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JP5276586B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシレスモータに係り、例えば、ロータの磁極の位置を検出する磁極センサを備えていないセンサレスブラシレスモータに関する。
DC(直流)モータからブラシと整流子を取り除き電子的な整流機構を備えたブラシレスモータには、2極の永久磁石を備えたロータと、その周りにロータを回転させる磁界を発生するU相、V相、W相のモータ巻線とを備えたものがある。
また、ブラシレスモータには、ロータの磁極の位置を検出する磁極センサを備えていないセンサレスブラシレスモータがある。
センサレスブラシレスモータでは、3つのモータ巻線のうち2つのモータ巻線にモータ駆動用の電流を通電してロータを回転させる。すると、ロータの回転により残りの1つのモータ巻線に誘導起電力が生じる。そして、この生じた誘導起電力の値からロータの磁極位置を検出し、この磁極位置に基づいてモータ巻線の電流(駆動電圧ベクトル)の切り替え制御を行う。
このようなブラシレスモータの回転数を安定化させる制御技法の一つにPLL(Phase Locked Loop)制御法がある。
PLL制御法とは、基準とする回転数に対応した周波数の位相と、比較対象の周波数の位相とを一致させる制御法である。
PLL制御法は、回転数の安定度が高い制御法であり、高精度の速度制御が要求される、例えば、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプやスピンドルなどに組み込まれるモータにおいても多く用いられている。
PLL制御法によるモータの速度制御は、比較対象となる入力信号の周波数が少なくとも20Hz(ヘルツ)程度必要となる。
即ち、例えばロータが1回転するごとに1パルスが入力信号として発生する構成の制御回路では、ロータが毎秒20回程度回転しなければ、PLL回路をロックする(動作させる)ことができない。
そのため、ロータの回転数がPLL回路をロックできる回転数に上昇するまでは、モータ巻線への通電制御をオープンループで行う。つまり、モータの起動時には、なんらフィードバックをかけずに、ロータの駆動電圧ベクトルの切り替え制御を行う。
例えば、最初は駆動電圧ベクトルをDC(直流)に近い低周波数(低速)で切り替え、徐々に切り替え速度を速めながら、これにロータを吸引追随させることによって、PLL回路をロックできる回転数にまでロータの回転数を加速する。
上述したように、ロータの回転数がPLL回路をロックできる回転数に上昇するまでの期間(起動期間)はオープンループで駆動制御が行われていたため、駆動電圧ベクトルの切り替え速度を急激に上昇したり、ロータの負荷が急激に変化したりすると、ロータがモータ巻線の作る磁界に追従できずに脱調し、起動に失敗するおそれがあった。
また、起動期間に停電等が発生し再起動が必要になった場合、センサレスブラシレスモータでは、磁極の位置が検出できないため、一旦直流制動して停止させた後に再起動する必要があった。
従来、モータの起動期間における制御の安定性を図り、起動期間を短縮させる技術が下記の特許文献に提案されている。
特開2002−176793公報
特許文献1には、センサレスブラシレスモータにおいて、無通電相であるU相のモータ巻線に生じる誘導起電力に基づいてロータの磁極位置を検出し、検出した磁極位置に応じてV相→W相の通電と、W相→V相の通電とを順番に繰り返し行いモータを起動する技術が開示されている。この起動方法を第1の起動方法とする。
また、特許文献1には、U相とV相の電位差に基づいてロータの磁極位置を検出し、検出した磁極位置に応じて、V相→W相の通電と、W相→U相の通電とを順番に繰り返し行いモータを起動する技術が開示されている。この起動方法を第2の起動方法とする。
上述した特許文献1に開示されている第1の起動方法を用いた制御は、高い安定性を保つことができるが、回路構成が複雑化するためモータの製造コストを低減させることが困難であった。
さらに特許文献1に開示されている第2の起動方法を用いた制御は、比較的簡単な回路で構成することができるものの、ロータの逆転方向のトルクが発生する不起動領域が60°の範囲に渡って存在する。そのため、正転方向への加速がスムーズに行われず起動時の安定性が適切に保たれない場合があった。
また、第2の起動方法を用いた制御は、その通電方法の特性上、モータ巻線の抵抗成分に起因する直流成分が、U相とV相の電位差の検出信号に重畳されるため、検出信号に低周波の変動が現れてしまっていた。
そこで本発明は、回路構成を複雑化させることなく、モータの起動期間(低速度回転期間)における駆動制御の安定性をより向上させることを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、磁極を備えたロータと、前記ロータを回転させる多相モータ巻線と、前記多相モータ巻線に駆動電流を供給する電流供給手段と、を備えたブラシレスモータであって、前記多相モータ巻線のうち、任意の1つのモータ巻線を第1巻線に特定し、他の複数のモータ巻線を第2巻線とし、前記第2巻線のうち該巻線のインダクタンスによる電圧降下の位相と大きさが等しくなる2つの第2巻線と、前記第1巻線との間に駆動電流を同時に流してロータを回転させる回転手段と、前記駆動電流が流れる2つの第2巻線に作用している電圧の差を取得する電圧差取得手段と、前記電圧差取得手段にて取得した電圧の差から前記ロータの磁極位置を取得する磁極位置取得手段と、前記磁極位置取得手段にて取得した前記ロータの磁極位置に基づいて前記駆動電流を制御する第1駆動電流制御手段と、を備えたことを特徴とするブラシレスモータを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記電圧差取得手段にて取得した電圧差を積分する積分器を備え、前記磁極位置取得手段は、前記電圧差取得手段にて取得した電圧差の積分値に基づいて、前記ロータの磁極位置を取得することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記第1駆動電流制御手段は、前記ロータの回転数が所定の値以下の場合に、前記磁極位置取得手段にて取得した磁極位置に基づいて前記駆動電流を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラシレスモータを提供する。
請求項4に記載の発明では、オープンループ制御により多相モータ巻線に供給する駆動電流を制御する第2駆動電流制御手段を備え、該ブラシレスモータは、前記第2駆動電流制御手段により所定の期間前記多相モータ巻線へ通電を行った後、前記第1駆動電流制御手段による駆動電流の制御を開始することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のブラシレスモータを提供する。
本発明によれば、PLL回路がロックできない様なロータの低速回転時でも、センサを用いることなくロータの磁極位置を検出し、これによって駆動電圧ベクトルをフィードバック制御することができるので、モータの起動時間を短縮することができる。
本実施形態のブラシレスモータの制御回路の主要構成を示した図である。 2相モードの駆動制御における起動電流の通電パターンを示した図である。 (a)は駆動電圧ベクトルを示した図であり、(b)は2相モードの駆動制御時に発生する磁束ベクトルを示した図であり、(c)は2相モードの駆動制御時に発生するトルクの状態を示した図である。 ロータの加速時における、電流Iu、Iv、Iw、電圧Vu-n、Vv-n、Vw-n、電位差Vu-v、積分器から出力される磁束推定信号φu-v、コンパレータから出力されるROT信号の関係を表した図である。 2相モードの駆動制御時におけるモータ巻線が作る磁界と、ロータの磁極との位置関係を示した図である。 (a)はロータの回転方向と磁束推定信号φu-vの極性との関係を示した図であり、(b)は磁束推定信号φu-vの極性とトルクの作用方向との関係を示した図である。
符号の説明
101 積分器
102 直流遮断フィルタ
103 差動増幅器
104 コンパレータ
105 モータ
107U、107V、107W モータ巻線
109 中点
112 ロータ
115 モータ駆動回路
116 直流電源
131a〜f トランジスタ
130 マイクロコンピュータ
141 制御回路
以下、本発明のブラシレスモータの制御回路の実施の形態を図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態では、ロータの回転数がPLL回路をロックできる回転数に満たない期間に用いる2相モードの駆動制御方法(モータドライブ方式)について説明する。
ロータの回転数がPLL回路をロックできる回転数にまで上昇した後は、特許文献1に記載されているPLL回路を利用した3相モードのモータドライブ方式に制御方式を切り替える。なお、3相モードのモータドライブ方式については詳細説明を省略する。
図1は、本実施形態のブラシレスモータの制御回路の主要構成を示した図である。
本実施の形態の制御回路141は、2極の永久磁石を備えたロータ112及びロータ112を回転させるためにスター結線されたモータ巻線107U、107V、107Wからなるモータ105と、これらのモータ巻線107U、107V、107Wへ電流を供給するモータ駆動回路115と、モータ駆動回路115を制御するマイクロコンピュータ130を備えている。
モータ105は、ロータ112の磁極の位置を検出する磁極センサを備えていないセンサレスブラシレスモータであり、本実施形態ではモータ巻線107U、107V、107Wに発生する誘導起電力に基づいてロータ112の磁極の位置を検出する。
図1では便宜上各モータ巻線107U、107V、107Wとロータ112が別に示されているが、実際はモータ巻線107U、107V、107Wは、ロータ112の外周部に配置されている。
モータ駆動回路115は、直流電源116と、3相ブリッジを構成する6つのトランジスタ131a、131b、131c、131d、131e、131fを備えている。各トランジスタ131a、131b、131c、131d、131e、131fのベースはそれぞれマイクロコンピュータ130に接続されている。各トランジスタ131a、131b、131c、131d、131e、131fはマイクロコンピュータ130からのベース(ゲート)駆動パルスによりオン/オフされ、モータ巻線107U、107V、107Wに所定の電流を供給する。
モータ駆動回路115は、マイクロコンピュータ130に制御されながらモータ巻線107U、107V、107Wに所定の電流を供給する。
制御回路141は、更に差動増幅器103、直流遮断フィルタ102、積分器101及びコンパレータ104を備えている。
差動増幅器103は、モータ巻線107U、107Vと接続されており、モータ巻線107Uの電圧からモータ巻線107Vの電圧を引いた値、電位差Vu-vを出力する。
なお、添え字のu、vは、それぞれU相端子、V相端子を表す。以降中点109を基準としたU相の電位をVu-n、V相の電位をVv-n、W相の電位をVw-nと表すことにする。添え字のnは中点109を表す。
直流遮断フィルタ102は、差動増幅器103の出力信号に含まれる直流成分をカットする。これは差動増幅器103の出力に直流成分が含まれていると積分器101がこれを積分してしまうため、あらかじめ直流遮断フィルタ102によって直流成分を取り除くことを目的とする。なお、直流遮断フィルタ102はハイパスフィルタを用いても実現できる。
積分器101は、直流成分を取り除いた差動増幅器103の出力を積分し、差動増幅器103の出力に重畳している電気的ノイズを取り除く。モータ105が稼働するといろいろな電気的ノイズが発生する。差動増幅器103で得られる信号にはこれらのノイズが重畳されており、このままではこの信号を使用することができない。これらのノイズに埋もれた信号を積分器101にて積分するとノイズは平均化されてノイズに埋もれた前記信号のみを得ることができる。
これは信号に重畳しているノイズは信号に対して正負両方にほぼ等しい割合でランダムに発生するため、積分するとノイズは平均化されてキャンセルされるためである。
積分器101の出力する信号を磁束推定信号(φu-v)とする。これは、電位差Vu-v、即ちモータ巻線107Uとモータ巻線107Vの電位差を積分すると、モータ巻線107Uとモータ巻線107Vとの間の鎖交磁束になるからである。
コンパレータ104の入力端子は積分器101とグランドに接続されており、出力端子はマイクロコンピュータ130に接続されている。コンパレータ104は2値信号(高低2種類の電圧を対応させた信号であり、これらの信号のうち電圧が高いものをHi、電圧が低いものをLoとする)を出力する。
コンパレータ104は磁束推定信号とグランドレベルを比較し、磁束推定信号がグランドレベルより大きければHiを出力し、磁束推定信号がグランドレベルより小さければLoを出力する。コンパレータ104の出力をROT信号(回転パルス信号)と呼ぶことにする。このようにコンパレータ104はロータ112と同期したパルス信号を生成する。
マイクロコンピュータ130はコンパレータ104からROT信号を受け取り、このROT信号に同期してモータ駆動回路115のトランジスタ131c、131d、131e、131fをスイッチングして、所定の駆動電圧ベクトルをモータ巻線107V、107Wに出力する。
なお、モータ駆動回路115の制御の高速化を図るために、マイクロコンピュータ130の代わりに、例えば、DSP(Digital Signal Processor)を用いるようにしてもよい。
次に、このように構成される本実施の形態の制御回路141における、モータ105の起動時や停止時などの低速度回転期間における2相モードの駆動制御の動作について説明する。なお、低速度回転期間とは、ロータ112の回転数がPLL回路をロックできる回転数に満たない期間を示す。
図2は、2相モードの駆動制御における起動電流の通電パターンを示した図である。
本実施形態では、図2(a)に示す通電パターンAと、図2(b)に示す通電パターンBの2つの通電パターンを用いて低速回転期間における制御を行う。
図2(a)に示す通電パターンAでは、モータ巻線107U、107V、107Wの、U→W方向とV→W方向に同時に電流を流す。
図2(b)に示す通電パターンBでは、モータ巻線107U、107V、107Wの、W→U方向とW→V方向に同時に電流を流す。
ここでは、U→W方向に流す電流をIuで示し、V→W方向に流す電流をIvで示す。また、モータ巻線107Wを流れる電流をIwで示す。
u、Iv、Iwは、各モータ巻線のU、V、Wから中点109のnへ流れる方向を正とした場合、通電パターンA、Bに共通して次式(1)を満たす関係にある。
u=Iv=−Iw/2 …(1)
各通電パターンにおいてモータ巻線107U、107Vには、モータ巻線107Wを流れる電流の半分の大きさの電流が流れる。
なお、電流Iu、Iv、Iwの波形には矩形波を用いる。
ここでは、W相モータ巻線107Wが請求項1に示す第1巻線として機能し、U相及びV相のモータ巻線107U、107Vが第2巻線として機能する。
図3(a)は、駆動電圧ベクトルを示した図である。
図3(a)に示すように、3相全波方式のブラシレスモータのモータ巻線107U、107V、107Wに出力する駆動電圧ベクトルは6種類ある。
U相モータ巻線107UからV相モータ巻線107Vに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル1、U相モータ巻線107UからW相モータ巻線107Wに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル2、V相モータ巻線107VからW相モータ巻線107Wに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル3、V相モータ巻線107VからU相モータ巻線107Uに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル4、W相モータ巻線107WからU相モータ巻線107Uに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル5、W相モータ巻線107WからV相モータ巻線107Vに電流を流す場合の駆動電圧ベクトルを駆動電圧ベクトル6とし、以降は番号により各駆動電圧ベクトルを区別することにする。
これらの駆動電圧ベクトルの番号は図3に丸で囲んで示す。
上述した電流の通電パターンAは駆動電圧ベクトル2と駆動電圧ベクトル3を同時に出力する状態であり、通電パターンBは駆動電圧ベクトル5と駆動電圧ベクトル6を同時出力する状態である。
通電パターンAの場合には、トランジスタ131a、131c、131fをオンして駆動電圧ベクトル2、3を同時に出力し、通電パターンBの場合には、トランジスタ131b、131d、131eをオンして駆動電圧ベクトル5、6を同時に出力する。
なお、通電パターンA、Bでモータ巻線107U、107V、107Wに流れる電流は、動作させるトランジスタのベース(ゲート)電圧をマイクロコンピュータ130によりPWM(パルス幅変調)制御することにより制御されている。
図3(b)は、2相モードの駆動制御時に発生する磁束ベクトルを示した図である。
図3(b)に示すベクトル図では、通電パターンA時に発生する磁束ベクトルをΦaで示し、通電パターンB時に発生する磁束ベクトルをΦbで示す。
ロータ112の永久磁石の磁束ベクトルをΦcで示し、ロータ112の回転角度をθで示す。なお、θは、U相モータ巻線107UからV相モータ巻線107Vに電流を流す場合の駆動電圧ベクトル1の出力時に発生する磁束ベクトルΦdを0°とし、時計回りを正(+)方向とする。
本実施の形態では、通電パターンA、Bによる通電を交互に行うことにより、モータ巻線107U、107V、107Wに、図3(b)に示す磁束ベクトルΦa、Φbにより形成される磁界を発生させ、この磁界にロータ112を吸引させて回転させる。
そして、U相端子とV相端子の電圧の差からROT信号を生成し、このROT信号により通電パターンAにおける駆動電圧ベクトル2、3、及び通電パターンBにおける駆動電圧ベクトル5、6をフィードバック制御する。
図3(c)は、2相モードの駆動制御時に発生するトルクの状態を示した図である。
図3(c)に示すように、通電パターンA時に発生するトルクと通電パターンB時に発生するトルクとでは、位相が180°反転している。
また、2相モードの駆動制御時においては、不起動点を除く範囲において正(+)負(−)両方向のトルクを発生させることができるように構成されている。
なお、不起動点とは、ロータ角度θが90°及び270°における正負いずれのトルクも発生できない状態を示す。
次に、2相モードの駆動制御について加速時の動作を例に詳細に説明する。
図4は、ロータ112の加速時における、電流Iu、Iv、Iw、電圧Vu-n、Vv-n、Vw-n、電位差Vu-v、積分器101から出力される磁束推定信号φu-v、コンパレータ104から出力されるROT信号の関係を表した図である。
モータ105の始動時は、通電パターンA、Bを直流に近い周波数で交互に繰り返し、ロータ112の磁極をモータ巻線107U、107V、107Wがつくる磁界に吸引追随させる。
ロータ112が毎秒1回転程度回転するようになると、相間電圧としてモータ巻線107Uとモータ巻線107Vの電位差Vu-vが検出できるようになる。
本実施形態では、インダクタンスによる電圧降下の位相と大きさ、抵抗成分が等しいU相−V相間の電位差Vu-v(相間電圧)を検出する。
通電パターンAにより駆動電圧ベクトル2、3が出力されている間はU→W方向とV→W方向に電流が流れ、通電パターンBにより駆動電圧ベクトル5、6が出力されている間はW→U方向とW→V方向に電流が流れ、モータ巻線107Wにはモータ巻線107U、107Vを流れる双方の電流が流れるので、電流Iu、Iv、Iwの波形はそれぞれ図4に示したようになる。
通電パターンA、Bによる通電を交互に行うことによりロータ112が回転すると、モータ巻線107U、107V、107Wに誘導起電圧として電圧Vu-n、Vv-n、Vw-nが生じる。
モータ巻線107U、107V、107Wには駆動電流が流れるため、電圧Vu-n、Vv-n、Vw-nには、モータ巻線107U、107V、107Wのインダクタンスによる電圧降下等に起因するスパイク状の電圧117、118、119等が現れる。
また、電圧Vu-n、Vv-n、Vw-nには、モータ巻線107U、107V、107Wの抵抗成分に起因する直流成分120、121、122が含まれている。
本実施の形態では、電圧Vu-nとVv-nの電圧差Vu-vを差動増幅器103で測定し、電圧差Vu-vに基づいてロータ112の磁極の位置を検出する。
電圧Vv-n、Vu-nは同じ位相に同じ大きさのスパイク状の電圧117、118が現れるので、差動増幅器103において電圧Vv-n、Vu-nの差をとる際にこれらのスパイク状の電圧117、118を消去(相殺)することができる。
また、電圧Vv-n、Vu-nは同じ極性、同じ大きさの直流成分120、121が重畳されるので、差動増幅器103において電圧Vv-n、Vu-nの差をとる際にこれらの直流成分120、121を消去することができる。
電位差Vu-vは、モータ巻線107U、107V、107Wにおけるそれぞれの抵抗成分Ru、Rv、Rw、各相のインダクタンスLu、Lv、Lwを用いて次式(2)のように表される。
u-v=Vu-n+Ru*Iu+ω*Lu*Iu−Vv-n−Rv*Iv−ω*Lv*Iv…(2)
(但し、ωはロータ112の角速度を示す。)
従って、各相の抵抗成分Ru、Rv、Rwの大きさが等しく、また、各相のインダクタンスLu、Lv、Lwの大きさが等しい場合には、式(1)、式(2)に基づいて、電位差Vu-vは次式(3)のように表される。
u-v=Vu-n−Vv-n …(3)
つまり、抵抗成分Ru、Rv、Rwに起因する電圧降下分、及びインダクタンスLu、Lv、Lwに起因する電圧降下分は、相殺されるため電位差Vu-vには現れない。
そのため、差動増幅器103の出力、即ち電位差Vu-vは、図4に示すようにロータ112の回転に同期したきれいなサインカーブとなる。
なお、各相の抵抗成分Ru、Rv、Rwの大きさが等しい場合には、上述したように直流成分120、121を消去することができるので、差動増幅器103と積分器101との間に必ずしも直流遮断フィルタ102を設ける必要はない。
差動増幅器103から出力された電位差Vu-vは直流遮断フィルタ102で直流成分をカットした後、積分器101に入力される。
積分器101は電位差Vu-vを積分し、磁束推定信号φu-vを出力する。磁束推定信号φu-vは積分により電位差Vu-vより位相が90°遅れる。また、電位差Vu-vに重畳されていたノイズは積分されることにより消去される。
なお、積分器101から出力される磁束推定信号φu-vと電位差Vu-vは、次式(4)を満たす関係にある。
φu-v=−∫Vu-vdt …(4)
このように磁束推定信号φu-vは、モータ巻線107Uとモータ巻線107Vの電位差Vu-vを積分することにより得られる。
なお、上述したように電位差Vu-vがきれいなサインカーブの信号として現れるため、ここではきれいな磁束推定信号φu-vが得られる。
コンパレータ104は磁束推定信号φu-vをグランドレベルと比較しROT信号を出力する。
コンパレータ104から出力されROT信号は、磁束推定信号φu-vがグランドレベルより大きいときはHiとなり、磁束推定信号φu-vがグランドレベルより小さいときはLoとなる。
そして、マイクロコンピュータ130はコンパレータ104からROT信号を受け取り、加速時においてROT信号がHiである間は通電パターンAによる起動電流の通電を行い、加速時においてROT信号がLoである間は通電パターンBによる起動電流の通電を行う。
なお、減速時における制御方法は、加速時の場合と通電パターンが逆になる。
次に、2相モードの駆動制御時(低速度回転期間)におけるフィードバック制御について詳しく説明する。
図5は、2相モードの駆動制御時におけるモータ巻線107U、107V、107Wが作る磁界と、ロータ112の磁極との位置関係を示した図である。
図5(a)〜(d)に示す位置関係を、それぞれ位置A〜Dと示す。図5(a)〜(d)に示すように位置A〜Dは、モータ巻線107U、107V、107Wが作る磁界の向きと、ロータ112の磁極の向きの組合せがそれぞれ異なっている。
図6(a)はロータ112の回転方向と磁束推定信号φu-vの極性との関係を示した図であり、図6(b)は磁束推定信号φu-vの極性とトルクの作用方向との関係を示した図である。
なお、ここでは、時計回りを正転方向とし、反時計回りを逆転方向とする。
ロータ112が正転方向に回転している場合において、モータ巻線107U、107V、107Wが作る磁界と、ロータ112の磁極との位置が、図5(a)の位置Aに示す関係にある間は、磁束推定信号φu-vの極性は負(マイナス)となる。
一方、ロータ112が逆転方向に回転している場合において、モータ巻線107U、107V、107Wが作る磁界と、ロータ112の磁極との位置が、図5(a)の位置Aに示す関係にある間は、磁束推定信号φu-vの極性は正(プラス)となる。
同様に、ロータ112の回転方向と磁束推定信号φu-vの極性との関係は、図6(a)に示すようになる。
図6(b)に示すように2相モードの駆動制御時には、磁束推定信号φu-vの極性が正(プラス)となる期間に通電パターンAの駆動電流の供給を行った場合に逆転方向にトルクが作用し、反対に通電パターンBの駆動電流の供給を行った場合に正転方向にトルクが作用する。
一方、磁束推定信号φu-vの極性が負(マイナス)となる期間に通電パターンAの駆動電流の供給を行った場合に正転方向にトルクが作用し、反対に通電パターンBの駆動電流の供給を行った場合に逆転方向にトルクが作用する。
2相モードの駆動制御時には、磁束推定信号φu-vの極性、通電パターン、トルクの作用方向の間にこのような関係が成立する。
つまり、磁束推定信号φu-vの極性に合わせてU、V、W相の出力極性を切り替えることにより起動する方向にトルクを与えることができる。
モータ105の起動時など正転方向への加速を行う期間は、正転方向にトルクが作用するように駆動電流の通電パターンを制御し、一方、モータ105の停止時など逆転方向への加速(正転方向への制動)を行う期間は、逆転方向にトルクが作用するように駆動電流の通電パターンを制御する。
例えば、正転方向への加速を行う場合には、図4に示すように、磁束推定信号φu-vが正となるTβの期間(ROT信号がHiの期間)は、通電パターンBによる駆動電流の供給を行い正転方向にトルクを作用させ、磁束推定信号φu-vが負となるTαの期間(ROT信号がLoの期間)は、通電パターンAによる駆動電流の供給を行い正転方向にトルクを作用させる。
また、逆転方向への加速を行う場合には、磁束推定信号φu-vが正となる期間は、通電パターンAによる駆動電流の供給を行い逆転方向にトルクを作用させ、磁束推定信号φu-vが負となる期間は、通電パターンBによる駆動電流の供給を行い逆転方向にトルクを作用させる。
このように本実施形態によれば、磁束推定信号φu-vの極性に応じて、2相モードにおける駆動電流の通電パターンを切り替えることにより、適切に希望方向のトルクを得ることができるため、ロータ112の正転方向又は逆転方向への加速動作をスムーズに行うことができる。つまり、低速度回転期間における駆動制御の高い安定性を確保することができる。
さらに本実施形態によれば、モータ巻線107U、107V、107Wの抵抗成分Ru、Rv、Rwに起因する電圧降下分の影響が磁束推定信号φu-vに現れない、即ち磁束推定信号φu-vに直流オフセットが現れない(重畳しない)ため、適切な信号に基づくフィードバック制御を行うことができ、低速度回転期間における駆動制御のより高い安定性を確保することができる。
つまり本実施形態によれば、特許文献1における第1の起動方法の回路構成が複雑化する問題、及び第2の起動方法の直流オフセットが検出信号に現れる問題を同時に解消することができる。
(変形例)
次に、上述した本実施形態の変形例について説明する。
上述した本実施形態における2相モードによる駆動制御では、図3(c)に示すように、ロータ112の永久磁石の磁束ベクトルΦcが、通電時の磁束ベクトルΦa又は磁束ベクトルをΦbと90°異なる角度(90°及び270°)において不起動点が発生する。
例えば、モータ105の起動開始時点(停止状態)において、ロータ112の永久磁石の磁束ベクトルΦcが不起動点に位置する場合には、通電パターンA、Bによる駆動電流の供給を行っても、正転方向へのトルクも逆転方向へのトルクも出ないため、モータ105の起動がスムーズに行われないおそれがある。
そこでこのような不起動点に起因する起動不良の発生を防止(抑制)するために、上述したような通電パターンA、Bによる制御を開始する前に、次に示す駆動処理を施す。
初めに積分器101をオフする。積分器101をオフする方法としては、例えば、直流遮断フィルタ102と差動増幅器103との間に接続回路(接続配線)の開閉を行う開閉器(スイッチ)を設け、この開閉器を開状態として積分器101への信号伝達を遮断する方法がある。
積分器101をオフした後、モータ巻線107U、107V、107WのU→V方向とV→U方向の通電を1〜数回繰り返す。この通電処理によりロータ112を回転させるトルクが生じロータ112が動かされる。なお、この通電制御はオープンループで行う。
この通電処理が終了した後積分器101をオンし、上述した2相モードの駆動制御に切り替える。
このように、モータ105の起動の初めにU→V方向とV→U方向の通電を1〜数回繰り返すことにより、モータ105の起動開始時点(停止状態)において、ロータ112の永久磁石の磁束ベクトルΦcが不起動点に位置する場合であっても、ロータ112が強制的に回転させられる。そのため、2相モードの駆動制御に切り替えられた時点においてロータ112は停止状態にない。従って、2相モードの駆動制御に切り替えられた後に、不起動点に起因する起動不良が発生することを適切に防止することができる。
U→V方向、V→U方向の通電を行う期間中は積分器101をオフすることにより、直流オフセットが積分器101に蓄積されることを防止できる。
また、U→V方向とV→U方向への駆動電流の通電を同じパルス幅で実行した場合、即ち、U→V方向とV→U方向への駆動電流の大きさ、通電期間を等しくした場合、差動増幅器103の検出信号を平均化することにより直流オフセットの影響を解消することができる。このような場合には、U→V方向、V→U方向の通電を行う期間中に積分器101をオフする必要がなくなるため、より容易にモータ105の起動処理を行うことができる。

Claims (4)

  1. 磁極を備えたロータと、前記ロータを回転させる多相モータ巻線と、前記多相モータ巻線に駆動電流を供給する電流供給手段と、を備えたブラシレスモータであって、
    前記多相モータ巻線のうち、任意の1つのモータ巻線を第1巻線に特定し、他の複数のモータ巻線を第2巻線とし、
    前記第2巻線のうち該巻線のインダクタンスによる電圧降下の位相と大きさが等しくなる2つの第2巻線と、前記第1巻線との間に駆動電流を同時に流してロータを回転させる回転手段と、
    前記駆動電流が流れる2つの第2巻線に作用している電圧の差を取得する電圧差取得手段と、
    前記電圧差取得手段にて取得した電圧の差から前記ロータの磁極位置を取得する磁極位置取得手段と、
    前記磁極位置取得手段にて取得した前記ロータの磁極位置に基づいて前記駆動電流を制御する第1駆動電流制御手段と、を備えたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記電圧差取得手段にて取得した電圧差を積分する積分器を備え、
    前記磁極位置取得手段は、前記電圧差取得手段にて取得した電圧差の積分値に基づいて、前記ロータの磁極位置を取得することを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 前記第1駆動電流制御手段は、前記ロータの回転数が所定の値以下の場合に、前記磁極位置取得手段にて取得した磁極位置に基づいて前記駆動電流を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. オープンループ制御により多相モータ巻線に供給する駆動電流を制御する第2駆動電流制御手段を備え、
    該ブラシレスモータは、前記第2駆動電流制御手段により所定の期間前記多相モータ巻線へ通電を行った後、前記第1駆動電流制御手段による駆動電流の制御を開始することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のブラシレスモータ。
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