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JP2018147037A - 交通情報管理システム、交通情報案内システムおよびプログラム - Google Patents

交通情報管理システム、交通情報案内システムおよびプログラム Download PDF

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JP2018147037A JP2017038475A JP2017038475A JP2018147037A JP 2018147037 A JP2018147037 A JP 2018147037A JP 2017038475 A JP2017038475 A JP 2017038475A JP 2017038475 A JP2017038475 A JP 2017038475A JP 2018147037 A JP2018147037 A JP 2018147037A
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晃祐 前川
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Abstract

【課題】道路毎の特性が反映された交通情報を取得する技術の提供。【解決手段】時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する車両通行量取得部と、時間帯毎の前記車両通行量によって前記道路を複数のグループに分類する分類部と、交通情報の提供対象の前記道路である提供道路についての前記交通情報を取得する交通情報取得部と、前記提供道路ではない前記道路である非提供道路と同一の前記グループに属する前記提供道路についての前記交通情報に基づいて前記非提供道路の前記交通情報を推定する交通情報推定部と、を備える交通情報管理システムを構成する。【選択図】図6

Description

本発明は、交通情報管理システム、交通情報案内システムおよびプログラムに関する。
従来、交通情報を統計する技術が知られている。例えば、特許文献1には、交通情報に基づいてリンクの平均車速データを作成する構成が開示されている。また、特許文献1には、交通情報と異なる道路交通調査データに基づいて、平均車速データを補正する構成が開示されている。
特開2006−185411号公報
上述した従来技術においては、エリア毎に生成された平均車速データに対して補正が行われる。しかし、同一エリア内に含まれる道路の車速の特性は一様ではなく、道路毎に特性が変化し得る。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、道路毎の特性が反映された交通情報を取得することを目的とする。
上記の目的を達成するため、交通情報管理システムは、時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する車両通行量取得部と、時間帯毎の車両通行量によって道路を複数のグループに分類する分類部と、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を取得する交通情報取得部と、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路についての交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定する交通情報推定部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、交通情報管理プログラムは、コンピュータを、時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する車両通行量取得部、時間帯毎の車両通行量によって道路を複数のグループに分類する分類部、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を取得する交通情報取得部、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路についての交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定する交通情報推定部、として機能させる。
すなわち、交通情報は、一部の提供道路について提供され、非提供道路については提供されていない。そこで、非提供道路についての交通情報が必要である場合、交通情報が推定される。このために、交通情報管理システム、プログラムでは、時間帯毎の車両通行量によって道路を複数のグループに分類する。車両通行量によって道路が分類されると、道路は、車両の通行量に応じた特性によって分類された状態になる。このため、交通情報は当該グループ毎に類似した傾向になることが推定される。そこで、非提供道路と同一のグループに属する提供道路の交通情報を取得すれば、当該提供道路の交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定することができ、道路毎の特性が反映された交通情報を取得することができる。
さらに、上記の目的を達成するため、交通情報案内システムは、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を案内する交通情報案内部と、時間帯毎の道路上の車両通行量によって道路が複数のグループに分類されており、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路の交通情報に基づいて推定された非提供道路の交通情報を案内する推定交通情報案内部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、交通情報案内プログラムは、コンピュータを、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を案内する交通情報案内部、時間帯毎の道路上の車両通行量によって道路が複数のグループに分類されており、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路の交通情報に基づいて推定された非提供道路の交通情報を案内する推定交通情報案内部、として機能させる。
すなわち、提供道路の交通情報に基づいて推定された非提供道路の交通情報を案内する構成によれば、交通情報が提供されていない非提供道路について、当該非提供道路の特性が反映された交通情報を案内することが可能になる。むろん、この構成において、提供道路の交通情報が案内されても良い。
交通情報管理システムおよび交通情報案内システムを示すブロック図である。 分類処理のフローチャートである。 交通情報推定処理のフローチャートである。 交通情報送信処理のフローチャートである。 図5Aは分類情報の例を示す図、図5Bは推定交通情報の例を示す図である。 図6Aは道路区間の例を示す図、図6Bは道路区間の分類を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)交通情報管理システムの構成:
(2)交通情報案内システムの構成:
(3)分類処理:
(4)交通情報推定処理:
(5)交通情報送信処理:
(6)他の実施形態:
(1)交通情報管理システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図である。本実施形態にかかる交通情報管理システム10は、複数の利用者に利用される携帯端末と情報を授受するシステムである。交通情報管理システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20と、記録媒体30と通信部40とを備えている。通信部40は、交通情報案内システム100と無線通信を行うための装置である。すなわち、制御部20は、通信部40を制御することにより、任意のタイミングで交通情報案内システム100と通信を行って、任意の情報を授受することができる。なお、本実施形態において交通情報案内システム100は、複数の利用者が利用し得る端末である。
記録媒体30には、各種の情報が記録される。すなわち、交通情報案内システム100から道路の車両通行量を示す情報が送信されると、記録媒体30に車両通行量情報30aとして記録される。本実施形態において、車両通行量情報30aは、交通情報案内システム100の利用者が設定した経路を示す経路情報であり、道路毎の車両の通過台数を特定するために利用される。すなわち、交通情報案内システム100の利用者が経路探索を指示し、経路を確定すると、当該利用者は当該経路を構成する各道路区間を通行する可能性が高い。従って、任意の道路が走行経路とされた回数を各道路における車両通行量としての通過台数であると推定することができる。そこで、本実施形態においては、車両通行量情報30aとして経路情報が取得される。
なお、本実施形態においては、地図を構成する道路が複数の道路区間に分割されて定義されている。すなわち、地図情報は、道路区間の端点に対応するノードの位置を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、施設の位置および属性を示す施設データ等を含んでいる。さらに、リンクデータには、道路区間毎のコストを示す情報や道路区間を特定するための道路区間IDが対応づけられている。また、地図情報は、地図を分割して得られる複数のエリア(メッシュ)毎に定義されており、エリアはエリアIDによって特定される。
後述する経路探索システム110による経路探索や、交通情報案内システム100による地図表示は、当該地図情報に基づいて実施される。このため、車両通行量情報30aとしての経路情報も当該地図情報が示す道路区間を利用して表現されている。車両通行量情報30aとしての経路情報は、経路を構成する道路区間の道路区間IDと出発時刻を含む情報である。従って、多数の利用者が利用する交通情報案内システム100から車両通行量情報30aを収集すれば、当該車両通行量情報30aを参照することにより、時間帯毎(例えば1時間毎)の各道路区間における車両通行量を評価することができる。むろん、時刻は各道路区間に対応づけられ、各道路区間の通過時刻が評価されても良い。
さらに、記録媒体30には、交通情報管理システム10の運用過程で分類情報30bが記録される。本実施形態において道路区間は、後述する処理により時間帯毎の車両の通行台数が閾値以上のグループと閾値より少ないグループに分類される。分類情報30bは、この分類を示す情報、すなわち、所属するグループを示す情報が各道路区間IDに対して対応づけられた情報である。
交通情報30cは、図示しないセンサによる交通情報の計測結果を示す情報であり、本実施形態においては、道路区間毎の平均車速を時間帯毎に示す情報である。なお、本実施形態において交通情報30cは、センサが設置された道路区間において計測可能であり、センサが設置されていない道路区間も存在する。ここでは、交通情報を計測可能な道路区間を提供道路、交通情報を計測不可能な道路を非提供道路と呼ぶ。すなわち、記録媒体30においては、提供道路の交通情報30cが記録されているが、非提供道路の交通情報は記録されていない。
推定交通情報30dは、非提供道路について推定された交通情報であり、本実施形態においては、道路区間が属するグループ毎の平均車速を時間帯毎に示す情報である。当該推定交通情報30dは、交通情報30cに基づいて生成される。
制御部20は、ROMや記録媒体30に記録されたプログラムを実行することができる。交通情報管理システム10は、交通情報を管理するシステムであり、非提供道路の交通情報を推定するため、制御部20は交通情報管理プログラム21を実行可能である。交通情報管理プログラム21は、車両通行量取得部21aと分類部21bと交通情報取得部21cと交通情報推定部21dとを備えている。
車両通行量取得部21aは、時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、交通情報案内システム100は、予め決められた送信条件(本実施形態においては、走行予定経路の確定)を充足した場合に、車両通行量情報30aを送信する。車両通行量情報が送信されると、制御部20は、通信部40を制御して当該車両通行量情報30aを取得し、記録媒体30に記録する。この際に、制御部20は、車両通行量情報30aに対応づけられた出発時刻が属する時間帯を対応づけて車両通行量情報30aを記録媒体30に記録する。
分類部21bは、時間帯毎の車両通行量によって道路を複数のグループに分類する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、各エリアに属する道路区間をグループ1またはグループ2のいずれかに分類する構成が採用されている。そこで、制御部20は、エリア毎に各エリアに属する道路区間の車両通行量を取得する。さらに、制御部20は、取得された車両通行量の中から同一の時間帯についての車両通行量を取得する。
そして、制御部20は、各道路区間の車両通行量と予め決められた閾値とを比較し、車両通行量が閾値以上である場合に当該道路区間をグループ1に分類する。また、制御部20は、各道路区間の車両通行量と予め決められた閾値とを比較し、車両通行量が閾値より少ない場合に当該道路区間をグループ2に分類する。なお、本実施形態において、閾値は各道路区間が属するエリア毎に予め決められた統計値(平均値等)である。従って、本実施形態によれば、エリア毎の交通量の多寡を反映しながら分類を行うことができる。分類が行われると、制御部20は、時間帯毎の各道路区間のグループを示す分類情報30bを記録媒体30に記録する。
図5Aは、分類情報30bの例を示す図である。同図5Aにおいては、時間帯1,2等のように異なる時間帯毎の情報を示している。各時間帯においては、各エリアに属する各道路区間のグループが定義されており、図5Aに示されるように、エリアIDと道路区間IDとグループとが対応づけられて定義されている。なお、道路区間IDが複数のエリアに渡ってユニークである場合、エリアIDは省略されても良い。
交通情報取得部21cは、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、交通情報取得部21cの処理により、予め決められたタイミングで交通情報30cを取得し、記録媒体30に記録する。交通情報30cは、提供道路における時間帯毎の平均車速を示しており、制御部20が予め決められたタイミングで交通情報を取得すると、取得した交通情報に基づいて交通情報30cを更新する。すなわち、制御部20は、新たに取得された交通情報が示す時間帯、道路区間について既に記録媒体30に登録された交通情報30cを参照し、新たに取得された交通情報を加味した平均車速を算出し、新たな交通情報30cとする。予め決められたタイミングは、例えば、一定期間毎のタイミング等が挙げられる。いずれにしても、制御部20は、図示しない交通情報の管理装置が収集した交通情報を取得し、時間帯毎の交通情報30cとして記録媒体30に保持している。
交通情報推定部21dは、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路についての交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、非提供道路については交通情報30cが提供されていないため、非提供道路については実測結果である交通情報を得ることができない。
しかし、本実施形態においては、同一エリア内の道路区間が車両通行量によって複数のグループに分類されており、同一グループに属する道路区間の交通情報は同様の傾向にあると推定することができる。そこで、制御部20は、交通情報30cをグループ毎に統計して推定交通情報30dを生成し、非提供道路についての交通情報が推定交通情報30dであると見なす。
具体的には、制御部20は、分類情報30bを参照し、ある時間帯におけるあるエリア内の道路区間の中からグループ1に属する道路区間を抽出する。また、制御部20は、交通情報30cを参照し、抽出された道路区間の中の提供道路についての平均車速を抽出し、統計値(例えば複数の道路区間についての平均値)を取得する。さらに、制御部20は、グループ2に属する道路区間についても同様に提供道路についての平均車速を抽出し、統計値を取得する。得られた車速情報は、ある時間帯におけるあるエリア内の道路区間の推定交通情報30dとなる。制御部20は、以上のような推定交通情報30dの取得を、全ての時間帯、全てのエリアについて実施する。
図5Bは、推定交通情報30dの例を示す図である。同図5Bにおいても時間帯1,2等のように異なる時間帯毎の情報を示している。各時間帯においては、各エリアに属する道路区間の各グループに交通情報が定義されており、図5Bに示されるように、エリアIDとグループと交通情報とが対応づけられて定義されている。
交通情報案内システム100は、任意のタイミングで経路に含まれる道路区間についての交通情報の送信要求を行う。制御部20が通信部40を介して当該送信要求を取得すると、送信要求に基づいて送信要求対象の道路区間を特定する。送信要求対象の道路区間が提供道路である場合、制御部20は、交通情報取得部21cの処理によって交通情報30cを参照し、現在時刻が属する時間帯についての提供道路の交通情報30cを取得する。
送信要求対象の道路区間が非提供道路である場合、制御部20は、交通情報推定部21dの処理により、現在時刻が属する時間帯についての分類情報30bを参照し、送信要求対象の道路区間が属するグループを特定する。また、制御部20は、交通情報推定部21dの処理により、現在時刻が属する時間帯についての推定交通情報30dを参照し、送信要求対象の道路区間が属するエリア内において、送信要求対象の道路区間が属するグループに対応づけられた交通情報を取得する。
以上の処理によれば、制御部20は、非提供道路と同一エリア、同一のグループに属する提供道路の交通情報に基づいて当該非提供道路の交通情報を推定したことになる。従って、制御部20は、非提供道路であっても、当該非提供道路の特性が反映された交通情報を取得することができる。送信要求対象の道路区間の交通情報の取得または推定によって、送信要求対象の道路区間の全てについて交通情報が得られると、制御部20は、通信部40を介して送信要求対象の道路区間の交通情報を送信する。この結果、交通情報案内システム100においては、非提供道路であっても交通情報を案内することができる。
また、以上の構成においては、経路情報に基づいて道路が走行経路とされた回数が特定され、当該回数に基づいて車両通行量としての車両の通過台数が特定される。従って、容易に車両通行量を特定することができる。また、本実施形態においては、利用者が経路を確定することによって経路情報が送信され、車両通行量が取得される。従って、車両が道路区間を通過するたびに道路区間についての履歴を送信するような複雑なシステムを利用しなくても、制御部20は、車両通行量を取得することができる。
(2)交通情報案内システムの構成:
交通情報案内システム100は、車両で移動する利用者に利用される端末であり、本実施形態においては、利用者が携帯する携帯端末である。CPU、RAM、ROM等を備える制御部200と、通信部400とを備えている。通信部400は、交通情報管理システム10と無線通信を行うための装置である。すなわち、制御部200は、通信部400を制御することにより、任意のタイミングで交通情報管理システム10や経路探索システム110と通信を行って、任意の情報を授受することができる。ユーザI/F部410は、利用者の指示を入力し、また、利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイやスイッチ、スピーカ等を備えている。
制御部200は、ROMや図示しない記録媒体に記録されたプログラムを実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして交通情報案内プログラム210を実行可能である。本実施形態において制御部200は、経路案内を実行し、経路案内対象の道路について交通情報を案内することができる。
このような案内を行うため、交通情報案内プログラム210は、経路案内部210a、交通情報案内部210b、推定交通情報案内部210cを備えている。経路案内部210aは、経路案内を行う機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部200は、図示しないGPS受信部が取得したGPS衛星からの電波に基づいて現在地を取得する。また、制御部200は、ユーザI/F部410の入力部に対する利用者の入力に基づいて目的地を取得し、通信部400を介して現在地と目的地とを経路探索システム110に対して送信する。経路探索システム110は、図示しない記録媒体に記録された地図情報を参照して現在地から目的地までの経路を探索する。探索された経路を示す経路情報は、交通情報案内システム100に送信され、制御部200は、通信部400を介して当該経路情報を取得する。
さらに、制御部200は、地図情報に基づいて地図を示す画像を描画し、ユーザI/F部410の表示部に表示させる。制御部200は、ユーザI/F部410を制御し、経路情報が示す経路を地図上で強調表示させ、利用者による経路の確定操作を受け付ける。利用者が経路を確定させると、制御部200は、経路案内部210aの処理によって通信部400を介し、経路を構成する道路区間に現在時刻を対応づけた経路情報を交通情報管理システム10に送信する。そして、制御部200は、経路案内部210aの処理によりユーザI/F部410を制御して当該地図に経路を表示し、また、経路を示す音声案内を実行して、現在地を目的地まで誘導する案内を行う。
本実施形態において制御部200は、交通情報案内部210bおよび推定交通情報案内部210cの処理により、地図上に表示された道路区間に交通情報を併記する案内を実行することが可能である。交通情報案内部210bは、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を案内する機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。また、推定交通情報案内部210cは、提供道路ではない非提供道路についての交通情報を案内する機能を制御部200に実現させるプログラムモジュールである。
制御部200は、ユーザI/F部410の入力部に対する利用者の操作により、交通情報の送信要求を受け付けることができる。交通情報の送信要求が受け付けられると、制御部200は、通信部400を介して現在以後の経路に含まれる道路区間を特定し、当該道路区間の交通情報の送信要求を送信する。むろん、利用者が選択した任意の道路区間について交通情報の送信要求が行われる構成であっても良い。送信要求が送信されると交通情報管理システム10は、道路区間が提供道路である場合に当該道路区間の交通情報、道路区間が非提供道路である場合に当該道路区間の推定交通情報を返信する。
提供道路の交通情報が返信されると、制御部200は、通信部400を介して当該交通情報を取得し、ユーザI/F部410の表示部に当該交通情報を表示させる。非提供道路の推定交通情報が返信されると、制御部200は、通信部400を介して当該推定交通情報を取得し、ユーザI/F部410の表示部に当該推定交通情報を表示させる。以上の構成によれば、交通情報管理システム10の利用者は提供道路の交通情報と、非提供道路の推定交通情報を利用することができる。
なお、交通情報の案内態様は、種々の態様を採用可能である。例えば、本実施形態における交通情報は、道路区間毎の平均車速を示しており、平均車速が属する範囲を色によって区別したアイコンが道路区間に表示されても良いし、数値等で表示されても良い。むろん、音声で案内されても良い。
(3)分類処理:
次に上述の構成における分類処理を詳細に説明する。図2は、当該分類処理を示すフローチャートである。本実施形態において、制御部20は、予め決められたタイミング(例えば、一定期間毎)において分類処理を実行する。分類処理が開始されると、制御部20は、処理対象の経路情報を特定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、車両通行量取得部21aの処理により、記録媒体30に対して順次記録され、現在までに記録された車両通行量情報30aを取得する。そして、制御部20は、分類部21bの処理により、取得された車両通行量情報30aが示す経路情報の中から、ステップS100〜S125のループ処理の対象となっていない経路情報を選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、分類部21bの処理により、時間帯を特定する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、ステップS100で処理対象とされた経路情報に対応づけられた出発時刻を含む時間帯を特定する。次に、制御部20は、分類部21bの処理により、処理対象の道路区間を特定する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、ステップS100で処理対象とされた経路情報が示す道路区間の中から、ステップS110〜S120のループ処理の対象となっていない道路区間を選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、分類部21bの処理により、ステップS110で処理対象とされた道路区間の通過台数をインクリメントする(ステップS115)。すなわち、制御部20は、各道路区間について通過台数をカウントしていくため、各道路区間の通過台数を示す変数を道路区間IDに対応づけて定義し、RAMに記録して通過台数をカウントしていく。
次に、制御部20は、ステップS100で処理対象とされた経路情報に含まれる全道路区間についての処理が終了したか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120において、全道路区間についての処理が終了したと判定されない場合、制御部20はステップS110以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS120において、全道路区間についての処理が終了したと判定された場合、車両通行量情報30aを参照し、車両通行量情報30aとして保持されている全ての経路情報についての処理が終了したか否かを判定する(ステップS125)。ステップS125において、全ての経路情報についての処理が終了したと判定されない場合、制御部20は、ステップS100以降の処理を繰り返す。
ステップS125において、全ての経路情報についての処理が終了したと判定された場合、制御部20は、分類部21bの処理により、処理対象の道路区間を特定する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、ステップS110で通過台数のカウントが行われた道路区間の中から、ステップS130〜S150のループ処理の対象となっていない道路区間を選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、分類部21bの処理により、処理対象の道路区間の通過台数が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS135)。すなわち、制御部20は、RAMを参照して処理対象の道路区間の通過台数を取得し、閾値と比較する。当該閾値は、エリア内の提供道路についての交通情報の統計値(例えば、平均値等)である。
ステップS135において、処理対象の道路区間の通過台数が閾値以上であると判定された場合、制御部20は、分類部21bの処理により、処理対象の道路区間をグループ1に分類する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、ステップS105で特定された時間帯と処理対象の道路区間の道路区間IDとグループ1とを対応づけた分類情報30bを生成し、記録媒体30に記録する。
ステップS135において、処理対象の道路区間の通過台数が閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、分類部21bの処理により、処理対象の道路区間をグループ2に分類する(ステップS145)。すなわち、制御部20は、ステップS105で特定された時間帯と処理対象の道路区間の道路区間IDとグループ2とを対応づけた分類情報30bを生成し、記録媒体30に記録する。
次に、制御部20は、全道路区間についての処理が終了したか否かを判定する(ステップS150)。すなわち、制御部20は、ステップS110で通過台数のカウントが行われた道路区間の全てについて分類が終了したか否かを判定する。ステップS150において、全道路区間についての処理が終了したと判定されない場合、制御部20は、ステップS130以後の処理を繰り返す。
図6Aは、以上の処理によって分類される道路区間の例を示しており、図6Bは分類結果の例を示している。本実施形態において、道路区間の端点は交差点上に存在し、各道路区間は進行方向別のリンクとして定義される。従って、双方向通行道路の場合、同一の交差点に複数のノードが存在し得る。例えば、図6Aにおいては、矢印の示す方向が進行方向であり、矢印の両端がノードである道路区間を実線の矢印によって示しており、図6Aに示される各交差点にはノードが4個存在する。なお、同一交差点内のノード間には進行可能な方向を示すリンクが定義されているが図6A、図6Bにおいては省略されている。
本実施形態においては、このように双方向通行道路の各進行方向が異なるリンクとして定義されているため、交通情報30cは、双方向通行道路上での通行方向毎に定義される。このようにして定義された通行方向毎の道路区間について図2に示す分類処理が行われると、同一道路区間であっても通行方向毎に異なるグループに分類され得る。図6Bにおいては、このような分類の例を示しており、グループ1の道路区間を破線の矢印、グループ2の道路区間を実線の矢印で示している。
このように、同一道路区間であっても通行方向毎に異なるグループに分類され得る構成においては、特定の通行方向の車両通行量が多いが逆の通行方向の車両通行量が少ないような特性(通勤時刻等に良く現れる特性)など、方向毎に顕著に異なる交通情報の特性を反映した分類を行うことができる。さらに、本実施形態においては、時間帯毎に分類が行われるため、出勤時間帯と退勤時間帯とで逆になり得る交通情報の特性を反映した分類を行うことができる。
(4)交通情報推定処理:
次に上述の構成における交通情報推定処理を詳細に説明する。図3は、当該交通情報推定処理を示すフローチャートである。本実施形態において、制御部20は、交通情報推定部21dの処理により、予め決められたタイミング(例えば、一定期間毎)において交通情報推定処理を実行する。交通情報推定処理が開始されると、制御部20は、処理対象のエリアを特定する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、地図を構成する全エリアの中のいずれかを処理対象として順次処理を行う構成を採用しており、制御部20は、全エリアの中から、ステップS200〜S225のループ処理の対象となっていないエリアを選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、処理対象の時間帯を特定する(ステップS205)。すなわち、制御部20は、予め決められた時間帯の中のいずれかを処理対象として順次処理を行う構成を採用しており、制御部20は、全時間帯の中から、ステップS205〜S220のループ処理の対象となっていないエリアを選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、グループ1の交通情報を抽出する(ステップS210)。すなわち、制御部20は、分類情報30bを参照し、処理対象の時間帯において、処理対象のエリア内のグループ1に分類された道路区間を特定する。そして、制御部20は、交通情報30cを参照し、処理対象の時間帯における当該道路区間についての交通情報である平均車速を抽出する。抽出された平均車速は、グループ1であることを示す情報と、エリアID、道路区間ID、時間帯が対応づけられてRAMに記録される。
次に、制御部20は、グループ2の交通情報を抽出する(ステップS215)。すなわち、制御部20は、分類情報30bを参照し、処理対象の時間帯において、処理対象のエリア内のグループ2に分類された道路区間を特定する。そして、制御部20は、交通情報30cを参照し、処理対象の時間帯における当該道路区間についての交通情報である平均車速を抽出する。抽出された平均車速は、グループ2であることを示す情報と、エリアID、道路区間ID、時間帯が対応づけられてRAMに記録される。
次に、制御部20は、全時間帯について処理が終了したか否かを判定し(ステップS220)、全時間帯について処理が終了したと判定されるまでステップS205以降の処理を繰り返す。次に、制御部20は、全エリアについて終了したか否かを判定し(ステップS225)、全エリアについて処理が終了したと判定されるまでステップS200以降の処理を繰り返す。
ステップS225において、全エリアについて処理が終了したと判定された場合、制御部20は、エリア毎、時間帯毎、グループ毎に交通情報を統計する(ステップS230)。すなわち、ステップS200〜S225のループが終了すると、各道路区間の交通情報としての平均車速が抽出されている。また、当該平均車速のそれぞれには、エリア、時間帯、グループが対応づけられている。そこで、制御部20は、同一のグループについての交通情報を、エリア毎、時間帯毎に抽出し、例えば、平均等によって統計する。この結果、図5Bに示すように、各エリアの各グループについての交通情報が時間帯毎に定義された推定交通情報30dが生成される。推定交通情報30dが生成されると、制御部20は、記録媒体30に当該推定交通情報30dを記録する(ステップS235)。
(5)交通情報送信処理:
次に上述の構成における交通情報送信処理を詳細に説明する。図4は、当該交通情報送信処理を示すフローチャートである。本実施形態において、交通情報案内システム100から交通情報の送信要求が行われた場合に、制御部20は交通情報送信処理の実行を開始する。交通情報送信処理が開始されると、制御部20は、交通情報取得部21cの処理により、通信部40を介して交通情報送信要求を取得する(ステップS300)。当該交通情報送信要求には、交通情報の要求対象となる道路区間を示す情報が含まれている。
次に、制御部20は、交通情報取得部21cの処理により、処理対象の道路区間を特定する(ステップS305)。すなわち、制御部20は、交通情報の要求対象である道路区間の中のいずれかを処理対象として順次処理を行う構成を採用しており、制御部20は、交通情報の要求対象である全道路区間の中から、ステップS305〜S330のループ処理の対象となっていない道路区間を選択し、処理対象とする。
次に、制御部20は、交通情報取得部21cの処理により、処理対象の道路区間が提供道路であるか否かを判定する(ステップS310)。すなわち、制御部20は、交通情報30cを参照し、当該交通情報30cに処理対象の道路区間の交通情報が記録されている場合に、処理対象の道路区間が提供道路であると見なす。
ステップS310において、処理対象の道路区間が提供道路であると判定されない場合、制御部20は、交通情報推定部21dの処理により、処理対象の道路区間が属するエリア、グループを取得する(ステップS315)。すなわち、制御部20は、分類情報30bを参照し、現在時刻が属する時間帯の分類情報30bにおいて、処理対象の道路区間に対応づけられているエリアおよびグループを取得する。例えば、図5Aに示す例において、現在時刻が時間帯1に属し、処理対象の道路区間がID1であれば、エリア1およびグループ1が取得される。
次に、制御部20は、交通情報推定部21dの処理により、同一エリア、グループの道路区間の推定交通情報30dを取得する(ステップS320)。すなわち、制御部20は、ステップS315で取得された、処理対象の道路区間が属するエリアおよびグループについての推定交通情報30dを取得する。例えば図5A,図5Bに示す例において、現在時刻が時間帯1に属し、処理対象の道路区間がエリア1およびグループ1に属するのであれば、平均車速としての30km/hが推定交通情報30dとして取得される。
一方、ステップS310において、処理対象の道路区間が提供道路であると判定された場合、制御部20は、交通情報取得部21cの処理により、処理対象の道路区間の交通情報を取得する(ステップS325)。すなわち、制御部20は、現在時刻が属する時間帯についての交通情報30cを参照し、処理対象の道路区間についての交通情報を取得する。
ステップS320またはステップS325が実行されると、制御部20は、交通情報の要求対象である道路区間の全てについて処理が終了したか否かを判定し(ステップS330)、全道路区間について処理が終了したと判定されるまでステップS305以降の処理を繰り返す。ステップS330において、全道路区間について処理が終了したと判定されると、制御部20は、送信要求対象の道路区間の情報を送信する(ステップS335)。すなわち、制御部20は、送信要求対象の道路区間が提供道路である場合には、ステップS325において交通情報30cから抽出された交通情報を送信対象とし、送信要求対象の道路区間が非提供道路である場合には、ステップS320において推定交通情報30dから抽出された推定交通情報を送信対象とする。そして、制御部20は、通信部40を介して送信対象の情報を交通情報案内システム100に対して送信する。
(6)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、車両通行量に基づいて道路区間を分類し、分類に基づいて非提供道路の交通情報を推定する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、交通情報管理システムや交通情報案内システムを構成する各手段は、上述の実施形態のように、1個の装置で実現されてもよいし、2個以上の装置に分かれて存在していても良い。むろん、図1に記載された制御部以外の制御部が各手段の一部を実行する構成であってもよい。さらに、交通情報案内システム100は、車両に搭載された装置であってもよい。
車両通行量取得部は、時間帯毎の道路上の車両通行量を取得することができればよい。すなわち、車両通行量取得部は、解析対象となる道路を分類するために、当該道路について車両通行量を直接的または間接的に示す情報を取得することができればよい。当該情報は種々の態様であって良く、例えば、上述の実施形態のように走行経路を示す経路情報であっても良いし、車両の走行履歴を示す情報(プローブ情報:例えば、時刻毎の位置や通過道路等の履歴を示す情報等)であっても良い。
車両通行量を直接的に示す情報としては、車両の通過台数が挙げられ、種々の態様で計測されて良い。例えば、上述のように、利用者が走行経路を確定した段階で送信された走行経路(走行予定経路)に基づいて計測されてもよいし、他の段階、例えば、車両が特定の位置(目的地等)に到達した段階で送信された走行経路(走行済の経路)に基づいて計測されても良い。
車両通行量を間接的に示す情報としては、道路における車両の通行量に応じて変化する値、例えば、車速、旅行時間、停止回数、車線変更回数等が挙げられる。いずれにしても、当該車両通行量による分類が交通情報の特性に応じた分類になるように、車両通行量を示す情報が取得されれば良い。
道路は、車両が通行し得る構造体であり、種々の単位で道路を定義可能である。すなわち、上述のようにノードを端点とする道路区間毎に車両通行量が定義されても良いし、特定の長さの距離によって道路が区別されても良いし、道路種別や道路名称等によって道路が区別されても良く、種々の構成を採用可能である。
分類部は、時間帯毎の車両通行量によって道路を複数のグループに分類することができればよい。すなわち、分類部は、分類毎に交通情報の特性に差異が現れるように分類を行うことができればよい。車両通行量によって分類が行われれば、時間帯毎の車両通行量の多寡に応じてグループを分類することができる。
分類は種々の手法によって行われて良く、上述の実施形態のように車両通行量と閾値とが比較される構成に限定されない。例えば、K平均法や機械学習を利用した手法等によるクラスタリングによって分類が行われてもよい。むろん、グループの数は、上述の実施形態のように2個である構成に限定されず、3個以上のグループに分類されても良い。また、車両通行量以外の要素が考慮された分類が行われてもよい。例えば、道路種別毎に車両通行量による分類が行われてもよい。時間帯は、特性の差異が現れるような範囲であれば良く、例えば、時間単位等で時間帯が定義されて良い。むろん、曜日や季節等のより長期の時間によって時間帯が区別されても良い。
交通情報取得部は、交通情報の提供対象の道路である提供道路についての交通情報を取得することができればよい。すなわち、道路の中の一部は提供道路とされ、当該提供道路についてセンサ等に基づいて交通情報が計測される。交通情報は、車両通行量と関連した情報であれば良く、例えば、上述の実施形態における平均車速以外にも、平均旅行時間、渋滞度等が挙げられる。
交通情報推定部は、提供道路ではない道路である非提供道路と同一のグループに属する提供道路についての交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定することができればよい。すなわち、交通情報推定部は、同一のグループに分類された道路の交通情報は類似していると推定し、類似していると推定された提供道路の交通情報に基づいて非提供道路の交通情報を推定する。
交通情報の推定は、上述の実施形態のように、提供道路の統計に基づいて非提供道路の交通情報が推定される構成以外にも、種々の構成で実施されて良い。例えば、提供道路の中から非提供道路と同一のグループに属し、道路属性が同一または近い道路を選択し、選択された提供道路の交通情報に基づいて非提供道路の交通情報が推定される構成等を採用可能である。
さらに、上述の実施形態においては、交通情報の推定がエリア毎に行われていたが、エリアは可変であっても良いし、エリア以外の単位で推定が行われてもよい。前者としては、例えば、推定対象の非提供道路が重心位置となる固定の大きさおよび形状のエリアが非提供道路毎に定義される構成等が挙げられる。後者としては、非提供道路の周囲に存在する提供道路に基づいて交通情報が推定される構成等が挙げられる。
さらに、本発明のように、車両通行量に基づいて道路区間を分類し、分類に基づいて非提供道路の交通情報を推定する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…交通情報管理システム、20…制御部、21…交通情報管理プログラム、21a…車両通行量取得部、21b…分類部、21c…交通情報取得部、21d…交通情報推定部、30…記録媒体、30a…車両通行量情報、30b…分類情報、30c…交通情報、30d…推定交通情報、40…通信部、100…交通情報案内システム、110…経路探索システム、200…制御部、210…交通情報案内プログラム、210a…経路案内部、210b…交通情報案内部、210c…推定交通情報案内部、400…通信部、410…ユーザI/F部

Claims (8)

  1. 時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する車両通行量取得部と、
    時間帯毎の前記車両通行量によって前記道路を複数のグループに分類する分類部と、
    交通情報の提供対象の前記道路である提供道路についての前記交通情報を取得する交通情報取得部と、
    前記提供道路ではない前記道路である非提供道路と同一の前記グループに属する前記提供道路についての前記交通情報に基づいて前記非提供道路の前記交通情報を推定する交通情報推定部と、
    を備える交通情報管理システム。
  2. 前記車両通行量は、車両の通過台数である、
    請求項1に記載の交通情報管理システム。
  3. 複数の前記グループへの分類は、
    前記車両通行量と閾値との比較に基づいて行われ、
    前記閾値は、前記道路が属するエリア毎に決められた統計値である、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の交通情報管理システム。
  4. 前記道路は、
    双方向通行道路を含み、前記双方向通行道路上での通行方向毎に前記交通情報が定義される、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の交通情報管理システム。
  5. 前記道路上の前記車両通行量は、
    当該道路が走行経路とされた回数に基づいて取得される、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の交通情報管理システム。
  6. 交通情報の提供対象の道路である提供道路についての前記交通情報を案内する交通情報案内部と、
    時間帯毎の前記道路上の車両通行量によって前記道路が複数のグループに分類されており、前記提供道路ではない前記道路である非提供道路と同一の前記グループに属する前記提供道路の前記交通情報に基づいて推定された前記非提供道路の前記交通情報を案内する推定交通情報案内部と、
    を備える交通情報案内システム。
  7. コンピュータを、
    時間帯毎の道路上の車両通行量を取得する車両通行量取得部、
    時間帯毎の前記車両通行量によって前記道路を複数のグループに分類する分類部、
    交通情報の提供対象の前記道路である提供道路についての前記交通情報を取得する交通情報取得部、
    前記提供道路ではない前記道路である非提供道路と同一の前記グループに属する前記提供道路についての前記交通情報に基づいて前記非提供道路の前記交通情報を推定する交通情報推定部、
    として機能させる交通情報管理プログラム。
  8. コンピュータを、
    交通情報の提供対象の道路である提供道路についての前記交通情報を案内する交通情報案内部、
    時間帯毎の前記道路上の車両通行量によって前記道路が複数のグループに分類されており、前記提供道路ではない前記道路である非提供道路と同一の前記グループに属する前記提供道路の前記交通情報に基づいて推定された前記非提供道路の前記交通情報を案内する推定交通情報案内部、
    として機能させる交通情報案内プログラム。
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