JP2007108492A - ラベルおよびその貼付用治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面からなる場合であっても、三次元曲面に沿って確実に貼り付けることができ、商品陳列や流通過程において簡単に剥がれるようなことがなく、また、外周縁部分が重なり合いあるいは離間することようなこともなく、ラベルの外観イメージを損なうことなく美麗に貼り付けることができるラベルとこのラベルを貼り付けるための貼付用治具を提供する。
【解決手段】シート状になるラベル基体2の表裏いずれか一方の面が接着剤層3とされたラベル1であって、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部4を、ラベル1の表裏を貫いて形成した。また、貼付用治具は、治具先端の押さえ面形状を貼付対象面の表面形状と同じ形状とした。さらに、押さえ面を弾性変形可能な部材で構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】シート状になるラベル基体2の表裏いずれか一方の面が接着剤層3とされたラベル1であって、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部4を、ラベル1の表裏を貫いて形成した。また、貼付用治具は、治具先端の押さえ面形状を貼付対象面の表面形状と同じ形状とした。さらに、押さえ面を弾性変形可能な部材で構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液体洗剤用ボトルや歯磨きチューブなどの被貼付物表面に貼付されるラベルとこのラベルを貼り付けるための貼付用治具に関し、特に、被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面からなる被貼付物に用いて好適なラベルとその貼付用治具に関するものである。
店頭などにおける商品陳列に際しては、消費者の注意を惹きつけ、購買意欲を喚起して販売促進効果を図るため、商品の外表面に広告宣伝用のラベル(いわゆるPOPシール)を貼り付けることが広く行なわれている。例えば、歯磨きチューブの場合を例にとると、図6に示すように、キャップ31を下にして倒立陳列された歯磨きチューブ30の上端部に、広告宣伝用のキャッチフレーズや模様、絵、写真などを印刷したラベル50を貼付している。
ところで、被貼付面が凹凸のない平坦面の場合、ラベルは被貼付面に密着した状態で貼り付けることができるので、しわが寄ったり、簡単に剥がれたりするようなことはない。しかしながら、歯磨きチューブなどの軟質プラスチック容器の場合には、被貼付面が凹凸を呈し、平坦面でないことが多い。このため、このような部分にラベルを貼付すると、ラベルが密着できずに一部が浮いたり、しわが寄ったりし、せっかく貼り付けたラベルが剥がれことがあった。
このような問題は、軟質プラスチック容器の場合に限られるものではなく、硬質プラスチック容器の場合でも同様に発生する。例えば、図7に例示するように、液体洗剤用ボトル40などの硬質プラスチック容器においても、ラベルの貼り付け位置が容器肩部などの球面部分であったり、被貼付面に凹部41や凸部が存在したりすると、同様な問題が発生する。
従来、このような平坦でない三次元曲面部分に貼付可能なラベルとして、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載のラベルは、裏面に接着剤層を形成したラベル基材の外周縁よりラベル内側に向けて複数の切込部を形成したもので、球面や凹凸面などの三次元曲面からなる被貼付物(例えば果物類)に貼り付けたとき、被貼付物の形状に沿って切込部近傍のラベル基材が重なり合いあるいは隙間をつくって離間することにより、球面や凹凸面に沿って貼付できるようにしたものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載のラベルは、ラベル外周縁からの切込み方式のため、ラベルを貼り付けた際に、切込部付近においてラベル外周縁が球面や凹凸面に沿って部分的に重なり合いあるいは離間し、この部分からラベルが剥がれやすいという問題があった。また、外観的に最も目立つ外周縁部分が重なり合いあるいは離間するため、美観的にも問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面からなる場合であっても、三次元曲面に沿って確実に貼り付けることができ、商品陳列や流通過程において簡単に剥がれるようなことがなく、また、外周縁部分が重なり合いあるいは離間するようなこともなく、ラベルの外観イメージを損なうことなしに美麗に貼り付けることができるラベルと、このラベルを貼り付けるための貼付用治具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は次のような手段を採用した。
すなわち、本発明のラベルは、シート状になるラベル基体の表裏いずれか一方の面が接着剤層とされたラベルであって、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部がラベルの表裏を貫いて形成されていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明のラベルは、シート状になるラベル基体の表裏いずれか一方の面が接着剤層とされたラベルであって、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部がラベルの表裏を貫いて形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の貼付用治具は、前記本発明ラベルを被貼付面に貼り付けるための治具であって、治具先端の押さえ面形状を貼付対象面の表面形状と同じ形状としたことを特徴とするものである。なお、前記押さえ面は、貼付対象面の性状に応じて、弾性変形可能な部材で構成してもよい。
本発明のラベルは、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部をラベルの表裏を貫いて形成したので、被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面であっても、前記切込部が三次元曲面に沿って左右に押し開かれ、ラベル全面が三次元曲面に沿うことができるようになる。このため、ラベル裏面の接着剤層の全面が被貼付面に接するようになり、接着面積を最大限に確保できるので、ラベルを確実に貼付することができる。したがって、店頭陳列時や流通過程においてラベルが簡単に剥がれてしまうようなことを防止できる。また、従来のラベル外周縁からの切込み方式のように、ラベル外周縁部が切込部付近で重なり合ったり、離間したりするようなことがないので、ラベルとしての外観イメージを損なうようなこともなくすことができる。
また、本発明の貼付用治具は、治具先端の押さえ面形状を貼付対象面の表面形状と同じ形状としたので、被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面であっても、その表面形状に沿ってラベルを確実に貼り付けることができる。さらに、押さえ面を弾性変形可能な部材で構成した場合には、被貼付面が柔らかくて変形する可能性がある場合でも、被貼付面に沿って確実に貼り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明に係るラベルの第1の実施の形態を示す。(a)はラベルの平面図、(b)は図1(a)中のI−I線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。
図1に、本発明に係るラベルの第1の実施の形態を示す。(a)はラベルの平面図、(b)は図1(a)中のI−I線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。
この第1の実施の形態に係るラベル1は、略長方形状になるラベル基体2からなり、このラベル基体2の裏面側に接着剤層3が形成されている。また、図示は略したが、ラベル基体2の表面側には、広告宣伝用のキャッチフレーズや模様、絵、写真など、必要な図柄が予め印刷されている。なお、これらのラベル構造は従来公知のラベルと何ら変わるところはない。
第1の実施の形態に係るラベル1は、上記従来公知のラベル構造において、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、切込部4をラベルの表裏を貫いて形成したものである。図1の例の場合、切込部4は上下方向に向かう直線状の切り込みからなり、この垂直直線状の切込部4を、ラベル1の下半部側に位置して、左右方向に複数本(図示例では10本)並列に形成したものである。
前記ラベル基体2は、プラスチックシート単体あるいは紙シート単体で構成してもよいし、複数の素材を貼り合わせた多層構造としてもよい。例えば、三層構造とした場合の例を挙げると、最外層としてPETアルミ蒸着フィルム(厚さ50μm)、中間層として紙(厚さ80g/m2)、最下層として合成紙(ユポ(登録商標):厚さ100g/m2)を積層したものを用いればよい。
なお、上記ラベル1は、未使用時には図示を略した剥離紙に添着されており、ラベルの貼り付け時、剥離紙から剥がして使用するように構成されている。
図2および図3に、上記ラベル1を歯磨きチューブ30と液体洗剤用ボトル40のそれぞれに貼り付けた場合の例を示す。歯磨きチューブ30のようにチューブ上端部の被貼付面が凹状を呈していたり、液体洗剤用ボトル40のように肩部の被貼付面に凹部41などが存在していたりしても、ラベル1の切込部4が当該凹凸面によって左右に押し開かれ、これによってラベルの全面が被貼付面に沿って張り付くようになり、凹凸面によってラベル面にしわが寄るようなことがなくなる。このため、充分な貼付面積を確保することができ、貼り付け強度が上がり、ラベルが簡単に剥がれるようなことがなくなる。また、従来のラベル外周縁からの切込み方式のようにラベル外周縁同士が切込部付近で重なり合ったり、離間したりするようなことがないので、ラベルとしての外観イメージを損なうようなこともなくなる。
上記ラベルの貼り付け作業は、ラベル1を直接手で被貼付面に押し付けて貼り付けてもよいが、作業の確実性と効率化の点から専用の貼付用治具を用いることが望ましい。この貼付用治具としては、治具先端の押さえ面形状を、貼付対象面の形状を転写して得られる被貼付面と同じ表面形状とし、被貼付面に押し付けたときに押さえ面が被貼付面にぴったりと沿うような形状とすればよい。
例えば、被貼付面が凹部形状の場合、治具先端の押さえ面の形状を当該凹部形状と相似な凸部形状とし、この押さえ面でラベルを押し広げながら被貼付面に押し当て、貼り付ければよい。こうすることにより、被貼付面が球面や凹凸面などの平坦でない三次元曲面であっても、その表面形状に沿ってラベルを確実に貼り付けることができる。なお、歯磨きチューブのように被貼付面が柔らかくて変形する可能性があるものについては、治具先端の押さえ面部材として、変形に対して追随性のあるゴムやシリコンなどの弾性変形可能な部材を用いれば、より望ましいものとなる。
図4に、本発明に係るラベルの第2の実施の形態を示す。
(a)はラベルの平面図、(b)は(a)中のII−II線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。この第2の実施の形態に係るラベル1の場合、切込部4はラベル1の左右方向の約1/3幅からなる水平直線状の切り込みからなり、この水平直線状の切込部4を、ラベル1の下半部側に位置して、上下方向に複数本(図示例では3本)並列に形成したものである。
(a)はラベルの平面図、(b)は(a)中のII−II線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。この第2の実施の形態に係るラベル1の場合、切込部4はラベル1の左右方向の約1/3幅からなる水平直線状の切り込みからなり、この水平直線状の切込部4を、ラベル1の下半部側に位置して、上下方向に複数本(図示例では3本)並列に形成したものである。
図5に、本発明に係るラベルの第3の実施の形態を示す。
(a)はラベルの平面図、(b)は(a)中のIII−III線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。この第3の実施の形態に係るラベル1は、切込部4の形状を×印状としたもので、この×印状になる切込部4をラベル1の中央部やや下側に形成したものである。
(a)はラベルの平面図、(b)は(a)中のIII−III線断面図、(c)は切込部が押し開かれた状態のラベルの平面図である。この第3の実施の形態に係るラベル1は、切込部4の形状を×印状としたもので、この×印状になる切込部4をラベル1の中央部やや下側に形成したものである。
なお、上記各実施の形態では、ラベルの平面形状を略長方形状とするとともに、直線状あるいは×印状の切込部4を用いたが、ラベルの平面形状や切込部4の切込み形状は自由であり、貼り付け対象とする被貼付物の種類や被貼付面の形状に合わせて最適な形状とすればよい。
本発明のラベルは、上記例示した液体洗剤用ボトルや歯磨きチューブなどの包装容器のみに限らず、例えば炊飯ジャーや湯沸かしポットなどの電気製品、その他、被貼付面が平坦でない三次元曲面を有する物品であれば適用可能である。
1 ラベル
2 ラベル基体
3 接着剤層
4 切込部
30 歯磨きチューブ
31 キャップ
40 液体洗剤用ボトル
41 凹部
2 ラベル基体
3 接着剤層
4 切込部
30 歯磨きチューブ
31 キャップ
40 液体洗剤用ボトル
41 凹部
Claims (3)
- シート状になるラベル基体の表裏いずれか一方の面が接着剤層とされたラベルであって、ラベル外周を除くラベル内側に位置して、1つまたは複数の切込部がラベルの表裏を貫いて形成されていることを特徴とするラベル。
- 請求項1記載のラベルを被貼付面に貼り付けるための貼付用治具であって、治具先端の押さえ面形状を貼付対象面の表面形状と同じ形状としたことを特徴とする貼付用治具。
- 前記押さえ面が弾性変形可能な部材で構成されていることを特徴とする請求項2記載の貼付用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005300092A JP2007108492A (ja) | 2005-10-14 | 2005-10-14 | ラベルおよびその貼付用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007108492A true JP2007108492A (ja) | 2007-04-26 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010116919A1 (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-14 | モリト株式会社 | 摩擦カバーシート及びそれを取り付けた杖、傘、釣り竿 |
JP2011048154A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Omi Weighing Machine Inc | 球面体用ラベル |
US7917331B2 (en) | 2008-10-23 | 2011-03-29 | Advantest Corporation | Deterministic component identifying apparatus, identifying, program, recording medium, test system and electronic device |
JP2016064844A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | 株式会社フジシール | 集積包装体 |
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2005
- 2005-10-14 JP JP2005300092A patent/JP2007108492A/ja active Pending
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