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JP5072259B2 - 表示器保持部品及び携帯電子機器 - Google Patents

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JP5072259B2
JP5072259B2 JP2006124435A JP2006124435A JP5072259B2 JP 5072259 B2 JP5072259 B2 JP 5072259B2 JP 2006124435 A JP2006124435 A JP 2006124435A JP 2006124435 A JP2006124435 A JP 2006124435A JP 5072259 B2 JP5072259 B2 JP 5072259B2
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Description

本発明は、表示器保持部品及び携帯電子機器に関し、特に、表示器に埃等が付着するのを防止すると共に表示器を保持する表示器保持部品、及びこの表示器保持部品により表示器が装着されている携帯電子機器に関する。
従来、携帯電子機器の表示器を保持する表示器保持部品が知られている。携帯電子機器である携帯電話装置には、例えば、メインとサブの2個の表示器を備えたものがあり、サブ表示器は、筐体の外ケース内面に直接取り付けられている。このサブ表示器の表示面に塵埃等が付着するのを防止するため、サブ表示器をスポンジ等の弾性部材により形成したシートを介して筐体に取り付けている。
つまり、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)からなるサブ表示器に接触する筐体側にシートを貼り付けて、サブ表示器と筐体の間に生じる隙間を埋めることにより、筐体内部においてサブ表示器の表示面に塵埃等が入り込むのを防止している。
また、サブ表示器の筐体への固定は、例えば、サブ表示器の表示面を形成するガラス面の周辺を囲うように装着してサブ表示器を保持する、例えば、プラスチックホルダを介して、即ち、サブ表示器を保持したプラスチックホルダを筐体に固定して行っている。
このような、表示器を保持したホルダを用いて筐体に表示器を装着するものとして、例えば、「LCD表示器取付け構造」(特許文献1参照)がある。
ところで、従来の表示器を装着する構造において、表示器の表示面に塵埃等が入り込むのを防止する効果を更に高めるために、筐体に接触するホルダの表面の表示器の周囲に、突条を設け、或いはその突条を二重に配置したものが考えられる。
特開平09−283950号公報
このように、従来の表示器を装着する構造においては、防塵効果を高めるためには、弾性部材により形成した前述したようなシートが必須であり、部品点数を減少させることができない。
本発明の目的は、従来より更に防塵効果を高めつつ、かつ部品点数を減少させることができる表示器保持部品及び携帯電子機器を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る表示器保持部品は、表示器を保持するための表示器保持部品において、保持されるべき表示器の周縁部を覆って表示面を露出させる開口が形成される保持壁を有すると共に、被固定部と係止するための係止固定部を有する枠部と、前記枠部に連続する基部を除き前記枠部から切り離されて形成され、前記保持壁の裏面との間に前記表示器を保持する空隙を設けて前記開口に対向配置された背面保持部と、前記枠部の裏面とは反対側の表面に、前記開口の周縁を囲うよう突出形成された第1突条と、を備え、前記背面保持部を、弾性部材により前記枠部と一体に構成し、前記基部に対向する側を、前記基部を支点に屈曲させて自由に変位すると共に前記保持壁と離間する自由端として、前記表示器を自由端側から前記空隙に挿入可能とし、前記表示器を、前記空隙に挿入し前記保持壁と前記背面保持部との間に挟み込むことにより、前記空隙に前記表示器を収納保持することを特徴としている。
また、本発明は、前記保持壁の前記開口の縁に、前記保持壁の他の部位に比して薄肉に形成される可撓部をさらに備え、前記可撓部は、前記枠部の裏面における前記第1突条が形成される位置に対応する位置において、前記枠部の裏面側と表面側との間の厚さについて前記開口側を薄く、前記枠部の外周側を厚くなるよう形成されていることを特徴とすることが好ましい。
また、本発明は、前記枠部は、前記枠部の表面における前記第1突条の外側にて、前記開口を囲うとともに前記第1突条より突出量が小さい第2突条が形成されていることを特徴とすることが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器は、表示器と、前記表示器の表示面を外部から視認可能な窓部を有する筐体と、前記表示器を保持した状態で前記筐体内に固定される請求項1ないしのいずれか一項に記載の表示器保持部品と、を備え、前記第1突条を前記筐体内部の前記窓部周縁に押圧される状態にて前記筐体内に前記表示器を保持して格納されることを特徴としている。
また、本発明は、前記筐体内の前記表示器の裏面側に配される板金部品をさらに有し、前記表示器保持部品は、前記板金部品と前記筐体内面の前記窓部の周縁との間で前記第1突が収縮するよう挟まれて前記筐体内に固定されることを特徴とすることが好ましい。
本発明によれば、部品点数を減少させつつ防塵効果を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るホルダを示し、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。図2は、図1(a)のホルダを示し、(a)はA−A線に沿う断面図、(b)はB−B線に沿う断面図である。
図1及び図2に示すように、ホルダ(表示器保持部品)10は、枠部11に囲まれた矩形状の開口12を有する枠形枠状体からなり、ゴム、スポンジ、軟質樹脂等の弾性部材を一体成型することにより形成されている。このホルダ10には、後述する薄板状の表示器18(図3参照)が組み込まれ保持される。
枠部11は、少なくとも表示器18の厚み(肉厚)に相当する厚み(表裏面幅)を有しており、表面11a(第2の面)側には、一方の長辺部にカバー部13(図1(a)参照)が、他方の長辺部及び両短辺部に保持壁14(図1(a)参照)が、裏面11b(第1の面)側には、他方の長辺部に舌部(背面保持部)15(図1(b)参照)を、それぞれ有している。つまり、枠部11は、保持されるべき表示器18の周縁部を覆って表示面18aを露出させる開口12が形成される保持壁14を有する。また、枠部11は、裏面11b表示器18の外周を囲う壁状の側壁11cを有するように形成されており、カバー部13裏面側の側壁の中央部分が、配線部材を位置させるために切り欠かれている(図1(b)参照)。
開口12は、表示器18の表示面18aを露出させることができる、表示面18aの形状に対応した開口形状を有している。カバー部13は、後述する外部配線接続部19を覆うことができる幅が広い薄板状に形成されている(図1参照)。保持壁14は、カバー部13に連続すると共に枠部11の側壁11cに対し内向きフランジ状に形成されている(図1,2参照)。
舌部15は、他方の長辺部から延び出て先端がカバー部13近傍に達する矩形状を有しており、一方の長辺部(即ち、カバー部13)側及び両短辺部側の3辺が枠部11から切り離され離間している(図1,2参照)。また、舌部15と枠部11の連結部となる枠部11の他方の長辺部Hが、枠部11に対し曲げ易くなるように、舌部15における他方の長辺部H以外の部分に比べ薄肉状態に形成されている(図1,2参照)。
つまり、舌部15は、枠部11の特に側壁11c一部に連続する連結部をもって連続して形成されるとともに、この連結部を除き枠部11から切り離されて、開口周縁部(保持壁14)から表示器を保持可能な程度の空隙を持って、枠部11の第1の面に対向するように、かつ、開口12の範囲内に位置する形状を有して形成されており、表示面18aの背面側に位置している。このため、他方の長辺部Hを基部15aとして一方の長辺部側が自由端15bとなり、基部15aを支点に屈曲させて自由端15bを表面11a側及び裏面11b側に自由に変位させることができる。
このように、枠部11は、保持壁14により、保持した表示器18の表示面18a側周縁部を覆うと共に、表示面18aを露出させる開口12を形成しており、表面11a側と裏面11b側の間、即ち、カバー部13及び保持壁14と舌部15の間の空隙に、表示器18を挟み込むように収納し保持することができる。
また、ホルダ10には、枠部11の表面11a側に、開口12を取り囲むように全周にわたって形成されると共に、所定間隔を有して内外二重に配置された、突条(第1突条)16aと突条(第2突条)16bが突設されている。2本の突条16a,16bは、それぞれ弾性部材からなる、枠部11の表示器視認方向に向けて突出する細い糸状のリブ形に形成されている。枠部11には、他方の長辺部(即ち、舌部15の基部15a側)の離間する2箇所と、各短辺部の一方の長辺部(即ち、カバー部13)側端の2箇所の計4箇所に、爪受け部(係止固定部)17が設けられている。各爪受け部17は、裏面11b側に開口する各辺に沿った長穴状に形成されている(図1(b)参照)。
このホルダ10は、例えば、金型成型により形成することができるが、成型に際しアンダーカット部となる箇所を極力減らしているので、生産性の向上を図ることができる。つまり、ホルダ10にあっては、成型に際しアンダーカット部となる箇所が、舌部15の基部15aのみであり、保持壁14が形成された、舌部15の一方の長辺部(即ち、カバー部13)側及び両短辺部側の3辺部分は、裏面11b側が空間となっている(図1,2参照)。
また、舌部15は、開口12の範囲内に位置しているので、ホルダ10の金型設計に際し抜き構造を容易に形成することができる。また、カバー部13裏面側で切り欠かれた枠部11の離間距離は、舌部15の横幅(自由端15b側辺の幅)と略同一に形成されており(図1(b)参照)、ホルダ10の金型設計に際し効果的である。更に、枠部11は、舌部15が形成されていない部分が、保持壁14を有するのみのL字状断面形状を有している(図2参照)ので、ホルダ10の金型設計に際し抜き構造を容易に形成することができる。
なお、表示器18を保持するホルダ10が、基部15aで枠部11に接続し、基部15a以外は枠部11から切り離された舌部15を有することにより、金型によるホルダ10の成型後、舌部15をめくって金型からホルダ10を取り出すことができる。
図3は、図1のホルダに保持される表示器を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。図3に示すように、ホルダ10に保持される表示器18は、液晶ディスプレイ(LCD)や有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)等からなる。表示器18の一方の長辺部側には、表示器18に対し給電及び信号導通を行う外部配線接続部19が形成されており、外部配線接続部19には、フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)20が接続されている。外部配線接続部19は、表示面18aの外形線(短辺)を延長して形成した長方形状を有している。なお、表示器18には、自発光素子型の表示器(OLEDなど)、或いはバックライトを備えた表示器(LCDなど)が用いられる。
図4は、図1のホルダに図3の表示器を装着した状態を示し、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。図4に示すように、ホルダ10に表示器18を装着する((a)参照)場合、裏返しにしたホルダ10の舌部15をめくって上方に引き上げ((b)矢印参照)、その状態を保持したまま、裏返しにしてFPC20が取り付けられていない側を先方に向けた表示器18を、カバー部13側から舌部15下方に挿入する((b)白抜き矢印参照)。
挿入した表示器18を、開口12の上方から開口12を塞ぐように枠部11に嵌め込んで、枠部11に組み込む((b)参照)。枠部11に表示器18を組み込んだ後に、舌部15の保持を解除すると、弾性部材からなる舌部15は、直ぐに元の状態に復帰して表示器18の裏面18bに接触した状態になる。このようにして、容易に表示器18をホルダ10に取り付けることが可能となっている。
図5は、表示器装着状態のホルダを示し、(a)は図4(a)の断面による説明図、(b)は(a)の保持壁を拡大した説明図である。図5に示すように、ホルダ10に装着された表示器18は、表示面18a側をカバー部13及び保持壁14に接触させると共に、裏面18b側を舌部15に接触させており、カバー部13及び保持壁14と舌部15によって表裏面両側から挟み込まれた状態になる((a)参照)。この状態で、表示器18は、表示面18aの全域を開口12から露出させる(図3(a)参照)と共に、裏面18bの略全域が舌部15に覆われる(図3(b)参照)。
保持壁14には、2本の突条16a,16bが形成されているが、保持壁14の先端側、即ち、枠部11の内側に位置する突条16aと、保持壁14の基部側、即ち、枠部11の外側に位置する突条16bは、枠部11の表面11aからの高さが異なっている((b)参照)。
つまり、例えば、突条16bを、突条16aより高さaだけ低く形成することにより、2本の突条16a,16bは、突出高さを異ならせている。また、高さaは、0.05mから0.3mmの範囲内であれば良く、例えば、約0.1mmに形成することが望ましい。
また、保持壁14の先端側、即ち、枠部11の内側に位置する突条16aの下部には、可撓部14aが形成されている。この可撓部14aは、裏面11b(第1の面)における突条16aが形成される位置に対応する位置において、枠部11の裏面11b側と表面11a側との間の厚さについて開口12側を薄く、枠部11の外周側を厚くなるよう形成されている。この可撓部14aは、少なくとも突条16aが位置する部分を含んでおり、突条16aの突出先端に対し表示器下向きの押圧力が付加された場合、突条16aを容易に開口の中央向き方向に横倒しに倒れ込ませる。
この可撓部14aを形成するためには、保持壁14の先端側が傾斜面或いは段差部等により撓み易い形状になっていればよい。更には、内部を中空にしても撓み易いので同様の効果が得られる。つまり、可撓部14aは、裏面11bにおいて一段段差が付けられて薄くなっていたり、開口縁の突条16aの直下に中空構造にしたりして、保持壁14における他の部位よりも薄肉加工して軟性を持たせてあれば、突条16aが押圧されたときに撓み易くなるので、ケース内側の窓部周縁への密着を均一にし易い。
突条は、可撓部14aの上方に位置する枠部11内側の突条(第1突条)16aと、突条16aの外側に位置して開口12を囲う枠部11外側の突条(第2突条)16bの二重に形成されている。
図6は、図1の表示器を保持したホルダが装着される携帯電子機器の斜視図である。図7は、図6の携帯電子機器の分解構成図である。図6に示すように、携帯電子機器である携帯電話装置21は、第1筐体(上側筐体)22と第2筐体(下側筐体)23が後述するヒンジ部31(図7参照)を介して連結され、第1筐体22と第2筐体23がヒンジ部31を軸に相互に接近・離反する方向に回動する折り畳み式構造を有している。
この携帯電話装置21には、第1筐体22の内面側に配置したメイン表示器(内蔵表示器)24(図7参照)と、外表面側に配置した、上述したホルダ10に組み込まれ保持された表示器18(図3参照)からなるサブ表示器の2つの表示器が備えられている。
図7に示すように、第1筐体22は、メイン表示器24が装着される下ケース25、補強板金(板金部品)26、メイン基板27、サブ表示器18を保持したホルダ10が装着される上ケース(外部ケース)28、及び化粧パネル(加飾プレート)29を有しており、これら各部材を記載順に積み重ねて組み立てられている。下ケース25には、SOB(System On Board)基板(図示略)を組み込んだヒンジ部31が設けられている。
プレス成形により形成される補強板金26は、薄板状のメイン表示器24を補強すると共に表示器の静電気対策を兼ねており、ホルダ10の枠部11を取り付けて位置決め固定するための爪(係止手段)26aを4個有している。この爪26aは、例えば、板金からの切り起こしにより別部品を設けることなく形成され、枠部11に4箇所設けられた爪受け部17(図1(b)参照)に挿入係止する。
メイン基板27には、メイン表示器24の駆動用デバイス等(図示しない)が形成されており、上ケース28と上ケース28の外表面に取り付けられる化粧パネル29には、サブ表示器18の表示面18aを露出させる開口28a,29aが開けられている。化粧パネル29の開口29aには、アクリル樹脂等の透明部材からなるウインドパネル32が装着される。
第2筐体23は、駆動用のバッテリ(図示しない)が装着された後に下ケース34の蓋をするバッテリケース33、基板等(図示しない)が装着される下ケース34、及び操作キー(図示しない)が装着される上ケース35を有しており、これら各部材を記載順に積み重ねて組み立てられている。下ケース34と上ケース35は、ヒンジ部31が取り付けられるヒンジ受け部34a,35aを有している。
図8は、補助板金装着後の第1筐体の分解構成図である。図8に示すように、下ケース25に補助板金26の装着されたメイン表示器24を取り付けた後、サブ表示器18をホルダ10に装着して、サブ表示器18を保持したホルダ10を補助板金26に取り付ける。補助板金26にホルダ10を取り付けた後、補助板金26の上にメイン基板27を配置する。ホルダ10から露出するサブ表示器18のFPC20は、メイン基板27のコネクタ27aに接続される。このFPC20を介して、メイン基板27からサブ表示器18へ給電及び信号導通が行われる。
メイン基板27を配置した後、メイン基板27、サブ表示器18を保持したホルダ10、及び補助板金26を覆うように、下ケース25に上ケース28を取り付ける。上ケース28の外表面には化粧パネル29が取り付けられており、化粧パネル29の開口29aに嵌め込んだ透明なウインドパネル32により、上ケース28の開口28aから露出させたサブ表示器18の表示面18aが覆われる。
図9は、ホルダの装着について説明し、(a)はホルダ取り付け前の斜視図、(b)はホルダ取り付け後の斜視図である。図9に示すように、第1筐体22の下ケース25にメイン基板27と共に組み込まれた補強板金26は、メイン基板27に設けられたホルダ10を配置するための空間から、4個の爪26aを露出させている((a)参照)。
この4個の爪26aに、枠部11の4箇所の爪受け部17をそれぞれ位置させて、補強板金26にホルダ10を載置し、爪受け部17に爪26aを軽く圧入して嵌合状態にする。なお、爪26aの長さ(高さ)は、爪受け部17の深さよりわずかに短く構成してあり、爪26aは爪受け部17を貫通することなく、爪受け部17内に位置する。これにより、サブ表示器18を保持したホルダ10は、補強板金26に位置決め固定され、表示面18aを上に向けた状態で下ケース25に装着される((b)参照)。
つまり、メイン表示器24の表示面の背面側に配置された補強板金26に、表示面背面側方向に突出させて爪26aを形成し、この爪26aを爪受け部17に係止させて、補強板金26にホルダ10を固定する。
図10は、表示器を保持したホルダのケース装着状態を示し、(a)は斜視断面図、(b)は拡大断面図である。図10に示すように、サブ表示器18を保持したホルダ10は、舌部15を補強板金26に接触させて第1筐体22の上ケース28に組み込まれており((a),(b)参照)、上ケース28の開口28aから露出するサブ表示器18の表示面18aは、ウインドパネル32に覆われている。このように、サブ表示器18は、表示面、その裏面、さらには側面という全方位に対してホルダ10という緩衝材にて囲まれる状態で組み込まれることとなり、全方位への衝撃に対して強くすることができる。
図11は、第1筐体の上ケースを内面側から見た斜視図である。図11に示すように、第1筐体22の上ケース28には、開口28aにウインドパネル32が取り付けられている。この上ケース28を、ウインドパネル32がサブ表示器18の表示面18aを覆うように、下ケース25に装着する。上ケース28を下ケース25に装着することにより、上ケース28の開口28a周辺の内面Nには、ホルダ10の枠部11が圧着した状態になり、枠部11によって、サブ表示器18の表示面18aは上ケース28の内面Nとの間で隙間なく密閉される。従って、ホルダ10により、上ケース28の内面Nとサブ表示器18の間から塵埃が入り込むのを阻止して、表示面18aに塵埃が付着するのを防止することができる。特に、ホルダ10の圧着される開口28a周縁の内面Nは、凹凸のない平面に構成されており、密閉性が高められている。
つまり、サブ表示器18を保持したホルダ10が、上ケース28に組み込まれる場合、保持壁14に形成された2本の突条16a,16bは、高い方、即ち、突条16aから先に上ケース28の内面に接触し、続けて、低い方、即ち、突条16bが上ケース28の内面に接触することになる。このとき、先に上ケース28の内面に接触する突条16aは、可撓部14aにより、容易に横倒し状態に変形するので、突条が接触する筐体の内圧が過度に高くなることはない。更に、筐体の内圧を高めることなく、突条16bとも十分に密着した状態になる。
従って、2重の突条16a,16bを備えたホルダ10は、少なくとも突条16aが変位変形して上ケース28の内面に密着した状態になり、更に、突条16bが上ケース28の内面に接触する状態になって、上ケース28との間にサブ表示器18の表示面18aを密封することができる。このため、ホルダ10により、防塵・防水効果が飛躍的に向上し、上ケース28の内面とサブ表示器18の間から塵埃が入り込むのを阻止して、表示面18aに塵埃が付着するのを防止することができる。
このように、ホルダ10に保持された表示器18は、表示器18を、表示器18の表裏面両側から挟み込む弾性部材からなるホルダ10に装着し保持する工程と、表示器18を保持するホルダ10を、表示器18の裏面18b側に位置する筐体構成部品である補強板金26に位置決め固定する工程と、表示器18の裏面18b側に位置決め固定したホルダ10を、窓部32が装着される上ケース28の内面に突条16a,16bを押圧状態に接触させて筐体内に組み込む工程とを経て、携帯電子機器である携帯電話装置21に組み付けられる。
即ち、携帯電話装置21は、表示器18を保持したホルダ10と、ホルダ10が突条16a,16bを押圧状態にして内部に固定されると共に、表示器18の表示面18aを外部から視認可能なウインドパネル32を有する筐体とを備えており、ホルダ10は、表示器18の裏面18b側に位置する筐体構成部品である補強板金26に固定されると共に、突条16a,16bをウインドパネル32が装着される上ケース28の内面に押圧状態に接触させて組み込まれる。
上述したように、サブ表示器18を、従来の表示器の筐体側に貼り付けたスポンジ等のシートを用いることなく、ゴム等の弾性部材からなるホルダ10のみで装着することができるため、防塵効果を兼ね備えた表示器装着構造を得ることができる。つまり、従来の表示器を保持する構造のように、表示器を保持するプラスチックホルダに加え、表示器のガラス面を保護するための別部材(例えば、弾性部材からなるシート)が必要になることがない。
ところで、従来の表示器を装着する構造において、防塵効果を更に高めるために、突条を設けた場合、突条の高さを高くすると、突条が接触する筐体の内圧が過度に高くなり筐体の厚さが厚くなってしまうのが避けられず、また、突条を二重に配置した場合、2つの突条の高さが同じにならずどちらかに荷重が偏ってしまうため、二重にした実質的効果を得ることが困難であった。
二重構造にすると、防塵性は向上するが、部品の寸法バラツキや組み込みのバラツキを吸収するために、オーバラップ量を大きくすると圧力が高くなってしまう、という懸案が発生する。そこで、突出高さが低い外側の突条16bと突出高さが高い内側の突条16aにした。突出高さが低い外側の突条16bは下からの圧力がしっかりかかり密閉性が良く、突出高さが高い内側の突条16aは、圧力は低いがオーバラップ量は大きいので万が一の大きな寸法バラツキまたは振動や落下衝撃で内部部品が動いても追従できる。つまり、それぞれの効果で防塵性が更に向上する。
また、ホルダ10は、弾性部材からなる舌部15による舌構造を有するので、サブ表示器18をホルダ10に簡単、且つ、容易に装着することができ、サブ表示器18の組み込み工数を削減することができると共に、アンダーカット部を極力減らして生産性を向上させることができる。更に、サブ表示器18は、表示面18a側及び裏面18b側さらには側面を含む略全周がゴム等の弾性部材により覆われているので、落下等により、ガラス板からなる表示面18aを有するサブ表示器18に衝撃が加わった場合でも、効果的に衝撃を吸収することができる。
さらに、サブ表示器18の略全周をホルダ10で覆うことにより、自発光或いはバックライト等の照明光が、表示面用の開口以外から光漏れしてて、表示面の光量が落ちたりせず、表示面の光り方が均一になりやすくなる。また、逆に、メイン表示器などの照明光が侵入したりすることを防ぐこともできる。
なお、上記実施の形態において、ホルダ10は、携帯電話装置のサブ表示器18を保持する例を示しているが、これに限らず、さらに他の表示器を保持して、同様に装着しても良いし、PDAやポータブルゲーム機、ナビゲーション、電子辞書などの他の携帯電子機器において実施しても良いことは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係るホルダを示し、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 図1(a)のホルダを示し、(a)はA−A線に沿う断面図、(b)はB−B線に沿う断面図である。 図1のホルダに保持される表示器を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 図1のホルダに図3の表示器を装着した状態を示し、(a)は表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図である。 表示器装着状態のホルダを示し、(a)は図4(a)の断面による説明図、(b)は(a)の保持壁を拡大した説明図である。 図1の表示器を保持したホルダが装着される携帯電子機器の斜視図である。 図6の携帯電子機器の分解構成図である。 補助板金装着後の第1筐体の分解構成図である。 ホルダの装着について説明し、(a)はホルダ取り付け前の斜視図、(b)はホルダ取り付け後の斜視図である。 表示器を保持したホルダのケース装着状態を示し、(a)は斜視断面図、(b)は拡大断面図である。 第1筐体の上ケースを内面側から見た斜視図である。
符号の説明
10 ホルダ
11 枠部
11a 表面
11b 裏面
12 開口
13 カバー部
14 保持壁
14a 可撓部
15 舌部
15a 基部
15b 自由端
16a,16b 突条
17 爪受け部
18 表示器
18a 表示面
18b 裏面
19 外部配線接続部
20 FPC
21 携帯電話装置
22 第1筐体
23 第2筐体
24 メイン表示器
25 下ケース
26 補強板金
26a 爪
27 メイン基板
28 上ケース
28a,29a 開口
29 化粧パネル
31 ヒンジ部
32 ウインドパネル
33 バッテリケース
34a,35a ヒンジ受け部
34 下ケース
35 上ケース
a 高さ

Claims (5)

  1. 表示器を保持するための表示器保持部品において、
    保持されるべき表示器の周縁部を覆って表示面を露出させる開口が形成される保持壁を有すると共に、被固定部と係止するための係止固定部を有する枠部と、
    前記枠部に連続する基部を除き前記枠部から切り離されて形成され、前記保持壁の裏面との間に前記表示器を保持する空隙を設けて前記開口に対向配置された背面保持部と、
    前記枠部の裏面とは反対側の表面に、前記開口の周縁を囲うよう突出形成された第1突条と、を備え、
    前記背面保持部を、弾性部材により前記枠部と一体に構成し、前記基部に対向する側を、前記基部を支点に屈曲させて自由に変位すると共に前記保持壁と離間する自由端として、前記表示器を自由端側から前記空隙に挿入可能とし、
    前記表示器を、前記空隙に挿入し前記保持壁と前記背面保持部との間に挟み込むことにより、前記空隙に前記表示器を収納保持することを特徴とする表示器保持部品。
  2. 前記保持壁の前記開口の縁に、前記保持壁の他の部位に比して薄肉に形成される可撓部をさらに備え、
    前記可撓部は、前記枠部の裏面における前記第1突条が形成される位置に対応する位置において、前記枠部の裏面側と表面側との間の厚さについて前記開口側を薄く、前記枠部の外周側を厚くなるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示器保持部品。
  3. 前記枠部は、前記枠部の表面における前記第1突条の外側にて、前記開口を囲うとともに前記第1突条より突出量が小さい第2突条が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示器保持部品。
  4. 表示器と、前記表示器の表示面を外部から視認可能な窓部を有する筐体と、前記表示器を保持した状態で前記筐体内に固定される請求項1ないし3のいずれか一項に記載の表示器保持部品と、を備え、
    前記第1突条を前記筐体内部の前記窓部周縁に押圧される状態にて前記筐体内に前記表示器を保持して格納されることを特徴とする携帯電子機器。
  5. 前記筐体内の前記表示器の裏面側に配される板金部品をさらに有し、
    前記表示器保持部品は、前記板金部品と前記筐体内面の前記窓部の周縁との間で前記第1突が収縮するよう挟まれて前記筐体内に固定されることを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
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