JP5209546B2 - 線路下構造物の構築方法 - Google Patents
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Description
図3は工事桁による開削工法を説明する図で、図3(a)は断面図、図3(b)は平面図である。
この工法は、軌道(レール)1を受ける工事桁2を、軌道に沿って施工した複数の杭10で受けた後、H型鋼等からなる土留杭13を多数施工することで土留壁を形成し、土留壁で囲んだ中の地盤3を掘削し、開削した領域に構造物5を構築するものである。この例では、構造物5内に歩道と車道とが形成されている。なお、図中、11は工事桁2と杭10との間に介在させるゴムシュー等からなる支点である。
図示は省略するが、発進立坑、到達立坑を掘削してそれぞれ土留工を施工した後、レール1の下方の地盤3の中に鋼製エレメント7を内部の土砂を掘削排土しながら発進立坑側から到達立坑側へ向けて順次挿入する。エレメント同士は継手で連結され、既設のエレメントの継手をガイドとして隣接するエレメントを順次挿入してエレメント内、エレメント間にコンクリートを打設し、エレメントで囲んだ領域を掘削する。こうして、鋼製エレメントを本体構造物とした地下構造物5が形成される。この例では、構造物5内に歩道と車道とが形成されている。なお、図中、9は軌道1を構成しているバラストである。
本発明の線路下構造物の構築方法は、軌道を受ける工事桁を施工する段階、
工事桁下方の軌道下地盤中に側壁部エレメントを挿入し、コンクリートを打設して施工した左右側壁部で工事桁を受け換える段階、
工事桁下方の左右側壁部間を掘削し、上床版、下床版を施工する段階を有することを特徴とする。
また、本発明は、工事桁が短スパンの工事桁からなり、工事桁を接続して連続化するとともに各短スパンの工事桁を左右側壁部でそれぞれ受けかえることを特徴とする。
また、本発明は、工事桁が長スパンであり、左右側壁部で工事桁を受けるとともに、左右側壁部間に工事桁杭を施工して工事桁を受けることを特徴とする。
図1は鋼製エレメントを用いる本実施形態の施工方法を説明する図である。
図示は省略するが、現場の状況によっては、発進立坑、到達立坑を掘削してそれぞれ土留工を施工する。図1(a)に示すように、地下構造物の施工場所30の地盤上に直接、或いは簡易な支持材(図示せず)を設けて短スパンの工事桁21、22を施工し、軌道1を防護する。23は短スパン工事桁21、22の対向箇所を示している。次いで、発進立坑側から到達立坑側へ向けて軌道下地盤中に左右の側壁部を構成するための鋼製エレメント31、31を挿入し(図1(b))、コンクリートを充填して鋼製エレメントからなる側壁部33を構築する(図1(c))。このとき、短スパンの工事桁21、22は鋼製エレメントからなる左右側壁上部の路盤上に設置されていて、工事桁と左右側壁部との間にゴムシュー等からなり、高さ調整のためにコンクリートを打設したり、鋼材を挟んだりした支承部34を挿入して、左右側壁部33により工事桁を受け換える。工事桁21、22は左右側壁部により支持されるため、それらの対向箇所23において添接板等で接続して連続化し、工事桁20とする。次いで、工事桁下方を1次掘削して上床版コンクリート35を施工し(図1(d))、さらに、2次掘削して下床版コンクリート37を施工する(図1(e))。上床版、下床版を施工した後、工事桁を撤去して地下構造物が構築される(図1(f))が、工事桁は本設工事桁として残置してもよい。なお、上記においては、1次掘削して上床版を施工した後、2次掘削して下床版の施工を行うようにしたが、下床版位置まで一度に掘削して下床版、上床版を施工するようにしてもよい。また、工事桁は短スパンのものを2つ使用したが、左右側壁の間隔が大きい場合には3つ以上使用してもよく、また、状況によっては単一の連続スパンのものを使用するようにしてもよい。
図示は省略するが、現場の状況によっては、発進立坑、到達立坑を掘削してそれぞれ土留工を施工するのは同じである。図2(a)に示すように、スパンの長い地下構造物の施工場所30の地盤上に直接、或いは簡易な支持材(図示せず)を設けて長い工事桁20を施工し、軌道1を防護する。次いで、発進立坑側から到達立坑側へ向けて左右の側壁部を構成するための鋼製エレメントを軌道下の地盤中に挿入してコンクリートを充填し、左右側壁部40を施工する。次いで、工事桁と左右側壁部40との間にゴムシュー等からなり、高さ調整のためにコンクリートを打設したり、鋼材を挟んだりした支承部41を挿入して、側壁部を支承として工事桁を受け換えるとともに、左右側壁部の中間位置に、工事桁を受ける杭43を施工する(図2(b))。次いで、工事桁下方を1次掘削し、上床版コンクリート45を施工し(図1(c))、さらに、2次掘削して下床版コンクリート47を施工する(図1(d))。上床版、下床版を施工した後、工事桁、支持杭を撤去して地下構造物が構築される(図2(e))が、工事桁は本設工事桁として残置してもよい。また、上記においては、1次掘削して上床版を施工した後、2次掘削して下床版の施工を行うようにしたが、下床版位置まで一度に掘削して下床版コンクリート、上床版コンクリートを施工するようにしてもよい。
Claims (3)
- 軌道を受ける工事桁を施工する段階、
工事桁下方の軌道下地盤中に側壁部エレメントを挿入し、コンクリートを打設して施工した左右側壁部で工事桁を受け換える段階、
工事桁下方の左右側壁部間を掘削し、上床版、下床版を施工する段階、
を有する線路下構造物の構築方法。 - 前記工事桁が短スパンの工事桁からなり、工事桁を接続して連続化するとともに各短スパンの工事桁を左右側壁部でそれぞれ受けかえることを特徴とする請求項1記載の線路下構造物の構築方法。
- 前記工事桁が長スパンであり、左右側壁部で工事桁を受けるとともに、左右側壁部間に工事桁杭を施工して工事桁を受けることを特徴とする請求項1記載の線路下構造物の構築方法。
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