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JP5038779B2 - ランプソケット装置およびそれを備えた照明器具 - Google Patents

ランプソケット装置およびそれを備えた照明器具 Download PDF

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JP5038779B2
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Description

本発明は、1つの口金から一方向に複数本突出した給電用のランプピンを有したランプを照明器具の器具本体に取付可能なランプソケット装置およびそれを備えた照明器具に関するものである。
従来から、バルブの各端部にそれぞれ固着された口金の端面からそれぞれバルブの長手方向に一対ずつ突出してなる給電用のランプピンを有したランプ(たとえば直管形蛍光ランプ)を、照明器具の器具本体に取付可能とするランプソケット装置が多々提供されている。
この種のランプソケット装置として、器具本体に固定されるソケットケース内に、ランプピンに接触することで電気的に接続される接触子と、ソケットケースに対して回転自在に支持された回転子とを備えたものがある。ソケットケースにおいて口金との対向面に隣接する外周面には、一対のランプピンが通過するケース側スリットが形成されており、回転子における口金との対向面には、ケース側スリットから導入された一対のランプピンが挿入される回転子側スリットが形成されている。ここで、回転子側スリットをケース側スリットに連通させた状態では、接触子は回転子側スリットの幅方向の両側にそれぞれ配置されている。
このランプソケット装置では、回転子側スリットをケース側スリットに連通させた状態で一対のランプピンを回転子側スリットに挿入し、ランプピンの突出方向に沿う口金の中心軸を中心としてランプを回転させることにより、各ランプピンが各接触子にそれぞれ接触するとともに回転子側スリットから抜け止めされ、ランプの装着が完了する。また、装着時と逆向きにランプを回転させ、ケース側スリットを通してランプピンを回転子側スリットから抜くことにより、ランプを脱着することができる。
ところで、上述のランプソケット装置では、ランプの着脱の際にランプを握持し回転させるためのスペースがランプの周囲に必要であるが、近年、照明器具の小型化などにより、器具本体の反射板等の構造部材がランプに近接配置されることが多く、ランプの周囲のスペースが十分に確保されずランプを握持して回転させることが困難な場合がある。
これに対して、ランプを握持することなくランプを回転させることが可能なランプソケット装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1に記載のランプソケット装置1は、図14に示すように回転子47に対して一体に結合され、ソケットケース48の外周面から突出する形の操作腕47aを有している。この構成により、操作腕47aを操作して回転子47を回転させることにより、回転子47の回転子側スリット49と共にランプが回転しランプの着脱が可能となる。
特開2005−294239号公報(第4頁、図3)
ところで、上述した各種のランプソケット装置1では、ランプの着脱時に口金の中心軸を中心としてランプを回転させるものであるから、直管形蛍光ランプのように両口金の中心軸が同一直線上にあることが前提となる。すなわち、両口金の中心軸が同一直線上にないランプでは、ランプを回転させることができないので取り付けることはできない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、ランプを移動させることなくランプの着脱を行うことができるランプソケット装置およびそれを備えた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、1つの口金から一方向に一対突出した給電用のランプピンを有したランプを照明器具の器具本体に取付可能なランプソケット装置であって、各ランプピンに電気的に接続される接触子を一対有したソケット本体と、器具本体に対してソケット本体を所定の方向に移動可能に支持する支持部と、ソケット本体とは別に器具本体に対してランプを定位置に仮保持する仮保持部とを備え、支持部が、口金との対向面に隣接する外周面に形成され一対のランプピンが通過する開放部と、口金との対向面において開放部に連通し開放部から導入される一対のランプピンが挿入されるように一対のランプピンの間隔よりも長く一直線状に延長された案内スリットとを有し、ソケット本体が、支持部から露出する部位に突設された操作レバーを有し、支持部によってランプピンの突出方向に直交する面内で操作レバーの移動方向に回転自在に軸支されており、ランプが器具本体に対して前記定位置にある状態で、ランプピンの突出方向に直交する面内で案内スリットの長手方向に交わる方向に沿って一対の接触子を対向させ、接触子がランプピンに接続されておらず前記定位置からランプを移動させることができる自由位置と、案内スリットの長手方向に沿って一対の接触子を対向させ、接触子がランプピンに接続されており前記定位置からランプを移動させることができない拘束位置との間で回転し、支持部には、操作レバーに対してソケット本体の回転方向の両側に配置され、ソケット本体の回転範囲を前記自由位置と前記拘束位置との間に規制する規制手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ランプが器具本体に対して定位置にある状態で、接触子がランプピンに接続されておらず前記定位置からランプを移動させることができる自由位置と、接触子がランプピンに接続されており前記定位置からランプを移動させることができない拘束位置との間でソケット本体を移動させることにより、ランプの着脱を行うことができる。すなわち、ランプを移動させることなくランプの着脱を行うことができ、結果的に、口金の中心軸が同一直線上にないランプでも取り付けることができる。また、ソケット本体がランプピンの突出方向に直交する面内で操作レバーの移動方向に回転することにより自由位置と拘束位置との間で移動するので、ランプの着脱時にソケット本体が移動する領域が比較的狭くなり、ソケット本体の周囲においてソケット本体が通過する領域に広いスペースを確保する必要はなく、照明器具の器具本体を小型化することができる。
さらに、この構成によれば、仮保持部でランプを仮保持することができるので、ソケット本体を移動させる際にランプを手で保持しておく必要がなく、ランプの着脱時の作業性が向上する。
また、この構成によれば、ソケット本体の回転範囲が規制手段によって拘束位置と自由位置との間に規制されるので、ソケット本体を拘束位置または自由位置で止めやすくなり、ランプの着脱時の作業性が向上する。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記仮保持部が前記口金に接触することで前記ランプを仮保持することを特徴とする。
この構成によれば、ランプのバルブに荷重を加えることなくランプを仮保持することができるので、細管化や形状の複雑化により高い強度を確保することが困難なガラス製のバルブを具備するランプにも対応することができる。
請求項の発明は、請求項1または請求項の発明において、前記ソケット本体が、前記接触子に接続された電線を引き出す引出孔を有しており、引出孔が、前記ランプピンの突出方向に沿って貫設されていることを特徴とする。
この構成によれば、引出孔から引き出される電線はランプピンの突出方向に沿って引き出されることになる。したがって、ソケット本体の回転時にソケット本体から引き出された電線が通過する領域を比較的狭く抑えることができ、電線の周囲に余分なスペースを確保する必要がない。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかの発明において、前記ソケット本体が、前記ランプピンの突出方向に直交する断面が円形状であって、円筒状に形成された前記支持部内に収容されることによって回転可能に軸支されており、支持部に対して前記案内スリットの幅方向に移動可能となるように外径が支持部の内径よりも小さく設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、ソケット本体が支持部に対して案内スリットの幅方向に移動可能であるから、自由位置において一対のランプピンが一対の接触子から等距離になくても、ソケット本体は、自由位置から拘束位置まで回転する際、一方のランプピンに接触子が接触すると、その直後に前記一方のランプピンからの反力を受けて他方のランプピンに接触子が接触するまで支持部に対して案内スリットの幅方向に移動し、両方のランプピンに接触子が接触してから回転を再開する。したがって、ソケット本体の回転中において一対のランプピンがそれぞれ接触子に接触するタイミングは略同時になるので、各ランプピンがそれぞれ接触子に異なるタイミングで接触する場合に比べてソケット本体の操作感がよくなる。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のランプソケット装置を器具本体に備えることを特徴とする。
この構成によれば、ランプを移動させることなく器具本体に対してランプの着脱を行うことができ、結果的に、口金の中心軸が同一直線上にないランプでも取り付けることができる。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記器具本体は前記支持部を保持する保持機構を備え、保持機構が、支持部に対して前記案内スリットの幅方向の両側となる位置に位置決め片を有し、器具本体に対して支持部を位置決め片の間において案内スリットの幅方向に移動可能に保持することを特徴とする。
この構成によれば、器具本体に対して支持部が案内スリットの幅方向に移動可能であるから、自由位置において一対のランプピンが一対の接触子から等距離になくても、ソケット本体は、自由位置から拘束位置まで回転する際、一方のランプピンに接触子が接触すると、その直後に前記一方のランプピンからの反力を受けて他方のランプピンに接触子が接触するまで器具本体に対して案内スリットの幅方向に移動し、両方のランプピンに接触子が接触してから回転を再開する。したがって、ソケット本体の回転中において一対のランプピンがそれぞれ接触子に接触するタイミングは略同時になるので、各ランプピンがそれぞれ接触子に異なるタイミングで接触する場合に比べてソケット本体の操作感がよくなる。
本発明は、ランプが器具本体に対して定位置にある状態で、接触子がランプピンに接続されておらず前記定位置からランプを移動させることができる自由位置と、接触子がランプピンに接続されており前記定位置からランプを移動させることができない拘束位置との間でソケット本体を移動させることにより、ランプを移動させることなくランプの着脱を行うことができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態のランプソケット装置1は、図2に示すように、バルブ2の各端部にそれぞれ固着された口金3の端面からそれぞれバルブ2の長手方向に一対ずつ突出してなる給電用のランプピン4(図7(a)参照)を有したランプ5を、照明器具6の器具本体7に取付可能とするものである。本実施形態では、直管形のランプ5(ここでは直管形蛍光ランプ)に対応した照明器具6に本発明のランプソケット装置1を適用する例を示す。この照明器具6は、矩形板状の器具本体7を備え、器具本体7の一表面側における長手方向の各端部にそれぞれランプソケット装置1が配設されている。
ランプソケット装置1は、図3および図4に示すように、ランプ5の各口金3から突出する一対のランプピン4にそれぞれ接触することで電気的に接続される一対の接触子8を有したソケット本体9と、器具本体7に対してソケット本体9を支持する支持部10とを備える。以下では、図3の上下方向を上下方向として説明するが、この方向はランプソケット装置1の取付方向を規定するものではない。なお、このようにソケット本体9と支持部10とを備えたランプソケット装置1は、単にランプソケットと呼ばれることもある。
ソケット本体9は、前面が開口した有底円筒状の内ボディ11と、内ボディ11との間に一対の導電板12を収納する形で内ボディ11の前面側に取着される内カバー13とを有する。各導電板12には、それぞれ上述の接触子8と、ランプ5への給電用の電線14が電気的に接続されるとともに電線14を機械的に保持する端子部15と、接触子8および端子部15を連続一体に連結する連結片16とが形成されている。内ボディ11の後壁にはそれぞれ電線14が挿通される引出孔17が一対貫設されており、各引出孔17を通してソケット本体9内に導入された電線14の芯線14aが端子部15に接続される。
端子部15は、連結片16に連続し電線14の挿入方向に沿って配置された接続片15aと、接続片15aにおける連結片16とは反対側の端縁から電線14の挿入方向に直交するように立設された立設片15bと、立設片15bの先端縁から接続片15aに向けて延設された鎖錠片15cとを具備し、立設片15bに設けた芯線挿入孔15dを通った電線14の芯線14aを鎖錠片15cの先端縁と接続片15aとの間に挟持することにより、電線14の機械的保持と電気的接続とを同時に行う所謂速結端子である。
一対の導電板12は、それぞれ連結片16から上方に延出された一対の接触子8を互いに対向させ、両接触子8の間隔がランプ5の一対のランプピン4の間隔よりも狭くなるように内ボディ11に対して組み付けられる。ここで、連結片16は下方に凸となるコ字状に形成されており、内ボディ11の内周面の下部に設けた導電板固定部18に挿入される形で位置決めされる。接触子8は、上端部が互いに離れる向きに折り返されて引掛部8aを成し、この引掛部8aを後述する内カバー13の一部に引掛けることによりソケット本体9内に位置決めされる。また、接触子8の長手方向の略中央部には互いに離れる向きに凸となるピン保持部8bが形成されている。この構成により、一対のランプピン4を一対の接触子8の間に挿入し両ピン保持部8bの間に挟持させることにより、各ランプピン4が各接触子8に電気的に接続される。
内ボディ11は、接触子8および連結片16を収納する太筒部19と、端子部15を収納する細筒部20とが、太筒部19を前方、細筒部20を後方とするように前後方向に連結されている。太筒部19は、細筒部20よりも直径が大きく設定されている。太筒部19の上部には、内カバー13に形成された後述のピン挿入孔21に連通する導入口22が前方に開放される形で形成されている。また、内ボディ11は、太筒部19の外周面のうち前記導入口22の側方から太筒部19の半径方向に突出する操作レバー23を有している。この操作レバー23の機能については後述する。
内カバー13は、略円形状のピン挿入孔21が前壁の中央部に貫設され、前壁の周部から後方に内周壁24が立設された構成を有する。内カバー13の前壁にはピン挿入孔21を上方に開放する切欠25が設けられており、この切欠25を通してピン挿入孔21は前記導入口22に連通する。ピン挿入孔21の直径は口金3から突出する一対のランプピン4の間隔よりも大きく設定されており、一対のランプピン4がピン挿入孔21に挿入された状態で内カバー13を口金3に対して相対的に回転可能としてある。内カバー13は、内周壁24を内ボディ11の太筒部19内に挿入する形で内ボディ11に組み合わされ、太筒部19の内周面に突設された係合爪26を、内周壁24に貫設した係合孔27に係合させることにより内ボディ11と結合される。内ボディ11と内カバー13とを結合した状態では、内カバー13によって内ボディ11からの導電板12の抜け止めが為される。さらに、内周壁24の上部には切欠25に連通する開口部28が形成されており、この開口部28の周縁に上述した接触子8の引掛部8aが引掛けられる。
一方、支持部10は、前面が開口した有底円筒状の外ボディ29と、外ボディ29との間にソケット本体9を収納する形で外ボディ29の前面側に取着される外カバー30とを有する。
外ボディ29は、ソケット本体9の太筒部19を収納する摺動部31と、細筒部20を収納する挿通部32とが、摺動部31を前方、挿通部32を後方とするように前後方向に連結されている。摺動部31は、挿通部32よりも直径が大きく設定されている。摺動部31の内径はソケット本体9の太筒部19の外径と同等に設定されており、挿通部32の後壁に貫設された露出孔33の内径はソケット本体9の細筒部20の外径と同等に設定されている。これにより、ソケット本体9を外ボディ29に組み合わせると、ソケット本体9の細筒部20の後部を露出孔33を通して後方に突出させる形で、太筒部19が摺動部31に嵌合することになる。ここで摺動部31には、上述した操作レバー23が挿通される操作窓34が開口している。操作窓34は、摺動部31の周方向に操作レバー23を移動させることが可能な大きさに形成されている。なお、挿通部32の外周面は後方ほど外径を小さくするテーパ面を成している。
外カバー30は、上下方向に沿って延長されており上方に開放された案内スリット35が前壁に形成され、前壁の周部から後方に外周壁36が立設された構成を有する。案内スリット35は、一対のランプピン4が挿入されるように、幅方向の寸法が各ランプピン4の直径よりもやや大きく設定され、長手方向(上下方向)の寸法が一対のランプピン4の間隔よりも大きく設定されている。外カバー30は、外ボディ29の摺動部31を外周壁36で囲む形で外ボディ29に組み合わされ、外ボディ29の外周面に突設された組立爪37を、外周壁36に貫設した組立孔38に係合させることにより外ボディ29と結合される。外周壁36は、外ボディ29と外カバー30とを結合した状態で外ボディ29の操作窓34に対応する部位に開口する開放部39を有しており、この開放部39は案内スリット35に連通する。なお、外周壁36の周方向における開放部39の寸法は、上述した外ボディ29の操作窓34よりも大きく設定されている。
さらに、外カバー30の前壁背面における略中央部には後方に突出する軸突起40が設けられており、外ボディ29と外カバー30との間にソケット本体9を収納した状態では、この軸突起40がソケット本体9のピン挿入孔21を通してソケット本体9に挿入されることとなる。ここに軸突起40は、ソケット本体9内において一対の接触子8の間に挟持される。なお、案内スリット35は軸突起40にも形成され、軸突起40における案内スリット35の深さ寸法は口金3からのランプピン4の突出寸法よりも大きく設定される。
そして、支持部10内にソケット本体9を収納して成るランプソケット装置1は、図2に示すように支持部10の外周面の下部に配設された固定部41がたとえばねじ止めされることにより器具本体7に固定される。ここで、各ランプソケット装置1は案内スリット35が形成された支持部10の前面を互いに対向させるように配置され、ランプ5は一対のランプソケット装置1の間において、各口金3の端面をそれぞれ支持部10の前面に対向させる形で取り付けられる。
次に、本実施形態のランプソケット装置1の動作について説明する。
上述した構成により、ソケット本体9は支持部10によって軸突起40の中心線を中心として回転自在に支持される。ここで、軸突起40は一致の接触子8の間に挟持されているので、ソケット本体9は、両方の接触子8からの距離が等しい位置に回転中心を有することになる。その回転範囲は支持部10の外ボディ29に設けた操作窓34の大きさによって規制される。つまり、ソケット本体9に設けた操作レバー23は操作窓34に挿通されているから、支持部10における操作窓34の開口周縁が操作レバー23に当接することで操作レバー23の移動範囲を規制する規制手段として機能し、ソケット本体9の回転方向における操作窓34の寸法によってソケット本体9の回転範囲が決定する。
ここでは、ソケット本体9の回転範囲が、図1(a)に示すように導入口22を上方に向ける位置(以下、「自由位置」という)と、自由位置からソケット本体9を図1(a)の時計回りに90度回転させた図1(b)に示す位置(以下、「拘束位置」という)との間に規制されるように操作窓34が形成されている。なお、図1では操作レバー23の移動範囲、つまりソケット本体9の回転範囲をθ1で示している。
ソケット本体9が図1(a)の自由位置にある状態では、支持部10の案内スリット35と、ソケット本体9の導入口22とが前後方向に重なっており、ソケット本体9のピン挿入孔21が上方に開放されている。すなわち、この状態ではピン挿入孔21に対して一対のランプピン4を開放部39および導入口22を通して挿抜自在であって、案内スリット35に沿ってランプ5の脱着が可能である。したがって、この状態でランプ5がランプピン4を支持部10の案内スリット35に挿入した位置(以下、「定位置」という)にある場合には、このランプ5を定位置から移動させることができる。ここにおいて、ピン挿入孔21に挿通された一対のランプピン4は、案内スリット35の長手方向に並ぶ形になる。
また、図5はソケット本体9の内部の様子を示すものであって、ソケット本体9が自由位置にある状態では図5(a)に示すように、一対の接触子8は案内スリット35の幅方向に対向している。そのため、ピン挿入孔21に挿入された一対のランプピン4は、ソケット本体9内で一対の接触子8の間に配置されることになるものの、各ランプピン4と接触子8とは非接触状態にあり、電気的に接続されてはいない。
一方、ソケット本体9は、図5(a)の自由位置から図5(b)に示すように時計回りの矢印A方向に回転させられることで、図5(c)に示す拘束位置まで移動する。
ソケット本体9が拘束位置にある状態では、図1(b)に示すように支持部10の案内スリット35と、ソケット本体9の導入口22とが前後方向に重なることはなく、ピン挿入孔21に連通された導入口22は支持部10によって閉塞されている。すなわち、この状態ではピン挿入孔21に対して一対のランプピン4を開放部39および導入口22を通して挿抜することはできず、案内スリット35に沿ってランプ5を脱着することはできない。したがって、この状態でランプ5がランプピン4を支持部10の案内スリット35に挿入した定位置にある場合には、このランプ5を定位置から移動させることはできない。
また、ソケット本体9が拘束位置にある状態では図5(c)に示すように、ソケット本体9の内部において一対の接触子8は案内スリット35の長手方向に対向している。そのため、ピン挿入孔21に挿入された一対のランプピン4は、ソケット本体9内で一対の接触子8の間に配置されるとともに、各接触子8と各々が接触することで電気的に接続される。このとき、接触子8は、案内スリット35に対応する位置に一対のピン保持部8bが互いに対向する形で位置し、したがって、一対のランプピン4は一対のピン保持部8bの間に挟持されることとなる。なお、接触子8は導電板12から形成されているので、導電板12の弾性によってランプピン4と接触子8との間の接圧が確保される。
要するに、このランプソケット装置1を用いれば、ランプ5が器具本体7に対して定位置にある状態で、ソケット本体9を拘束位置に回転移動させるとランプ5を装着することができ、ソケット本体9を自由位置に回転移動させるとランプ5を脱着することができる。ここで、ランプ5においては、ランプピン4が支持部10の案内スリット35に挿通されているからソケット本体9と共に回転することはなく、器具本体7に対して定位置に位置決めされたままで着脱されることになる。
結果的に、図2の照明器具6に対してランプ5を着脱する場合、ソケット本体9を矢印Aのように移動(回転)させることによりランプ5自身を移動させることなくランプ5の着脱が可能であるから、ランプ5を回転させる必要はなく、ランプ5を握持して回転させるためのスペースがランプ5の周囲に確保されていない場合でも、ランプ5の着脱作業を容易に行うことができる。また、ランプ5自身を移動させることによりランプ5を着脱する従来構成では、ランプ5が大型になるとランプ5の取り扱いが困難になりランプ5着脱の作業性が悪くなるが、本実施形態のランプソケット装置1では、ランプ5の大きさにかかわらずソケット本体9を移動させるだけでランプ5の着脱を容易に行うことができる。
ところで、本実施形態では外カバー30の前壁背面における軸突起40の両側に突部42を設け、ソケット本体9において突部42に対応する部位には突部42が嵌る凹部43が設けられている。凹部43は、ソケット本体9が自由位置にある状態で各突部42に対向する2箇所と、ソケット本体9が拘束位置にある状態で各突部42に対向する2箇所との計4箇所に形成される。ここで、外カバー30の前壁は、突部42を前後方向に移動させるように撓む可撓部44を突部42の周囲に有する。したがって、自由位置または拘束位置にあるソケット本体9を回転させると可撓部44が撓んで突部42が凹部43から後退し、ソケット本体9が拘束位置または自由位置まで回転させられると突部42が凹部43に嵌ることとなり、ソケット本体9の回転時にクリック感が得られる。なお、ここでは内カバー13に形成された切欠25が1つの凹部43として兼用されるので、実際には凹部43は3箇所に形成されている。
また、ソケット本体9の後壁に設けた引出孔17はソケット本体9の回転軸方向(つまりランプピン4の突出方向)に沿って貫設されており、引出孔17から引き出される電線14はソケット本体9の回転軸に沿って引き出されることになる。したがって、図6(a)に示す自由位置と図6(b)に示す拘束位置との間でソケット本体9が矢印Aのように回転させられても、ソケット本体9から引き出された電線14が通過する領域C1を比較的狭く抑えることができる。つまり、ソケット本体9を回転させる際に電線14の周囲に余分なスペースを確保する必要がない。
さらにまた、操作レバー23の導入口22側の端面は導入口22の内周面と連続しており、ピン挿入孔21に対して導入口22を通してランプピン4を挿抜する際に操作レバー23の端面に対してランプピン4を摺動させるようにすれば、ランプピン4の移動が操作レバー23によってガイドされるので、ピン挿入孔21に対するランプピン4の挿抜が容易になる。
また、図2に示すランプソケット装置1は、ソケット本体9が自由位置にありソケット本体9がランプ5を保持していない状態であっても、器具本体7に対してランプ5を仮保持することができる仮保持部45を備えている。図2の仮保持部45は、器具本体7の長手方向の中央部においてバルブ2の両側にそれぞれ配設されており、バルブ2の長手方向の中央部を挟持する形でランプ5を仮保持する。この仮保持部45は互いに離れる向きに凸となる形に湾曲したランプ保持部45aが中央部に形成され、両ランプ保持部45a間にランプ5を挟持することによりランプ5を仮保持する。一対の仮保持部45の上端部は上方ほど互いに離れる向きに傾斜した押操作部45bを構成しており、これにより、両ランプ保持部45aの間にランプ5が挟持された状態からランプ5を取り外す際に、押操作部45bを押操作して両ランプ保持部45aの間隔を広げることで、ランプ5を容易に取り外すことができる。なお、仮保持部45の下端部は器具本体7に固定されているが、支持部10と一体に仮保持部45が形成されていてもよい。
このように仮保持部45を設けたことにより、ランプ5の着脱の際に、ランプソケット装置1のソケット本体9が自由位置にある状態でも、ランプ5を器具本体7の定位置に位置決めすることができる。その結果、作業者は操作レバー23を操作してソケット本体9を回転させるときにランプ5を手で位置決めしておく必要がなく、ランプ5の着脱作業を容易に行うことができるという利点がある。
また、操作レバー23を操作してソケット本体9を回転させるときにランプ5を手で位置決めしておく必要がないので、作業者においては、ソケット本体9を自由位置に移動させることでランプピン4と接触子8との接続を解除してから、ランプ5を仮保持部45に対して着脱することが可能になる。これにより、ランプ5を仮保持部45に対して着脱する際にも、ランプピン4が接触子8に接続されている状態のランプ5を作業者が手で持つ必要はなく、接触子8への通電が遮断されていなくても、安全にランプ5を着脱することができる。
ところで、本実施形態のランプソケット装置1を用いれば、上述したように直管形のランプ5に対応した照明器具6だけでなく、図7に示すようにランプピン4の突出方向に沿った口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5に対応した照明器具6を構成することもできる。
図7に例示するランプ5は、各口金3からのランプピン4の突出する向きが互いに逆向きであって、一対の口金3が結合片46によって一体に結合されている。ここでは図示を省略しているが、バルブ2は一対の口金3の間において所定の形状に形成される。バルブ2の一例として、両口金3の中間部付近で一端部同士が連結された2本のバルブ2を、それぞれ当該連結部位を中心とする螺旋状に延長し、各端部をそれぞれ口金3に固着する形のものが考えられる。このランプ5に対応する照明器具6は、円盤状の器具本体7を備え、器具本体7の一表面側において各口金3に対応する部位にそれぞれランプソケット装置1が配設されている。
この種のランプ5においては、口金3の中心軸が同一直線上にないので、従来構成のように口金3の中心軸を中心としてランプ5を回転させることによりランプソケット装置1にランプ5を着脱することはできないが、上述した本実施形態のランプソケット装置1を用いればランプ5の着脱が可能となる。すなわち、図7(a)に示すようにソケット本体9が自由位置にある状態で、ランプ5を矢印B方向に移動させてピン挿入孔21に対してランプピン4を開放部39および導入口22を通して挿入し、図7(b)に矢印Aで示すようにソケット本体9を拘束位置に回転移動させるだけで、ランプソケット装置1によるランプ5の保持および電気的接続が完了する。
このように、本実施形態のランプソケット装置1を用いれば、ランプ5自身を移動させることなくランプ5の着脱が可能であるから、口金3の中心軸が同一直線上にないランプ5でも着脱が可能である。また、ランプ5を回転させないので、バルブ2が螺旋状に形成されたランプ5のように、バルブ2の中心軸と口金3の中心軸とが同一直線上にない場合でも、ランプ5の周囲においてバルブ2の回転時にバルブ2が通過する領域にスペースを設ける必要はなく、器具本体7の小型化につながる。
また、図7に示すランプソケット装置1では、各支持部10の近傍に仮保持部45がそれぞれ配設されており、仮保持部45はランプ5のうちの口金3に接触することによりランプ5を仮保持するので、細管化や形状の複雑化により高い強度を確保することが困難なガラス製のバルブ2を具備するランプ5であっても、バルブ2に荷重を加えることなくランプ5を仮保持することができる。
なお、上述したランプソケット装置1の構成は一例に過ぎず、たとえば内ボディ11からの導電板12の抜け止めの機能を外カバー30に付与して内カバー13を省略したり、外カバー30を器具本体7に一体に形成したり、支持部10を案内スリット35の長手方向に分離可能な2部材で構成したり、様々な構成で本発明のランプソケット装置1を実現することができる。
(実施形態2)
本実施形態のランプソケット装置1は、図8(a)に示すように、ソケット本体9が、支持部10に対して案内スリット35の幅方向に移動可能となるような間隙50を支持部10との間に有している点が実施形態1のランプソケット装置1と相違する。なお、図8(a)は外カバー30を外した状態を示している。
間隙50は、ソケット本体9における太筒部19の外周面と外ボディ29における摺動部31の内周面との間、およびソケット本体9における細筒部20の外周面と外ボディ29における露出孔33の内周面との間にそれぞれ形成されている。つまり、太筒部19の外径は摺動部31の内径よりも小さく設定され、細筒部20の外径は露出孔33の内径よりも小さく設定されている。これにより、ソケット本体9は、外ボディ29に組み合わされた状態で間隙50の分だけ外ボディ29に対して上下左右に移動可能となる。間隙50の大きさCL1は、支持部10に対するソケット本体9の移動範囲が、案内スリット35内でランプピン4が案内スリット35の幅方向に移動可能な範囲と同等になるように、案内スリット35の幅寸法およびランプピン4の直径に応じて設定されている。
本実施形態のようにソケット本体9を案内スリット35の幅方向に移動可能とすることによって奏する効果を説明するため、以下ではまず、実施形態1のランプソケット装置1の問題点について説明する。
すなわち、実施形態1で説明した図7に示すようなランプ5においては、両口金3が結合片46で結合されてはいるものの、製造ばらつき等により口金3間のピッチに設計値とのずれが生じる可能性がある。各口金3に対応するランプソケット装置1間のピッチは、通常、口金3間のピッチの設計値に合わせて設定されるので、口金3間のピッチに設計値とのずれがあると、各口金3から突出する一対のランプピン4の中点がソケット本体9の回転中心から案内スリット35の幅方向にずれることになる。つまり、口金3間のピッチが設計値通りであれば、図9に示すように一対のランプピン4の中点とソケット本体9の回転中心とが一致するのに対して、口金3間のピッチが設計値よりも狭ければ、図10に示すように一対のランプピン4の中点はソケット本体9の回転中心から他方のランプソケット装置1側(右側)にずれ、また、口金3間のピッチが設計値よりも広ければ、図11に示すように一対のランプピン4の中点はソケット本体9の回転中心から他方のランプソケット装置1と反対側(左側)にずれることになる。なお、図9〜図11の例では、一対のランプピン4の中点とソケット本体9の回転中心とがずれていても一対のランプピン4を一対のピン保持部8bの間に挟持可能とするため、ピン保持部8bを接触子8の長手方向に拡大した構成を採用している。
このように一対のランプピン4の中点とソケット本体9の回転中心とが案内スリット35の幅方向にずれていると、以下の問題が生じる。つまり、ソケット本体9は回転中心を両方の接触子8から等距離の位置に有するから、一対のランプピン4の中点とソケット本体9の回転中心とがずれていると、各ランプピン4がそれぞれ接触子8に接触するタイミングが異なることになる。そのため、作業者においてはソケット本体9を回転させる際に、ランプピン4が接触子8に接触する感触を2度得ることになり、ランプソケット装置1の操作感が悪くなる。特に、接触子8にピン保持部8bが形成されている場合には、接触子8のピン保持部8bにランプピン4が嵌り込むタイミングもランプピン4ごとに異なるから、ランプピン4がピン保持部8bに嵌り込む際のクリック感も2度得られることになる。したがって、一方のランプピン4のみがピン保持部8bに嵌り込んだだけで両方のランプピン4がピン保持部8bに嵌り込んだものと作業者が勘違いして、ソケット本体9が拘束位置まで回転していない状態で照明器具6が使用されてしまう可能性もある。
なお、ランプ5の口金3間のピッチにずれがある場合に限らず、たとえば、器具本体7に対するランプソケット装置1の取付位置に設計値とのずれがある場合や、器具本体7の反り等によってランプソケット装置1間のピッチに設計値とのずれが生じている場合などにも、一対のランプピン4の中点とソケット本体9の回転中心との間にずれが生じるので、図7に示すような照明器具6に限らず、直管形のランプ5に対応した照明器具6においても同様に上記問題を生じる。
これに対して、本実施形態の構成によれば、案内スリット35からソケット本体9のピン挿入孔21に一対のランプピン4が挿入された状態で、図8(b)に示すように一対のランプピン4の中点M1がソケット本体9の回転中心M2から案内スリット35の幅方向にずれていたとしても、ソケット本体9は、自由位置から拘束位置まで回転する際に、一対のランプピン4の中点M1に回転中心M2を一致させるように矢印D方向に移動する。すなわち、ソケット本体9は、支持部10に対して案内スリット35の幅方向に移動可能であるから、自由位置から拘束位置まで回転する際に、一方のランプピン4に一方の接触子8が接触すると、その直後に前記一方のランプピン4からの反力を受けて他方のランプピン4に他方の接触子8が接触するまで支持部10に対して案内スリット35の幅方向に移動する。そして、両方のランプピン4に接触子8が接触してから回転を再開する。したがって、ソケット本体9を自由位置から拘束位置まで回転させる際、一対のランプピン4がそれぞれ接触子8に接触するタイミングは略同時になるので、各ランプピン4がそれぞれ異なるタイミングで接触子8に接触する場合に比べて、ランプソケット装置1の操作感がよくなる。
また、本実施形態では、外カバー30の前壁背面の軸突起40を省略し、さらに、軸突起40の両側の突部42およびソケット本体9の凹部43も省略してある。これにより、ソケット本体9を支持部10に対して案内スリット35の幅方向に移動させた際に、軸突起40が一対の接触子8に弾接することによる復帰力が生じることなく、支持部10に対してソケット本体9が移動しやすくなる。
本実施形態の他の例として、図12に示すように支持部10を平面視が案内スリット35の幅方向に長い楕円形となる形状とすることにより、ソケット本体9が案内スリット35の幅方向に移動可能となる間隙50をソケット本体9と支持部10との間に形成してもよい。この例では、外ボディ29における摺動部31の前面形状を左右方向に長い楕円形状とするとともに、ソケット本体9における太筒部10の外径を摺動部31の内周面の短径方向(上下方向)の寸法より小さく設定し、露出孔33の開口形状を左右方向に長い楕円形状とするとともに、ソケット本体9における細筒部20の外径を露出孔33の短径方向(上下方向)の寸法より小さく設定している。なお、図12では図示を省略するが外カバー30の前壁も左右方向に長い楕円形状に形成されている。
図12の構成によれば、上述したようにソケット本体9を案内スリット35の幅方向に移動可能とすることによって奏する効果の他、案内スリット35の幅方向におけるソケット本体9と支持部10との間の間隙50を大きく確保することで案内スリット35の幅方向へのソケット本体9の移動範囲を広く確保しながらも、案内スリット35の長手方向におけるソケット本体9と支持部10との間の間隙50を小さくすることで案内スリット35の長手方向へのソケット本体9のがたつきを小さく抑えることができるという利点がある。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態では、図13に示すように案内スリット35の幅方向に沿って移動可能となるようにランプソケット装置1を保持する保持機構51を器具本体7に有した照明器具6に、実施形態1にて説明したランプソケット装置1を適用する例を示す。
それぞれ1つのランプソケット装置1を保持する各保持機構51は、器具本体7の一表面側に互いに離間して取着される一対の位置決め片52からなる。位置決め片52は、器具本体7の一表面に固着される矩形状の固定片52aと、固定片52aの一辺に連続し器具本体7の一表面から離れる向きに立設され先端部が器具本体7の一表面に沿って固定片52aとは反対側に延長された係止片52bとを有する。各保持機構51を構成する一対の位置決め片52は、前記係止片52bの先端同士を対向させる形で配設される。
一方、本実施形態のランプソケット装置1は、支持部10の外周面の下部に配設された固定部41が、器具本体7に対して案内スリット35の幅方向に移動可能となるように保持機構51に保持される点が実施形態1のランプソケット装置1と相違する。具体的には、固定部41の左右両側面にはそれぞれ前後方向に延長された保持溝53が形成されており、各保持溝53内にそれぞれ位置決め片52における係止片52bの先端部が挿入されることで器具本体7の保持機構51に保持される。ここにおいて、係止片52bの先端縁と保持溝53の底面との間には図13(a)のようにクリアランス54が形成され、このクリアランス54の大きさCL2の範囲内で支持部10が案内スリット35の幅方向(左右方向)に移動可能となる。なお、保持溝53の延長方向(前後方向)にランプソケット装置1が動くとランプソケット装置1からランプピン4が抜けてしまうので、本実施形態では、係止片52bの先端部と保持溝53とを部分的に凹凸係合させることにより、保持溝53の延長方向への支持部10の移動を禁止してある。
上述した構成によれば、支持部10が案内スリット35の幅方向に移動可能であるから、実施形態2と同様に一対のランプピン4の中点がソケット本体9の回転中心から案内スリット35の幅方向にずれていたとしても、ソケット本体9は、自由位置から拘束位置まで回転する際に、一対のランプピン4の中点に回転中心を一致させるように移動することとなる。すなわち、支持部10は、器具本体7に対して案内スリット35の幅方向に移動可能であるから、ソケット本体9を自由位置から拘束位置まで回転させる際に、一方のランプピン4に一方の接触子8が接触すると、その直後に前記一方のランプピン4からの反力を受けて他方のランプピン4に他方の接触子8が接触するまで器具本体7に対して案内スリット35の幅方向に移動する。そして、両方のランプピン4に接触子8が接触してからソケット本体9は回転を再開する。したがって、ソケット本体9を自由位置から拘束位置まで回転させる際、一対のランプピン4がそれぞれ接触子8に接触するタイミングは略同時になるので、各ランプピン4がそれぞれ異なるタイミングで接触子8に接触する場合に比べて、ランプソケット装置1の操作感がよくなる。
さらに、本実施形態の場合、ランプソケット装置1自体が器具本体7に対して案内スリット35の幅方向に移動するので、一対のランプピン4の中点がソケット本体9の回転中心から案内スリット35の幅方向にずれることを考慮して案内スリット35の幅寸法を広く取る必要はなく、案内スリット35の幅寸法をランプピン4の直径と同程度まで小さく抑えることができる。これにより、ソケット本体9を回転させる際にランプピン4が案内スリット35内でがたつくことを防止できる。
なお、本実施形態で示すランプソケット装置1は、外カバー30の前壁背面の軸突起40を省略し、さらに、軸突起40の両側の突部42およびソケット本体9の凹部43も省略してある。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1のランプソケット装置を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態の斜視図、(b)はソケット本体が拘束位置にある状態の斜視図である。 同上のランプソケット装置を備えた照明器具を示す斜視図である。 同上のランプソケット装置を示す分解斜視図である。 同上のランプソケット装置を示す分解斜視図である。 同上のランプソケット装置の動作を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態の概略図、(b)はソケット本体が自由位置と拘束位置との間にある状態の概略図、(c)はソケット本体が拘束位置にある状態の概略図である。 同上のランプソケット装置を示し、(a)はソケット本体が自由位置にある状態の斜視図、(b)はソケット本体が拘束位置にある状態の斜視図である。 同上の他の構成の照明器具を示し、(a)はランプを脱着した状態の斜視図、(b)はランプを装着した状態の斜視図である。 本発明の実施形態2のランプソケット装置を示し、(a)は外カバーを外した状態の正面図、(b)はソケット本体とランプピンとの位置関係を表す概略図である。 同上の比較例の動作を示す正面図である。 同上の比較例の動作を示す正面図である。 同上の比較例の動作を示す正面図である。 同上の他の構成を示し、ソケット本体を支持部から取り外した状態の正面図である。 本発明の実施形態3のランプソケット装置を備えた照明器具の要部を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ランプソケット装置
3 口金
4 ランプピン
5 ランプ
6 照明器具
7 器具本体
8 接触子
9 ソケット本体
10 支持部
14 電線
17 引出孔
23 操作レバー
34 操作窓(規制手段)
35 案内スリット
39 開放部
45 仮保持部
50 間隙
51 保持機構
52 位置決め片

Claims (6)

  1. 1つの口金から一方向に一対突出した給電用のランプピンを有したランプを照明器具の器具本体に取付可能なランプソケット装置であって、各ランプピンに電気的に接続される接触子を一対有したソケット本体と、器具本体に対してソケット本体を所定の方向に移動可能に支持する支持部と、ソケット本体とは別に器具本体に対してランプを定位置に仮保持する仮保持部とを備え、
    支持部は、口金との対向面に隣接する外周面に形成され一対のランプピンが通過する開放部と、口金との対向面において開放部に連通し開放部から導入される一対のランプピンが挿入されるように一対のランプピンの間隔よりも長く一直線状に延長された案内スリットとを有し、
    ソケット本体は、支持部から露出する部位に突設された操作レバーを有し、支持部によってランプピンの突出方向に直交する面内で操作レバーの移動方向に回転自在に軸支されており、ランプが器具本体に対して前記定位置にある状態で、ランプピンの突出方向に直交する面内で案内スリットの長手方向に交わる方向に沿って一対の接触子を対向させ、接触子がランプピンに接続されておらず前記定位置からランプを移動させることができる自由位置と、案内スリットの長手方向に沿って一対の接触子を対向させ、接触子がランプピンに接続されており前記定位置からランプを移動させることができない拘束位置との間で回転し、
    支持部には、操作レバーに対してソケット本体の回転方向の両側に配置され、ソケット本体の回転範囲を前記自由位置と前記拘束位置との間に規制する規制手段が設けられていることを特徴とするランプソケット装置。
  2. 前記仮保持部は前記口金に接触することで前記ランプを仮保持することを特徴とする請求項1記載のランプソケット装置。
  3. 前記ソケット本体は、前記接触子に接続された電線を引き出す引出孔を有しており、引出孔は、前記ランプピンの突出方向に沿って貫設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランプソケット装置。
  4. 前記ソケット本体は、前記ランプピンの突出方向に直交する断面が円形状であって、円筒状に形成された前記支持部内に収容されることによって回転可能に軸支されており、支持部に対して前記案内スリットの幅方向に移動可能となるように外径が支持部の内径よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のランプソケット装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のランプソケット装置を器具本体に備えることを特徴とする照明器具
  6. 前記器具本体は前記支持部を保持する保持機構を備え、保持機構は、支持部に対して前記案内スリットの幅方向の両側となる位置に位置決め片を有し、器具本体に対して支持部を位置決め片の間において案内スリットの幅方向に移動可能に保持することを特徴とする請求項5記載の照明器具。
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