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JP5363390B2 - 頭部装着型画像表示装置 - Google Patents

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JP5363390B2
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本発明は、頭部装着型の画像表示装置に関するものである。
近年、映像の鑑賞やモバイルでの使用等の用途向けに、頭部に装着して使用する頭部装着型画像表示装置が開発され、実用化されている。頭部装着型画像表示装置は、使用者が携帯して移動中など家庭外で使用する場合がある。そのような場合、使用者の視野を遮ることは望ましくない。
このため、従来、映像表示素子からの映像光のみを観察者の眼球に導いて非シースルー画像として表示する状態と、映像光に使用者の前方からの外界光を重畳してシースルー画像として表示する状態とを、外界光の光路に液晶シャッターを配置することによって、切替え可能とする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、瞳孔径よりも細い導光部を利用してシースルー表示を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1による頭部装着型画像表示装置では、シースルー表示と、非シースルー表示とを切り替える手段として液晶シャッターを利用しているので、液晶部材やそれを制御するための電気回路等が必要となり、その結果高コストになるという問題点がある。また目の前方に液晶シャッターを配置するために装置が大型化し、日常の生活で使用する装置としては現実的ではない。
また、特許文献2による頭部装着型画像表示装置では、瞳孔径よりも細い導光部を用いることによって常時シースルー表示を実現している。しかし、この装置では、映像鑑賞やモバイルでの使用などの状況に応じて、シースルー表示と非シースルー表示とを切替えることはできない。このため、映像鑑賞などの背景が重畳されない画像で落ち着いて鑑賞することが望ましい場合でも、非シースルー表示に切替えることができなかった。
特開平8−32897号公報 特開2006−3879号公報
したがって、これらの点に着目してなされた本発明の目的は、様々な状況に応じてシースルー表示および非シースルー表示を簡易的な機構で切替えることを可能とした頭部装着型画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る頭部装着型画像表示装置の発明は、
使用者の頭部に固定するための支持部と、
該支持部に固定され、表示すべき映像の映像光を出射する映像射出部を有する本体部と、
前記映像射出部から出射した映像光を入射し、前記支持部を使用者の頭部に固定した状態で、入射した該映像光を使用者の対応する眼球へ導光し、使用者の視野内に前記映像射出部の前記映像の拡大像を虚像として表示する接眼光学部と、
前記本体部に前記接眼光学部を交換可能に取付ける取付手段と
を備え、
前記接眼光学部は、光学特性を異ならせた少なくとも第1の接眼光学部および第2の接眼光学部より選択された一の接眼光学部であり、前記第1の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が瞳孔径よりも狭く、前記第2の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が瞳孔径よりも広いことを特徴とするものである。
このようにすれば、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が、瞳孔径よりも小さい第1の接眼光学部を用いた場合は、映像がシースルー表示され、瞳孔径よりも大きい第2の接眼光学部を用いた場合は、映像が非シースルー表示される。これら第1の接眼光学部と第2の接眼光学部とを交換可能とすることで、電気的な切り替え制御手段なしにシースルー表示と非シースルー表示とを簡単に切り替えることができ、低コストで装置を構成することができる。また、別途、眼の前を覆う部材が必要無いため小型の装置として実現でき、モバイル環境での利用や常時装着しての利用が可能である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置において、
人間の平均的な瞳孔径を4mmとし、前記第1の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が4mmよりも狭く、前記第2の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が4mmを超えることを特徴とするものである。
このようにすれば、通常の環境下における人間の平均的な瞳孔径は約4mmなので、シースルー表示と非シースルー表示との切り替えを適切に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部は、前記垂直中心線と重ならない位置に虚像が表示され、前記第2の接眼光学部は、使用者の視野の垂直中心線と重なる位置に虚像が表示されるように構成したことを特徴とするものである。
このようにすれば、第1の接眼光学部からの映像は視野の中心線と重ならない位置、例えば、端に配置され、第2の接眼光学部からの映像は、視野の中心線と重なる位置に配置される。したがって、シースルー画像用および非シースルー画像用の各用途に応じて、視野の位置を切り替えることで最適な映像を表示することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1−3のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部の長手方向の長さは、前記第2の接眼光学部の長手方向の長さよりも短いことを特徴とするものである。
このようにすれば、視野の確保が必要となるシースルー表示時は、接眼光学部の長さを短くすることにより、視野の妨げを軽減でき、また、非シースルー表示時は、比較的長く、好ましくは視野の中央付近にまで延びる接眼光学部を使用することにより、映像を視野の中心付近で見やすく表示することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1−4のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部から前記映像射出部をのぞむ視野角は、前記第2の接眼光学部から前記映像射出部をのぞむ視野角よりも小さいことを特徴とするものである。
このようにすれば、第1の接眼光学部を用いてシースルー画像を表示する時は、使用者の視野内に比較的小さい画面の映像が表示されるので、視界の確保に有利であり、第2の接眼光学部を用いて非シースルー画像を表示する時は、使用者の視野内に比較的大きい画面が表示されるので、映像の鑑賞に有利である。
請求項6に係る発明は、請求項1−5のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部は、それぞれ接眼レンズを有し、前記第1の接眼光学部の接眼レンズの焦点距離は前記第2の接眼光学部の接眼レンズの焦点距離よりも長いことを特徴とするものである。
このようにすれば、第1の接眼光学部の視野角は第2の接眼光学部の視野角よりも小さくなる。したがって、第1の接眼光学部を用いてシースルー画像を表示する時は、使用者の視野内に比較的小さい画面の映像が表示されるので、視界の確保に有利であり、第2の接眼光学部を用いて非シースルー画像を表示する時は、使用者の視野内に比較的大きい画面が表示されるので、映像の鑑賞に有利である。
請求項7に係る発明は、請求項1−6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部と前記第2の接眼光学部とは、前記映像射出部から入射した映像光を、それぞれの内部で異なる回数反射させた後、前記眼球へ出射させるように構成したことを特徴とするものである。
このようにすれば、接眼光学部内部での反射回数を異ならせたことにより、接眼光学部の光路長、外形の大きさ等の光学特性を異ならせることが可能である。これによって、第1の接眼光学部と第2の接眼光学部との間で、射出窓位置、接眼光学部に含まれる接眼レンズの焦点距離、および/または、表示映像の視野角等を異ならせることができる。とくに、第1の接眼光学部内での反射回数を第2の接眼光学部内での反射回数よりも多くすることによって、シースルー表示用の第1の接眼光学部をより小型にし、非シースルー表示用の第2の接眼光学部をより広視野角にすることができる。
請求項8に係る発明は、請求項1−7のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部の少なくとも一方は、前記映像射出部から入射した映像光を所定の角度回転させるように構成されていることを特徴とするものである。
このようにすれば、第1の接眼光学部と第2の接眼光学部とを交換することにより、使用者の視野内に表示される表示映像を異なる回転角度により回転させて表示することができる。また、一方の接眼光学部による表示映像を横長画像とし、他方の表示映像を、これを90度回転させた縦長画像とすれば、第1の接眼光学部と第2の接眼光学部との交換により、表示すべき映像の表示内容に応じて縦長画像と横長画像とを切替えて表示することができる。
請求項9に係る発明は、請求項1−8のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部の少なくとも一方は、前記虚像の拡大率が縦方向と横方向とで異なる光学系を有することを特徴とする。
このようにすれば、第1の接眼光学部と第2の接眼光学部とを交換することにより、表示画面のアスペクト比を切り替えることが可能となり、映像射出部を出射する映像光のアスペクト比を変えることなく、表示コンテンツに応じて最適なアスペクト比の表示画面に切替えることができる。
請求項10に係る発明は、請求項1−9のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記本体部は、前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部に応じて、前記映像射出部における映像の表示モードを切り替えるモード切替手段を有することを特徴とするものである。
このようにすれば、映像射出部を出射する映像光を、接眼光学部の特性に応じた映像表示に切り替えて、使用者の視野内に適切な表示映像を表示することができる。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記モード切替手段は、少なくとも前記第1の接眼光学部に対応する輝度の変化の幅が大きく設定されたシースルー表示モードと、前記第2の接眼光学部に対応する輝度の変化の幅が小さく設定された非シースルー表示モードとの切替えを行うように構成されたことを特徴とするものである。
このようにすれば、シースルー表示および非シースルー表示の各表示に応じて輝度の制御を異ならせた、最適な映像を提供することができる。
本発明によれば、様々な状況に応じてシースルー表示および非シースルー表示を簡易的な機構で切替えることを可能とした頭部装着型画像表示装置を提供することができる。
本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の眼鏡に装着した状態を示す図である。 頭部装着型画像表示装置を使用者が装着した状態での、シースルー表示用および非シースルー表示用の接眼光学部と眼球との位置および大きさの関係を説明する図である。 図2のそれぞれの接眼光学部を用いた場合の眼球へ向かう外界光の光路を説明する図である。 図1に示した頭部装着型画像表示装置に使用する第1および第2の接眼光学部の構成およびその光学系を説明するための模式図である。 図1に示した本体部の構成と本体部に対する接眼光学部の取付けとを説明するための模式図である。 図1に示した本体部の制御系の機能ブロック図である。 本発明の第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の第1および第2の接眼光学部を使用した場合のそれぞれの光学系を説明する図である。 図7に示したそれぞれの接眼光学部の仕様を示す図である。 図7に示したそれぞれの接眼光学部の光学系を説明する図である。 図7に示した頭部装着型画像表示装置による表示映像のイメージ図である。 本発明の第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置に適用される第2の接眼光学部の構成および作用を説明する図である。 本発明の第4実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置に適用される第2の接眼光学部の構成および作用を説明する図である。 図12の接眼光学部を使用しないでアスペクト比の異なる画像を表示するための表示パネルの表示映像を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置を眼鏡に装着した状態を示す図である。
頭部装着型画像表示装置1は、主として本体部2および接眼光学部3を含む。本体部2は、使用者の頭部に装着される眼鏡10のフレーム10aの右側テンプル部分に眼鏡固定部2aを介して固定支持される。したがって、支持部は眼鏡固定部2aを含んで構成される。
本体部2はフレーム10aに沿い使用者の前方へ延び、その先端は、右側眼鏡レンズの側方で後述する取付部4を介して接眼光学部3の鏡枠3aに取付けられている。接眼光学部3は、眼鏡10の右側眼鏡レンズ10bの前方を、取付部4から使用者の視野内まで略水平に延びている。後述するように、接眼光学部3は、本体部2から出射される映像光を導光し、先端の射出窓から眼球11に向けて射出する。接眼光学部3としては、シースルー表示用の第1の接眼光学部と非シースルー表示用の第2の接眼光学部とが用意される。
次に、接眼光学部の視軸方向への投影断面の幅に応じて、シースルー画像または非シースルー画像が表示されることを説明する。図2は、頭部装着型画像表示装置を使用者が装着した状態での、シースルー表示用および非シースルー表示用の接眼光学部と眼球との位置および大きさの関係を説明する図である。簡単のため、図2では、シースルー用接眼光学部31および非シースルー用接眼光学部32は、眼球に対する先端部の位置を等しいものとしている。図2(a)に示したシースルー表示用接眼光学部31は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅(図において上下方向の幅)が、人間の瞳孔11aの直径よりも小さく、図2(b)に示した非シースルー表示用接眼光学部32は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が、人間の瞳孔11aの直径よりも大きくなっている。
図3は、図2のそれぞれの接眼光学部を用いた場合の眼球へ向かう外界光の光路を説明する図である。シースルー表示用接眼光学部31を使用した場合は、図3(a)に示すように、正面方向からの外界光のうち接眼光学部31の上下を通過した光が瞳孔11aを通り網膜11cに到達することが可能である。このため、使用者の視野内には、接眼光学部31の射出窓から出射した表示映像に、接眼光学部31の前方に位置する背景も重畳されたシースルー画像が表示される。一方、非シースルー表示用接眼光学部32を使用した場合は、図3(b)に示すように、接眼光学部32の幅が、瞳孔11aよりも大きくなっているため、接眼光学部の前方位置からの外界光が眼球11へ侵入できず、接眼光学部31の射出窓から出射した表示映像に背景が重畳されない非シースルー画像として表示される。
人間の平均的な瞳孔径が4mm程度なので、シースルー用の接眼光学部31は先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅を4mm以下とし、非シースルー用の第2の接眼光学部32は先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅を4mmを超える大きさとすることが好ましい。
本実施の形態では、接眼光学部3は少なくともシースルー表示用の第1の接眼光学部および非シースルー表示用の第2の接眼光学部から選択した一の接眼光学部を取り付ける。図4は、図1に示した頭部装着型画像表示装置に使用する第1の接眼光学部および第2の接眼光学部の構成およびその光学系を説明するための模式図であり、図4(a)は第1の接眼光学部3−1、図4(b)は第2の接眼光学部3−2をそれぞれ示している。
図4(a)および(b)にそれぞれ示すように、本体部2は映像射出部である表示パネル2bを備え、この表示パネル2bを出射した映像光は、接眼光学部3−1,3−2の両端に反射面である斜面を有する断面が矩形の棒状の導光部3b,3bに一端の側面から入射して、上記斜面の一つで反射され、この導光部3b,3b内を導光され、さらに他の斜面で反射されて、接眼レンズ3c,3cから使用者の右側眼球11に向けて出射される。この映像光は、使用者の右側眼球の視野内で表示パネル2bに表示された映像を拡大した虚像として観察される。
図4において、第1の接眼光学部3−1は視野の端に映像を表示するための接眼光学部であり、その導光部3bの先端は鉛直方向の幅が4mm以下であり、眼球11から見て正面斜め右側まで延びている。一方、第2の接眼光学部3−2は、視野の正面方向に映像を表示するための接眼光学部であり、その導光部3bの先端は幅が4mm以上であり、眼球11の正面まで延びている。図1に示した接眼光学部3は第2の接眼光学部3−2である。
図5は、図1に示した本体部の構成と本体部に対する接眼光学部の取付けとを説明するための模式図である。本体部2は先端に開口または透明部材により構成される射出窓2cを備えた本体側取付部2dを有する。射出窓2cは表示パネル2bの発光面に面しており表示パネル2bからの映像光を透過させる。
一方、第1および第2の接眼光学部3−1,3−2の入射端に設けられた鏡枠3a,3aは、それぞれ、開口または透明部材により構成される入射窓3d,3dを備えた接眼光学部側取付部3e,3eを有する。この接眼光学部側取付部3e,3eは、本体側取付部2dの有する溝に沿って摺動可能に嵌合することができ、これによって接眼光学部3−1,3−2が本体部2に取り付けられる。すなわち、本体側取付部2dとそれぞれの接眼光学部側取付部3e,3eとは、取付手段である取付部4を構成する。その取付けられた状態では、射出窓2cとそれぞれの入射窓3d,3dとが対向して接し、表示パネル2bの映像光が接眼光学部3−1,3−2内へ入射可能になる。また、接眼光学部3−1,3−2と本体部2とは取り外しも可能であり、使用者は適宜第1の接眼光学部3−1と第2の接眼光学部3−2とを選択して使用することができる。
図6は、図1に示した本体部の制御系の機能ブロック図である。映像制御部2gは、表示すべき映像の映像信号をドライブ回路2fに供給する。ドライブ回路2fは、映像表示部2eを駆動し、これによって表示パネル2bから映像光を出射させる。さらに、モード切替手段2hは、第1の接眼光学部に応じたシースルー表示モードと第2の接眼光学部に応じた非シースルー表示モードとを切り替えるための切替え信号を映像制御部2gに供給する。
例えば、シースルー表示モードでは外界に重畳されて映像が表示されるため、外界の明るさに応じた輝度制御を行い、特に明るい日中では非シースルー表示と比較して高い輝度で表示するようダイナミックに変化させる制御を行う。また、非シースルー表示モードではシースルー表示モードほど輝度の変化は必要なく、必要に応じて映像鑑賞用に画像表示を切替える等の制御を行う。
以上のような構成によって、使用者は、第1の接眼光学部3−1と第2の接眼光学部3−2とから、用途に応じて適した接眼光学部を選択して、取外し、取付けを行うことにより切替えて使用することができる。第1の接眼光学部3−1を使用した場合は、表示パネル2bを出射した映像光は、第1の接眼光学部3−1の導光部3bの内部を通り、接眼レンズ3cから使用者の右眼の正面斜め右方向より入射する。このとき、導光部3bの先端の幅は、4mm以下なので、使用者の右眼視野内の右端に表示映像がシースルー画像として表示される。
一方、第2の接眼光学部3−2を使用した場合は、表示パネル2bを出射した映像光は、第2の接眼光学部3−2の導光部3bの内部を通り、接眼レンズ3cから使用者の右眼眼球11に対して正面から入射する。導光部3bの先端の幅は、4mmより大きいので、使用者の右眼視野内の正面に表示映像が非シースルー画像として表示される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、接眼光学部を交換可能にしたので、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が、瞳孔径よりも小さい第1の接眼光学部を用いた場合は、映像がシースルー表示され、瞳孔径よりも大きい第2の接眼光学部を用いた場合は、映像が非シースルー表示される。
また、液晶シャッター等の部材や電気的な切り替え制御手段なしにシースルー表示と非シースルー表示とを簡単に切り替えることができ、低コストで装置を構成することができる。さらに、眼の前を覆う部材が不要な構成なので、小型の装置として実現でき、モバイル環境での利用や常時装着しての利用が可能である。
また、接眼光学部を交換することにより容易に表示映像の視野位置を選択することができるので、映像を注視し続ける用途では、視野正面に映像を配置し、モバイル環境などの外界視野を優先し適時映像を確認する用途では、視野の端に映像を表示させることができる。また、接眼光学部の取付け、取外しは、本体側取付部に対し接眼光学部側取付部をスライドさせて行うことができるので、使用者が自分で簡単に行うことが可能である。
さらに、本体部2のモード切替手段2hにより映像表示モードの選択が可能なので、装着された接眼光学部が、シースルー表示用と非シースルー表示用とのいずれかに応じて、好適に輝度調整を行う映像表示方法に表示モードに切替えることができる。
(第2実施の形態)
図7は、本発明の第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の第1の接眼光学部および第2の接眼光学部を使用した場合のそれぞれの光学系を説明する図であり、図7(a),(b)は、それぞれ第1の接眼光学部3−1および第2の接眼光学部3−2を眼鏡に装着した状態での表示パネル2bおよび接眼光学部3−1,3−2を含む部分を上から見た図、並びに、それぞれの導光部3b,3bの形状を、眼球11から見た図(図の上部に示されている)である。
第1の接眼光学部3−1は、図7(a)に示すように、導光部3b、接眼レンズ3cおよび入射窓3dを有し、表示パネル2bから入射窓3dに入射した映像光は、導光部3bの内部を反射しつつ伝播して接眼レンズ3cから、眼球に対して正面右側から斜め方向に入射する。
導光部3bは、入射面および出射面を除き、映像光が内側面で反射するように構成され、入射した映像光は、この導光部3b内で5回ジグザグに反射して、眼球11に向けて出射する。また、導光部3bを使用者から視軸方向に見た鉛直方向の幅は、映像光の入射側から出射側にかけて細くなっており、先端部では2.6mmとなっている。
一方、第2の接眼光学部3−2は、図7(b)に示すように、出射面に接眼レンズを設けずに、導光部3bの中間部に正のパワーをもつレンズを配置している。正のパワーを持つレンズは、例えば2枚の凸レンズ3f、3f’を向かい合わせた構成となる。導光部3bは使用者の眼球11の正面まで延びており、表示パネル2bを出射した映像光は、導光部3bを通り眼球11に対して正面から入射する。
表示パネル2から導光部3bに入射した映像光は、導光部3bの入射側の斜面で反射され、導光部3b内を長手方向に進み、レンズ3f、3f’により屈折され、さらに導光部3bを長手方向に進み、出射側の斜面で反射されて、眼球11に向けて出射する。従って、映像光は、導光部3b内で入射側と出射側との斜面で合計2回反射した後出射する。図7(b)に示すように、導光部3bの使用者から視軸方向に見た鉛直方向の幅は、入射側と出射側とで略等しく、約8mmとなっている。
本実施の形態における、第1の接眼光学部および第2の接眼光学部の仕様の一例を、図8(a)、8(b)にそれぞれ示している。
図9は、図7および図8に示したそれぞれの接眼光学部3−1,3−2の光学系を説明する図であり、光学系を水平方向から見た図を、光路上での反射を考慮せず直線状に表示している。モバイル用の第1の接眼光学部3−1は、眼球から表示パネル2bをのぞむ視野角が小さいため、焦点距離の長い接眼レンズ3cを、表示パネル2bから一番遠い位置である導光部3bの射出窓に設けている。さらに、導光部3bの内部で5回反射させることで、実質的に光路長を長くしている。一方、第2の接眼光学部3−2は、眼球から表示パネル2bをのぞむ視野角が大きいので、焦点距離の短い正のパワーを有するレンズ3f、3f’を導光部3bの中間部に配置している。
また、本体部2は図6で示した第1実施の形態における本体部2の制御系と同様の制御系を有する。第1の接眼光学部3−1では映像光が導光部3b内で5回反射し、第2の接眼光学部3−2では映像光が導光部3b内で2回反射することから、第1の接眼光学部3−1を使用した場合と第2の接眼光学部3−2を使用した場合とでは映像が左右反転する。このため、第1の接眼光学部3−1の使用時には、モード切替手段2hが、使用者の操作により、または、装着されている接眼光学部を検出して、シースルー表示用の映像を、映像の左右を反転させて表示パネル2bに表示させる。一方、第2の接眼光学部を使用する際は、モード切替手段2hは、非シースルー表示用の映像を左右を反転させないで表示パネル2bに表示させる。その他の構成は、第1実施の形態と同様なので、同一構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
以上のような構成によって、第1の接眼光学部3−1を用いた場合は、図10(a)にイメージ図で例示するように、視野の中心線を避けた視野内の右側に、小さい画面で映像6aが表示される。また、先端部の幅が人間の通常環境における瞳孔径である4mmよりも細い接眼光学部3−1を使用するため、映像は背景が透けて見えるシースルー映像として表示される。一方、第2の接眼光学部3−2を用いた場合は、図10(b)に示すように、より大きな画面で視野の中心線を含む位置に映像6bが表示される。また、先端部が瞳孔径の4mmよりも太い接眼光学部3−2を使用するため、非シースルー表示により背景に邪魔されない映像を観察することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、様々な状況、用途に応じて、2種類の頭部装着型画像表示装置を持ち歩くことなく、1台の頭部装着型画像表示装置1の接眼光学部3−1,3−2の交換だけで、視界確保を優先したモバイル用と映像観賞用とのそれぞれの用途に使用することが可能である。
さらに、第1の接眼光学部3−1は、導光部3b内で5回ジグザグに反射する光路を採用したことにより、射出瞳径を大きくとりながら接眼光学部の薄型化が可能であり、内部でジグザグに反射することにより光路を長くし、焦点距離の長いレンズを用いることで眼球から表示パネルをのぞむ視野角を小さくすることができるという効果もある。さらに、光路長を確保しながら、使用者の視野内の右側に表示映像を表示させるため接眼光学部3−1の全長を短くすることもできる。一方、第2の接眼光学部3−2は、反射回数を2回として導光部3b内に長手方向に沿って光路を通し、入射側と出射側との間の光路を最短とすることで、接眼光学部3−2の全長を相対的に長くすることを可能にしている。すなわち、通常であれば視野角の小さなレンズを使用した場合は光路長が長く、視野角の大きなレンズを使用した場合は光路長が短くなるところを、本実施の形態では、視野角が小さいレンズを用いながら接眼光学部の長さをより短くし、視野角の大きいレンズを用いながら接眼光学部の長さをより長くした光学系を実現している。
なお、第1の接眼光学部3−1の導光部3b内で映像光が反射する回数は5回としたが、これに限られず、第2の接眼光学部3−2の導光部3b内での反射回数よりも多い回数、すなわち3回以上とすれば光学系を適切に構成することにより同様の効果が得られる。また、接眼光学部3−1,3−2を切替える際は、表示パネル2bの大きさ、位置を固定のまま、接眼光学部3−1,3−2のみを交換し映像を観察できることが好ましい。その場合、使用者は接眼光学部3の交換のみで余計な調整作業を必要としない。また、パネルの使用表示領域もそのままであれば、解像度が低下しないので好ましい。
(第3実施の形態)
図11は、本発明の第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置に適用される第2の接眼光学部の構成および作用を説明する図である。本実施の形態では、第1実施の形態における第2の接眼光学部を、図11に示した本実施の形態の第2の接眼光学部3−2に置き換えるものとする。
図11に示す第2の接眼光学部3−2は、導光部3bと接眼レンズ3cを有し、導光部の先端部の幅は、4mm以上である。導光部3bは、水平方向に配置され両端に斜面(反射面3j,3k)が形成された断面が矩形の棒状の導光部の入射側の上部に、本体2に取り付けた際に表示パネル2bと対向する入射面3hと、この入射面3hから入射した映像光を下方向に90度反射させる反射面3iを有する三角プリズム状の部分(プリズム状部分3g)が付加された形状となっている。
この導光部3bの入射側端部は、図示しない鏡枠に嵌め込まれており、この鏡枠に設けられた図示しない接眼光学部側取付部と、図5と同様の本体側取付部とを摺動嵌合させることによって本体に対して取付けることができる。その他の構成は第1実施の形態と同様なので同一構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
この第2の接眼光学部3−2によれば、表示パネル2bから水平に入射した映像光は、反射面3iで下向きに反射された後、反射面3jで反射され導光部3b内を長手方向に進み、反射面3kで再び反射され、接眼レンズ3cから使用者の眼球11に向けて出射される。ここで、使用者が正面を向いた状態で、眼球の視軸方向をx軸、導光部3bの長手方向をy軸、鉛直方向をz軸とすると、反射面3iはy軸に平行かつx軸およびz軸に対して45度の角度を成し、反射面3jはx軸に平行かつy軸及びz軸に対して約45度の角度を成し、反射面3kはz軸に平行かつx軸およびy軸に対して約45度の角度を成す。これら3つの反射面3i,3j,3kにより順次反射されることにより、映像光は約90度回転する。
そこで、モード切替手段2hにより、横長の表示パネル2bに、非シースルー表示用の映像として、縦長画像を上述の回転方向とは反対方向に90度回転させて表示させれば、携帯電話やスマートフォン等の情報端末に用いられるものと同様な縦長画像の表示が可能になる。
したがって、テレビや映画等の横長の映像を見る場合には、第1の接眼光学部3−1を使用して横長画像として観察し、携帯電話やスマートフォン等の情報端末用のコンテンツを表示させる場合には、接眼光学部3−1を第2の接眼光学部3−2に交換するとともに、モード切替手段2hにより表示を上述のように切替えて、横長の表示パネル2bの全表示領域を有効に利用しながら、縦長画像として観察することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、横長画像を表示する第1の接眼光学部3−1と、横長画像を縦長画像に変換する第2の接眼光学部3−2とを切替えて使用することにより、頭部装着型画像表示装置そのものを交換することなく、接眼光学部の交換のみで縦長画像と横長画像との表示を切替えて使用することができ、コンテンツごとの画面の向きにあった表示を行うことができる。
なお、映像光を回転させるのは上述のような反射面の構成に限られず、結果的に映像光が回転する他の光学系の構成を用いても良い。また、表示映像の回転は、横長映像から縦長映像に限られず、その逆であっても良く、また回転角は90度以外となるようにしても良い。
(第4実施の形態)
図12は、本発明の第4実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置に適用される接眼光学部の構成および作用を説明する図である。本実施の形態では、第1実施の形態における第2の接眼光学部を、図12に示した本実施の形態の第2の接眼光学部3−2に置き換えるものとする。
図12に示す第2の接眼光学部3−2の導光部3bは、出射側の先端部3mと主要部3lとが別体として分離され、主要部3lの出射側先端には横方向のパワーを持つレンズ(例えばシリンドリカルレンズ)3nが形成されている。また、先端部3mは入射面と出射面とが90度を成す三角プリズム状の形状を有し、出射面の出射側にはレンズ3nと異なる焦点距離を有する縦方向のパワーを持つレンズ3pが配置されている。これら主要部3lと先端部3mとは、図示しない同一の保持部材(ケースなど)で相互に位置固定され保持され、その先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅は4mm以上である。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の第2の接眼光学部3−2を用いることにより、表示パネル2bから入射した映像光は、導光部3bの主要部3lの入射端に形成された斜面に反射して、導光部3bの長手方向に伝播する。映像光は、レンズ3nで横方向にのみ屈折し、先端部3mに入射し先端部3mの斜面に形成された反射面で反射して、レンズ3pにより縦方向にのみ屈折され、使用者の眼球11に向けて出射する。その際、横方向に正のパワーを持つレンズ3nと縦方向に正のパワーを持つレンズ3pとを焦点距離を異なるようにし、位置をずらして配置したことにより、表示パネル2bに表示される映像に対する虚像として表示される表示映像の拡大率を、縦よりも横を大きくすることが可能となる。
そこで、表示パネル2bのアスペクト比が例えば4:3の場合に、モード切替手段2hにより、アスペクト比16:9の非シースルー表示用映像を表示パネル2bに横方向に圧縮して4:3のアスペクト比の画像として表示させ、これをレンズ3nおよび3pの焦点距離を適切に選択した本実施形態の第2の接眼光学部3−2を利用して、使用者の視野内にアスペクト比16:9の映像として表示させることができる。
仮に、このようなアスペクト比の変換を行わない場合は、アスペクト比16:9の映像を表示するには、表示パネル2bには図13(a)に示すような黒帯を上下に表示した映像か、図13(b)のように映像の左右をカットした映像を表示することになる。しかし、図13(a)の場合は表示パネル2bの全画素を有効に利用できないため解像度が低下し、図13(b)の場合は映像が一部欠落するという問題がある。
なお、アスペクト比の変換は、4:3から16:9への変換に限られず、16:9から4:3へしたり、その他の任意の比率へ変換したりする構成も可能である。さらに、レンズ3n、レンズ3pおよびそれらの配置を調整することによって、種々の縦横倍率による変換が可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、アスペクト比を変換する第2の接眼光学部を設けたので、アスペクト比の異なる表示パネルを持つ2種類の頭部装着型画像表示装置を準備することなく、1台の装置で接眼光学部のみを交換することにより、使用者が容易に切替えて適切なアスペクト比の映像を鑑賞することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。たとえば、頭部装着型画像表示装置は、眼鏡装着型に限られず、ヘルメットに装着するものや、レンズ無しの眼鏡フレームに装着されたものであっても良い。また、眼鏡装着型の場合は、眼鏡に固定された一体型であっても良く、眼鏡に着脱式のものであっても良い。眼鏡一体型の場合、取付手段はメガネフレームを含んで構成される。また、映像を表示する眼は、右眼に限られず、左眼用や両眼に同一または異なる画像を表示するものであっても良い。本体部を固定するのは、眼鏡のテンプルに限られず、ヒンジ等他の部分でも良い。また、取付部の機構としては、それぞれ溝を有する本体と接眼光学部とを摺動嵌合させる方法に限られず、取付用の金具を設けたり、嵌め込み式にしたりするなど種々の方法が使用可能である。
1 頭部装着型画像表示装置(眼鏡型)
2 本体部
2a 眼鏡固定部
2b 表示パネル
2c 射出窓
2d 本体側取付部
2e 映像表示部
2f ドライブ回路
2g 映像制御部
2h モード切替手段
3 接眼光学部
3−1 第1の接眼光学部
3−2 第2の接眼光学部
3a 鏡枠
3b,3b 導光部
3c,3c 接眼レンズ
3d,3d 入射窓
3e,3e 接眼光学部側取付部
3f、3f’ レンズ
3g プリズム状部分
3h 入射面
3i,3j,3k 反射面
3l 主要部
3m 先端部
3n レンズ
4 取付部
6 表示映像
6a 表示映像(モバイル用映像)
6b 表示映像(映像観賞用)
7 遮られた背景
10 眼鏡
10a 眼鏡フレーム(テンプル)
10b 眼鏡レンズ
11 眼球
11a 瞳孔
31 シースルー表示用接眼光学部
32 非シースルー表示用接眼光学部

Claims (11)

  1. 使用者の頭部に固定するための支持部と、
    該支持部に固定され、表示すべき映像の映像光を出射する映像射出部を有する本体部と、
    前記映像射出部から出射した映像光を入射し、前記支持部を使用者の頭部に固定した状態で、入射した該映像光を使用者の対応する眼球へ導光し、使用者の視野内に前記映像射出部の前記映像の拡大像を虚像として表示する接眼光学部と、
    前記本体部に前記接眼光学部を交換可能に取付ける取付手段と
    を備え、
    前記接眼光学部は、光学特性を異ならせた少なくとも第1の接眼光学部および第2の接眼光学部より選択された一の接眼光学部であり、前記第1の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が瞳孔径よりも狭く、前記第2の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が瞳孔径よりも広いことを特徴とする頭部装着型画像表示装置。
  2. 人間の平均的な瞳孔径を4mmとし、前記第1の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が4mmよりも狭く、前記第2の接眼光学部は、先端部の使用者の視軸方向への投影断面の幅が4mmを超えることを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
  3. 前記第1の接眼光学部は、使用者の前記眼球の視野の垂直中心線と重ならない位置に虚像が表示され、前記第2の接眼光学部は、前記垂直中心線と重なる位置に虚像が表示されるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の頭部装着型画像表示装置。
  4. 前記第1の接眼光学部の長手方向の長さは、前記第2の接眼光学部の長手方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  5. 前記第1の接眼光学部から前記映像射出部をのぞむ視野角は、前記第2の接眼光学部から前記映像射出部をのぞむ視野角よりも小さいことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  6. 前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部は、それぞれ接眼レンズを有し、前記第1の接眼光学部の接眼レンズの焦点距離は前記第2の接眼光学部の接眼レンズの焦点距離よりも長いことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  7. 前記第1の接眼光学部と前記第2の接眼光学部とは、それぞれ前記映像射出部から入射した映像光を、内部で異なる回数反射させた後、前記眼球へ出射させるように構成したことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  8. 前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部の少なくとも一方は、前記映像射出部から入射した映像光を所定の角度回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  9. 前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部の少なくとも一方は、前記虚像の拡大率が縦方向と横方向とで異なることを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  10. 前記本体部は、前記第1の接眼光学部および前記第2の接眼光学部に応じて、前記映像射出部における映像の表示モードを切り替えるモード切替手段を有することを特徴とする請求項1−9のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  11. 前記モード切替手段は、少なくとも前記第1の接眼光学部に対応する輝度の変化の幅が大きく設定されたシースルー表示モードと、前記第2の接眼光学部に対応する輝度の変化の幅が小さく設定された非シースルー表示モードとの切替えを行うように構成されたことを特徴とする請求項10に記載の頭部装着型画像表示装置。
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