JP5297689B2 - コルゲート管継手 - Google Patents
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Description
この配管例においては、建物100の外にガスメータ110が設置されており、ガスメータ110から建物100側に向かって延び出したガス配管(鋼管)103の途中に接続部(チー)103aが設けられている。この接続部103aには、コルゲート管継手101を介してコルゲート管Tの端部が接続されている。コルゲート管Tの反対側の端部は、ガスコンセント105に繋がっている。このガスコンセント105には、例えばゴム管106を通じてガスストーブ等のガス機器107が接続され、これにより該ガス機器107にガスが供給されるようになっている。
図18は、コルゲート管の構成を示す断面図である。
このコルゲート管Tは、図18に示すように、外周に環状の凹凸が形成された蛇腹状のフレキシブル管2a(金属製)と、それを覆う樹脂製の被覆チューブ2bとを有している。コルゲート管Tの下端においては、被覆チューブ2bが剥ぎ取られ、内側のフレキシブル管2aが露出した状態となっている。このようにフレキシブル管2aを露出させることで、この外周の環状凹部に、後述するリテーナ40の爪43が係合するようになっている(図6参照)。
このように構成された特許文献1の管継手によれば、コルゲート管を継手本体内に挿入することにより、コルゲート管の端部が継手本体内で固定されるようになっている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な作業でコルゲート管を確実に接続することができ、良好な気密状態を保つことができるコルゲート管継手を提供することにある。
この形態のコルゲート管継手においては、継手本体内においてコルゲート管の挿入が中途半端な場合には、リテーナ押しスリーブを継手本体内に押し込むことができないため、コルゲート管の挿入が完了していないことが外観上からも作業上からも明らかとなる。すなわち、リテーナ押しスリーブが上記奥方向にスライドしていることで、コルゲート管先端が上記所定位置まで達したことを確認することができる。したがって、従来のようなマーキングを施す必要が無く、さらにはリテーナ押しスリーブの誤スライド防止カラーも不要とすることができる。
このような構成のコルゲート管継手によれば、上述した各コルゲート管継手の作用・効果を奏するものとすることができる。
このような構成によれば、リテーナホルダがリテーナの縮径を阻止しているため、該リテーナの外周はリテーナ係合段部と係合した状態に維持される。したがって、この状態においては該リテーナ自体は継手本体内孔内で奥方向へ移動できないので、リテーナ押しスリーブの上記奥方向へのスライドを防止することができる。
このような構成によれば、該テーパ面同士が係合摺動することで、リテーナの爪が縮径方向に移動するものとすることができる。
前述したように、本発明の一形態においては、リテーナホルダが継手本体内孔内で奥方向へ移動できないうちは、リテーナ自体が上記奥方向へ移動できないので、リテーナ押しスリーブも上記奥方向へスライドさせることができない。したがって、上記構成によれば、リテーナ押しスリーブを上記奥方向へスライドできて初めて、コルゲート管の先端が継手本体内孔の奥まで達したと判断することができる。
このような構成によれば、ストッパはコルゲート管の先端と当接して該コルゲート管で押し込まれることにより拡縮リングから外れることになるので、該コルゲート管先端が継手本体内孔の奥まで確実に挿入されたことを確認できる。
このような構成のコルゲート管継手によれば、拡縮リングが気密パッキンの外周面を締め付けて該パッキン内周面をコルゲート管外周面に密着させることになるので、該パッキンの気密シール性を向上させることができる。
このような構成によれば、拡縮リングによる気密パッキンの内周面とコルゲート管の外周面との密着状態を強化することができるので、該パッキンの気密シール性をさらに高くすることができる。あるいは、該リングの剛性・弾性が低い場合にも十分な締付力が得られる。
このような構成によれば、気密パッキン自体の気密性をより一層高めることができる。
リテーナホルダの立ち上がり部外縁が外方向に広がっている理由は以下である。コルゲート管Tが完全に挿入された後で誤ってコルゲート管Tを引き抜いた場合、コルゲート管の外周面とパッキンとの摩擦により、パッキンとともにリテーナホルダもともに先方向へ引かれる。この際、リテーナホルダのストッパ環先端がリテーナの爪部に当って爪部を押し上げるが、ストッパ環先端が外方向へ広がっているので、爪部の下面に確実に接触して爪部を押し上げることができる。
さらに、リテーナの経年変化により、リテーナがリテーナホルダから解放されてもリテーナが十分に縮径せず、爪部内径がリテーナホルダ外径と同程度であるような場合にも、リテーナホルダのストッパ環先端がリテーナの爪部の下面をより確実に押し上げることができる。
なお、この場合、継手本体にトリガーを係止する段部を設ける必要がない。これは以下の理由による。弾性材を配置しない場合、コルゲート管先端がトリガーのストッパ部に突き当たるまで、トリガーは段部に係止されて、トリガー及びパッキンが奥方向へ移動しないようにされている。リテーナの外周面の外側に弾性材を配置すると、コルゲート管を挿入したときのリテーナの拡径に抵抗が与えられ、リテーナが拡径しにくくなる。つまり、リテーナホルダがリテーナから外れにくくなる。このため、リテーナホルダが固定されているパッキン及び同パッキンに係合しているトリガーはリテーナホルダとともに保持され、奥方向への移動が阻止される。
図1は、本発明の一形態のコルゲート管継手の概要を説明するための外観斜視図である。図1(A)は同継手の初期状態を示す図であり、図1(B)は同継手の最終状態(コルゲート管が差し込まれた施工完了状態)を示している。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、「上下方向」とは図1等において矢印に示す方向を指すものとする。「手前」とは図の上側(コルゲート管の元側)を指し、「奥」とは図の下側(コルゲート管の先側)を指す。
このコルゲート管継手1は、図1(A)に示すように、内部に図示しない種々の部品が配置された(詳細後述)筒状の継手本体10と、この継手本体10に対してスライド可能に設けられたリテーナ押しスリーブ50と、を備えている。
図2は、図1のコルゲート管継手の断面図であり、コルゲート管が挿入されていない、コルゲート管接続前の初期状態を示している。図2(A)は全体の断面図であり、図2(B)はその一部拡大断面図である。
図3(A)、(B)〜図7(A)、(B)、(C)、(D)、(E)は、このコルゲート管継手を使用する際の一連の動作を示す図である。図3(A)、(B)は、図2(A)、(B)の状態から継手内にコルゲート管を挿入した状態を示している。図4(A)、(B)は、その後、コルゲート管を継手本体の奥の所定位置の手前の位置まで押し込んだ状態を示し、図5(A)、(B)は、さらに、コルゲート管を継手本体の奥の所定位置まで押し込んだ状態を示し、図6(A)、(B)は、リテーナ押しスリーブを最終位置まで押し込んで、コルゲート管を最終的に固定した状態(施工完了状態)を示している。
図7(A)、(B)、(C)、(D)、(E)は、これら図2(A)〜図6(A)を1枚にまとめて一連の動作を分かり易く示した図面である。
まず、継手本体10について図8(A)、(B)を参照して説明する。
図8は、継手本体単体を示す断面図である。図8(A)は縦断面図であり、図8(B)はその一部拡大断面図である。
継手本体10は、図8に示すように、一例として銅合金で構成された筒状体であり、外径が相対的に大きい本体部10Aと、その下端に形成された、外径が相対的に小さい接続部10Bとを有する。
リテーナホルダ等収容部25は、継手本体10の上端開口から、同本体10の中央やや下まで形成されている。このリテーナホルダ等収容部25は、図2に示すように、リテーナ押しスリーブ50の筒状挿入部53(詳細下記)が挿入され、また、リテーナ40、耐火パッキン35、リテーナホルダ70、気密パッキン31、拡縮リング60、及びストッパ80が配置される部位である。
ストップリングR2(図2参照)は、後述するように、リテーナ押しスリーブ50が継手本体10内に押し込まれるのに伴って、リング溝22jから脱し、最終的には角溝22kに入り込む(図6参照)。この角溝22kは、継手本体10の内周において、上記リング溝22jよりも下側に形成された、断面矩形の環状の溝である。角溝22kの深さは、角溝22aの深さと略同一、すなわち該リングR2の芯線の径よりも小さく形成されている。
図9は、リテーナ押しスリーブ単体の縦断面図である。リテーナ押しスリーブ50は、図9からも分かるように、コルゲート管Tを通すことができる内孔を備えた筒状部材である。
通気部材59は、高分子ポリエチレン等製の微小多孔質材から形成され、気体は通すが固体や液体は通さない性質を有する。ところで、例えば作業者の釘打ちミス等でコルゲート管Tに穴が開いた場合は、この穴から漏れたガスが、コルゲート管Tの金属管部2aとそれに被覆された被覆チューブ2bとの間を通って継手1内部に流入し、ガスはこの通気部材59を通って外部に放出されることとなる。漏れ出したガスが、継手1の不測の部位から漏出するのではなく、このように予め設定された所定の部位(通気部材59)から漏出する構成の場合、ガス漏れの検知が行い易いという利点がある。すなわち、ガス検出装置をこの通気部材59にかざして、ガスが漏れているかどうかを検出することができる。
Oリング溝53jの下には、環状のストップリング溝53kが掘り込まれている。このストップリング溝53kにはストップリングR2が嵌め込まれる(図2、図6参照)。ストップリング溝53kの深さは、ストップリングR2の芯線の径よりも大きい。このストップリングR2は、図6に示す施工完了状態で、リテーナ押しスリーブ50側の溝53kと継手本体10側の溝22kとの間に嵌り込み、同スリーブ50と同本体10とを固定する。
図10は、リテーナ単体の外観を示す斜視図である。図11は、同リテーナを示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が一部断面正面図であり、(C)が(B)のA部を拡大して示す拡大断面図である。
このリテーナ40は、一例として樹脂成形品であり、円環状に形成された支持部42と、この支持部42の下端縁に一体に設けられた複数(この例では6つ)の爪43とを有する。リング状支持部42の外径は、上記したリテーナ押しスリーブ50の筒状挿入部53(図2参照)の内径よりもやや小さく形成されており、これにより、該筒状挿入部53の内部に挿入可能となっている。
リテーナ40の各爪43は、より具体的には、図11(C)に示すように、リング状支持部42と一体に成形された基部47と、該基部47の下部に埋め込まれた真鍮等製(一例)の爪部材45を備えている。本構成においては、リング状支持部42と基部47の境界部分が弾性的に変形可能となっており、これにより、爪43が縮径方向(矢印A方向)に移動できるようになっている。
もっともこれに限らず、リテーナ40の無負荷状態で各爪43の先端45aがなす円C45の径がコルゲート管Tの外径とほぼ同じ、あるいはそれより小さい場合であっても、コルゲート管Tの挿入に支障をきたすことはない。コルゲート管Tを通過させる際にリテーナ40の爪43が径方向外側に弾性変形するような構成であれば、円C45の径が多少小さくてもコルゲート管Tは問題なく通過させることができるためである。
各外周テーパ面47aの下端には、垂直なストレート面47bが続いて形成されている。さらに、このストレート面47bの下端に続くようにして、下方に行くほど内側にすぼまる下端テーパ面45bが形成されている。この下端テーパ面45bは、リテーナホルダ70により拡径しているときにリテーナ係合段部22mに押し当てられる面である。
図12は、リテーナホルダの外観斜視図である。図13は、同ホルダを示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が正面図であり、(C)が(A)のA−A切断線における断面図である。
リテーナホルダ70は一例として金属製であり、図12、図13に示すように、ベース部73とストッパ環71を有している。図12、図13(A)に示すように、ベース部73は全体として環状に形成されており、図12、図13(B)、(C)に示すように、ベース部73の上面内周部にはストッパ環71が設けられている。ストッパ環71は、ベース部73の上面から上向きに立ち上がった複数の立上り片71a(この例では8つ)から構成されている。
ストッパ環71の外径C71は、自然な形状におけるリテーナ40の各爪43の先端がなす円C45(図11参照)よりやや大きい。図2に示すように、ストッパ環71は、リテーナ40の各爪43の内側にセットされる。これにより、リテーナ40の各爪43が、自然な形状よりもやや拡径した状態に弾性変形し、その状態に維持される。
リテーナホルダ70と気密パッキン31とは、接着又は一体成形(金属包み含む)とすることが好ましい。これにより、フレキ管挿入時に気密パッキンが奥へ移動すると同時にリテーナホルダーも奥へ移動するようにできる。
耐火パッキン35は、図2に示すように、気密パッキン31よりも薄い環状の部材であり、同パッキン35の下面はリテーナホルダ70のベース部73の上面に略当接し、同パッキン35の内周面は該ホルダ70のストッパ環71の外周面に略当接している。耐火パッキン35は、一例としてNBRに膨張黒鉛を混成した材料からなる。火災等で耐火パッキン35が高温となると、同パッキン35が膨張変形し、リテーナホルダ70のスリット70aを通してコルゲート管Tの外周と継手本体10の内周との間をシールする。
図14は、気密パッキン単体を示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が正面図であり、(C)が(A)のA−A切断線における断面図である。
この気密パッキン31は、図14に示すように、比較的厚みのある段付略円筒状の部材であり、一例としてNBR(ニトリルゴム)製である。気密パッキン31の上端側は、外径が相対的に大きい厚肉部31aとなっており、下端側の残り部分は、外径が相対的に小さい薄肉部31bとなっている。気密パッキン31は内孔31hを有しており、内孔31hの内径はコルゲート管Tの外径よりもやや小さい。内孔31hの入口付近は、コルゲート管Tを挿入し易くするため、面取りされている(C面31c)。
図15は、拡縮リング単体を示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が正面図であり、(C)が(A)のA−A切断線における断面図である。
この拡縮リング60は、図15に示すように、円環状の部材であり、一例としてステンレス製である。拡縮リング60は、一部に割り61が入っていると共に、外周縁から径方向内側にかけて矩形状に切り込まれた切欠き62が周方向に略等間隔に形成されており、縮拡径可能となっている。
図16は、ストッパを示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が正面図であり、(C)が(A)のA−A切断線における断面図である。
このストッパ80は、一例として金属製であり、図16に示すように、円形状の底面81と円筒状の外周壁82を有する皿状の部材である。ストッパ80の底面81には、円形状の穴81aが穿孔されている。穴81aの径は、コルゲート管T(図18参照)の先端径よりも小さくなるように穿孔されており、コルゲート管Tの先端が、穴81aの周囲の底面81に当接するようになっている。図16(C)に示すように、ストッパ80の外周壁82の頂部の外縁には、外側に突出した縁取り部82aが設けられており、拡縮リング60の上面の内縁部に一応引っ掛かるようになっている。ただし、ストッパ80の移動の際は、該内縁部に形成されているC面60aにより滑って外れるようになっている。
図2に示すように、継手本体10の内孔11の最奥部には、奥から順に、ストッパ80、拡縮リング60、気密パッキン31、耐火パッキン35及びリテーナホルダ70、並びにリテーナ40が軸線方向に並んで配置されている。
以上一連の動作によって、コルゲート管Tは、リテーナ40、リテーナ押しスリーブ50、及びストップリングR2の作用により、継手本体10から抜き出し不能に固定されることとなる。
このコルゲート管継手1は、コルゲート管Tを継手本体10内に押し込んだ際に、同コルゲート管T先端が上記所定位置P2まで達しないと、リテーナ押しスリーブ50を奥方向にスライドさせることができないようになっている。継手本体10内においてコルゲート管Tの挿入が中途半端な場合には、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10内に押し込むことができないため、施工が完了していないことが外観上からも作業上からも明らかとなる。
ガス栓は、例えば真鍮等で構成された筒状の本体を備えている。この本体の両端部がそれぞれ接続部となっており、一方の接続部にはガスの元管(又は、そこから引き出された配管)が接続され、反対側の接続部には、ガス機器に繋がるコルゲート管が接続される。この本体の長さ方向ほぼ中央には、本体内部のガス流路を開閉する栓体が取り付けられている。
上記のように構成されたガス栓は、ハンドルを操作して栓体を回し、同栓体の横穴をガス流路の方向に一致させることで、ガス流路が開放状態となり、ガスの元管とガス機器とが相互接続される。
一方、ハンドルを操作して栓体を回し、同栓体の横穴がガス流路に連通しない状態とすることで、ガス流路が閉塞状態なり、ガスの元管とガス機器との接続が遮断される。
前述の本発明のコルゲート管継手1は、コルゲート管Tの端部を継手本体10内に挿入して、同コルゲート管T先端を継手本体10の内孔11の奥の所定位置P2まで挿入した後、リテーナ押しスリーブ50を継手本体10の内孔11内で奥方向にスライドさせてコルゲート管Tを接続するタイプのものである。一方、現在使用されているコルゲート管継手には、コルゲート管を継手本体にクリック感が得られるまで挿入した後で、手前に引くことによりコルゲート管を接続するタイプのものもある。このタイプの継手の使用に慣れた施工者が本発明のような手前に引かないタイプの継手を使用した場合、誤ってコルゲート管を奥まで挿入する前に手前に引いてしまうようなことが起こりうる。この場合、以下に示す様な不具合が発生する可能性がある。
まず、正式な施工方法を簡単に説明する。図19(A)に示す初期状態から、図19(B)に示すように、コルゲート管Tをリテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10に挿入して、コルゲート管Tの先端をストッパ80に当接させる。
この例のコルゲート管継手201は、図1等で示した第1形態のコルゲート管継手における拡縮リング60及びストッパ80の替りに、両者を一体化させたようなトリガー210を有する点が特徴である。このトリガー210により、コルゲート管Tが挿入完了する前に引かれるようなことがあっても、初期状態にもどり、正式な挿入により正規に接続させることができる。このようなトリガー210を有することから、この例のコルゲート管継手201は、図1等のコルゲート管継手1と、継手本体10と気密パッキン31の構造が異なる。さらに、リテーナ押しスリーブ50と継手本体10の上端との間にカラー220を有する点で異なる。他の部品については、図1のコルゲート管継手の部品と同様の構成・作用を有するので、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
図26は、トリガーを示す図であり、図26(A)は斜視図、図26(B)は平面図、図26(C)は断面図である。
トリガー210は、弾性変形可能な樹脂(例えばPOM)で作製された、全体としてリング状の部材である。トリガー210は、短く下方に向かって先細の環状の支持部211と、この支持部211の上縁端に一体に設けられた拡縮リング部213と、支持部211の下端縁に一体に設けられたストッパ部215とを有する。
ストッパ部215は、拡縮リング部213のリング片と同じ円周方向の位置に配置された複数(この例では8個)のストッパ片からなる。各ストッパ片は、支持部211の下端から内方向に張り出している。断面形状は、先端に向かって先細であり、上面215aはほぼ水平面となっている。
まず、継手本体10について図27(A)、(B)を参照して説明する。
図27は、継手本体単体を示す断面図である。図27(A)は縦断面図であり、図27(B)はその一部拡大断面図である。
継手本体10は、図8に示した継手本体と同様に、一例として銅合金で構成された筒状体であり、外径が相対的に大きい本体部10Aと、外径が相対的に小さい接続部10Bとを有する。継手本体10の内部は上下に貫通する内孔11となっている。この内孔11は、内径の異なる2つの部位(上側からリテーナホルダ等収容部25、及び下側内孔部29)に大別される。
図28は、リテーナホルダ付き気密パッキンを示す図であり、(A)が平面図、(B)が正面図、(C)が(A)のA−A切断線における断面図である。
この気密パッキン31は、図14に示した気密パッキンと同様に、比較的厚みのある段付略円筒状の部材であり、一例としてNBR(ニトリルゴム)製である。気密パッキン31は、外径が相対的に大きい厚肉部31aと外径が相対的に小さい薄肉部31bとを有し、軸上に内孔31hが開けられている。厚肉部31aの上面に、リテーナホルダ70が接着等により固定されている。この例では、リテーナホルダ70は、図12や図13に示したような、ストッパ環71が複数の立上り片71aからなるものでなく、例えば単一の円筒状とするが、図12と同様のものでもよい。薄肉部31bの外径は、トリガー210の拡縮リングの内径とほぼ等しい。内孔31hの入口付近は、コルゲート管Tを挿入し易くするため、面取りされている(C面31c)。
初期状態では、気密パッキン31の薄肉部31bがトリガー210に嵌め込まれている。つまり、気密パッキン31の厚肉部31aの下面が、トリガー210の拡縮リング部213の上面に乗っている。各リング片213の引っ掛かり部213cは円周溝31dには完全に入り込んでいない。そして、トリガー210の拡縮リング部213が、継手本体10のトリガー係合第1段部22tに係止されている。
まず、図29に示す初期状態においては、前述のように、気密パッキン31の厚肉部31aの下面が、トリガー210の拡縮リング部213の上面に乗っている。図29(B)に拡大して示すように、各リング片213の引っ掛かり部213cは円周溝31dには完全に入り込んでいない。そして、トリガー210の拡縮リング部213が、継手本体10のトリガー係合第1段部22tに係止されている。コルゲート管Tは、リテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10内に挿入され、先端がトリガー210のストッパ部215の上面215aに突き当たっている。
図34は、本発明の他の形態のコルゲート管継手の概要を説明するための断面図であり、図34(A)は同継手の施工前状態を示す図であり、図34(B)は同継手の施工完了状態(コルゲート管が差し込まれて接続が完了した状態)を示している。
この例のコルゲート管継手301は、図25等で示したコルゲート管継手201のリテーナホルダ70の構造が異なる。さらに、継手本体10の構造が一部異なる。他の部品については、図1のコルゲート管継手の部品と同様の構成・作用を有するので、図1と同じ符号を付し、説明を省略する。
図35は、リテーナホルダを示す図であり、図35(A)は斜視図、図35(B)は平面、図35(C)は断面図、図35(D)はリテーナホルダの他の例の断面図である。
図35(A)〜(C)に示すリテーナホルダ70は、図12、図13に示したものと同様に、ベース部73とストッパ環71を有しているが、ストッパ環71が円筒状に構成されている。さらにストッパ環71の先端縁71bは、外方向に約45°の角度で広がっている。
なお、リテーナホルダ70は、図35(D)に示すように、ストッパ環71の先端71cの外周面のみが外方向へ広がっており、内周面は同一内径となっているものでもよい。
図34に示すように、継手本体10のリテーナホルダ等収容部の内周における、リテーナ40の外側の面22x(リテーナ係合段部22mの先側の内周面)が、図25に示したコルゲート管継手201の継手本体10のものよりも径が広くなっている。つまり、コルゲート管挿入前の状態において、リテーナ40の外周面と継手本体10の内周面との間のクリアランスが、図25に示したコルゲート管継手よりも広くなっている。
まず、図36(A)と図36(B)に示した、コルゲート管Tの挿入に関しては、図29と図30で示した、コルゲート管Tの挿入と同様である。つまり、図36(A)に示す様に、コルゲート管Tをリテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10内に挿入して、先端をトリガー210のストッパ部215に突き当てる。さらにコルゲート管Tを挿入すると、図36(B)に示すように、トリガー210が前述したように変形して、トリガー210とパッキン31とが連結される。さらに、トリガー210の拡縮リング部213が継手本体10の拡縮リング係合第1段部22tから外れて、トリガー210は奥方向へ移動可能となる。
その後、トリガー210の拡縮リング部213がトリガー係合第2段部22vに当たるまでコルゲート管Tを挿入すると、コルゲート管Tの先端は所定位置P2に達する。
この例のコルゲート管継手401の、図34のコルゲート管継手と異なる点は、リテーナ40と、リテーナ40の外側の継手本体内周面22xとの間にバックアップゴム(弾性材)410を配置した点、及び、継手本体10にトリガー係合第1段部22tが設けられていない点である。
まず、図40(A)に示す初期状態において、コルゲート管Tをリテーナ押しスリーブ50の内孔を通して継手本体10内に挿入し、コルゲート管Tの先端をトリガー210のストッパ部215に突き当てて押し込む。すると、図40(B)に示すように、コルゲート管Tの外周面と気密パッキン31との摩擦により、コルゲート管Tとともに気密パッキン31及びリテーナホルダ40が奥方向へ移動し、トリガー210もパッキン31で押されて奥方向へ移動する。
その後、図40(C)に示すように、トリガー210の拡縮リング部312がトリガー係合第2段部22vに当たるまでコルゲート管Tを挿入する。
バックアップゴム410を配置しない場合、コルゲート管Tの先端がトリガー210のストッパ部215に突き当たるまで、トリガー210は継手本体10の段部22tに係止されて、トリガー210及びパッキン31が奥方向へ移動しないようにされている。一方、リテーナ40の外周面の外側にバックアップゴム410を配置すると、コルゲート管Tを挿入したときのリテーナ40の爪部43の拡径に抵抗が与えられ、爪部43が拡径しにくくなる。つまり、リテーナホルダ70がリテーナ40から外れにくくなる。このため、リテーナホルダ70は奥方向へ移動しにくくなり、このリテーナホルダ70が固定されているパッキン31及び同パッキン31に係合しているトリガー210も奥方向への移動が阻止される。このため、トリガー210を係止する段部22tを設ける必要がない。
210・・・トリガー、211・・・支持部、213・・・拡縮リング部、213a・・・基部、213b・・・爪部、213c・・・引っ掛かり部、215・・・ストッパ部、215a・・・上面、220・・・カラー、410・・・バックアップゴム
Claims (16)
- 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記継手本体内孔内に配置された、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記継手本体内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体内孔内で奥方向にスライドして前記リテーナを押して縮径させ、それにより該リテーナの爪が前記コルゲート管の環状凹部に係合するリテーナ押しスリーブと、を備えるコルゲート管継手であって、
さらに、
前記コルゲート管の先端が前記継手本体内孔の奥の所定位置まで達しないうちは、前記リテーナの爪と係合して該リテーナを拡径した状態に維持し、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで挿入された段階で、前記リテーナの爪との係合が解かれて該リテーナの縮径を可能とするリテーナホルダと、
前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで達しないうちは、前記リテーナホルダと係合している前記爪を有する前記リテーナの前記奥方向への移動を防止し、それにより前記リテーナ押しスリーブの前記奥方向へのスライドを防止し、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで挿入された段階で、前記リテーナホルダとの係合が解かれた前記爪を有する前記リテーナの前記奥方向への移動を可能とし、それにより前記リテーナ押しスリーブの前記奥方向へのスライドを可能とする手段を備え、
前記リテーナホルダが、前記リテーナの爪の内側に当接して該リテーナを拡径した状態に維持する立上り部を有し、
前記リテーナ押しスリーブのスライドを防止する手段として、拡径状態の前記リテーナの外周と係合するリテーナ係合段部が、前記継手本体内孔に設けられており、
前記コルゲート管の先端が前記継手本体内孔の奥の所定位置の手前の位置(奥手前位置)まで達しないうちは、拡径状態にあって前記リテーナホルダの前記継手本体内孔奥方向への移動を防止し、前記コルゲート管の先端が前記奥手前位置まで挿入された段階で縮径状態になって前記リテーナホルダの前記奥方向への移動を可能とする拡縮リングを備えることを特徴とするコルゲート管継手。 - 前記拡縮リングが拡径状態にあるときは前記継手本体内孔に設けられている拡縮リング係合段部に係合され、前記拡縮リングが縮径状態になったときは前記拡縮リング係合段部から外れて前記奥方向へ移動することを特徴とする、請求項1に記載のコルゲート管継手。
- 前記コルゲート管の先端が前記奥手前位置まで達しないうちは、前記拡縮リングの内周面に当接して該リングを拡径した状態に維持し、前記コルゲート管の先端が前記奥手前位置まで挿入された段階で、当該挿入に伴って前記拡縮リングの内周面から外れて該リングの縮径を可能とするストッパを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコルゲート管継手。
- 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記継手本体内孔内に配置された、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記継手本体内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体内孔内で奥方向にスライドして前記リテーナを押して縮径させ、それにより該リテーナの爪が前記コルゲート管の環状凹部に係合するリテーナ押しスリーブと、を備え、
さらに、前記気密パッキンの外周に配置された、前記コルゲート管の先端が前記継手本体内孔の奥まで達しないうちは拡径状態にあり、前記コルゲート管の先端が奥まで挿入された段階で縮径状態になって前記気密パッキン外周面を締め付けて該パッキン内周面を該コルゲート管外周面へ押し付ける拡縮リングを備えることを特徴とするコルゲート管継手。 - 前記拡縮リングが、縮径可能となった後に前記継手本体内孔の奥側に設けられている拡径状態の該リングの径よりも小径の部位へ移動して当該縮径状態が維持され、それにより前記気密パッキン内周面を前記コルゲート管外周面に押し付けることを特徴とする、請求項4に記載のコルゲート管継手。
- さらに、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで達しないうちは、前記リテーナの爪と係合して該リテーナを拡径した状態に維持し、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで挿入された段階で、前記リテーナの爪との係合が解かれて該リテーナの縮径を可能とするリテーナホルダを備え、
前記気密パッキンが、前記継手本体内孔において前記リテーナホルダの奥側に配置されており、前記リテーナ押しスリーブを前記奥方向へと押し込んだ際に、前記リテーナが前記奥方向に押されて移動し、それにより該ホルダが前記奥方向に押されて該パッキンが圧縮されることを特徴とする、請求項4又は5に記載のコルゲート管継手。 - 外周に環状の凹凸が形成されたコルゲート管が挿入される内孔を有する筒状の継手本体と、
前記継手本体内孔内に配置された、前記コルゲート管の外周面に密着する気密パッキンと、
前記継手本体内孔内に配置された、拡縮径可能であって縮径時に前記コルゲート管の環状凹部に係合する爪を有するリテーナと、
前記継手本体内孔内で奥方向にスライドして前記リテーナを押して縮径させ、それにより該リテーナの爪が前記コルゲート管の環状凹部に係合するリテーナ押しスリーブと、
前記コルゲート管の先端が前記継手本体内孔の奥の所定位置まで達しないうちは、前記リテーナの爪と係合して該リテーナを拡径した状態に維持し、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで挿入された段階で、前記リテーナの爪との係合が解かれて該リテーナの縮径を可能とするリテーナホルダと、
前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで達しないうちは、前記リテーナホルダと係合している前記爪を有する前記リテーナの前記奥方向への移動を防止し、それにより前記リテーナ押しスリーブの前記奥方向へのスライドを防止し、前記コルゲート管の先端が前記所定位置まで挿入された段階で、前記リテーナホルダとの係合が解かれた前記爪を有する前記リテーナの前記奥方向への移動を可能とし、それにより前記リテーナ押しスリーブの前記奥方向へのスライドを可能とする手段を備え、
該手段が、
前記コルゲート管の先端が前記継手本体内孔の奥の所定位置の手前の位置である奥手前位置まで達しないうちは、拡径状態にあって前記リテーナホルダの前記継手本体内孔奥方向への移動を防止し、前記コルゲート管の先端が前記奥手前位置まで挿入された段階で縮径状態になって前記リテーナホルダの前記奥方向への移動を可能とする拡縮リング部、
該拡縮リング部の内周側に連結されており前記継手本体内孔に張り出すストッパ部であって、前記コルゲート管の先端が前記奥手前位置まで挿入された段階で該管先端が当接し、それに伴って前記拡縮リング部を縮径させるストッパ部、及び、
前記拡縮リング部の内径部に形成された、該拡縮リング部が縮径した際に前記気密パッキンの外周部と係合して該拡縮リング部と気密パッキンとを係止する引っ掛かり部、
を有するトリガーを有し、
前記コルゲート管先端が前記奥手前位置を過ぎて前記所定位置の手前にある間に、前記コルゲート管が手前に引き戻された場合には、前記トリガーが前記コルゲート管挿入前の初期状態に戻ることを特徴とするコルゲート管継手。 - 前記リテーナホルダが、前記リテーナの爪の内側に当接して該リテーナを拡径した状態に維持する立上り部を有し、
前記リテーナ押しスリーブのスライドを防止する手段として、拡径状態の前記リテーナの外周と係合するリテーナ係合段部が、前記継手本体内孔に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載のコルゲート管継手。 - 前記拡縮リング部が拡径状態にあるときは前記継手本体内孔に設けられている拡縮リング部係合段部に係合され、前記拡縮リング部が縮径状態になったときは前記拡縮部リング係合段部から外れて前記奥方向へ移動することを特徴とする、請求項7に記載のコルゲート管継手。
- 前記拡縮リング部が、縮径可能となった後に前記継手本体内孔の奥側に設けられている拡径状態の該リング部の径よりも小径の部位へ移動して当該縮径状態が維持され、それにより前記気密パッキン内周面を前記コルゲート管外周面に押し付けることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載のコルゲート管継手。
- 前記気密パッキンが、前記継手本体内孔において前記リテーナホルダの奥側に配置されており、前記リテーナ押しスリーブを前記奥方向へと押し込んだ際に、前記リテーナが前記奥方向に押されて移動し、それにより該ホルダが前記奥方向に押されて該パッキンが圧縮されることを特徴とする、請求項7〜10のいずれか1項に記載のコルゲート管継手。
- 前記トリガーが、弾性変形可能な材料で作製され、
短い略円筒状の支持部と、該支持部の上縁端に一体に設けられた拡縮リング部と、該支持部の下端縁に一体に設けられたストッパ部とを有し、
前記拡縮リング部は、前記支持部の上端縁に、円周方向にスリットを挟んで等間隔で配置された複数のリング片であって、該リング片の内径部に内方向に張り出す引っ掛かり部が設けられたリング片からなり、
前記ストッパ部は、前記支持部の下端縁に、前記拡縮リングのリング片と同じ円周方向の位置にスリットを挟んで配置された複数のストッパ片であって、該ストッパ片の下端から内方向に張り出す底部を有するストッパ片からなることを特徴とする請求項7に記載のコルゲート管継手。 - 前記ストッパ部の底部がコルゲート管の先端で押されると、該底部が前記支持部に対して外方向に変形するとともに前記拡縮リング部が逆に前記支持部に対して内方向に変形し、これにより前記拡縮リングが縮径して前記引っ掛かり部が前記気密パッキンの外周部と係合して該拡縮リング部を前記気密パッキンに係止することを特徴とする請求項12に記載のコルゲート管継手。
- 前記気密パッキンの外周面に、前記トリガーの引っ掛かり部が係合する円周溝が形成されており、
前記パッキンの内周面の、前記円周溝とほぼ同じ高さ位置に円周突起が形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載のコルゲート管継手。 - 前記リテーナホルダの立ち上がり部の上縁が外方向に広がっていることを特徴とする請求項7に記載のコルゲート管継手。
- 前記継手本体内孔の、前記リテーナの外周面の外側に弾性材が配置されていることを特徴とする請求項15に記載のコルゲート管継手。
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