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JP5254170B2 - 首掛けラベル - Google Patents

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JP5254170B2
JP5254170B2 JP2009235558A JP2009235558A JP5254170B2 JP 5254170 B2 JP5254170 B2 JP 5254170B2 JP 2009235558 A JP2009235558 A JP 2009235558A JP 2009235558 A JP2009235558 A JP 2009235558A JP 5254170 B2 JP5254170 B2 JP 5254170B2
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Description

本発明は、各種容器に装着して諸情報を表示するための首掛けラベルに関する。
一般に、清涼飲料水や酒類、調味料等の食品、乳液等の化粧品等について、商品のPRやキャンペーン、くじ、レシピ紹介を行う場合には、店頭陳列時に消費者の注意を喚起してその広告効果を高めるために、商品名、特徴、キャッチフレーズ、その他の情報を表示した首掛けラベルを容器等の首部に装着することが頻繁に行われている。
この種の首掛けラベルには、容器の首部を挿通させて掛止するよう、一のシート片に挿通孔を形成したものや、首部を挿通させる切れ目を形成したものが知られているが、一のシート片により形成される首掛けラベルでは、表示面積が限定的であり、特にシート片に挿通孔を形成した場合には、情報表示面積が該挿通孔の面積分減少してしまうため、より広い表示面を確保するために、下記特許文献1のような2枚のシート片により形成された首掛けラベルが提案されている。
特許文献1に開示された首掛けラベルは、図8、図9に示すように、容器1の首部2に係止されるものであって、矩形に形成された第1のシート片101と第2のシート102とが対向する1組の外周辺P、Qに沿った端部103、103において接着されたものである。
第1のシート片101には、図8に示すように、前記1組の接着された端部103、103に平行する方向に形成された2つの切れ目104、104と、該2つの切れ目104、104の両端部間中央に形成された1本の中央切れ目105とによって、H字状の切れ目が形成されている。また、前記中央切れ目105を中心としてこれに略平行に第1のシート片101の外端に寄せて、首部2の下部に係止させるための切り込み106が形成されている。
第2のシート片102には、前記1組の外周辺P、Q間の中央にこれと平行な切れ目107が形成されており、該切れ目107の両側部の壁部108、109が観音開きできるように形成されている。
この構成の下に、首掛けラベル100は、図8、図9に示すように、第1のシート片101が、これと第2のシート片102とが接着された端部103、103に直交する中心切れ目105より開口し、更に第2のシート片102が第1のシート片101の中心切れ目105と直交する切れ目107を中心に開口して立ち上がり、これら起立した第1のシート片101を構成する壁部110a、111aと第2のシート片102を構成する壁部108、109が四方を囲んだ状態で容器1の上部に装着される。この際、切り込み106、106が首部2の下部に位置し、中心切れ目105を中心に開く壁部110a、111aが略直立する。
特開2005−62702号公報
ところで、首掛けラベル100によると、第1のシート片101が容器1の首部2の外形に応じて折曲しつつ開口しても、該第1のシート片101には首部2の下部付近で切り込み106、106が形成されているため、該切り込み106、106の上部側の壁部110aと下部側の壁部110bとが分断されてシート片による付勢力がほとんど作用しない。また、前記切り込み106の上部側の壁部110aが直立して第2のシート片102を直交する方向に開口するよう押し広げるため、第2のシート片102も容器1の首部2に対して付勢力がほとんど働かない。よって、首掛けラベル100の各シート片101、102は、首部2に対して確実な付勢力をもって当接できないため、しっかりと固定することができないという問題があった。
また、第1及び第2のシート片101、102が異なる多方向へ折曲されると共に、第1のシート片101の内方に切り込み106が形成されており、かつ第2のシート片102との接着部が近い壁部110a、111aの根元部において局所的に応力がかかることがあるため、シート片の各部が破断しやすいという問題があった。
また、第2シート片102には、中央において切れ目107が形成されており、首掛けラベル100を容器1に装着した際に、起立する面の高さ寸法が第1のシート片101と同寸法となり、開口した第2シート片102の一方のシート面しか見えず、単純な視覚的効果しか得られないという問題があった。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、複数のシート片を積層し接合して形成され、該複数のシート片に形成された切れ目又は開口部内に容器の首部を挿通して係止する首掛けラベルにおいて、前記シート片の最下層に配置された第1のシート片には、容器の首部を挿通する部分の周縁部に互いに対向するように第1及び第2の切れ目が形成され、該第1及び第2の切れ目の間には、これら第1及び第2の切れ目の各中間部間を連結する第3の切れ目が形成され、これら第1から第3の切れ目に囲まれた部分は、それぞれ互いに離間する方向に開口可能とされるとともに、開口された部分に挿通される容器首部に係止可能な係止壁部とされ、これら各係止壁部の根元部外方に、第2及び第3のシート片の基端部が接着され、これら第1及び第2のシート片のいずれか一方又は双方の先端が該係止壁部を覆うように配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記第2及び第3のシート片は、一のシート片を前記第1及び第2の切れ目間方向に形成する第4の切れ目において分割することにより形成されたものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記第4の切れ目は、前記基端部が接着された接着部の一方に寄せて形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、第2及び第3のシート片は、これら第2及び第3のシート片間方向の長さ寸法が互いに異なるシート片からなり、それぞれが、少なくとも係止壁部を覆い得る長さ寸法とされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記第1のシート片と第2、第3のシート片とは、前記基端部が接着された接着部の間において剥離可能に接合されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記第1のシート片に形成された前記第3の切れ目は、前記第1及び第2の切れ目を起点として互いに接近する方向に延びる線状切れ目と、該線状切れ目に連続し、前記第1及び第2の切れ目間に設定された剥離領域を囲む囲繞切れ目とにより形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記囲繞切れ目に囲まれた第1のシート片の剥離壁部は、該剥離壁部上に配置された第2又は第3のシート片に剥離可能に貼着され、第1のシート片から第2又は第3のシート片を前記接着部を残して剥離した際に、前記剥離壁部が前記第1のシート片より分離して該剥離壁部上に配置された第2又は第3のシート片に貼着されることを特徴とする。
請求項1に記載の首掛けラベルによれば、容器首部への挿通時に、第1のシート片の係止壁部を容器首部に係止させ、更に、第2又は第3のシート片を前記係止壁部と同方向に拡開させて容器首部に付勢させながら当接させることが出来るため、複数のシート片が容器に当接し、首掛けラベルの挿通時の固定が確実となるという効果を奏する。また、第1のシート片に対し、第2及び第3のシート片が積層されて接着されることにより、首掛けラベル全体の剛性が高まって弾性変形時の弾性復帰力が強まるため、容器首部への係止力が一層強くなるという効果を奏する。
また、容器への装着時において、第1のシート片が弾性変形して湾曲し、この形状に沿って拡開するように第1のシート片の係止壁部が形成されているため、該係止壁部の根元部に開口による無理な応力が掛かり難く、破断等しにくいという効果を奏する。
請求項2に記載の首掛けラベルによれば、一のシート片の中間部に切れ目を形成して第2及び第3のシート片を形成するため、製造が簡便であるという効果を奏する。
請求項3に記載の首掛けラベルによれば、第2のシート片と第3のシート片の長さ寸法が異なるように拡開して、短い寸法のシート片の表面と長い寸法のシート片の裏面とにより情報表示面に奥行きを持たせることができるため、視覚的効果を高めることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の首掛けラベルによれば、第2又は第3のシート片が容器首部に係止する係止壁部をその背後に位置させ、人がこれに徒に触れて係止が外れるのを防止することが可能となると共に、奥行きを持たせた表示の自由度が高まり、かつ情報表示面をより大きく確保することができるという効果を奏する。
請求項5に記載の首掛けラベルによれば、容器首部への挿通に必要な限りにおいて第1のシート片と第2及び第3のシート片が剥離されることで、首掛けラベルの剛性ないし弾性復帰力を極力保持させることができるという効果を奏する。
請求項6に記載の首掛けラベルによれば、囲繞切れ目部分において容器首部に係止しやすくなるという効果を奏する。
請求項7に記載の首掛けラベルによれば、囲繞切れ目により形成される剥離壁部が第1のシート片から分離した際に、第2又は第3のシート片に貼着するため、剥離壁部の処理の手間が省けるという効果を奏する。
は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの使用状態を示す斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの第1シート片の使用前の状態を示す平面図である。同図(b)は、同首掛けラベルの第2シートの使用前の状態を示す平面図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの積層構造の一例として図2に示すA−A線矢印方向に視た断面の模式図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの積層構造の他の例として図2に示すA−A線矢印方向に視た断面の模式図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの積層構造の他の例として図2に示すA−A線矢印方向に視た断面の模式図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの第1のシート片の他の例を示した平面図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した首掛けラベルの第1のシート片の他の例を示した平面図である。 (a)は、従来の首掛けラベルの第1のシート片の使用前の状態を示す平面図であり、(b)は、同首掛けラベルの第2のシート片の使用前の状態を示す平面図である。 は、従来の首掛けラベルの使用状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による首掛けラベル5の使用状態を示す斜視図であり、図2(a)、(b)は同首掛けラベル5を構成する第1のシート片6と第2、第3のシート片7、8の使用前の状態をそれぞれ示した平面図である。
ここで説明する首掛けラベル5は、図1に示すように、商品のPR広告やキャンペーン等の各種情報を記載して、消費者の注意を喚起しつつ情報提供するためのものであり、清涼飲料水や調味料等が充填された容器1の肩部3bに装着される。
容器1は、液体等を充填する容器本体3の上部に形成された首部2にキャップ4を緊締してなるものである。この容器1の容器本体3の胴部3aは、断面が略円形とされており、容器本体3の上部において、首部2に向かって断面の径寸法が漸次小となる肩部3bが形成されている。
図1、図2(a)、(b)に示すように、首掛けラベル5は、略矩形に形成された第1のシート片6の上面に、第2、第3のシート片7、8となるシート材を積層して形成したものである。
第1のシート片6は、図2(a)に示すように、1枚のシート材の中央部において形成された係止壁部9、10と、該係止壁部9、10の中央部に形成された剥離壁部11と、係止壁部9、10の外方において長手方向に形成された撓み部12、13と、第2及び第3のシート片7、8の基端部26、27と接合する接着部14、15とから形成されている。
係止壁部9は、第1のシート片6の長手方向に形成された第1及び第2の切れ目16、17と、これら第1及び第2の切れ目16、17の中央点を起点として互いに接近する方向に延びる線状切れ目18、19と、これら線状切れ目18、19に連続し、接着部14側に凹む切れ目20に囲まれて形成された壁部である。
また、係止壁部10は、係止壁部9と線状切れ目18、19上の線を軸として線対称に形成された壁部であり、切れ目20に代えて、接着部15側に凹む切れ目21により囲まれて形成された壁部である。
線状切れ目18、19、及び囲繞切れ目を形成する切れ目20、21は、第3の切れ目を構成するものである。
この構成において、係止壁部9、10がこれらを囲む切れ目16、17、18、19、20、21において上方に拡開し立ち上がった場合に、容器1の首部2に挿通することが可能となる開口部が形成される。
切れ目20、21の凹み形状の幅寸法L1は、容器1の首部2に略沿い得る寸法とされており、係止壁部9、10の先端側両端部に形成された角部H1からH4が、それぞれキャップ4の側壁に略当接するように形成されている。
また、切れ目20、21の凹み形状の凹み深さL2は、容器1の首部2の断面半径の寸法よりも小寸法となるように形成されている。
また更に、切れ目16、17は、係止壁部9、10がそれぞれ上方に拡開して開口部を形成し、切れ目20、21が首部2の下部に係止した際に、係止壁部9、10の立上り状態に応じて拡開し、それぞれの端部m、n、h、kが破断しない程度の寸法に形成されている。
また、切れ目16、17の各端部m、n、h、kは、内方に向かって僅かに湾曲した形状とされている。
剥離壁部11は、囲繞切れ目を形成する切れ目20、21により、楕円形に形成された壁部であり、第1シート片6から分離可能とされている。
撓み部12は、切れ目16と第1のシート片6の長手方向の外縁Sとの間に形成された壁部であり、また、撓み部13は、切れ目17と外縁Sに対向する外縁Tとの間に形成された壁部である。
接着部14、15は、図1、図2(a)に示すように、係止壁部9、10の立ち上がりの際の根元部となる付近9a、10aよりもやや外方において第1のシート片6の幅方向全体に形成された部分である。この根元部9a、10aは、切れ目16、17の互いに対向する各端部mとh、nとkとをそれぞれ結んだ位置に形成される。
第2及び第3のシート片7、8は、図2(b)に示されたように、第1のシート片6と同一の形状及び寸法に形成された一のシート材が、その短辺の外縁U、Vに平行な第4の切れ目25において切断されて形成されたものである。この第4の切れ目25は、前述した第1の切れ目16と第2の切れ目17間方向に向くように形成されたものである。
図3に示すように、第2のシート片7は、その先端部が第1のシート片6の係止壁部9、10を覆うように配置されており、その基端部26が、接着部14において第1のシート片6と接合されている。
また、第3のシート片8は、係止壁部10のやや外方に配置され、その基端部27が、接着部15において第1のシート片6と接合されている。
この構成において、図2(b)、図3に示すように、第4の切れ目25は、第2のシート片7が係止壁部9、10及び剥離壁部11を覆う寸法関係になるように外縁V寄りに形成されている。
このような首掛けラベル5を装着した場合、図1に示すように第3のシート片8は、係止壁部10の下方に位置するように接合されているため、係止壁部10と共に、手前側に位置する情報表示部となる。
また、第2のシート片7は、係止壁部9全体を覆い、表面全体が情報表示部となると共に、その裏面も第3のシート片8側から見えるため、表裏面の両方が情報表示可能部となっている。
図2(b)、図3に示すように、第1のシート片6の接着部14、15以外の部分、即ち、係止壁部9、10とその外延U、V側の寄りの壁部、剥離壁部11、及び撓み部12、13、は、これに対応する第2及び第3のシート片7、8の各部分と、剥離可能に弱接合されている。
上記部分の接合の強度は、係止壁部9、10を容器1のキャップ4に押し付けた際に、自動掛止機等により係止壁部9、10の立ち上がりに応じて容易に分離可能な程度の強度とされている。
この際、第2及び第3のシート片7、8の裏面には、図3に示すように、接着部26、27以外の部分において、透明のシリコン材32が塗布されており、第1のシート片6と分離した際に、剥離可能な接着剤31により粘着性を持たせない構成とされている。
第1から第3のシート片6、7、8の材質としては、紙、合成紙、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテフタレート等のポリエステル系、ポリスチレン系、ポリアミド系等の可撓性ある合成樹脂性シート等が好適に採用され得る。
次に、首掛けラベル5の容器1への装着方法について説明する。
首掛けラベル5を容器1の首部2に装着するにあたっては、図1に示すように、首掛けラベル5を、係止壁部10が商品の正面側に位置するようにし、その第1のシート片6の剥離壁部11がキャップ4の上方に位置するように水平に把持する。その上で、首掛けラベル5を下方に移動させ、キャップ4によって第1のシート片6の下面を押圧して係止壁部9、10を上方に拡開させてキャップ4に挿通させ、係止壁部9、10が首部2の下部に位置したところで、首掛けラベル5の装着が完了する。
このようにして、首掛けラベル5にキャップ4を挿通させた場合、首掛けラベル5作用・効果は次のとおりとなる。
第1のシート片6が、その下面からキャップ4によって押圧されると、係止壁部9、10が当該キャップ4の形状に応じて上方に立ち上がり拡開しようとする。
係止壁部9、10を覆っている第2のシート片7は、まず係止壁部10から剥離して、係止壁部9と同方向に拡開する。第2のシート片7は、係止壁部10に達する長辺を有したシート片であるので、キャップ4の上部に当接する。更に係止壁部9、10が首部2の下部に達するまで首掛けラベル5を下方に移動させると、第2のシート片7は、キャップ4の上部に付勢した状態で剥離壁部11を貼着させたまま係止壁部9からも分離する。
係止壁部9、10がキャップ4の下方に位置すると、その弾性復帰力により切れ目20、21による端縁が首部2の下部に係合し、同時に角部H1からH4がキャップ4の側面下部に当接して、第1のシート片6が容器1の首部2及びキャップ4に係止する。
この際、第3のシート片8は、係止壁部10の下方において、肩部3bに沿って位置している。
この場合、第3のシート片8及び係止壁部10は、キャップ4の下方に位置し、第2のシート片7は、キャップ4及び首部2の下部を側方から付勢して覆うように位置しており、第3のシート片8を正面にして容器1に装着した場合、第3のシート片8が手前側に位置し、第2のシート片7の裏面がキャップ4の奥側に見えることになる。
首掛けラベル5は、上記のようにして容器1に装着されることにより、第1のシート片6の係止壁部9、10を容器1の首部2下部に係止させ、更に、第2のシート片7をキャップ4に付勢して当接させることが出来るため、複数のシート片が容器1に付勢しつつ当接し、首掛けラベル5の挿通時の固定が確実となるという効果が得られる。
また、第1のシート片6に対し、第2及び第3のシート片7、8が積層されて接着されることにより、首掛けラベル5全体の剛性が高まって弾性変形時の弾性復帰力が強まるため、容器1の首部2への係止力が一層強くなるという効果を奏する。
また、第1のシート片6及び第2、第3のシート片7、8が同方向に湾曲し、これに沿うように係止壁部9、10及び第2のシート片7が拡開する構成とされているので、各壁部及びシート片が無理なく弾性変形することができ、特に、係止壁部9、10の根元部9a、10aに無理な応力が掛かり難く、首掛けラベル5を破損させることなく容器1に容易に装着可能となるという効果が得られる。
また、第2及び第3のシート片7、8は、一のシート材の第4の切れ目25を設けて形成されているため、製造が簡便であるという効果が得られる。
また、図2(b)に示すように、第2及び第3のシート片7、8のシート片間方向Yにおける長さ寸法がそれぞれ異なるように第4の切れ目25が形成され、第2のシート片7の表面側の表示面積が大きくなり、消費者の注意を喚起し、情報を大きく表示できる等して視覚的効果が高められると共に、第3のシート片8の表面と第2のシート片7の裏面とが前後に奥行きを持って位置するため、該第3のシート片8の表面及び第2のシート片7の裏面に情報表示をすることにより、情報表示面が拡大すると共に、立体的な表現が可能となり、視覚的効果を高めることができるという効果が得られる。
すなわち、第2及び第3のシート片7、8の双方に情報表示が可能となり、かつ、第2のシート片の裏面も情報表示面として使用することが出来るので、広い面積をもってアイキャッチ効果を発揮させることができる。
また、第2及び第3のシート片7、8を上方に拡開させて起立させているため、情報表示面を消費者の真正面に向けることができる。
また更に、第2及び第3のシート片7、8の長さ寸法が異なるように形成されていると共に、間隔を置いて前後に配置されているので、第3のシート片8を手前側に、第2のシート片7を奥側になるように向きを決定することで、立体的な情報表示が可能となり、全体として消費者に強い印象を与えることができ、良好なアイキャッチ効果が得られる。
また更に、第1のシート片6と第2及び第3のシート片7、8の接着部14、15以外の部分において剥離可能な接着剤31により弱接合しているため、容器首部2への係止に必要な限りにおいて第1のシート片6と第2及び第3のシート片7、8とを剥離させて、首掛けラベル5の剛性ないし弾性復帰力を極力保持させることができるという効果が得られる。
また、係止壁部9、10の中心部に囲繞切れ目20、21を設け、これらに囲まれた囲繞壁部11を分離可能としていることにより、第1のシート片6にキャップ4を挿通しやすいという効果が得られる。
また、首掛けラベル5に容器1のキャップ4部を挿通して、係止壁部9、10を拡開させた際に、第2のシート片7が剥離壁部11を貼着した状態で第1のシート片6から剥離されるため、第1のシート片6から分離した剥離壁部11の処理の手間が省けるという効果が得られる。
また更に、剥離壁部11は、剥離可能な接着剤31により第2のシート片7に弱接合されているため、これを第2のシート片7から剥離させることが出来る。
この場合の剥離壁部11、剥離可能な接着剤31、及びシリコン材32の構成としては、図4(a)に示すように、剥離壁部11の外周縁で、接着剤31及びシリコン材32まで含めて囲繞切れ目20、21を形成するという構成とし、又は、同図(b)に示すように、シリコン材32を含めずに接着剤31まで囲繞切れ目20、21を形成するという構成とする。
このような構成とすることで、例えば図4(a)に示す構成とした場合、剥離壁部11の接合面にシリコン材32が被膜されているため、剥離壁部11の表面に粘着性を発生させず、剥離壁部11の接合面にQRコードやくじ等を印刷して、剥離壁部11を応募券として活用させることができるという効果が得られる。
また、図4(b)に示すように、剥離壁部11の外縁の囲繞切れ目20、21の構成として、シリコン材32を剥離壁部11側に貼着させないようにすると、剥離壁部11の接合面に粘着性を設けることが出来るため、付箋、キャラクタを印刷したーシール、飲んだ飲料水等をカレンダー等に表示するための記録用シール等として活用させることが出来る。
なお、図5に示すように、剥離壁部11の第2のシート片7側の面上11x、又は第2シート片7の裏面の剥離壁部11が貼着される箇所7xに、示温インキやカプセル香料インキを塗布してもよい。
このようなインキを塗布することにより、剥離壁部11を剥離した際に、容器1に充填された飲料水等の温度状態を確認したり、剥離壁部11を第2シート片7から剥離させた際に香りを発生させたりすることが出来るという効果が得られる。
本実施形態において、第1のシート片6の係止壁部9、10は、これらの中心部に囲繞切れ目20、21を形成し剥離壁部11を分離させて、それぞれが接着部14、15方向に凹んでいる形状としたが、図6に示すように、第3の切れ目を直線状の切れ目35のみにより構成し、矩形形状となるように形成しても良い。
この構成によると、係止壁部9、10の形成が簡便となるという効果が得られる。
また、図7に示すように、第3の切れ目を2本の線状切れ目36、37により構成し、切れ目16、17及び線状切れ目36、37により囲まれる剥離壁部38を設けるものとしてもよい。
この構成によると、上記実施形態と略同様の作用効果が得られる。
また更に、第2、第3のシート片7、8の面上に更にシート片を重ね、これを前方に折曲させて垂下させるという構成としてもよい。
このような構成とすることで、情報表示面を更に拡大することが可能となる。
また、第3のシート片8を、係止壁部10を覆い得る程度の長さ寸法とし、第2のシート片7の長さ寸法を第3のシート片8以上の長さ寸法としてもよい。この場合、首掛けラベル5の未使用時には、長さ寸法の短い方の第3のシート片8の先端部が、長さ寸法が長い方の第2のシート片7の先端部の下方に位置するように、両者を重ね合わせる。
このような構成とすることで、情報表示面を更に拡大させて、手前面の第3のシート片8と奥側の第2のシート片7の裏面により奥行きを持たせた視覚的効果を発現させることが出来る共に、係止壁部の首部2への係止状態を隠してこれに人が徒に触れることを防止できるという効果が得られる。
1 容器
2 首部
5 首掛けラベル
6 第1のシート片
7 第2のシート片
8 第3のシート片
9 係止壁部
10 係止壁部
11 剥離壁部
14 接着部
15 接着部
16 第1の切れ目
17 第2の切れ目
18 線状切れ目(第3の切れ目)
19 線状切れ目(第3の切れ目)
20 囲繞切れ目(第3の切れ目)
21 囲繞切れ目(第3の切れ目)
25 第4の切れ目
26 基端部
27 基端部

Claims (7)

  1. 複数のシート片を積層し接合して形成され、該複数のシート片に形成された切れ目又は開口部内に容器の首部を挿通して係止する首掛けラベルにおいて、
    前記シート片の最下層に配置された第1のシート片には、容器の首部を挿通する部分の周縁部に互いに対向するように第1及び第2の切れ目が形成され、
    該第1及び第2の切れ目の間には、これら第1及び第2の切れ目の各中間部間を連結する第3の切れ目が形成され、
    これら第1から第3の切れ目に囲まれた部分は、それぞれ互いに離間する方向に開口可能とされるとともに、開口された部分に挿通される容器首部に係止可能な係止壁部とされ、
    これら各係止壁部の根元部外方に、第2及び第3のシート片の基端部が接着され、
    これら第1及び第2のシート片のいずれか一方又は双方の先端が該係止壁部を覆うように配置されていることを特徴とする首掛けラベル。
  2. 請求項1に記載の首掛けラベルにおいて、
    前記第2及び第3のシート片は、一のシート片を前記第1及び第2の切れ目間方向に形成する第4の切れ目において分割することにより形成されたものであることを特徴とする首掛けラベル。
  3. 請求項2に記載の首掛けラベルにおいて、
    前記第4の切れ目は、前記基端部が接着された接着部の一方に寄せて形成されていることを特徴とする首掛けラベル。
  4. 請求項1に記載の首掛けラベルにおいて、
    第2及び第3のシート片は、これら第2及び第3のシート片間方向の長さ寸法が互いに異なるシート片からなり、
    それぞれが、少なくとも係止壁部を覆い得る長さ寸法とされていることを特徴とする首掛けラベル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の首掛けラベルにおいて、
    前記第1のシート片と第2、第3のシート片とは、前記基端部が接着された接着部の間において剥離可能に接合されていることを特徴とする首掛けラベル。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の首掛けラベルにおいて、
    前記第1のシート片に形成された前記第3の切れ目は、前記第1及び第2の切れ目を起点として互いに接近する方向に延びる線状切れ目と、
    該線状切れ目に連続し、前記第1及び第2の切れ目間に設定された剥離領域を囲む囲繞切れ目とにより形成されていることを特徴とする首掛けラベル。
  7. 請求項6に記載の首掛けラベルにおいて、
    前記囲繞切れ目に囲まれた第1のシート片の剥離壁部は、該剥離壁部上に配置された第2又は第3のシート片に剥離可能に貼着され、
    第1のシート片から第2又は第3のシート片を前記接着部を残して剥離した際に、前記剥離壁部が前記第1のシート片より分離して該剥離壁部上に配置された第2又は第3のシート片に貼着されることを特徴とする首掛けラベル。
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