JP5309548B2 - 情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
この装置では、インクドナーフィルムに塗布されたインクを第1の加熱部によって中間転写体に転写してインク像を形成し、この中間転写体に転写されたインク像を第2の加熱部によって受像体に再転写することによって画像を形成する。
この方法で、金銀などの金属光沢色を印字する熱転写連続シートが知られている(特許文献2参照)。
この連続シートでは、色の三原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの染料を含んだ各層とブラック染料層をシート上に区画して設け、さらに特色層の区画部分を設けたものである。
この装置による画像の形成は以下のように実施される。まず、基体表面に画像保持層を設けた画像形成材料転写シートを用いて、既存の電子写真方式の画像形成装置によりこの転写体上に画像を一旦形成する。その後、この転写体をプラスチックシートなどの画像支持体に積層し、熱・圧力でラミネートし、続いて、画像形成材料転写シートを剥離して、画像を画像支持体上に転写させる。このような工程を経ることで、プラスチックシートに電子写真画像が形成される。
しかし、インクを用いて印刷する方式では、必要となった時に必要な数だけ作製するいわゆるオンデマント生産への対応が困難であったり、あるいは、一般的に多用される金色や銀色以外の金属光沢色を有する画像の形成が実質的に困難なために金属光沢色を有するトナー画像を設けることができないために特に色彩表現の点でデザイン上の制限があった。また、金色トナーや銀色トナーを用いてトナー画像を形成する方式では、十分な光沢感が得られなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、オンデマンド生産に対応でき、金色や銀色のみならずこれら以外のメタリック色からも選択される色相を有するトナー画像を備え、且つ、当該トナー画像が十分な金属光沢感を有する情報記録媒体およびその製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に係わる発明は、
画像支持体と、該画像支持体の少なくとも片面に設けられた板状の光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層と、該光輝性顔料含有層上に設けられたトナー画像と、を有し、
前記トナー画像の反射濃度が0.2以上1.2以下の範囲内であることを特徴とする情報記録媒体である。
請求項2に係わる発明は、
前記板状の光輝性顔料が、芯材に金属又は透光性の金属酸化物のコーティングを施した顔料である請求項1に記載の情報記録媒体である。
前記光輝性顔料含有層の表面の前記トナー画像が設けられた領域と異なる領域に、反射濃度が1.2より大きいトナー画像が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報記録媒体である。
基体と、基体の少なくとも片面に形成された画像保持層とを含む転写体の前記画像保持層が設けられた側の面に、電子写真法によりトナー画像を形成するトナー画像形成工程と、
前記トナー画像が形成された転写体の前記画像保持層側の面と、画像支持体および該画像支持体の少なくとも片面に設けられた板状の光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層を有する記録媒体の前記光輝性顔料含有層側の面とを重ね合わせた状態で、前記転写体および前記記録媒体を含む積層体を加熱加圧して、前記トナー画像を転写体側から前記記録媒体側へと転写する転写工程と、
前記転写工程を経た前記積層体から、前記転写体側の部材を剥離する剥離工程とを経て、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の情報記録媒体を作製することを特徴とする情報記録媒体の製造方法である。
請求項2に記載の発明によれば、上述した金属光沢を有するメタリック色のデザイン性の高い画像に加えて、当該画像とは別個に視認性に優れた画像も形成された情報記録媒体を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、オンデマンド生産に対応でき、金色や銀色のみならずこれら以外のメタリック色からも選択される色相を有するトナー画像を備え、且つ、当該トナー画像が十分な金属光沢感を有する情報記録媒体の製造方法を提供することができる。
本発明の情報記録媒体は、画像支持体と、該画像支持体の少なくとも片面に設けられた光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層と、該光輝性顔料含有層上に設けられたトナー画像と、を有し、前記トナー画像の反射濃度が0.2以上1.2以下の範囲内であることを特徴とする。
ここで、第1のトナー画像の形成に用いられるトナーは、特許文献4に示される金色トナーや銀色トナーなどの金属光沢色の表現を目的とした光輝性顔料を含む特殊なトナー(以下、「金属光沢トナー」と称す場合がある)ではなく、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーなどの通常の色材を含むトナー(いわゆる、通常広く利用されているトナー。以下、「非金属光沢トナー」と称す場合がある)が用いられる。
なお、特許文献1、2等に示されるインクを用いる方式でも、インクを調整すれば原理的には、金色や銀色以外のメタリック色を表現することも可能である。しかし、電子写真方式を利用してトナー画像を形成する場合と比較すると、インクを用いて画像を形成する場合は、大型の印刷装置を利用する必要がある。このため、オンデマント生産に対応できない。これに加えて、コスト面からは一般的なニーズの乏しい金色や銀色以外の特殊な色のメタリック色用のインクを開発し市場に提供することは困難である。それゆえ、金色や銀色以外のメタリック色の画像を有する情報記録媒体を提供することも実用上極めて困難である。
このような観点からは、本発明の情報記録媒体では、第1のトナー画像が電子写真法を利用して形成されるためオンデマンド生産に対応できる。これに加えて、情報記録媒体に設けられる第1のトナー画像の形成に用いる非金属光沢トナーの色を適宜選択するのみで、金色や銀色のみならず、これらの色以外のメタリック色をも金色や銀色と同様に極めて容易に表現することができる。
また、光輝性顔料としては、板状の顔料ではなく、粒子状の顔料も利用できる。この場合、1つの顔料に起因する反射効率は板状の顔料を用いる場合と比べると低下する傾向にある。しかし、トナーに光輝性顔料を添加する場合と比較して、光輝性顔料含有層に光輝性顔料を添加する場合の方が、添加量の自由度が高い。このため、光沢感を確保するのに必要な十分な量の光輝性顔料を光輝性顔料含有層に添加することができる。
以上のことから、本発明の情報記録媒体では、十分な光沢感を確保することができる。
この理由は、第1のトナー画像が設けられた領域に起因するメタリック色は、既述したように第1のトナー画像層の直下に位置する光輝性顔料含有層の光の反射が寄与することにより発現しているためである。すなわち、言い換えれば、情報記録媒体を視認する角度によって光輝性顔料含有層に起因する反射率が異なってくるため、これに応じて金属光沢感が変化するからである。このため、本発明の情報記録媒体は、より高いデザイン性を有する。
これに対して、特許文献2,4に示されるような金色や銀色のメタリック色の画像を形成する方法では、メタリック色の画像が、インクからなる層やトナーからなる層のように1つの層により形成される。このため、上述したような、視認方向による金属光沢感の変化を発現させることは困難である。
反射濃度が1.2より大きい場合には、メタリック色が発現し得ない。また、反射濃度が0.2未満の場合には、光輝性顔料含有層に起因する金属光沢感のみしか確認できず、金色や銀色など特有の色味を帯びたメタリック色が発現し得ない。
しかし、情報記録媒体を視認する者に対して文字情報など専ら情報を確実に伝達したい場合には、デザイン性よりも視認性に優れた画像が別個に設けられていることがより好ましいといえる。
このようなケースに対応するためには、光輝性顔料含有層の表面の第1のトナー画像が設けられた領域と異なる領域に、反射濃度が1.2より大きいトナー画像(以下、「第2のトナー画像」)が設けられていることが好ましい。
この場合、第2のトナー画像に情報伝達の機能を主に担わせることにより、情報記録媒体を視認する者に対してより確実な情報伝達が可能となる。
本発明の情報記録媒体は、画像支持体と、この画像支持体の少なくとも片面に設けられた光輝性顔料含有層と、該光輝性顔料含有層上に設けられたトナー画像とを少なくとも有する層構成であれば特に限定されず、この他に必要に応じて、画像支持体と光輝性顔料含有層との間に種々の中間層を設けたり、光輝性顔料含有層およびトナー画像全面を被覆する保護層を設けたりすることができる。
さらに、必要であれば光輝性顔料含有層表面に、光輝性顔料含有層に起因する光の反射を制御する目的で光反射調整層を設けることもできる。この場合、トナー画像は光輝性顔料含有層表面ではなく、光反射調整層表面に設けられる。
図1に示す情報記録媒体100は、画像支持体110と、画像支持体110の片面に設けられた光輝性顔料含有層120と、光輝性顔料含有層120表面の一部の領域に設けられた第1のトナー画像140とから構成されている。
図2に示す情報記録媒体102は、画像支持体110と、画像支持体110の片面に設けられた光輝性顔料含有層120と、光輝性顔料含有層120表面に設けられた光反射調整層130と、光反射調整層130表面の一部の領域に設けられた第1のトナー画像140と、光反射調整層130表面の第1のトナー画像140が設けられた以外の領域に設けられた第2のトナー画像142と、光反射調整層130、第1のトナー画像140および第2のトナー画像142を被覆するように設けられた保護層150とから構成されている。
以下、各層の詳細について説明する。
本発明に用いられる画像支持体としては、ある程度の剛性を有する板状の部材であれば公知の部材が利用でき、例えば、紙や、金属、セラミックス製のシートを挙げることができるが、通常は、プラスチックフィルムを用いることが好ましい。
プラスチックフィルムの厚みとしては、情報記録媒体の剛性を確保する観点から50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることが好ましい。なお、厚みの上限は特に限定されないが、製造性等の実用上の観点からは5000μm以下であることが好ましく、1000μm以下であることがより好ましい。縦横のサイズとしては用途に応じて適宜選択できるが、一般的には一辺の長さが5mm以上500mm以下の範囲内であることが好ましく、20mm以上200mm以下の範囲内が最も好ましい。また、キャッシュカードなどのいわゆる規格サイズのカードとして本発明の情報記録媒体を利用する場合、画像支持体の縦横のサイズは54mm×85.6mmとし、その厚みは、光輝性顔料含有層等のその他の層も含めた全厚みが760μm程度に調整しやすいように700μm以上750μm以下の範囲内とすることが好適である。なお、厚みや縦横のサイズは、画像支持体の構成材料が金属やセラミックスからなる場合についても同様である。
なお、プラスチックフィルムは2種類以上の樹脂をブレンドしたものから構成されてもよいし、2枚以上のプラスチックフィルムを貼り合わせて構成されたものでもよい。
詳細は後述するが、本発明の情報記録媒体は、転写体表面に形成されたトナー画像を、加熱加圧しながら光輝性顔料含有層表面に転写する転写工程を経て作製される。このため、上述したようにビカット軟化温度が70℃未満では、転写工程に起因して、情報記録媒体のカール・波打ち・軟化樹脂の流れによる変形や、画像歪みが発生してしまう場合うがある。また、ビカット軟化温度が130℃を超えると、転写工程において、転写体と画像支持体と十分に密着・接着させることができないため、トナー画像の転写不良が発生する場合がある。
本発明においては、厚さ2.5mmの試験片を用い、その表面に断面積が1mm2の針状圧子をセットし、この圧子に1kgの荷重を載せ、試験片を加熱する油槽の温度を徐々に上昇させていき、前記圧子が、試験片中に1mm進入したときの油温をビカット軟化温度とした。
さらに、磁気情報記録媒体として使用上問題がなければ、半導体回路を画像支持体の内部ではなく、表面に露出した状態で配置することも可能である。
光輝性顔料含有層は、金属光沢感を付与するために、少なくとも光輝性顔料が含まれるが、その他には、通常、熱可塑性樹脂が含まれ、また、これらの材料以外に必要に応じてその他の材料が含まれていてもよい。
光輝性顔料としては、金属光沢を帯びた顔料であれば、その構成は特に限定されないが、具体的には、A)芯材に金属や透光性の金属酸化物のコーティングを施した顔料、B)金属フレークからなる顔料が利用できる。以下にこれら2つのタイプの光輝性顔料についてより詳細に説明する。
このタイプの光輝性顔料(以下、「Aタイプの光輝性顔料」と称す場合がある)の芯材としては、少なくとも、金属層や透光性の金属酸化物層がその表面に安定して保持できる材料であれば特に限定されない。しかし、芯材の表面にコーティングされる層の光学的な特性を主に利用して金属光沢感を引き出す場合には、芯材は着色が無く、透明であり、また、表面が平滑であることが好ましい。
このような条件を満たす芯材としては、フレーク状や粒子状等のガラス、セラミックスや樹脂など(例えば、薄片(鱗片)状のマイカ(雲母)あるいは二酸化チタン、珪酸ガラス、ホウ酸ガラス)を利用することが好ましい。
なお、本発明では、情報記録媒体の第1の画像が形成された領域のメタリック色の制御の容易さという観点からは、金属光沢感自体は光輝性顔料含有層により、色味は第1のトナー画像により各々別個に制御されることが好ましい。この点では、コーティング層は金属酸化物層であることが好適である。
このタイプの光輝性顔料(以下、「Bタイプの光輝性顔料」と称す場合がある)フレーク状の金属をそのまま顔料として利用したもので、金属フレークとしては金、銀、ニッケル、アルミニウム、ブロンズ、銅、ステンレス・スチール等の公知の金属材料(合金も含む)を選択することができる。
板状の光輝性顔料のサイズとしては特に限定されるものではないが、通常は平均厚みが0.1μm以上1μm以下の範囲で、平面方向の平均最大長が3μm以上500μm以下のものが用いられる。しかし、既述したように、光輝性顔料含有層を、光輝性顔料を含む塗工液を用いて形成する際の光輝性顔料の配向性をより高めたり、また、光輝性顔料含有層の厚みの制御も容易にできるという観点からは、光輝性顔料の平均厚みは0.1μm以上0.3μm以下の範囲であることが好ましく、平面方向の平均最大長が5μm以上60μm以下の範囲内であることが好ましい。
なお、光輝性顔料の平均厚みや平面方向の平均最大長さは、光輝性顔料含有層中に分散する光輝性顔料10個について電子顕微鏡で観察し、個々の光輝性顔料の厚み、平面方向の最大長さを測定し、これらの値の平均値として求めることができる。
が、これらの中でも熱溶融性のポリエステル樹脂がより好ましく、特に熱溶融性の線状飽和ポリエステル樹脂がさらに好ましい。
熱溶融性の線状飽和ポリエステル樹脂は、多価ヒドロキシ化合物と多塩基性カルボン酸又はその反応性酸誘導体との反応によって製造することができる。
また、多塩基性カルボン酸としては、例えば、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アルキルコハク酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、その他の2価カルボン酸などが挙げられる。
有機系の紫外線吸収剤としては、例えば、有機系の材料ではフェニルサリシレート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系;2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系;等の材料が挙げられる。
また、無機系の紫外線吸収剤としては、酸化亜鉛、酸化チタンの酸化物微粒子、その他、酸化鉄、酸化セリウムなどの金属酸化物微粒子が挙げられる。なお、紫外線吸収剤としては特に有機系材料が好ましい。
リン酸系酸化防止剤としての具体例としては、トリメチルホスファイト、トルエチルホスファイト、トリ−n−ブチルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリステアリルホスファイト、トリオレイルホスファイト、トリストリデシルホスファイト、トリセチルホスファイト、ジラウリルハイドロジエンホスファイト、ジフェニルモノデシルホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス〔3−メチル−6−t−(ブチル)フェニル−ジ−トリデシル〕ホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジトリデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビスノニルフェニルペンタエリスリトールジホスファイト、ジフェニルオクチルホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトなどの亜リン酸エステル化合物などがある。
これらの酸化防止剤は、それぞれ単独で用いても、あるいは2種以上を混合して用いても良い。
本発明の情報記録媒体には、必要に応じて、光輝性顔料含有層表面に光反射調整層を設けることができる。
光反射調整層は、光輝性顔料含有層に入射した光が、光輝性顔料含有層中に含まれる光輝性顔料や、光輝性顔料含有層の更に下層に位置する画像支持体表面等から反射されて情報記録媒体の外部に放射される反射光の量を調整するために設けられる。具体的には、黒色又は白色の光反射調整層を設けることができる。
本発明の情報記録媒体には、光輝性顔料含有層が設けられた側の面に、第1のトナー画像が設けられ、また、必要に応じて第1のトナー画像に加えて第2のトナー画像が設けられる。これらのトナー画像は、通常の電子写真方式の画像形成装置を利用して転写体表面に形成された後、この転写体表面から情報記録媒体表面へと転写される。
しかし、高いデザイン性を付与することが容易であることから、第1のトナー画像により提供される画像情報は、主に非文字情報であることが好ましい。また、視認性に優れることから、第2のトナー画像により提供される画像情報は、主に文字情報であることが好ましい。
トナー画像の形成に利用されるトナーの体積平均粒径としては特に限定されず、一般的な範囲(3μm以上8μm以下程度の範囲)であればよい。
トナーはポリエステル樹脂やスチレンアクリル樹脂等の結着樹脂と顔料や染料等の色材とを少なくとも含むものが用いられ、オイルレス定着に対応するために必要に応じて更に離型剤を含んでいてもよい。さらに、帯電制御剤等の各種の内添剤や外添剤が、添加されていてもよい。また、トナーは、混練粉砕法などの乾式製法や乳化重合凝集法などの湿式製法など、公知の製造方法により作製されたものであればいずれも制限なく利用できる。
本発明の情報記録媒体には、必要に応じて、光輝性顔料含有層やトナー画像が設けられた面全体を被覆するように保護層を設けてもよい。保護層は透明であればその構成材料や形成方法は特に限定されるものではないが、通常は、転写体を構成する画像保持層や、転写体を構成する画像保持層を含む部材を保護層として利用することが好ましい。なお、画像保持層や画像保持層を含む部材を利用した保護層の形成方法や構成材料の詳細については後述する。
次に、本発明の情報記録媒体の製造方法について説明する。
本発明の情報記録媒体は、基体と、基体の少なくとも片面に形成された画像保持層とを含む転写体の前記画像保持層が設けられた側の面に、電子写真法によりトナー画像を形成するトナー画像形成工程と、前記トナー画像が形成された転写体の前記画像保持層側の面と、画像支持体および該画像支持体の少なくとも片面に設けられた光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層を有する記録媒体の前記光輝性顔料含有層側の面とを重ね合わせた状態で、前記転写体および前記記録媒体を含む積層体を加熱加圧して、前記トナー画像を転写体側から前記記録媒体側へと転写する転写工程と、前記転写工程を経た前記積層体から、前記転写体側の部材を剥離する剥離工程とを経て作製される。
以下、各工程の詳細について説明する。
トナー画像形成工程では、転写体の表面(画像保持層表面)に、電子写真法を利用してトナー画像を形成する。転写体表面には、情報記録媒体において第1のトナー画像となりえるトナー画像が形成されるが、このトナー画像と共に、情報記録媒体において第2のトナー画像となりえるトナー画像も同時に形成してもよい。
ここで、情報記録媒体において第1のトナー画像となりえるトナー画像を形成するためには、転写体表面に形成されたトナー画像の反射濃度を0.2以上1.2以下の範囲内に調整することが好ましく、0.3以上1.1以下の範囲内に調整することがより好ましい。この範囲を外れた場合は、情報記録媒体に第1のトナー画像を設けることができなくなる場合がある。
また、情報記録媒体において第2のトナー画像となりえるトナー画像を形成するためには、転写体表面に形成されたトナー画像の反射濃度を1.2より大きい範囲に調整することが好ましく、1.4より大きいの範囲に調整することがより好ましい。この範囲を外れた場合は、情報記録媒体に第2のトナー画像を設けることができなくなる場合がある。
転写体表面に形成されるトナー画像の反射濃度、すなわち、情報記録媒体に設けられる第1のトナー画像や第2のトナー画像の反射濃度の制御は、最終的には、画像形成装置により転写体表面にトナー画像を形成する際に、トナー画像の色に応じて画像濃度を設定することにより行われる。
なお、情報記録媒体に設けられるトナー画像が非対称性を有する場合、転写体表面にはトナー画像が鏡像で形成される。
トナー画像形成工程を終えた後に、転写体は、そのトナー画像が形成された面を記録媒体の光輝性顔料含有層が形成された面と重ね合わされる。続いて、転写体と記録媒体とを重ね合わせた積層体を加熱加圧する(但し、後述するように加圧だけでもよい)。これにより、トナー画像が転写体表面から記録媒体表面へと転写される。この際、転写体の画像保持層が、トナー画像と共に記録媒体側に転写されてもよい。なお、トナー画像のみを転写させるか、トナー画像と共に画像保持層も同時に転写させるかは、転写体を構成する画像保持層表面の離型性の有無やその程度、また、画像保持層と、この画像保持層に接して設けられる層との接着性の有無やその程度を制御することにより選択できる。
転写方法としては特に限定されるものではなく、従来公知の各種ラミネート技法をいずれも好適に採用することができる。例えば、転写体と記録媒体とを重ね合わせた積層体を、互いに押圧するように対向配置された加熱ロールと加圧ロールとが互いに押圧するように接触して形成される接触部に挿通させることにより、トナー画像と記録媒体とをある程度熱溶融させ熱融着させる通常のラミネート技法や、あるいは、熱プレス技法、また、単に圧着させるだけでもよい。
続いて、積層体から転写体側の部材(転写体を構成する部材の全てまたは一部)を剥離することにより情報記録媒体を得る。剥離は手作業により実施してもよいが、剥離爪を積層体の剥離される側の部材と情報記録媒体となり得る部材との界面に挿入して実施するなどの方法を利用してもよい。
次に、本発明の情報記録媒体の製造に用いられる製造装置の具体例を図面を用いて説明する。
図3は、情報記録媒体製造装置の一例を示す概略模式図である。
図3に示す情報記録媒体製造装置10は、重ね合わせ手段である丁合い装置12と接合手段である接合装置14(接合部)とを有し、丁合い装置12と接合装置14とは、例えば水平方向に互いに隣接するように配置されている。
これらの搬送路40、42は、情報記録媒体を形成する際に、丁合い手段36において、記録媒体22とトナー画像を有する転写体20とが重ね合わせられるように所定のタイミングで搬送ロールやベルトが回転し、転写体収納部32および記録媒体収納部34から、トナー画像を有する転写体20および記録媒体22を丁合い手段36に搬送する。
転写体収納部32には、電子写真法により形成されたトナー画像を有する転写体20が収納されると共に、通常の給紙装置に備えられているピックアップロールや給紙ロールが備えられ、丁合い手段36に記録媒体22が排出された直後のタイミングで給紙ロール等が回転し、丁合い手段36にトナー画像を有する転写体20を1枚搬送する。
図4および図5は、図3に示す情報記録媒体製造装置に利用される位置決め手段の一例を説明するための模式図であり、図4が丁合い手段36を上側から見た場合の平面図を、図5が丁合い手段36の断面図(図4中の記号X1−X2間の断面図)を意味し、図中、61、61a、61b、62は基準壁、63,64は規制部材、70は受け、71は接続部を表す。
このように2つの規制部材63、64および2つの基準壁61、62を組み合わせて用いることにより、積層体PのサイズがA4やA3サイズ等、様々であっても精度よく位置決めされた丁合いが可能である。
基準壁61にこのような機能を付与するためには、例えば、図5に示すように基準壁61が移動可能であることが好ましい。
例えば、図5(a)に示されるように、基準壁61は、矢印D方向(つまり、上下移動)に可動し、61aで示される箇所に移動することで、積層体Pの搬送方向下流側への搬送が可能となる。
また、図5(b)に示されるように、基準壁61が、受け70の端部に接続部71を介して矢印E方向(つまり、接続部71を中心とした円周方向)に可動可能に接続されている場合は、基準壁61を61bで示される箇所に移動することで、積層体Pの搬送方向下流側への搬送が可能となる。
図中に示す接合装置14は、外周面同士が互いに押圧するように接触して配置された一対の無端ベルト46と、各々の無端ベルト46を張架するように、丁合い装置12側に配置された1対の加熱・加圧ロール48およびこの加熱・加圧ロール48の丁合い装置12が配置された側と反対側に配置された1対の張架ロール50と、1対の張架ロール50の加熱・加圧ロール48が配置された側と反対側に配置された接合体排出部56とを有する。
まず、丁合い装置12において、記録媒体22が、記録媒体収納部34から搬送路42を経て、丁合い手段36へと供給され、丁合い手段36の所定の位置へセットされる。
次いで、トナー画像を有する転写体20が、転写体収納部32から搬送路40を経由して丁合い手段36へと供給される。ここで、搬送路40排出部を出たトナー画像を有する転写体20は、トナー画像が設けられた面が下側を向くように、その自重により丁合い手段36へ供給され、記録媒体22と重ね合わせられる。
続いて、得られた接合体から、転写体側の部材を剥離して情報記録媒体を得る。
なお、図6に示す例では、除電手段420は、互いに接触して接触部を形成するように対向配置された一対の除電ロールから構成されたものが用いられているが、これに限定されるものではなく、放電手段や除電ブラシなども利用することができる。
ここで、接合体検出センサー414は、不図示の搬送手段により搬送ガイド412内を矢印A方向に移動する接合体300を検出すると共に、検出信号を、不図示の剥離爪416移動手段に伝達する。この際、剥離爪416は、接合体300が搬送ガイド412の出口に到達した際に、接合体300の情報記録媒体となる部材310と剥離部材320との界面部分に爪の先端部が位置するように移動する。この状態で接合体300が、剥離爪416側へと更に移動することにより、情報記録媒体310と剥離部材320とに剥離される。
記録媒体は、情報記録媒体にトナー画像が転写される前の状態の部材であり、具体的には画像支持体と、画像支持体の少なくとも片面に設けられた光輝性顔料含有層とを含むものである。また、記録媒体は、必要に応じて、画像支持体と光輝性顔料含有層との間に種々の中間層を設けたり、光輝性顔料含有層の表面に光反射調整層を設けた構成であってもよい。
また、記録媒体が光反射調整層も有する場合には、光輝性顔料含有層転写体としては、光輝性顔料含有層支持体と、光反射調整層と、光輝性顔料含有層とがこの順に積層されたものが利用できる。この場合は、光輝性顔料含有層と光反射調整層とが画像支持体に転写される。
なお、抵抗調整層には、光輝性顔料含有層転写体の搬送性を向上させるためにマット剤を添加してもよい。
界面活性剤としては、例えば、ポリアミン類、アンモニウム塩類、スルホニウム塩類、ホスホニウム塩類、ベタイン系両性塩類などのカチオン系界面活性剤、アルキルホスフェートなどのアニオン系界面活性剤、脂肪酸エステルなどのノニオン系界面活性剤が挙げられる。
Aはアミド結合、エーテル結合、エステル結合、フェニル基を表すが、これは無くてもよい。
X−は、ハロゲン元素、硫酸イオン、硝酸イオンを表し、これらのイオンは置換基を有しても良い。
前記フィラーの形状としては、球状粒子が好ましいが、必要に応じて、板状、針状、不定形状であってもよい。また、フィラーの体積平均粒子径としては、20μm以下であることが好ましいが、抵抗調整層の膜厚を考慮すると、0.5μm以上15μm以下の範囲であることが特に好ましい。
転写体は、基体とこの基体の少なくとも片面に設けられた画像保持層とを有するものであり、基体表面に、必要に応じて1層以上の中間層と画像保持層とをこの順に積層した構成であってもよい。この転写体としては、トナー画像のみを転写するタイプと、転写体を構成する部材の一部と共に画像を転写するタイプの転写体とが挙げられる。
以下、転写体を上記2つのタイプに分けてより詳細に説明する。
このタイプの転写体においては、電子写真法により形成される画像の転写性を良好なものとするために画像保持層の表面抵抗率が、23℃、55%RHにおいて、1.0×108以上3.2×1013Ω以下の範囲であることが好ましく、1.0×109以上1.0×1011Ω以下の範囲であることが好ましい。
離型性材料は、転写体上においてトナーを一旦定着し固定化すると共に、転写体と記録媒体とを加熱圧着したときにはトナーを離型する画像保持層に用いられるものである。したがって、離型性材料としては、トナーに対して密着性と、離型性とを有することが望ましい。
このタイプの転写体は、基体の同一面上に、画像保持層を含む少なくとも1層の層が設けられており、これら層の内の少なくとも1層が硬化性樹脂を含有する層であることが特に好ましい。この場合、この硬化性樹脂を含有する層は、基体、又は基体側に隣接する層から、剥離可能な層である。
このように硬化性樹脂を含有する層が、基体又は基体側で隣接する層から剥離することにより、電子写真法で形成された画像を記録媒体上に転写させた場合に、基体又は基体側に隣接する層から、硬化性樹脂を含有する層が剥離し、記録媒体上に転写された画像を覆い、この画像を保護することとなる。
ここで、剥離力とは、JIS規格Z0237の粘着力の測定における180度引き剥がし粘着力に準じた測定で行った時の測定値である。
次に、転写体を構成する部材の一部と共に画像を転写するタイプの転写体の各形態について説明する。
転写体の第一の形態(以下、「第一の転写体」という場合がある。)は、基体の画像保持層が設けられている面に、この基体側から離型層、硬化性樹脂層、及び画像保持層が順次設けられている構成を有する。
この機能を発揮するためには、硬化性樹脂層は傷や薬剤などに強い必要がある。よって既述したシリコーン系ハードコート材料などの光硬化性や熱硬化性の樹脂を含むことが好ましい。これら以外にも、必要に応じて種々の材料が添加できるが、硬化性樹脂層を構成する樹脂全体のうち、シリコーン系ハードコート材料は0.5質量%以上98質量%以下の範囲で含まれることが好ましく、1質量%以上95質量%以下の範囲で含まれることがより好ましい。シリコーン系ハードコート材料の含有量が0.5質量%に満たないと、剥離工程において離型層と硬化性樹脂層との界面での剥離が困難となる場合があり、98質量%を超えると、画像の転写や定着状況が悪くなり、画質劣化を引き起こす場合がある。
また、画像保持層は、画像形成装置により画像を定着する際に、画像形成装置の定着部材への付着、巻き付きを防止するために、天然ワックスや合成ワックス、あるいは離型性樹脂、反応性シリコーン化合物、変性シリコーンオイルなどの離型剤を含有していてもよい。
転写体の第二の形態(以下、「第二の転写体」という場合がある。)は、基体の表面に画像保持層が設けられており、画像保持層は、硬化性シリコーン樹脂と、硬化性シリコーン樹脂以外の樹脂とを含むものである。
第二の転写体では、画像保持層が硬化性樹脂を含有する層であり、画像保持層が基体から剥離可能な層である。これは画像保持層を構成する樹脂が、硬化性シリコーン樹脂と硬化性シリコーン樹脂以外の樹脂とを含む混合樹脂であるため、基体からの剥離が可能となり、電子写真法で形成された画像を記録媒体上に転写させた場合に、画像保持層が基体から剥離し、記録媒体上に転写された画像を覆い、この画像を保護することとなる。また、硬化性シリコーン樹脂は強靭であるため、情報記録媒体の耐傷性にも優れる。
一般に、シリコーン樹脂は、その分子構造により、シリコーンオイルやシリコーンゴム等の材料となる直鎖状構造をとるシリコーン樹脂と、3次元に架橋した構造のシリコーン樹脂とに分類される。また、離型性、接着性、耐熱性、絶縁性及び化学的安定性等の諸性質は、シリコン原子に結合している分子(有機分子)やその重合度等によって決定される。
尚、直鎖状構造をとるシリコーン樹脂には、分子量が低く、シリコーンオイルとして、絶縁油、液体カップリング、緩衝油、潤滑油、熱媒、撥水剤、表面処理剤、離型剤、消泡剤等に利用されるものや、加硫剤等を添加後、加熱硬化によって、分子量(シロキサン単位)5000以上10000以下程度に重合されたシリコーンゴム等がある。
硬化性アクリルシリコーン樹脂は、トナーの結着樹脂として通常用いられている、スチレン−アクリル樹脂や、ポリエステル樹脂と化学的親和性が高いアクリル鎖を分子中に含み、離型性を発現させるシリコーン樹脂部分を併せ持つ。したがって、一分子中に、トナーと接着し易い部分と、接着しにくい部分が存在する。また、これらが均質に相溶していることにより、分子オーダーで、画像剥離性及び画像定着性が発現される。
また、硬化性アクリルシリコーン樹脂においては、アクリル鎖とシリコーン鎖との比率、その硬化条件及び後述の硬化性シリコーン化合物及び変性シリコーンオイルの添加量等を制御することにより、画像定着性や画像剥離性を更に自由に制御することが可能である。
熱硬化型シリコーン樹脂は、光硬化型として知られている前記アクリルシリコーン樹脂に比べてその表面硬度が低い。このため、トナーが画像保持層に包み込まれる状態となりやすく、画像定着性に優れる傾向がある。
また、前記熱硬化性シリコーン樹脂はアクリルシリコーン樹脂などに比べて離型性が高く、その結果、画像剥離性にも優れる。
また、熱硬化性シリコーン樹脂は、シリコーン成分と非シリコーン成分との混合系の場合、この比率、その硬化条件及び硬化性シリコーン化合物及び変性シリコーンオイルの添加量等を制御することにより、画像定着性や画像剥離性を更に自由に制御することが可能である。
尚、縮合型は、形態的には、溶液型とエマルジョン型とに分類され、そのいずれも好適に使用することができる。
尚、付加型は、形態的には、溶剤型、エマルジョン型及び無用剤型に分類され、そのいずれも好適に使用することができる。
硬化性シリコーン樹脂以外の樹脂としてのアクリル樹脂は、ガラス転移点(Tg)が50℃以上120℃以下の範囲であることが好ましく、60℃以上105以下℃の範囲であることがより好ましい。
転写体の第三の形態(以下、「第三の転写体」という場合がある。)は、基体の画像保持層が設けられている面に、基体側から離型層及び画像保持層が順次設けられており、画像保持層は、硬化性シリコーン樹脂を含有するものである。
第三の転写体は、画像保持層が硬化性樹脂を含有する層であり、画像保持層が基体側に隣接する層である離型層から剥離可能な層である。
転写体の第四の形態(以下、「第四の転写体」という場合がある。)は、基体の少なくとも一方の面に、画像保持層が設けられており、この画像保持層は、光硬化性樹脂を含有し、自己修復性を有するものである。なお、基体表面に、必要に応じて離型層を設け、その表面に画像保持層を設けた構成とすることもできる。
第四の転写体は、画像保持層が前記硬化性樹脂を含有する層であり、この画像保持層が基体又は基体側に隣接する層(離型層)から剥離可能な層である。
この光硬化性樹脂は、光重合性モノマーと光硬化開始剤とを含有する組成物であり、紫外線等の電磁波を照射することにより硬化して、自己修復性を有する硬化物となるものであり。光硬化開始剤は光エネルギーを吸収することによりそれ自身が励起状態となり、光重合性モノマーの重合反応を開始させるラジカルを発生させるものである。
<光輝性顔料含有層転写体の作製>
−塗工液A−1の調製−
カチオン系帯電防止剤としてアクリル系高分子溶解液(綜研化学社製:エレコンドQO−101、固形分濃度50質量%)100部と、フィラーとして架橋型アクリル球状微粒子(綜研化学社製:MX−180、平均粒子径:1.8μm)0.5部と、エタノール200部とを混合して十分撹拌し、表面抵抗率を制御する塗工液A−1を調製した。
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン245)20部と、界面活性剤(日本油脂社製:エレガン264WAX)2部と、緑色系の光輝性顔料(日本光研工業社製:MG−2100R(二酸化チタンと酸化スズとを含有した被覆層をマイカ表面に設けた長さが10μm以上60μm以下、平均厚さが0.2μmの板状顔料))24部とを、50部の溶媒(メチルエチルケトン)中に添加して十分撹拌し、光輝性顔料含有層形成用塗工液B−1を調製した。
二軸延伸PETフィルム(東レ社製、PET50 T−60、厚み50μm)の片面に、塗工液A−1をワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させ膜厚0.5μmの抵抗調整層を形成した。
さらに光輝性顔料含有層塗工液B−1を、二軸延伸PETフィルムの抵抗調整層が形成された面と反対側の面にワイヤーバーを用いて塗工し、120℃で1分間乾燥させて膜厚10μmのパール系の緑色を帯びた金属光沢を有する光輝性顔料含有層を形成し、光輝性顔料含有層転写体を作製した。
記録媒体は、以下の手順で作製した。まず、光輝性顔料含有層転写体の光輝性顔料含有層が形成された面と白色のPETGフィルム(三菱樹脂社製:ディアフィクスWHI、厚さ:760μm、A4サイズ)とを重ね合わせた積層体を加熱加圧することにより、光輝性顔料含有層を、光輝性顔料含有層転写体から白色のPETGフィルム側へと転写した。続いて、積層体を構成する光輝性顔料含有層転写体部分の光輝性顔料含有層と二軸延伸PETフィルムとの界面を剥離することにより、白色のPETGフィルムの片面に光輝性顔料含有層が形成された記録媒体を得た。
なお、記録媒体の作製に際しては、図3に示す装置を利用し、加熱温度140℃、送り速度6mm/sの条件で転写を実施した。また、転写処理後の積層体の剥離は、手作業で実施した。
−画像保持層形成用塗工液C−1の調整−
熱可塑性樹脂としてポリエステル樹脂(東洋紡績社製:バイロン885)20部と、界面活性剤(日本油脂社製:エレガン264WAX)3部と、フィラーとして球形アクリル樹脂微粒子(綜研化学社製:MX−1500H、平均体積粒径14.5μm)3部とを、50部の溶媒(メチルエチルケトン)中に添加して十分撹拌し、画像保持層形成用塗工液C−1を調製した。
片面が離型剤により表面処理された二軸延伸PETフィルム(パナック社製PET100 SG−2 101μm)の片面(離型剤で処理されていない面)に、塗工液A−1をワイヤーバーを用いて塗工した後、120℃で1分間乾燥させることにより膜厚0.5μmの抵抗調整層を形成した。
続いて、二軸延伸PETフィルムの抵抗調整層が形成された面と反対側の面(離型剤で処理された面)に、画像保持層形成用塗工液C−1をワイヤーバーを用いて塗工した後、120℃で1分間乾燥させることにより膜厚10μmの画像保持層を形成し、転写体を作製した。
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmで黒色の単色画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、単色画像を形成する際の入力画像濃度は、黒50%に設定した。また、転写体表面に形成された単色画像の反射濃度は0.6(ビジュアル)であった。
記録媒体の光輝性顔料含有層が形成された面と転写体のトナー画像が形成された面とを重ね合わせた積層体を加熱加圧することにより、トナー画像を画像保持層と共に転写体側から記録媒体側へと転写した。続いて、積層体を構成する転写体部分の画像保持層と二軸延伸PETフィルムとの界面を剥離した。これにより、PETGフィルムの片面に光輝性顔料含有層とトナー画像とが積層され、且つ、光輝性顔料含有層およびトナー画像を被覆するように保護層が設けられた情報記録媒体を得た。
なお、情報記録媒体の作製に際しては、図3に示す装置を利用し、加熱温度140℃、送り速度6mm/sの条件で転写を実施した。また、転写処理後の積層体の剥離は、手作業で実施した。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでシアン色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、シアン色画像を形成する際の入力画像濃度は、シアン25%に設定した。
また、転写体表面に形成された青色画像の反射濃度は0.28(シアン)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでシアン色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、シアン色画像を形成する際の入力画像濃度は、シアン75%に設定した。
また、転写体表面に形成された青色画像の反射濃度は1.1(シアン)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでマゼンタ色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)と、黒色で8ポイントの文字画像(情報記録媒体とした時の第2のトナー画像に相当する画像)と、同じく黒色でサイズが縦横2cm×2cmの画像(濃度測定用の画像)を形成した。
なお、マゼンタ色画像を形成する際の入力画像濃度は、マゼンタ70%に設定し、文字画像と黒色画像を形成する際の入力画像濃度は、黒100%に設定した。
また、転写体表面に形成されたマゼンタ色画像の反射濃度は1.0(マゼンタ)、黒色画像の反射濃度は1.8(ビジュアル)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでマゼンタ色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)と、黒色で8ポイントの文字画像(情報記録媒体とした時の第2のトナー画像に相当する画像)と、同じく黒色でサイズが縦横2cm×2cmの画像(濃度測定用の画像)を形成した。
なお、マゼンタ色画像を形成する際の入力画像濃度は、マゼンタ70%に設定し、文字画像と黒色画像を形成する際の入力画像濃度は、黒80%に設定した。
また、転写体表面に形成されたマゼンタ色画像の反射濃度は1.0(マゼンタ)、黒色画像の反射濃度は1.3(ビジュアル)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでマゼンタ色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)と、黒色で8ポイントの文字画像(情報記録媒体とした時の第2のトナー画像に相当する画像)と、同じく黒色でサイズが縦横2cm×2cmの画像(濃度測定用の画像)を形成した。
なお、マゼンタ色画像を形成する際の入力画像濃度は、マゼンタ70%に設定し、文字画像と黒色画像を形成する際の入力画像濃度は、黒75%に設定した。
また、転写体表面に形成されたマゼンタ色画像の反射濃度は1.0(マゼンタ)、黒色画像の反射濃度は1.1(ビジュアル)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmで薄緑色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、薄緑色画像を形成する際の入力画像濃度は、シアン50%。イエロー50%に設定した。
また、転写体表面に形成された薄緑色画像の反射濃度はシアン0.5、イエロー0.5であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmでオレンジ色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、オレンジ色画像を形成する際の入力画像濃度は、マゼンタ50%。イエロー50%に設定した。
また、転写体表面に形成された薄緑色画像の反射濃度はマゼンタ0.5、イエロー0.7であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmで黒色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、黒色画像を形成する際の入力画像濃度は、黒80%に設定した。
また、転写体表面に形成された黒色画像の反射濃度は1.3(ビジュアル)であった。
実施例1の転写体へのトナー画像の形成の代わりに以下のトナー画像を形成した他は、実施例1に記載の方法にて、情報記録媒体を作製した。
−トナー画像の形成−
この転写体の画像保持層が設けられた側の面に、画像形成装置(富士ゼロックス(株)社製カラー複写機、DocuColor1256GA)によりサイズが縦横2cm×2cmで黄色の画像(情報記録媒体とした時の第1のトナー画像に相当する画像)を形成した。
なお、黄色画像を形成する際の入力画像濃度は、イエロー15%に設定した。
また、転写体表面に形成された黄色画像の反射濃度は0.15(イエロー)であった。
各実施例、比較例で得られた情報記録媒体については、第1のトナー画像が形成された部分については、反射濃度、色、色の濃さ、金属光沢感を評価し、第2のトナー画像が形成された部分については反射濃度、色、視認性を評価した。結果を表1に示す。
−色−
第1のトナー画像又は第2のトナー画像が形成された領域を、情報記録媒体の真上から目視により観察し、その色調を評価した。なお、トナー画像が形成された領域の色調が、トナー画像が形成されていない領域(背景部)の色調と殆ど差が無いときは判別不能とした。
第1のトナー画像が形成された領域を情報記録媒体の真上から目視により観察し、第1のトナー画像が形成された領域(画像部)とトナー画像が形成されていない領域(背景部)との色調の違いの有無や程度として評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:画像部と背景部との色調の違いが極めて明確。
○:画像部と背景部との色調の違いが明確。
△:画像部と背景部との色調の違いがやや不明瞭であるものの、第1のトナー画像が形成された領域は一応判別できるレベル。
×:画像部と背景部との色調の違いが著しく不明瞭で、第1のトナー画像が形成された領域の判別が極めて困難。実用上問題となるレベル。
第1のトナー画像が形成された領域を情報記録媒体の真上から目視により観察し、金属光沢感の有無や程度を目視により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:強い金属光沢感がある
○:金属光沢感がある。
△:弱い金属光沢感がある。
×:金属光沢感は全くない。実用上問題となるレベル。
第2のトナー画像(文字画像)が形成された領域を情報記録媒体の真上約30cmの位置から目視により観察し、文字の読みやすさを目視により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:文字と背景部とのコントラストが極めて明瞭で、文字が極めて明瞭に認識できる。
○:文字と背景部とのコントラストが明瞭で、文字が認識できる。
△:文字と背景部とのコントラストがやや不明瞭だが、一応文字が認識できる。
×:文字と背景部とのコントラストが不明瞭で、一見しただけでは文字が直ぐに認識できない。実用上問題となるレベル。
12 丁合い装置
14 接合装置
20 転写体
22 記録媒体
32 転写体収納部
34 記録媒体収納部
36 丁合い手段
40 搬送路
42 搬送路
46 無端ベルト
48 加熱・加圧ロール
50 張架ロール
56 接合体排出部
61、61a、61b、62 基準壁
63,64 規制部材
70 受け
71 接続部
100、102 情報記録媒体
110 画像支持体
120 光輝性顔料含有層
130 光反射調整層
140 第1のトナー画像
142 第2のトナー画像
150 保護層
400 剥離装置
410 剥離手段
412 搬送ガイド
414 接合体検出センサー
416 剥離爪
420 除電手段
422 搬送ガイド
424 情報記録媒体収容部
430 剥離部材収容部
432 搬送ガイド
Claims (4)
- 画像支持体と、該画像支持体の少なくとも片面に設けられた板状の光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層と、該光輝性顔料含有層上に設けられたトナー画像と、を有し、
前記トナー画像の反射濃度が0.2以上1.2以下の範囲内であることを特徴とする情報記録媒体。 - 前記板状の光輝性顔料が、芯材に金属又は透光性の金属酸化物のコーティングを施した顔料である請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記光輝性顔料含有層の表面の前記トナー画像が設けられた領域と異なる領域に、反射濃度が1.2より大きいトナー画像が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報記録媒体。
- 基体と、基体の少なくとも片面に形成された画像保持層とを含む転写体の前記画像保持層が設けられた側の面に、電子写真法によりトナー画像を形成するトナー画像形成工程と、
前記トナー画像が形成された転写体の前記画像保持層側の面と、画像支持体および該画像支持体の少なくとも片面に設けられた板状の光輝性顔料を含む光輝性顔料含有層を有する記録媒体の前記光輝性顔料含有層側の面とを重ね合わせた状態で、前記転写体および前記記録媒体を含む積層体を加熱加圧して、前記トナー画像を転写体側から前記記録媒体側へと転写する転写工程と、
前記転写工程を経た前記積層体から、前記転写体側の部材を剥離する剥離工程とを経て、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の情報記録媒体を作製することを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
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