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JP2008032566A - 無線機能付き時計 - Google Patents

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JP2008032566A
JP2008032566A JP2006207042A JP2006207042A JP2008032566A JP 2008032566 A JP2008032566 A JP 2008032566A JP 2006207042 A JP2006207042 A JP 2006207042A JP 2006207042 A JP2006207042 A JP 2006207042A JP 2008032566 A JP2008032566 A JP 2008032566A
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Japan
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annular member
insulating
antenna
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JP2006207042A
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Koichi Kusunoki
浩一 楠
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Citizen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
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Abstract

【課題】良好な受信感度を有し、アンテナが所定の電波を確実に受信できる無線機能付き時計を提供する。
【解決手段】本発明の無線機能付き時計は、ハウジングと、ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、ハウジング上に配置された、ハウジングを装飾するための装飾リングまたは時計の機能表示を示す指標を備える計測リングである導電性の環状部材と、環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線機能付き時計、特に、所定の電波を受信できるアンテナと、アンテナを収容するためのハウジングを備えた時計に関する。
従来、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計は、すでに知られている。
このような無線機能付き時計として、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計も、また広く知られている。
これらの無線機能付き時計は、他の通信機器と同様に、所定の電波を受信するためのアンテナを備える必要がある。
このため、電波を受信する機能、すなわち、受信感度からすれば、電波を受信するアンテナを収納する筐体である時計ケースを、合成樹脂などの非導電性の素材から構成することが考えられる。
しかしながら、これらの無線機能付き時計は、時計であるがために、他の通信機器と異なり、装飾品、または装身具としての美観や高級観が求められる。
このため、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングとして、合成樹脂などの非導電性の素材ではなく、導電性の素材、すなわち、金属製の素材を採用することが求められる場合がある。
これは、合成樹脂などのハウジングが、その質感、色調、または軽量さから、安価な外観と装着感とを使用者に与えるものであり、これに対して、金属製のハウジングが、高級感のある外観と装着感とを使用者に与えるためである。
この金属製のハウジングに対する要求は、ユーザーに携帯される装身具としての腕時計において、特に著しいものである。
しかしながら、導電性のハウジング、すなわち、金属製のハウジング内にアンテナを収容した場合には、アンテナ近傍に発生する磁束が導電材料である金属製のハウジングに吸収され、共振現象が妨げられるため、アンテナが標準電波を受信する受信機能が著しく低下してしまう。
このため、従来より、様々な受信感度向上のための提案がなされている。
例えば、特許文献1には、金属製筐体である金属製のハウジングを備える電波時計、特に、電波腕時計が開示されている。
図19に示したように、この電波時計100は、金属製の枠体を構成する時計ケース104と、金属製の裏蓋106と、風防(ガラス)108と、から構成されるハウジング102を備えている。
このハウジング102内には、時計駆動部を構成するムーブメント110と、ソーラーセル112と、文字板114が配置されている。さらに、ムーブメント110の側部下方には、標準電波を受信するためのアンテナ116が付設されている。
時計ケース104は、脚部118が設けられた2組のバンド取り付け部120を備えて
おり、互いに離間して平行に延びる一対の脚部118の間に、図示しない腕時計のバンドが連結されるようになっている。
ところで、このような金属製外装が採用された電波時計100では、アンテナ116が電波を受信する際に、金属製の時計ケース104において、その環状壁の周方向に沿った渦電流が誘導電流として流れる。この渦電流は、ハウジング102の外部からの電波を相殺し、アンテナ116の受信感度を低下させる。
このような現象を回避するために、この特許文献1の電波時計100では、時計ケース104の環状壁に、時計ケース104を周方向に分断するスリット122を形成している。すなわち、図19に示したように、時計ケース104は、スリット122によって上下方向に沿って完全に分断され、結果として、このスリット122により、時計ケース104は略C型の枠体の形状となっている。なお、図19では、このスリット122を明確にするために図示省略しているが、このスリット122には、非導電性の合成樹脂からなる絶縁部材が埋め込まれている。
特開2002−341057号公報
しかしながら、このように金属製の時計ケースにスリットを設けた場合であっても、アンテナの受信感度が十分な程度には改善されない場合があった。例えば、電波腕時計には、装飾リングや、時計の機能表示を示す指標を備える計測リングのような、金属製の環状部材をハウジング上に配置したものがあるが、このような電波腕時計においてはさらに受信感度の向上が求められていた。
本発明は、良好な受信感度を有し、アンテナが所定の電波を確実に受信できる無線機能付き時計を提供することを目的とする。
本発明の無線機能付き時計は、
ハウジングと、
ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
ハウジング上に配置された導電性の環状部材と、
環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成されているので、環状部材に沿った誘導電流である渦電流の経路が分断され、渦電流の発生が阻止される。
したがって、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止され、アンテナの受信感度が向上する。
また、環状部材は、ハウジング上に配置されている、ハウジングとは別体の部材であるため、この環状部材にスリットが設けられようとも、ハウジングの防水性や耐久性は、なんら低下しない。
本発明における一態様では、環状部材は、ハウジングを装飾するための装飾リングである。
本発明における別の態様では、環状部材は、時計の機能表示を示す指標を備える計測リングである。ここで「機能表示」の具体例としては、時刻表示、日付表示、曜日表示、月
表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などが挙げられる。
環状部材は、例えば、ハウジングの上面に形成された環状溝に、風防の外側を囲み、文字板を含む時計の機能表示面、例えば時刻表示面を囲むように載置される。環状部材をハウジングの上面に形成された環状溝に固定する方法としては、環状溝への圧入、接着、粘着、ロー付けなどが挙げられる。
環状部材が装飾リングである場合、環状部材は、エンブレムなどの装飾的形状物、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマーク、宝石や貴石などの輝石、あるいはガラスなどから成る疑似輝石を含むことができる。ここで装飾リングとは、視覚を通じて美感を起こさせるものであるならば、どのようなものであってもよい。
環状部材が計測リングである場合、環状部材は、それ単独で時計の機能表示を担うことができる。あるいは、環状部材は、文字板を含む機能表示面と連携して、機能表示を担うこともできる。
本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材を複数備えていてもよい。
本発明における時計ケースを含むハウジングは、金属のような導電性であってもよく、合成樹脂のような非導電性であってもよい。また、ハウジングを構成する部品に、導電性の部品と、非導電性の部品が混在していてもよく、裏蓋を有する場合、裏蓋が一体になった時計ケースである場合、裏蓋がガラスである場合など、様々な場合を含むものである。ハウジングは、少なくとも一部が導電性、または少なくとも一部が非導電性の部材と理解される。
また、本発明におけるハウジングを構成する部品、例えば、時計ケースにスリットが形成されていてもよい。また、時計ケースのスリットを排除して、環状部材だけにスリットが形成されていてもよい。
本発明において、「導電性の部材」には、その部材の素材自体が導電性であるもの、その部材に導電性の被膜が形成されたものが含まれる。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であってもよく、導電性の素材であってもよく、または、非導電性の素材と導電性の素材との組み合わせであってもよい。
このような導電性の部材には、環状部材および、ハウジングを構成する部材、例えば時計ケースやベゼルが導電性である場合、後述の付加部材が導電性である場合などが含まれる。
導電性の部材において素材自体または被膜として使用される導電性の材料の具体例としては、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、あるいはこれらの合金などを挙げることができる。また、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを用いてもよい。
本発明において、「非導電性の部材」には、その部材の素材自体が非電性であるもの、その部材に非導電性の被膜が形成されたものが含まれる。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であってもよく、導電性の素材であってもよく、または、非導電性の素材と導電性の素材との組み合わせであってもよい。
このような非導電性の部材には、ハウジングを構成する部材、例えば時計ケースやベゼルが非導電性である場合、スリット内に配置される後述の絶縁部材、後述の付加部材が非
導電性である場合などが含まれる。
本発明における好ましい態様では、前記スリットは、アンテナの上方近傍に配置されている。ここで「アンテナの上方近傍」とは、アンテナにおける少なくとも一方の開放端部、好ましくは両側の開放端部の上方近傍を含む領域のことであり、例えば図15に示したような範囲のことである。
ここで、「アンテナの開放端部」とは、アンテナの開放端周囲の領域を含み、例えばアンテナがU字型を成すような円弧形状である場合、アンテナの開放端近傍の円弧部分まで「アンテナの開放端部」に含まれる。
このように、アンテナの上方近傍にスリットを配置することで、アンテナ上方には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、アンテナの受信感度が向上する。
前記スリットは、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、該開放端部の上方近傍に配置されていることが好ましく、さらに、アンテナにおける両側の開放端部に対向して、それぞれの開放端部の上方近傍に配置されていることが、受信感度の向上という点ではより好ましい。
ここで「アンテナの開放端部の上方近傍」とは、ハウジングの上下方向におけるアンテナの開放端部の真上の位置およびその近傍であって、例えば、図16および図17に示したような範囲のことである。
このように、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、該開放端部の上方近傍にスリットを配置することで、アンテナの開放端部の上方近傍には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、このスリットを介して電波がアンテナの開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上する。
このように、アンテナの上方近傍、またはアンテナの少なくとも一方の開放端部に対向してスリットを配置した場合においては、ハウジングにおけるアンテナと環状部材との間に位置する部分は、非導電性の材料から構成されていることが好ましい。
さらに、ハウジング内に配置される文字板が、非導電性であることが好ましい。
このように、アンテナと環状部材との間に位置する部分を、非導電性の材料から構成することで、スリットを介して電波がアンテナに受信され易くなり、アンテナの受信感度が向上する。
本発明における一態様では、前記スリットは、文字板の時刻表示位置に対応して配置されている。
このようにすることで、スリットを、時刻表示を示す指標として機能させることができる。さらに、スリットが視認されようとも自然な印象を与えることができ、時計の美観も向上する。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材のスリット内に配置された絶縁部を備えることを特徴とする。
本発明における一態様では、前記絶縁部は、前記環状部材のスリット内に配置された絶縁部材である。
このような絶縁部材の具体例としては、合成樹脂からなる成形体を挙げることができる。
あるいは、絶縁部材は、導電性の素材に、絶縁被膜が被覆されるか、または合成樹脂や
ゴムなどからなる絶縁シートが貼着された部材であってもよい。この場合、導電性の素材としては、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、あるいはこれらの合金などを挙げることができる。また、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを用いてもよい。
また、絶縁被膜としては、例えば、非導電性の塗装被膜、非導電性の印刷被膜、非導電性の乾式めっき被膜などが挙げられる。絶縁被膜の具体例としては、DLC(Diamond like carbon)被膜;アクリル系材料、ウレタン系材料、セルロース系材料などの有機材料
の絶縁被膜;クロム化合物を含むクロム化合物系被膜;酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜などが挙げられる。このうち、クロム化合物系被膜としては、酸化クロム化合物を含む酸化クロム系被膜、窒化クロム化合物を含む窒化クロム系被膜、炭化クロム化合物を含む炭化クロム系被膜などが挙げられる。
絶縁部材は、不用意に抜脱しないように、機械的な嵌合もしくは係合、あるいは接着、粘着などの方法によって、環状部材や、ハウジングの上面に形成された環状部材を配置する環状溝に固定されることが好ましい。
本発明における別の態様では、前記絶縁部は、ハウジングを構成し環状部材が配置される部材と一体に形成されている。
このような絶縁部は、例えば、時計ケースやベゼルなどの、環状部材が配置される部材と一体に樹脂成形することで形成することができる。具体的には、例えば、ハウジングの上面における環状部材が配置される溝に沿った位置にある、環状部材のスリットが配置される部分に突出する形態でこのような絶縁部が形成される。
本発明における好ましい一態様では、前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と同色色調である。
この場合、好ましい一態様では、前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈している。
このように、絶縁部の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と同色色調とすることで、絶縁部が視認されにくくなり、環状部材の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
さらに、絶縁部が環状部材と同じような金属外観を呈するようにすることで、環状部材に高級観が与えられる。
なお、本発明において「視認面」とは、外面のうち、観察者に視認される領域を意味する。
また、本発明において「同色色調」とは、2つの対象(ここでは環状部材と絶縁部)の色調が、共に同じ色調と認識され得る範囲内にあることを意味し、その色調の濃淡や明暗など、色調の外観上の風合いが完全に一致することに限定されない。例えば、濃い金色、薄い金色、明るい金色、および暗い金色は、ここではすべて金色の同色色調とされる。
例えば、環状部材が明るい金色色調であり、絶縁部が暗い金色色調であろうとも、環状部材と絶縁部の視認面が金色の同色色調を呈すれば、絶縁部が視認されにくくなり、環状部材の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
環状部材および絶縁部の視認面の色調は、それらの素材そのものの色調であってもよく、それらに被覆された被膜の色調であってもよい。このような被膜としては、例えば、塗装被膜、印刷被膜、乾式めっき被膜などが挙げられる。
なお、環状部材および絶縁部は、その視認面以外の外面が互いに同色色調であってもよく、例えば、環状部材と絶縁部における外面すべてが互いに同色色調であってもよい。
導電性素材からなる環状部材と同じような金属外観を得るために、例えば、絶縁部には、環状部材と同色色調のメタリック塗装による塗装被膜が被覆されていてもよい。このメタリック塗装被膜としては、例えば、メタリック顔料が混入された塗装被膜を挙げることができる。
例えば、ステンレス色を得るためには、鉄、クロム、ニッケル、モリブデンなどを成分とするステンレス顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
また、例えば、金色を得るためには、銅、亜鉛、鉄などを成分とするブロンズ顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
また、例えば、銀色を得るためには、アルミニウムを成分とするアルミニウム顔料、またはニッケルを成分とするニッケル顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
これら以外にも、パール顔料や、グラファイト顔料、フタロシャニンフレークなど、様々な顔料を用いることができる。
このような塗装被膜を絶縁部に施す場合、先ず、絶縁部の外表面上に下地塗装被膜が被覆される。次いで、この下地塗装被膜の上にメタリック塗装被膜が被覆される。さらに、このメタリック塗装被膜の上に、透明、または半透明な合成樹脂層であるクリアコートが被覆される。このクリアコートにより、メタリック塗装被膜に金属が含有された場合にも、塗装された絶縁部の最外表面は、非導電性が維持される。
メタリック塗装被膜に限らず、このような塗装被膜の単層、または積層の非導電性を確保するためには、クリアコートのような、絶縁性の上塗り塗装被膜が最外層として採用されることが好ましい。
このような絶縁性の上塗り塗装被膜、すなわち絶縁被膜としては、例えば、ポリウレタン樹脂塗料、樹脂を形成するポリマー分子中にフッ素が混入されたフッ素樹脂塗料、ポリ塩化ビニル樹脂を可塑剤に分散させた塩ビゾル塗料、オイルフリーポリエステル樹脂をシリコーン中間体により変性させたシリコーンポリエステル樹脂からなるシリコーンポリエステル樹脂塗料、または、オイルフリーポリエステル樹脂、アクリル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、シリコーンアクリル樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ラッカー、フェノール樹脂塗料、塩化ゴム系塗料などが挙げられる。
本発明における好ましい別の態様では、前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と異色色調である。
なお、本発明において、2つの対象(ここでは絶縁部と環状部材)が異色色調であるとは、上述の同色色調と認められない色調の組み合わせを意味する。
この場合、好ましい態様では、前記絶縁部は、時計の機能表示を示す指標である。
ここで、「機能表示」の具体例としては、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などが挙げられる。
このような構成によれば、この絶縁部の部分を、時計の機能表示を示す指標として、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
環状部材が金属色調を呈するのであれば、例えば、絶縁部は、赤、オレンジ、黄色などの目立つ色調を呈することができる。絶縁部の視認面の色調は、絶縁部の素材そのものの
色調であっても、絶縁部に被覆された被膜の色調であってもよい。このような被膜としては、例えば、塗装被膜、印刷被膜、または乾式めっき被膜などが挙げられる。
本発明における好ましい態様では、前記環状部材と絶縁部の視認面が、略同一平面を形成している。
このようにすることで、環状部材と絶縁部とが一体的に視認されるので、環状部材の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が導電性の付加部材を保持し、
前記付加部材は、外方から視認され得るように、かつ環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されていることを特徴とする。
本発明における一態様では、前記付加部材は、絶縁部材に形成された凹部内に配置されている。
本発明における別の態様では、前記付加部材は、前記スリット内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材の間に配置されている。この場合、絶縁部材としては、環状部材と付加部材との接合層、例えば接着層または粘着層であってもよい。このような接合層の具体例としては、両面粘着テープなどが挙げられる。
このようにすることで、絶縁部材に保持された導電性の付加部材により金属外観が付与され、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、導電性の付加部材が、導電性の環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されているので、環状部材に渦電流が発生することがなく、アンテナの受信感度が向上する。
本発明における好ましい一態様では、付加部材の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と同色色調である。
このようにすることで、付加部材が視認されにくくなり、環状部材の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
本発明における好ましい別の態様では、前記付加部材の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と異色色調である。
この場合、好ましい態様では、前記付加部材は、時計の機能表示を示す指標である。ここで、「機能表示」の具体例としては、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などが挙げられる。
このような構成によれば、この付加部材の部分を、時計の機能表示を示す指標として、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
本発明における好ましい態様では、前記環状部材と絶縁部材と付加部材の視認面が、略同一平面を形成している。
このようにすることで、環状部材と絶縁部材と付加部材とが一体的に視認されるので、環状部材の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部の上部に、付加部材が配置されていることを特徴とする。
好ましい一態様では、前記付加部材は、時刻表示部材である。時刻表示部材は、絶縁部とは独立した部材であってもよく、絶縁部と一体に形成された部材であってもよい。また、時刻表示部材は、導電性であってもよく、非導電性であってもよい。
時刻表示部材を視認し易い点からは、時刻表示部材の視認面の色調は、絶縁部の視認面の色調と異色色調であることが好ましい。
好ましい別の態様では、前記付加部材は、装飾部材である。
このように、宝石や貴石などの輝石等の装飾部材を絶縁部に配置することで、環状部材の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
好ましい別の態様では、前記付加部材は、環状部材と絶縁部との境界の少なくとも一部を覆う、覆い部材である。
このような覆い部材を配置することで、環状部材と絶縁部との境界が隠されて視認されなくなるので、環状部材の美観と高級観が向上し、時計の美観も向上する。
この覆い部材が導電性である場合、覆い部材と環状部材との間に、絶縁部より延出する延出部が形成されていることが好ましい。
このようにすることで、環状部材と絶縁部との境界を越えて延びた導電性の覆い部材は、絶縁部に形成された延出部が介在するため導電性の環状部材に接触することがなく、導電性である覆い部材と環状部材とが確実に絶縁される。したがって、環状部材に渦電流が生じることが阻止され、アンテナの受信感度が向上する。
また、本発明の無線機能付き時計は、ハウジングの少なくとも一部を構成し前記環状部材が配置される部材の少なくとも一部が導電性であり、当該部材と環状部材との間に、絶縁領域を備えることを特徴とする。
本発明における一態様では、前記環状部材が配置される部材は、時計ケースである。
本発明における別の態様では、前記環状部材が配置される部材は、ベゼルである。
このように、環状部材が配置される導電性の部材と環状部材との間に絶縁領域が介在することで、電波の受信時にこれらの間で誘導電流が流れることが阻止され、アンテナの受信感度がさらに向上する。
本発明における一態様では、前記絶縁領域は、前記環状部材が配置される部材と、環状部材との間に配置された絶縁部材から構成されている。
このような絶縁部材の具体例としては、合成樹脂やゴムなどからなるシート状などの部材、セラミックなどからなる非導電性の部材などが挙げられる。
あるいは、絶縁部材は、導電性の素材に、絶縁被膜が被覆されるか、または合成樹脂やゴムなどからなる絶縁シートが貼着された部材であってもよい。その具体例としては、スリット内に配置された絶縁部材の具体例として上述したものを挙げることができる。
環状部材が配置される部材と環状部材との間に、絶縁領域としての絶縁部材を配置する場合、スペーサとしての独立した絶縁シートをこれらの間に挟む形態であってもよいが、これらの少なくとも一方に絶縁部材を貼着する形態がより好ましい。具体的には、粘着テープや接着テープを貼り付ける形態が挙げられる。
このようにすることで、時計の組み立て時において環状部材をハウジングへ組み込み易くなり、作業性が向上する。さらに、絶縁部材として、接合層として機能する両面粘着テープなどを用いることで、環状部材をハウジングへ固定する手段としても機能する。
本発明における別の態様では、前記絶縁領域は、前記環状部材が配置される部材と、環状部材との間の境界面の少なくとも一方側に形成された絶縁被膜から構成されている。
このような絶縁被膜の具体例としては、上述のスリット内に配置される絶縁部材におい
て、導電性の素材に被覆される絶縁被膜および、メタリック塗装被膜に上塗りされる絶縁被膜として例示したものを挙げることができる。
本発明における好ましい態様では、前記絶縁領域は、アンテナの上方近傍に配置されている。
また、絶縁領域は、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、該開放端部の上方近傍に配置されていることが好ましく、さらに、アンテナにおける両側の開放端部に対向して、それぞれの開放端部の上方近傍に配置さていることが、受信感度の向上という点ではより好ましい。
ここで「アンテナの上方近傍」、「アンテナの開放端部」とは、環状部材のスリットの配置位置に関して上述した領域のことである。
このように、アンテナの上方近傍に、あるいは、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して該開放端部の上方近傍に、絶縁領域を配置することで、電波の受信時に、この領域において環状部材が配置される導電性の部材と環状部材との間に誘導電流が流れることが阻止され、アンテナの受信感度がさらに向上する。
本発明によれば、良好な受信感度を有し、アンテナが所定の電波を確実に受信できる無線機能付き時計が提供される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
なお、本明細書において「上下方向」とは、図2および図14において、上下方向を意味する。従って、上面とは、腕時計を手首に装着した状態において、外方に露出する面であり、下面とは、同状態において手首と相対する面である。
また、「平面方向」とは、上下方向に直交する方向であって、図2および図14において、左右方向を意味するものであり、平面方向がバンドの長手方向またはバンドの幅方向と重複する場合もある。
(実施例1)
図1は、本発明の一実施例における無線機能付き時計の分解斜視図、図2は、図1の無線機能付き時計を組み立てた状態におけるA−A線方向の部分断面図である。
図1および図2において、符号10は、全体で本実施例の無線機能付き時計を示している。本実施例の無線機能付き時計10は、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波腕時計であり、図1および図2に示したように、ハウジング12を備えている。
このハウジング12は、導電性の略円筒形状の枠体を構成する時計ケース14と、時計ケース14の下面開口部を覆うように密封状態で装着される導電性の裏蓋16と、この時計ケース14の上面開口部を覆うように密封状態で装着される風防(ガラス)18とを備えている。
このハウジング12内には、時計駆動部を構成するムーブメント20が配置され、このムーブメント20の上面には、ムーブメント20を光の起電力によって駆動するためのソーラーセル22が配置されている。
このソーラーセル22の上面には、ソーラーセルの発電に寄与する波長の外光を、少なくともムーブメント20の駆動に足るだけ透過させる透光機能を有する文字板24が配置
されている。
さらに、このムーブメント20の側部下方の小径部20aには、標準電波を受信するためのアンテナ26が付設されている。なお、この実施例では、アンテナ26として、コアとなる棒状の磁芯部材と、この磁芯部材の外周に巻かれたコイルとからなるバーアンテナを図示しているが、これに限らず、その他の構成のアンテナであってもよい。
文字板24は、ソーラーセルの発電に寄与する波長の外光を透過する透光機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、セラミック、ガラス、木材、あるいは貝などの非導電性材料で構成することによって、外部からの電波がさらにアンテナ26に到達し易くなるため、アンテナの受信感度を向上させることができる。
図1に示すように、時計ケース14は、外方に突出する2組のバンド取り付け部28を備えており、これらのバンド取り付け部28にはそれぞれ、互いに対向するように、一定間隔離間して配置され、時計ケース14より延設された脚部30が設けられている。
そして、これらの脚部30の間に、図示しない腕時計のバンドが連結されるようになっている。
なお、ムーブメント20より突出して、ソーラーセル22と文字板24とを貫通する図1の針軸31には、図示しないが、分針と時針とが配置される。これら分針と時針とは、文字板24と風防18との間に位置して時刻を表示するようになっている。
図2に示すように、風防18の外周部と、時計ケース14の上端内周側との間には、風防18を密封状態で固定するための固定(防水)パッキン41が介装されている。
時計ケース14の上面には、環状溝14aが形成されており、この環状溝14aに、風防18の外側を囲み、文字板24を含む時刻表示面を囲むように、導電性の環状部材35が装着されている。この環状部材35は、ハウジング12を装飾するための装飾リングまたは、時計の機能表示を示す指標を備える計測リングである。
図2に示すように、裏蓋16には、内側に突設する中子部材42が形成されており、この中子部材42の外周側には、離間して形成された複数の係合突設部43が突設されている。そして、時計ケース14の下端近傍の内周側には、この裏蓋16の中子部材42の係合突設部43が係合する係合用凹部44が形成されている。
また、ムーブメント20の側部上方の大径部20bと、中子部材42の上端部との間には、支持枠45が介装されている。支持枠45は、合成樹脂などの非導電性材料からなり、ハウジング12の一部を構成する時計ケース14がステンレスのような導電性材料からなる場合には、導電性の時計ケース14とアンテナ26との平面方向に沿った隙間を確保しアンテナ26の受信性能を高く維持する。
裏蓋16における中子部材42の係合突設部43を、時計ケース14の係合用凹部44に係合することによって、時計ケース14の内周側に形成された押さえ面と、裏蓋16の中子部材42の上端部との間で、支持枠45を介して、ムーブメント20、ソーラーセル22、文字板24が、時計ケース14の内部に固定され、収容されるようになっている。
なお、図2において、符号46は、裏蓋16と時計ケース14との間を密封状態で封止するための防水パッキンである。
この実施例の無線機能付き時計10では、環状部材35に、この環状部材35を周方向に分断するスリット35aが形成されている。
このように、導電性の環状部材35にスリット35aが形成されているので、環状部材35に沿った誘導電流である渦電流の経路が分断され、渦電流の発生が阻止される。したがって、環状部材35に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止され、アンテナ26の受信感度が向上する。
また、この実施例の無線機能付き時計10は、時計ケース14の環状溝14aと、環状部材35との間に、絶縁領域50が配置されている。
絶縁領域50は、上述したように、絶縁部材または絶縁被膜から構成することができるが、この実施例では、両面粘着テープにより絶縁領域50を構成し、この両面粘着テープで環状部材35を環状溝14aに固定している。
このように、時計ケース14の環状溝14aと、環状部材35との間に絶縁領域50を介在させることで、電波の受信時にこれらの間で誘導電流が流れることが阻止され、アンテナの受信感度がさらに向上する。
図2のように、環状部材35の下面と環状溝14aの底面との間にのみ絶縁領域50を形成する場合、環状部材35の側面と環状溝14aの側面との間には、これらの導通を遮断するための隙間55が形成される。しかし必要に応じて、環状部材35の側面と環状溝14aの側面との間にも絶縁領域50を形成してもよい。
なお、この実施例では導電性の時計ケース14を用いているが、時計ケース14が合成樹脂などのように非導電性である場合には、絶縁領域50を配置する必要はない。
(実施例2)
図3は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図、図4は、図3の無線機能付き時計の斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述した実施例1の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10は、環状部材35のスリット35a内に配置された絶縁部材60を備えている。絶縁部材60は、その断面が、環状部材35の断面と略同一形状となっており、スリット35aと環状溝14aで仕切られる凹部内に装着されるようになっている。
このようにスリット35a内に絶縁部材60を配置した場合であっても、導電性の環状部材35にスリット35aが形成されているので、環状部材35に沿った誘導電流である渦電流の経路が分断され、渦電流の発生が阻止される。したがって、環状部材35に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止され、アンテナ26の受信感度が向上する。
例えば、絶縁部材60が非導電性の合成樹脂であれば、スリット35aの大きさや形状に合わせた絶縁部材60を、一体成形などによって容易に製造することができる。
また、絶縁部材60は、不用意に環状部材35のスリット35aから脱落しないように、環状部材35に固定されることが好ましい。そのための固定方法としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成形など、機械的な固定手段を適用することができる。
この実施例では、絶縁部材60の断面が、環状部材35の断面と略同一形状となっているので、絶縁部材60の視認面は環状部材35の視認面と略同一平面を形成する。そのため、絶縁部材60の視認面が環状部材35と一体的に視認されるので、環状部材35の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、好ましい一態様では、絶縁部材60の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と同色色調とされる。このようにすることで、絶縁部材60が視認されにくくなり、その結果、環状部材35の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
さらに、絶縁部材60の視認面の色調が、環状部材35の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈するようにすることで、環状部材35に高級観が与えられる。
また、好ましい別の態様では、絶縁部材60の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と異色色調とされる。このようにすることで、この絶縁部材60の視認面を時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。そのため、絶縁部材60の視認面を時計の機能表示を示す指標面として機能させることができる。
例えば、1時から12時までの時刻表示位置に合致するようにスリット35aおよび絶縁部材60が配置される。図4では、6時の時刻表示位置に合致するように絶縁部材60aが配置されている。
なお、スリット35a内に絶縁部材60を配置しない場合、スリット35aは、上記のように文字板の時刻表示位置に対応して配置することが好ましい。このようにすることで、スリット35aを、時刻表示を示す指標として機能させることができ、さらに、スリット35aが視認されようとも自然な印象を与えることができるため、時計の美観も向上する。
また、絶縁部材60の視認面に、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどを表示するようにしてもよい。
(実施例3)
図5は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述した実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10は、環状部材35のスリット35a内に配置された絶縁部60を備えている。絶縁部60は、合成樹脂製の時計ケース14と一体に成形されており、その断面が、環状部材35の断面と略同一形状となっている。すなわち、時計ケース14の上面における環状溝14aは、略C字状の円弧状となっており、当該溝が成す円弧の開放端の間に絶縁部60が上方に向けて突出した形態となっている。環状部材35は、絶縁部60がスリット35aの中に挿入される形で時計ケース14の環状溝14a内に装着される。
このようにスリット35a内に絶縁部60を配置した場合であっても、導電性の環状部材35にスリット35aが形成されているので、環状部材35に沿った誘導電流である渦電流の経路が分断され、渦電流の発生が阻止される。したがって、環状部材35に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止され、アンテナ26の受信感度が向上する。
(実施例4)
図6は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図、図7は、図6の無線機能付き時計の斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述の実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、絶縁部材60が、付加部材である導電性の金属部材65を保持しており、この金属部材65が、外方から視認され得るように、かつ環状部材35と接触しないように絶縁部材60に保持されている。
具体的には、金属部材65が、絶縁部材60に形成された凹部60a内に配置および固定されている。金属部材65は、不用意に絶縁部材60の凹部60aから脱落しないように絶縁部材60に固定されることが好ましい。その固定方法としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成形などの、機械的な固定手段が適用できる。絶縁部材60と金属部材65とを接合する接合層には、例えば、接着剤、粘着剤、両面粘着テープなどが用いられる。
このように構成することで、絶縁部材60に保持された金属部材65により金属外観が付与されるので、環状部材35の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、金属部材65が、環状部材35と接触しないように絶縁部材60に保持されているので、環状部材35に渦電流が発生せず、アンテナ26の受信感度が向上する。
この実施例では、金属部材65および絶縁部材60の断面が、環状部材35の断面と略同一形状となっているので、金属部材65および絶縁部材60の視認面は環状部材35の視認面と略同一平面を形成する。そのため、金属部材65および絶縁部材60の視認面が環状部材35と一体的に視認されるので、環状部材35の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、好ましい一態様では、金属部材65の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と同色色調とされる。このようにすることで、金属部材65が視認されにくくなり、その結果、環状部材35の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、好ましい別の態様では、金属部材65の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と異色色調とされる。このようにすることで、この金属部材65の視認面を時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。そのため、金属部材65の視認面を時計の機能表示を示す指標面として機能させることができる。
また、金属部材65の視認面に、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどを表示するようにしてもよい。
(実施例5)
図8は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述の実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、金属部材65が、環状部材35のスリット35a内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材60,60の間に配置されている。
2つの絶縁部材60,60は、例えば、環状部材35と金属部材65とを接合するための非導電性の接合層、例えば接着層または粘着層から構成することができる。このような接合層の具体例としては、両面粘着テープなどが挙げられる。
このように構成することで、絶縁部材60,60に保持された金属部材65により金属外観が付与されるので、環状部材35の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、金属部材65が、環状部材35と接触しないように絶縁部材60に保持されてい
るので、環状部材35に渦電流が発生せず、アンテナ26の受信感度が向上する。
この実施例では、金属部材65および絶縁部材60の断面が、環状部材35の断面と略同一形状となっているので、金属部材65の視認面は環状部材35の視認面と略同一平面を形成する。そのため、金属部材65の視認面が環状部材35と一体的に視認されるので、環状部材35の美観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、好ましい一態様では、金属部材65の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と同色色調とされる。このようにすることで、金属部材65が視認されにくくなり、その結果、環状部材35の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上する。
また、好ましい別の態様では、金属部材65の視認面の色調は、環状部材35の視認面の色調と異色色調とされる。このようにすることで、この金属部材65の視認面を時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。そのため、金属部材65の視認面を時計の機能表示を示す指標面として機能させることができる。
また、金属部材65の視認面に、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどを表示するようにしてもよい。
また、時計ケース14が導電性である場合には、図2と同様に、環状部材35と時計ケース14の環状溝14aとの間に絶縁領域70を配置することが好ましい。このようにすることで、電波の受信時に、環状部材35と時計ケース14との間に誘導電流が流れることを阻止することができ、アンテナ26の受信感度がさらに向上する。
(実施例6)
図9は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図、図10は、図9の無線機能付き時計の斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述の実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10では、絶縁部材60の上部に、付加部材としての、6時を示すローマ数字の時刻表示部材66が配置されている。
時刻表示部材66は、絶縁部材60とは独立した導電性または非導電性の部材であってもよく、あるいは、絶縁部60と一体に形成された部材であってもよい。例えば、時刻表示部材66が合成樹脂のような射出成形可能な非導電材料からなるのであれば、時刻表示部材66は絶縁部材60と一体に成形されてもよい。
時刻表示部材66を視認し易い点からは、時刻表示部材66の視認面の色調は、絶縁部材60の視認面の色調と異色色調であることが好ましい。
(実施例7)
図11−Aは、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図、図11−Bは、図11−Aの無線機能付き時計における絶縁部材と覆い部材の拡大斜視図、図12は、図11−Aの無線機能付き時計の斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述の実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10は、図11−Aおよび図12に示したように、絶縁部材60の上部に、環状部材35と絶縁部材60との境界の少なくとも一部を覆う、付加部材としての覆い部材67を備えている。
このような覆い部材67を設けることで、環状部材35と絶縁部材60との境界が覆い部材67で隠されて視認されなくなるので、環状部材35の美観と高級観がさらに向上す
る。
この実施例では、図11−Bの拡大斜視図に示したように、覆い部材67の背面に嵌合凸部67aが形成され、これに対応して、絶縁部材60に嵌合孔60bが形成されており、嵌合凸部67aを嵌合孔60bへ嵌め込むことにより、覆い部材67が絶縁部材60に取り付けられるようになっている。
また、絶縁部材60には、取り付け後に覆い部材67と環状部材35との間に延出する延出部60cが形成されている。
この延出部60cを設けることで、図12にも示したように、環状部材35と絶縁部材60との境界を越えて延びた導電性の覆い部材67と、導電性の環状部材35との間に延出部60c介在されるので、これらが接触することが防止される。
したがって、導電性の覆い部材67と、導電性の環状部材35とが確実に絶縁されるので、環状部材35に渦電流が生じることが阻止され、アンテナの受信感度が向上する。なお、この実施例では延出部60cの延出長さを、覆い部材67が環状部材35上を延びる長さよりも短くしているが、絶縁確保の必要性に応じて、延出部60cの延出長さは適宜のものとしてよく、例えば、長手方向の幅を覆い部材67と同一としてもよい。
(実施例8)
図13は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の斜視図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、上述の実施例1および実施例2の無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の無線機能付き時計10は、絶縁部材60の上部に、付加部材としての、観る者に美感を起こさせる装飾部材68が配置されている。この実施例では、環状部材35に3つのスリット35aが形成されており、これらのスリット35aのそれぞれに、宝石や貴石などの輝石からなる装飾部材68が上部に配置された絶縁部材60が配置されている。
このように絶縁部材60の上部に装飾部材68を設けることで、環状部材35の美観と高級観が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
また、絶縁部材60の視認面の色調を、環状部材35の視認面の色調と異色色調として、時計の機能表示を示す指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
(実施例9)
図14は、本発明の別の実施例における無線機能付き時計の図2と同様な断面図である。なお、この実施例の無線機能付き時計10は、実施例1に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成要素には、同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の無線機能付き時計10は、導電性の略円筒形状の枠体を構成する時計ケース14の上部側に、合成樹脂からなる非導電性の円環状のベゼル70を備えており、時計ケース14と、時計ケース14の下面開口部を覆うように密封状態で装着される導電性の裏蓋16と、時計ケース14の上部に配置されるベゼル70と、このベゼル70の上面開口部を覆うように密封状態で装着される風防(ガラス)18と、からハウジング12が構成されている。
ベゼル70の上面には、環状溝70aが形成されており、この環状溝70aに、風防18の外側を囲み、文字板24を含む時刻表示面を囲むように、導電性の環状部材35が装
着されている。この環状部材35は、ハウジング12を装飾するための装飾リングまたは、時計の機能表示を示す指標を備える計測リングである。
裏蓋16における中子部材42の係合突設部43を、時計ケース14の係合用凹部44に係合することによって、ベゼル70の下面に形成された押さえ面と、裏蓋16の中子部材42の上端部との間で、支持枠45を介して、ムーブメント20、ソーラーセル22、文字板24が、時計ケース14の内部に固定され、収容されるようになっている。
この実施例においても、図示はしないが導電性の環状部材35にはスリット35aが形成されており、このスリット35aによって環状部材35に沿った誘導電流である渦電流の経路が分断され、渦電流の発生が阻止される。したがって、環状部材35に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止され、アンテナ26の受信感度が向上する。
以下、本発明における環状部材35のスリット35aの好ましい配置位置について、図15〜図18を参照しながら説明する。
環状部材35のスリット35aは、スリット35aによって受信電波の抜け道を確保し、かつ、導電性の環状部材35とアンテナ26との距離を広げることでアンテナ26の受信感度を向上させる点からは、アンテナ26の上方近傍、特に、アンテナ26の開放端部の上方近傍に配置することが望ましい。
平面方向から見たアンテナ26の上方近傍の例を図15に示す。同図において、斜線で示した領域71が、アンテナ26の上方近傍である。なお、同図では、斜線で示した領域71には、スリット35aおよび絶縁部材60が配置されている。また、説明の便宜のために、ムーブメント20などの時計ケース14内に配置される部材やベゼル70などは図示省略しており、また、絶縁部材60は排除されてもよい。図16〜図18においても同様である。
また、平面方向から見たアンテナ26の両側の開放端部26a,26bのそれぞれの上方近傍の例を図16に示す。同図において、斜線で示した2つの領域72が、開放端部26a,26bの上方近傍である。
また、平面方向から見たアンテナ26の片側の開放端部26aの上方近傍の例を図17に示す。同図において、斜線で示した領域72が、開放端部26aの上方近傍である。
また、複数の環状部材35を配置した場合における、平面方向から見たアンテナ26の上方近傍の例を図18に示す。同図では、2つの環状部材35が同心円上に配置されており、そのそれぞれについて、斜線で示した領域71がアンテナ26の上方近傍である。
このように、アンテナ26の上方近傍または開放端部26a,26bの上方近傍にスリット35aを配置することで、これらの上方近傍には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材35が存在しなくなり、このスリット35aを介して電波がアンテナ26に受信され、アンテナの受信感度が向上する。
このような位置にスリット35aを配置した場合においては、アンテナ26と環状部材35との間に位置する部分は、非導電性の材料から構成されていることが好ましい。図14の実施例は、このような場合の具体例を示したものであり、アンテナ26と環状部材35との間に位置するベゼル70が非導電性の合成樹脂から形成されていると共に、文字板24が、ソーラーセル22の発電に寄与する波長の外光を透過する透光機能を有する非導電性の材料、例えば、合成樹脂、セラミック、ガラス、木材、あるいは貝などから形成されている。
このように、アンテナ26と環状部材35との間に位置する部分を、非導電性の材料から構成することで、環状部材35のスリット35aを介して電波がアンテナに受信され易くなり、アンテナ26の受信感度がさらに向上する。
以下、本発明における図1の絶縁領域70の好ましい配置位置について説明する。
絶縁領域70は、平面方向において、環状部材35の円周方向の全体に渡り連続して形成するようにしてもよいが、円周方向における一部に形成してもよい。この場合、アンテナ26の開放端部の近くにおいて誘導電流を効果的に防止するという点では、アンテナ26の上方近傍、特に、アンテナ26の開放端部の上方近傍に少なくとも配置することが望ましい。
平面方向から見たアンテナ26の上方近傍の例は、図15に示したとおりである。
また、平面方向から見たアンテナ26の両側の開放端部26a,26bのそれぞれの上方近傍の例は、図16に示したとおりである。絶縁領域70は、これらの位置のそれぞれに少なくとも配置されていることが特に好ましい。
また、平面方向から見たアンテナ26の片側の開放端部26aの上方近傍の例は、図17に示したとおりである。絶縁領域70は、この位置(開放端部26bの上方近傍であってもよい)に少なくとも配置されていることが好ましい。
また、複数の環状部材35を配置した場合における、平面方向から見たアンテナ26の上方近傍の例は、図18に示したとおりである。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上述した実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形、変更が可能である。
本発明における無線機能付き時計の構造は、腕時計に適用された場合に上述の顕著な効果を発揮する。しかしながら、本発明における無線機能付き時計の構造は、腕時計以外に、置き時計や掛け時計にも適用され得る。
上述した実施例では、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計について説明したが、本発明における無線機能付き時計の構造は、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計にも適用され得る。
文字板は、液晶表示ユニットに置換されてもよい。液晶表示ユニットが用いられた場合、表示針は排除されてもよい。
本発明の一実施例における無線機能付き時計の分解斜視図である。 図1の無線機能付き時計を組み立てた状態におけるA−A線方向の部分断面図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 図3の無線機能付き時計の斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 図6の無線機能付き時計の斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 図9の無線機能付き時計の斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の一部分解斜視図である。 図11−Aの無線機能付き時計における絶縁部材と覆い部材の拡大斜視図である。 図11−Aの無線機能付き時計の斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の斜視図である。 本発明の別の実施例における無線機能付き時計の図2と同様な断面図である。 アンテナの上方近傍の範囲を説明する図である。 アンテナの開放端部の上方近傍の範囲を説明する図である。 アンテナの開放端部の上方近傍の範囲を説明する図である。 アンテナの上方近傍の範囲を説明する図である。 従来の無線機能付き時計の分解斜視図である。
符号の説明
10 無線機能付き時計
12 ハウジング
14 時計ケース
14a 環状溝
16 裏蓋
18 風防
20 ムーブメント
20a 小径部
20b 大径部
22 ソーラーセル
24 文字板
26 アンテナ
26a、26b 開放端部
28 バンド取り付け部
30 脚部
31 針軸
35 環状部材
35a スリット
41 固定パッキン
42 中子部材
43 係合突設部
44 係合用凹部
45 支持枠
46 防水パッキン
47 外部操作部材(リューズ)
50 絶縁領域
55 隙間
60 絶縁部材(絶縁部)
60a 凹部
60b 嵌合孔
60c 延出部
65 金属部材
66 時刻表示部材
67 覆い部材
67a 嵌合凸部
68 装飾部材
70 ベゼル
70a 環状溝
71 アンテナ上方近傍
72 アンテナの開放端部の上方近傍

Claims (38)

  1. 無線機能付き時計であって、
    ハウジングと、
    ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
    ハウジング上に配置された導電性の環状部材と、
    環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、
    を備えることを特徴とする無線機能付き時計。
  2. 前記環状部材は、ハウジングを装飾するための装飾リングであることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
  3. 前記環状部材は、時計の機能表示を示す指標を備える計測リングであることを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き時計。
  4. 前記スリットは、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  5. 前記スリットは、アンテナにおける両側の開放端部に対向して、それぞれの開放端部の上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  6. 前記スリットは、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、該開放端部の上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  7. 前記ハウジングにおけるアンテナと環状部材との間に位置する部分が、非導電性の材料から構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  8. 前記ハウジング内に配置される文字板が、非導電性であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  9. 前記スリットは、文字板の時刻表示位置に対応して配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  10. 前記環状部材のスリット内に配置された絶縁部を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  11. 前記絶縁部は、環状部材のスリット内に配置された絶縁部材であることを特徴とする請求項10に記載の無線機能付き時計。
  12. 前記絶縁部は、ハウジングを構成し環状部材が配置される部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の無線機能付き時計。
  13. 前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  14. 前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈することを特徴とする請求項13に記載の無線機能付き時計。
  15. 前記絶縁部の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  16. 前記絶縁部は、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする請求項15に記載の無線機能付き時計。
  17. 前記環状部材と絶縁部の視認面が、略同一平面を形成していることを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  18. 前記絶縁部材は、導電性の付加部材を保持し、
    前記付加部材は、外方から視認され得るように、かつ環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されていることを特徴とする請求項11に記載の無線機能付き時計。
  19. 前記付加部材は、絶縁部材に形成された凹部内に配置されていることを特徴とする請求項18に記載の無線機能付き時計。
  20. 前記付加部材は、前記スリット内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材の間に配置されていることを特徴とする請求項18に記載の無線機能付き時計。
  21. 前記付加部材の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする請求項18〜20のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  22. 前記付加部材の視認面の色調は、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする請求項18〜20のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  23. 前記付加部材は、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする請求項22に記載の無線機能付き時計。
  24. 前記環状部材と絶縁部材と付加部材の視認面が、略同一平面を形成していることを特徴とする請求項18〜23のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  25. 前記絶縁部の上部に、付加部材が配置されていることを特徴とする請求項10に記載の無線機能付き時計。
  26. 前記付加部材は、時刻表示部材であることを特徴とする請求項25に記載の無線機能付き時計。
  27. 前記付加部材は、装飾部材であることを特徴とする請求項25に記載の無線機能付き時計。
  28. 前記付加部材は、環状部材と絶縁部との境界の少なくとも一部を覆う、覆い部材であることを特徴とする請求項25に記載の無線機能付き時計。
  29. 前記覆い部材と環状部材との間に、絶縁部より延出する延出部が形成されていることを特徴とする請求項28に記載の無線機能付き時計。
  30. 前記ハウジングの少なくとも一部を構成し環状部材が配置される部材の少なくとも一部が導電性であり、当該部材と環状部材との間に、絶縁領域を備えることを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  31. 前記環状部材が配置される部材は、時計ケースであることを特徴とする請求項30に記載の無線機能付き時計。
  32. 前記環状部材が配置される部材は、ベゼルであることを特徴とする請求項30に記載の無線機能付き時計。
  33. 前記絶縁領域は、前記環状部材が配置される部材と、環状部材との間に配置された絶縁部材から構成されていることを特徴とする請求項30〜32のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  34. 前記絶縁部材は、前記環状部材が配置される部材と、環状部材との少なくとも一方に貼着されていることを特徴とする請求項33に記載の無線機能付き時計。
  35. 前記絶縁領域は、前記環状部材が配置される部材と、環状部材との間の境界面の少なくとも一方側に形成された絶縁被膜から構成されていることを特徴とする請求項30〜32のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  36. 前記絶縁領域は、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項30〜35のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  37. 前記絶縁領域は、アンテナにおける両側の開放端部に対向して、それぞれの開放端部の上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項30〜35のいずれかに記載の無線機能付き時計。
  38. 前記絶縁領域は、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、該開放端部の上方近傍に配置されていることを特徴とする請求項30〜35のいずれかに記載の無線機能付き時計。
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