
このため、回動部材30が回動を始める時の、ワイヤ22を介して生じる張力に対して、ストッパ39bに当接して回動が抑止されるとき(回動が終了するとき)に生じる張力は、略同じ値となっている。
このとき、乗員の背部がシートバックS1に沈み込むことで後方に移動しているが、ヘッドレストS3の位置は相対的に変わらないため、ヘッドレストS3と頭部の隙間が縮まり、ヘッドレストS3で頭部を支持することができるため、頸部へ加わる衝撃を効果的に軽減する効果を奏する。
本実施形態では、回転部材30のベース部30aを変形させたものであり、引張りコイルばね35のコイル部に相当する部分に、切り欠き部30gを形成したものである。このように構成すると、切り欠き部30gによって、引張りコイルばね35との干渉を防止することが可能となる。
本実施形態では、引張りコイルばね35の係止孔33bを、軸部32と係止部31の間に設け、引張りコイルばね35の幅(コイル部の径)を引張りコイルばね36より小さくしたものである。具体的には、係止孔33bを軸部32と係止部31の間で形成部30cに設け、引張りコイルばね35の長さ方向に対して横方向(直角方向)を幅として、引張りコイルばね36より小さくしたものである。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11 リクライニング機構
15 サイドフレーム
15a 側板
15b 前縁部
15c 後縁部
15d,15f 突起部
15e 切り欠き部
16 上部フレーム
16a 側面部
17 下部フレーム
17a 延長部
17b 中間部
18 ピラー支持部
19 ヘッドレストピラー
20 受圧部材
21,22 ワイヤ(連結部材)
21a,22a 凹凸部
22c 鈎部
24 爪部
30 回動部材(衝撃低減部材)
30a ベース部
30b 第1立上り部
30c,30f 形成部
30d 第2立上り部
30e 第3立上り部
30g 切り欠き部
31 係止部
32 軸部
32a 軸部材
32b 軸孔
32c 孔部
32d 嵌め合わせ部材
33a,33b,34a,34b 係止孔(取付部)
35,36 引張りコイルばね(付勢手段)
35a,36a フック(端部)
37 取付けフック
39 回動阻止部
39a,39b ストッパ部
Claims (5)
- 両側に位置するサイド部と、上方に配設されたアッパー部とを少なくとも備えたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの上方に配設されるヘッドレストと、
前記シートバックフレームに連結部材を介して連結されると共に、前記ヘッドレストと独立して可動する受圧部材と、
前記シートバックフレームの両側のサイド部の少なくとも一方側に配設されると共に、前記連結部材と連結され、前記ヘッドレストと独立して回動軸を中心に回動する衝撃低減部材と、
該衝撃低減部材と、前記シートバックフレームとの間に配設された付勢手段と、を備え、
前記付勢手段は、複数配設され、
前記複数の付勢手段は、前記回動軸の乗物上方側と乗物下方側に振り分けられて設けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 両側に位置するサイド部と、上方に配設されたアッパー部とを少なくとも備えたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの上方に配設されるヘッドレストと、
前記シートバックフレームに連結部材を介して連結されると共に、前記ヘッドレストと独立して可動する受圧部材と、
前記シートバックフレームの両側のサイド部の少なくとも一方側に配設されると共に、前記連結部材と連結され、前記ヘッドレストと独立して回動軸を中心に回動する衝撃低減部材と、
該衝撃低減部材と、前記シートバックフレームとの間に配設された付勢手段と、を備え、
前記付勢手段は、複数配設され、
前記複数の付勢手段は、前記衝撃低減部材の回動範囲において前記回動軸を構成する部材と常に重ならない位置に配置されていることを特徴とする乗物用シート。 - 両側に位置するサイド部と、上方に配設されたアッパー部とを少なくとも備えたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの上方に配設されるヘッドレストと、
前記シートバックフレームに連結部材を介して連結されると共に、前記ヘッドレストと独立して可動する受圧部材と、
前記シートバックフレームの両側のサイド部の少なくとも一方側に配設されると共に、前記連結部材と連結され、前記ヘッドレストと独立して回動軸を中心に回動する衝撃低減部材と、
該衝撃低減部材と、前記シートバックフレームとの間に配設された付勢手段と、を備え、
前記付勢手段は、複数配設され、
前記複数の付勢手段のうち少なくとも1つは、前記衝撃低減部材の回動時に前記回動軸を構成する部材と重なる位置に配置されており、前記回動軸を構成する部材と重なる付勢手段は他の付勢手段より幅が小さいことを特徴とする乗物用シート。 - 前記複数の付勢手段は、前記シートバックフレームに形成された取付部に一端を係止し、前記衝撃低減部材に形成された取付部に他端を係止してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記複数の付勢手段は、同一の部材を用いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
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