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JP4610963B2 - 防食スリーブの仮組み構造 - Google Patents

防食スリーブの仮組み構造 Download PDF

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本発明は、水道配管等の本管から支管へ分岐配管を行うための分水栓の設置に際し、本管である金属管に通水口となる孔を穿孔したとき、その孔壁の切削面の腐食を防止するために装着する防食スリーブの仮組み構造に関する。
従来より、この種の防食スリーブとしては、ステンレス等の金属スリーブを樹脂等の弾性スリーブ内に嵌挿して防食スリーブを構成するものが公知である。これはスリーブ本体を金属製本管に設けた穿孔穴に挿入し、このうち、弾性スリーブを穿孔穴の切削面に対して密着させることで、切削面の腐食を防止するものであり、防食スリーブの装着に際しては専用工具が用意され、別々の工程を経て金属スリーブと弾性スリーブが外装された専用工具を穿孔穴へ挿入して、先ず弾性スリーブを穿孔穴にセットした後、専用工具を更に押し込んで、金属スリーブを弾性スリーブ内へと嵌挿し、これに伴って拡径された弾性スリーブの切削面への密着により、スリーブ本体の装着が行われていた。
このように、防食スリーブの装着には、筒体である専用工具の外周に金属スリーブを嵌め込む第1の工程と、次に、樹脂スリーブを嵌め込む第2の工程とを要し、作業者にとって非常に手間であることに加え、専用工具へのこれらスリーブの取り付けは、その取付方向や順序を誤った状態で行なわれるおそれがあった。そこで、防食スリーブの装着工程を簡略化すると共に、防食スリーブの適正な装着を実現する試みがなされ、一例として、以下の技術が開示されている。
例えば、特開2001−304487号公報(特許文献1)記載の防食スリーブは、略円筒状の樹脂スリーブと、この樹脂スリーブの内周に密に挿通される金属スリーブから成り、前記樹脂スリーブは挿通方向に対して順に大径内周と小径内周を有し、前記金属スリーブは挿通方向に対して順に大径外周と中間外周と小径外周を有しており、装着に際しては、樹脂スリーブと金属スリーブを予め一段だけ組み合わせた状態で専用工具への取り付けを行い、この状態で穿孔穴に嵌合し、続いて金属スリーブを樹脂スリーブの内側に更に押し込むことで、防食スリーブの装着を行い得るようにしている。
特開2001−304487号公報
しかしながら、特開2001−304487号公報(特許文献1)では、樹脂スリーブと金属スリーブを予め一段だけ組み合わせる際に必要な金属スリーブの押し込み量は多大であり、組み合わせを行う作業者にとって極めて手間であった。また、樹脂スリーブと金属スリーブを組み合わせた状態を長時間放置すると、樹脂の復元力によって挿入された金属スリーブが押し戻され、樹脂スリーブから外れるおそれもあった。しかも、上記公報に示す組み合わせ構造は、樹脂の復元力や外力の影響を受け易い構造であり、この組み合わせ状態では、樹脂スリーブと金属スリーブの同軸状態は維持し難く、万が一、同軸状態が維持されないで穿孔穴への装着を行えば、スリーブ自体を変形させ、結果として、適正な防食効果は実現されない。
本発明は、上記の課題点に鑑み、鋭意研究の結果開発に至ったものであり、その目的とするところは、水道配管等の本管に設けた穿孔穴への装着を容易に、しかも、確実に行うことができ、長期に亘って、その優れた防食効果を発揮できる防食スリーブを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、弾性スリーブを樹脂スリーブに開口部より挿入して前記樹脂スリーブを拡径させて本管の穿孔穴の孔壁に装着するための防食スリーブの仮組み構造であって、前記樹脂スリーブの上端部位に鍔部を設け、この鍔部の開口内周面の上方端部付近に突起部を突設形成し、この突起部より先端側を縮径して設けた小径部との段差にテーパ段部を設け、一方、前記剛性スリーブの挿入側の外周面に係止溝を形成し、前記剛性スリーブを前記樹脂スリーブの開口部より挿入したとき、当該剛性スリーブの先端部が前記テーパ段部に当接すると共に、前記突起部と前記係止溝とが係合して前記剛性スリーブと前記樹脂スリーブの仮組みが成されると同時に両者が調芯状態を保持する構造である防食スリーブの仮組み構造である。
本発明によると、従来から行われていた、剛性スリーブと樹脂スリーブとを別々に装着工具へ取り付けてセットする工程を簡略化することができ、各スリーブの方向や取付順序を誤ることなく、作業性を飛躍的に向上することが可能となり、本管への適切な装着を行うことが可能である。また、仮組みに必要な剛性スリーブの押し込み量が小さくて済み、仮組み作業が容易となる。さらに、仮組みが成された剛性スリーブと樹脂スリーブとは調芯された状態にあり、加えてこの仮組み状態にあるスリーブ本体には負荷を生じさせない構造であるので、特に、応力の影響を受け易い樹脂スリーブにあっても、変形を起こすおそれはなく、穿孔穴の防食も確実なものとなる。
さらに、樹脂スリーブの突起部と剛性スリーブの挿入側の先端外周面に形成した係止溝が係合して仮組みが成され、この仮組みが成された剛性スリーブと樹脂スリーブとは調芯された状態にあり、しかも、この調芯された状態は強固に維持されるので、仮組み状態で長期間放置される場合であっても、剛性スリーブが樹脂スリーブから外れる等の問題を起こすことなく、本管への適切な装着を行うことが可能であり、長期に亘って、その優れた防食効果を発揮するという効果を奏する。
以下に、本発明における防食スリーブの一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明における仮組みした防食スリーブを水道本管に装着する状態を示した断面図である。図中1は、スリーブ本体であり、ゴム製等から成る弾性スリーブ2の内径側に滑り特性が良く、且つ、伸び特性が大きい樹脂筒層から成る樹脂スリーブ3を備えており、ステンレス製等から成る剛性スリーブ4を開口部5より挿入することによって、樹脂スリーブ3を拡径すると同時に弾性スリーブ2を拡径させ、金属製本管6に設けた穿孔穴7の孔壁7aの切削面部分に、この弾性スリーブ2を密着させて防食するよう機能する。このように、滑り特性の良い樹脂スリーブ3を使うのは、弾性スリーブ2の内径側に剛性スリーブ4を挿入し易くするためであり、また、伸び特性を大きくするのは拡径し易く、且つ、クラックを生じ難くするためである。この両特性の確保は、例えば、樹脂スリーブ3を低密度ポリエチレン等によって製作することで実現されている。なお、剛性スリーブ4としては、ステンレス製等の金属製から成るもの以外に、剛性のある硬質樹脂製から成るものであっても良い。
本実施例において、金属製本管6の内面にはモルタルライニング層又は樹脂ライニング層6aが形成され、外面にはボルト・ナット8を介して、サドル9並びにバンド10が固着されている。図中11は、サドル付き分水栓であり、枝管を接続するための継手部12を備えた分岐部13を有し、内部には本管6から支管へ分岐配管を行うための止水機構14を内蔵している。この止水機構14は、T字型の貫通孔を有したボール14aと、これを回動自在に設けたステム14bと、一対のボールシート14c,14cから構成されている。図中15は、樹脂スリーブ3の上端外周面に装着したOリングである。図中16は、ゴム製のシール部材(以下、ガスケットという)であり、サドル9と本管6とをシールするよう機能する。図中17は、ブッシュ部であり、サドル9との接続部であると共に、ガスケット16の変形による通水口径の縮小を防ぐ働きを有する。
図2は、図1における要部拡大断面図である。同図に示すように、前記樹脂スリーブ3の上端部位には鍔部3aを設けており、この鍔部3aの開口内周面の上方端部付近に形成した突起部3bと、前記剛性スリーブ4の挿入側の先端外周面に形成した係止溝4aとを係合して仮組みが成され、この仮組み状態から穿孔穴7の孔壁7aの切削面部分への密着を行い得る構造となっている。また、樹脂スリーブ3の突起部3bより先端側を縮径して設けた小径部3gとの段差をテーパ段部3cとすることで、このテーパ段部3cに開口部5より挿入した剛性スリーブ4の先端部4bが当接したとき、樹脂スリーブ3の突起部3bと剛性スリーブ4の係止溝4aとが係合して仮組みが成され、しかも、剛性スリーブ4を調芯の上、内挿する働きも有している。
また、樹脂スリーブ3の中間部位には、外周に弾性スリーブ2を装着した筒部3fを設けており、更に、樹脂スリーブ3の下端には内径側に傾斜した爪部3dを設けている。前記剛性スリーブ4の外周面には、拡径された樹脂スリーブ3の筒部3fが、その復元力によって圧入・密着する溝部4cを形成しており、剛性スリーブ4と樹脂スリーブ3とを更に強固に位置保持するよう機能する。この溝部4cは、樹脂スリーブ3の筒部3f内周を確実に圧入・密着できるよう、モルタルライニング層又は樹脂ライニング層6aを施した金属製本管6の穿孔穴7の孔壁7aの範囲内に位置するよう、設定している。
次に、本発明における防食スリーブの仮組みを行う手順について説明する。なお、本実施例で使用する装着工具18は、先端側から第1テーパ18a、第2テーパ18bを有しており、第1テーパ18aは、仮組みしたスリーブ本体1を取り付けする際に、樹脂スリーブ3の先端に設けた爪部3dを係止させるものであり、第2テーパ18bは、樹脂スリーブ3をテーパ段部3cから先端にかけて順次拡径して、剛性スリーブ4の挿入・拡径を円滑に行い得るように機能するものである。
先ず、開口部5より剛性スリーブ4を挿入して、この剛性スリーブ4の先端部4bを前記樹脂スリーブ3の内周面に形成したテーパ段部3cに当接させる。このとき、同時に樹脂スリーブ3の突起部3bと剛性スリーブ4の係止溝4aとが係合して仮組みが完了する。このように、剛性スリーブ4の先端(下端)を樹脂スリーブ3の上端に押し込むだけであるので、仮組みに必要な剛性スリーブ4の押し込み量が小さいものとなり、仮組み作業が容易となることに加え、サドル付き分水栓11のブッシュ部17とのシール部位となる鍔部3aや、弾性スリーブ2を介して穿孔穴7とのシール部位となる筒部3fは、仮組みによって拡径(変形)することがなく、シール性に影響を与えることがない。また、先端部4bがテーパ段部3cに当接することと、突起部3bと係止溝4aが係合することで、樹脂スリーブ3と剛性スリーブ4は2箇所で夫々が全周保持されて仮組みされているので、樹脂スリーブ3と剛性スリーブ4は確実に同軸上に保持され、剛性スリーブ4の挿入が円滑に行われる状態となる。
続いて、この仮組みが成されたスリーブ本体1を、操作杆が螺着された装着工具18の筒体に仮固定する。このとき、樹脂スリーブ3の下端に設けた爪部3dが第1テーパ18aに係止して、装着工具18からの抜け落ちを防ぐと共に、装着工具18にスリーブ本体1を取り付けた際、スリーブ本体1が水平を保つことができるよう機能する。仮組みが成されたスリーブ本体1は、装着工具18を介して本管6に設けた穿孔穴7へ装着される。
次に、本発明における防食スリーブの分水栓・金属製本管への装着手順を説明する。図3は、装着手順を示した説明図である。図3(a)に示すように、金属製本管6に設けた穿孔穴7に装着工具18を挿入すると、装着工具18に取付された仮組み状態のスリーブ本体1のうち、樹脂スリーブ3の鍔部下面に設けたテーパ面状部3eが、先ず穿孔穴7の孔縁に係止する。これにより、剛性スリーブ4の挿入時における変形や落ち込みを防ぎ、しかも、高いシール性を確保することができる。また、このテーパ面状部3eの傾斜角度は10〜45度の範囲に設けており、この傾斜角度が10度以下であると、樹脂スリーブ3の変形を阻止するのに十分でなく、また、45度以上であると、穿孔穴7への挿入時に働く調芯機能が不十分となるおそれがあり、好ましくは、10〜30度程度の範囲に設定するとよい。
前述したように、仮組みが成された剛性スリーブ4と樹脂スリーブ3とは調芯された状態にあるので、この仮組み状態からの樹脂スリーブ3(並びに弾性スリーブ2)の拡径は、芯ズレ等を起こさない剛性スリーブ4の円滑な挿入によって、順次、好適な拡径が行われていく。図3(b)に示すように、装着工具18を更に挿入すると、装着工具18の第1テーパ18aと樹脂スリーブ3の爪部3dとの係合状態が解除され、続いて装着工具18の押圧部18cが剛性スリーブ4のフランジ部4dに当接する。装着工具18の挿入に伴って、剛性スリーブ4が樹脂スリーブ3内へと挿入され、樹脂スリーブ3が先端方向へ向けて順次拡径されていく。
図示するように、剛性スリーブ4(外周面テーパ状の先端部4b)は装着工具18の第2テーパ18bの延長線上より上方に位置しており、これにより、樹脂スリーブ3は、先ず、装着工具18の第2テーパ18bによって拡径された後、装着工具18の挿入に伴った剛性スリーブ4の挿入によって、更に拡径されることになり、剛性スリーブ4の円滑な挿入が実現されている。図3(b)に示すように、樹脂スリーブ3の鍔部3aの拡径は、同時に、樹脂スリーブ3の外周面に装着したOリング15を含む鍔部外周面をブッシュ部17の内周面に押圧・密着させて、樹脂スリーブ3とサドル付き分水栓11との高いシール性を実現している。さらに、鍔部外周面にブッシュ部17の角部17aを圧接させているので、この部位におけるシール面圧を上げた状態で維持されることになる。
次いで、装着工具18を更に挿入すると、図3(c)に示すように、鍔部下面に設けたテーパ面状部3eと穿孔穴7の孔壁7aとが密着し始める。このとき、スリーブ全体が剛性スリーブ4の挿入方向に押し込まれようとするが、鍔部3aとテーパ面状部3eによって挿入方向への移動は阻止される。この鍔部3aは肉厚の環状に成形されているため、押し込み過ぎによる変形が少なく、また、挿入完了時の手応えを確実に得ることができるので、装着工具18の押し込み不足を解消することを可能にしている。しかも、剛性スリーブ4の内挿時の摩擦によって、樹脂スリーブ3に挿入方向への力が作用したときには、テーパ面状部3eにより鍔部3aを環状に保つよう補強できるので、内径が所定の通水口径を確保している剛性スリーブ4を抵抗なく挿入して、所定の通水口径を確保することができる。
また、樹脂スリーブ3を孔壁7aに装着する際、テーパ面状部3eによって調芯機能を働かせることができ、被取付用穿孔穴7である通水口に対して正確に挿入することができる。このテーパ面状部3eは樹脂製であるため、ある程度の圧縮性があるので、曲率が異なる様々なサイズの管に対して柔軟に対応できる。
図3(d)に示すように、剛性スリーブ4の全長は、樹脂スリーブ3の伸びを加味した上で、樹脂スリーブ3よりも長くなるよう設定されている。従って、同図に示すように、樹脂スリーブ3への挿着が完了した剛性スリーブ4の先端部4bは、樹脂スリーブ3の先端より下方に位置することになり、これにより、樹脂スリーブ3の先端に設けた爪部3dを確実に押し広げることができるので、樹脂スリーブ3の先端部位が内径側に張り出して、通水の妨げとなることはない。また、この爪部3dはスリーブ本体1の穿孔穴7への装着が完了した時に穿孔穴7の孔縁に係止して、スリーブ本体1の抜け止めを図ることもできる。なお、本例の樹脂スリーブ3は、その全長を内径の小さいモルタルライニング層6a(又は樹脂ライニング層)に合わせて設定しており、粉体ライニング6b用と共用化している。
最終的には、図3(d)に示す状態まで装着工具18を挿入して、穿孔穴7にスリーブ本体1を装着し、孔壁7aの切削面部分に弾性スリーブ2を密着させる。挿入が完了した際には、剛性スリーブ4の外周面の溝部4cに拡径された樹脂スリーブ3の筒部3fが、その復元力によって圧入・密着しており、これにより、剛性スリーブ4と樹脂スリーブ3とは更に強固に位置保持された状態となっている。また、剛性スリーブ4の挿入側の先端外周面に形成した係止溝4aも、樹脂スリーブ3の筒部3fに押圧されており、抜け止めとしての機能を発揮させることができる。前述してきた手順を経ることで、スリーブ本体1の金属製本管6への装着が完了し、孔壁7aの切削面部分には、弾性スリーブ2による優れた密着状態が実現される。
図4は、本発明における防食スリーブの他例を示した断面図である。図中19は、弾性スリーブであり、図中20は、樹脂スリーブであり、図中21は、剛性スリーブである。前述した実施例と同様に、樹脂スリーブ20の上端部位には鍔部20aを設けており、この鍔部20aの開口内周面に形成した突起部20bと、前記剛性スリーブ21の挿入側の先端外周面に形成した係止溝21aとを係合して仮組みが成され、この仮組み状態からの剛性スリーブ21の挿入により、穿孔穴7の孔壁7aの切削面部分への弾性スリーブ19の密着を行い得る構造となっている。また、樹脂スリーブ20の突起部20bより先端側を縮径して設けた小径部との段差をテーパ段部20cとしており、このテーパ段部20cに開口部より挿入した剛性スリーブ21の先端部21bが当接したとき、樹脂スリーブ20の突起部20bと剛性スリーブ21の係止溝21aとが係合して仮組みが成されるよう機能することに加え、剛性スリーブ21を調芯の上、内挿する機能も有している。
前記樹脂スリーブ20の先端部位には、内径側に傾斜した爪部20dを設けており、この爪部20dは挿入が完了した剛性スリーブ21の先端の係止溝21aと全周又は一部が係合して、この装着状態を強固に維持するので、挿入が完了した後の剛性スリーブ21が樹脂スリーブ20から抜けることはない。従って、剛性スリーブ21の係止溝21aは、仮組みした状態と樹脂スリーブ20への挿入を完了した状態の夫々において、剛性スリーブ21が不用意に樹脂スリーブ20から抜けるのを防止し、極めて優れた装着作業を行うことができ、長期に亘って、穿孔穴の防食効果を発揮することができる。
本発明の防食スリーブによれば、水道配管等をはじめ、あらゆる用途において、本管から支管へ分岐配管を行うための分水栓の設置に際し、金属管に通水口となる孔を穿孔した場合に露出する金属の腐食を確実に防止することのできる優れた防食スリーブとして提供することが可能である。
本発明における仮組みした防食スリーブを分水栓・金属製本管に装着する状態を示した断面図である。 図1における要部拡大断面図である。 本発明における仮組みした防食スリーブの分水栓・金属製本管への装着手順を示した説明図である。 本発明における防食スリーブの他例を示した断面図である。
防食スリーブ
3 樹脂スリーブ
3a 鍔部
3b 突起部
3c テーパ段部
3g 小径部
4 剛性スリーブ
4a 係止溝
4b 先端部
5 開口部
7 穿孔穴
7a 孔壁

Claims (1)

  1. 弾性スリーブを樹脂スリーブに開口部より挿入して前記樹脂スリーブを拡径させて本管の穿孔穴の孔壁に装着するための防食スリーブの仮組み構造であって、前記樹脂スリーブの上端部位に鍔部を設け、この鍔部の開口内周面の上方端部付近に突起部を突設形成し、この突起部より先端側を縮径して設けた小径部との段差にテーパ段部を設け、一方、前記剛性スリーブの挿入側の外周面に係止溝を形成し、前記剛性スリーブを前記樹脂スリーブの開口部より挿入したとき、当該剛性スリーブの先端部が前記テーパ段部に当接すると共に、前記突起部と前記係止溝とが係合して前記剛性スリーブと前記樹脂スリーブの仮組みが成されると同時に両者が調芯状態を保持する構造であることを特徴とする防食スリーブの仮組み構造
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