JP5386909B2 - 定着ベルト、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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請求項1に係る発明は、
基材層と、
前記基材層の外周面上に配設される金属発熱層と、
前記金属発熱層の外周面上に配設される金属保護層であって、ニッケル又はニッケル合金を含んで構成される金属保護層と、
前記金属保護層の外周面上に配設される弾性層と、
予め定められた間隔で前記金属保護層の外周面のベルト軸方向両端部に設けられると共に、ベルト軸方向両端部からベルト軸方向中央部側へベルト回転方向に向くようにベルト軸方向に対して傾斜して設けられる複数の段差部と、
を備えることを特徴とする定着ベルト。
前記段差部の高さが、5μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
前記段差部とベルト回転方向とのなす角度が、鋭角で30度以上70度以下であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
ベルト軸方向両端部の一方に設けられる前記段差部とベルト軸方向両端部の他方に設けられる前記段差部とが、対称形状であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
前記弾性層の下層が前記基材層であり、前記段差部が前記基材層の外周面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
前記基材層と前記弾性層との間に発熱層と前記発熱層の外周面側に配設される保護層とを有すると共に、前記段差部が当該保護層に設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
記録媒体上のトナー像を加熱するための加熱部材と、前記加熱部材を加圧して配設される加圧部材と、を少なくとも備え、
前記加熱部材が、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着ベルトであることを特徴とする定着装置。
像保持体と、該像保持体表面を帯電させる帯電手段と、帯電させた前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、を少なくとも備え、
前記定着手段が、請求項7に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
請求項2に係る発明によれば、段差部の高さを考慮しない場合に比べ、記録媒体のしわが抑制される。
請求項3に係る発明によれば、段差部とベルト回転方向とのなす角度を考慮しない場合に比べ、記録媒体のしわが抑制されると共に、記録媒体の詰まりが抑制される。
請求項4に係る発明によれば、ベルト軸方向両端部に設けられる段差部が対称形状でない場合に比べ、記録媒体のしわが抑制されると共に、記録媒体の搬送方向のずれが抑制される。
請求項5に係る発明によれば、発熱源を持たない定着ベルトであっても、ベルトの搬送性及び耐久性の低下が抑制されると共に、記録媒体のしわ及び定着不良が抑制される。
請求項6に係る発明によれば、発熱源を持つ定着ベルトであっても、ベルトの搬送性及び耐久性の低下が抑制されると共に、記録媒体のしわ及び定着不良が抑制される。
請求項7に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、ベルトの搬送性及び耐久性の低下が抑制されると共に、記録媒体のしわ及び定着不良が抑制される。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、ベルトの搬送性及び耐久性の低下が抑制されると共に、記録媒体のしわ及び定着不良が抑制された定着画像が得られる。
図1は、第1実施形態に係る定着装置を示す概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る定着ベルトを示す概略斜視図である。図3は、第1実施形態に係る定着ベルトを示す側面図である。
ここで、加圧ロール11は、例えば、基体11A上に、シリコーンゴム等による弾性層11Bが形成され、更にその上に、フッ素系化合物等による離型層11Cが形成された構成を有する。
なお、定着ベルト10の金属発熱層を発熱させるものであれば、電磁誘導装置12の設置位置は特に限定されない。
本実施形態に係る定着ベルト10は、図2及び図3に示すように、例えば、基材層10Aの外周面上に、下地金属層10B、電磁誘導作用により自己発熱する金属発熱層10Cと、金属保護層10Dと、弾性層10Eと、離型層10Fと、が順に形成された層構成を有する無端ベルトである。そして、金属保護層10Dには、予め定められた間隔で金属保護層10D(弾性層10Eの直下下層)のベルト軸方向両端部に設けられると共に、ベルト軸方向両端部からベルト軸方向中央部側へベルト回転方向に向くようにベルト軸方向に対して傾斜して、複数の段差部10Gが設けられている。
基材層は、隣接して設けられた金属発熱層が発熱した状態でも物性低下がなく、高強度を維持する層であることがよい。このため、基材層は、主として耐熱性樹脂から構成される(ここで、本明細書において、「主として」、「主成分」とは、質量比で50%以上であることを意味し、以下も同義である)。また、基材層は、金属基材層(金属フィルム)を適用してよい。
また、耐熱性樹脂中に断熱効果のあるフィラーを加えたり、耐熱性樹脂を発泡させることにより、断熱効果を更に向上させてもよい。
基材層の厚みが10μm未満では剛性が弱く、皺が生じたり、両端に亀裂が生じてしまう場合がある。一方、基材層の厚みが100μmを超えると、柔軟性を確保できなくなる場合や、熱容量が増加するためウォームアップ時間が長くなる場合がある。
下地金属層は、例えば、耐熱性樹脂で構成される基材層の外周面に金属発熱層を電解メッキ法により形成するために形成される層であり、必要に応じて設けられるものである。金属発熱層の形成加工方法としては、コスト等の観点から電解めっき法が望ましいとされていることから、基材層に耐熱性樹脂で構成される基材層を用いる場合は、直接電解めっきができない。このため、金属発熱層形成の為に、下地金属層が必要となる。この下地金属層を形成する方法としては、化学めっき法が望ましく、中でも一般的な化学ニッケルが望ましい。
金属発熱層は、磁界が印加された際にこの層内に発生する渦電流により発熱する機能を有する発熱層であり、電磁誘導作用を生ずる金属が用いられて構成される。
電磁誘導作用を生ずる金属としては、例えば、ニッケル、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、クロム、錫、亜鉛などの単一金属、若しくは2種類以上の合金のどちらでも選択可能である。この中でも、固有抵抗が低く、十分な発熱が得られる点から、銅、金、銀及びこれらの合金が望ましく、更に、コスト及び加工性から、特に、銅或いは銅を主成分とする合金が望ましい。
従って、金属発熱層の厚さは、1μm以上50μm以下の範囲であることが望ましく、5μm以上20μm以下の範囲であることがよりに望ましい。
金属保護層には、予め定められた間隔で金属保護層(弾性層よりも下層)のベルト軸方向両端部(ベルト幅方向両端部)の外周面に設けられると共に、ベルト軸方向両端部からベルト軸方向中央部側へベルト回転方向に向くようにベルト軸方向に対して傾斜して、複数の段差部が設けられている。言い換えれば、複数の段差部は、ベルト軸方向中央部側からベルト軸方向両端部へベルト回転方向とは逆方向に向くように、ベルト軸方向に傾斜して設けられている。
段差部を設ける領域は、記録媒体の幅方向両端部がそれぞれ重なる領域であることがよく、ベルト軸方向端部から中央部へ200mm以内の領域であることが好ましく、30mm以上150mm以下の範囲であることがより望ましい。
弾性層は、記録媒体上のトナー像の凹凸に追従して、定着ベルト表面がトナー像に密着する役割を担う層である。特に、カラー画像を形成する場合、弾性層により、記録媒体及びトナー像の加熱ムラ及び光沢ムラが抑制された画像が得られる。また、弾性層が加圧部材との接触領域内で変形し、低荷重でも接触幅が得られことから、プロセス速度(記録媒体の搬送速度)が速くなってもトナー像への熱の受け渡しができて定着が行われ、白黒画像を形成する場合でも、高速化が実現される。
離型層は、記録媒体と接触する側の面(外周面)に、定着時に溶融状態のトナー像が固着するのを抑制する役割を担う層である。離型層は、必要に応じて設けられる。
本発明の定着ベルトの製造方法としては、公知の方法が利用される。なお、下地金属層、金属発熱層及び金属保護層とは膜厚が薄く、これらの層単体での取り扱いが難しいため、基材層上に、メッキ法などにより、下地金属層、金属発熱層、及び金属保護層をこの順に形成することが望ましい。そして、金属保護層上に、弾性層や離型層を形成する。
1)基材層、下地金属層、及び金属発熱層のいずれかを、切削又は研磨することで段差部(凹凸)を形成し、メッキ法により基材層上に、下地金属層、金属発熱層、及び金属保護層を順次形成することで、下層の段差部(凹凸)に沿った段差部(凹凸)を金属保護層に形成する手法
2)金属保護層を形成した後、当該層に直接、切削又は研磨することで、段差部(凹凸)を形成する手法
まず、不図示の励磁回路により電磁誘導コイル12aに交流電流が印加されると、電磁誘導コイル12aの周囲に磁束が生成消滅を繰り返す。この磁束が定着ベルト10の金属発熱層を横切るとき、その磁束の変化を妨げる磁界を生じるように金属発熱層中に渦電流が発生する。この渦電流と金属発熱層の固有抵抗によってジュール熱が発生する。
ここで、角周波数をω、透磁率をμ、固有抵抗をρとすると、表皮深さδは下式(1)で示される。
式(1) δ=(2ρ/ωμ)1/2
式(2) Rs=ρ/δ=(ωμρ/2)1/2
式(3) P∝Rs∫|Ih|2dS
式(4) δ=503(ρ/(fμr))1/2
ここで、定着ベルトの金属発熱層の厚みは、上記式で表わされる表皮深さより厚く(3μm以上100μm以下)することが望ましい。金属発熱層の厚みが3μmよりも小さいと、ほとんどの電磁エネルギーが吸収しきれないため効率が悪くなる場合があるためである。
まず、不図示の駆動装置により加圧ロール11が矢印C方向に回転し、それにつれて定着ベルト10も矢印B方向に従動回転する。ここで、トナー像14が形成された記録媒体15は、上記発熱機構により発熱した定着ベルト10と加圧ロール11との接触領域を矢印A方向に挟持搬送される。この際、定着ベルト10と加圧ロール11との接触領域では、トナー像14は溶融状態で記録媒体15の表面に押圧され、記録媒体15の表面に定着される。
ここで、定着ベルト10と加圧ロール11との接触領域の出口では、定着ベルト10が押圧部材13による押圧から解放されて基材層側へ大きな曲率で曲げ回され、定着ベルト10の形状が変化する。一方、記録媒体15は、定着ベルト10と加圧ロール11との接触領域に送り込まれた際、加圧ロール11の周面に沿って進む。このため、記録媒体15は、自身の剛性によって定着ベルト10から剥離され、セルフストリッピング(ベルトに記録媒体15が巻き付かないこと)が実現される。上記のように定着ベルト10が大きく曲げ回されるときの曲率半径は、5mm程度である。
また、段差部10Gは、弾性層10Eに直接設けず、その下層(本実施形態では金属保護層10D)に設けられることから、弾性層10Eに極端な凹凸が形成されないと共に、定着ベルト10と加圧ロール11との接触領域において生じる段差部10Gも定着に影響がでない程度に抑えられる。
加えて、フレア形状のベルトの如く、ベルトの厚みを変化させる必要がない。
図5は、第2実施形態に係る定着装置を示す概略構成図である。図6は、第2実施形態に係る定着ベルトを示す概略斜視図である。図7は、第2実施形態に係る定着ベルトを示す側面図である。
また、定着ベルト30の内側には、定着ベルト30の接触領域を加熱するためのヒータランプなどの加熱源32が配されている。
本実施形態に係る定着ベルト30は、図6及び図7に示すように、例えば、基材層30Aの外周面上に、弾性層30Bと、離型層30Cと、が順に形成された層構成を有する無端ベルトである。そして、基材層30Aには、予め定められた間隔で基材層30A(弾性層30Bの直下下層)のベルト軸方向両端部に設けられると共に、ベルト軸方向両端部からベルト軸方向中央部側へベルト回転方向に向くようにベルト軸方向に対して傾斜して、複数の段差部30Dが設けられている。
1)筒状金型の内面に段差部30Dに相当する凹凸を設け、当該筒状金型の内面に基材層形成用樹脂を塗布して基材層30Aを形成して、当該基材層30Aに段差部30Dを設ける手法。
2)基材層30Aを形成した後、切削又は研磨により段差部30Dを形成する手法。
図8は、第3実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。なお、第3実施形態に係る画像形成装置は、上記第1又は第2実施形態に係る定着装置を備える画像形成装置である。
まず、感光体ドラム202表面に形成された各色のトナー像は、感光体ドラム202と中間転写体212との間に印加されたバイアス電圧により、感光体ドラム202と中間転写体212との接触部において、各色のトナー像毎に画像情報と一致するように中間転写体212の外周面に重ねて転写される。このようにしてカラーのトナー像がその外周面に転写された中間転写体212は矢印E方向に回転し、前記トナー像は、転写ロール214と中間転写体212との圧接部において、前記給紙装置によって、圧接部に搬送されてきた記録媒体の表面に転写される。
−電磁誘導加熱方式の定着ベルトの作製−
離型剤処理された円筒形の金型にポリイミド前駆体溶液(U−ワニスS:宇部興産株式会社製)をフローコート装置を用いて塗布し、100℃で30分間乾燥後、380℃の炉に入れて60分間焼成させ、基材層80μmを形成する。
比較例1において、基材層のベルト軸方向両端部(端部から中央部へ100mmの領域)に、金属発熱層の下地処理としての粗面化処理において、事前にマスキングを施し、特定の形状で段差部(図2及び図3参照:高さH5、角度θ45度、間隔1mm、対称形状)を形成した後、下地金属層、金属発熱層、金属保護層を順次形成した。結果、当該金属保護層のベルト軸方向両端部(端部から中央部へ100mmの領域)に、特定の形状で段差部(図2及び図3参照:高さH5μm、角度θ45度、間隔1mm、対称形状)を形成した。これら以外は、比較例1と同様にして、定着ベルトを完成させた。
比較例1において、金属保護層形成事にマスキングを施して電解めっき処理を施し、金属保護層のベルト軸方向両端部(端部から中央部へ50mmの領域)に、特定の形状で段差部(図2及び図3参照:高さH5μm、角度θ30度、間隔0.5mm、対称形状)を形成した。これら以外は、比較例1と同様にして、定着ベルトを完成させた。
マスキングを変更して、金属保護層に形成する段差部の角度θを70度とした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
マスキングと粗面化処理時間を変更して、金属保護層に形成する段差部の高さHを2μm、角度θを45度にした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
マスキングを変更して、金属保護層に形成する段差部の角度θを80度とした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
マスキングを変更して、金属保護層に形成する段差部の角度θを25度とした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
マスキングと粗面化処理時間を変更して、金属保護層に形成する段差部の高さHを30μm、角度θを45度にした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
マスキングと粗面化処理時間を変更して、金属保護層に形成する段差部の高さHを100μm、角度θを45度にした以外は、実施例2と同様にして定着ベルトを完成させた。
得られた定着ベルトを、電磁誘導加熱方式の定着装置(図1参照)に装着し、電磁誘導加熱した状態で、10枚/分の速度で5万枚の通紙定着を行なった。そして、紙しわ及び紙詰まりの発生状態、並びに、定着状態(定着性)を調べた。結果を表1に示す。
−金属発熱層を持たない定着ベルトの作製−
離型剤処理された円筒形の金型にポリイミド前駆体溶液(U−ワニスS:宇部興産株式会社製)をフローコート装置を用いて塗布し、100℃で30分間乾燥後、380℃の炉に入れて60分間焼成させ、基材層80μmを形成する。
得られた定着ベルトを、定着装置(図5参照)に装着し、加熱源(例えばハロゲンランプ)により加熱した状態で、10枚/分の速度で5万枚の通紙定着を行なった。そして、紙しわ及び紙詰まりの発生状態、並びに、定着状態(定着性)を調べたところ、紙しわの発生や紙詰まりなどのトラブルも発生しなかった。また、定着不良が見られず良好な画像が得られた
10A 基材層
10B 下地金属層
10C 金属発熱層
10D 金属保護層
10E 弾性層
10F 離型層
10G 段差部
11 加圧ロール
11A 基体
11B 弾性層
11C 離型層
12 電磁誘導装置
12a 電磁誘導コイル
13 押圧部材
13A 支持体
13B パッド
14 トナー像
15 記録媒体
30 定着ベルト
30A 基材層
30B 弾性層
30D 段差部
30C 離型層
31 加圧ロール
31A 基体
31B 弾性層
31C 離型層
32 加熱源
33 押圧部材
33A 圧力ロール
33B 圧力印加部材
33C 金属パッド
34 トナー像
35 記録媒体
100 定着装置
102 定着装置
200 画像形成装置
202 感光体ドラム
204 帯電装置
206 レーザースキャナ
208 ミラー
210 現像装置
212 中間転写体
214 転写ロール
216 クリーニング装置
218 除電装置
220 給紙ユニット
222 給紙ローラ
224 レジストローラ
226 記録媒体ガイド
Claims (8)
- 基材層と、
前記基材層の外周面上に配設される金属発熱層と、
前記金属発熱層の外周面上に配設される金属保護層であって、ニッケル又はニッケル合金を含んで構成される金属保護層と、
前記金属保護層の外周面上に配設される弾性層と、
予め定められた間隔で前記金属保護層の外周面のベルト軸方向両端部に設けられると共に、ベルト軸方向両端部からベルト軸方向中央部側へベルト回転方向に向くようにベルト軸方向に対して傾斜して設けられる複数の段差部と、
を備えることを特徴とする定着ベルト。 - 前記段差部の高さが、5μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
- 前記段差部とベルト回転方向とのなす角度が、鋭角で30度以上70度以下であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
- ベルト軸方向両端部の一方に設けられる前記段差部とベルト軸方向両端部の他方に設けられる前記段差部とが、対称形状であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
- 前記弾性層の下層が前記基材層であり、前記段差部が前記基材層の外周面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
- 前記基材層と前記弾性層との間に発熱層と前記発熱層の外周面側に配設される保護層とを有すると共に、前記段差部が当該保護層に設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
- 記録媒体上のトナー像を加熱するための加熱部材と、前記加熱部材を加圧して配設される加圧部材と、を少なくとも備え、
前記加熱部材が、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着ベルトであることを特徴とする定着装置。 - 像保持体と、該像保持体表面を帯電させる帯電手段と、帯電させた前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、該トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、を少なくとも備え、
前記定着手段が、請求項7に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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