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JPH07192630A - ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法 - Google Patents

ガス放電表示パネル及びその保護膜形成方法

Info

Publication number
JPH07192630A
JPH07192630A JP5331334A JP33133493A JPH07192630A JP H07192630 A JPH07192630 A JP H07192630A JP 5331334 A JP5331334 A JP 5331334A JP 33133493 A JP33133493 A JP 33133493A JP H07192630 A JPH07192630 A JP H07192630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective film
particles
gas discharge
display panel
discharge display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5331334A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Koiwa
一郎 小岩
Mitsuro Mita
充郎 見田
Katsuaki Sakamoto
勝昭 坂本
Takao Kanehara
隆雄 金原
Shigeru Takasaki
茂 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5331334A priority Critical patent/JPH07192630A/ja
Publication of JPH07192630A publication Critical patent/JPH07192630A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流型PDPにおいて量産に適ししかもより
良好なパネル特性の得られる保護膜を提供する。 【構成】 ソーダライムガラス基板18上に順次に電極1
0、壁電荷蓄積用誘電体14及び保護膜16を設ける。保護
膜16を、粒径の異なる MgO粒子16a、16b と MgOバインダ
ー16c とから成る燒結体とする。焼成によりMgO となる
液相の前駆体を用いてバインダー16c を形成する。これ
により保護膜16を量産し易くする。ソーダライムガラス
が変質しないような580 ℃以下の温度で前駆体を焼成し
た場合、バインダー16c の結晶粒密度を高めることは難
しい。しかしながら粒子16a、16b の粒径が異なるので保
護膜16におけるこれら粒子の分布密度を高めることがで
きる。従ってこれら粒子を単結晶粒子とすることによ
り、保護膜16の結晶粒密度を高めることができるので目
的を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス放電表示パネル特
に交流型のガス放電表示パネルとその保護膜の形成方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パネル厚を薄くしかつ大面積な表
示画面を形成できるガス放電表示パネルが注目されてい
る。ガス放電表示パネルは、その駆動方法に応じて直流
型のものと交流型のものとに大別される。交流型のひと
つとして、例えば文献1:テレビジョン学会技術報告
IDY93−2(1993年1月)に開示されている面
放電型ガス放電表示パネルがある。
【0003】文献1のガス放電表示パネルにあっては、
二本のサステイン電極を一対として複数対のサステイン
電極を一方の基板上に並列配置し、これらサステイン電
極上に順次に壁電荷蓄積用誘電体及び保護膜を設ける。
他方の基板上には、複数のアドレス電極を並列配置し、
各アドレス電極の間に隔壁を設けると共に各アドレス電
極上に蛍光体層を設ける。そして一方及び他方の基板の
電極形成面を向き合わせた状態で、これら基板を封着
し、封着した基板間に放電ガスを封入する。保護膜は、
壁電荷蓄積用誘電体をガス放電による損傷から守りこれ
によりパネル寿命を長くするためのものである。パネル
の長寿命化のみならず放電開始電圧の低減にも適してい
るMgO膜を保護膜として用いる。
【0004】この従来パネルでは、MgO保護膜を薄膜
形成技術により形成しており、従って薄膜形成用の真空
容器を必要とする。薄膜形成技術によれば、結晶粒密度
が高くしかも膜厚方向に結晶性が均一なMgO保護膜を
形成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガス放
電表示パネルの表示画面を大きくする場合は、大面積の
基板が必要でありこの基板を収納できる大型の真空容器
が必要となる。このため、真空装置のコストが非常に割
高になる。
【0006】そこでMgO粉末と焼成によりMgO固相
バインダーとなる液相前駆体とを含むペーストを調製
し、このペーストを焼成してMgO燒結体保護膜を形成
する方法が考えられる。この保護膜は、その形成におい
て真空容器が不要でありまたガス放電表示パネルを量産
するのに適しているという利点を有する。保護膜をMg
O燒結体とした場合、長寿命化や放電維持電圧の低減と
いったパネル特性を向上するためには、MgO燒結体保
護膜の結晶粒密度を高めることが重要となる。
【0007】ところでガス放電表示パネルの基板として
一般にはソーダライムガラスを使用しており、従って基
板の変形や変質を避けるためにはペーストの焼成温度を
580℃程度以下に抑えることが必要となる。しかしな
がら、現状においては、液相前駆体に適していると考え
られる物質を580℃以下で焼成すると、焼成温度が低
いために結晶粒密度の充分に高いMgOバインダーを形
成することは難しい。これに対し結晶粒密度の高い粒子
特に単結晶の粒子を作成することは比較的容易である。
【0008】この発明はこのような点に鑑みて成された
ものであり、量産に適ししかもより良好なパネル特性の
得られるガス放電表示パネルとその保護膜の形成方法と
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明のガス放電表示パネルは、表示用ガス放電
を形成するための第一及び第二電極と、第一及び第二電
極を覆う壁電荷蓄積用誘電体と、壁電荷蓄積用誘電体上
に設けた保護膜とを備えて成る交流型ガス放電表示パネ
ルにおいて、保護膜は粒径の大きな粒子と粒径の小さな
粒子とこれら粒子を互いに結合するためのバインダーと
を含んで成る燒結体であることを特徴とする。
【0010】この発明のガス放電表示パネルの保護膜形
成方法は、交流型ガス放電表示パネルの電極を覆う壁電
荷蓄積用誘電体上に保護膜を形成するに当り、粒径の大
きな粒子と粒径の小さな粒子と焼成により固相バインダ
ーとなる液相前駆体とを含んで成るペーストを調製し、
ペーストを壁電荷蓄積用誘電体上に積層した後に焼成し
て保護膜を形成することを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明のガス放電表示パネルによれば、保護
膜は粒径の大きな粒子と粒径の小さな粒子とを含む燒結
体であるので、当該保護膜における粒子の分布密度を高
めることができる。従ってこれら粒子の間を埋め込むバ
インダーの結晶粒密度を高めることが難しい場合であっ
ても、粒子の分布密度を高めることによって、保護膜全
体にわたって結晶粒密度を高めることができる。
【0012】またこのガス放電表示パネルの保護膜形成
方法によれば、前駆体は液相であるので、この前駆体と
粒子とを混合することにより、粒子を、保護膜形成用の
ペースト中において凝集しないようにほぼ均一に分散さ
せることができる。従ってこのペーストを焼成して保護
膜を形成することにより、保護膜全体にわたって粒子が
均一に分散した保護膜を形成できる。しかもペーストは
粒径の大きな粒子と粒径の小さな粒子とを含むので、保
護膜における粒子の分布密度を高めることができる。従
って前駆体を焼成して形成した固相バインダーの結晶粒
密度を高めることが難しい場合であっても、保護膜全体
にわたって結晶粒密度を高くすることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0014】図1はガス放電表示パネルの実施例の要部
構成を概略的に示す斜視図であって、この図において
は、一方及び他方の基板を封着しないでこれらの電極形
成面を対向させた状態を示す。また図2はこの実施例の
要部構成を拡大して概略的に示す断面図である。
【0015】この実施例のガス放電表示パネルは、図1
にも示すように、表示用ガス放電を形成するための第一
電極10及び第二電極12と、これら電極10及び12
を覆う壁電荷蓄積用誘電体14と、この誘電体14上に
設けた保護膜16とを備えて成る。保護膜16は、図2
にも示すように、粒径の大きな粒子16aと粒径の小さ
な粒子16bとこれら粒子16a、16bとを互いに結
合するためのバインダー16cとを含んで成る燒結体で
ある。
【0016】この実施例では、交流型のうち面放電型の
ガス放電表示パネルを構成するものであって、第一電極
10及び第二電極12を並列させて一方の基板18例え
ば背面板上に設け、これら電極10及び12をそれぞれ
第一の方向Pに延在させる。第一電極10と第二電極1
2とを隣接配置して一対の電極対Tと成し、複数対の電
極対Tを並列させて設ける。これら電極対T上に順次
に、壁電荷蓄積用誘電体14及び保護膜16を設ける。
第一及び第二電極10及び12を例えばストライプ状の
電極とする。
【0017】さらに第三電極20とバリアリブ22と
を、他方の基板24例えば前面板上に設ける。第三電極
20を、平面的に見て第一の方向Pと交差する第二の方
向Q、ここでは第一の方向Pと直交する第二の方向Qに
延在させる。そして複数個の第三電極20を並列配置
し、隣接する第三電極20の間にバリアリブ22を配置
する。第三電極20を例えばストライプ状の電極、また
バリアリブ22を例えばストライプ状のリブとする。さ
らに蛍光体26を各第三電極20毎に分離して第三電極
20上に設ける。赤、緑及び青色の蛍光を発する3種類
の蛍光体26を所定の配置関係で配置する。
【0018】一方の基板18と他方の基板22とを、図
1に示すように電極形成面を向き合わせ、これら基板1
8、22の周辺部分を図示しない封止材で封着する。封
着した基板18、22間の放電空間に放電ガスを封入す
る。
【0019】第一電極10及び第二電極12はサステイ
ン電極である。これら電極10及び12を介して放電ガ
スに交流を流して表示発光のためのプラズマ放電を発生
させ或は維持する。対を成す電極10及び12の間に電
位差を与えると、壁電荷蓄積用誘電体14の作用により
保護膜16上に壁電荷が生じ、この壁電荷が交流となっ
て放電ガスを流れる。プラズマ放電で生じた紫外線によ
り蛍光体26を励起発光させる。第三電極20はアドレ
ス電極であって、この電極20を利用することにより表
示発光用のプラズマ放電を画素毎に選択的に形成する。
バリアリブ22は各画素毎に放電空間を分離して誤放電
を防止するためのものである。
【0020】保護膜16は壁電荷蓄積用誘電体14のス
パッタを防止するためのものである。ここでは、保護膜
16の粒子16a、16bをMgO粒子とする。これ
は、MgOが耐スパッタ性に優れるのみならず放電開始
電圧をも低減でき、現状では、MgOが最適であると考
えられるからである。耐スパッタ性のある保護膜16を
構成できるのであれば保護膜16の粒子16a、16b
の構成元素とバインダ−16cの構成元素とは種類が異
なっても良いが、ここでは、バインダー16cの構成元
素を粒子の構成元素と同じ種類とし従ってバインダー1
6cをMgOバインダーとする。尚、粒子16a、16
b及びバインダー16cをMgO以外のものとしても良
い。
【0021】焼成によりMgOバインダー16cを生成
するMgO前駆体としては、例えば、マグネシウムジエ
トキシド、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マグネ
シウム、マグネシウムジメトキシド、マグネシウムジn
−プロポキシド、マグネシウムジi−プロポキシド、或
はマグネシウムジn−ブトキシドを含む前駆体が考えら
れる。このほか市販のMgO前駆体もある。これら現状
において考えられるMgO前駆体は、580℃以下の焼
成温度で焼成した場合、結晶粒密度の高いMgOバイン
ダー16cを生成することが難しい。しかし基板18、
24として一般に用いられるソーダライムガラスの変質
等を考慮すると焼成温度は580℃以下とすることが望
まれる。
【0022】これに対し、保護膜16は粒径の大きな粒
子16aと粒径の小さな粒子16bとを含むので、保護
膜16における粒子16a、16bの分布密度を高める
ことができる(例えば文献:「粉体 理論と応用」久保
喜一郎他編 改訂二版 丸善株式会社 p338〜34
0 参照)。従って結晶粒密度の高い粒子、特に単結晶
粒子を保護膜16の粒子16a、16bとして用いるこ
とにより、バインダー16cの結晶粒密度を高めること
が難しくても、保護膜16の結晶粒密度を高めることが
できる。
【0023】そして単結晶粒子のMgO粒子16a、1
6bを手に入れることは比較的に容易である。例えば、
マグネシウム(Mg)蒸気と酸素(O2 )との気相酸化
反応により、それぞれ独立した単結晶のMgO粒子を生
成できる。この方法は気相法と称され、気相法によれ
ば、粒子径を100〜2500オングストローム(以
下、オングストロームを符号A°で表す)の範囲で任意
好適に調製できる。ここでは例えば粒径1000A°の
MgO粒子16aと粒径500A°のMgO粒子16b
とを用い従って粒径の異なる2種類の粒子16a、16
bを用いるが、保護膜16を構成する粒子として、互い
に粒径の異なる3種類以上の粒子を用いるようにしても
良い。従って互いに粒径の異なる3種類以上の粒子を用
いる場合に、これら粒子のなかから選んだ2種の粒子に
おいて一方の粒径が大きく他方の粒径が小さければ良
い。
【0024】図3はガス放電表示パネルの保護膜形成方
法の実施例の説明に供する工程図である。この実施例で
は、図1のガス放電表示パネルが備える保護膜16を作
成する例につき説明する。
【0025】まず、交流型ガス放電表示パネルの一方の
基板18上に表示発光用のガス放電を形成するための電
極10、12を形成し、然る後、これら電極10、12
を被覆する壁電荷蓄積用誘電体14を形成する。
【0026】この実施例では、基板18としてソーダラ
イムガラスを用意する。そして基板18上にAg−Pd
合金の粒子と鉛ガラスバインダーとを含んで成る厚膜ペ
ースト(Ag−Pd合金厚膜ペースト)を積層し、然る
後、このペーストを焼成して電極10、12を形成す
る。ペーストの積層は、例えばスクリーン印刷技術或は
コーターを用いた積層技術を用いて行なう。次いで、電
極10、12上にガラス厚膜ペースト(日本電気硝子社
製AP5270)を積層し、然る後、このペーストを焼
成して壁電荷蓄積用誘電体14を形成する(図3
(A))。
【0027】次に、粒径の大きな粒子16aと粒径の小
さな粒子16bと焼成により固相バインダー16cとな
る液相前駆体28とを含んで成るペースト30を調製す
る。
【0028】この実施例では、粒子16a、16bを気
相法により形成した単結晶のMgO粒子(宇部興産製、
純度99.98%のMgO粒子)とする。また固相バイ
ンダー16cの構成元素と粒子16a、16bの構成元
素とを同じ種類とする。従ってペースト30は、焼成に
よりMgO固相バインダー16cとなる液相前駆体28
を含む。このような液相前駆体28としては、マグネシ
ウムジエトキシド、ナフテン酸マグネシウム、オクチル
酸マグネシウム、マグネシウムジメトキシド、マグネシ
ウムジn−プロポキシド、マグネシウムジi−プロポキ
シド及びマグネシウムジn−ブトキシドのなかから選択
した1又は複数の物質を含んで成る前駆体を挙げること
ができる。これら例示したマグネシウムジエトキシド等
の物質それ自体を液相の前駆体28として用い、或はこ
れら例示した物質を溶媒と混合して液相の前駆体28と
して用いても良い。
【0029】ここでは粒子16a、16bとしてMgO
粉末を25wt%、液相前駆体28としてマグネシウム
ジエトキシドを25wt%、有機樹脂としてエチルセル
ロースを5wt%、及び、溶媒としてカルビトールアセ
テートを45wt%混合してペースト30を調製する。
MgO粉末としては、粒径1000A°の粒子16a及
び粒径500A°の粒子16bを30wt%及び70w
t%の割合で混合したものを用いる。尚、有機樹脂及び
溶媒はペースト30の粘度を調製するためのものであ
る。
【0030】次に、ペースト30を壁電荷蓄積用誘電体
14上に積層した後に焼成して保護膜16を形成する。
【0031】この実施例では、スクリーン印刷法そのほ
かの積層技術によりペースト30を積層し(図3
(B))、然る後、ペースト30を焼成してMgO保護
膜16を形成する(図2)。前駆体28は液相であるの
で、粒子16a、16bが凝集せずにペースト30全体
にわたってほぼ均一に分散した状態の、ペースト30を
形成できる。従ってこのペースト30を積層し焼成する
ことにより、粒子16a、16bが保護膜30全体にほ
ぼ均一に分散した状態の保護膜30を形成できる。しか
も粒子16aの粒径は大きく、粒子16bの粒径は小さ
いので、これら粒子16a、16bの分布密度を高める
ことができる。一方、液相前駆体28の焼成温度を、基
板18の変質を生じないような温度例えば580℃以下
の温度とした場合は、結晶粒密度の充分に高いバインダ
ー16cを形成するのは難しい。しかし粒子16a、1
6bの分布密度が高くしかもこれら粒子を単結晶粒子と
しているので、保護膜16の結晶粒密度を高めることが
できる。
【0032】次に、保護膜16を構成する粒子の粒径を
1種類及び2種類とした場合の交流型ガス放電表示パネ
ルに関して、パネル特性を調べた実験につき説明する。
【0033】図4は実験に供した交流型ガス放電表示パ
ネルの要部構成を概略的に示す斜視図である。同図に示
す実験パネルにおいては、他方の基板24をソーダライ
ムガラスとし、ガラス厚膜ペースト(デュポン社製 9
741)を用いてバリアリブ22を形成し、緑色蛍光体
粒子(化成オプトニクス社製 P1−G1)及びスクリ
ーンオイルを混合したペーストを用いて緑色の蛍光体2
6を形成した。蛍光体26は緑色の1種のみである。第
三電極20は設けない。セルピッチを1mmとして32
×32セル形成し、放電ガスとしてHe−5%Xeガス
を封入圧力が500Torrとなるように封入した。そ
して保護膜16を構成する粒子の粒径及び膜厚を種々に
変化させた実験パネルを用意し、個々の実験パネルにつ
きパネル特性を調べる。そのほかの構成は図1の実施例
と同様である。
【0034】実験パネルの保護膜16を構成する粒子の
諸特性を、後掲の表1に示す。粒子は気相法で形成した
純度99.98%のMgO粒子(宇部興産製)であっ
て、商品カタログ上の粒径を粒径Cで表す。粒径Cを1
00、500、1000及び2000A°の4種類と
し、各粒径CのMgO粒子につき、BET値(m2
g)、BET値から算出した粒径(μm)、電子顕微鏡
により計測した粒径(μm)、かさ密度(g/cm2
及びタップ密度(g/cm2 )を示した。
【0035】表1から理解できるように、電子顕微鏡に
より計測した粒径はいくらかばらつきはあるものの、こ
の計測した粒径とカタログ上の粒径Cとはおおむね一致
している。またMgOのバルク密度はほぼ3.65g/
cm2 でありこれと比較すると各粒径Cのかさ密度及び
タップ密度は非常に小さいことがわかる。粒径Cが大き
くなるにしたがって、かさ密度及びタップ密度はともに
大きくなるが、かさ密度の増加量よりもタップ密度の増
加量のほうが大きい。タップが粒子の分布密度を高める
ための手段として有効であることがわかる。
【0036】保護膜16の形成においてタップに代わる
手段は液相の前駆体28である。ところが、粒径Cの大
きな粒子はその比表面積が小さいので(BET値参照)
吸油量が小さくなり、その結果、焼成時の焼き縮みによ
り保護膜16にクラックを生じ易い。クラックの発生は
パネル寿命を非常に短くするものであり、従って粒径C
を大きくした場合にこのクラックの発生を防止するため
には、ペースト30における前駆体28の混合量を少な
くする必要がある。しかし前駆体28の混合量を少なく
するとバインダー16cの不在領域を生じて粒子をバイ
ンダー16cで結合することができなくなる。この出願
の発明者の実験によればクラックの発生及びバインダー
16cの不在領域の発生を防止するためには、粒径Cを
2000〜2500A°以下とした方が良いことを確認
した。また粒径Cが小さくなりすぎるとペースト30の
粘度が低くなって非常に流動しやすくなりペースト30
の積層が難しくなる。この出願の発明者の実験によれ
ば、ペースト30の積層をし易くするためには、粒径C
を500A°以上とした方が良いことを確認した。
【0037】後掲の表2には、実験パネルのガス放電に
関わる特性を示す。実験においては、対を成す第一電極
10及び第二電極12の一方の電極に周波数20KHz
の矩形パルスを印加すると共に他方の電極にこの印加タ
イミングから半波長ずらした(25μsずらした)タイ
ミングで周波数20KHzの矩形パルスを印加して表示
発光のためのプラズマ放電を形成する。そしてこのとき
の最大放電維持電圧VSmax(V)と、電極10、12間
を流れるセル電流(表示セル1セル当りに流れるセル電
流)(μA/cell)と、発光効率(lm /W)とを
各実験パネル毎に調べた。表2には、これらの特性を各
実験パネル毎に示すと共に各実験パネルの保護膜16を
構成する粒子の粒径と保護膜16の厚さ(μm)とを示
す。試料番号752、755、1100及び1101の
各実験パネルにおいては、保護膜16を構成する粒子の
粒径を1種類としてそれぞれの粒径を表2に示す。また
試料番号1303、1304、1305及び1306の
実験パネルにおいては保護膜16を構成する粒子の粒径
(A°)をE及びFの2種類とし、これら粒径E及びF
の粒子の混合比e/fをそれぞれE/F=e/fの形で
表2に示す。e及びfは粒径E及びFの粒子の混合量
(wt%)である。
【0038】表2からも理解できるように、粒子の粒径
を1種類としている場合には、保護膜16の厚さを厚く
することによりセル電流を小さくしまた発光効率を高め
ることができるが、最高放電維持電圧VSmaxは高くな
る。この場合に、セル電流を10μA/cell程度に
制限するためには保護膜16の膜厚を4〜5μm程度と
する必要があり、膜厚を厚くした分だけ最高放電維持電
圧VSmaxは288〜312V程度の高い電圧になってし
まう。
【0039】これに対し粒子の粒径を2種類としている
場合には、保護膜16の厚さを薄くしても、セル電流を
小さくしまた発光効率を高めることができる。しかも保
護膜16の厚さを薄くすることにより最高放電維持電圧
Smaxを低く抑えることができる。粒子の粒径を2種類
とした場合は保護膜16の結晶粒密度を高めることがで
きるので、保護膜16の厚さを薄くしてもセル電流を制
限することができ、その結果、最高放電維持電圧VSmax
を低く抑えることができると考えられる。この場合に
は、保護膜16の膜厚は2.5〜3.0μm程度に薄く
してもセル電流を10μA/cell程度に制限でき、
しかも膜厚を薄くした分だけ最高放電維持電圧VSmax
249〜254V程度にまで低減できる。
【0040】この出願の発明者の実験によれば、粒子の
粒径を2種類としている場合に保護膜16の結晶粒密度
を高めるためには、粒子の粒径E及びFを2倍以上異な
らせると共に、e+f=100wt%としてe=25〜
75wt%とするのが好ましいことを確認した。
【0041】図5はガス放電表示パネルの他の実施例の
要部構成を概略的に示す斜視図である。この実施例で
は、一方の基板18上に順次に、第三電極20及び多層
配線用の誘電体32を設ける。そして多層配線用誘電体
32上に、第一及び第二電極10及び12を設ける。そ
のほかは上述した実施例と同様である。
【0042】この場合も、複数の第三電極20を並列配
置しており、平面的に見て、バリアリブ22を隣接する
第三電極20の間に配置する。また蛍光体26を、各第
三電極20毎に分離して隣接するバリアリブ22の間に
配置する。
【0043】発明は上述した実施例にのみ限定されるも
のではなく、従って各構成成分の形状、配設位置、形成
材料、数値的条件及びそのほかを任意好適に変更でき
る。
【0044】例えば、上述した実施例では面放電型のガ
ス放電表示パネルにつき説明したが、第三電極を設けず
に第一電極を一方の基板上に及び第二電極を他方の基板
上に設け、これら第一及び第二電極を平面的に見て交差
させて単純X−Yマトリクス型のガス放電表示パネルを
構成しても良い。この場合、一方の基板の第一電極上順
次に壁電荷蓄積用誘電体及び保護膜を設け、他方の基板
の第二電極上に順次に覆う壁電荷蓄積用誘電体及び保護
膜を設ける。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のガス放電表示パネルによれば、保護膜は燒結体
であるので量産に適す。しかも保護膜を構成する粒子の
間を埋め込むバインダーの結晶粒密度を高めることが難
しい場合であっても、粒子の分布密度を高めることによ
って、保護膜全体にわたって結晶粒密度を高めることが
できる。これがため、ガス放電表示パネルのパネル特性
を向上させることのできる保護膜を形成できる。
【0048】またこのガス放電表示パネルの保護膜形成
方法によれば、保護膜を形成するための粒子を、保護膜
形成用のペースト中において凝集しないようにほぼ均一
に分散させることができ、従ってこのペーストを焼成し
て保護膜を形成することにより、保護膜全体にわたって
粒子が均一に分散した保護膜を形成できる。しかも保護
膜における粒子の分布密度を高めることができるので、
バインダーの結晶粒密度を高めることが難しい場合であ
っても、保護膜全体にわたって結晶粒密度を高くするこ
とができる。これがため、ガス放電表示パネルのパネル
特性を向上させることのできる保護膜を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス放電表示パネルの実施例の要部構成を概略
的に示す斜視図である。
【図2】ガス放電表示パネルの実施例の要部構成を概略
的に示す断面図である。
【図3】(A)〜(B)はガス放電表示パネルの保護膜
形成方法の実施例の説明に供する工程図である。
【図4】実験に供したガス放電表示パネルの要部構成を
概略的に示す斜視図である。
【図5】ガス放電表示パネルの他の実施例の要部構成を
概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
10:第一電極 12:第二電極 14:壁電荷蓄積用誘電体 16:保護膜 16a:粒径の大きな粒子 16b:粒径の小さな粒子 16c:バインダー 18、24:基板 28:液相前駆体 30:ペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金原 隆雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 高崎 茂 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用ガス放電を形成するための第一及
    び第二電極と、前記第一及び第二電極を覆う壁電荷蓄積
    用誘電体と、該壁電荷蓄積用誘電体上に設けた保護膜と
    を備えて成る交流型ガス放電表示パネルにおいて、 保護膜は粒径の大きな粒子と粒径の小さな粒子とこれら
    粒子を互いに結合するためのバインダーとを含んで成る
    燒結体であることを特徴とするガス放電表示パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス放電表示パネルにお
    いて、バインダーは粒子の構成元素と同じ種類の構成元
    素から成ることを特徴とするガス放電表示パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガス放電表示パネルにお
    いて、粒子は単結晶粒子であることを特徴とするガス放
    電表示パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のガス放電表示パネルにお
    いて、粒子をMgO粒子及びバインダーをMgOバイン
    ダーとしたことを特徴とするガス放電表示パネル。
  5. 【請求項5】 交流型ガス放電表示パネルの電極を覆う
    壁電荷蓄積用誘電体上に保護膜を形成するに当り、 粒径の大きな粒子と粒径の小さな粒子と焼成により固相
    バインダーとなる液相前駆体とを含んで成るペーストを
    調製し、 該ペーストを壁電荷蓄積用誘電体上に積層した後に焼成
    して保護膜を形成することを特徴とするガス放電表示パ
    ネルの保護膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガス放電表示パネルの保
    護膜形成方法において、固相バインダーは粒子の構成元
    素と同じ種類の構成元素から成ることを特徴とするガス
    放電表示パネルの保護膜形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のガス放電表示パネルの保
    護膜形成方法において、粒子は単結晶粒子であることを
    特徴とするガス放電表示パネルの保護膜形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のガス放電表示パネルの保
    護膜形成方法において、ペーストはMgO粒子と焼成に
    よりMgO固相バインダーとなる液相前駆体とを含んで
    成ることを特徴とするガス放電表示パネルの保護膜形成
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のガス放電表示パネルの保
    護膜形成方法において、 液相前駆体は、マグネシウムジエトキシド、ナフテン酸
    マグネシウム、オクチル酸マグネシウム、マグネシウム
    ジメトキシド、マグネシウムジn−プロポキシド、マグ
    ネシウムジi−プロポキシド及びマグネシウムジn−ブ
    トキシドのなかから選択した1又は複数の物質を含んで
    成ることを特徴とするガス放電表示パネルの保護膜形成
    方法。
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