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JP5355843B2 - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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JP5355843B2
JP5355843B2 JP2005005015A JP2005005015A JP5355843B2 JP 5355843 B2 JP5355843 B2 JP 5355843B2 JP 2005005015 A JP2005005015 A JP 2005005015A JP 2005005015 A JP2005005015 A JP 2005005015A JP 5355843 B2 JP5355843 B2 JP 5355843B2
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Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルを搭載したプラズマディスプレイ装置に関する。
プラズマディスプレイ装置では、映像信号における1フィールド(又は1フレーム)を、夫々がアドレス期間及びサスティン期間を含む複数のサブフィールドで構成することにより階調表示を行うようにしている。アドレス期間では、プラズマディスプレイパネルの各画素に対応した放電セルの各々を入力映像信号に基づいて選択的に放電させることにより、壁電荷が存在する点灯モード状態、及び壁電荷が存在しない消灯モード状態のいずれか一方の状態に設定する。又、サスティン期間では、点灯モード状態に設定されている放電セルのみを、そのサブフィールドの重み付けに対応した回数だけ繰り返しサスティン放電させ、この放電に伴う発光状態を維持させる。尚、各サブフィールドのアドレス期間の直前には、全放電セルの状態を初期化する為のリセット期間が設けられている。リセット期間では、先ず、全ての放電セル内に壁電荷を形成させるための書込リセット放電を生起させ、引き続き、全放電セル内に形成されている壁電荷を消去させる為の消去リセット放電を生起させることにより、全放電セルを消灯モード状態に初期化する。ところが、これら一連のリセット放電に伴う発光は表示画像に関与するものでは無く、更に全放電セルにおいて一斉に生起されるものである為、表示画像のコントラスト、特に暗い場面を表す画像を表示中の暗コントラストが低下してしまう。そこで、1フィールド(又は1フレーム)表示期間内においてリセット放電の回数を1回だけにして、コントラスト低下を抑えるようにした駆動方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、リセット放電の回数を1回だけにすると、その後のアドレス期間及びサスティン期間において上記各種放電に放電遅れが生じてしまうので、各種放電を生起させるべくプラズマディスプレイパネルに印加する各種駆動パルスのパルス幅を広げる必要がある。従って、このパルス幅を広げた分だけアドレス期間及びサスティン期間が夫々長くなるので、サブフィールド数を増やして表示階調数の増加を図ることが困難であるという問題があった。
特開平11−65517号公報
本発明は、かかる問題を解決すべく為されたものであり、表示階調数を増加させることが可能なプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明によるプラズマディスプレイ装置は、複数の行電極対と、前記行電極対に交差して配列され各交差部にて表示セルを形成する複数の列電極とを備えるプラズマディスプレイパネルに対して、入力映像信号における単位表示期間をアドレス期間とサスティン期間とからなる複数のサブフィールドで構成して画像表示を行うプラズマディスプレイ装置であって、電子線の照射によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム結晶体が、前記放電セル各々内において前記行電極対を被覆する誘電体層上の前記放電空間に接する面上に露出して形成されている酸化マグネシウム層と、前記行電極対を構成する行電極間にリセットパルスを印加することにより全ての前記表示セル内にリセット放電を生起せしめるリセット手段と、前記アドレス期間において、前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に基づく画素データに応じた画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記表示セル各々に選択的にアドレス放電を生起せしめて各表示セルを点灯モード及び消灯モードの内のいずれか一方に設定するアドレス手段と、前記サスティン期間において、前記行電極対を構成する行電極間にサスティンパルスを印加することにより前記点灯モードに設定されている前記表示セルをサスティン放電させるサスティン手段と、を備え、前記リセット手段は、連続する複数の前記単位表示期間各々の内の少なくとも1の単位表示期間の先頭の前記サブフィールドのみで前記アドレス期間に先立ち前記リセット放電を生起せしめ、前記アドレス手段は、前記単位表示期間内の先頭のサブフィールドを含む第1のサブフィールド群内の各サブフィールドの前記アドレス期間において選択的に書込アドレス放電を生起せしめて前記表示セルを前記点灯モードに設定し、前記第1サブフィールド群に後続するサブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいてのみ選択的に消去アドレス放電を生起せしめることにより前記点灯モードに設定されていた前記表示セルを前記消灯モードの状態に遷移せしめる。
電子線の照射によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム結晶体を含む酸化マグネシウム層が形成されている表示セルを備えたプラズマディスプレイパネルを駆動するにあたり、単位表示期間内の先頭のサブフィールドを含む第1のサブフィールド群内の各サブフィールドにおいて選択的に書込アドレス放電を生起せしめて表示セルを点灯モードに設定し、この第1サブフィールド群に後続するサブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいてのみ選択的に消去アドレス放電を生起せしめることにより点灯モードに設定されていた表示セルを消灯モードの状態に遷移させる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明によるプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
図1に示す如く、かかるプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルとしてのPDP50、行電極X駆動回路51、行電極Y駆動回路53、列電極駆動回路55、及び駆動制御回路56から構成される。
PDP50には、2次元表示画面の縦方向(垂直方向)に夫々伸張して配列された列電極D〜D、横方向(水平方向)に夫々伸張して配列された行電極X〜X及び行電極Y〜Yが形成されている。この際、互いに隣接するもの同士で対を為す行電極対(X,Y)、(X,Y)、(X,Y)、・・・、(X,Y)の各々が、PDP50における第1表示ライン〜第n表示ラインを担う。各表示ラインと列電極D〜D各々との各交叉部(図1中の一点鎖線にて囲まれた領域)には、画素を担う表示セルPCが形成されている。すなわち、PDP50には、第1表示ラインに属する表示セルPC1,1〜PC1,m、第2表示ラインに属する表示セルPC2、1〜PC2、m、・・・・、第n表示ラインに属する表示セルPCn、1〜PCn、mの各々がマトリクス状に配列されているのである。
図2は、表示面側から眺めたPDP50の内部構造を模式的に示す正面図である。
図2においては、PDP50の列電極D〜D各々と、第1表示ライン(Y,X)及び第2表示ライン(Y,X)との各交叉部を抜粋して示すものである。 図3は、図2のV3−V3線におけるPDP50の断面を示す図であり、図4は、図2のW2−W2線におけるPDP50の断面を示す図である。
図2に示すように、各行電極Xは、2次元表示画面の水平方向に伸張するバス電極Xbと、かかるバス電極Xb上の各表示セルPCに対応した位置に各々接触して設けられたT字形状の透明電極Xaと、から構成される。各行電極Yは、2次元表示画面の水平方向に伸張するバス電極Ybと、かかるバス電極Yb上の各表示セルPCに対応した位置に各々接触して設けられたT字形状の透明電極Yaと、から構成される。透明電極Xa及びYaは例えばITO等の透明導電膜からなり、バス電極Xb及びYbは例えば金属膜からなる。透明電極Xa及バス電極Xbからなる行電極X、並びに透明電極Ya及バス電極Ybからなる行電極Yは、図3に示す如く、その前面側がPDP50の表示面となる前面透明基板10の背面側に形成されている。この際、各行電極対(X、Y)における透明電極Xa及びYaは、互いに対となる相手の行電極側に伸張しており、その幅広部の頂辺同士が所定幅の放電ギャップg1を介して互いに対向している。又、前面透明基板10の背面側には、1対の行電極対(X、Y)とこの行電極対に隣接する行電極対(X、Y)との間に、2次元表示画面の水平方向に伸張する黒色または暗色の光吸収層(遮光層)11が形成されている。さらに、前面透明基板10の背面側には、行電極対(X,Y)を被覆するように誘電体層12が形成されている。この誘電体層12の背面側(行電極対が接触する面とは反対側の面)には、図3に示す如く、光吸収層11とこの光吸収層11に隣接するバス電極Xb及びYbとが形成されている領域に対応した部分に、嵩上げ誘電体層12Aが形成されている。この誘電体層12及び嵩上げ誘電体層12Aの表面上には、後述するような電子線の照射によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム結晶体を含む酸化マグネシウム層13が形成されている。
一方、前面透明基板10と平行に配置された背面基板14上には、列電極Dの各々が、各行電極対(X,Y)における透明電極Xa及びYaに対向する位置において行電極対(X,Y)と直交する方向に伸張して形成されている。背面基板14上には、更に列電極Dを被覆する白色の列電極保護層15が形成されている。この列電極保護層15上には隔壁16が形成されている。隔壁16は、各行電極対(X,Y)のバス電極Xb及びYbに対応した位置において各々2次元表示画面の横方向に伸張している横壁16Aと、互いに隣接する列電極D間の各中間位置において2次元表示画面の縦方向に伸張している縦壁16Bとによって梯子形状に形成されている。尚、PDP50の各表示ライン毎に、図2に示す如き梯子形状の隔壁16が各々形成されており、互いに隣接する隔壁16の間には、図2に示す如き隙間SLが存在する。又、梯子状の隔壁16によって、各々独立した放電空間S、透明電極Xa及びYaを含む表示セルPCが区画されている。放電空間S内には、キセノンガスを含む放電ガスが封入されている。各表示セルPC内における横壁16Aの側面、縦壁16Bの側面、及び列電極保護層15の表面には、図3に示す如くこれらの面を全て覆うように蛍光体層17が形成されている。この蛍光体層17は、実際には、赤色発光を為す蛍光体、緑色発光を為す蛍光体、及び青色発光を為す蛍光体の3種類からなる。各表示セルPCの放電空間Sと隙間SLとの間は、図3に示す如く酸化マグネシウム層13が横壁16Aに当接されることによって互いに閉じられている。一方、図4に示す如く、縦壁16Bは酸化マグネシウム層13に当接されていないので、その間に隙間r1が存在する。すなわち、2次元表示画面の横方向において互いに隣接する表示セルPC各々の放電空間Sは、この隙間r1を介して互いに連通しているのである。
ここで、上記酸化マグネシウム層13を形成する酸化マグネシウム結晶体は、マグネシウムを加熱して発生するマグネシウム蒸気を気相酸化して得られる単結晶体、例えば電子線の照射により励起されて波長域200〜300nm内(特に、230〜250nm内の235nm付近)にピークを有するCL発光を行う気相法酸化マグネシウム結晶体を含んでいる。この気相法酸化マグネシウム結晶体には、図5AのSEM写真像に示す如き立方体の結晶体が互いに嵌り込んだ多重結晶構造、あるいは図5BのSEM写真像に示す如き立方体の単結晶構造を有する、2000オングストローム以上の粒径のマグネシウム単結晶体が含まれている。このようなマグネシウム単結晶体は、他の方法によって生成された酸化マグネシウムと比較すると高純度であると共に微粒子であり、粒子の凝集が少ない等の特徴を備えており、後述するように放電遅れ等の放電特性の改善に寄与する。尚、本実施例においては、BET法によって測定した平均粒径が500オングストローム以上、好ましくは2000オングストローム以上の気相酸化マグネシウム単結晶体を用いている。そして、このような酸化マグネシウム単結晶体を、スプレー法や静電塗布法等により、図6に示す如く誘電体層12の表面に付着させることにより酸化マグネシウム層13を形成させるのである。尚、誘電体層12及び嵩上げ誘電体層12Aの表面に蒸着又はスパッタ法により薄膜酸化マグネシウム層を形成し、その上に気相法酸化マグネシウム単結晶体を付着させて酸化マグネシウム層13を形成するようにしても良い。
行電極X駆動回路51は、リセットパルス発生回路及びサスティンパルス発生回路からなる。行電極X駆動回路51のリセットパルス発生回路は、PDP50の表示セルPC各々を初期化すべきリセットパルス(後述する)を発生し、これをPDP50の行電極X〜X各々に印加する。行電極X駆動回路51のサスティンパルス発生回路は、点灯モード(後述する)に設定されている各表示セルPCを発光させるべきサスティンパルス(後述する)を発生し、これを行電極X〜X各々に印加する。
行電極Y駆動回路53は、リセットパルス発生回路、スキャンパルス発生回路及びサスティンパルス発生回路からなる。行電極Y駆動回路53のリセットパルス発生回路は、PDP50の表示セルPC各々を初期化すべきリセットパルス(後述する)を発生し、これをPDP50の行電極Y〜Y各々に印加する。行電極Y駆動回路53のスキャンパルス発生回路は、各表示セルPCを1表示ライン分ずつ、入力映像信号に応じた状態(点灯モード又は消灯モード)への設定対象とすべき走査パルス(後述する)を発生し、これを行電極Y〜Y各々に順次印加する。行電極Y駆動回路53のサスティンパルス発生回路は、点灯モード(後述する)に設定されている各表示セルPCを発光させるべきサスティンパルス(後述する)を発生し、これを行電極Y〜Y各々に印加する。
列電極駆動回路55は、駆動制御回路56から供給された画素駆動データビット(後述する)に応じた電圧を有する画素データパルスを発生し、これを1表示ライン分(m個)ずつPDP50の列電極D〜Dに印加する。
駆動制御回路56は、先ず、入力映像信号を各画素毎に輝度レベルを表す例えば8ビットの画素データに変換し、この画素データに対して誤差拡散処理及びディザ処理を施す。例えば、当該誤差拡散処理では、先ず、画素データの上位6ビット分を表示データ、残りの下位2ビット分を誤差データとする。そして、周辺画素各々に対応した当該画素データの各誤差データを重み付け加算したものを、上記表示データに反映させる。かかる動作により、原画素における下位2ビット分の輝度が上記周辺画素によって擬似的に表現され、それ故に8ビットよりも少ない6ビット分の表示データにて、上記8ビット分の画素データと同等の輝度階調表現が可能になる。そして、この誤差拡散処理によって得られた6ビットの誤差拡散処理画素データに対してディザ処理を施す。ディザ処理では、互いに隣接する複数の画素を1画素単位とし、この1画素単位内の各画素に対応した上記誤差拡散処理画素データに夫々、互いに異なる係数値からなるディザ係数を夫々割り当てて加算してディザ加算画素データを得る。かかるディザ係数の加算によれば、上記1画素単位で眺めた場合には、上記ディザ加算画素データの上位4ビット分だけでも8ビットに相当する輝度を表現することが可能となる。そこで、駆動制御回路56は、当該ディザ加算画素データの上位4ビット分を多階調化画素データPDとし、これを図9に示す如きデータ変換テーブルに従って第1〜第12ビットからなる12ビットの画素駆動データGDに変換する。従って、8ビットで256階調を表現し得る画素データは、図9に示すように、全部で13パターンからなる12ビットの画素駆動データGDに変換される。次に、駆動制御回路56は、1画面分の画素駆動データGD1、1〜GDn、m毎に、これら画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々を同一ビット桁同士にて分離することにより、
DB1:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第1ビット目
DB2:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第2ビット目
DB3:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第3ビット目
DB4:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第4ビット目
DB5:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第5ビット目
DB6:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第6ビット目
DB7:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第7ビット目
DB8:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第8ビット目
DB9:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第9ビット目
DB10:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第10ビット目
DB11:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第11ビット目
DB12:画素駆動データGD1、1〜GDn、m各々の第12ビット目
の如き画素駆動データビット群DB1〜DB12を得る。
尚、画素駆動データビット群DB1〜DB12各々は、後述するサブフィールドSF1〜SF12各々に対応したものである。駆動制御回路56は、各サブフィールド毎に、そのサブフィールドに対応した画素駆動データビット群DBを1表示ライン分(m個)ずつ列電極駆動回路55に供給する。
更に、駆動制御回路56は、PDP50を図7に示す如きサブフィールド法(サブフレーム法)を採用した発光駆動シーケンスに従って駆動させるべき各種制御信号を行電極X駆動回路51、行電極Y駆動回路53、及び列電極駆動回路55の各々に供給する。尚、図7に示す発光駆動シーケンスでは、単位表示期間(1フィールド又は1フレーム表示期間)内の12個のサブフィールドSF1〜SF12各々の内の先頭のサブフィールドSF1では、リセット行程R、アドレス行程Wa及びサスティン行程Iを順次実行する。又、サブフィールドSF2〜SF12各々では、アドレス行程Wb及びサスティン行程Iを順次実行する。
図8は、サブフィールドSF1〜SF12の内からSF1及びSF2を抜粋して、PDP50の列電極D、行電極X及びYに印加される各種駆動パルスの印加タイミングを示す図である。
先ず、サブフィールドSF1のリセット行程Rでは、行電極Y駆動回路53が、図8に示す如く、行電極Y上の電圧が時間経過に伴い緩やかに上昇して正極性のピーク電圧値Vryに到る前縁部と、その後、緩やかに電圧値が下降して負極性の電圧値Vselに到る後縁部とを有するリセットパルスRPを行電極Y1〜Ynに一斉に印加する。尚、上記電圧値Vselは、後述する負極性の走査パルス(後述する)が印加された際の行電極Y上の電圧値と、電圧印加が一切為されていない場合における行電極Y上の電圧値との間の電圧である。又、上記ピーク電圧値Vryは、後述するサスティンパルスが印加された際の行電極Y上の電圧Vsusよりも大なる電圧値である。行電極X駆動回路51は、このリセットパルスRPが正極性の電圧を有する区間に亘り、図8に示す如き負極性の電圧を有するリセットパルスRPを行電極X1〜Xnに印加する。上記リセットパルスRPと共にリセットパルスRPが印加されている間、全表示セルPC1,1〜PCn,m各々内の行電極X及びY間において微弱な書込リセット放電が生起される。かかる書込リセット放電の終息後、各表示セルPCの放電空間S内における酸化マグネシウム層13の表面には所定量の壁電荷が形成される。つまり、酸化マグネシウム層13の表面上における行電極Xの近傍には正極性の電荷が形成され、行電極Yの近傍には負極性の電荷が形成される、いわゆる壁電荷の形成された状態となる。その後、リセットパルスRPの電圧がピーク電圧値から緩やかに低下して行くと、その間、全ての表示セルPC1,1〜PCn,m各々内の行電極X及びY間において微弱な消去リセット放電が生起される。かかる消去リセット放電により、全表示セルPC1,1〜PCn,m各々内に形成されていた壁電荷が消滅する。すなわち、リセット行程Rにより、全ての表示セルPC1,1〜PCn,mの各々は、壁電荷の量が所定量に充たない、いわゆる消灯モードの状態に初期化されるのである。
サブフィールドSF1のアドレス行程Waでは、列電極駆動回路55が、画素駆動データビットに応じた電圧を有する画素データパルスを生成する。例えば、列電極駆動回路55は、表示セルPCを点灯モードに設定させるべき論理レベル1の画素駆動データビットが供給された場合には正極性の高電圧を有する画素データパルスを生成する一方、消灯モードに設定させるべき論理レベル0の画素駆動データビットが供給された場合には低電圧の画素データパルスを生成する。そして、列電極駆動回路55は、かかる画素データパルスを1表示ライン分(m個)ずつ、画素データパルス群DP、DP、・・・、DPとして順次、列電極D1〜Dmに印加して行く。この間、行電極Y駆動回路53は、上記画素データパルス群DP〜DPn各々のタイミングに同期させて図8に示す如き負極性の走査パルスSPを行電極Y1〜Ynに順次印加して行く。この際、走査パルスSPが印加され且つ高電圧の画素データパルスが印加された表示セルPCのみに選択的に書込アドレス放電が生起され、その表示セルPCの放電空間S内における酸化マグネシウム層13及び蛍光体層17各々の表面に所定量の壁電荷が形成される。一方、走査パルスSPが印加されたものの低電圧の画素データパルスが印加された表示セルPC内では上記の如き書込アドレス放電は生起されないので、その直前までの壁電荷の形成状態が維持される。すなわち、アドレス行程Waにより、各表示セルPCは、所定量の壁電荷が存在する点灯モード状態、あるいは壁電荷の量が所定量に充たない消灯モード状態のいずれか一方に設定されるのである。
又、サブフィールドSF2〜SF12各々のアドレス行程Wbでは、列電極駆動回路55は、表示セルPCを消灯モードに設定させるべき論理レベル1の画素駆動データビットが供給された場合には正極性の高電圧を有する画素データパルスを生成する一方、論理レベル0の画素駆動データビットが供給された場合には低電圧の画素データパルスを生成する。そして、列電極駆動回路55は、かかる画素データパルスを1表示ライン分(m個)ずつ、画素データパルス群DP、DP、・・・、DPとして順次、列電極D1〜Dmに印加して行く。この間、行電極Y駆動回路53は、上記画素データパルス群DP〜DPn各々のタイミングに同期させて図8に示す如き負極性の走査パルスSPを行電極Y1〜Ynに順次印加して行く。この際、走査パルスSPと高電圧の画素データパルスDPとが同時に印加された表示セルPC内において消去アドレス放電が生起される。かかる消去アドレス放電後、表示セルPC内に形成されていた壁電荷が消去され、この表示セルPCは消灯モードに設定される。一方、低電圧の画素データパルスが印加された表示セルPC内には上述した如き消去アドレス放電は生起されないので、その直前までの壁電荷の形成状態が維持される。よって、点灯モードに設定されていた表示セルPCは点灯モード、消灯モードに設定されていた表示セルPCは消灯モードの状態を維持する
サブフィールドSF1〜SF12各々のサスティン行程Iでは、行電極X駆動回路51及び行電極Y駆動回路53の各々が、図8に示す如き正極性の電圧Vsusを有するサスティンパルスIP及びIPを交互に行電極X1〜Xn及びY1〜Ynに印加する。尚、各サブフィールド内においてサスティンパルスIP及びIPを印加する回数は、そのサブフィールドの輝度重み付けに依存する。これらサスティンパルスIP及びIPが印加される度に、上記点灯モードに設定されている表示セルPCのみがサスティン放電し、この放電に伴い蛍光体層17が発光してパネル面に画像が形成される。
上述した如き図7及び図8に示す駆動を、図9に示す如き13通りの画素駆動データGDに基づいて実行する。かかる駆動によると、輝度レベル0を表現する場合(第1階調)を除き、最初のサブフィールドSF1のアドレス行程Waにおいて各表示セルPC内で書込アドレス放電が生起され(二重丸にて示す)、この表示セルPCは点灯モードに設定される。その後、サブフィールドSF2〜SF12各々の内の1のサブフィールドのアドレス行程Wbのみで消去アドレス放電が生起され(黒丸にて示す)、この表示セルPCは消灯モードに設定される。つまり、各表示セルPCは、表現すべき中間輝度に対応した分だけ連続したサブフィールド各々で点灯モードに設定され、これらサブフィールドの各々に割り当てられている回数分だけサスティン放電に伴う発光を繰り返し生起する(白丸にて示す)のである。この際、1フィールド内において生起されたサスティン放電に伴う発光の総数に対応した輝度が視覚される。よって、図9に示す如き第1〜第13階調駆動による13種類の発光パターンによれば、白丸にて示すサブフィールド各々で生起されたサスティン放電の合計回数に対応した13階調分の中間輝度が表現されるのである。
ここで、前述した如く、各表示セルPC内に形成されている酸化マグネシウム層13に含まれている気相酸化マグネシウム単結晶体は、電子線の照射により励起されて図10に示す如き波長域200〜300nm内(特に、230〜250nm内の235nm付近)にピークを有するCL発光を行う。この際、図11に示す如く、気相法酸化マグネシウム結晶体の粒径が大なるほどCL発光のピーク強度が大となる。すなわち、気相酸化マグネシウム結晶体を生成する際に、通常よりも高い温度でマグネシウムを加熱すると、平均粒径500オングストロームの気相酸化マグネシウム単結晶体と共に、図5A或いは図5Bの如き粒径2000オングストローム以上の比較的大なる単結晶体が形成される。この際、マグネシウムを加熱する際の温度が通常よりも高温であるので、マグネシウムと酸素が反応する火炎の長さも長くなる。従って、かかる火炎と周囲との温度差が大になり、それ故に、粒径が大なる気相酸化マグネシウム単結晶体のグループほど、200〜300nm(特に235nm付近)に対応したエネルギー準位の高い単結晶体が多く含まれることになると推測される。
図12は、表示セルPC内に酸化マグネシウム層を設けなかった場合の放電確率、従来の蒸着法によって酸化マグネシウム層を構築した場合の放電確率、電子線の照射により200〜300nm(特に230〜250nm内の235nm付近)にピークを有するCL発光を生起する気相酸化マグネシウム単結晶体を含む酸化マグネシウム層を設けた場合各々での放電確率を示す図である。尚、図12中において横軸は、放電の休止時間、つまり放電が生起されてから次の放電が生起されるまでの時間間隔を表すものである。
このように、各放電セルPCの放電空間Sに、電子線の照射により200〜300nm(特に230〜250nm内の235nm付近)にピークを有するCL発光を行う気相酸化マグネシウム単結晶体を含む酸化マグネシウム層13を形成すると、従来の蒸着法によって酸化マグネシウム層を形成させた場合に比して放電確率が高まるのである。尚、上記気相酸化マグネシウム単結晶体としては、図13に示すように、電子線を照射した際の特に235nmにピークを有するCL発光の強度が大なるものほど、放電空間S内において生起される放電遅れを短縮させることができる。
以上の如く、各表示セルPC内に、気相酸化マグネシウム単結晶体を含む酸化マグネシウム層13を設けたことにより放電空間S内での放電確率が高くなる。これにより、コントラスト向上を図るべく、図8に示すように行電極Yに印加するリセットパルスRPの電圧推移を緩やかにしてリセット放電を微弱化させても、この微弱なリセット放電を短時間に安定して生起させることが可能となる。特に、各表示セルPCは、T字形状の透明電極Xa及びYa間の放電ギャップ近傍で局所的に放電を生起させる構造を採用しているので、行電極全体で放電してしまうような強い突発的なリセット放電が抑制されると共に、列電極及び行電極間での強い誤放電も阻止される。
又、各表示セルPC内での放電確率が高くなることにより、上記リセット放電によるプライミング効果が長く持続することになる。これにより、リセット行程Rを、図7に示す如く1フィールド(又は1フレーム)表示期間毎に1度、あるいは図14に示す如く複数フィールド(又は複数フレーム)分の表示期間内において1度だけ実行するだけでも、各サブフィールドのアドレス行程(Wa、Wb)にてアドレス放電を安定して生起させることが可能になる。要するに、連続する複数の単位表示期間毎に少なくとも1度だけリセット放電を生起させれば良いのである。
更に、リセット放電によるプライミング効果が長く持続するので、上記アドレス放電、並びにサスティン行程Iにおいて生起されるサスティン放電が高速化する。これにより、アドレス放電を生起させるべく列電極D及び行電極Yに夫々印加する図8に示す如き画素データパルスDP及び走査パルスSP各々のパルス幅を短くすることができるようになり、その分だけ、このアドレス行程Wに費やす処理時間を短縮させることが可能となる。更に、サスティン放電を生起させるべく行電極Yに印加する図8に示す如きサスティンパルスIPのパルス幅を短くすることができるようになり、その分だけ、このサスティン行程Iに費やす処理時間を短縮させることが可能となる。
よって、これらアドレス行程W及びサスティン行程I各々に費やされる処理時間を短縮した分だけ、単位表示期間(1フィールド又は1フレーム表示期間)内に設けるべきサブフィールドの数を増加させることが可能となり、階調数の増加を図ることができるようになる。
尚、上記実施例においては、サブフィールドSF2〜SF12各々では消去アドレス放電を生起させるアドレス行程Wbを実行し、先頭のサブフィールドSF1では書込アドレス放電を生起させるアドレス行程Waを実行するようにしている。しかしながら、先頭のサブフィールドSF1以外の他のサブフィールドでもアドレス行程Wbに代わりアドレス行程Waを実行するようにしても良い。例えば、サブフィールドSF1及びSF2各々ではアドレス行程Wa、サブフィールドSF3〜SF12各々ではアドレス行程Wbを夫々実行するようにして、図15に示す如き13種類の発光パターンに従った駆動を行う。つまり、輝度レベル0よりも1段階だけ高輝度を表す第2階調駆動では、サブフィールドSF2のアドレス行程Waにて書込アドレス放電を生起させて表示セルPCを点灯モードに設定し、次のサブフィールドSF3のアドレス行程Wbにて消去アドレス放電を生起させて表示セルPCを消灯モードに設定するのである。
要するに、単位表示期間内において消去アドレス放電を生起させるアドレス行程Waと書込アドレス放電を生起させるアドレス行程Wbとを混在させた駆動シーケンスを採用するのである。この際、例えばアドレス行程Waのみの駆動シーケンスによると、各サブフィールドにおいて壁電荷を形成させるべく書込放電を生起させなければならない為に、壁電荷を消去する消去アドレス放電に比して高速化が困難となる。一方、アドレス行程Wbのみの駆動シーケンスによると、予め全表示セル内に壁電荷を形成させる為に比較的強い発光を伴うリセット放電を生起させなければならず、更に、黒表示を行う場合にも全ての表示セルに対してこのリセット放電を生起させなければならない。よって、アドレス行程Waのみの駆動シーケンスを採用した場合に比して、コントラストが低下する。そこで、図9又は図15に示す駆動では、黒表示を行う場合を除き、先頭のサブフィールドSF1(又はSF2)にて全ての表示セルPCに書込アドレス放電を生起(白丸にて示す)させて全表示セルPCを点灯モードに初期化し、その後は消去アドレス放電を生起(黒丸にて示す)させることにより消灯モードに遷移させるようにしている。すなわち、消去アドレス放電を生起させるアドレス行程Waと書込アドレス放電を生起させるアドレス行程Wbとを単位表示期間内において混在させた駆動シーケンスを採用することにより、コントラストの向上及びアドレス動作の高速化の両立を図るのである。
又、上記実施例におけるPDP50としては、行電極対(X,Y)、(X,Y)、(X,Y)、・・・、(X,Y)の如き互いに対を為す行電極Xと行電極Yとの間に表示セルPCが形成される構造を採用しているが、互いに隣接する全ての行電極間に表示セルPCが形成された構造を採用しても良い。要するに、行電極X及びYの間、行電極Y及びX間、行電極X及びYの間、・・・、行電極Yn-1及びXの間、行電極X及びYの間、に夫々表示セルPCが形成された構造を採用しても良いのである。
又、上記実施例におけるPDP50としては、前面透明基板10に行電極X及びY、背面基板14に列電極D及び蛍光体層17を夫々形成される構造を採用しているが、前面透明基板10に列電極Dと共に行電極X及びYを形成し、背面基板14に蛍光体層17を形成させた構造を採用しても良い。
本発明によるプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。 図1のプラズマディスプレイ装置に搭載されているPDP5を表示面側から眺めた場合の内部構造を模式的に示す正面図である。 図2に示されるV3−V3線上での断面を示す図である。 図2に示されるW2−W2線上での断面を示す図である。 立方体の多重結晶構造を有する酸化マグネシウム結晶体を示す図である。 立方体の単結晶構造を有する酸化マグネシウム単結晶体を示す図である。 酸化マグネシウム単結晶体粉末を誘電体層及び嵩上げ誘電体層の表面に付着させて酸化マグネシウム層を形成させた場合の形態を示す図である。 図1に示されるプラズマディスプレイ装置において採用される発光駆動シーケンスの一例を示す図である。 図7に示す発光駆動シーケンスに従ってPDPに印加される各種駆動パルスとその印加タイミングを示す図である。 画素データの変換テーブルと、この画素データ変換テーブルによって得られた画素駆動データGDに基づく発光駆動パターンを示す図である。 酸化マグネシウム単結晶体粉末の粒径とCL発光の波長との関係を示すグラフである。 酸化マグネシウム単結晶体粉末の粒径と235nmのCL発光の強度との関係を示すグラフである。 表示セル内に酸化マグネシウム層を設けなかった場合の放電確率、従来の蒸着法によって酸化マグネシウム層を構築した場合の放電確率、気相酸化マグネシウム層を構築した場合の放電確率を各々示す図である。 235nmピークのCL発光強度と放電遅れ時間との対応関係を示す図である。 図1に示されるプラズマディスプレイ装置において採用される発光駆動シーケンスの他の一例を示す図である。 図1に示されるプラズマディスプレイ装置において採用される発光駆動シーケンスの他の一例を示す図である。
符号の説明
13 酸化マグネシウム層
50 PDP
51 行電極X駆動回路
53 行電極Y駆動回路
55 列電極駆動回路
56 駆動制御回路

Claims (9)

  1. 複数の行電極対と、前記行電極対に交差して配列され各交差部にて表示セルを形成する複数の列電極とを備えるプラズマディスプレイパネルに対して、入力映像信号における単位表示期間をアドレス期間とサスティン期間とからなる複数のサブフィールドで構成して画像表示を行うプラズマディスプレイ装置であって、
    電子線の照射によって励起されて波長域200〜300nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を行う酸化マグネシウム結晶体が、前記放電セル各々内において前記行電極対を被覆する誘電体層上の前記放電空間に接する面上に露出して形成されている酸化マグネシウム層と、
    前記行電極対を構成する行電極間にリセットパルスを印加することにより全ての前記表示セル内にリセット放電を生起せしめるリセット手段と、
    前記アドレス期間において、前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に基づく画素データに応じた画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記表示セル各々に選択的にアドレス放電を生起せしめて各表示セルを点灯モード及び消灯モードの内のいずれか一方に設定するアドレス手段と、
    前記サスティン期間において、前記行電極対を構成する行電極間にサスティンパルスを印加することにより前記点灯モードに設定されている前記表示セルをサスティン放電させるサスティン手段と、を備え、
    前記リセット手段は、連続する複数の前記単位表示期間各々の内の少なくとも1の単位表示期間の先頭の前記サブフィールドのみで前記アドレス期間に先立ち前記リセット放電を生起せしめ、
    前記アドレス手段は、前記単位表示期間内の先頭のサブフィールドを含む第1のサブフィールド群内の各サブフィールドの前記アドレス期間において選択的に書込アドレス放電を生起せしめて前記表示セルを前記点灯モードに設定し、前記第1サブフィールド群に後続するサブフィールド群内のいずれか1のサブフィールドにおいてのみ選択的に消去アドレス放電を生起せしめることにより前記点灯モードに設定されていた前記表示セルを前記消灯モードの状態に遷移せしめることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記リセット放電は、全表示セルに対する書込放電と前記書込放電の直後に生起される消去放電とからなることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記行電極対を構成する行電極各々は、行方向に延びる本体部と、放電ギャップを介して互いに対向するように本体部から列方向に突出する突出部を有することを特徴とする請求項記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記行電極の突出部は、放電ギャップ近傍の幅広部と、この幅広部と本体部を連結する幅狭部とを有することを特徴とする請求項記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記酸化マグネシウム結晶体が、2000オングストローム以上の粒径を有する単結晶体を含んでいることを特徴とする請求項記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記酸化マグネシウム結晶体が、マグネシウムを加熱した際に発生するマグネシウム蒸気が気相酸化されることによって生成される酸化マグネシウム単結晶体を含んでいることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  7. 前記酸化マグネシウム結晶体が波長域230〜250nm内にピークを有するカソードルミネッセンス発光を行うことを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  8. 前記リセットパルスは、時間経過に伴ってその電圧が漸増して所定の第1電圧値に到る前縁部と時間経過に伴ってその電圧が漸減して所定の第2電圧値に到る後縁部とを有することを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  9. 前記第1電圧値は、前記サスティンパルスの印加時における前記行電極上の電圧値よりも大であることを特徴とする請求項記載のプラズマディスプレイ装置。
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