JP5125831B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
前記回路ユニットは、前記バスバーの前記端子部が貫通する上部壁とこの上部壁に連なる側壁とを有し、前記側壁が前記ケースの内側壁に接するようにして前記ケース内に配置されるものであって、前記ケースの上部壁には前記端子部を包囲するようにして端子包囲壁が設けられており、前記回路ユニットの前記側壁の上部及びこれに対向する前記ケースの上部のいずれか一方又は両方には、他方から遠ざけるように凹設された通気空隙が形成され、その通気空隙が前記端子包囲壁により囲まれた外部空間に連通すると共に前記回路ユニット内に連通し、かつ、前記ケースの下部には前記回路ユニット内に連通する吸気口が形成されている。このようにしておけば、発熱部から発生する熱によって、発熱部周辺の空気の温度が上昇すると、温められた回路ユニット内の空気は上方へ移動し、通気空隙を通って外部空間に排気され、ケースの下部に形成された吸気口から空気が流入される。以上のようにして、吸気口から、回路ユニット内を通り、通気空隙を通ってケース外へ排出されるといった空気の流れが生じるため回路ユニット内で発生した熱を効果的にケース外へ放熱できる。
本発明を、車両(図示せず)に搭載される電気接続箱10に適用した一実施形態について、図1ないし図13を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱10は、ケース11内に枠体20及び回路基板12から構成される回路ユニット13を収容してなる。この電気接続箱10は、電源(図示せず)と、ランプ、ホーン等の車載電装品(図示せず)との間に配されて、車載電装品に対して通電、及び断電を実行する。なお、以下の説明においては、図6における上方を上方とし、下方を下方とする。また、図6における左側を正面側とし、右側を背面側とする。
図1及び図6に示すように、ケース11は合成樹脂製であって、図1における右手前側から左奥側へ向かう方向の幅寸法よりも、左手前側から右奥側へ向かう方向(正面側から背面側へ向かう方向)の厚さ寸法が小さく設定された扁平な形状をなしている。ケース11の下方は開口しており、回路ユニット13を下方から挿入することでケース11内部に収容可能となっている。
図6に示すように、ケース11内には、ケース11の上壁11Aに対して略垂直な姿勢で、回路基板12が収容されている。回路基板12の表面には、プリント配線技術により図示しない導電路が形成されている。回路基板12の背面側(図6の右側)の面には、複数のリレー19(本実施形態では4つ、本発明における「発熱性部品」に相当)が実装されており、上述した導電路に各リレー19のリード端子19Aが例えば半田付け等公知の手法により接続されている。なお、リード端子19Aは回路基板12に設けられた貫通孔12Aを貫通しており(図4参照)、その先端が回路基板12の正面側に相当する回路ユニット内の空間SD2(後述)に突き出している。
枠体20は合成樹脂製であって、図4における右手前側から左奥側へ向かう方向の幅寸法よりも、左手前側から右奥側へ向かう方向(正面側から背面側へ向かう方向)の厚さ寸法が小さく設定された扁平な形状をなしている。
図12にて示すように、下側コネクタフード28の正面側は枠体20内側へ凹設されており、これと対向するケース11の側壁11Fの内側面との間には、空隙S7が形成されている。そして、図4にて示すように下側コネクタフード28の上方であって下枠部23の正面側には、枠体20内側へ凹設された凹部23Aが長手方向に2箇所形成されている。これにより、図12及び図13にて示すように下枠部23の正面側と、対向するケース11の側壁11Fとの間に吸気口48Fが形成される。
図3に示すように、枠体20の左右両側には、両側枠部22を上下に貫通して排水路22Aがそれぞれ形成されている。ケース11の上壁11Aであって、排水路22Aの上側に位置する部分には、排水路22Aと連通する型抜き孔41がそれぞれ上壁11Aを上下に貫通して形成されている。型抜き孔41は、後述する弾性撓み片36を成形するためのもので、図1に示すように、ケース11の上壁11Aと長手方向両側の各側壁11Cとを滑らかに連結する曲面部分に位置して形成されている。また、型抜き孔41の開口縁の形状は、図2にて示すように平面視で略矩形状をなしている。
図3に示すように、ケース11の上壁の型抜き孔41の内部には下方に垂下する一対の弾性撓み片36が形成されている。より詳細には、図3に示すように、弾性撓み片36は、型抜き孔41の内側面のうち、図4における左右方向内側の側面41Aから左右方向外方に突出した後、下方に曲がって形成されている。この弾性撓み片36は、略板状をなしており、図3における左右方向に弾性変形可能に形成されている。また、弾性撓み片36の下端部は、側枠部22の排水路22A内に位置して配されている。
ケース11と、回路ユニット13とは以下のようにして組み付けられる。まず、下方に開口されたケース11に、回路ユニット13を下方から挿入する。すると、ケース11の弾性撓み片36の下端部に形成されたロック突部37に、枠体20のロック受け部39が下方から当接する。このとき、ロック突部37のうち図3における左右方向外側の面は傾斜して形成されており、また、ロック受け部39の左右方向内側の角部は切り欠いて形成されているので、ロック突部37は、ロック受け部39の左右方向内側の面に乗り上がる。
続いて、本実施形態の作用について説明する。上記のようにして組み付けられた電気接続箱10は、例えば車両内に図6のようにヒューズ装着部16が上方を向くようにして設置される。電気接続箱10を介して電源から車載電装品に対して通電されると各リレー19に電流が流れ、リレー19からは熱が発生する。
各リレー19から熱が発生すると、リレー19周辺の空気(回路ユニット内の空間SD1内の空気)が温められる。温められた空気は空間SD1を上昇していき、ケース11上方の通気空隙SB4に到達する。そして、図9及び図11の矢線Eで示すように空気は通気空隙SB4を上昇した後、矢線Fで示すように空隙SB3、SB2、SB1の順番で流通し、上枠部21の上方の空間SAに到達する。
空気の排出経路でもある上側コネクタフード14、ヒューズ装着部16及び型抜き孔41は上方に開口されている。このため、例えば、降雨時、洗車時等、電気接続箱10に水が降りかかると、上側コネクタフード14、ヒューズ装着部16及び型抜き孔41からケース11内に水が浸入することがある(図6の矢線N1参照)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
11…ケース
11B、11F…側壁(本発明における「ケースの内側壁」に相当)
12…回路基板
13…回路ユニット
16…ヒューズ装着部(本発明における「端子包囲壁」に相当)
19…リレー(本発明における「発熱性部品」に相当)
21…上枠部(本発明における「端子部が貫通する上部壁」に相当)
22…側枠部(本発明における「上部壁に連なる側壁」に相当)
30B、30F…止水壁
48B、48F…吸気口
50…伝熱板部
53…バスバー
53A…連結部
53B…分岐枝部
55R…バスバー端子(本発明における「他の前記端子部」に相当)
55L、55D…バスバー端子(本発明における「端子部」に相当)
SF1、SB1、SF3、SB3…(本発明における「ケースの上部壁の下面との間の空隙」に相当)
SF2、SB2…空隙(本発明における「端子包囲壁の外周側との間の空隙」に相当)
SF4、SB4…通気空隙
Claims (5)
- 回路基板に電子部品群を実装してなる回路ユニットをケース内に収容してなる電気接続箱において、インサート成形によってバスバーを内部に配置した伝熱板部が前記電子部品群のうちの発熱性部品に近接し、かつ、前記回路基板との間に前記発熱性部品を挟むように配置されると共に、前記バスバーには前記ケースの外部に露出する端子部が一体に形成されていることを特徴とする電気接続箱。
- 前記回路ユニットは、前記バスバーの前記端子部が貫通する上部壁とこの上部壁に連なる側壁とを有し、前記側壁が前記ケースの内側壁に接するようにして前記ケース内に配置されるものであって、前記ケースの上部壁には前記端子部を包囲するようにして端子包囲壁が設けられており、前記回路ユニットの前記側壁の上部及びこれに対向する前記ケースの上部のいずれか一方又は両方には、他方から遠ざけるように凹設された通気空隙が形成され、その通気空隙が前記端子包囲壁により囲まれた外部空間に連通すると共に前記回路ユニット内に連通し、かつ、前記ケースの下部には前記回路ユニット内に連通する吸気口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記回路ユニットの前記上部壁には前記端子包囲壁の外周側との間及び前記ケースの前記上部壁の下面との間に空隙を隔てた止水壁が上方に向けて突設され、前記通気空隙は前記止水壁の外周側に連なることを特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。
- 前記伝熱板部は前記回路ユニットの外側面の一部を構成し、かつ、前記ケースの内側面に沿って配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記バスバーにはその上下に位置して前記端子部が設けられると共に、その上下の端子部間を結ぶ連結部から分岐した分岐枝部が設けられ、その分岐枝部の端部に他の前記端子部が備えられており、前記バスバーのうち前記分岐枝部が前記発熱性部品に近接して設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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