JP5139863B2 - 無線機能付き機器類の表示板およびそれを用いた無線機能付き機器類 - Google Patents
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Description
このような無線機能付き時計として、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計も、また広く知られている。
このため、電波を受信する機能、すなわち、受信感度からすれば、電波を受信するアンテナを収容する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材から構成することが考えられる。
このため、電波を受信するアンテナを収容する筐体であるハウジングとして、合成樹脂などの非導電性の素材ではなく、導電性の素材、すなわち、金属性の素材を採用することが求められる場合がある。
しかしながら、導電性のハウジング、すなわち、金属性のハウジング内にアンテナを収容した場合には、外部からハウジング内への電波の入射が金属製のハウジングによって遮蔽されて、アンテナが標準電波を受信する機能が低下してしまう。
開示されている。
従って、ソーラー時計用の表示板は、少なくともソーラー発電装置の発電に寄与する波長域の外部の光を透過して、ソーラー発電装置に起電力を付与するため、ある程度の光の透過性が要求され、透光性である必要がある。
さらに、円弧状の開口部120Aが外観上目立つため、装身具としての腕時計の美観や高級感が損なわれてしまうという問題点があった。
導電性の素材を用いても、アンテナが所定の電波を良好な感度で受信でき、さらに、良好な美観、高級感を有し、外観に優れた無線機能付き機器類の表示板およびそれを用いた無線機能付き機器類を提供することを目的とする。
ハウジング内に外部からの電波を受信するためのアンテナを備えた無線機能付き機器類のアンテナの上方に配置される表示板であって、
前記アンテナの視認側に配置され、非導電性の下板部材と、
前記下板部材の視認側に、少なくとも一部が下板部材と離間するように配置された上板部材とを備え、
前記上板部材には、下板部材と離間した領域を含む少なくとも1つの開口部が形成されていることを特徴とする。
その結果、導電性材料から構成される上板部材にアンテナの磁束が流れないので、導電性材料からなる上板部材によって干渉されず、磁束が乱れることがなく、アンテナの受信感度が低下することがない。
口部を介して、下板部材の下方に位置するソーラー発電装置に外部の光が入射することができる。
この場合、非導電性材料としては、軟質材料、あるいは脆性材料より成る透光性基板から構成されているのが、上記無線機能付き機器類において、例えば、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えたソーラー時計、ソーラー発電装置を使った卓上計算機などのソーラーセル機器類に用いられ、ソーラー発電装置の上方に配置される表示板として用いる場合には、受光した光を透過させて、その下面側に配設したソーラー発電装置に発電機能を起こさせるためには望ましい。
さらに、下板部材を構成する軟質材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、紙、布などを用いることができる。また、下板部材を構成する脆性材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、七宝、ガラスなどのセラミック、白蝶貝などの貝などを用いることができる。
常に薄い金属膜や塗装膜を形成しても良い。
すなわち、上板部材としては、光不透過性材料から構成することができ、例えば、強度を考慮すれば、硬質材料、あるいは延性材料、特に金属製とするのが望ましく、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金などが採用される。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどが採用されてもよい。
また、上板部材としては、光透過性材料から構成することができ、上記の下板部材と同様な軟質材料、脆性材料を採用することができ、これらの軟質材料、脆性材料を平面的、または多層に組み合わせて形成したものであっても良い。
また、上板部材の表面に、例えば、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVDなどの化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングなどのドライメッキ処理、溶射など、さらには、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法で、非常に薄い金属膜や塗装膜を形成しても良い。
さらに、例えば、上板部材、下板部材に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、さらに高級感、装飾性に優れた表示板を提供することができる。
また、本発明の表示板は、前記上板部材が、導電性材料、非導電性材料、またはこれらの組み合わせからなる材料から構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、上板部材が、下板部材に対して平行に配置されていれば、上板部材に形成された開口部を介して、下板部材、すなわち、下板部材の下方に位置するアンテナに入射する電波が、開口部に対して、一定の領域で斜めに入射することになり、アンテナに入射する電波の領域が、開口部の面積よりも一定の割合で大きくなり、電波を受信することができる領域が広がることになり、アンテナの受信感度が向上する。
このように上板部材が、下板部材に対して傾斜するように配置されているので、傾斜した上板部材に形成された開口部を介して、下板部材、すなわち、下板部材の下方に位置するアンテナに入射する電波の領域が、開口部の面積よりもさらに大きくなり、アンテナの受信感度がさらに向上する。
このように上板部材が、下板部材に対して、視認側に膨出する部分を有するので、傾斜した膨出部分に形成された開口部が傾斜した状態になっており、この開口部を介して、下板部材、すなわち、下板部材の下方に位置するアンテナに入射する電波の領域が、開口部の面積よりもさらに大きくなり、アンテナの受信感度がさらに向上する。
このように、中心部分に向かってより大きく膨出する、いわゆるドーム形状とすることによって、傾斜した膨出部分に形成された開口部が傾斜した状態になっており、この開口部を介して、下板部材、すなわち、下板部材の下方に位置するアンテナに入射する電波の領域が、開口部の面積よりもさらに大きくなり、アンテナの受信感度がさらに向上する。
すなわち、上板部材の視認側に、第1の指標部として、例えば、時針、分針、日付針、クロノグラフ秒針などを配置することができ、上板部材に遮られることなく、これらの第1の指標部が示す指標情報を視認することができる。
すなわち、下板部材の視認側に、第2の指標部として、例えば、充電量表示針、クロノグラフ時針、クロノグラフ分針、秒針、月齢表示部などを配置することができ、上板部材に形成された開口部を介して、これらの第2の指標部が示す指標情報を視認することができる。
また、本発明の表示板は、前記上板部材の開口部が、下板部材に形成された第2の指標部に対応するように形成されていることを特徴とする。
、例えば、開口部の形状、サイズ、個数、配置位置に応じて、上板部材の開口部として、例えば、円形状、楕円形状、矩形状など様々な形状、サイズ、個数、配置位置を選択することができる。
このように、上板部材と下板部材とが、接合層を介して、固定されていれば、上板部材と下板部材とがずれることがなく、上板部材と下板部材とを一定間隔離間して固定できる。
このように前記上板部材と下板部材とが、接着剤、粘着剤、接合テープから選択した少なくとも一つの接合層を介して、固定されているので、上板部材と下板部材とを一体的に強固に固定でき、全体として表示板を構成することができる。
このように構成することによって、下板部材に立設した支柱部材によって、上板部材が、下板部材と一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、下板部材、すなわち、下板部材の下方に位置するアンテナに入射する電波が、開口部に対して、一定の領域で斜めに入射することになり、アンテナに入射する電波の領域が、開口部の面積よりも一定の割合で大きくなり、一定のアンテナの受信感度を得ることができる。
前記支柱部材の少なくとも一方の端部に、フランジ部分が形成され、
前記上板部材と下板部材の少なくとも一方にフランジ収容凹部が形成され、
前記フランジ部分を、フランジ収容凹部に嵌合することによって、上板部材が、下板部材と一定間隔離間するように配置されていることを特徴とする。
このように、上板部材の視認側に、表示リング部材を配置することによって、より立体的なデザインとなり、装飾性に優れ、立体的で、斬新で、かつ高級感に溢れる外観品質を有し、デザインバリエーションの拡大を図れる表示板を提供することが可能である。
示針、クロノグラフ時針、クロノグラフ分針、秒針、月齢表示部、ロゴマークなど示す指標情報を表示する表示部分を設けることによって、これらの指標情報を確実に視認することができる。
このように構成することによって、下板部材に立設した支柱部材によって、表示リング部材が、下板部材と一定間隔離間するように確実に配置することができる。
また、本発明の表示板は、前記上板部材には、支柱部材用開口部が形成され、支柱部材用開口部に支柱部材を挿通することによって、表示リング部材が、上板部材と一定間隔離間するように配置されていることを特徴とする。
前記支柱部材の少なくとも一方の端部に、フランジ部分が形成され、
前記表示リング部材と下板部材の少なくとも一方にフランジ収容凹部が形成され、
前記フランジ部分を、フランジ収容凹部に嵌合することによって、表示リング部材が、下板部材と一定間隔離間するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明の無線機能付き機器類は、前記アンテナが、断面視において、下板部材の下面延長線とハウジング内部下端線とから等距離の位置にある中間仮想線よりも上側に位
置することを特徴とする。
このように、アンテナが、上板部材の開口部の近傍に対応して配置されていても、上板部材と下板部材とが、一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、下板部材の下方に位置するアンテナが、電波を受信することができる領域が広がり、上板部材の開口部の近傍に対応して配置されたアンテナに電波が入射できる。
このように、アンテナが、上板部材の開口部に対応して配置され、上板部材と下板部材とが、一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、下板部材の下方に位置するアンテナが、電波を受信することができる領域が広がり、上板部材の開口部に対応して配置されたアンテナに電波がさらに効率的に入射できる。
このように、アンテナの少なくとも一方の開放端部が、上板部材の開口部の近傍に対応して配置され、上板部材と下板部材とが、一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、上板部材の開口部の近傍に対応して配置されたアンテナの少なくとも一方の開放端部を介して、電波を受信することができ、アンテナに電波がさらに効率的に入射できる。
でき、その結果、デザインのバリエーションが拡大する。
このように、アンテナの少なくとも一方の開放端部が、上板部材の開口部に対応して配置され、上板部材と下板部材とが、一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、上板部材の開口部に対応して配置されたアンテナの少なくとも一方の開放端部を介して、電波を受信することができ、アンテナに電波がさらに効率的に入射できる。
このように、アンテナのアンテナの開放端部が、上板部材の異なる開口部に対応して配置され、上板部材と下板部材とが、一定間隔離間するので、上板部材に形成された開口部を介して、上板部材の異なる開口部に対応してそれぞれ配置されたアンテナの開放端部を介して、電波を受信することができ、アンテナに電波がさらに効率的に入射できる。
このように構成することによって、アンテナの収容容積が大きくなることがなく、アンテナの装着作業も容易である、厚さが薄くコンパクトなソーラーセル機器類を提供することができる。
このように構成することによって、導電性材料から構成される上板部材と、アンテナの距離が離れていることになるので、導電性材料から構成される上板部材による磁束の干渉が発生せず、アンテナの受信感度が低下することがなく、さらに、アンテナの配置位置を自由に選択でき、その結果、デザインのバリエーションが拡大する。
入射できる。
また、本発明の無線機能付き機器類は、ソーラー発電装置を備えることを特徴とする。
その結果、導電性材料から構成される上板部材にアンテナの磁束が流れないので、導電性材料からなる上板部材によって干渉されず、磁束が乱れることがなく、アンテナの受信感度が低下することがない。
ることが可能である。
(実施例1)
図1は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備え、ハウジング内に外部からの電波を受信するためのアンテナを備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する無線機能付きソーラー腕時計の正面図、図2は、図1の無線機能付きソーラー腕時計の断面図、図3は、図1の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図、図4は、図1の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の斜視図、図5は、図1の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の側面図、図6は、図1
の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の部分拡大断面図である。
なお、本発明で言う「無線機能付きソーラー腕時計」とは、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備え、このソーラー発電装置が発電した電力によって駆動されるとともに、ハウジング内に外部からの電波を受信するためのアンテナを備え、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた時計である。
このハウジング12は、例えば、金属製の導電性部材からなる略円筒形状の枠体を構成する時計ケース14と、時計ケース14の内部に配置された中枠部材15と、時計ケース14の下面開口部を覆うように密封状態で装着される金属製の導電性部材からなる裏蓋16と、この時計ケースの上面開口部を覆うように、密封状態で装着される風防(ガラス)18とを備えている。
なお、この実施例では、アンテナ26は、コアとなる棒状の磁芯部材と、この磁芯部材の外周に巻かれたコイルとより成るバーアンテナとして図示しているが、その他の構成のアンテナ部材から構成することも勿論可能である。
この表示板24は、図1〜図6に示したように、ソーラー発電装置22の視認側に配置され、外部からの光を透過可能な光透過性の材料から構成される略平板形状の下板部材32を備えている。
このように、アンテナが、上板部材34の開口部36の近傍に対応して配置されていても、図6の矢印Bで示したように、上板部材34と下板部材32とが、一定間隔離間するので(間隙S1)、上板部材34に形成された開口部36を介して、下板部材32の下方に位置するアンテナ26が、電波を受信することができる領域が広がり、上板部材34の開口部36の近傍に対応して配置されたアンテナ26に電波が入射できる。
6の上面16a)とから等距離の位置にある中間仮想線M2よりも上側に位置するのが望ましい。
グ12内の下板部材32に近い位置に配置することが好ましい。特に、ハウジング12、上板部材34として、金属のような導電性材料を用いる場合には、ハウジング12の上方側に位置する風防(ガラス)18、上板部材34の開口部36からのみ電波は侵入するため、ハウジング12内の表示板に近い位置にアンテナ26を配置することによって、アンテナ26の受信感度を向上させることができる。
この場合、非導電性材料としては、軟質材料、あるいは脆性材料より成る透光性基板から構成されているのが、例えば、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えたソーラー時計、ソーラー発電装置を使った卓上計算機などのソーラーセル機器類に用いられ、ソーラー発電装置の上方に配置される表示板として用いる場合には、受光した光を透過させて、その下面側に配設したソーラー発電装置に発電機能を起こさせるためには望ましい。
さらに、下板部材32を構成する軟質材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、紙、布などを用いることができる。また、下板部材32を構成する脆性材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、七宝、ガラスなどのセラミック、白蝶貝などの貝などを用いることができる。
すなわち、上板部材34としては、光不透過性材料から構成することができ、例えば、強度を考慮すれば、硬質材料、あるいは延性材料、特に金属製とするのが望ましく、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金などが採用される。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどが採用されてもよい。
また、上板部材34としては、光透過性材料から構成することができ、上記の下板部材32と同様な軟質材料、脆性材料を採用することができ、これらの軟質材料、脆性材料を平面的、または多層に組み合わせて形成したものであっても良い。
また、上板部材34の表面に、例えば、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVDなどの化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、またはイオンプレーティングなどのドライメッキ処理、溶射など、さらには、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解メッキ、無電解メッキ等の湿式メッキ法で、非常に薄い金属膜や塗装膜を形成しても良い。
さらに、例えば、上板部材34、下板部材32に、ダイヤなどの宝石、貴石などの輝石、装飾石などからなる宝飾が設けられていても良く、さらに高級感、装飾性に優れた表示板を提供することができる。
また、この実施例の表示板24では、上板部材34が、下板部材32に対して平行に配置されている。
32、すなわち、下板部材32の下方に位置するソーラー発電装置22に入射する光が、開口部36に対して、一定の採光面積で斜めに入射することになり、ソーラー発電装置22に入射する採光面積が、開口部36の面積よりも一定の割合で大きくなり、一定の発電効率を得ることができる。
すなわち、ムーブメント20より突出して、ソーラー発電装置22と表示板24とを貫通する針軸38には、図3に示したように、時針40と、分針42と、日付針44と、クロノグラフ秒針46が配置される。これらの時針40と、分針42と、日付針44と、クロノグラフ秒針46とは、表示板24の上板部材34と風防18との間に位置して時刻などの第1の指標部が示す指標情報を表示するようになっている。
すなわち、下板部材32の視認側の表面に、第2の指標部として、例えば、充電量表示針48、クロノグラフ時針50、クロノグラフ分針52、秒針54、月齢表示部56などを配置することができ、上板部材34に形成された開口部36を介して、これらの第2の指標部が示す指標情報を視認することができる。
また、この実施例の表示板24では、図3に示したように、上板部材34の開口部36が、下板部材32に形成された第2の指標部に対応するように形成されている。
実に視認することができる。
すなわち、図4、図5に示したように、下板部材32に立設した4本の支柱部材58の上面に形成されたネジ孔58aに、固定ネジ60を螺合することによって、上板部材34が、下板部材32に立設した支柱部材58によって、下板部材32と一定間隔離間するように配置されている。
図7は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の正面図、図8は、図7の無線機能付きソーラー腕時計の断面図、図9は、図7の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図、図10は、図7の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の斜視図、図11は、図7の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の部分拡大断面図である。
あり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の表示板24では、上板部材34が、下板部材32に対して、視認側に膨出する部分を有している。
示しない接合層を介して、固定されている。
定間隔離間して固定できる。
このように、上板部材34と下板部材32とが、接着剤、粘着剤、接合テープから選択した少なくとも一つの接合層を介して、固定されているので、上板部材34と下板部材32とを一体的に強固に固定でき、全体として表示板24を構成することができる。
図12は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の正面図、図13は、図12の無線機能付きソーラー腕時計の断面図、図14は、図12の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図、図15は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の斜視図、図16は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の側面図、図17は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板の下板部材32と上板部材34との固定状態を説明する斜視図、図18は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板の下板部材32と上板部材34との固定状態を説明する分解斜視図、図19は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板の下板部材32と上板部材34との固定状態を説明する部分拡大断面図、図20は、図14の無線機能付きソーラー腕時計の表示板の下板部材32と上板部材34との固定状態を説明する部分拡大斜視図である。
この実施例の表示板24では、上板部材34の視認側に、表示リング部材68が配置されている。
は、支柱部材用開口部70が形成され、支柱部材用開口部70に支柱部材58を挿通することによって、表示リング部材68が、上板部材34と一定間隔離間するように配置されている。
なお、この実施例の表示板24では、図19、図20に示したように、支柱部材58の一方の端部であるソーラー発電装置22側に、フランジ部分64を形成するとともに、下板部材32側にフランジ収容凹部66を形成したが、支柱部材58の視認側にフランジ部分64を形成して、上板部材34側にフランジ収容凹部66を形成することも、上記のいずれの側にも、それぞれ、フランジ部分64、フランジ収容凹部66を形成することも可能である。
32、すなわち、下板部材32の下方に位置するソーラー発電装置22に入射する光が、開口部36に対して、一定の採光面積で斜めに入射することになり、ソーラー発電装置22に入射する採光面積が、開口部36の面積よりも一定の割合で大きくなり、一定の発電効率を得ることができる。
図21は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する実施例2、3の無線機能付きソーラー腕時計の磁束の状態を説明する部分拡大断面図である。
図22は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図である。
このように、アンテナ26が、上板部材34の開口部36に対応して配置され、上板部材34と下板部材32とが、一定間隔離間するので、上板部材34に形成された開口部36を介して、下板部材32の下方に位置するアンテナ26が、電波を受信することができる領域が広がり、上板部材34の開口部36に対応して配置されたアンテナ26に電波がさらに効率的に入射できる。
図23は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図、図24は、図23の無線機能付きソーラー腕時計の磁束の状態を説明する部分拡大断面図である。
図25は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図である。
図26は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図である。
このように、アンテナ26の開放端部26a、26bが、上板部材34の異なる開口部36に対応して配置され、上板部材34と下板部材32とが、一定間隔離間するので、上
板部材34に形成された開口部36を介して、上板部材34の異なる開口部36に対応してそれぞれ配置されたアンテナ26の開放端部26a、26bを介して、電波を受信することができ、アンテナ26に電波がさらに効率的に入射できる。
図27は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する無線機能付きソーラー腕時計の磁束の状態を説明する部分拡大断面図、図28は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する無線機能付きソーラー腕時計の磁束の状態を説明する部分拡大断面図である。
このように構成することによって、図27、図28の矢印で示したように、導電性材料から構成される上板部材34と、アンテナ26の距離が離れていることになるので、導電性材料から構成される上板部材34による磁束の干渉が発生せず、アンテナ26の受信感度が低下することがなく、さらに、アンテナ26の配置位置を自由に選択でき、その結果、デザインのバリエーションが拡大する。
図29は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の無線機能付きソーラー腕時計の表示板部分の正面図、図30は、図29の無線機能付きソーラー腕時計の磁束の状態を説明する部分拡大断面図である。
、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26a、26bが、無線機能付き機器類の中心部分に向くように平面的に屈曲した形状のアンテナ26にも、電波が入射できる。
図31は、本発明の表示板を、ソーラーセル(太陽電池)からなるソーラー発電装置を備えた無線機能付きソーラー腕時計に組み込んだ状態を説明する別の実施例の分解斜視図、図32は、図31の無線機能付きソーラー腕時計の断面図である。
上記の実施例では、ムーブメント20と表示板24の下板部材32との間に平板状のソーラーセルからなるソーラー発電装置22を設けたが、この実施例の無線機能付きソーラー腕時計10では、図31、図32に示したように、表示板24の周縁部のリング形状の見返しリング13を設け、この見返しリング13の外周に、リング形状のソーラーセルからなるソーラー発電装置22を設けた点が相違する。
11 バンド
12 ハウジング
13 見返しリング
14 時計ケース
15 中枠部材
16 裏蓋
16a 上面
18 風防
20 ムーブメント
20a 小径部
22 ソーラー発電装置
24 表示板
26 アンテナ
26a、26b 開放端部
28 バンド取り付け部
30 脚部
32 下板部材
32a 水平部分
34 上板部材
34a 水平部分
36 開口部
38 針軸
40 時針
42 分針
44 日付針
46 クロノグラフ秒針
48 充電量表示針
50 クロノグラフ時針
52 クロノグラフ分針
54 秒針
56 月齢表示部
58 支柱部材
58a ネジ孔
60 固定ネジ
62 膨出部分
64 フランジ部分
66 フランジ収容凹部
68 表示リング部材
68a 固定用開口部
70 支柱部材用開口部
100 電波時計
111 時計ケース
120 文字板
120A 開口部
127 アンテナ
140 日付表示板
200 表示板
202 上板
204 開口部
206 下板
208 開口部
210 ソーラー発電装置
M1 下面延長線
M2 中間仮想線
S1 間隙
S2 間隙
S3 間隙
Claims (7)
- ハウジング内に外部からの電波を受信するためのアンテナを備えた無線機能付き機器類のアンテナの上方に配置される表示板であって、
前記アンテナの視認側に配置された、非導電性の下板部材と、
前記下板部材の視認側に、少なくとも一部が下板部材と離間するように配置された、導電性の上板部材とを備え、
前記上板部材が、下板部材に対して、視認側に膨出する部分を有するとともに、
前記上板部材の前記膨出する部分には、下板部材と離間した領域を含む少なくとも1つの開口部が形成されていることを特徴とする表示板。 - 前記上板部材が、下板部材に対して傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の表示板。
- 前記膨出部分が、上板部材の外周部分から、中心部分に向かってドーム形状に膨出するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示板。
- 前記上板部材と下板部材とが、接合層を介して、固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示板。
- 前記接合層が、接着剤、粘着剤、接合テープから選択した少なくとも一つの接合層から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の表示板。
- 前記上板部材が、下板部材に立設した支柱部材によって、下板部材と一定間隔離間するように配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の表示板。
- 前記アンテナが、上板部材の開口部に対応して配置されている請求項1から6のいずれかに記載の表示板を備えたことを特徴とする無線機能付き機器類。
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