JP5141049B2 - ゲート電圧制御回路及びゲート電圧制御方法 - Google Patents
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Description
デューティ比を制御する単位時間の逆数は、キャリア周波数と呼ばれる。キャリア周波数が高いほど、モータを正確に駆動することができる。
モータを低速で駆動する場合(すなわち、車両が低速で走行させる場合)、キャリア周波数を低くして、スイッチング素子をスイッチングさせる。モータを低速で駆動する場合、大きなトルクが必要とされ、モータに大電流を通電する必要がある。スイッチング素子で大電流をスイッチングすると、スイッチング損失が相対的に大きくなる。したがって、キャリア周波数を低くすることによってスイッチング損失の発生回数を少なくする方が有利である。
一方、モータを高速で駆動する場合(すなわち、車両が高速で走行させる場合)、モータの回転速度及びトルクを正確に制御して走行安定性を保つことが重要である。この場合、キャリア周波数を高くしてスイッチング素子をスイッチングさせることで、モータの制御性を高める。
一方、ターンオン時にスイッチング素子に印加されるサージ電圧は、スイッチング素子が接続されている電気回路のインダクタンス成分とキャパシタンス成分が作用することで発生する。例えば、スイッチング素子(第1のスイッチング素子)に他のスイッチング素子(第2のスイッチング素子)が直列に接続されており、第2のスイッチング素子に還流ダイオードが並列接続されていると、還流ダイオードの寄生キャパシタンスと電気回路のインダクタンス成分との共振により、第1のスイッチング素子のターンオン時に第1のスイッチング素子にサージ電圧が印加される。この場合、モータを高速低トルクで回転させるとき(すなわち、モータに比較的低い電流を通電するとき)ほど、スイッチング素子に印加されるサージ電圧が高くなる。ターンオン時のサージ電圧を抑制するには、高速回転時ほどゲート抵抗を大きくしてスイッチング速度を遅くするのが有利である。
したがって、単にキャリア周波数に応じてゲート抵抗の抵抗を変更しても、上記した背反した要求に応えることができない。例えば、高いキャリア周波数でモータを高速で回転させるために、ゲート抵抗を小さくすると、ターンオン時にスイッチング素子に非常に高いサージ電圧が印加されてしまう。
なお、「基準電位点」とは、ゲート電圧源の電位より低い電位に保持されている点を意味する。基準電位点は、必ずしも一定電位に保持されている必要は無く、ゲート電圧源の電位より低い範囲内で電位が変動する点であっても良い。
抵抗変更手段は、特定したキャリア周波数が高いときにゲートと基準電位点の間の抵抗を低く調整する。したがって、キャリア周波数が高いとき(すなわち、高速低トルクでモータを駆動するとき)には、ゲート付きスイッチング素子のターンオフ速度が速くなる。スイッチング素子のゲートと基準電位点の間の抵抗は、ゲートオン抵抗の値を変更することなく変更されるので、ゲート付きスイッチング素子のターンオン速度を変更することなく、ターンオフ速度だけが変更される。したがって、ターンオン時にゲート付きスイッチング素子に高いサージ電圧が印加されることが防止される。キャリア周波数が低いとき(すなわち、低速高トルクでモータを駆動するとき)には、ゲートと基準電位点の間の抵抗が高く調整される。したがって、ゲート付きスイッチング素子のターンオフ速度が低下し、ゲート付きスイッチング素子に高いサージ電圧が印加されることが防止される。
このような構成によれば、キャリア周波数が高いときにはゲートオフ抵抗が低い第1回路を介してゲート付きスイッチング素子のゲートの電荷が放電される。キャリア周波数が低いときには、ゲートオフ抵抗が高い第2回路を介してゲート付きスイッチング素子のゲートの電荷が放電される。したがって、好適にゲート付きスイッチング素子のターンオフ速度を変更することができる。
このような構成によれば、キャリア周波数が高いときにはゲートオフ抵抗の抵抗が低く調整され、キャリア周波数が低いときにはゲートオフ抵抗の抵抗が高く調整される。したがって、キャリア周波数に応じて好適にゲート付きスイッチング素子のターンオフ速度を変更することができ、サージと損失の低減を効率良く図ることができる。
本発明では、ゲート付きスイッチング素子で発生する損失を低減させることができるゲート電圧制御回路をも提供する。
このゲート電圧制御回路は、キャリア周波数決定手段と、デューティ比算出手段と、パルス電圧出力手段と、ターンオン用回路と、ターンオフ用回路と、ゲート電圧変更手段を有している。キャリア周波数決定手段は、モータの目標回転速度を入力し、モータの目標回転速度が高いときに高いキャリア周波数を決定する。デューティ比算出手段は、デューティ比を算出する。パルス電圧出力手段は、決定されたキャリア周波数と算出されたデューティ比を有するパルス電圧を出力する。ターンオン用回路は、パルス電圧出力手段からパルス電圧を入力してパルス電圧がオン電圧のときにオンするターンオン用スイッチと、ゲートオン抵抗を備えており、ゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートをターンオン用スイッチとゲートオン抵抗を介して接続している。ターンオフ用回路は、パルス電圧出力手段からパルス電圧を入力してパルス電圧がオフ電圧のときにオンするターンオフ用スイッチと、ゲートオフ抵抗を備えており、ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点をターンオフ用スイッチとゲートオフ抵抗を介して接続している。ゲート電圧変更手段は、キャリア周波数決定手段が決定したキャリア周波数を入力されるか、あるいはパルス電圧出力手段が出力したパルス電圧からキャリア周波数を検出することによってキャリア周波数を特定し、特定したキャリア周波数が高いときにゲート電圧源が出力する電圧を低く調整する。
キャリア周波数が低いときには、ゲート電圧が高く調整される。ゲート電圧が高いと、ゲート付きスイッチング素子のオン抵抗が低くなる。キャリア周波数が低いときはゲート付きスイッチング素子を流れる電流が大きいときであるので、オン抵抗が低くなると定常損失を大きく低減させることができる。一方、ゲート電圧が高いとゲート付きスイッチング素子のターンオフ速度が遅くなる。したがって、ターンオフ損失が大きくなる。しかしながら、キャリア周波数が低い場合はゲート付きスイッチング素子のスイッチング頻度が低いので、ターンオフ損失はそれほど問題とならない。したがって、キャリア周波数が低いときには、ゲート電圧を高くすることによってゲート付きスイッチング素子で発生する損失の総量を低減させることができる。
このゲート電圧制御方法によれば、モータの目標回転速度に応じてスイッチング素子のターンオフ速度を変更することができる。さらに、モータを高速低トルクで駆動するときには、ターンオンによって高いサージ電圧を発生させることなく高速でスイッチング素子をターンオフさせることができる。
このゲート電圧制御方法によれば、ゲート付きスイッチング素子で発生する損失を低減することができる。
(特徴1)キャリア周波数決定手段は、モータの目標回転速度が所定回転速度よりも高いときにはキャリア周波数FHを決定し、モータの目標回転速度が所定回転速度以下である場合にはキャリア周波数FHよりも低いキャリア周波数FLを決定する。
本発明の第1実施例に係るゲート電圧制御回路について説明する。実施例では、図1に示すモータ駆動装置10のIGBT12a〜12fのゲート電圧を制御するゲート電圧制御回路30a〜30fについて説明する。
a1=Du/Fu
b1=1/Fu−a1
の関係に従って決定される。パルス電圧出力回路34は、パルス電圧A1をターンオン回路40とキャリア周波数検出回路36に出力する。また、パルス電圧出力回路34は、パルス電圧A1を反転させたパルス電圧A2を出力する。パルス電圧A2は、パルス電圧A1が電圧Hiを出力している間はLoを出力し、パルス電圧A1がLoを出力している間は電圧Hiを出力するパルス電圧である。パルス電圧出力回路34は、パルス電圧A2をターンオフ回路42に出力する。
スイッチ48は、端子48a、48b、48cを備えている。スイッチ48は、放電回路選択回路38から入力される信号に応じて、端子48a−48b間が導通している状態と、端子48a−48c間が導通している状態とを切り替える。端子48aはパルス電圧出力回路34に接続されており、パルス電圧A2が入力される。端子48bは、MOS−FET44bに接続されている。端子48cは、MOS−FET44cに接続されている。
MOS−FET44bのドレインは、ゲートオフ抵抗46bを介してIGBT12aのゲート13aに接続されている。MOS−FET44bのゲートは、スイッチ48の端子48bに接続されている。MOS−FET44bのソースは、基準電位点45に接続されている。なお、基準電位点45の電位は、ゲート電圧制御回路が接続されているIGBTのエミッタ電極の電位である。したがって、ゲート電圧制御回路30aの基準電位点45の電位は、IGBT12aのエミッタ電極の電位となっている。
MOS−FET44cのドレインは、ゲートオフ抵抗46cを介してIGBT12aのゲート13aに接続されている。MOS−FET44cのゲートは、スイッチ48の端子48cに接続されている。MOS−FET44cのソースは、基準電位点45に接続されている。
スイッチ48が端子48a−48b間を導通していると、パルス電圧A2がMOS−FET44bのゲートに入力される。MOS−FET44bは、ゲートに入力されるパルス電圧A2に応じて、スイッチングする。MOS−FET44bがオンすると、ゲートオフ抵抗46b、MOS−FET44bを介して、IGBT12aのゲート13aから基準電位点45へ電荷が放電される。これによって、IGBT12aはオフする。すなわち、MOS−FET44bとゲートオフ抵抗46bによって第1の放電回路60bが形成されている。MOS−FET44bがオフすると、ゲート13aからの電荷の放電が停止される。また、スイッチ48が端子48a−48c間を導通している状態に切り替えられると、MOS−FET44bはスイッチングを停止する。
スイッチ48が端子48a−48c間を導通していると、パルス電圧A2がMOS−FET44cのゲートに入力される。MOS−FET44cは、ゲートに入力されるパルス電圧A2に応じてスイッチングする。MOS−FET44cがオンすると、ゲートオフ抵抗46c、MOS−FET44cを介して、IGBT12aのゲート13aから基準電位点45へ電荷が放電される。これによって、IGBT12aはオフする。すなわち、MOS−FET44cとゲートオフ抵抗46cによって第2の放電回路60cが形成されている。MOS−FET44cがオフすると、ゲート13aからの電荷の放電が停止される。また、スイッチ48が端子48a−48b間を導通している状態に切り替えられると、MOS−FET44cはスイッチングを停止する。
なお、ゲートオフ抵抗46bの抵抗R1は、ゲートオフ抵抗46cの抵抗R2よりも小さい。したがって、放電回路60bによってゲート13aの電荷を放電するときには、放電回路60cによって放電するときに比べて高速で電荷が放電される。すなわち、放電回路60bでゲート13aの電荷を放電すると、放電回路60cで電荷を放電するのに比べて高速でIGBT12aがターンオフする。
時刻tb2において電圧Vgeが0Vとなると、IGBT12aがオフする。したがって、電流Iceが略0Vに減少し、電圧Vceがオフ電圧Vce1に上昇する。このとき、IGBT12aの寄生インダクタンスの影響によって、電流Iceの減少率dIce/dtに比例したサージ電圧Vsが発生する。したがって、図6に示すように、IGBT12aのコレクタ−エミッタ間に、電圧Vce1にサージ電圧Vsを重畳した電圧が印加されることとなる。
減少率dIce/dtは、ターンオフ時の電流Iceの変化量ΔIce(図7参照)が大きいほど大きくなる。モータを低速(高トルク)で駆動するとき(すなわち、キャリア周波数Fuが低いとき)は、電流Iceが非常に大きくなるので変化量ΔIceも大きくなる。
また、減少率dIce/dtは、IGBT12aのターンオフ速度が速いほど大きくなる。時刻tb2においては、ゲート13aの電荷は比較的高い抵抗値R2を有するゲートオフ抵抗46cを介して放電される。すなわち、IGBT12aは比較的ゆっくりターンオフする。したがって、電流Iceの変化量ΔIceが大きくても、減少率dIce/dtがそれほど大きくならない。したがって、ターンオフ時にIGBT12aに高いサージ電圧Vsが印加されることが抑制されている。
キャリア周波数FLを決定したら、ステップS8を実行する。すなわち、キャリア周波数FLが周波数F0より高いか否かを判定する。キャリア周波数FLは周波数F0より低いので、ゲート電圧制御回路30aは、スイッチ48を切り替えない。
ステップS6、S8は、次の処理(ここでは、処理Y2)でIGBT12aがターンオフする時(ここでは、時刻td)までに実行される。
しかしながら、キャリア周波数Fuが高いキャリア周波数FHであるときは、モータ28を高速で駆動するときであり、モータ28にそれほど高い電流を出力しないときである。この場合、ターンオフ時の電流Iceの変化量ΔIceが小さくなる。したがって、ターンオフ速度が速くても、減少率dIce/dtはそれほど大きくならない。すなわち、IGBT12aに高いサージ電圧Vsが印加されることが抑制される。
次に、第2実施例のゲート電圧制御回路70について説明する。なお、第2実施例のゲート電圧制御回路70の各部の説明においては、第1実施例のゲート電圧制御回路30と同様の構成を有するものについては、同様の記号を付して説明する。
ターンオフ回路42は、ゲートオフ抵抗46bとMOS−FET44bを介して、IGBT12のゲート13と基準電位点45を接続している。
ゲート電圧源72は、MOS−FET44aのドレインと基準電位点45に接続されている。ゲート電圧源72は、MOS−FET44aのドレインに電圧を出力する。したがって、MOS−FET44aがオンすると、IGBT12のゲート13にゲート電圧源72が出力する電圧が印加される。これによって、IGBT12がオンする。ゲート電圧源72が出力する電圧は、変更することができる。
ゲート電圧変更回路74は、キャリア周波数検出回路36及びゲート電圧源72に接続されている。ゲート電圧変更回路74には、キャリア周波数検出回路36からキャリア周波数Fuの大小の判定結果が入力される。ゲート電圧変更回路74は、キャリア周波数Fuが周波数F0よりも大きいという判定結果を入力された場合には、ゲート電圧源72が出力する電圧を電圧VLに調整する。キャリア周波数Fuが周波数F0よりも小さいという判定結果を入力された場合には、ゲート電圧源72が出力する電圧を電圧VLよりも高い電圧VHに調整する。電圧VHは電圧VLよりも高い電圧である。
IGBT制御回路70は、ステップS12〜S16を、図4のステップS2〜S6と同様に実行する。
ゲート13に印加される電圧が低いと、IGBT12のオン抵抗が比較的高くなる。したがって、IGBT12の定常損失(IGBT12がオンしている間に発生する損失)が大きくなる。
一方、ゲート13に印加される電圧が低いと、IGBT12のターンオフ速度が速くなる。したがって、一度のターンオフで発生するIGBT12のターンオフ損失(IGBT12がターンオフするときに発生する損失)が小さくなる。キャリア周波数が高い場合、IGBT12のスイッチング頻度が高い。したがって、一度のターンオフ損失が小さくなると、IGBT12で発生するターンオフ損失の総量(ターンオフ損失×ターンオフ回数)を大きく低減させることができる。
このように、キャリア周波数が高い場合にゲート13に印加する電圧を低くすると、IGBT12の定常損失は若干大きくなるが、IGBT12のスイッチング損失の総量を大きく低減させることができる。したがって、IGBT12で発生する損失の総量を小さくすることができる。
一方、ゲート13に印加される電圧が高いと、IGBT12のターンオフ速度が遅くなる。したがって、一度のターンオフで発生するターンオフ損失が大きくなる。しかしながら、キャリア周波数が低いと、IGBT12のスイッチング頻度が低い。したがって、一度のターンオフにより発生するスイッチング損失は大きくなってもそれほど問題はない。
このように、キャリア周波数が低い場合にゲート13に印加する電圧を低くすると、IGBT12のターンオフ損失は若干大きくなるが、IGBT12の定常損失を大きく低減させることができる。したがって、IGBT12で発生する損失の総量が小さくすることができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12a〜12f:IGBT
14a〜14f:ダイオード
20〜24:出力線
26:マイコン
28:モータ
30a〜30f:ゲート電圧制御回路
32:目標値算出部
34:パルス電圧出力回路
36:キャリア周波数検出回路
38:放電回路選択回路
40:ターンオン回路
42:ターンオフ回路
44a〜44c:MOS−FET
46a:ゲートオン抵抗
46b、46c:ゲートオフ抵抗
48:スイッチ
60b、60c:放電回路
70:ゲート電圧制御回路
72:ゲート電圧源
74:電圧変更回路
Claims (6)
- ゲート電圧によってモータに電流を通電する状態とモータに電流を通電しない状態とを切り替えるゲート付きスイッチング素子のゲートに印加する電圧を制御するゲート電圧制御回路であって、
モータの目標回転速度を入力し、モータの目標回転速度が高いときに高いキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段と、
デューティ比を算出するデューティ比算出手段と、
決定されたキャリア周波数と算出されたデューティ比を有するパルス電圧を出力するパルス電圧出力手段と、
パルス電圧出力手段からのパルス電圧を入力してパルス電圧がオン電圧のときにオンするターンオン用スイッチと、ゲートオン抵抗を備えており、ゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートをターンオン用スイッチとゲートオン抵抗を介して接続しているターンオン用回路と、
パルス電圧出力手段からのパルス電圧を入力してパルス電圧がオフ電圧のときにオンするターンオフ用スイッチと、ゲートオフ抵抗を備えており、ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点をターンオフ用スイッチとゲートオフ抵抗を介して接続しているターンオフ用回路と、
キャリア周波数決定手段が決定したキャリア周波数を入力するか、あるいはパルス電圧出力手段が出力したパルス電圧からキャリア周波数を検出することによってキャリア周波数を特定し、特定したキャリア周波数が高いときに、前記ターンオン用回路のゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートの間の抵抗を変更することなく、前記ターンオフ用回路のゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点の間の抵抗を低く調整する抵抗変更手段、
を有することを特徴とするゲート電圧制御回路。 - ターンオフ用回路は、
ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点を、第1ターンオフ用スイッチと第1ゲートオフ抵抗を介して接続している第1回路と、
ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点を、第2ターンオフ用スイッチと第1ゲートオフ抵抗よりも抵抗が高い第2ゲートオフ抵抗を介して接続している第2回路と、
第1ターンオフ用スイッチ、第2ターンオフ用スイッチ及びパルス電圧出力手段に接続されており、パルス電圧出力手段から第1ターンオフ用スイッチにパルス電圧が入力される状態と、パルス電圧出力手段から第2ターンオフ用スイッチにパルス電圧が入力される状態とを切り替える切換スイッチを有しており、
抵抗変更手段は、特定したキャリア周波数が所定周波数より高いときには切換スイッチをパルス電圧出力手段から第1ターンオフ用スイッチにパルス電圧が入力される状態とし、特定したキャリア周波数が所定周波数より低いときには切換スイッチをパルス電圧出力手段から第2ターンオフ用スイッチにパルス電圧が入力される状態とすることを特徴とする請求項1に記載のゲート電圧制御回路。 - ゲートオフ抵抗は、可変抵抗であり、
抵抗変更手段は、特定したキャリア周波数が高いときにゲートオフ抵抗の抵抗を低く調整することを特徴とする請求項1に記載のゲート電圧制御回路。 - ゲート電圧によってモータに電流を通電する状態とモータに電流を通電しない状態とを切り替えるゲート付きスイッチング素子のゲートに印加する電圧を制御するゲート電圧制御回路であって、
モータの目標回転速度を入力し、モータの目標回転速度が高いときに高いキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段と、
デューティ比を算出するデューティ比算出手段と、
決定されたキャリア周波数と算出されたデューティ比を有するパルス電圧を出力するパルス電圧出力手段と、
パルス電圧出力手段からのパルス電圧を入力してパルス電圧がオン電圧のときにオンするターンオン用スイッチと、ゲートオン抵抗を備えており、ゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートをターンオン用スイッチとゲートオン抵抗を介して接続しているターンオン用回路と、
パルス電圧出力手段からのパルス電圧を入力してパルス電圧がオフ電圧のときにオンするターンオフ用スイッチと、ゲートオフ抵抗を備えており、ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点をターンオフ用スイッチとゲートオフ抵抗を介して接続しているターンオフ用回路と、
キャリア周波数決定手段が決定したキャリア周波数を入力するか、あるいはパルス電圧出力手段が出力したパルス電圧からキャリア周波数を検出することによってキャリア周波数を特定し、特定したキャリア周波数が高いときにゲート電圧源が出力する電圧を低く調整するゲート電圧変更手段
を有することを特徴とするゲート電圧制御回路。 - 入力されたパルス電圧がオン電圧のときにオンするターンオン用スイッチと、ゲートオン抵抗を備えており、ゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートをターンオン用スイッチとゲートオン抵抗を介して接続しているターンオン用回路と、
入力されたパルス電圧がオフ電圧のときにオンするターンオフ用スイッチと、ゲートオフ抵抗を備えており、ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点をターンオフ用スイッチとゲートオフ抵抗を介して接続しているターンオフ用回路と、
を有するゲート電圧制御回路を用いて、ゲート電圧によってモータに電流を通電する状態とモータに電流を通電しない状態とを切り替えるゲート付きスイッチング素子のゲート電圧を制御する方法であって、
モータの目標回転速度を参照し、モータの目標回転速度が高いときに高いキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定ステップと、
デューティ比を算出するデューティ比算出ステップと、
決定されたキャリア周波数と算出されたデューティ比を有するパルス電圧をターンオン用回路とターンオフ用回路に出力することによって、ゲート付きスイッチング素子のゲート電圧を変動させるパルス電圧出力ステップと、
キャリア周波数決定ステップで決定したキャリア周波数を参照するか、あるいはパルス電圧出力ステップで出力したパルス電圧からキャリア周波数を検出することによってキャリア周波数を特定し、特定したキャリア周波数が高いときに、前記ターンオン用回路のゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートの間の抵抗を変更することなく、前記ターンオフ用回路のゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点の間の抵抗を低く調整する抵抗変更ステップ、
を有することを特徴とするゲート電圧制御方法。 - 入力されたパルス電圧がオン電圧のときにオンするターンオン用スイッチと、ゲートオン抵抗を備えており、ゲート電圧源とゲート付きスイッチング素子のゲートをターンオン用スイッチとゲートオン抵抗を介して接続しているターンオン用回路と、
入力されたパルス電圧がオフ電圧のときにオンするターンオフ用スイッチと、ゲートオフ抵抗を備えており、ゲート付きスイッチング素子のゲートと基準電位点をターンオフ用スイッチとゲートオフ抵抗を介して接続しているターンオフ用回路と、
を有するゲート電圧制御回路を用いて、ゲート電圧によってモータに電流を通電する状態とモータに電流を通電しない状態とを切り替えるゲート付きスイッチング素子のゲート電圧を制御する方法であって、
モータの目標回転速度を参照し、モータの目標回転速度が高いときに高いキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定ステップと、
デューティ比を算出するデューティ比算出ステップと、
決定されたキャリア周波数と算出されたデューティ比を有するパルス電圧をターンオン用回路とターンオフ用回路に出力することによって、ゲート付きスイッチング素子のゲート電圧を変動させるパルス電圧出力ステップと、
キャリア周波数決定ステップで決定したキャリア周波数を参照するか、あるいはパルス電圧出力ステップで出力したパルス電圧からキャリア周波数を検出することによってキャリア周波数を特定し、特定したキャリア周波数が高いときにゲート電圧源が出力する電圧を低く調整するゲート電圧変更ステップ、
を有することを特徴とするゲート電圧制御方法。
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