JP4719176B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
そこで、たとえば、挿入筒部の外側を囲繞するように設けられる部材を透明部材で形成し、パイプが正常な位置まで挿入されたかを外部から視認できるようにした管継手を本発明の出願人らがすでに提案している(特許文献1参照)。
したがって、上記のような管継手でも、施工不良による施工後の漏水を完全に防止することができない。
しかしながら、通常挿入ガイドは、金属製の薄肉板材を打ち抜きプレス加工を施すことによって得られるため、切欠部周縁を面取加工等を施して置かなければ、パイプ表面やシール材を傷つけたりする恐れがあり、加工工数が煩雑である。
したがって、このような挿入ガイドをパイプの端部を弾発的な締め付け力で締め付けるためのスリット付きの締付環体と、この締付環体の弾発力に抗して締付環体を拡径するように前記スリットの端部に離脱可能に挾持されるとともに、パイプが正常挿入位置に配置されると、離脱する拡径片とを備えた管継手に採用した場合、上記のようにパイプ挿入時に挿入ガイドの筒部がパイプの所定位置まで入り込まない状態でパイプが所定位置に挿入される前に拡径片が挿入ガイドの作用によって離脱して締付環体が縮径して正常な接続ができなくなってしまう恐れがある。
本発明の請求項2に記載の管継手(以下、「請求項2の管継手」と記す)は、被接続用のパイプの端部に挿入されるリング状シール材が装着される周溝が外周面に形成された挿入筒部を備え、前記周溝に装着されたリング状シール材が、前記パイプの内周面に、水密に圧接された状態でパイプが接続される管継手において、パイプ内側に挿入される筒部と、この筒部の一端から外側に延出しパイプの内径より大きな外径のフランジ部とを有してパイプ先端に装着される筒状アダプタを備え、前記挿入筒部には、前記リング状シール材より奥側の周溝に挿入確認用シール材が装着され、このシール材の下方には挿入筒部の内外に連通する貫通孔が設けられていて、この貫通孔は、筒状アダプタがパイプ先端に装着された状態でパイプが正常挿入位置に配置されたときのみに、前記筒状アダプタの筒部内周面からの圧力により前記挿入確認用シール材が圧接されて水密に封鎖されることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の管継手(以下、「請求項3の管継手」と記す)は、請求項1または請求項2の管継手において、パイプの端部を弾発的な締め付け力で締め付けるためのスリット付きの締付環体と、この締付環体の弾発力に抗して締付環体を拡径するように前記スリットの端部に離脱可能に挾持されるとともに、パイプが正常挿入位置に配置されると、離脱する拡径片とを備えていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の管継手(以下、「請求項4の管継手」と記す)は、請求項3の管継手において、拡径片の外径方向への飛び動作を抑制するように締付環体に外嵌されると共に挿入されるパイプの先端部に当接して軸心内方向へスライドして前記拡径片の外径方向への飛び動作を許す規制スリーブを備えていることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の管継手(以下、「請求項5の管継手」と記す)は、請求項4の管継手において、規制スリーブと筒状アダプタとが一体化されていることを特徴としている。
また、筒状アダプタを備えているので、パイプの先端が斜め切り状態になっていても、シール材を傷つけたりすることなく、パイプを挿入筒部に挿入することができる。
図1及び図2に示すように、本管継手Jは、被接続用のパイプ1の端部に挿入される継手本体2と、継手本体2に外嵌されたパイプ1の端部を締め付けるためのスリット30付きの締付環体3と、締付環体3のスリット30に離脱可能に挟持されると共に挿入されるパイプ1の先端部に当接して離脱する拡径片4と、締付環体3を包囲すると共に継手本体2に回転自在に外嵌される透明な筒状カバー部材5と、を備えている。
奥側の周溝22には、底に管軸を挟んで対称位置の2箇所に挿入筒部20の内外を連通する貫通孔22aが穿設されている。
また、継手本体2の他端側には、例えば、(図示省略の)接続対象となる部材に、螺合する雄ネジ23が形成されている。
さらに、2つの貫通孔22aが管軸を挟んで対称位置に設けられているので、パイプ1の管端が斜め切り状態で、パイプ1の先端の突出した部分が一方の貫通孔22aの直上でシール材21を押えてしまった場合でも、他方の貫通孔22aがシールされていない。したがって、より確実に挿入不足を検知できる。
図7及び図8に示すように、本管継手J1は、以下に説明する構成以外は、上記管継手Jと同様の構造をしている。したがって、図7及び図8において、管継手Jと同様の部材については、同じ符号を付している。
また、周溝25の底には、挿入筒部20の内外を連通する貫通孔25aが穿設されている。
そして、挿入筒部20の入口側には、筒状アダプタ(「挿入ガイド」とも称される)Pがセットされている。
また、筒部P1は、その長さが、後述するように、パイプ1が正常挿入位置まで挿入された状態で。筒部P1の後端が中央のシール材21より奥側に位置するような長さになっている。
なお、筒状アダプタPのフランジP2の外周縁および内周縁は面取りされていることが好ましい。
そして、パイプ1が正常挿入位置まで挿入されると、筒状アダプタPの筒部P1の内周面で挿入確認用シール材26を周溝25の底に押圧し、貫通孔25aを挿入確認用シール材26の一部によって水密に塞ぐとともに、上記管継手Jと同様にして拡径片4が締付環体3から離脱し、図8に示すように、パイプ1を締付環体3にて締め付けて、同時に締付環体3の締め付けによってパイプ1がシール材21直上で締め付けられて、パイプ1の抜けが防止されるとともに、シール材21によってパイプ1と挿入筒部20との間が水密にシールされる。
一方、パイプ1の挿入が不十分な場合、筒部P1の内周面によって挿入確認用シール材26が周溝25の底側に押圧されないため、水圧テストを行なうと、貫通孔25aを介して外部に水漏れが生じる。
したがって、従来であれば、水圧テスト時に発見できなかった接続不良を水圧テストで確実に見つけることができる。
また、筒状アダプタPを備えているので、パイプ1の管端部分が斜め切りなどされていても、支障なく正確に接続することができる。
即ち、斜め切りされている場合、パイプ1の先端でシール材21を傷つけたりする恐れがあるが、本管継手J1の場合、パイプ1の先端面が筒状アダプタPのフランジP2のよってカバーされるため、パイプ1の管端面がシール材21に当たって傷つけるという事故を防止できる。
図9および図10に示すように、本管継手J2は、以下に説明する構成以外は、上記管継手Jと同様の構造をしている。したがって、図9及び図10において、管継手Jと同様の部材については、同じ符号を付している。
すなわち、規制スリーブ80は、円筒部81を有し、この円筒部81の一端に内側にリング状に張り出す鍔状部82が形成されている。
図示していないが、移動止め用突出杆39は、上記規制スリーブ80の鍔状部82に設けられた切欠または貫通孔を通って挿入筒部20の奥側で継手本体2に、移動止め用突出杆39の先端に形成された円周凹溝にU字形をした留め具を係止させ、この留め具の両開放端を継手本体2に設けられた嵌合孔に嵌合させることによって継手本体2に固定されている。即ち、締付環体3は、径方向(縮径方向)に移動することは可能とされつつ、軸心方向に移動することは防止されている。
また、上記の実施の形態では、筒状アダプタあるいは規制スリーブのみが設けられていたが、筒状アダプタと規制スリーブとを一体化させたものでも構わない。
1 パイプ
2 継手本体
20 挿入筒部
21 シール材
22 周溝
22a 貫通孔
25 周溝
25a 貫通孔
P 筒状アダプタ
P1 筒部
P2 フランジ
80 規制スリーブ
81 円筒部
82 鍔状部
Claims (5)
- 被接続用のパイプの端部に挿入されるリング状シール材が装着される周溝が外周面に形成された挿入筒部を備え、前記周溝に装着されたリング状シール材が、前記パイプの内周面に、水密に圧接された状態でパイプが接続される管継手において、
前記周溝の内壁面に、前記挿入筒部の内外に連通し、前記パイプが正常挿入位置に配置されたときのみに、前記パイプの内周面からの圧力により前記リング状シール材が水密に圧接される貫通孔を備えていることを特徴とする管継手。 - 被接続用のパイプの端部に挿入されるリング状シール材が装着される周溝が外周面に形成された挿入筒部を備え、前記周溝に装着されたリング状シール材が、前記パイプの内周面に、水密に圧接された状態でパイプが接続される管継手において、
パイプ内側に挿入される筒部と、この筒部の一端から外側に延出しパイプの内径より大きな外径のフランジ部とを有してパイプ先端に装着される筒状アダプタを備え、
前記挿入筒部には、前記リング状シール材より奥側の周溝に挿入確認用シール材が装着され、このシール材の下方には挿入筒部の内外に連通する貫通孔が設けられていて、
この貫通孔は、筒状アダプタがパイプ先端に装着された状態でパイプが正常挿入位置に配置されたときのみに、前記筒状アダプタの筒部内周面からの圧力により前記挿入確認用シール材が圧接されて水密に封鎖されることを特徴とする管継手。 - パイプの端部を弾発的な締め付け力で締め付けるためのスリット付きの締付環体と、この締付環体の弾発力に抗して締付環体を拡径するように前記スリットの端部に離脱可能に挾持されるとともに、パイプが正常挿入位置に配置されると、離脱する拡径片とを備えている請求項1または請求項2に記載の管継手。
- 拡径片の外径方向への飛び動作を抑制するように締付環体に外嵌されると共に挿入されるパイプの先端部に当接して軸心内方向へスライドして前記拡径片の外径方向への飛び動作を許す規制スリーブを備えている請求項3に記載の管継手。
- 規制スリーブと筒状アダプタとが一体化されている請求項4に記載の管継手。
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