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JP5338155B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP5338155B2 JP2008160562A JP2008160562A JP5338155B2 JP 5338155 B2 JP5338155 B2 JP 5338155B2 JP 2008160562 A JP2008160562 A JP 2008160562A JP 2008160562 A JP2008160562 A JP 2008160562A JP 5338155 B2 JP5338155 B2 JP 5338155B2
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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
例えば電子写真方式を採用した画像形成装置において、トナー像を保持する像保持体としての感光体上の残留トナーをゴム製ブレードにて掻き取って清掃する画像形成装置が知られている。このようなブレードを用いて感光体上を清掃する方式では、感光体とブレードとの接触部位(ニップ域)にトナーからの遊離外添剤等が留まって次第に塊を形成するようになり、ひいては、感光体の清掃性能が低下したり、感光体に傷が付き易くもなる。そのために、感光体上に付着形成される放電生成物等が十分清掃されずに残り、例えばディレーション(像抜け)等の画質劣化を来すようにもなる。
感光体上の残留トナー等を清掃する方式としては、次のような方式が知られている。特許文献1には感光体上のフィルミングを防ぐ目的で、ブレードエッジに潤滑剤の均一な量を供給するように、感光体の逆転/正転を繰り返すようにした方式が開示されている。また、特許文献2には、上向きブレードを用い、清掃部位にトナーを供給してブレードの清掃性を確保するようにした方式が開示されている。更に、特許文献3には、上向きブレードの直上にトナーと同極性の電圧が印加された導電性ブラシを設け、ブレードで掻き取られたトナーを再度感光体上に戻すトナー供給部を構成するようにしたものが開示され、ブレード先端に有効なトナー溜まりが形成されることが記されている。更にまた、特許文献4には、感光体に対しその回転方向に沿ってクリーニングブラシ、クリーニングブレードの順に設置し、クリーニングブレードと感光体との接触部位を清掃する際には、クリーニングブレードの先端でトナーが堆積した領域を一旦クリーニングブラシよりも上流側に至るように感光体を逆転させてクリーニングブラシによる清掃を行った後に、感光体を正転させるようにした清掃装置が開示されている。
特開2007−101909号公報(発明を実施するための最良の形態、図2) 特開2005−338615号公報(実施例1) 特開2006−276158号公報(第1の実施の形態、図3) 特開平7−84495号公報(実施例、図3〜図5)
本発明の技術的課題は、像保持体上の付着物を板状清掃部材にて清掃する態様にあって、像保持体と板状清掃部材との接触部位に留まった滞留物に対し、簡易な構成で且つ像保持体に不要な負荷を与えることなく清掃することで、像保持体上の付着物に対する板状清掃部材での清掃効果を維持し且つ良好な画像形成を行うことにある。
請求項1に係る発明は、トナー像を保持し且つ正逆回転自在な像保持体と、通常トナー像作像時の像保持体の回転方向である正転方向に対向するように像保持体に接触した状態に保たれ且つ像保持体に接触する側の先端面が上向きに配置されて像保持体上の残留トナーを清掃する板状清掃部材と、この板状清掃部材と像保持体との接触部位に留まった滞留物を当該部位から移動させて清掃する滞留物清掃手段と、前記板状清掃部材の上方近傍にて像保持体に対向するように設けられ、板状清掃部材にて清掃されたトナーの飛散を防ぎ且つ当該板状清掃部材の先端部位にトナーを溜めるフィルム状のシール部材と、を備え、前記像保持体の正転方向は前記板状清掃部材との対向部位にて上から下に向かう方向であり、前記滞留物清掃手段は、前記滞留物を清掃する滞留物清掃時にのみ像保持体に接触して設けられ、像保持体と板状清掃部材との接触部位に滞留した滞留物を清掃する滞留物清掃部材と、像保持体を正転方向と異なる逆方向に一時的に逆転させることで滞留物を前記接触部位から離間した部位に搬出する滞留物搬出手段と、少なくとも滞留物搬出手段による滞留物の搬出動作中に前記滞留物清掃部材と前記滞留物とを接触させる接触手段とを有し、前記滞留物清掃部材は、前記板状清掃部材より像保持体の正転方向上流側にて当該像保持体に接触形成され且つ前記板状清掃部材の全幅に亘って接触する帯状トナー像からなる清掃用トナー像で構成され、前記滞留物搬出手段及び前記接触手段は、像保持体を正逆方向に回転させる像保持体回転制御手段で構成され、この像保持体回転制御手段は、滞留物搬出動作前に前記清掃用トナー像を滞留物に接触させるように像保持体を正転方向に回転させ、しかる後、当該滞留物を接触した清掃用トナー像と共に前記接触部位から搬出させるように像保持体を逆転方向に回転させ、更に、前記像保持体回転制御手段は、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が板状清掃部材の先端部位に落下する時点を経過した後で、かつ、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が前記シール部材に接触した直後に、像保持体を正転方向に回転させるようにした画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項に係る画像形成装置において、前記像保持体回転制御手段は、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が前記シール部材に接触した位置で像保持体に逆転動作及び正転動作を繰り返させるように制御する画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る画像形成装置において、前記滞留物清掃手段は、前記像保持体に形成される通常トナー像の画像密度の履歴情報、形成された通常トナー像の履歴情報及び環境情報の少なくともいずれかの情報に基づいて動作を行うものである画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、以下のような技術的効果を奏することができる。
(1)像保持体と板状清掃部材との接触部位に留まった滞留物を簡易な構成で且つ像保持体に不要な負荷を与えることなく清掃することができ、像保持体上の付着物に対する板状清掃部材での清掃効果が維持されるようになり、長期に亘って良好な画像形成を行うことができる。
(2)本構成を有しないものに比べ、滞留物が搬出された状態の板状清掃部材の先端部位に清掃用トナーを供給することができるようになり、像保持体に不要な負荷を与えることなく、簡単な構成で滞留物の清掃を行うことが可能になる。
(3)本構成を有しないものに比べ、像保持体と板状清掃部材との接触部位に留まった滞留物が清掃用トナーと共に当該部位から一旦搬出され、清掃用トナー像(具体的にはトナー)が板状清掃部材の先端部位に落下することで、像保持体が正転した際の滞留物の接触部位への侵入を防ぐことができ、像保持体に付着した滞留物の清掃が好適になされるようになる。
(4)本構成を有しないものに比べ、板状清掃部材の先端部位に有効なトナー溜まりを形成し易くすると共に当該部位に溜まった清掃用トナーが像保持体の逆転動作に伴って持ち上げられてもシール部材によって再度落下させることができ、像保持体の清掃効果を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、本構成を有しないものに比べ、板状清掃部材の先端部位に確実に清掃用トナーを落下させることができるようになり、像保持体の清掃効果が一層向上するようになる。
請求項3に係る発明によれば、必要なときに滞留物の清掃を行うことで、像保持体への不要な負荷を当てることなく、長期に亘る清掃性能を維持することができるようになる。
◎実施の形態モデルの概要
先ず、本発明が適用される実施の形態モデルの概要について説明する。
図1は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る画像形成装置の概要を示したものである。同図において、本実施の形態モデルに係る画像形成装置は、トナー像を保持し且つ正逆回転自在な像保持体1と、通常トナー像作像時の像保持体の回転方向である正転方向に対向するように像保持体1に接触した状態に保たれ且つ像保持体1に接触する側の先端面が上向きに配置されて像保持体1上の残留トナーを清掃する板状清掃部材2と、この板状清掃部材2と像保持体1との接触部位に留まった滞留物Pを当該部位から移動させて清掃する滞留物清掃手段3と、を備え、像保持体1の正転方向は板状清掃部材2との対向部位にて上から下に向かう方向であり、滞留物清掃手段3は、滞留物Pを清掃する滞留物清掃時にのみ像保持体1に接触して設けられ、像保持体1と板状清掃部材2との接触部位に滞留した滞留物Pを清掃する滞留物清掃部材4と、像保持体1を正転方向と異なる逆方向に一時的に逆転させることで滞留物Pを前記接触部位から離間した部位に搬出する滞留物搬出手段5と、少なくとも滞留物搬出手段5による滞留物Pの搬出動作中に滞留物清掃部材4と滞留物Pとを接触させる接触手段6とを有している。
ここで、像保持体1としては正逆回転できるものであればよく、その形状はドラム状、ベルト状を問わない。また、板状清掃部材2は、像保持体1上の残留トナーを清掃できるものであればよく、本発明では板状清掃部材2と像保持体1との接触部位に滞留物Pが留まることから、通常、弾性変形可能なゴム系材料を用いた部材が適用される。
更に、滞留物清掃手段3は、板状清掃部材2と像保持体1との接触部位に留まった滞留物Pを当該部位から搬出して清掃するものであればよく、板状清掃部材2と像保持体1との接触部位に留まった滞留物Pを清掃する際に機能するものであればよい。そのため、滞留物清掃部材4は、滞留物清掃時にのみ像保持体1と接触するものであり、また、接触手段6による滞留物清掃部材4が滞留物Pに接触するタイミングは特に限定されず、少なくとも滞留物Pが接触部位から搬出される搬出動作中に滞留物清掃部材4と滞留物Pとが接触するようになっていればよく、滞留物Pの搬出前にも接触するようにしても差し支えない。
更にまた、滞留物清掃部材4としては、滞留物Pを直接又は間接的に清掃できるものであればよく、具体的には、滞留物Pが搬出された接触部位にトナーを投入して、滞留物Pが再度接触部位に侵入しないようにする方式や、接触部位から搬出された滞留物Pに専用の清掃部材を用いて清掃する方式等が挙げられ、トナーを用いる方式としては、像保持体1上に専用のトナー像を形成して滞留物Pのある部位まで搬送する方式や、滞留物Pのある部位に、例えば粉体のトナーを直接供給するなどの方式が挙げられる。
そして、安定して滞留物Pを清掃する第一の態様としては、次のものが挙げられる。すなわち、図2(a)に示すように、滞留物清掃部材4が、板状清掃部材2より像保持体1の正転方向上流側にて像保持体1に接触形成され且つ板状清掃部材2の全幅に亘って接触する帯状トナー像からなる清掃用トナー像TBで構成され、滞留物搬出手段5及び接触手段6が、像保持体1を正逆方向に回転させる像保持体回転制御手段7で構成され、この像保持体回転制御手段7が、滞留物搬出動作前に清掃用トナー像TBを滞留物Pに接触させるように像保持体1を正転方向に回転させ、しかる後、当該滞留物Pを接触した清掃用トナー像TBと共に接触部位から搬出させるように像保持体1を逆転方向に回転させるようにすればよい。
ここで、清掃用トナー像TBとは、板状清掃部材2の先端部位に新規なトナーを供給するために像保持体1上に形成されるものであり、像保持体1に最初に接触する位置は板状清掃部材2と像保持体1との接触部位より像保持体1の回転方向上流側であればよい。そのため、像保持体1に対向して専用の作像手段を配置し、これを用いて清掃用トナー像TBを形成するようにしてもよいし、像保持体1に通常トナー像を形成する方式を用いて清掃用トナー像TBを形成するようにしてもよいが、装置構成を簡略化させる観点から、後者の方が好ましい。
また、清掃用トナー像TBとしては像保持体1の幅方向の板状清掃部材2に対応した領域に亘って設けるようにしてもよいし、像保持体1に像形成がなされない領域(非画像部)と像形成がなされる領域(画像部)があれば清掃用トナー像TBの濃度をこれらの領域によって分けるようにしてもよく、板状清掃部材2の全幅に亘って一様なトナーが供給できるようなトナー像が好ましい。そして、清掃用トナー像TBは、板状清掃部材2に接触するまでは像保持体1上にトナー像として維持され、板状清掃部材2に接触した後は、板状清掃部材2によって像保持体1から掻き取られて粉体状のトナー(例えばクラスター状)になるが、本願では、この状態のトナーもその供給方式が清掃用トナー像TBであることから、適宜清掃用トナー像TBと称す。
このように、Aの位置にある清掃用トナー像TBを像保持体回転制御手段7によって滞留物Pに接触させ(図中破線で示すBの位置)、更に、像保持体回転制御手段7によって滞留物Pを清掃用トナー像TBと共に接触部位から搬出させる(図中二点鎖線で示すCの位置)ことで、滞留物Pは接触部位から除去されるようになる。このとき、Cの位置では、清掃用トナー像TBの一部が板状清掃部材2の先端部位に落下し、板状清掃部材2と像保持体1との接触部位を覆うようになる。
更に、このように清掃用トナー像TBを用いる場合、像保持体1に付着した滞留物Pを清掃する際、滞留物Pを像保持体1から剥離して粉砕させる観点からすれば、像保持体回転制御手段7は、接触部位から搬出された滞留物P及び清掃用トナー像TBのうち清掃用トナー像TBが板状清掃部材2の先端部位に落下する時点を経過した後に、更に、像保持体1を正転方向に回転させることが必要である。これによれば、落下した清掃用トナー像TBが板状清掃部材2の先端部位にあるため、像保持体1が正転したときには像保持体1と板状清掃部材2との接触部位には先に清掃用トナー像TBが充当され、後続の滞留物Pの侵入が阻止される。そのため、像保持体1の正転動作に伴って滞留物Pが接触部位に入り込もうとしても、清掃用トナー像TBによって遮蔽され、滞留物Pは像保持体1から剥離されて粉砕され、細かく分散されるようになる。尚、このような作用の詳細については、実施の形態に委ねる。また、このような像保持体1の正転動作は、滞留物清掃時に行うようにしてもよいし、例えば画像形成装置の次のウォーミングアップ時に行うもので兼用するようになっていても差し支えない。
更にまた、清掃用トナー像を用いる方式において滞留物Pの清掃効果を高める観点からすれば、更に、板状清掃部材2の上方近傍にて像保持体1に対向するように設けられ、板状清掃部材2にて清掃されたトナーの飛散を防ぎ且つ板状清掃部材2の先端部位にトナーを溜めるフィルム状のシール部材を備え、像保持体回転制御手段7は、接触部位から搬出された滞留物P及び清掃用トナー像TBのうち清掃用トナー像TBがシール部材に接触した直後に像保持体1を正転方向に回転させることが必要である。ここで、「直後」としたのは、清掃用トナー像TBがシール部材に接触している間であればよく、清掃用トナー像TBがシール部材を抜け出てしまうようなタイミングを意味するものではない。
また、シール部材を備える態様において清掃用トナー像TB(粉体状のトナーに相当する)を板状清掃部材2の先端部位に溜める観点からすれば、像保持体回転制御手段7は、接触部位から搬出された滞留物P及び清掃用トナー像TBのうち清掃用トナー像TBがシール部材に接触した位置で像保持体1に逆転動作及び正転動作を繰り返させるように制御することが好ましい。
一方、安定して滞留物Pを清掃する第二の態様としては、次のものが挙げられる。すなわち、これは、本発明に関連する関連発明を具現化した実施の形態であって、図2(b)に示すように、滞留物清掃部材4が、板状清掃部材2より像保持体1の正転方向上流側位置にて当該像保持体1に接離可能且つ回転可能なブラシ部材8で構成され、滞留物搬出手段5が、接触部位から滞留物Pを搬出するように像保持体1を逆転制御する像保持体回転制御手段7で構成され、更に、接触手段6が、像保持体回転制御手段7にて搬出動作中の滞留物Pに対しブラシ部材8を接離可能に移動させるブラシ部材移動手段9で構成されるものが挙げられる。
ここで、ブラシ部材移動手段9は、像保持体1の回転制御を行う像保持体回転制御手段7とは別構成で設けられてもよいが、装置構成を簡略化する観点からすれば、ブラシ部材移動手段9は、像保持体回転制御手段7による像保持体1の回転動作に連動してブラシ部材8を像保持体1に対し接離させるようにすることが好ましい。また、像保持体1に対するブラシ部材8の安定した接離軌跡を確保する観点から、ブラシ部材移動手段9は、ブラシ部材8の像保持体1との接離に際し当該ブラシ部材8の回転軸が案内移動される案内溝を有していることが好ましい。これによれば、滞留物Pをブラシ部材8にて清掃する際、ブラシ部材8が不要に像保持体1に接触し過ぎることを防ぐこともでき、ブラシ部材8による滞留物Pの清掃効果を損なうこともない。
そして、ブラシ部材8を備える態様において、像保持体1の不要な劣化を防ぐ観点から、像保持体回転制御手段7及びブラシ部材移動手段9によって像保持体1上の滞留物Pがブラシ部材8にて清掃された後に、ブラシ部材移動手段9はブラシ部材8を像保持体1から離間させることが好ましい。このとき、ブラシ部材8が像保持体1から離間するタイミングは特に限定せられず、像保持体回転制御手段7による像保持体1の正転動作と合わせて離間するようにしてもよいし、例えば逆転動作時の途中で離間するようになっていてもよい。但し、ブラシ部材移動手段9が像保持体1の回転動作に連動してブラシ部材8を接離する態様にあっては、像保持体1の正転動作に連動してブラシ部材8が像保持体1から離間するようになっていればよい。
また、滞留物清掃手段3による滞留物Pの清掃効果を維持する観点から、滞留物清掃手段3は、像保持体1に形成される通常トナー像の画像密度の履歴情報、形成された通常トナー像の履歴情報及び環境情報の少なくともいずれかの情報に基づいて動作を行うようにすることが好ましい。ここで、形成されたトナー像の履歴情報とは例えばプリント枚数が連続枚数や累積枚数によって板状清掃部材2への滞留物発生量が異なることから、このような状態を把握するための履歴情報を指す。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明をより詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は上述した形態モデルが適用された画像形成装置の実施の形態1の概要を示す。同図において、本実施の形態の画像形成装置は、複数の張架ロール11〜14によって略横方向に張架されて循環回転する中間転写ベルト10と、中間転写ベルト10の略直線状に張架された一辺側に沿って順次配置された四色(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の各色プロセスカートリッジ20(20a〜20d)等で構成されている。尚、符号50は、画像形成装置での各種制御を行う制御装置である。
中間転写ベルト10は、複数の張架ロール11〜14に掛け渡されて例えば張架ロール11を駆動ロールとして循環回転するもので、トナー像を一時的に保持して搬送するようになっている。中間転写ベルト10の周りには、張架ロール14と中間転写ベルト10を挟んで対向する位置に二次転写ロール等の二次転写装置15を備え、張架ロール14をバックアップロールとして両者の間には中間転写ベルト10上のトナー像を図示外の記録材供給部から供給された記録材S上に一括転写する二次転写電界を作用させるようになっている。更に、中間転写ベルト10を挟んで張架ロール11に対向する位置には、中間転写ベルト10上に残留するトナーを清掃するベルト清掃装置16が設けられている。ベルト清掃装置16は、中間転写ベルト10に対しリトラクト可能に設けられて残留トナーを清掃するブレード17と、ブレード17にて清掃されたトナーを図示外の廃トナー収容部に搬送するための撹拌搬送部材18が設けられている。
そして、中間転写ベルト10の裏面側で夫々のプロセスカートリッジ20に対向する位置には、プロセスカートリッジ20で形成されたトナー像を中間転写ベルト10上に転写する一次転写ロール等の一次転写装置19(19a〜19d)が設けられている。そのため、中間転写ベルト10上には、夫々の一次転写装置19によって転写された各色トナー像が多重化されて、この多重化されたトナー像が二次転写部位にて記録材S上に一括転写されるようになる。尚、一次転写装置19とプロセスカートリッジ20との間には中間転写ベルト10上に各色トナー像を転写する一次転写電界を作用させるようになっており、また、二次転写部位にてトナー像が一括転写された記録材Sは図示外の定着装置により、例えば加熱及び加圧の作用によって定着されるようになっている。
図4は、一つのプロセスカートリッジ20を例示したものであり、本実施の形態のプロセスカートリッジ20は、画像形成装置筐体に対し着脱自在に構成されている。夫々のプロセスカートリッジ20(20a〜20d)は使用する現像剤(本例ではトナーとキャリアを含む二成分現像剤が用いられる)を除けば略同一構成のため、ここでは一つのプロセスカートリッジ20について説明する。
本実施の形態のプロセスカートリッジ20は、トナー像を保持し正逆回転可能な像保持体としての感光体21と、感光体21を帯電する帯電ロール等の帯電装置22と、帯電装置22によって帯電された感光体21が露光されて潜像が形成され、この潜像をトナーにて現像して可視像化されたトナー像にする現像装置30と、感光体21上のトナー像が一次転写部位にて中間転写ベルト10上に転写された後の感光体21上の残留トナーを清掃する清掃装置40とで構成されている。尚、符号23の矢印は、図示外の露光装置として例えばレーザ走査装置から各色に対応させて照射されるレーザ光線を示したもので、本実施の形態では一つのレーザ走査装置を用い、各色のプロセスカートリッジ20の感光体21に対しては、夫々のプロセスカートリッジ20のハウジングの隙間(図示せず)を介して個々に露光されるようになっている。
また、本実施の形態の現像装置30は、感光体21側に対応する位置に開口を有するハウジング31を備え、この開口に面して感光体21と対向する位置に現像ロール32が配置されている。現像ロール32は、内部に磁極のN極及びS極が適宜配置された磁石体を有し、磁石体の周りを非磁性の現像スリーブが回転するようになっている。現像ロール32の周りには、現像ロール32上の現像剤の層厚を規制する規制部材33が現像ロール32に対し所定の間隙を保って配置され、この規制部材33より現像ロール32の回転方向下流側には、ハウジング31に固定されたシール部材34が設けられ、規制部材33によって規制された現像剤がハウジング31から外部に飛散するのを防ぐようになっている。一方、規制部材33より現像ロール32の回転方向上流側には、主として現像ロール32に対して現像剤を供給する供給撹拌搬送部材35が現像ロール32の斜め下方に対向配置されると共に、この供給撹拌搬送部材35の後方には、主として現像剤に摩擦帯電を行う混合撹拌搬送部材36が設けられている。そして、供給撹拌搬送部材35と混合撹拌搬送部材36との間には、ハウジング31の仕切壁31aの開口を介して現像剤が循環できるようになっている。
このような構成の現像装置30では、二つの撹拌搬送部材35,36にて撹拌搬送された現像剤は、供給撹拌搬送部材35によって現像ロール32上に供給される。現像ロール32上に供給された現像剤は、規制部材33によって層厚が規制され、所定量の現像剤層が形成された状態で感光体21との対向部位である現像領域に搬送される。現像領域では感光体21と現像ロール32との間の現像電界の作用により、現像剤中のトナーが感光体21上の潜像に対応して飛翔し、感光体21上の潜像が可視像化される。また、現像領域を越えた現像剤は、例えば磁極配置による反発磁界の作用によって供給撹拌搬送部材35側に回収され、混合撹拌搬送部材36側へ搬送される。尚、本実施の形態では、現像装置30として二成分現像剤を用いるものを示したが、二成分現像剤に限られず、例えばトナーのみを用いる現像方式を利用するようにしてもよいことは云うまでもない。
一方、清掃装置40は、感光体21に対向する開口を有するハウジング41と、この開口の下方側の開口縁部に対応して設けられ且つ感光体21上の残留トナーを清掃する板状清掃部材としてのブレード42と、開口の上方側の開口縁部に対応して設けられ且つブレード42で清掃されたトナーの飛散を防止するフィルム状のシール部材44と、ハウジング41内部に設けられ且つハウジング41内に回収された廃トナーを図示外の廃トナー収容部に搬送する撹拌搬送部材45とを有している。尚、ブレード42の感光体21と接する部位の反対側である基端側が、略L字状のブレード支持部材43を介してハウジング41に取り付けられており、また、ブレード42の自由端側である開口側の先端面は上方を向いた形となっている。特に、本実施の形態では、ブレード42の先端面は、感光体21との接触部位側が若干下方に下がるように取り付けられている。
また、本実施の形態の制御装置50(図3参照)では、各種の作像制御等を行っているが、ここでは感光体21の滞留物の清掃を行う場合の制御系について説明する。本実施の形態の制御装置50は、図5に示すように、環境センサ51(図3には図示せず)にて検知された環境情報から、現在の環境が、予め分類された環境条件、例えば高温高湿条件、低温低湿条件、その他の条件等のいずれの条件に属するものであるか否かを判別する環境条件判別部52が設けられている。更に、制御装置50には、画像形成がなされた履歴情報を記憶する履歴情報記憶部53を有し、ここでは、行われた印刷枚数や、画像密度などが記憶されている。更にまた、環境条件判別部52と履歴情報記憶部53とから、滞留物の清掃を行うか否かを判断する滞留物清掃モード判断部54を有し、この滞留物清掃モード判断部54にて滞留物の清掃を行うべきと判断された場合には、滞留物清掃モードが実施されるようになる。そして、制御装置50では、帯電装置22、露光装置(本例では23で示す)、現像装置30等の各種駆動制御や、感光体21の回転制御を行うことで、滞留物清掃モードを実施するようになっている。
このような制御装置50における制御フロー(滞留物清掃モードへの移行フロー)は、図6に示すようになっている。先ず、センサ51からの情報によって環境条件判別部52による判別がなされる(S1)。次に、判別された環境条件に対し、履歴情報記憶部53内のテーブルから適合する印刷枚数を選択する(S2)。そして、実際の印刷枚数がテーブル値に達したかどうかの判別がなされ(S3)、テーブル値に達していなければS1に戻り、テーブル値に達していれば、滞留物に対する清掃が必要と判断し、通常トナー像を形成する作像時と異なる非作像時に滞留物清掃モードを実施するようになる(S4)。
本実施の形態での滞留物清掃モードは、図7に示すように、先ず感光体21上に滞留物清掃部材である清掃用トナー像としてのトナーバンドを形成する(S11)。このとき、トナーバンドとしては、感光体21の回転軸方向に沿って同じトナー濃度のものを形成するようにしてもよいし、履歴情報記憶部53(図5参照)での記憶された履歴情報に基づいて、例えば感光体21の回転軸方向に沿って通常トナー像の作像時にトナーの供給が多くなされた部位と少ない部位とに分類し、夫々の部位に対応する形でトナー量が供給されるようにトナーバンドのトナー濃度を感光体21の回転軸方向に亘って変化させるようにしてもよい。あるいはまた、トナーバンド自体の大きさを感光体21の回転軸方向に沿って変化させるようにしてもよい。
感光体21上にトナーバンドが形成されると、このトナーバンドを感光体21の回転動作(正転動作)に伴って移動させて滞留物に接触させ、トナーバンドの先頭位置がブレード42の先端を越えて所定位置に到達したか否かの判断がなされる(S12)。これは、トナーバンドによってトナーバンドのフレッシュトナーが確実にブレード42の先端部位に供給される時間を見計らうようにすればよい。次に、所定位置に到達したと判断されると、感光体21を正転動作から逆転動作に切り替え(S13)、所定時間逆転させる(S14)。その後、再度、感光体21を正転動作に切り替え(S15)、所定時間経過したところで滞留物清掃モードを終了する(S16)。
ここで、滞留物について説明する。図8(a)に示すように、感光体21上の残留トナーの清掃をブレード42で続けると、ブレード42と感光体21との接触部位(ニップ域)には次第にトナーから遊離した外添剤が留まるようになり、滞留物(高濃度の外添剤を含むトナーの塊)Pが形成されるようになる。そして、この滞留物Pの表面側には更にトナーTが溜まるようになる。このことは、トナー粒子から微小径の外添剤が遊離し易く、ニップ域でのブレード42のエッジが感光体21の回転によって下方に潜り込むようになり、このニップ域自体が外添剤の留まり易い形状となることにもよる。このようにニップ域に滞留物Pが留まるようになると、ブレード42先端に溜まったトナーによる感光体21の清掃効果が低減し、良好な清掃ができなくなる。
つまり、このようにブレード42先端での有効なトナー溜まりが形成できなくなると、ここでのトナーの流動化が阻害され、感光体21に対する清掃性能が低下するようになる。特に、感光体21の長寿命化のために、低摩耗性の感光体21を使用した場合には、感光体21表面に付着形成された例えば放電生成物が取りきれず、放電生成物の吸湿等による画質劣化(ディレーション:所謂像抜け)等が発生するようにもなる。
そして、このような滞留物Pを清掃しようと、図8(b)のように、感光体21を逆転させても、滞留物Pやこの滞留物Pに付着したトナーTは滞留物Pが感光体21との密着力が強いことから感光体21と一緒にそのまま移動する。そこで、更に、感光体21を正転させるようにしても、滞留物Pがそのままブレード42のニップ域に戻ることから、滞留物Pが除去されるようにはならない。
したがって、このようなブレード42のニップ域に留まった滞留物Pを清掃することが重要となる。次に、本実施の形態における滞留物Pの清掃作用について説明する。
本実施の形態では、図9(a)に示すように、滞留物清掃モード時にトナーバンドTBが感光体21上に形成され、このトナーバンドTBが感光体21の回転(正転動作)によってブレード42まで達し、ブレード42によって掻き取られることで、ブレード先端部位にはトナーバンドTBによって供給されたフレッシュなトナーTが順次溜まるようになる。そのため、ニップ域の滞留物Pの上にはフレッシュなトナーTが順次溜まった大きな溜まりが形成される。
次に、感光体21を逆転動作させると、図9(b)のように、感光体21に対する滞留物P(高濃度の外添剤を含むトナーの塊)の付着力が強いことから、ブレード42上に溜まったトナーTは滞留物Pごと上方に持ち上げられ、滞留物Pはニップ域から搬出されるようになる。このとき、フレッシュなトナーT相互の付着力は弱いことから、トナーTが上方に持ち上げられることで、トナーTの一部(図中点線で囲む部分)がブレード42上に自由落下して順次降り注ぐようになる。そのため、ブレード42と感光体21との接触部位(ニップ域に相当)も含め、ブレード42上にはフレッシュなトナーTが溜まるようになる。このような段階で感光体21を正転動作させるようにすると、図9(c)のように、ニップ域にはブレード42上に溜まったフレッシュなトナーTが先に入り込むため、そこに滞留物Pが入り込もうとしても余地がなく、滞留物Pはニップ域に新たに供給されたトナーTによって感光体21から剥離されて粉砕され、ブレード42先端部位のトナーT内に分散されるようになる(図中、符号P’が分散された滞留物を示す)。その結果、ブレード42先端部位でのトナーTの流動性が保たれ、感光体21に対する十分な清掃性能が確保されるようになる。
更に、本実施の形態では、図9(b’)のように、ブレード42の上方にシール部材44を設けたことで、感光体21を逆転動作させた段階で滞留物P上のトナーTはシール部材44によって大量に下方へ落下されるようになり、ブレード42上には大量のフレッシュなトナーTが一気に降り注ぐようになる。そのため、滞留物Pの清掃作用が一層顕著に現れるようになる。このとき、感光体21に対する滞留物Pの付着力が強いことから、滞留物Pがシール部材44に仮に接触しても、シール部材44によって滞留物Pを感光体21から剥離させることは困難である。
本実施の形態では、感光体21を逆転動作から正転動作に切り替えるタイミングを即座に行う態様を示したが、例えば、逆転動作を行い、ブレード42の先端部位にフレッシュなトナーTが降り注いだ状態で滞留物清掃モードを終了するようにしても差し支えなく、この場合、次の画像形成時に感光体21が例えばウォーミングアップ時などに回転(正転方向に回転する)するが、このとき、既にブレード42先端部位にはフレッシュなトナーTが存在していることから、感光体21に付着している滞留物Pがブレード42上のフレッシュなトナーによって壊されて分散されるようになる。
また、ブレード42上へのトナー供給を一層効果的に行うために、次のような変形形態を採るようにしてもよい。つまり、感光体21を逆転動作させ、シール部材44によってフレッシュなトナーTがブレード42の先端部位に降り注いだ後、感光体21に対しこの付近で正転動作/逆転動作の繰り返し動作を行わせるようにしてもよい。この場合、感光体21上のトナーTがシール部材44に接触する頻度が増えることにより、ブレード42の先端部位に落下されるトナー量を増やすこともできるようになり、一層安定した滞留物Pの清掃作用が期待できるようになる。尚、シール部材44に繰り返し接触させるようにしても、滞留物P自体は感光体21への付着力が強いことから、シール部材44で剥離されることは殆どない。
図10は、本発明に関連する関連発明が適用された実施の形態2に係る画像形成装置の一つのプロセスカートリッジ20を示すものである。本実施の形態の画像形成装置の構成は、実施の形態1と略同様に構成されているため、ここではその説明は省略し、プロセスカートリッジ20について説明する。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
同図において、本実施の形態のプロセスカートリッジ20は、実施の形態1のプロセスカートリッジ20(図4参照)と略同様に構成されるが、清掃装置40が実施の形態1と異なるものとなっている。本実施の形態では、滞留物清掃部材として清掃装置40のハウジング41内に感光体21に対して接離し且つ回転するブラシ部材46が設けられたものとなっている。
そして、本実施の形態ではブラシ部材46を感光体21に対して接離させるために、次のようなブラシ部材移動機構(接触手段としてのブラシ部材移動手段に相当する)を備えている。図11(a)(b)は、ブラシ部材移動機構を示すもので、(a)は感光体21の周面方向から見た図であり、(b)は感光体21を回転軸方向から見た図となっている。
本実施の形態では、感光体21の一端部側に感光体21に直結した感光体ギア211が設けられており、この感光体ギア211は図示外の駆動モータから駆動伝達系を介して駆動される駆動ギア212と噛合しており、駆動モータの正逆回転によって駆動ギア212が正逆回転することで感光体ギア211が正逆回転するようになっている。また、感光体ギア211には、これに噛合する歯を有する駆動伝達ギア213が設けられている。
一方、ブラシ部材46は、その回転軸461の周囲にブラシ繊維462が植毛されたものであって、回転軸461の一端側で感光体ギア211寄りにはブラシ部材46を回転させるブラシギア463が設けられている。そして、このブラシギア463と、駆動伝達ギア213の間には、互いのギアに噛合する歯を有する中間ギア214が設けられている。更に、本実施の形態のブラシ部材46は、その回転軸461がすべり移動可能に支持される扇状の孔部(図中二点鎖線で示す案内溝に相当する)471が開設された支持板47(図中二点鎖線で示す)をブラシギア463より内側に備えており、この支持板47は例えば清掃装置40のハウジング41に支持されるようになっている。
ここで、このようなブラシ部材移動機構の作動について図11を用いて説明する。感光体ギア211が図中矢印方向に逆転動作(滞留物搬出手段としての感光体21の回転制御手段に相当する)すると、駆動伝達ギア213及び中間ギア214は夫々矢印方向に回転する。そして、中間ギア214の回転によってブラシギア463も矢印方向に回転し、ブラシ部材46の回転軸461が孔部471内をすべり移動するようになる。これにより、ブラシ部材46は回転しながら、図中A(破線で示す位置)からBの位置に移動する。仮に、これ以上感光体ギア211が逆転動作を続けても、孔部471によってブラシ部材46の回転軸461の移動が規制されるため、ブラシ部材46はこの位置で空回転を行うようになる。このとき、ブラシギア463がBの位置に達する前にブラシ繊維462が感光体21に接触するようにしておけば、ブラシ繊維462による安定した清掃がなされるようになる。つまり、感光体21の逆転動作に対し、その途中でブラシ部材46が感光体21に接触し、このときの回転方向は、感光体21とブラシ部材46とはその対向部位で互いに同一方向に回転するようになる。
一方、感光体ギア211を正転動作に戻すと、ブラシギア463はBの位置からAの位置に戻されるようになり、それ以上正転動作を行っても、Aの位置で空回転するようになる。このようなブラシ部材移動機構によって、感光体21の逆転動作に連動して、ブラシ部材46を感光体21に接触させるようにすることができると共に、感光体21の正転動作に連動してブラシ部材46を感光体21から離間させることができるようになる。
本実施の形態では、実施の形態1のようにトナーバンドを形成する必要がないことから、制御装置50(図3参照)での滞留物清掃モードは図12に示すようなフローになっている。制御装置50によって滞留物の除去が必要と判断されると、通常トナー像を形成する作像時と異なる非作像時に滞留物清掃モードが実施される。滞留物清掃モードでは、感光体21を逆転させることで、これに伴い、ブラシ部材46が感光体21に接触するようになる(S21)。そして、所定時間が経過すると(S22)、感光体21を正転させるようにし、ブラシ部材46を感光体21から離間させる(S23)。そして、所定の時間が経過すると(S24)、滞留物清掃モードを終了する。
次に、本実施の形態での滞留物の清掃作用について説明する。
図13(a)に示すように、感光体21上の残留トナーをブレード42にて清掃すると、ブレード42のニップ域にはトナーの外添剤が高濃度に堆積した滞留物Pが留まるようになる。そのため、新たに感光体21から掻き取られたフレッシュなトナーTが滞留物Pの上に堆積するようになる。
このような状態で、感光体21を逆転動作させると、感光体21に対する滞留物Pの付着力が強いことから、滞留物PとトナーTとはそのまま上方に持ち上げられる。このとき、感光体21の逆転動作に連動して、ブラシ部材46が感光体21に接触するように移動するため、図13(b)に示すように、滞留物Pが所定位置に達したときにはブラシ部材46が感光体21に接触し、このブラシ部材46の回転によって滞留物PはトナーTと共に掻き取られて感光体21から除去され、掻き取られた破片は一部そのままブレード42の先端部位に落下するようになる。
このとき、ブラシ部材46によって滞留物PやトナーTの一部は上方に巻き上げられるようになるが、シール部材44(図10参照)によって清掃装置40から外部へ飛散することが抑えられている。
このようにブラシ部材46によって滞留物Pが清掃された段階で、感光体21を逆転動作から正転動作に切り替えると、ブレード42のニップ域には分散された滞留物PとトナーTとの混合物が入り込むため、例えば外添剤が高濃度に堆積したものではなく、ブレード42の先端部位でのトナーの流れは良好に保たれるようになり、感光体21に対する清掃性能が維持されるようになる。
また、本実施の形態では、ブラシ部材46が感光体21の逆転動作に連動して感光体21と接触するようになっているため、ブラシ部材46が不必要に長時間感光体21表面に接触することもなく、感光体21に対する損傷を抑えることができるようになる。
更に、ここでは、ブラシ部材46を感光体21から離間させるように感光体21を正転させるようにしたが、この正転動作は、滞留物清掃モード時に必ずしも行う必要はなく、例えば滞留物清掃モードで滞留物Pを清掃した後に、ブラシ部材46が感光体21に接触した状態で装置を停止させ、次の画像形成時の例えばウォーミングアップ時に感光体21の正転動作によってブラシ部材46を感光体21から離間させるようにしてもよい。
また、ブラシ部材46を移動させるブラシ部材移動機構として、感光体21の回転動作に連動する態様を示したが、例えばブラシ部材46を感光体21の回転とは無関係に独立した移動機構を設けるようにしても差し支えない。
そして、本実施の形態では、ブレード42が上向きに配置される態様を示したが、このようなブラシ部材46を用いることで、ブレード42の向きが上向きと異なる方向の場合で適用するようにしてもよい。
上述した実施の形態1,2では、画像形成装置として四色のフルカラー用のものを示したが、四色に限られず、その数量は幾つあっても差し支えなく、単色であってもよいし、五色以上のものであってもよい。また、例えば一つの感光体を用い、これに複数の現像装置を備えるようにした態様であってもよい。
更に、上述の実施の形態1,2では、環境条件を下に印刷枚数等の履歴情報から滞留物清掃モードを行うタイミングを決定する方式を示したが、例えば環境条件や履歴情報のみによってタイミングを決定するようにしても差し支えない。つまり、環境条件で例えば低温低湿条件では、感光体21にブレード42を当てると、感光体21の摩耗が高温高湿条件に比べて大きくなり、感光体21の摩耗劣化が生じ易くなる。つまり、低温低湿条件下では、滞留物が一層強固な塊を形成し易くなり、その結果、滞留物による感光体21の摩耗も生じ易くなる。そのため、このような条件下では早めに滞留物を除去する必要がある。したがって、環境条件からの判別によって滞留物清掃モードを行うタイミングを決定するようにしてもよい。また、履歴情報のみから滞留物清掃モードを行うタイミングを決定するようにしても差し支えない。
◎滞留物清掃モードの発生頻度
図14(a)は、滞留物清掃モードを行う発生頻度を印刷枚数との関係で示した一例であり、連続処理した枚数と、頻度との関係を記載したものである。例えば連続処理枚数が3枚以下(RL3以下)の条件下では、このような印刷ジョブを1000回行ったときに滞留物清掃モードを1回行うようにし、連続処理枚数が増えれば、滞留物清掃モードを行う頻度を高め、少ないジョブ数の時点で滞留物清掃モードを実施するようになっている。
また、図14(b)は、環境条件による重み付けを行うためのもので、低温低湿条件での感光体の摩耗を防ぐ意味から、低温低湿での乗数が高く設定されたものとなっている。尚、テーブル1〜7の範囲で、環境条件は低温低湿から高温高湿に至るまで、順次高温高湿状態に変化するようになっている。このような乗数を用いることで、図14(a)での連続処理枚数に(b)の乗数を掛けることで、環境に対する滞留物の影響を踏まえた条件設定が可能になる。
◎トナーバンドの形成
図15は、例えば感光体上で形成される画像密度が、感光体の周方向に対して異なる場合に、好適なトナーバンドを形成するための露光量の例を示したものである。例えば、感光体上に形成される画像が、感光体の回転軸方向に沿って画像部と非画像部とに分かれるようなものであったり、画像密度が著しく異なるものである場合には、トナーバンド形成時に露光量を変化させることで、トナーバンドの濃度を変化させ、ブレードに供給するフレッシュなトナー量を画像の幅方向に亘って変化させることができるようになる。
つまり、残留トナーが多い部分の方が滞留物としてニップ域に留まり易いことから、滞留物の量に合わせてトナーバンドを形成するようにすればよく、滞留物が多く留まっている部位には多くのフレッシュなトナーを供給する一方、滞留物が少なく留まっている部位には少ないフレッシュなトナーの供給がなされるようになり、トナーバンドとして消費されるトナー消費量を抑えながら、良好な滞留物の除去ができるようになる。
◎ブレード上の滞留物評価
ここでは、実施の形態1の構成で、具体的な滞留物がどうなるかを評価したものである。具体的には、環境条件を低温低湿条件(例えば10℃30%RH)とし、印刷を繰り返した後のブレード表面の様子を観察した。印刷に使用したチャートは、プロセス方向(感光体の周方向)に連続する帯状のベタ画像(画像部)と白紙部分(非画像部)が混在するものを使用し、100枚の連続処理(RL100)を行い、滞留物清掃モードによる処理を行った後、更に100枚の連続処理を繰り返し、このような繰り返しを合計20回行った。滞留物清掃モードの頻度は、図14(a)から100枚毎に1回行うようにした。尚、図14(b)から環境条件による乗数を1.0とした。
また、トナーバンドは、バンド幅を20mmとし、図15を参考にして、画像部に対応する部位には80%の露光量、非画像部には10%の露光量として形成した。
滞留物の堆積量は、ブレード先端の堆積物を崩さないようにブレードを取り外し、感光体に付着している堆積物を顕微鏡で観察しながら、トナーをエアーで吹き飛ばして除去し、感光体に強固に付着している滞留物の量を、対象物の高さを同時に計測できる顕微鏡(キーエンス社製 VK9500)にて撮影し、画像処理によって外添剤とトナーを識別し、抽出した外添剤の量を体積として測定した。
また、比較例として、滞留物清掃モードを行わないものも加えた。
結果は、図16に示すように、本実施例では感光体の回転軸方向に沿って1μm幅当たりの堆積量が101μmとなったが、比較例では155μmであり、本実施例では2/3程度に減少していることが確認された。また、非画像部と画像部との差も本実施例の方が比較例よりも小さくなっていることから、滞留物清掃モードを行うことが有効であることが確認された。 尚、図17(a)は、上述の実施例でのブレードを取り外した表面状態を示し、(b)は、更に、トナーをエアーにて除去した表面状態を示している。
更に、本件発明者は、実施の形態2の構成においても同様の評価を行い、同様の結果を得ることができた。
本発明を具現化する実施の形態モデルに係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態モデルの具体的態様を示し、(a)は第一の態様、(b)は第二の態様を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態1のプロセスカートリッジを示す説明図である。 実施の形態1の制御系を示すブロック図である。 制御装置での制御フローを示すフローチャートである。 制御フローの滞留物清掃モードを示すフローチャートである。 通常の滞留物の作用を示す説明図であり、(a)は滞留物が形成された様子、(b)は感光体を逆転させたときの様子を示す。 (a)〜(c)は実施の形態1での滞留物の清掃作用を示す説明図である。 実施の形態2に係るプロセスカートリッジを示す説明図である。 (a)(b)は実施の形態2のブラシ部材移動機構を示す説明図である。 実施の形態2の滞留物清掃モードを示すフローチャートである。 (a)(b)は実施の形態2での滞留物の清掃作用を示す説明図である。 実施例での滞留物清掃モードの発生頻度に対する一例を示す表であり、(a)は連続処理枚数と頻度との関係、(b)は環境条件の重み付けの一例を示す。 トナーバンド形成時の露光量の一例を示す表である。 実施例の結果を示す表及びグラフである。 (a)(b)は実施例での感光体表面に付着した滞留物の状態を示す写真に関する説明図である。
符号の説明
1…像保持体,2…板状清掃部材,3…滞留物清掃手段,4…滞留物清掃部材,5…滞留物搬出手段,6…接触手段,7…像保持体回転制御手段,8…ブラシ部材,9…ブラシ部材移動手段,TB…清掃用トナー像,P…滞留物

Claims (3)

  1. トナー像を保持し且つ正逆回転自在な像保持体と、
    通常トナー像作像時の像保持体の回転方向である正転方向に対向するように像保持体に接触した状態に保たれ且つ像保持体に接触する側の先端面が上向きに配置されて像保持体上の残留トナーを清掃する板状清掃部材と、
    この板状清掃部材と像保持体との接触部位に留まった滞留物を当該部位から移動させて清掃する滞留物清掃手段と、
    前記板状清掃部材の上方近傍にて像保持体に対向するように設けられ、板状清掃部材にて清掃されたトナーの飛散を防ぎ且つ当該板状清掃部材の先端部位にトナーを溜めるフィルム状のシール部材と、を備え、
    前記像保持体の正転方向は前記板状清掃部材との対向部位にて上から下に向かう方向であり、
    前記滞留物清掃手段は、
    前記滞留物を清掃する滞留物清掃時にのみ像保持体に接触して設けられ、像保持体と板状清掃部材との接触部位に滞留した滞留物を清掃する滞留物清掃部材と、
    像保持体を正転方向と異なる逆方向に一時的に逆転させることで滞留物を前記接触部位から離間した部位に搬出する滞留物搬出手段と、
    少なくとも滞留物搬出手段による滞留物の搬出動作中に前記滞留物清掃部材と前記滞留物とを接触させる接触手段とを有し、
    前記滞留物清掃部材は、前記板状清掃部材より像保持体の正転方向上流側にて当該像保持体に接触形成され且つ前記板状清掃部材の全幅に亘って接触する帯状トナー像からなる清掃用トナー像で構成され、
    前記滞留物搬出手段及び前記接触手段は、像保持体を正逆方向に回転させる像保持体回転制御手段で構成され、
    この像保持体回転制御手段は、滞留物搬出動作前に前記清掃用トナー像を滞留物に接触させるように像保持体を正転方向に回転させ、しかる後、当該滞留物を接触した清掃用トナー像と共に前記接触部位から搬出させるように像保持体を逆転方向に回転させ、
    更に、前記像保持体回転制御手段は、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が板状清掃部材の先端部位に落下する時点を経過した後で、かつ、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が前記シール部材に接触した直後に、像保持体を正転方向に回転させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像保持体回転制御手段は、接触部位から搬出された滞留物及び清掃用トナー像のうち清掃用トナー像が前記シール部材に接触した位置で像保持体に逆転動作及び正転動作を繰り返させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記滞留物清掃手段は、前記像保持体に形成される通常トナー像の画像密度の履歴情報、形成された通常トナー像の履歴情報及び環境情報の少なくともいずれかの情報に基づいて動作を行うものであることを特徴とする画像形成装置。
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