JP5071461B2 - 交通情報推定装置、交通情報推定のためのコンピュータプログラム、及び交通情報推定方法 - Google Patents
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このVICSは、各種の路側センサ(車両感知器やループコイル等)から収集した車両台数や車両速度等よりなる定点観測情報に基づいて、各路線での渋滞やリンク旅行時間を含む交通情報を集計し、その交通情報を、ビーコンによる狭域通信やFM放送等の広域通信によってドライバーに提供するものである。
このプローブシステムは、例えば特許文献1および2に示すように、実際に道路を走行する車両(プローブ車両)を移動体センサとして利用するものであり、現時点の車両位置や時刻等のプローブ情報を無線通信によって各プローブ車両から収集し、道路の交通情報を生成するものである。
したがって、ある道路リンクの交通情報が取得されると、推定部が、当該道路リンクを含む前記選定グループ内にある他の道路リンクの交通情報を、前記推定情報に基づいて推定するので、推定される他の道路リンクの交通情報の信頼性は高い。
また、前記プローブ交通情報の他に、前記定点交通情報を取得できた場合、推定部は、プローブ交通情報による相関と定点交通情報による相関とを比較して、相関が高い方の推定情報に基づいて前記推定を行うので、推定される道路情報の信頼性をより一層高くすることができる。
したがって、ある道路リンクの交通情報が取得されると、推定部が、当該道路リンクを含む前記選定グループ内にある他の道路リンクの交通情報を、前記推定情報に基づいて推定するので、推定される他の道路リンクの交通情報の信頼性は高い。
また、前記推定部によって交通情報が推定される道路リンクの数を多くしたい場合や、当該数よりも相関のレベル(つまり相関の強さ)を優先させたい場合等の状況に応じて、前記調整部は前記所定レベルを調整することができる。
この場合、プローブ車両より送信され前記取得部が取得したプローブ情報に基づいて、前記推定情報は求められ、さらに、プローブ車両より送信されたプローブ情報に基づいて、推定部により道路リンクの交通情報の推定が行われる。
このため、例えば、道路に設置された路側センサが用いられて収集した定点観測情報(例えばVICS情報)を取得することができない場合であっても、プローブ車両より送信されたプローブ情報に基づいて、道路リンクの交通情報の推定が可能となる。
[1.全体構成]
図1は、本発明の交通情報推定装置1を含む交通情報システムを示している。この交通情報システムは、交通情報推定装置1のほか、車載装置2を搭載したプローブ車両3、車載装置2と無線通信する路側通信機4、路側センサ5及びVICSセンター6を含む。
一方、前記プローブ情報は、道路を走行するプローブ車両3から取得するため、エリアカバー率を高くすることが可能である。ただし、プローブ車両3となるための車載装置2の普及率がまだ低いため、時間的に低密度のデータしか得られない。
本実施形態に係る交通情報推定装置1は、VICS情報もプローブ情報も得られない道路リンクの交通情報を推定して、当該道路リンクの交通情報を補完することで、所定エリア内(前記管理グループG内)の全道路リンクL1〜L10の交通情報を取得する。このように、VICS情報もプローブ情報も得られない道路リンクの交通情報を補完することで、より精度が高い交通情報を車両(ナビゲーションシステム)に提供したり、精度良く交通管制を行ったりすることが可能となる。
なお、以下では、VICS情報もプローブ情報も得られず交通情報を推定して補完する道路リンクを、「推定対象道路リンク」という。
前記推定部11は、後にも説明するが、管理グループG内にある推定対象道路リンクの交通情報を、当該管理グループG内にあって交通情報を取得できた道路リンク(関連道路リンク)の当該交通情報に基づいて推定する。
入力情報処理部16は、取得部21、算出部22、選定部23及び調整部24を備えている。これらの各機能の詳細については、後に説明するが、取得部21は、管理グループG内にある複数の道路リンクL1〜L10の交通情報を、前記入力情報に基づいて取得することができる。そして、算出部22は、取得部21が取得した交通情報に基づいて、管理グループG内の一つの道路リンクの交通情報から他の道路リンクの交通情報を推定するための推定情報としての回帰直線、及び、管理グループG内の複数の道路リンクそれぞれの交通情報同士の相関(相関の強さ)を求める。なお、この相関は、以下の実施形態では回帰直線の寄与度である。選定部23は、所定の道路リンクを管理グループGの中から選定グループとして選定する。そして、調整部24は、推定部11によって交通情報が推定される推定対象道路リンクの数に関する指標に応じて、後述の閾値αを調整する機能を有している。
VICS情報処理部17は、ある道路リンクに関して得られたVICS情報に含まれるリンク旅行時間から、当該道路リンクの旅行速度を算出する。すなわち、旅行速度を算出しようとする道路リンクのリンク長を、当該道路リンクのリンク旅行時間で除することで、旅行速度[km/h]を算出する。なお、管理グループG内の全道路リンクL1〜L10のリンク長は、予め、交通情報推定装置1に設定されている。
図4に示すように、L1〜L4及びL10までの5個の連続した道路リンクが存在する場合において、道路リンクL3の図右方(矢印A方向)への旅行速度を算出するためには、プローブ車両3が、進行方向一つ手前の道路リンクL2(第1位置)に位置している間に送信した第1プローブ情報pr1と、当該プローブ車両3が移動して進行方向一つ先の道路リンクL4(第2位置)に位置している間に送信した第2プローブ情報pr2とを用いる。
なお、通常の速度算出区間の距離Dが短い場合であっても、車両台数が多い(例えば、10台以上)の場合には、速度算出区間を通過するのに要する時間を複数の車両からのプローブ情報で平均化することにより、誤差を小さくできる。したがって、通常の速度算出区間の距離Dが、設定された最小距離以下であり、かつ、単位時間あたりのプローブ車両の数(プローブ情報の数)が設定された最小数以下である場合に限って、拡張された速度算出区間での速度算出をおこなってもよい。
以上の取得部21の機能により、プローブ情報に基づいて道路リンクL1〜L10それぞれの旅行速度を取得することが可能となる。なお、この旅行速度の情報を、以下では「速度情報」と呼んで説明する。
[3.1 推定処理の概要]
図5は、交通情報推定装置1による交通情報推定方法を示している。まず、前記のように取得部21が取得した速度情報に基づいて、当該取得部21は、第一の中間データベース12aを生成する(ステップS1)。
すなわち、交通情報推定装置1が、プローブ情報、及び、VICS情報を取得可能であれば当該VICS情報を取得すると、図3において説明したように、取得部21が当該VICS情報及び当該プローブ情報から、各道路リンクの速度情報を生成する。
ただし、管理グループG内の全ての道路リンクL1〜L10において、車載装置2を搭載したプローブ車両3が走行しているとは限らないので、ステップS1では、速度情報が取得できる道路リンクは通常、管理グループG内の全道路リンクL1〜L10のうちの一部であり、速度情報が得られない道路リンクがある。
図6では、t1からt20までのタイムスロットからなり、1タイムスロットはVICS情報の更新周期と同じであり、例えば5分である。プローブ情報処理部18によってタイムスロット毎に取得された速度情報が、当該タイムスロットでの速度情報(実測値)となる。なお、1タイムスロットに同じ道路リンクで複数の速度情報が取得された場合は、その平均値が当該1タイムスロットの速度情報となる。図6では、道路リンクLiの速度情報をVi(i=1〜10)として示している。
そして、推定対象道路リンクの推定した速度情報を、推定データベース13(図2参照)にセットし、推定データベース13を更新する(ステップS3)。
前記ステップS2により、ステップS1で速度情報が取得できなかった推定対象道路リンクの速度情報(推定値)も得られる。以上より、推定データベース13は、実測値と推定値とが混在したものとなる。
図5のステップS1から再度説明すると、取得部21(図2参照)のプローブ情報処理部18は、タイムスロット毎に(5分毎に)管理グループG内にある道路リンクL1〜L10の交通情報として速度情報を取得する。すなわち、あるタイムスロットにおいて、ある道路リンクに存在しているプローブ車両3の車載装置2がプローブ情報を送信し、路側通信機4が当該プローブ情報を受信し、プローブ情報処理部18がさらに当該プローブ情報を受信した場合、当該プローブ情報処理部18は、このプローブ情報に含まれている情報から、当該道路リンクにおける速度情報を生成する。そして、プローブ情報処理部18は、生成して取得した各速度情報を、第一の中間データベース12a(図6参照)に蓄積する。
なお、本実施形態(図9)では、管理グループGに含まれている道路リンクは10個である。このため、この10個の道路リンクL1〜L10から、2つで1組とする道路リンクを選択すると、その組み合わせは45通りが考えられる。
図7には、前記45通りの組み合わせの内の、代表として、道路リンクL1とL2との組、道路リンクL1とL3との組、道路リンクL2とL3との組、道路リンクL3とL4との組、及び、道路リンクL4とL5との組を示している。例えば、道路リンクL1とL2との組み合わせでは、20のタイムスロットの中から6個のデータ組が抽出され、道路リンクL1とL3との組み合わせでは、20のタイムスロットの中から8個のデータ組が抽出される。
なお、前記のとおり、10個の道路リンクL1〜L10から、2つで1組とする道路リンクを選択すると、その組み合わせは45通りであり、この場合、45通りの前記回帰直線を求めることが考えられるが、例えば、2つ道路リンクL1,L2の内の一方の道路リンクL1の交通情報から他方の道路リンクL2の交通情報を推定するために用いられる回帰直線と、これとは反対に、他方の道路リンクL2の交通情報から一方の道路リンクL1の交通情報を推定するために用いられる回帰直線とは、異なる。このため、回帰直線を求めるための道路リンクの組み合わせは全部で90(45×2)通りとなり、90通りの組み合わせ毎の回帰直線を求める必要がある。
この場合、分散Sx 2は、図10(B)の式(1)により表され、共分散Sxy 2は、式(2)により表される。
一方、道路リンクLbの速度情報y[km/h]から、道路リンクLaの速度情報x[km/h]を求める場合の回帰直線Xは、図11(B)の式(4)によって表される。
なお、この場合の相関係数rxyは、図11(A)の式(5)及び図11(B)の式(6)によって表される。
以上の算出部22の処理により、管理グループG内の道路リンク間の回帰直線Y及び回帰直線Xが求められ(90通り)、これら回帰直線Y,Xの情報(回帰直線Y,Xを特定する情報、例えば傾き及び切片)は、前記第二の中間データベース12b(図2参照)に蓄積される。
前記回帰直線Yの寄与度R2は、図11(A)の式(7)によって表され、前記回帰直線Xの寄与度R2は、図11(B)の式(8)によって表される。寄与度は、一般的に、(目的変数の予測値の分散)/(目標変数の実測値の分散)の式によって求められる。
さらに、選定部23は、速度情報を取得できた前記道路リンク(関連道路リンク)L8との関係において、すなわち図8の道路リンクL8の速度情報を意味するV8行で、寄与度が閾値α=0.8以上となっている道路リンクL9を、道路リンクL8を含めて第二の選定グループg2として選定する。
また、前記関連道路リンクとして道路リンクL8の速度情報V8が実測値として取得されていることから、推定部11は、当該道路リンクL8を含む前記第二の選定グループg2内の残りとなる道路リンクL9(推定対象道路リンク)の速度情報V9を、道路リンクL8の速度情報V8と道路リンクL9の速度情報V9とに関する各回帰直線に基づいて推定する(ステップS2−4)。
なお、前記各回帰直線は、前記ステップS2−1で求められており、その情報は寄与度と共に(当該寄与度と対応付けられて)前記第二の中間データベース12bに蓄積されている。
以上より、推定データベース13の速度情報は、実測値と推定値とが混在したものとなるが、推定値は前記のとおり信頼性が高いため、この推定データベース13の情報を交通情報システムに用いることで、現在の交通状態の把握や、将来の交通状態の予測が可能となり、しかもその精度を高めることが可能となる。
すなわち、前記回帰直線は、プローブ車両3より送信されたプローブ情報から得た速度情報(プローブ交通情報)に基づいて求められている。そして、推定部11が、推定対象道路リンクの交通情報の推定を行うために、取得された前記関連道路リンクの速度情報は、プローブ車両3より送信されたプローブ情報から得た速度情報(プローブ交通情報)に基づくものである。
具体的に説明すると、第一の地点に設置された路側センサ5から、VICS情報が取得されると、VICS情報処理部17によって当該VICS情報から定点交通情報が得られる。そして、この定点交通情報に基づいて対応道路リンクと、各道路リンクとの回帰直線及びその寄与度が求められる。
そこで、推定部11は、高い方の寄与度を有する回帰直線に基づいて、道路リンクL1の速度情報V1を推定する処理を行う。すなわち、プローブ情報から得た速度情報と、当該プローブ情報から得た回帰直線とに基づいて推定処理を行い、VICS情報に基づいて推定処理は行わない。
そして、この寄与度を示しているU2行において、寄与度が前記閾値α(0.8)以上である道路リンクの速度情報は、道路リンクL4の速度情報V4である。そこで、前記第二の地点の路側センサ5によって定点交通情報が取得されると、推定部11は、当該定点交通情報と前記回帰直線とに基づいて、道路リンクL4の速度情報V4を推定可能となる。
したがって、推定部11は、高い方の寄与度を有する回帰直線に基づいて、道路リンクL4の速度情報V4を推定する処理を行う。すなわち、VICS情報からえた速度情報と、当該VICS情報から得た回帰直線とに基づいて推定処理を行い、プローブ情報に基づいて推定処理は行わない。
すなわち、比F/Kは、推定グループの数Kと同数の速度情報(プローブ情報)が実測値として道路リンクから取得された場合、前記カバー率Fを達成することができる確率を意味している。
前記の場合、カバー率Fは60%(0.6)であり、選定グループ数Kは2であるため、前記確率を意味する比F/Kは0.3となる。この比F/Kが高い程、効率よく道路リンクの速度情報の推定が可能となると言える。
また、調整部24によって、指標としての前記確率(比F/K)に応じて閾値αを低下させる場合の他に、指標を選定グループの数Kとして、当該数Kが判定値以下となるまで閾値αを低下させてもよく、又は、指標を前記カバー率Fとして、当該カバー率Fが判定値以下となるまで閾値αを低下させてもよい。
交通情報推定装置1による推定処理の他の形態(第二の実施形態)を説明する。この第二の実施形態においても、交通情報推定装置1の構成は前記第一の実施形態と同じであるが、この形態では、第二の中間データベース12bの作成方法が少し異なる。図12は、第二の中間データベース12bの説明図である。第二の実施形態では、この第二の中間データベース12bを生成するために、図13に示している元の寄与度行列情報12cを生成する。図12、図13において、異なる道路リンクに対する「−」はプローブ情報が同時に取得されなかったことを示す。
なお、この第二の中間データベース12bには、前記第一の実施形態と同様に、二つの道路リンクの組み合わせ毎の回帰直線についての情報も蓄積されている。
そこで、寄与度が閾値α(0.99)に達している回帰直線を有する関係にある道路リンクは、L1とL2との組み合わせと、L2とL3との組み合わせとなり、これら道路リンクL1,L2,L3を、選定グループとして選定する。なお、このグループ化の処理については、寄与度が閾値αに達している回帰直線を有する関係にある2つの道路リンク(L1とL2)の内の少なくとも一方(L2)との関係において、寄与度が閾値αに達している回帰直線を有する道路リンク(L3)も、同じグループとして選定される。
すなわち、道路リンクL1,V2,V3間では、速度情報の相関が強いため(寄与度が0.99以上であるため)一つの選定グループg1として、選定部23は選定する。
前記の場合、カバー率Fは30%(0.3)であり、選定グループ数Kは1であるため、前記確率を意味する比F/Kは0.3となる。この比F/Kが高い程、効率よく道路リンクの速度情報の推定が可能となると言える。
具体的には、調整部24は、前記確率(比F/K)と、交通情報推定装置1に設定されている比較値とを比較して、前記比F/Kが小さい場合は、調整部24は、前記閾値αを小さくするように変更する。また、比較の結果大きい場合は、調整部24は、前記閾値αを大きくするように変更する。
さらに、図12によれば、寄与度が0.8以上となる他の組み合わせは、道路リンクL8の速度情報V8と道路リンクL9の速度情報V9との組み合わせ、及び、道路リンクL9の速度情報V9と道路リンクL10の速度情報V10との組み合わせがあり、これら前記道路リンクL8,L9,L10を、第三の選定グループg3として選定部23は選定する。
同様にして、第二の選定グループg2において、例えば、道路リンクL5の速度情報V5が実測値として取得されると、道路リンクL6,L7の速度情報V6,V7の推定を行う。
さらに同様に、第三の選定グループg3において、例えば、道路リンクL8の速度情報V8が実測値として取得されると、道路リンクL9,L10の速度情報V9,V10の推定を行う。
また、カバー率Fについて見ると、寄与度の閾値αを低くすると、速度情報同士の相関の強さが多少低下するが、推定グループの数が多いことから、速度情報(プローブ情報)を取得することができる機会が少なくても、比較的多くの道路リンクの速度情報を推定することができる。反対に、寄与度の閾値αが高くなると、推定グループの数が減るが、速度情報同士の相関が強くなることから、推定される速度情報の信頼性は高い。
したがって、速度情報(プローブ情報)を取得することができる機会が多い管理グループでは、寄与度の閾値αを高めに設定するのが好ましく、速度情報(プローブ情報))を取得することができる機会が少ない管理グループでは、寄与度の閾値αを低く設定するのが好ましく、速度情報(プローブ情報)の取得可能数の状況に応じて管理グループ毎に閾値αを設定及び調整すればよい。
Claims (5)
- 道路リンクの交通情報に基づいて、他の道路リンクの交通情報を推定する推定部を備えた交通情報推定装置であって、
複数の道路リンクの交通情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記交通情報に基づいて、一つの道路リンクの交通情報から他の道路リンクの交通情報を推定するための推定情報、及び、前記道路リンクそれぞれの交通情報同士の相関を求める算出部と、
前記相関が所定レベル以上認められる道路リンクを選定グループとして選定する選定部と、
を備え、
前記取得部は、前記交通情報として、プローブ車両より送信されたプローブ情報から得たプローブ交通情報の他に、道路に設置された路側センサが用いられて収集した定点観測情報から得た定点交通情報を取得可能であり、
前記算出部は、前記プローブ交通情報及び前記定点交通情報それぞれに基づいて前記推定情報と前記相関とを求め、
前記推定部は、道路リンクの交通情報が取得されると、当該道路リンクを含む前記選定グループ内にある他の道路リンクの交通情報を、前記プローブ交通情報による前記相関と前記定点交通情報による前記相関とを比較して相関が高い方の推定情報に基づいて、推定することを特徴とする交通情報推定装置。 - 道路リンクの交通情報に基づいて、他の道路リンクの交通情報を推定する推定部を備えた交通情報推定装置であって、
複数の道路リンクの交通情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記交通情報に基づいて、一つの道路リンクの交通情報から他の道路リンクの交通情報を推定するための推定情報、及び、前記道路リンクそれぞれの交通情報同士の相関を求める算出部と、
前記相関が所定レベル以上認められる道路リンクを選定グループとして選定する選定部と、
前記推定部によって交通情報が推定される他の道路リンクの数に関する指標に応じて、前記所定レベルを調整する調整部と、
を備え、
前記推定部は、道路リンクの交通情報が取得されると、当該道路リンクを含む前記選定グループ内にある他の道路リンクの交通情報を、前記推定情報に基づいて推定することを特徴とする交通情報推定装置。 - 前記推定情報は、プローブ車両より送信され前記取得部が取得したプローブ情報に基づいて求められ、
前記推定部が他の道路リンクの交通情報の推定を行うために、取得される道路リンクの道路情報は、プローブ車両より送信されたプローブ情報に基づくものである請求項2に記載の交通情報推定装置。 - コンピュータを、請求項1〜3のいずれか一項に記載の交通情報推定装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
- 道路リンクの交通情報に基づいて、他の道路リンクの交通情報を推定する交通情報推定方法であって、
複数の道路リンクの交通情報を取得する取得ステップと、
取得した前記交通情報に基づいて、一つの道路リンクの交通情報から他の道路リンクの交通情報を推定するための推定情報、及び、前記道路リンクそれぞれの交通情報同士の相関を求める算出ステップと、
前記相関が所定レベル以上認められる道路リンクを選定グループとして選定する選定ステップと、
道路リンクの交通情報が取得されると、当該道路リンクを含む前記選定グループ内にある他の道路リンクの交通情報を、前記推定情報に基づいて推定する推定ステップと、
を含み、
前記取得ステップでは、前記交通情報として、プローブ車両より送信されたプローブ情報から得たプローブ交通情報の他に、道路に設置された路側センサが用いられて収集した定点観測情報から得た定点交通情報を取得可能であり、
前記算出ステップでは、前記プローブ交通情報及び前記定点交通情報それぞれに基づいて前記推定情報と前記相関とを求め、
前記推定ステップでは、前記プローブ交通情報による前記相関と前記定点交通情報による前記相関とを比較して、相関が高い方の推定情報に基づいて前記推定を行う
ことを特徴とする交通情報推定方法。
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