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JP2001296374A - 時計用文字板、その製造方法、および時計 - Google Patents

時計用文字板、その製造方法、および時計

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Publication number
JP2001296374A
JP2001296374A JP2000111537A JP2000111537A JP2001296374A JP 2001296374 A JP2001296374 A JP 2001296374A JP 2000111537 A JP2000111537 A JP 2000111537A JP 2000111537 A JP2000111537 A JP 2000111537A JP 2001296374 A JP2001296374 A JP 2001296374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
surface side
base material
decorative member
timepiece dial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000111537A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Amano
正男 天野
Shunji Minami
俊二 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2000111537A priority Critical patent/JP2001296374A/ja
Priority to CNB018009115A priority patent/CN1147761C/zh
Priority to PCT/JP2001/003113 priority patent/WO2001079939A1/en
Priority to DE60139588T priority patent/DE60139588D1/de
Priority to EP01919888A priority patent/EP1185905B1/en
Priority to KR1020017015402A priority patent/KR100792121B1/ko
Priority to US10/009,526 priority patent/US6697303B2/en
Priority to TW090120250A priority patent/TW486612B/zh
Publication of JP2001296374A publication Critical patent/JP2001296374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/30Illumination of dials or hands
    • G04B19/32Illumination of dials or hands by luminescent substances
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B45/00Time pieces of which the indicating means or cases provoke special effects, e.g. aesthetic effects
    • G04B45/0015Light-, colour-, line- or spot-effects caused by or on stationary parts
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C17/00Indicating the time optically by electric means
    • G04C17/02Indicating the time optically by electric means by electric lamps
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04DAPPARATUS OR TOOLS SPECIALLY DESIGNED FOR MAKING OR MAINTAINING CLOCKS OR WATCHES
    • G04D3/00Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials
    • G04D3/0069Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials for working with non-mechanical means, e.g. chemical, electrochemical, metallising, vapourising; with electron beams, laser beams
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G9/00Visual time or date indication means
    • G04G9/0023Visual time or date indication means by light valves in general
    • G04G9/0029Details
    • G04G9/0035Details constructional
    • G04G9/0041Illumination devices

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  • Electromechanical Clocks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貫通孔の孔径を小さく形成でき、貫通孔が目
立たないようにして装飾性を高める。 【解決手段】 基材15の上下面の対応する位置にそれ
ぞれ大きさの異なる開口部25a、26aを有するマス
ク部25、26を形成し、その上下両面からエッチング
して開口部25a、26aに対応する貫通孔22を形成
するので、基材15の厚さが厚くても、貫通孔22の上
面側に位置する孔部23の孔径を十分に小さく形成でき
る。また、この装飾部材21を発光部材10の上側に配
置した時計用文字板20は、装飾部材21の貫通孔22
の孔径が小さいので、その上面側から見て貫通孔22が
目立たないようにすることができ、また貫通孔22の下
面側に位置する孔部24の孔径が上面側に位置する孔部
23の孔径よりも大きいので、発光部材10からの光を
下面側の孔部24に十分に取り込んで貫通孔22の光透
過量を確保できるので、十分な照度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、時計用文字板、
その製造方法、および時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計などの時計に用いられる時
計用文字板においては、EL素子(エレクトロルミネッ
センス素子)からなる発光部材を備え、この発光部材を
発光させることにより、暗い所でも時刻を知ることがで
きるようにしたものがある。この種の時計用文字板とし
ては、例えば、発光部材の上方に多数の貫通孔が形成さ
れた装飾部材を配置し、この装飾部材の各貫通孔を通し
て発光部材からの光を上方に出射させることにより、装
飾部材の上方を照明するように構成したものがある。こ
のような時計用文字板の装飾部材を製造する場合には、
ステンレスなどの金属製の基材の片面にマスク部を形成
し、このマスク部が設けられた片面側からエッチングす
ることにより、多数の貫通孔を基材の全面に形成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような時計用文字板では、装飾部材の基材の片面側から
エッチングして貫通孔を形成しているので、基材の厚さ
に比例して貫通孔の孔径を大きくしないと、貫通孔を形
成することができない。このため、例えば、基材の厚さ
が0.1mm程度である場合には、貫通孔の孔径が0.
15〜0.2mm程度となり、貫通孔の孔径を基材の厚
さ以下に形成することが困難であり、また貫通孔の孔径
が大きいと、貫通孔を目視することができるため、貫通
孔が目立ち、時計用文字板として違和感が生じるなどの
問題がある。
【0004】この発明の課題は、貫通孔の孔径を小さく
形成でき、貫通孔が目立たないようにして装飾性を高め
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成を備えている。なお、
各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される
各要素に付されている図面の参照番号などを括弧ととも
に付す。請求項1に記載の発明は、図5〜図9に示すよ
うに、発光部材(10)の上側に多数の貫通孔(22)
が上下方向に形成された装飾部材(21)を配置した時
計用文字板(20、29)において、前記貫通孔は、そ
の下面側に位置する孔部(24、27、28)の横断面
積が上面側に位置する孔部(23)の横断面積よりも大
きく形成されていることを特徴とする時計用文字板であ
る。この発明によれば、貫通孔の下面側に位置する孔部
の横断面積が上面側に位置する孔部の横断面積よりも大
きいので、装飾部材の貫通孔をエッチングにより形成す
る際、上面側に位置する孔部の孔径を小さく形成するこ
とができ、このため装飾部材を上面側から見たとき、貫
通孔が目立たないようにすることができ、これにより装
飾性を高めることができるとともに、発光部材からの光
を下面側に位置する孔部で十分に取り込むことができ、
これにより貫通孔を透過する光量が確保できるので、上
面側に位置する孔部の孔径が小さくても、十分な照度を
得ることができ、このため装飾部材の上方を明るく照明
することができる。
【0006】この場合、請求項2に記載の発明は、図1
0〜図12に示すように、前記下面側に位置する孔部
(34)を、前記上面側に位置する孔部(33)が複数
個対応する大きさに形成することにより、下面側の孔部
に対応する上面側の孔部の数を変更するだけで、光の透
過量を変えることができ、これにより照度を変えること
ができる。また、請求項3に記載の発明は、図1〜図1
2に示すように、前記装飾部材(11、21、31)の
上面に、光透過性を有する保護膜(19)または光透過
性を有するカラー膜を設けることにより、装飾部材の上
面を保護するとともに、装飾的なバリエーションを豊富
にすることができる。
【0007】請求項4に記載の発明は、図3、図6、図
11に示すように、基材(15)の上下面の対応する位
置に、開口部(16a、17a、25a、26a、35
a、36a)を有するマスク部(16、17、25、2
6、35、36)をそれぞれ形成し、その上下両面から
エッチングすることにより、前記基材に多数の貫通孔
(13、22、32)を上下方向に形成して装飾部材
(11、21、31)を作成する工程と、前記装飾部材
を発光部材(10)の上側に配置する工程とからなるこ
とを特徴とする時計用文字板の製造方法である。この発
明によれば、基材の上下面の対応する位置に開口部を有
するマスク部をそれぞれ形成し、その上下両面からエッ
チングして開口部に対応する貫通孔を形成するので、基
材の厚さが厚くても、従来例のように片面側からのみエ
ッチングする場合に比べて、貫通孔の孔径を小さく形成
することができ、これにより貫通孔が目立たないように
することができる。
【0008】この場合、請求項5に記載の発明は、図3
に示すように、前記基材(15)の上下面の対応する位
置に、同サイズで同形状の開口部(16a、17a)を
有するマスク部(16、17)をそれぞれ形成してエッ
チングすることにより、貫通孔(13)の上面側に位置
する孔部と下面側に位置する孔部とを同じ大きさに形成
することができるとともに、貫通孔の孔径を小さく形成
できるので、基材に対する貫通孔の密度を高めることが
できる。また、請求項6に記載の発明は、図6に示すよ
うに、前記基材(15)の上下面の対応する位置に、異
なるサイズまたは異なる形状の開口部(25a、26
a)を有するマスク部(25、26)をそれぞれ形成し
てエッチングすることにより、貫通孔(22)の上面側
に位置する孔部(25)と下面側に位置する孔部(2
6)との位置ずれによる貫通孔の製造不良を防ぐことが
でき、これにより生産性の向上が図れる。
【0009】さらに、請求項7に記載の発明は、図11
に示すように、前記基材(15)の上下面の対応する位
置において、上面側に設けられるマスク部(35)の開
口部(35a)と下面側に設けられるマスク部(36)
の開口部(36a)とを異なるサイズで形成するととも
に、前記一方のマスク部(36)の開口部(36a)に
前記他方のマスク部(35)の開口部(35a)を複数
対応させてエッチングすることにより、一方のマスク部
を変えずに、他方のマスク部を変更するだけで、一方の
マスク部の開口部に対応する他方のマスク部の開口部の
数を容易に変更することができる。
【0010】請求項8に記載の発明は、図1に示すよう
に、前記請求項1に記載の時計用文字板(4)を時計ケ
ース(腕時計ケース1)内に配置するとともに、この時
計ケース内に配置された前記時計用文字板の上部位置に
時計ガラス(2)を配置したことを特徴とする時計であ
る。この発明によれば、時計用文字板を時計ケース内に
配置しても、時計用文字板の上部位置に配置された時計
ガラスを通して、時計用文字板を見ることができるの
で、この時計用文字板により暗い所でも時刻を知ること
ができるとともに、時計用文字板の装飾部材に形成され
た多数の貫通孔の孔径が小さいので、貫通孔が目立た
ず、装飾性の高いものを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
3を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形
態について説明する。図1は腕時計の内部構造を示した
要部の拡大断面図である。この腕時計は、腕時計ケース
1を備えている。この腕時計ケース1の上部には、時計
ガラス2がパッキン3を介して装着されており、腕時計
ケース1の内部には、時計用文字板4と時計モジュール
5とが中枠6に取り付けられた状態で収納されている。
また、腕時計ケース1の下面には、裏蓋7が防水リング
8を介して取り付けられている。
【0012】時計モジュール5は、アナログ機能とデジ
タル機能のうち、少なくともアナログ機能を備え、時計
用文字板4の上方を指針(図示せず)が運針するように
構成されている。なお、腕時計ケース1の内周面には、
中枠6の上部を覆って時計用文字板4の外周部の上面に
当接する見切り部9が内側に突出して形成されている。
時計用文字板4は、図1に示すように、時計モジュール
5の上面に配置される発光部材10と、この発光部材1
0上に配置される装飾部材11とを積層した2層構造
で、図2に示すように、全体が円形状に形成されてい
る。
【0013】発光部材10は、EL素子などの発光素子
からなる平面発光体であり、時計モジュール5の電極
(図示せず)に電気的に接続されている。この発光部材
10の中心部には、時計モジュール5の指針軸(図示せ
ず)が挿入する指針軸孔(図示せず)が設けられてい
る。装飾部材11は、ステンレスなどの金属からなる円
形状の平板であり、その中心部には、図2に示すよう
に、指針軸孔12が発光部材10の指針軸孔に対応して
設けられている。また、この装飾部材11には、多数の
貫通孔13が上下方向に形成されている。この場合、装
飾部材11の厚さは0.1mm程度であり、貫通孔13
の孔径は装飾部材11の厚さ以下に形成されている。ま
た、多数の貫通孔13は、その配列状態によって、放射
状模様、同心円状模様、格子状模様などに形成されてい
る。さらに、この装飾部材11の上面全体には、装飾部
材11の上面の腐食や損傷を防ぐための透明または半透
明な保護膜14が平滑に設けられている。
【0014】次に、このような時計用文字板4を製造す
る場合について、図3(a)〜図3(d)を参照して説
明する。まず、図3(a)に示すように、装飾部材11
のステンレス製の基材15の上下両面にマスキング材と
して感光性樹脂などのレジストを塗布し、このレジスト
を露光して現像することにより、貫通孔13に対応する
箇所のレジストを除去する。これにより、貫通孔13に
対応する箇所に開口部16a、17aが形成されたマス
ク部16、17が基材15の上下両面にそれぞれ形成さ
れる。これらマスク部16、17の開口部16a、17
aは、同サイズおよび同形状で相互に対応して形成され
ており、各開口部16a、17aから基材15の上下両
面の一部が露出している。
【0015】次いで、マスク部16、17が形成された
基材15をその上下両面からエッチングする。すると、
図3(b)に示すように、マスク部16、17の開口部
16a、17aから露出した部分の基材15が上下両面
からエッチングにより除去される。そして、露出した部
分の基材15が除去されて上下に貫通した後、基材15
の上下面からマスク部16、17を剥離すると、図3
(c)に示すように、上面側に位置する孔部と下面側に
位置する孔部とが同じサイズのほぼ円柱状の貫通孔13
が基材15に形成される。これにより、貫通孔3が多数
形成された装飾部材11が得られる。この後は、図3
(d)に示すように、装飾部材11を発光部材10の上
に重ね合わせて固定するとともに、装飾部材11の上面
に保護膜14を塗布する。この場合、保護膜14は、発
光部材10上に装飾部材11を固定した後に塗布しても
良く、また発光部材10上に装飾部材11を固定する前
に、予め装飾部材11の上面に塗布しておいても良い。
これにより、時計用文字板4が得られる。
【0016】このような時計用文字板4の製造方法によ
れば、基材15の上下面の対応する位置に開口部16
a、17aを有するマスク部16、17をそれぞれ形成
し、その上下両面からエッチングして開口部16a、1
7aに対応する貫通孔13を形成するので、基材15の
厚さが厚くても、従来例のように片面側からのみエッチ
ングする場合に比べて、貫通孔13の孔径を十分に小さ
く形成することができる。すなわち、基材15をその上
下両面からエッチングするので、エッチングによる片面
側の深さが基材15の厚さの半分程度で済むことにな
り、これにより基材15の厚さが厚くても、貫通孔13
の孔径を小さくすることができる。このため、例えば、
基材15の厚さが0.1mm程度の場合、貫通孔13の
孔径を基材15の厚さ以下に形成することができる。
【0017】このような時計用文字板4では、発光部材
10が発光すると、その光が装飾部材11の多数の貫通
孔13を通して保護膜14から上方に出射するので、装
飾部材11の上方を照明することができるとともに、装
飾部材11の貫通孔13の孔径が小さく形成されている
ので、発光部材10が発光しないときに、装飾部材11
を上面側から見たとき、貫通孔13が目立たないように
することができ、これにより装飾性を高めることができ
るほか、装飾部材11における貫通孔13の密度を高め
ることができ、これにより光の透過量および照度を高め
ることができる。この場合、貫通孔13の密度を従来例
と同じにすると、貫通孔13の孔径が小さいので、装飾
部材11の上面における貫通孔13以外の表面積を広く
することができ、これにより目付け加工などの表面処理
を有効に行うことができる。また、装飾部材11の上面
に透明または半透明な保護膜14を塗布することによ
り、この保護膜14により装飾部材11の上面を保護す
ることができ、これにより装飾部材11の上面の腐食や
損傷を防ぐことができる。
【0018】また、この時計用文字板4を用いた腕時計
では、時計用文字板4を腕時計ケース1内に配置して
も、時計用文字板4の上方に配置された時計ガラス2を
通して、時計用文字板4を見ることができるので、この
時計用文字板4により暗い所でも時刻を知ることができ
るとともに、時計用文字板4の装飾部材11に形成され
た多数の貫通孔13が小さいので、貫通孔13が目立た
ず、装飾性に優れたものが得られる。
【0019】なお、上記第1実施形態の時計用文字板4
は、発光部材10の上面に、直接、装飾部材11を設け
た構造であるが、これに限らず、例えば、図4に示すよ
うな構造であっても良い。すなわち、図4に示された時
計用文字板18は、発光部材10の上面に透明部材19
を設け、この透明部材19の上面に装飾部材11を設け
た3層構造である。このような構造の時計用文字板18
においても、第1実施形態と同様の作用効果があるほ
か、透明部材19により時計用文字板18の強度を補強
することができるので、強度の高いものを得ることがで
きる。
【0020】[第2実施形態]次に、図5および図6を
参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態に
ついて説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して説明する。この腕
時計の時計用文字板20は、装飾部材21の貫通孔22
の上面側に位置する孔部23と下面側に位置する孔部2
4との大きさが互いに異なり、これ以外は第1実施形態
とほぼ同じ構造になっている。すなわち、装飾部材21
に形成された多数の貫通孔22は、図5に示すように、
それぞれ基材15の上面側に位置する孔部23と、基材
15の下面側に位置する孔部24の両者とも同じ円形状
に形成されているが、図6(d)に示すように、下面側
に位置する孔部24の孔径が上面側に位置する孔部23
の孔径よりも大きく形成されている。これにより、貫通
孔22は、上面側の孔部23と下面側の孔部24とで大
きさが異なる段差円柱状に形成されている。この場合、
上面側に位置する孔部23は、第1実施形態の貫通孔1
3の孔径とほぼ同じか、それよりも少し小さい孔径で形
成されている。
【0021】次に、このような時計用文字板20を製造
する場合について、図6(a)〜図6(d)を参照して
説明する。まず、図6(a)に示すように、装飾部材2
1のステンレス製の基材15の上下両面にマスキング材
として感光性樹脂などのレジストを塗布し、このレジス
トを露光して現像することにより、貫通孔22に対応す
る箇所のレジストを除去する。これにより、貫通孔22
に対応する箇所に開口部25a、26aが形成されたマ
スク部25、26が基材15の上下両面にそれぞれ形成
される。この場合、上面側のマスク部25は、貫通孔2
2の上面側の孔部23に対応する小径の開口部25aが
形成され、この小径の開口部25aから基材15の上面
の一部が露出する。また、下面側のマスク部26は、貫
通孔22の下面側の孔部24に対応する大径の開口部2
6aが形成され、この大径の開口部26aから基材15
の下面の一部が露出する。これらマスク部25、26の
各開口部25a、26aは、基板15の上下面の互いに
対応する位置に形成されている。また、上面側のマスク
部25の開口部25aは、第1実施形態の開口部16
a、17aとほぼ同じか、それよりも少し小さく形成さ
れている。
【0022】次いで、マスク部25、26が形成された
基材15をその上下両面からエッチングする。すると、
図6(b)に示すように、マスク部25、26の各開口
部25a、26aから露出した部分の基材15が上下両
面からエッチングにより除去される。そして、露出した
部分の基材15が除去されて上下に貫通した後、基材1
5の上下面からマスク部25、26を剥離すると、図6
(c)に示すように、上面側に位置する孔部23と下面
側に位置する孔部24とで大きさが異なる段差円柱状の
貫通孔22が基材15に形成される。これにより、貫通
孔22が多数形成された装飾部材21が得られる。この
後は、図6(d)に示すように、装飾部材21を発光部
材10の上に重ね合わせて固定するとともに、装飾部材
21の上面に保護膜14を塗布する。これにより、時計
用文字板20が得られる。
【0023】このような時計用文字板20の製造方法に
よれば、基材15の上下面にそれぞれ大きさの異なる開
口部25a、26aが互いに対応するマスク部25、2
6を形成し、その上下両面からエッチングして開口部2
5a、26aに対応する貫通孔22を形成するので、第
1実施形態と同様、基材15の厚さが厚くても、貫通孔
22の上面側に位置する孔部23の孔径を十分に小さく
形成できるほか、特に、貫通孔22の下面側に位置する
孔部24の孔径が上面側の孔部23の孔径よりも大きい
ので、基材15をその上下面からエッチングして貫通孔
22を形成するときに、貫通孔22の上面側の孔部23
と下面側の孔部24との位置ずれによる貫通孔22の製
造不良を防ぐことができ、これにより生産性の向上が図
れる。
【0024】このような時計用文字板20では、第1実
施形態と同様、発光部材10からの光が装飾部材21の
多数の貫通孔22を通して保護膜14から上方に出射す
るので、装飾部材21の上方を照明することができると
ともに、装飾部材21の貫通孔22の上面側に位置する
孔部23の孔径が小さいので、その上面側から見て貫通
孔22が目立たないようにすることができ、これにより
装飾性を高めることができるほか、特に、貫通孔22の
下面側に位置する孔部24の孔径が上面側に位置する孔
部23の孔径よりも大きいので、発光部材10からの光
を下面側の孔部24に十分に取り込むことができ、これ
により貫通孔22を透過する光量が確保できるので、上
面側の孔部23の孔径が小さくても、十分な照度を得る
ことができる。また、この時計用文字板20では、装飾
部材21の貫通孔22が上面側の孔部23と下面側の孔
部24とでその孔径が異なるので、上下面を反転させて
使用すると、異なる装飾効果が得られる。
【0025】なお、上記第2実施形態では、時計用文字
板20の装飾部材21に形成された貫通孔22の上面側
の孔部23と下面側の孔部24とを同じ円形状に形成し
た場合について述べたが、これに限らず、例えば図7ま
たは図8に示すように、上下面で孔部の形状が異なるよ
うに形成しても良い。すなわち、図7に示された第1変
形例の貫通孔22は、その上面側の孔部23を第2実施
形態と同じ大きさの円形状に形成し、下面側の孔部27
を上面側の孔部23よりも横断面積の大きい四角形状に
形成した構造になっている。また、図8に示された第2
変形例の貫通孔22は、その上面側の孔部23を第2実
施形態と同じ大きさの円形状に形成し、下面側の孔部2
8を上面側の孔部23よりも横断面積の大きい歯車形状
や花模様形状に形成した構造になっている。このような
第1、第2変形例においても、第2実施形態と同様の作
用効果がある。
【0026】また、上記第2実施形態およびその各変形
例の時計用文字板20は、発光部材10の上面に、直
接、装飾部材21を設けた構造であるが、これに限ら
ず、例えば、図9に示す第3変形例のような構造であっ
ても良い。すなわち、図9に示された第3変形例の時計
用文字板29は、発光部材10の上面に第1実施形態と
同じ透明部材19を設け、この透明部材19の上面に装
飾部材21を設けた3層構造である。このような構造の
時計用文字板29においても、第2実施形態と同様の作
用効果があるほか、透明部材19により時計用文字板2
9の強度を補強することができるので、第1実施形態と
同様、強度の高いものを得ることができる。
【0027】[第3実施形態]次に、図10および図1
1を参照して、この発明を腕時計に適用した第3実施形
態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示さ
れた第1実施形態と同一部分に同一符号を付して説明す
る。この腕時計の時計用文字板30は、装飾部材31の
貫通孔32の上面側に位置する孔部33と下面側に位置
する孔部34との大きさおよびその対応関係が異なり、
これ以外は第1実施形態と同じ構造になっている。
【0028】すなわち、装飾部材31に形成された多数
の貫通孔32は、図10に示すように、基材15の下面
側に位置する孔部34の横断面積が基材15の上面側に
位置する孔部33の横断面積よりも大きく、かつ上面側
に位置する3つの孔部33が下面側に位置する1つの孔
部34の領域内に対応するように形成されている。この
場合、上面側の孔部33は、図10に示すように、その
横断面形状が円形状に形成され、その孔径が第1実施形
態とほぼ同じか、それよりも少し小さく形成されてい
る。また、下面側の孔部34は、図10に示すように、
その横断面形状が長孔状または楕円状に形成され、その
領域内に上面側の孔部33が3つ対応する程度の大きさ
に形成されている。
【0029】次に、このような時計用文字板30を製造
する場合について、図11(a)〜図11(d)を参照
して説明する。まず、図11(a)に示すように、装飾
部材31のステンレス製の基材15の上下両面にマスキ
ング材として感光性樹脂などのレジストを塗布し、この
レジストを露光して現像することにより、貫通孔32に
対応する箇所のレジストを除去する。これにより、貫通
孔32に対応する箇所に開口部35a、36aが形成さ
れたマスク部35、36が基材15の上下両面にそれぞ
れ形成される。この場合、上面側のマスク部35は、貫
通孔32の上面側の孔部33に対応する小径の開口部3
5aが形成され、この小径の開口部35aから基材15
の上面の一部が露出する。また、下面側のマスク部36
は、貫通孔32の下面側の孔部34に対応する横断面積
の大きい開口部36aが形成され、この横断面積の大き
い開口部36aから基材15の下面の一部が露出する。
これら上下面のマスク部35、36の各開口部35a、
36aは、互いに対応し、かつ下面側の開口部36a内
に上面側の小径の開口部35aが3つ対応している。
【0030】次いで、マスク部35、36が形成された
基材15をその上下両面からエッチングする。すると、
図11(b)に示すように、マスク部35、36の各開
口部35a、36aから露出した部分の基材15が上下
両面からエッチングにより除去される。そして、露出し
た部分の基材15が除去されて上下に貫通した後、基材
15の上下面からマスク部35、36を剥離すると、図
11(c)に示すように、下面側の孔部34に上面側の
孔部33が3つ対応した段差状の貫通孔32が基材15
に形成される。これにより貫通孔32が多数形成された
装飾部材31が得られる。この後は、図11(d)に示
すように、装飾部材31を発光部材10上に重ね合わせ
て固定するとともに、装飾部材31の上面に保護膜14
を塗布する。これにより、時計用文字板30が得られ
る。
【0031】このような時計用文字板30の製造方法に
よれば、第1実施形態と同様、基材15の厚さが厚くて
も、貫通孔32の上面側に位置する孔部33の孔径を十
分に小さく形成できるとともに、下面側の孔部34の横
断面積が上面側の孔部33の横断面積よりも大きく、か
つ下面側の1つの孔部34に上面側の孔部33が3つ対
応しているので、第2実施形態と同様、基材15をその
上下両面からエッチングして貫通孔32を形成するとき
に、貫通孔22の上面側の孔部33と下面側の孔部34
との位置ずれによる貫通孔32の製造不良を防ぐことが
でき、これによっても生産性の向上が図れるほか、特
に、下面側のマスク部36を変えずに、上面側のマスク
部35を変更するだけで、下面側のマスク部36の開口
部36aに対応する上面側のマスク部35の開口部35
aの数を適宜変えることができる。例えば、下面側のマ
スク部36の開口部36aに対応する上面側のマスク部
35の開口部35aを2つまたは1つにしたり、あるい
は下面側のマスク部36の開口部36aごとに対応する
上面側のマスク部35の開口部35aの数が異なるよう
に組み合わせたりすることにより、下面側のマスク部3
6の開口部36aに対応する上面側のマスク部35の開
口部35aの数を適宜変えることができる。
【0032】このような時計用文字板30では、第1実
施形態と同様、装飾部材31の上方を照明できるととも
に、装飾部材31の貫通孔32が上面側から見て目立た
ないようにすることができ、また第2実施形態と同様、
発光部材10からの光を下面側の孔部34に十分に取り
込むことができ、これにより光の透過量が確保できるの
で、十分な照度を得ることができ、また装飾部材31を
上下反転させて使用すると、異なる装飾効果が得られる
ほか、特に、下面側の孔部34に対応する上面側の孔部
33の数を変更するだけで、光の透過量を適宜変えるこ
とができ、これにより照度を変えることができる。
【0033】なお、上記第3実施形態では、下面側の孔
部34に上面側の孔部33が3つ対応するように下面側
の孔部34を形成した場合について述べたが、これに限
らず、上面側の孔部33が4つ以上対応するように下面
側の孔部34を更に大きく形成しても良く、またその形
状は、長孔状や楕円状に限らず、三角形状、四角形状な
どの多角形状や円形状なでも良い。また、上記第3実施
形態およびその変形例の時計用文字板30は、発光部材
10の上面に、直接、装飾部材31を設けた構造である
が、これに限らず、例えば、図12に示すような構造で
あっても良い。すなわち、図12に示された時計用文字
板37は、発光部材10の上面に第1実施形態と同じ透
明部材19を設け、この透明部材19の上面に装飾部材
31を設けた3層構造である。このような構造の時計用
文字板37においても、第3実施形態と同様の作用効果
があるほか、透明部材19により時計用文字板27の強
度を補強することができるので、第1実施形態と同様、
強度の高いものを得ることができる。
【0034】なおまた、上記第1〜第3実施形態および
その各変形例では、装飾部材11、21、31の上面に
保護膜14を設けた場合について述べたが、これに限ら
ず、光透過性を有するカラー膜を設けても良い。この場
合、カラー膜は、単一色でも良く、また多色からなる模
様を形どるものでも良い。このようにすれば、発光部材
10からの光がカラー膜を透過することにより、そのカ
ラー膜に応じた色の光で照明することができ、このため
装飾的なバリエーションをより一層豊富にすることがで
きる。さらに、上記第1〜第3実施形態およびその各変
形例では、アナログ機能を有する腕時計に適用した場合
について述べたが、これに限らず、例えば、デジタル機
能、またはその両者の機能を有する腕時計にも適用でき
るほか、腕時計に限らず、例えば、置き時計、目覚まし
時計、トラベルウォッチ、掛け時計などの時計にも広く
適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、発光部材の上側に多数の貫通孔が上下方
向に形成された装飾部材を配置した時計用文字板におい
て、貫通孔の下面側に位置する孔部の横断面積を上面側
に位置する孔部の横断面積よりも大きく形成したので、
装飾部材の貫通孔をエッチングにより形成する際、上面
側に位置する孔部の孔径を小さく形成することができ、
このため装飾部材を上面側から見たとき、貫通孔が目立
たないようにすることができ、これにより装飾性を高め
ることができるとともに、発光部材からの光を下面側に
位置する孔部で十分に取り込むことができ、これにより
貫通孔を透過する光量が確保できるので、上面側に位置
する孔部の孔径が小さくても、十分な照度を得ることが
でき、このため装飾部材の上方を明るく照明することが
できる。
【0036】この場合、下面側に位置する孔部を、上面
側に位置する孔部が複数個対応する程度の大きさに形成
することにより、下面側の孔部に対応する上面側の孔部
の数を変更するだけで、光の透過量を適宜変えることが
でき、これにより照度を変えることができる。また、装
飾部材の上面に光透過性を有する保護膜または光透過性
を有するカラー膜を設けることにより、装飾部材の上面
を保護するとともに、装飾的なバリエーションを豊富に
することができる。
【0037】また、請求項4に記載の発明の時計用文字
板の製造方法によれば、基材の上下面の対応する位置
に、開口部を有するマスク部をそれぞれ形成し、その上
下両面からエッチングして開口部に対応する貫通孔を形
成するので、基材の厚さが厚くても、従来例のように片
面側からのみエッチングする場合に比べて、貫通孔の孔
径を小さく形成することができ、これにより貫通孔が目
立たないようにすることができる。この場合、基材の上
下面の互いに対応する位置に、同サイズで同形状の開口
部を有するマスク部を形成してエッチングすることによ
り、貫通孔の上面側の孔部と下面側の孔部とを同じ大き
さに形成することができるとともに、貫通孔の孔径を小
さく形成できるので、基材に対する貫通孔の密度を高め
ることができる。
【0038】また、基材の上下面の対応する位置に、異
なるサイズまたは異なる形状の開口部を有するマスク部
を形成してエッチングすることにより、貫通孔の上面側
の孔部と下面側の孔部との位置ずれによる貫通孔の製造
不良を防ぐことができ、これにより生産性の向上が図れ
る。さらに、基材の上下面の対応する位置において、上
面側に設けられるマスク部の開口部と下面側に設けられ
るマスク部の開口部とを異なるサイズで形成するととも
に、一方のマスク部の開口部に他方のマスク部の開口部
を複数対応させてエッチングすることにより、一方のマ
スク部を変えずに、他方のマスク部を変更するだけで、
一方のマスク部の開口部に対応する他方のマスク部の開
口部の数を用に変更することができる。
【0039】請求項8に記載の発明の時計によれば、請
求項1に記載の発明の時計用文字板を時計ケース内に配
置するとともに、この時計ケース内に配置された前記時
計用文字板の上部位置に時計ガラスを配置したので、時
計用文字板の上部位置に配置された時計ガラスを通し
て、時計用文字板を見ることができるので、この時計用
文字板により暗い所でも時刻を知ることができるととも
に、時計用文字板の装飾部材に形成された多数の貫通孔
の孔径が小さいので、貫通孔が目立たず、装飾性の高い
ものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を腕時計に適用した第1実施形態を示
した要部の拡大断面図。
【図2】図1の時計用文字板の正面図。
【図3】図2の時計用文字板の製造工程を示し、(a)
は基材の上下面にマスク部を形成した状態を示した要部
の断面図、(b)は基材の上下両面をエッチングしてい
る途中の状態を示した要部の断面図、(c)はエッチン
グの終了後にマスク部を剥離して得られた装飾部材の要
部の断面図、(d)は装飾部材を発光部材の上側に固定
して保護膜を設けた状態の要部の断面図。
【図4】第1実施形態の時計用文字板の変形例を示した
要部の拡大断面図。
【図5】この発明を腕時計に適用した第2実施形態の時
計用文字板において装飾部材の一部を裏面側から見た正
面図。
【図6】図5の時計用文字板の製造工程を示し、(a)
は基材の上下面にマスク部を形成した状態を示した要部
の断面図、(b)は基材の上下両面をエッチングしてい
る途中の状態を示した要部の断面図、(c)はエッチン
グの終了後にマスク部を剥離して得られた装飾部材の要
部の断面図、(d)は装飾部材を発光部材の上側に固定
して保護膜を設けた状態の要部の断面図。
【図7】第2実施形態の時計用文字板の第1変形例にお
いて装飾部材の一部を裏面側から見た正面図。
【図8】第2実施形態の時計用文字板の第2変形例にお
いて装飾部材の一部を裏面側から見た正面図。
【図9】第2実施形態の時計用文字板の第3変形例を示
した要部の拡大断面図。
【図10】この発明を腕時計に適用した第3実施形態の
時計用文字板において装飾部材の一部を裏面側から見た
正面図。
【図11】図5の時計用文字板の製造工程を示し、
(a)は基材の上下面にマスク部を形成した状態を示し
た要部の断面図、(b)は基材の上下両面をエッチング
している途中の状態を示した要部の断面図、(c)はエ
ッチングの終了後にマスク部を剥離して得られた装飾部
材の要部の断面図、(d)は装飾部材を発光部材の上側
に固定して保護膜を設けた状態の要部の断面図。
【図12】第3実施形態の時計用文字板の変形例を示し
た要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 2 時計ガラス 4、18、20、29、30、37 時計用文字板 10 発光部材 11、21、31 装飾部材 13、22、32 貫通孔 14 保護膜 15 基材 16、25、35 上面側のマスク部 17、26、36 下面側のマスク部 16a、25a、35a 上面側のマスク部の開口部 17a、26a、36a 下面側のマスク部の開口部 23、33 上面側の孔部 24、27、28、34 下面側の孔部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光部材の上側に多数の貫通孔が上下方向
    に形成された装飾部材を配置した時計用文字板におい
    て、 前記貫通孔は、その下面側に位置する孔部の横断面積が
    上面側に位置する孔部の横断面積よりも大きく形成され
    ていることを特徴とする時計用文字板。
  2. 【請求項2】前記下面側に位置する孔部は、前記上面側
    に位置する孔部が複数個対応する大きさに形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の時計用文字板。
  3. 【請求項3】前記装飾部材の上面には、光透過性を有す
    る保護膜または光透過性を有するカラー膜が設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の時計用
    文字板。
  4. 【請求項4】基材の上下面の対応する位置に、開口部を
    有するマスク部をそれぞれ形成し、その上下両面からエ
    ッチングすることにより、前記基材に多数の貫通孔を上
    下方向に形成して装飾部材を作成する工程と、 前記装飾部材を発光部材の上側に配置する工程とからな
    ることを特徴とする時計用文字板の製造方法。
  5. 【請求項5】前記基材の上下面の対応する位置に、同サ
    イズで同形状の開口部を有するマスク部をそれぞれ形成
    してエッチングすることを特徴とする請求項4に記載の
    時計用文字板の製造方法。
  6. 【請求項6】前記基材の上下面の対応する位置に、異な
    るサイズまたは異なる形状の開口部を有するマスク部を
    それぞれ形成してエッチングすることを特徴とする請求
    項4に記載の時計用文字板の製造方法。
  7. 【請求項7】前記基材の上下面の対応する位置におい
    て、上面側に設けられるマスク部の開口部と下面側に設
    けられるマスク部の開口部とを異なるサイズで形成する
    とともに、前記一方のマスク部の開口部に前記他方のマ
    スク部の開口部を複数対応させてエッチングすることを
    特徴とする請求項4に記載の時計用文字板の製造方法。
  8. 【請求項8】前記請求項1に記載の時計用文字板を時計
    ケース内に配置するとともに、この時計ケース内に配置
    された前記時計用文字板の上部位置に時計ガラスを配置
    したことを特徴とする時計。
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