JP2010216548A - 分水栓用防食コア - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の取付け状態を確保しながらスムーズに分岐孔に装着して高シール性を発揮する防食コアであり、分岐孔に対して芯ずれ状態にある場合でもこの分岐孔への落ち込みを防いで防食性能を発揮しながら装着できる分水栓用防食コアを提供する。
【解決手段】配管20の分岐孔23に装着し、かつ、保持スリーブ30の外周面30aに装着した弾性スリーブ31を有する分水栓用防食コアである。この防食コアは、保持スリーブ30に設けた鍔部36の下面36aに弾性スリーブ31に形成した肉厚環状部50を位置させて、この肉厚環状部50を分岐孔23の外周縁部27に圧接シールさせる。そして、保持スリーブ30が分岐孔23に対して芯ずれ状態にあるとき、肉厚環状部50の外周面51を分岐孔23の内周上端壁28近傍に圧接させて保持スリーブ30の落ち込みを防止するものである。
【選択図】図1
【解決手段】配管20の分岐孔23に装着し、かつ、保持スリーブ30の外周面30aに装着した弾性スリーブ31を有する分水栓用防食コアである。この防食コアは、保持スリーブ30に設けた鍔部36の下面36aに弾性スリーブ31に形成した肉厚環状部50を位置させて、この肉厚環状部50を分岐孔23の外周縁部27に圧接シールさせる。そして、保持スリーブ30が分岐孔23に対して芯ずれ状態にあるとき、肉厚環状部50の外周面51を分岐孔23の内周上端壁28近傍に圧接させて保持スリーブ30の落ち込みを防止するものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、水道配管等の配管から支管へ分岐配管を行なうための分水栓の設置に際し、配管である金属管を穿孔したとき、その孔壁の切削面の腐食を防止するために装着する分水栓用防食コアに関する。
従来より、この種の防食コアとして、例えば、特許文献1の分水栓密着コアが知られている。この密着コアは、純銅、燐脱酸銅などの可塑性素材により筒状本体が構成され、この筒状本体の外表面全体がゴムからなる弾性素材による被膜層で覆われてコア部材が構成されている。この密着コアの水道本管への装着時には、挿入棒によりコア部材を強制的に拡径させて水道本管に圧接させるようになっている。
また、上記とは異なる構造の防食コアとして、例えば、特許文献2の保護スリーブが開示されている。同文献2を図13の概略断面図に示す。同図において、保護スリーブ1は、硬質プラスチック又は金属からなる第1スリーブ2と、合成ゴム又は軟質樹脂からなる第2スリーブ3とから構成されている。保護スリーブ1の装着時には、第1スリーブ2を第2スリーブ3に圧入することにより、水道管4の穿孔部5に嵌合された第2スリーブ3が穿孔部の内周面5aに圧着され、このとき、第2スリーブ3のフランジ部6が挿入工具7により水道管4の上面4aに押し付けられて穿孔部5の入口側がシールされるようになっている。
一方、図14における防食コア体10は、弾性スリーブ体11と、樹脂スリーブ体12と、剛性スリーブ体13とからなる3つのスリーブ体を有する構造になっている。この防食コア体10は、弾性スリーブ体11の内径側に樹脂スリーブ体12を装着したスリーブ本体14に、剛性スリーブ体13を挿入することにより配管部(水道管)15に装着され、樹脂スリーブ体12と弾性スリーブ体11とが拡径して、弾性スリーブ体11が配管部15の穿孔穴16の孔壁部16aに密着する。また、装着後には、樹脂スリーブ体12の鍔状部12aが穿孔穴16の穴縁部16bに掛かって、穿孔穴16の入口部分がシールされると共に、樹脂スリーブ体12が剛性スリーブ体13の押し込みによって穿孔穴16側に脱落することが防がれている。
しかしながら、特許文献1の密着コアは、密着コアを拡径する際に、可塑性素材を変形させるための抵抗力が大きくなり、また、可塑性素材を真円状に拡径するためにこの可塑性素材と挿入棒とには高い嵌合時の寸法精度が要求されている。しかも、可塑性素材は銅であるため剛性が高く、この可塑性素材が変形するときには、弾性素材の水道本管への密着性が低くなってシール性が維持されないことがある。
また、特許文献2のような図13における第1スリーブ2と第2スリーブ3とによる2層構造の保護スリーブ1は、第1スリーブ2を硬質プラスチックとすることで第2スリーブ3の水道管4への密着性を向上させることはできるが、次のような課題点が生じていた。すなわち、同公報は、第2スリーブ3として合成ゴムを用いた場合には、第1スリーブ2との摩擦抵抗が高くなって装着が不完全になりやすく、また、第2スリーブ3として軟質樹脂を用いた場合には、圧縮永久ひずみの特性が劣って穿孔部内周面5aとの密着性が悪くなっていた。
また、図13(a)、図13(b)に示すように、例えば、穿孔工具7ががたついた状態や斜めの状態で取付けられていたり、ガス管や電話線等の他の敷設管との干渉を回避するために分水栓が水道管に斜めに取付けられていたり、或は、水道管4へ分水栓の固定が不十分の状態である場合、穿孔時に穿孔部5が所定の位置からずれて穿孔されることがある。この穿孔部5に対して保護スリーブ1を取付ける場合、穿孔部5の軸芯S1と挿入工具7の軸芯S2とが幅hにおいてずれる、いわゆる、芯ずれ状態になる可能性がある。
この場合、図13(a)に示すように、第2スリーブ3が穿孔部5に対して軸芯がずれた状態で仮着され、この第2スリーブ3に第1スリーブ2を挿入したときには、図13(b)に示すように、第2スリーブ3の穿孔部5との空隙が多い側、すなわち、図における左側においてフランジ部6に押圧力が加わったときに、フランジ部6は剛性が小さいことにより起き上がるように変形して穿孔部5内に肩落ちすることがあった。その結果、フランジ部6全体が穿孔部5に引き込まれるようにして第2スリーブ3が穿孔部5に落ち込むことがあった。
この場合、図13(a)に示すように、第2スリーブ3が穿孔部5に対して軸芯がずれた状態で仮着され、この第2スリーブ3に第1スリーブ2を挿入したときには、図13(b)に示すように、第2スリーブ3の穿孔部5との空隙が多い側、すなわち、図における左側においてフランジ部6に押圧力が加わったときに、フランジ部6は剛性が小さいことにより起き上がるように変形して穿孔部5内に肩落ちすることがあった。その結果、フランジ部6全体が穿孔部5に引き込まれるようにして第2スリーブ3が穿孔部5に落ち込むことがあった。
一方、図14の構造の防食コア体10は、弾性スリーブ体11と、樹脂スリーブ体12と、剛性スリーブ体13とからなる3層スリーブ構造であるため、剛性スリーブ体13をスリーブ本体14に円滑に挿入して装着を完了させることが可能であり、また、弾性スリーブ体11が穿孔穴16の孔壁部16aに密着することでシール性が高まっている。
しかし、この防食コア体10は、呼び径が、例えば、40A、50Aと大きくなりその曲率が大きくなると、樹脂スリーブ体12の鍔状部12aの剛性が下がる。このため、穿孔穴16の軸芯が防食コアの軸芯からずれている場合には、鍔状部12aが下方向に押し潰されたり、また、特許文献2と同様に、樹脂スリーブ体12の挿入時に鍔状部12aの片側が穿孔穴16の穴縁部16bから落ち込んで、この樹脂スリーブ体12の孔壁部16aへの装着部分であるスカート部12bが、配管部15の通水部分である通水口径まで飛び出してこの通水口径内に残る、いわゆるのぞきと呼ばれる現象が発生する可能性があった。
このとき、鍔状部12aの外径は、サドル付分水栓17の通水口18の口径よりも小径であり、また、所定の内径を確保している必要がある。これにより、落ち込み防止策として、鍔状部12aの外径を所定範囲内の最大寸法に設け、且つ、径方向の肉厚を厚く形成することが考えられるが、径方向の肉厚を厚くすると、鍔状部12aの伸び性が悪くなり、剛性スリーブ体13を内挿した時に鍔状部12aが拡径しにくくなり、穿孔穴16の穴縁部16bへの掛かり量が少なくなることとも相まって、下方向に押し潰されて穿孔穴16に落ち込むおそれがある。このように、この防食コア体10は、呼び径が大きい場合に芯ずれが生じていると正確に装着できない可能性があり、しかも、呼び径が大きくなるに従って芯ずれ時の鍔状部12aの掛かり量が少なくなってより落ち込みやすくなっていた。
本発明は、上記の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、所定の取付け状態を確保しながらスムーズに分岐孔に装着して高シール性を発揮する防食コアであり、分岐孔に対して芯ずれ状態にある場合でもこの分岐孔への落ち込みを防いで防食性能を発揮しながら装着できる分水栓用防食コアを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、配管の分岐孔に装着し、かつ、保持スリーブの外周面に装着した弾性スリーブを有する防食コアであって、保持スリーブに設けた鍔部の下面に弾性スリーブに形成した肉厚環状部を位置させて、この肉厚環状部を分岐孔の外周縁部に圧接シールさせると共に、保持スリーブが分岐孔に対して芯ずれ状態にあるとき、肉厚環状部の外周面を分岐孔の内周上端壁近傍に圧接させて保持スリーブの落ち込みを防止するようにした分水栓用防食コアである。
請求項2に係る発明は、保持スリーブは、剛性スリーブと、この剛性スリーブの外周面に装着した樹脂スリーブとからなり、弾性スリーブの肉厚環状部を樹脂スリーブに形成した鍔部の下面に位置させた分水栓用防食コアである。
請求項3に係る発明は、弾性スリーブは、ゴムスリーブである分水栓用防食コアである。
請求項4に係る発明は、肉厚環状部の下端面の角度を、外周面に対して90°以下に設けた分水栓用防食コアである。
請求項5に係る発明は、下端面と外周面との境界に角部を設けた分水栓用防食コアである。
請求項1に係る発明によると、保持スリーブにより弾性スリーブを拡径させることにより、所定の取付け状態を確保しながらスムーズに分岐孔に装着して高シール性を発揮できる防食コアであり、分岐孔が正規の位置に穿孔されている場合には、肉厚環状部の下端面を分岐孔の外周縁部に圧接シールさせて漏れを防ぎながら装着することができる。一方、分岐孔が芯ずれ状態にある場合には、肉厚環状部の外周面と分岐孔の内周上端縁との間に摺動抵抗が生じるため、保持スリーブが分岐孔に落ち込むことを防ぐことができる。このように、穿孔穴の穿孔位置にかかわらず、防食性能を発揮しながら装着することが可能な分水栓用防食コアを提供できる。
請求項2に係る発明によると、配管の分岐孔に対して円滑に挿入でき、作業中の脱落を防ぎつつ装着を完了させることができる防食コアである。また、分岐孔の穿孔状態のばらつきの影響を殆ど受けることなく分岐孔の所定位置に密着させて高いシール性を発揮させながら装着できる。
請求項3に係る発明によると、分岐孔との挿着部分における漏れを防ぎつつ取付けでき、既存のゴム製スリーブの形状が若干変わるだけであるので、容易に成形加工でき、加工設備の変更も最小限に抑えることができる。また、部品点数が増加することがないため、製造時における組立も容易である。
請求項4に係る発明によると、装着時に弾性スリーブが分岐孔に掛かりやすくなり、芯ずれ時においても、分岐孔からの落ち込みを防ぐことができる防食コアである。
請求項5に係る発明によると、装着時に弾性スリーブが分岐孔の縁から引き込まれ難くなり、特に、芯ズレ時において、肉厚環状部の外周面に強い摺動抵抗が生じて、この肉厚環状部が分岐孔の内周上端壁近傍に位置した状態を確保できるため、弾性スリーブの分岐孔からの落ち込みを防止できる。
以下に、本発明における分水栓防食コアの好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1においては、本発明の分水栓防食コアを鋳鉄管などの水道管(配管)20に装着する状態を示しており、また、図2においては、本発明の分水栓防食コアの全体を示している。図1において、配管20には図示しない支管への分岐配管をおこなうための止水機構21を有するサドル付き分水栓(以下、分水栓という)22が設けられ、配管20には、図示しない穿孔工具により通水口となる分岐孔23を穿孔した後に、この分岐孔23に装着工具24によりコア本体25が装着されて分岐孔23の切削面26の腐食が防止されるようになっている。
図1、2において、コア本体25は、略筒状の保持スリーブ30と、弾性スリーブ31とを有し、保持スリーブ30の外周面30aに弾性スリーブ31が装着されている。更に、保持スリーブ30は、剛性スリーブ33と、樹脂スリーブ34とからなり、剛性スリーブ33の外周面33aに樹脂スリーブ34が装着されている。
図2、図3に示すように、保持スリーブ30において、樹脂スリーブ34は、配管20の分岐孔23に装着される装着部35と、この装着部35の上方位置に装着部35よりも拡径状の鍔部36とを有している。鍔部36の外径は、分水栓22の止水機構21の内径よりもやや小径に形成されている。また、装着部35の外周側には、弾性スリーブ31が装着可能な環状凹溝37が形成され、一方、鍔部36の内周側には、テーパ段部38と係止突部39とが形成されている。樹脂スリーブ34は、例えば、滑り特性が良く、且つ、伸び特性が大きい低密度ポリエチレン等の樹脂により形成され、この場合、滑り特性が良いことにより内径側に剛性スリーブ33を挿入しやすくなる。また、伸び特性が大きくなることにより、クラック(割れ)を生じさせることのない拡径が可能になる。
また、剛性スリーブ33は、挿入側から順に、小径部40と、テーパ部41と、大径部42とを有し、小径部40と大径部42との間にテーパ部41が設けられている。この形状により、剛性スリーブ33は、樹脂スリーブ34を2段階に拡径させることが可能になっている。また、小径部40においては、係止溝43が形成されており、この係止溝43には、樹脂スリーブ34の係止突部39が係止可能になっている。また、大径部42の開口端部側には、フランジ部44が形成され、このフランジ部44により、装着工具の押圧部63と当接し、樹脂スリーブ34への挿入が可能になる。剛性スリーブ33は、例えば、ステンレス等の金属により形成される。
一方、弾性スリーブ31は、ゴムスリーブからなり、スカート部49と、肉厚環状部50とを有している、弾性スリーブ31は、肉厚環状部50が上述した樹脂スリーブ34の鍔部36の下面36aに位置した状態で環状凹溝37に装着されている。肉厚環状部50は、外周面51と、下端面52と、上端面53とを有する形状になっている。外周面51は、弾性スリーブ31の挿入方向と平行に形成され、この外周面51に対して、下端面52の角度θは90°以下80°以上(本実施例においては90°)に設けられている。また、下端面52と外周面51との境界には、角部54が設けられている。
肉厚環状部50は、本実施形態のように、スカート部49と一体に形成することが弾性スリーブ31の成形上も、樹脂スリーブ34への装着上も望ましいが、別体に形成することもできる。また、肉厚環状部50の外径は、樹脂スリーブ34の鍔部36の図示しない外径と略同径か、又は、やや大径に形成され、本実施形態においては、同径もしくは同径から0.4mm大径となる(片側が0.2mm増加する)範囲の寸法に形成されている。
この理由として、肉厚環状部50が鍔部外径よりも小さいと、後述する保持スリーブ30と分岐孔23との芯ずれの際に、肉厚環状部50の圧縮量が小さくなって落ち込み防止機能が働き難くなり、また、肉厚環状部50の外径が大きすぎると、後述するコア本体25の挿入過程において分水栓22の内部を通過する際に、肉厚環状部50が分水栓22の止水機構21と接触してめくれ上がったり、切断したり、分岐孔23に到達する前に分水栓22の止水機構21により拡径が始まったりする等の不具合が生じるためである。
また、肉厚環状部50は、径方向の肉厚t1がスカート部49の肉厚t2の3〜5倍程度であることが望ましく、この場合には強い剛性が発揮される。
また、肉厚環状部50は、径方向の肉厚t1がスカート部49の肉厚t2の3〜5倍程度であることが望ましく、この場合には強い剛性が発揮される。
なお、上記実施形態において、肉厚環状部50の厚さが薄い状態、例えば、スカート部49の肉厚と同等程度である場合には、肉厚環状部50と切削面26との接触面積が小さくなるため、肉厚環状部50が分岐孔23に落ち込んだ後の摺動抵抗が小さくなる。このため、樹脂スリーブ34の落ち込みを防止できなくなることがある。よって、肉厚環状部50は、適度の摺動抵抗を発揮できる前述の厚さに設ける必要がある。
本発明の防食コアは、コア本体25が装着工具24により分岐孔23に装着されたときに、肉厚環状部50が分岐孔22の外周縁部27に圧接シールされる。また、このとき、スカート部49が、分岐孔23と樹脂スリーブ34との間に挟着されて分岐孔23の切削面26に圧接シールされる。
また、コア本体25を装着する時、分岐孔23が正規の位置に穿孔されずに分水栓22の軸芯とずれた位置にあるとき、すなわち、保持スリーブ30が分岐孔23に対して芯ずれ状態にあるときには、肉厚環状部50の外周面51を分岐孔23の内周上端壁28近傍に圧接させて保持スリーブ30の落ち込みが防止される。
また、コア本体25を装着する時、分岐孔23が正規の位置に穿孔されずに分水栓22の軸芯とずれた位置にあるとき、すなわち、保持スリーブ30が分岐孔23に対して芯ずれ状態にあるときには、肉厚環状部50の外周面51を分岐孔23の内周上端壁28近傍に圧接させて保持スリーブ30の落ち込みが防止される。
一方、上述の配管20は、本実施形態においては、単一材料によって形成されているが、内周面側にモルタルライニング層や樹脂ライニング層などの適宜のライニング層が施されていてもよい。また、図1に示すように、分水栓22は、支管を接続するための継手部22aを備えた分岐部22bと、配管20から支管へ分岐配管を行なうための前記止水機構21とを有している。止水機構21は、ボール弁体45と、ステム46と、ボールシート47と、ガスケット48とを有している。ボール弁体45は、内部に略T字型の貫通孔45aを有し、また、このボール弁体45にステム46が接続されている。ボールシート47は、ボール弁体45の両側に配設されてこのボール弁体45をシール状態で保持している。ガスケット48は、分水栓22を構成するサドル22cと配管20との間に装着され、これらをシールしている。
図1、図3に示したコア本体25が装着される装着工具24は、先端側から、突状係止部60、第1テーパ部61、第2テーパ部62、押圧部63を有している。突状係止部60は、仮組みしたコア本体25を取付ける際に、樹脂スリーブ34の先端側に形成された爪部64を係止してコア本体25全体を仮着させるためのものであり、第1テーパ部61、第2テーパ部62は、樹脂スリーブ34を鍔部36から先端にかけて順次拡径させて、剛性スリーブ33による挿入を円滑に行い得るように機能する。また、押圧部63は、これらよりも後部に環状に突設形成され、装着工具24を挿入したときに剛性スリーブ33のフランジ部44に当接してこのフランジ部44を押圧可能になっている。また、装着工具24の上部には、操作杆65が螺着により取付けられ、装着工具24は、この操作杆65により操作可能になっている。
続いて、上記した防食コアを仮組みする場合の手順を説明する。
コア本体25の仮組み時には、先ず、弾性スリーブ31が装着された樹脂スリーブ34の開口部34aより剛性スリーブ33を挿入し、この剛性スリーブ33の先端側を樹脂スリーブ34のテーパ段部38に当接させる。このとき、同時に樹脂スリーブ34の係止突部39が剛性スリーブ33の係止溝43に係止して仮組みされる。その際、剛性スリーブ33の小径部40の外周側が鍔部36内周側の略全周に渡って面接触するように保持されるので、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33とが確実に同芯上に保持された状態で、剛性スリーブ33の挿入が円滑に行われる状態に仮着される。この場合、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33との仮組みは、剛性スリーブ33の先端(下端)を樹脂スリーブ34の上端側から押し込むだけであるため作業が容易である。
このようにして、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33とが一体化して保持スリーブ30が設けられ、この保持スリーブ30と、弾性スリーブ31とによりコア本体25が構成される。
コア本体25の仮組み時には、先ず、弾性スリーブ31が装着された樹脂スリーブ34の開口部34aより剛性スリーブ33を挿入し、この剛性スリーブ33の先端側を樹脂スリーブ34のテーパ段部38に当接させる。このとき、同時に樹脂スリーブ34の係止突部39が剛性スリーブ33の係止溝43に係止して仮組みされる。その際、剛性スリーブ33の小径部40の外周側が鍔部36内周側の略全周に渡って面接触するように保持されるので、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33とが確実に同芯上に保持された状態で、剛性スリーブ33の挿入が円滑に行われる状態に仮着される。この場合、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33との仮組みは、剛性スリーブ33の先端(下端)を樹脂スリーブ34の上端側から押し込むだけであるため作業が容易である。
このようにして、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33とが一体化して保持スリーブ30が設けられ、この保持スリーブ30と、弾性スリーブ31とによりコア本体25が構成される。
続いて、仮組みが成されたコア本体25を、操作杆65が螺着された装着工具24に仮固定する。コア本体25を装着工具24の下方側より取付けると、樹脂スリーブ34の爪部64が突状係止部60に係止することで、装着工具24からのコア本体25の抜け落ちが防がれると共に、このコア本体25が水平状態を保つようになっている。装着工具24は、コア本体25が仮着された状態で分水栓22にアタッチメントアダプタ66を介して取付けられ、このとき、コア本体25が分岐孔23の装着位置に配設される。
次に、本発明における上記実施形態の分水栓用防食コアを分水栓・配管に装着する場合の装着手順並びに作用を説明する。図3においては、本発明の分水栓用防食コアを装着工具24に装着した状態を示している。装着工具24にコア本体25を装着する際は、樹脂スリーブ34先端の爪部64を突状係止部60に樹脂の弾性を利用して係止させ、ワンタッチで取付けできるようになっている。
コア本体25を分岐孔23に装着する際において、先ず、保持スリーブ30(分水栓22)と分岐孔23とが同芯状態にある場合のコア本体25の装着の過程を述べる。図1において、図示しないハンドルを回し、配管20に設けた分岐孔23に装着工具24の操作杆65を挿入すると、樹脂スリーブ34の鍔部36の下面側が分岐孔23の外周縁部27に着座する。このとき、鍔部36の付け根部分を分岐孔23の内径とほぼ同径に設定していることにより、鍔部36の下端面が外周縁部27に掛かった状態になる。
この状態から、続けて装着工具24を挿入すると、図4に示すように、装着工具24の突状係止部60と樹脂スリーブ34の爪部64との係合状態が解除され、装着工具24の押圧部63が剛性スリーブ33のフランジ部44に当接する。この段階から、剛性スリーブ33の樹脂スリーブ34への内挿が開始する。
装着工具24を更に挿入すると、樹脂スリーブ34と剛性スリーブ33との仮組みが解除され、剛性スリーブ33の小径部40が樹脂スリーブ34の装着部35を拡径し、この装着部35の拡径により、図5において、弾性スリーブ33が分岐孔23の切削面26を覆い始める。このとき、肉厚環状部50は、分岐孔23の外周縁部27の外側に位置した状態で鍔部36により押圧されるため、この外周縁部27に密着シールして防食する。
図6において、装着工具24の挿入を続けると、剛性スリーブ33の小径部40が装着部の拡径を続けながら、大径部42が鍔部36を拡径する。そして、図7に示すように、剛性スリーブ33のフランジ部44が鍔部36の上端面36bに当接したときにコア本体25の装着が完了する。その際、装着工具24の挿入トルクが重くなることにより、作業者は、挿入の完了を手応えで感じることができる。
次いで、作業者は、図8に示すように、装着工具24を引き上げて、分水栓22を閉状態にして、装着工具24を取り外して作業を完了する。このように、弾性スリーブ31が、肉厚環状部50が分岐孔23の外周縁部27に圧接シールした状態で装着されたときには、スカート部49の外周面49aが分岐孔切削面26に密着シールし、また、鍔部36が分水栓22の内径に密着することで、長期に渡って防食性能を発揮し続けることが可能になる。
続いて、保持スリーブ30(分水栓22)と、分岐孔23とが芯ずれ状態にある場合について述べる。図9において、分水栓22、及び、装着工具24の中心軸O1に対して、分岐孔23の中心軸O2が距離wにおいてずれた状態になっている。
装着工具24の操作杆65を分岐孔23に挿入すると、この装着工具24により下降したコア本体25が分岐孔23の外周縁部27に着座する。このとき、分岐孔23が芯ずれ状態にあるため、この分岐孔23の一方側(例えば、図9における分岐孔23の右側)では肉厚環状部50が分岐孔23の外周縁部27に掛かった状態になり、また、他方側(例えば、図9における分岐孔23の左側)では肉厚環状部50が外周縁部27に掛かっていない状態となる。
装着工具24の操作杆65を分岐孔23に挿入すると、この装着工具24により下降したコア本体25が分岐孔23の外周縁部27に着座する。このとき、分岐孔23が芯ずれ状態にあるため、この分岐孔23の一方側(例えば、図9における分岐孔23の右側)では肉厚環状部50が分岐孔23の外周縁部27に掛かった状態になり、また、他方側(例えば、図9における分岐孔23の左側)では肉厚環状部50が外周縁部27に掛かっていない状態となる。
ただし、この場合、図12に示すように、外周縁部27は、配管20の円弧面に形成されているため、この配管20の管頂部における点Pでは肉厚環状部50が接しやすく、また、管頂部から90°の位置の点Qでは肉厚環状部50が接し難くなっている。そして、この点Pから点Qまでの区間では、配管20の外周が緩やかな曲面になっていることにより、肉厚環状部50は外周縁部27に掛かった状態から次第に離れた状態になっている。そのため、分岐孔23が芯ずれ状態にあっても、外周縁部27に掛からない側の肉厚環状部50全体が外周縁部27から浮くことはない。なお、便宜上、図1においても、点Pと点Qの位置を示している。また、図1においては、サドル付分水栓の説明上、肉厚環状部50が点Qまで接した状態を示しており、図4〜図8においても同様に図示している。図9、図10は、肉厚環状部50が点Pに接した状態を示している。
図10は、図9の状態から装着工具24を下降させて剛性スリーブ33を樹脂スリーブ34に内挿させ、剛性スリーブ33の大径部42により鍔部36を拡径した状態を示している。この場合、外周縁部27に掛かった側の肉厚環状部50は、剛性スリーブ33の内挿により下方向に圧縮され、外周縁部27に対してこの肉厚環状部50と、鍔部36下面36aとが強固に掛かった状態となる。これにより、肉厚環状部50の下端面52が外周縁部27を防食する。一方、外周縁部27に掛かっていない側の肉厚環状部50は、剛性スリーブ33の内挿によりやや落ち込んだ状態になり、更に、剛性スリーブ33の小径部40が装着部35を拡径したときに、分岐孔23の切削面26と装着部35との間に肉厚環状部50が圧縮されて、この肉厚環状部50の外周面51が分岐孔23の内周上端壁28近傍に圧接した状態になる。その結果、この接触部分の摺動抵抗が上がって、肉厚環状部50が分岐孔23から落ち込むことが防がれる、いわゆる、ブレーキ(滑り止め)効果が発揮される。
更に、この状態から装着工具24の挿入を更に続けた場合には、鍔部36の落ち込みを防ぎつつ芯ずれ状態の分岐孔23にコア本体25を挿入でき、前述した保持スリーブ30と分岐孔23とが同芯の場合と同様に、剛性スリーブ33のフランジ部44が鍔部36に当接したときに装着工具24の挿入トルクが重くなるため、作業者は、挿入の完了をこの挿入トルクの増加より感じることが可能となる。続いて、図11に示すように、作業者が装着工具24を引き上げて、分水栓22を閉状態にして、装着工具24を取り外すことによってコア本体25の装着作業が完了する。
この場合、図11において、肉厚環状部50が外周縁部27に掛かっていなかった部分、すなわち、図における外周縁部27の左側付近では、上記したようにこの肉厚環状部50が切削面26において圧縮された状態になっているが、この部分においては、肉厚環状部50が圧縮された分、切削面26により強く密着シールして、長期に渡って防食機能を発揮し続けることが可能になる。
また、肉厚環状部50の下端面52の角度θが外周面51に対して90°よりも大きく、下端面52に水平部分が無い場合には、上方から押圧力が加わったときに、その傾斜角によって肉厚環状部50は分岐孔23に引き込まれるような力が加わって落ち込みやすくなる。そのため、前述したように、下端面52の角度θは、外周面51に対して90°以下とすることが望ましく、この場合、例えば、角度θを小さくして下端面52の内径側がえぐれた形状になったとしても、90°の場合と同様の機能を発揮することができる。
一方、下端面52と外周面51との境界にアール面やC面を形成した場合にも、これらにより上記と同様にして肉厚環状部が落ち込みやすくなる。このため、下端面52と外周面51との間は、可能な限り尖鋭な状態に形成されていることが望ましい。
また、肉厚環状部50が鍔部36の外周面側まで延設されている場合、例えば、鍔部36の外周面上方まで延設されている場合には、肉厚環状部が延設された分、鍔部36の内径が小さくなって強度が低下し、分岐孔に落ち込む可能性がある。このため、肉厚環状部50は、外周面51と、下端面52と、上端面53とを有する断面略矩形状であり、上端面53が鍔部36の下面36aに配置された状態で装着されることが好ましい。
なお、前述した実施形態は、あくまでも本発明における分水栓用防食コアの一例であり、本発明の防食コアは、前記実施形態以外の様々な形態に設けることができる。
20 配管
23 分岐孔
25 コア本体
27 外周縁部
28 内周上端壁
30 保持スリーブ
30a 外周面
31 弾性スリーブ
33 剛性スリーブ
33a 外周面
34 樹脂スリーブ
36 鍔部
36a 下面
50 肉厚環状部
51 外周面
52 下端面
54 角部
θ 角度
23 分岐孔
25 コア本体
27 外周縁部
28 内周上端壁
30 保持スリーブ
30a 外周面
31 弾性スリーブ
33 剛性スリーブ
33a 外周面
34 樹脂スリーブ
36 鍔部
36a 下面
50 肉厚環状部
51 外周面
52 下端面
54 角部
θ 角度
Claims (5)
- 配管の分岐孔に装着し、かつ、保持スリーブの外周面に装着した弾性スリーブを有する防食コアであって、前記保持スリーブに設けた鍔部の下面に前記弾性スリーブに形成した肉厚環状部を位置させて、この肉厚環状部を前記分岐孔の外周縁部に圧接シールさせると共に、前記保持スリーブが前記分岐孔に対して芯ずれ状態にあるとき、前記肉厚環状部の外周面を前記分岐孔の内周上端壁近傍に圧接させて前記保持スリーブの落ち込みを防止するようにしたことを特徴とする分水栓用防食コア。
- 前記保持スリーブは、剛性スリーブと、この剛性スリーブの外周面に装着した樹脂スリーブとからなり、前記弾性スリーブの肉厚環状部を前記樹脂スリーブに形成した鍔部の下面に位置させた請求項1に記載の分水栓用防食コア。
- 前記弾性スリーブは、ゴムスリーブである請求項1又は2に記載の分水栓用防食コア。
- 前記肉厚環状部の下端面の角度を、前記外周面に対して90°以下に設けた請求項1乃至3の何れか1項に記載の分水栓用防食コア。
- 前記下端面と外周面との境界に角部を設けた請求項1乃至4の何れか1項に記載の分水栓用防食コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009062897A JP2010216548A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 分水栓用防食コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009062897A JP2010216548A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | 分水栓用防食コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216548A true JP2010216548A (ja) | 2010-09-30 |
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ID=42975610
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2010216548A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013194866A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Cosmo Koki Co Ltd | 防食コア |
JP2014081003A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Maezawa Kyuso Industries Co Ltd | 分水栓用密着コアと装着方法 |
JP2014199074A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 株式会社水道技術開発機構 | 防食コアの装着治具及び防食コアの装着方法 |
CN104975632A (zh) * | 2014-04-11 | 2015-10-14 | 德胜(苏州)洋楼有限公司 | 一种独栋房屋用供水控制设备 |
JP2019116911A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社タブチ | 水道管防食キット、防食スリーブ、防食スリーブ用の装着治具 |
-
2009
- 2009-03-16 JP JP2009062897A patent/JP2010216548A/ja active Pending
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JP7129078B2 (ja) | 2017-12-26 | 2022-09-01 | 株式会社タブチ | 水道管防食キット、防食スリーブ用の装着治具 |
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