JP2004295165A - リンク旅行時間推定方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両感知器5で計測したデータから算出された、車両の流れに基づくリンク旅行時間Tsを収集して時間帯別にメモリ62に記憶する。各車両からリンク旅行時間データを収集して、ある時間帯において所定個数以上得られたら、その平均的なリンク旅行時間Tbをその時間帯に対応させてメモリ64に記憶するが、ある時間帯において所定個数得られなければ、その時間帯と過去の時間帯に遡ったリンク旅行時間データを集めて、所定個数以上についてその平均的なリンク旅行時間Tbを、その時間帯に対応させてメモリ64に記憶する。その時間帯において、前記旅行時間Tbと、前記旅行時間Tsとを用いて、当該リンクの旅行時間を推定する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時間帯ごとの道路区間(以下「リンク」という))の旅行時間データを得ることができるリンク旅行時間推定方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リンクの旅行時間は、交通管理者にとっては交通状況の把握や動的経路誘導システム等において有益な情報となり、ドライバにとっては経路選択や目的地への所要時間の見積もり等において有益な情報となる。
リンク旅行時間を計測するには、道路に設置された車両感知器の感知データを利用する方法がある。
【0003】
また、車両のプレートナンバーをカメラで読み取って車両を同定し、この車両がリンクの一端を通過した時刻と、リンクの他端を通過した時刻とから、リンク旅行時間を計測する方法も行われている。
さらに、道路に車載通信機と通信できる路上通信機を設置し、車両との間で双方向通信することにより車両を同定し、この車両がリンクの一端を通過した時刻と、リンクの他端を通過した時刻とから、リンク旅行時間を計測する方法も行われている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−016570号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記車両感知器の感知データを利用する方法は、交通量(単位時間当たりの通過台数)など交通の流れの計測には適しているが、リンク旅行時間まで直接計測できるものではない。リンク旅行時間は、交通量や占有率(ある時間T内に車両が車両感知器等を横切った時間tkの総和ΣtkをTで割ったもの;Σtk/T,kは各車両を表す添え字)などのデータから間接的に推定できるに過ぎない。
【0006】
一方、カメラによって車両を同定してリンク旅行時間を計測する方法は、正確なリンク旅行時間が計測できるが、カメラ、画像処理装置が高価であり、その設置にも費用がかかるため、リンクに多く設置することができない。また、車両の通過台数が少ない時間帯では十分な数の旅行時間データが得られない。さらに夜や雪の日などもナンバープレートが読み取りにくいので十分な数の旅行時間データが得られない。
【0007】
路上通信機を利用して車両との間で双方向通信することにより車両を同定し、リンク旅行時間を計測する方法も、正確なリンク旅行時間が計測できるが、車載通信機を搭載している車両の全車両に対する割合が少ないので十分な数の車両ごとのリンク旅行時間データが得られない。
リンク旅行時間の情報は、時間帯(例えば5分間に区切った時間帯)ごとに必要であるが、以上のように、時間帯ごとにリンク旅行時間を設定できない場合があるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、誤差はあっても時間帯ごとに確実に得られるリンク旅行時間のデータと、正確ではあるが欠落があるかもしれないリンク旅行時間のデータとを組み合わせることにより、時間帯ごとの、より適切なリンク旅行時間のデータを得ることができるリンク旅行時間推定方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のリンク旅行時間推定方法は、車両感知器で計測したデータから算出された、車両の流れに基づく旅行時間Tsを収集して時間帯別に記憶し、各車両の旅行時間データを収集して、ある時間帯において所定個数以上得られたら、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶し、ある時間帯において所定個数得られなければ、その時間帯と過去の時間帯に遡った旅行時間データを集めて、所定個数以上について、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶し、その時間帯において、旅行時間Tbと、前記旅行時間データを集めた過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsとを用いて、当該リンクの旅行時間を推定する方法である(請求項1)。
【0010】
車両感知器で計測したデータから算出された、車両の流れに基づく旅行時間Tsは、時間帯ごとに得られるが、各車両から収集される旅行時間データは、車載装置の搭載が前提となるため、数が少ない。そこで、各車両からの旅行時間データを収集するときに、ある時間帯において所定個数以上得られたら、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶するが、ある時間帯において所定個数得られなければ、その時間帯と過去の時間帯に遡った旅行時間データを集めて、所定個数以上について、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶する。そして、その時間帯において、旅行時間Tbと、前記旅行時間データを集めた過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsとを用いて、当該リンクの旅行時間を推定する。
【0011】
この方法により、車両感知器で計測したリアルタイム性のある旅行時間Tsと、精度の高い各車両から得られる旅行時間Tbとを組み合わせることにより、両者の長所を兼ね備えた旅行時間データが得られる。
各車両ごとに検出される旅行時間データは、道路に設置された路上通信装置を通して得られた旅行時間データであってもよい(請求項7)。道路に設置された路上通信装置と車載装置との通信を通して、当該車両の旅行時間データを算出することができる。
【0012】
路上通信装置の設置間隔が、複数のリンクにわたる場合には、路上通信装置を通して得られた旅行時間を、各リンクの距離で配分して各リンクの旅行時間を推定することができる(請求項8)。
各車両ごとに検出される旅行時間データは、車載装置で検出した車両位置情報に基づき、算出されたリンクの旅行時間データであってもよい(請求項9)。車載装置で自立的に車両位置を検出可能な場合もあるからである。また、各車両ごとに車両位置を検出するだけでなく、各車両ごとにリンクの旅行時間データを算出してもよい(請求項10)。また、道路に設置されたカメラを通して得られたリンクの旅行時間データでもよい(請求項11)。
【0013】
車両の流れに基づく旅行時間Tsを算出する場合、車両感知器で計測した交通量と占有時間のデータを用いて算出することができる(請求項12)。
車両感知器がリンクの中の小区間ごとに設置されている場合には、車両感知器で計測した小区間の車両感知データを用いて、当該小区間の旅行時間データを算出し、リンクを構成する小区間の旅行時間を加算することにより、旅行時間Tsを算出することができる(請求項13)。
【0014】
リンクを構成する小区間の旅行時間を加算する場合に、当該リンクを構成する最下流の小区間を基準に、リンクの上流に向かって、各小区間の旅行時間分だけ時間帯を遡らせながら、小区間の旅行時間を加算するとよい(請求項14)。リンクが長距離の場合など、車両の走行時間を考慮して小区間の旅行時間を加算する方が、精度のよい旅行時間データが得られるからである。
また、本発明のリンク旅行時間推定装置は、本発明のリンク旅行時間推定方法を実現する装置であって、請求項1記載の発明と同一発明に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
1.路上ビーコンの位置検出情報を活用するシステム
―システム構成―
図1は、道路上の車両感知器と路上ビーコンの設置例を示す道路地図である。交差点2と交差点3との間の道路1を、1本の道路区間(以下「リンク」という)で表し、そのリンクを複数の小区間1〜4で分割している。それぞれの小区間1〜4ごとに車両感知器5が設置されている。また路上ビーコン4がリンクの始端と終端に設置されている。
【0016】
図2は、路上ビーコン4の受信信号と車両感知器5の感知信号とを集めてデータ処理を行う交通情報センター6の機能ブロック図である。交通情報センター6は、2つのデータ収集部61,63、リンク旅行時間推定部A,B,C及び2つのデータベース62,64を備えている。
データ収集部61は、車両感知器5の感知信号を、入力インターフェイス51を通して収集し、データベース62に蓄積する。リンク旅行時間推定部Aは、蓄積されたデータに基づいてリンク旅行時間を推定する。また、データ収集部63は、各路上ビーコン4の受信信号を、入力インターフェイス41を通して収集し、データベース64に蓄積し、リンク旅行時間推定部Bは、蓄積されたデータに基づいてリンク旅行時間を推定する。
【0017】
そして、リンク旅行時間推定部Cは、推定された2種類のリンク旅行時間に基づいて、最終的にリンク旅行時間を算出し出力する。このリンク旅行時間推定部A,Bがそれぞれリンク旅行時間を推定し、リンク旅行時間推定部Cが、2種類のリンク旅行時間に基づいて、最終的にリンク旅行時間を算出する各機能の全部又は一部は、CD−ROMやハードディスクなど所定の媒体に記録されたプログラムを、交通情報センター6のコンピュータが実行することにより実現される。
【0018】
この最終のリンク旅行時間情報は、各車両、道路管理者、放送局などの各機関に配布され、目的地までの経路計算に利用されたり、道路管理や道路案内に利用されたりする。
―旅行時間推定手順A―
まず、車両感知器5の感知データに基づく旅行時間推定手順を説明する。
車両感知器5は、一定周期ごとに道路に超音波を発射して、反射時間を計測している。図3は、車両感知器5の感知信号の波形図であり、車両が通ると反射時間が短くなることを示している。1つの時間帯(例えば5分間)にわたり反射時間が短くなった時間の合計を算出し、時間帯で割ると占有時間率Oが求まる。また、反射時間が短くなった回数を前記所定時間で割ることにより、単位時間あたりの通過車両台数である交通量Qが求まる。
【0019】
図4は、時間帯ごとに蓄積した車両感知器5の感知データに基づく、各小区間の旅行時間推定手順を説明するためのフローチャートである。
リンク旅行時間推定部Aは、1本のリンクを参照し、その中の1つの小区間を参照する(ステップS1)。当該小区間に設置されている車両感知器5を参照し(ステップS3)、その車両感知器5の、当該時間帯の占有時間率O,交通量Qのデータを抽出する(ステップS5)。そして、占有時間率O,交通量Qのデータに基づき、式
V=I・Q/O
を用いて当該小区間の車両の平均速度Vを求め、当該小区間の長さを平均速度Vで割って、当該小区間の旅行時間Tjを推定する(ステップS6)。Iは、車両の平均的な長さで、一定値とみなしている。
【0020】
以上の手順を、当該リンクの他の小区間についても行い、全小区間について終了すると(ステップS4)、式
Ts=ΣTj(総和Σは全小区間についてとる)
を用いて当該リンクの旅行時間Tsを推定する(ステップS7)。他のリンクについても同様の処理を行い、交通情報センター6の管轄下の全リンクについて処理が終わると(ステップS2)、終了となる。
【0021】
なお、小区間の旅行時間を同じ時間帯について加算する代わりに、当該リンクの最下流の小区間を基準にして、リンク上流に向かって、各小区間の旅行時間分だけ時間帯を遡りながら、各小区間の旅行時間を加算してもよい。この方法は、リンクの距離が長いときに有効である。
―旅行時間推定手順B―
次に、路上ビーコン4の受信データに基づく旅行時間推定手順を説明する。
【0022】
路上ビーコン4は、車載装置と双方向通信が可能で、車両の識別コードのデータを受信している。したがって、一台一台車両を追跡することが可能である。しかし、車載装置を搭載している車両は少ないので、路上ビーコン4が車載装置から受けるデータは、数が限られている。
図5は、時間帯ごとに蓄積した路上ビーコン4の受信データに基づく、リンクの旅行時間推定手順を説明するためのフローチャートである。
【0023】
表1に、蓄積した路上ビーコン4の受信データの具体的内容を示す。
【0024】
【表1】
【0025】
「通過した路上ビーコン」欄にはそれぞれの路上ビーコン4の識別番号が記されている。データ収集部63は、路上ビーコン4ごとに、車両通過時刻、車両識別コード(これは車載装置からの送信データに含まれている)、車種(これも車載装置からの送信データに含まれている)、前回その車両が通過した路上ビーコン4の番号(これも車載装置からの送信データに含まれている)、前回路上ビーコン4を通過した時点からの走行時間(これも車載装置からの送信データに含まれている)の各データを受信し、メモリに蓄積している。
【0026】
リンク旅行時間推定部Bは、ある時間帯にわたって、リンクの上下流に設置された路上ビーコン4の蓄積された受信データを参照する(ステップS11)。この参照データから、上流下流の路上ビーコン4をともに通過した同一識別コードのデータを抽出する(ステップS13)。このデータに基づいて、上流下流の路上ビーコン4を通過した時刻差から、リンクの走行時間のデータを算出する(ステップS14)。
【0027】
リンク旅行時間推定部Bは、当該時間帯において、データ数はしきい値(例えば3個)以上かどうか判断し(ステップS15)、しきい値未満であれば、1つ前の時間帯から車両の旅行時間データ(これは時間帯の平均値でなく、車両の旅行時間データである)を追加する(ステップS16)。これでもまだしきい値未満であれば、さらに1つ前の時間帯から、車両の旅行時間データを追加する。こうして、旅行時間データ数がしきい値以上となるまでステップS15→S16を繰り返す。
【0028】
例えば、現時間帯で車両の旅行時間データが何も得られなかった場合、1つ前の時間帯で2台の旅行時間データがあって、もう1つ前の時間帯で5台の旅行時間データがあった場合、1つ前の時間帯の2台の旅行時間データと、もう1つ前の時間帯の5台の旅行時間データをとってくる。
前の時間帯の旅行時間データを追加した場合、時間帯の合併処理を行う(ステップS17)。例えば現時間帯が時刻9:10〜9:15であり、データを追加した時間帯が9:05〜9:10及び9:00〜9:05であれば、合併後の時間帯は、9:00〜9:15となる。
【0029】
当該時間帯(合併した場合は合併後の時間帯)について、各車両の旅行時間データの平均値を求める(ステップS18)。平均した値を旅行時間Tbとする。さらに、交通情報センター6の管轄下の全リンクについて、同様の処理を行う(ステップS12)。
いままでの説明では、リンク旅行時間推定部Bは、同一車両がリンクの上流下流の路上ビーコン4を通過した時刻差から、当該リンクの走行時間のデータを算出していた(ステップS14)。しかし、リンクの上流及び下流に路上ビーコン4が設置されていない場合がある。この場合は、路上ビーコン4が設置されている2つのリンクと、それらに挟まれるリンクを一まとめにして旅行時間を求め、その旅行時間を各リンクの距離で配分して、リンク旅行時間を求めるとよい。
【0030】
図6は、1つのリンクの上流及び下流両方に路上ビーコン4が設置されていない例を示す道路地図である。図6では、隣接するリンク1,2があり、リンク1の始端に路上ビーコン4が設置され、リンク2の終端に路上ビーコン4が設置されている。リンク1の距離をL1,リンク2の距離をL2とする。この場合は、リンク1,2をあわせた区間の旅行時間が求められるので、その旅行時間にL1/(L1+L2)をかけてリンク1の旅行時間Tsを求め、その旅行時間にL2/(L1+L2)をかけてリンク2の旅行時間Tsを求める。
【0031】
―旅行時間推定手順B′―
路上ビーコン4に代えて、路上に設置された画像カメラの画像データに基づいて旅行時間を推定してもよい。画像カメラは、道路区間の両端に置かれ、車両のナンバープレートを読み取ることにより、道路区間を通過する車両を同定することができる。従って、路上ビーコン4を用いるのと同様、この車両が道路区間の端から端まで通過した時刻に基づいて、当該車両の旅行時間を推定することができる。この旅行時間データを時間帯ごとに集積して、「旅行時間推定手順B」と同様の時間帯ごとの旅行時間データが得られる。その後の処理は、「旅行時間推定手順B」と同様である。
【0032】
―旅行時間推定手順C―
次に、車両感知器5の感知データに基づく旅行時間と、路上ビーコン4の受信データに基づく旅行時間とから、リンクの旅行時間を推定する手順を説明する。
表2は、旅行時間推定手順A,Bによってそれぞれ推定された旅行時間データの蓄積例を示す表である。
【0033】
【表2】
【0034】
同表によれば、時間帯(合併した場合は合併後の時間帯)ごとに、路上ビーコン4の受信データに基づく旅行時間Tbが記憶されている。なお、合併された時間帯の旅行時間Tbは、“_|”マークで仕切って示している。
さらに、時間帯ごとに、車両感知器5の感知データに基づいて推定された旅行時間Tsも記憶されている。この車両感知器5の感知データは、毎時間帯ごとに上がってくるので、時間帯を合併するという操作はしない。もし当該時間帯で車両が1台も通らなかったら、1つ前の時間帯の値を当該時間帯の値とする。
【0035】
図7は、時間帯ごとに蓄積した車両感知器5の感知データに基づく旅行時間と、路上ビーコン4の受信データに基づく旅行時間とから、リンクの旅行時間を推定する手順Cを説明するためのフローチャートである。
まず、路上ビーコン4の受信データから推定した旅行時間Tbと、その推定した時間帯を抽出する(ステップS21)。そして、推定した時間帯に対応する車両感知器5の感知データに基づいて推定された旅行時間Tsを抽出する(ステップS23)。この抽出方法は、旅行時間Tbを推定した時間帯が合併された時間帯である場合と、そうでない場合があるので、それぞれについて説明する。
【0036】
a.旅行時間Tbを推定した時間帯が非合併時間帯の場合
当該時間帯の旅行時間Tsを抽出する。
例えば、表2を用いて説明すると、時間帯9:00〜9:05は、旅行時間Tb=215秒を推定した時間帯であり、合併されていないため、対応する旅行時間Tsは、同じ時間帯のデータTs=200秒となる。したがって、時間帯9:00〜9:05における処理は、Tb=215秒と、Ts=200秒とを用いる。
【0037】
b.旅行時間Tbを推定した時間帯が合併時間帯の場合
合併時間帯に対応する、それぞれの旅行時間Tsをすべて抽出する。
例えば、表2を用いて説明すると、時間帯9:05〜9:10において、旅行時間Tb=235秒を推定した時間帯は、合併された時間帯9:00〜9:10である。このため、対応する旅行時間Tsは、時間帯9:00〜9:05のデータ200秒と、次の時間帯9:05〜9:10のデータ230秒となる。
【0038】
時間帯9:10〜9:15において、旅行時間Tb=240秒を推定した時間帯は、合併された時間帯9:00〜9:15である。このため、対応する旅行時間Tsは、時間帯9:00〜9:05のデータ200秒と、次の時間帯9:05〜9:10のデータ230秒と、次の時間帯9:10〜9:15のデータ245秒となる。
次に、ステップS24において、旅行時間Tbと旅行時間Tsとを使って、平均化処理をした旅行時間Tを算出する(ステップS24)。この平均化処理は次のようにして行う。旅行時間Tbのデータ個数は1であるが、旅行時間Tsは合併された時間帯分ある。そこで旅行時間Tsの個数をNと書く。Nは1以上の整数である。N個の旅行時間TsをTs1,Ts2,...,TsNと表記する。平均化処理式は次のとおりである。
【0039】
T=Tb+m[TsN−Σ(αiTsi)] (1)
ここで、総和Σは、iが1からNまでとる。αiは、Ts1,Ts2,...,TsN間の重み付け係数(α1+・・・+αN=1;0≦αi≦1)である。mは、旅行時間TsNの最新の変化分に対する重み付け係数(0<m)である。
前記重み付け係数mを1とすれば、前記(1)式は、
T=Tb+TsN−Σ(αiTsi)(総和Σは、iが1からNまでとる)(2)
となる。この式の意味は、最新の旅行時間TsNと、N個の旅行時間Tsの重み付け平均値との差を求めて、旅行時間Tsの最近の変化分とし、これを旅行時間Tbに追加するということである。つまり、精度の高い旅行時間Tbに、リアルタイム性のある旅行時間Tsの最近の変化分を加味する。
【0040】
さらに、Ts1,Ts2,...,TsN間の単純平均をとるとすれば、α1=・・・=αN=1/Nとなり、前記(2)式は、
T=Tb+TsN−Σ(Tsi)/N(総和Σは、iが1からNまでとる)(3)
となる。
ここで、表2を用いて説明すると、時間帯9:00〜9:05の場合、N=1であり、Tb=215秒と、Ts=200秒とを用いる。前記(3)式は、
T=Tb=215秒
となる。
【0041】
時間帯9:05〜9:10においては、N=2であり、Tb=235秒、Ts1=200秒、Ts2=230秒を用いる。前記(3)式は、
T=Tb+[Ts1−(Ts1+Ts2)/2]=235+230−215=250秒
となる。
時間帯9:10〜9:15においては、N=3であり、Tb=240秒、Ts1=200秒、Ts2=230秒、Ts3=245秒を用いる。前記(3)式は、
T=Tb+[Ts1−(Ts1+Ts2+Ts3)/3]
=240+245−225=260秒
となる。
以上のように、リアルタイム性のある車両感知器5の感知データから推定した旅行時間と、精度の高い路上ビーコン4の受信データから推定した旅行時間を組み合わせて平均化処理することにより、精度とリアルタイム性とを両方兼ね備えた、より適切な旅行時間Tを得ることができる。
【0042】
―変更処理例―
前記(1)式において、mは1でなくてもよい。mを1より小さな値、例えば0.5としてもよい。この設定は、旅行時間Tsの最近の変化分を軽く扱う設定である。逆に旅行時間Tsの最近の変化分を重く扱う設定であれば、mを1より大きな値、例えば2とすればよい。
前記(2)式において、Ts1,Ts2,...,TsN間の単純平均をとるのでなく、重み付け平均をとってもよい。重み係数αiは最新のものほど大きく設定すれば、旅行時間Tsのごく最近の変化分を重視した旅行時間修正値を得ることができる。
【0043】
また、前記(1)式に代えて、
T=Tb・TsN/Σ(αiTsi)(総和Σは、iが1からNまでとる)(4)
を用いてもよい。この式は、最新の旅行時間TsNを、N個の旅行時間Tsの重み付き平均値で割った値を、旅行時間Tbにかけたものである。この式(4)は、最新の旅行時間TsNと、N個の旅行時間Tsの重み付け平均値との比を求めて、旅行時間Tsの最近の変化分とし、これを旅行時間Tbに掛け算している。これにより、精度の高い旅行時間Tbに、リアルタイム性のある旅行時間Tsの最近の変化分を盛り込むことができる。
【0044】
また、前記N個の旅行時間Tsの重み付き平均は、相加平均であったが、次の(5)式のように、相乗平均を用いてもよい。
T=Tb・TsN/(ΠTsi)1/N(総積Πは、iが1からNまでとる。)(5)
2.GPS受信機の位置検出情報を活用する場合
―システム構成―
図8は、路上ビーコン4の情報から旅行時間を推定するのに代えて、車載装置7が車両の位置を検出し、その位置検出データを交通情報センター6に送信するシステムを示すシステム構成図である。
【0045】
車載装置7は、同図に示すように、道路地図データベース71と、GPS受信機72と、GPS受信機72により検出した位置情報と道路地図とのマッチングを取ることにより、車両の現在位置を算出する位置算出部73と、算出された車両の位置を、検出した時刻とともに記憶するメモリ74と、リンクの端点を通過するごとに、車両の位置を、検出した時刻とともに交通情報センター6に送信するための携帯電話機75とを備えている。
【0046】
交通情報センター6のデータ収集部63は、受信機65を通して、各車両の位置検出信号と識別コード(識別コードは車載装置からの送信データに含まれている)を収集し、旅行時間を算出してデータベース64に蓄積する。
表3に、車両位置データをデータベースに蓄積した具体的内容を示す。
【0047】
【表3】
【0048】
データベースには、車両ごとに、通過した一連のリンクの番号、リンクの始端を通過した時刻、そのリンクの旅行時間が記憶されている。
リンク旅行時間推定部Bは、処理対象リンクの、ある時間帯における、各車両のリンク旅行時間データを参照する。当該時間帯において、データ数がしきい値(例えば3個)以上ないときは、図5を用いて説明したのと同様、旅行時間データ数がしきい値以上となるまで、前の時間帯における各車両の旅行時間データを追加する。
【0049】
また、リンク旅行時間推定部Aは、車両感知器5の感知信号を、入力インターフェイス51を通してデータベース62に蓄積し、蓄積されたデータに基づいてリンク旅行時間を推定する。
そして、リンク旅行時間推定部Cは、推定された2種類のリンク旅行時間に基づいて、最終的にリンク旅行時間を算出し出力する。この2種類のリンク旅行時間に基づいて、最終的にリンク旅行時間を算出する方法は、すでに旅行時間推定手順Cで説明したとおりである。
【0050】
この実施の形態のように、路上ビーコン4という道路のインフラストラクチュアを利用しなくても、車載装置7で検出した車両位置情報を交通情報センター6に集めて最終的なリンクの旅行時間データを算出し出力することができる。
検出した車両位置データを送信する車載装置を備える車両の、全車両に占める割合は少ないので、車両感知器5の感知信号に基づいて算出されたリンク旅行時間との平均化処理を行い、最適なリンク旅行時間を求める。これにより、精度とリアルタイム性とを両方兼ね備えた、より適切な旅行時間データを得ることができる。
【0051】
なお、交通情報センター6が旅行時間を算出するのに代えて、車載装置7が、検出した車両の位置データ等に基づいて自らリンク旅行時間を算出して、そのデータを交通情報センター6に送信してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、車両感知器で計測したリアルタイム性のある旅行時間Tsと、各車両から得られる精度の高い旅行時間Tbとを組み合わせることにより、精度がよく、かつその時間帯に対応した適切な旅行時間データが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路上の車両感知器5と路上ビーコン4の設置例を示す道路地図である。
【図2】路上ビーコン4の受信信号と、車両感知器5の感知信号を集めてデータ処理を行う交通情報センター6のブロック図である。
【図3】車両感知器5の感知信号の波形図である。
【図4】時間帯ごとに蓄積した車両感知器5の感知データに基づく、各小区間の旅行時間推定手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】時間帯ごとに蓄積した路上ビーコン4の受信データに基づく、リンクの旅行時間推定手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】1つのリンクの上流及び下流両方に路上ビーコン4が設置されていない例を示す道路地図である。
【図7】時間帯ごとに蓄積した車両感知器5の感知データと路上ビーコン4の受信データとに基づく、リンクの旅行時間推定手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】路上ビーコン4の情報から旅行時間を推定するのに代えて、車載装置が車両の位置を検出し、その位置検出データを交通情報センター6に送信するシステムを示すシステム構成図である。
【符号の説明】
A リンク旅行時間推定部
B リンク旅行時間推定部
C リンク旅行時間推定部
1 道路
2 交差点
3 交差点
4 路上ビーコン
5 車両感知器
6 交通情報センター
61 データ収集部
62 データベース
63 データ収集部
64 データベース
65 受信機
7 車載装置
71 道路地図データベース
72 GPS受信機
73 位置算出部
74 メモリ
75 携帯電話機
Claims (15)
- リンクに設置された車両感知器の車両感知データから算出される車両の流れに基づくリンク旅行時間データと、各車両ごとに検出されるリンク旅行時間データとを用いて、当該リンクの修正されたリンク旅行時間データを得るリンク旅行時間推定方法であって、
車両感知器で計測したデータから算出された、車両の流れに基づく旅行時間Tsを収集して時間帯別に記憶し、
各車両の旅行時間データを収集して、ある時間帯において所定個数以上得られたら、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶し、ある時間帯において所定個数得られなければ、その時間帯と過去の時間帯に遡った旅行時間データを集めて、所定個数以上について、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶し、
その時間帯において、旅行時間Tbと、前記旅行時間データを集めた過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsとを用いて、当該リンクの旅行時間を推定することを特徴とするリンク旅行時間推定方法。 - 前記過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsを、時刻の古いものから順にTs1,Ts2,...,TsN(Nは1以上の整数)と表記すると、修正後の旅行時間Tは、
T=Tb+m[TsN−Σ(αiTsi)]
(総和Σは、iが1からNまでとる。αiは、Ts1,Ts2,...,TsN間の重み付け係数(α1+・・・+αN=1;0≦αi≦1)である。mは、旅行時間TsNの最新の変化分に対する重み付け係数(m>0)である。)
で表されることを特徴とする請求項1記載のリンク旅行時間推定方法。 - m=1であることを特徴とする請求項2記載のリンク旅行時間推定方法。
- 前記過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsを、時刻の古いものから順にTs1,Ts2,...,TsN(Nは1以上の整数)と表記すると、修正後の旅行時間Tは、
T=Tb・TsN/Σ(αiTsi)
(総和Σは、iが1からNまでとる。)
で表されることを特徴とする請求項1記載のリンク旅行時間推定方法。 - 各iについて、αi=1/Nであることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のリンク旅行時間推定方法。
- 前記過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsを、時刻の古いものから順にTs1,Ts2,...,TsN(Nは1以上の整数)と表記すると、修正後の旅行時間Tは、
T=Tb・TsN/(ΠTsi)1/N
(総積Πは、iが1からNまでとる。)
で表されることを特徴とする請求項1記載のリンク旅行時間推定方法。 - 各車両ごとに検出される旅行時間データは、道路に設置された路上通信装置を通して得られた旅行時間データである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のリンク旅行時間推定方法。
- 路上通信装置の設置間隔が、複数のリンクにわたる場合に、路上通信装置を通して得られた旅行時間を、各リンクの距離で配分して各リンクの旅行時間を推定することを特徴とする請求項7記載のリンク旅行時間推定方法。
- 各車両ごとに検出される旅行時間データは、車載装置で検出した車両位置情報に基づき算出されたリンクの旅行時間データである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のリンク旅行時間推定方法。
- 各車両ごとに検出される旅行時間データは、車載装置で算出されたリンクの旅行時間データである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のリンク旅行時間推定方法。
- 各車両ごとに検出される旅行時間データは、道路に設置されたカメラを通して得られたリンクの旅行時間データである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のリンク旅行時間推定方法。
- 車両感知器で計測した交通量と占有時間のデータを用いて、車両の流れに基づく旅行時間Tsを算出する請求項1記載のリンク旅行時間推定方法。
- 車両感知器がリンクの中の小区間ごとに設置されている場合に、車両感知器で計測した小区間の車両感知データを用いて、当該小区間の旅行時間データを算出し、リンクを構成する小区間の旅行時間を加算することにより、旅行時間Tsを算出する請求項1又は請求項12記載のリンク旅行時間推定方法。
- リンクを構成する小区間の旅行時間を加算する場合に、当該リンクを構成する最下流の小区間を基準に、リンクの上流に向かって、各小区間の旅行時間分だけ時間帯を遡らせながら、小区間の旅行時間を加算する請求項13記載のリンク旅行時間推定方法。
- リンクに設置された車両感知器の車両感知データから算出される車両の流れに基づくリンク旅行時間データと、各車両ごとに検出されるリンク旅行時間データとを用いて、当該リンクの修正されたリンク旅行時間データを得るリンク旅行時間推定装置であって、リンク旅行時間推定装置のコンピュータは、
車両感知器で計測したデータから算出された、車両の流れに基づく旅行時間Tsを収集して時間帯別に記憶する第1の記憶部と、
各車両の旅行時間データを収集して、ある時間帯において所定個数以上得られたら、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶し、ある時間帯において所定個数得られなければ、その時間帯と過去の時間帯に遡った旅行時間データを集めて、所定個数以上について、その平均的な旅行時間Tbをその時間帯に対応させて記憶する第2の記憶部と、
その時間帯において、旅行時間Tbと、前記旅行時間データを集めた過去の時間帯を含む時間帯の旅行時間Tsとを用いて、当該リンクの旅行時間を推定するリンク旅行時間推定部とを備えることを特徴とするリンク旅行時間推定装置。
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