JP5297669B2 - 化学蓄熱材複合体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、0.3〜4mmの範囲の結晶性の石灰石を850〜1100℃の範囲で所定時間加熱した後、500〜600℃の範囲で所定時間加熱することにより、多数の気孔を生成した生石灰を得る化学蓄熱材及びその製造方法が開示されている。
また、特許文献2では、多孔性カプセル内に粉体化学蓄熱材を収容した蓄熱装置が開示されている。また、特許文献3では、耐熱性多孔質体の筒状体内に粉体化学蓄熱材を充填してなる化学蓄熱カプセルが開示されている。
上記構造強度向上材は、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム及びベーマイトから選ばれる1種以上を含有することを特徴とする化学蓄熱材複合体にある(請求項1)。
また、上記隙間により、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の導入排出経路を充分に確保することができる。よって、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の上記化学蓄熱材複合体内における移動(拡散)阻害を抑制することができる。
上記蓄熱材混合物を焼成して化学蓄熱材複合体を得る焼成工程とを有し、
上記構造強度向上材は、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム及びベーマイトから選ばれるいずれか1種以上を含有することを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法にある(請求項15)。
この場合には、上記粘土鉱物は、多孔質で比表面積が大きい繊維状形態を有する。そのため、上記粘土鉱物の繊維質、多孔性、可塑性等の性質により、上記化学蓄熱材を良好に組織化・構造化させることができる。
また、上記層リボン構造を有する粘土鉱物としては、例えば、セピオライト及び/又はパリゴルスカイトを用いることができる(請求項3、18)。
この場合には、上記粘土鉱物の接着力が強くなるため、上記化学蓄熱材を良好に組織化・構造化させることができる。
この場合には、上記化学蓄熱材をそれよりも小さい径の繊維状の上記粘土鉱物によって取り囲むため、少量の該粘土鉱物を用いて上記化学蓄熱材の組織化・構造化を実現することが可能である。そのため、上記化学蓄熱材複合体は、上記化学蓄熱材間に隙間が形成された多孔質構造体を少量の上記粘土鉱物で補強したものとなる。これにより、上記化学蓄熱材複合体における質量当たり、体積当たりの上記化学蓄熱材の占有率を大きくすることができる。すなわち、蓄熱容量の大きい上記化学蓄熱材複合体となる。さらに、上記化学蓄熱材複合体は、上記化学蓄熱材自体が主要構造を成しているため、伝熱経路が単純であり、蓄熱効率、蓄熱した熱の利用効率が高いものとなる。
この場合には、上記化学蓄熱材複合体は、上記構造強度向上材の多孔性により、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の導入排出経路をより一層充分に確保することができる。よって、上記化学蓄熱材複合体は、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の上記化学蓄熱材複合体内における移動(拡散)阻害をさらに抑制することができ、伝熱性能に優れたものとなる。
この場合には、上記構造強度向上材のAl成分が上記化学蓄熱材の成分(アルカリ土類金属元素(Ca等))や上記粘土鉱物の成分(Si等)と適度に反応することによって、−Al−O−Ca−、−Al−O−Si−等が形成され、上記化学蓄熱材複合体の構造強度をさらに向上させることができる。
また、Alを含有する上記構造強度向上材としては、例えば、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム及びベーマイトから選ばれる1種以上を含有するものを用いることができる。
また、上記化学蓄熱材は、脱水反応に伴って酸化され、水和反応に伴って水酸化される水和反応系化学蓄熱材であることが好ましい(請求項8、24)。
いずれの場合にも、上記化学蓄熱材複合体は、水和反応及び脱水(逆水和)反応によって蓄熱・放熱を良好に行うことができ、蓄熱システムとしての性能を高めることができる。なお、水和反応及び脱水反応に伴って上記化学蓄熱材の体積が膨張及び収縮を繰り返すが、上記化学蓄熱材の組織化・構造化によって上記化学蓄熱材の微粉化を充分に抑制することができる。
この場合には、上記化学蓄熱材と上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材とを混合する際に、上記化学蓄熱材として炭酸化合物を用いた場合に混合・増粘用のバインダとして使用することができなかった水を使用することができる。これにより、上記化学蓄熱材複合体の成形性を高めることができる。また、上記化学蓄熱材として炭酸化合物を用いた場合に必要であった脱炭酸工程時における1000℃近辺の高温焼成が不要となる。これにより、焼成温度を低くすることができ、使用材料や工程の自由度を高めることができる。
なお、焼成してなる上記化学蓄熱材複合体においては、上記化学蓄熱材は、酸化物の状態で存在している。
この場合には、上記化学蓄熱材の蓄熱・放熱反応(水和・脱水反応)に対する材料安定性が高くなる。そのため、上記化学蓄熱材複合体は、長期間に渡って安定した蓄熱効果を得ることができる。
この場合には、上記化学蓄熱材の蓄熱・放熱反応(水和・脱水反応)に対する材料安定性が高くなる。そのため、上記化学蓄熱材複合体は、長期間に渡って安定した蓄熱効果を得ることができる。また、上記化学蓄熱材として環境負荷の小さい安全な材料を用いることにより、製造、使用、リサイクル等を含めた安全性の確保が容易になる。
この場合には、上記化学蓄熱材の蓄熱・放熱反応(水和・脱水反応)に対する材料安定性をより一層高めることができ、上記化学蓄熱材複合体の蓄熱効果を長期間に渡って安定して維持することができる。
なお、上記化学蓄熱材としては、上記以外にも、水酸化リチウム等を用いることもできる。
この場合には、上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材により、上記化学蓄熱材複合体の構造強度を充分に向上させることができる。
上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材の合計含有量が0.1質量%未満の場合には、上記化学蓄熱材複合体の構造強度を充分に向上させることができないおそれがある。一方、20質量%を超える場合には、上記化学蓄熱材複合体における蓄熱システムとしての効果が低下するおそれがある。
この場合には、上記粘土鉱物の結晶化と上記化学蓄熱材の脱水反応とを同時に進行させることができる。これにより、多孔質構造体として形成される上記化学蓄熱材複合体の上記化学蓄熱材の構造化と比表面積の増加とを同時に達成することができる。
また、上記焼成工程では、例えば、上記蓄熱混合物を所定の形状に成形して成形体を得た後、その成形体を焼成することができる。
上記化学蓄熱材に上記添加混合物を混合して上記蓄熱材混合物を得る第2混合工程とを含むことが好ましい(請求項16)。
この場合には、粉体の上記化学蓄熱材を上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材でしっかりと取り囲むことができ、上記化学蓄熱材を良好に組織化・構造化させることができる。
また、混合工程(第2混合工程)では、水酸化物状態の上記化学蓄熱材に上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材(添加混合物)を混合することが好ましい(請求項25)。
いずれの場合にも、脱水状態の上記化学蓄熱材を用いた場合のように、該化学蓄熱材と水とが反応することがない。そのため、上記化学蓄熱材に上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材(添加混合物)を混合する際に、バインダとして水の使用が可能となり、上記の工程を容易に行うことができる。
本発明の実施例にかかる化学蓄熱材複合体及びその製造方法について、図を用いて説明する。
本例の化学蓄熱材複合体1は、図1に示すごとく、粉体の化学蓄熱材11に粘土鉱物12及び構造強度向上材13を混合して焼成してなるものである。
なお、図1は、化学蓄熱材11、粘土鉱物12及び構造強度向上材13の関係を模式的に表したものである。
Ca(OH)2⇔CaO+H2O
さらに、上記の式に蓄熱量、発熱量Qを併せて示すと、以下のようになる。
Ca(OH)2+Q→CaO+H2O
CaO+H2O→Ca(OH)2+Q
なお、図1に示される化学蓄熱材11は、焼成後の状態である。そのため、化学蓄熱材11としての水酸化カルシウム(Ca(OH)2)は、酸化カルシウム(CaO)として存在している。
なお、図1に示される構造強度向上材13は、焼成後の状態である。そのため、構造強度向上材13としての水酸化アルミニウム(Al(OH)3)は、多孔質のアルミナ(Al2O3)として存在している。
本例の製造方法は、粉体の化学蓄熱材11、粘土鉱物12及び構造強度向上材13を混合して蓄熱材混合物M1を得る混合工程と、蓄熱材混合物M1を焼成して化学蓄熱材複合体1を得る焼成工程とを有する。
また、混合工程は、粘土鉱物12と構造強度向上材13とを混合して添加混合物M0を得る第1混合工程と、化学蓄熱材11に添加混合物M0を混合し、蓄熱材混合物M1を得る第2混合工程とを含む。
以下、これを詳説する。
また、粘土鉱物12として、水に懸濁した場合の繊維径が化学蓄熱材11の平均粒子径Dよりも小さい径の繊維状を呈する粘土鉱物であるセピオライト(Mg8Si12O30(OH)4(OH2)4・8H2O)を準備した。具体的には、セピオライトは、その線径(繊維径)が1μm以下、その長さ(繊維長)が200μm以下のものが望ましい。本例では、線径が略0.01μmで長さが略数十μmのトルコ産のセピオライトを準備した。
なお、トルコ産のセピオライトに代えて、例えば、線径が略0.1μmで長さが略100μmのスペイン産のセピオライトを用いることもできる。
また、構造強度向上材13として、焼成後に多孔質となる水酸化アルミニウム(Al(OH)3)を準備した。
なお、この焼成温度は、水酸化カルシウム及び水酸化アルミニウムの脱水温度以上である。そのため、焼成工程における焼成により、水酸化カルシウム及び水酸化アルミニウムの脱水反応が同時に進行する。よって、製造直後の化学蓄熱材複合体1では、化学蓄熱材11は、酸化カルシウムの状態で存在している。また、構造強度向上材13は、多孔質のアルミナの状態で存在している。
本例の化学蓄熱材複合体1は、粉体の化学蓄熱材11に粘土鉱物12及び構造強度向上材13を混合して焼成されたものである。そのため、化学蓄熱材複合体1は、いわば粘土鉱物12及び構造強度向上材13の骨格中に粉体の化学蓄熱材11を分散保持して組織化・構造化されたものとなる。これにより、次のような種々の作用効果が期待できる。
また、上記隙間により、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の導入排出経路を充分に確保することができる。よって、蓄熱・放熱に伴う反応物・反応生成物の化学蓄熱材複合体1内における移動(拡散)阻害を抑制することができる。
また、構造強度向上材13として水酸化アルミニウムを用いたが、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム、ベーマイト等を用いることもできる。
本例は、本発明の化学蓄熱材複合体の反応率及び圧壊強度について測定したものである。
本例では、表1に示すごとく、化学蓄熱材(水酸化カルシウム(Ca(OH)2)、粘土鉱物(セピオライト)及び構造強度向上材(水酸化アルミニウム(Al(OH)3)の組成比を変えて化学蓄熱材複合体を作製した(本発明品E1〜E3)。また、比較として、構造強度向上材(水酸化アルミニウム(Al(OH)3)を添加しない化学蓄熱材複合体(比較品C1)を作製した。
そして、本発明品E1〜E3及び比較品C1について、反応率及び圧壊強度を測定した。
具体的には、サンプル約20mgを採取し、450℃まで昇温し、温度450℃、窒素ガス流通下でサンプル重量を測定した。このとき、カルシウム成分は、ほとんどが酸化カルシウムとなる。その後、200℃まで降温し、温度200℃、水蒸気を含む窒素ガス中に晒すことにより、水酸化カルシウムへの重量変化量を測定した。この脱水・水和を3回繰り返し、3回目の重量変化量を仕込みの水酸化カルシウムの重量で換算し、反応率とした。
表1に示されるように、構造強度向上材を含有する本発明品E1〜E3は、構造強度向上材を含有しない比較品C1に比べて反応率が高いことがわかる。
また、同表に示されるように、構造強度向上材を含有する本発明品E1〜E3は、構造強度向上材を含有しない比較品C1に比べて圧壊強度が高いことがわかる。
11 化学蓄熱材
12 粘土鉱物
13 構造強度向上材
Claims (31)
- 粉体の化学蓄熱材に粘土鉱物及び構造強度向上材を混合して焼成してなり、
上記構造強度向上材は、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム及びベーマイトから選ばれる1種以上を含有することを特徴とする化学蓄熱材複合体。 - 請求項1において、上記粘土鉱物は、層リボン構造を有する粘土鉱物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項2において、上記層リボン構造を有する粘土鉱物は、セピオライト及び/又はパリゴルスカイトであることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1において、上記粘土鉱物は、ベントナイトであることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記粘土鉱物は、上記化学蓄熱材の粒子径よりも小さい径の繊維状を呈していることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記構造強度向上材は、焼成後に多孔質となる材料であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜6のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、脱水反応に伴って吸熱し、水和反応に伴って放熱する水和反応系化学蓄熱材であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜7のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、脱水反応に伴って酸化され、水和反応に伴って水酸化される水和反応系化学蓄熱材であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜8のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、水酸化物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜9のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、無機化合物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜10のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、ニッケル化合物、アルミニウム化合物、コバルト化合物、銅化合物及びアルカリ土類金属化合物から選ばれる1種以上の化合物からなることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜11のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、水酸化ニッケル、水酸化アルミニウム、水酸化コバルト、水酸化銅、水酸化バリウム、水酸化カルシウム及び水酸化マグネシウムから選ばれる1種以上の化合物からなることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜12のいずれか1項において、上記化学蓄熱材複合体100質量%に対する上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材の合計含有量が0.1〜20質量%であることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 請求項1〜13のいずれか1項において、上記化学蓄熱材複合体は、350〜500℃の温度で焼成してなることを特徴とする化学蓄熱材複合体。
- 粉体の化学蓄熱材、粘土鉱物及び構造強度向上材を混合して蓄熱材混合物を得る混合工程と、
上記蓄熱材混合物を焼成して化学蓄熱材複合体を得る焼成工程とを有し、
上記構造強度向上材は、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、燐酸アルミニウム及びベーマイトから選ばれるいずれか1種以上を含有することを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。 - 請求項15において、上記混合工程は、上記粘土鉱物と上記構造強度向上材とを混合して添加混合物を得る第1混合工程と、
上記化学蓄熱材に上記添加混合物を混合して上記蓄熱材混合物を得る第2混合工程とを含むことを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。 - 請求項15又は16において、上記粘土鉱物は、層リボン構造を有する粘土鉱物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項17において、上記層リボン構造を有する粘土鉱物は、セピオライト及び/又はパリゴルスカイトであることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15又は16において、上記粘土鉱物は、ベントナイトであることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜19のいずれか1項において、上記粘土鉱物は、上記化学蓄熱材の粒子径よりも小さい径の繊維状を呈していることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜20のいずれか1項において、上記構造強度向上材は、焼成後に多孔質となる材料であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜21のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、脱水反応に伴って吸熱し、水和反応に伴って放熱する水和反応系化学蓄熱材であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項22において、上記混合工程では、水和状態の上記化学蓄熱材に上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材を混合することを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜23のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、脱水反応に伴って酸化され、水和反応に伴って水酸化される水和反応系化学蓄熱材であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項24において、上記混合工程では、水酸化物状態の上記化学蓄熱材に上記粘土鉱物及び上記構造強度向上材を混合することを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜25のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、水酸化物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜26のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、無機化合物であることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜27のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、ニッケル化合物、アルミニウム化合物、コバルト化合物、銅化合物及びアルカリ土類金属化合物から選ばれる1種以上の化合物からなることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜28のいずれか1項において、上記化学蓄熱材は、水酸化ニッケル、水酸化アルミニウム、水酸化コバルト、水酸化銅、水酸化バリウム、水酸化カルシウム及び水酸化マグネシウムから選ばれる1種以上の化合物からなることを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜29のいずれか1項において、上記混合工程は、最終的に上記化学蓄熱材複合体100質量%に対する上記添加混合物の合計含有量が0.1〜20質量%となるように行うことを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
- 請求項15〜30のいずれか1項において、上記焼成工程では、上記成形体を350〜500℃の温度で焼成することを特徴とする化学蓄熱材複合体の製造方法。
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