JP5015882B2 - ゴルフボール用成形型及びゴルフボール製造方法 - Google Patents
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Description
(1)一対の半型からなり、
そのキャビティ面にディンプル形成用のピンプルを多数備えており、
それぞれの半型が、赤道から突出する複数の突起を備えており、
それぞれの突起が、ピンプルの一部を含んでおり、
自らが所属する半型とは異なる半型に所属する突起と隣接する突起の数の、突起の総数に対する比率P1が50%以上であり、
緯度が20°以下である領域に存在しかつその直径が4.0mm未満であるピンプルの数の、緯度が20°以下である領域に存在するピンプルの数に対する比率P5が20%以上90%未満であり、
緯度が20°以下である領域に存在するのピンプルの直径の標準偏差が0.15以下である成形型に、材料が投入される工程
及び
(2)この成形型の中で材料が流動し、ピンプルの形状が反転した形状を有するディンプルが形成される工程
を含む。
条件1:自らが所属する半型とは異なる半型に所属する突起16と隣接する。
「南半球、南半球、北半球、北半球、南半球、南半球、北半球、北半球−−−」
である。このパターンでのディンプル22の出現により、大きなディンプル効果が得られる。このゴルフボール20は、空力的対称性に優れる。
条件2:自らが所属する半型に所属する突起16と隣接しており、かつ自らが所属す る半型とは異なる半型に所属する突起16とも隣接している。
条件3:隣接する一方の突起16との間の中心角αが、隣接する他方の突起16との 間の中心角βと異なる。
Σ1 = (((4.00 - 3.93)2 ・ 50 + (3.90 - 3.93)2 ・ 60
+ (3.75 - 3.93)2 ・ 10) / 120)1/2
この成形型2の標準偏差Σ1は、0.07である。
100質量部のポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、6質量部の酸化亜鉛、10質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.5質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mmであるコアを得た。一方、50質量部のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)、50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1706」)及び3質量部の二酸化チタンを混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物からハーフシェルを成形した。上記コアを2枚のハーフシェルで包み、このコア及びハーフシェルを図1に示された成形型に投入した。この成形型のピンプルの仕様が、下記の表1に示されている。この成形型でハーフシェルを加圧及び加熱して、厚みが1.5mmであるカバーを成形した。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。シームに沿って生じたバリを、研削によって除去した。カバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.7mmであり質量が45.4gであるゴルフボールを得た。このゴルフボールのPGAコンプレッションは、約85である。このゴルフボールは、図6及び7に示されたディンプルパターンを有する。
下記表1及び2に示される仕様の成形型を用いた他は実施例1と同様にして、ゴルフボールを得た。
ゴルフラボ社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(住友ゴム工業株式会社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:X、ロフト角:9°)を装着した。ヘッド速度が49m/secであり、打ち出し角度が約11°であり、バックスピンの回転速度が約3000rpmである条件でゴルフボールを打撃して、発射地点から静止地点までの距離を測定した。テスト時は、ほぼ無風であった。ポール打ち及びシーム打ちのそれぞれにつき、20回ずつの測定を行った。飛距離の平均値が、下記の表3及び4に示されている。シーム打ちの回転軸は、両極点を通過する。ポール打ちの回転軸は、シーム打ちの回転軸と直交する。
ゴルフボールの外観を、目視で観察した。下記の基準に従って、格付けを行った。
A:外観が良好
B:外観がやや不良
C:外観が不良
この結果が、下記の表3及び4に示されている。
*2:自らが所属する半型に所属する2つの突起と隣接している突起
*3:自らが所属する半型とは異なる半型に所属する2つの突起と隣接している突起
P1
下記条件1を満たす突起の数の、突起の総数に対する比率
条件1:自らが所属する半型とは異なる半型に所属する突起と隣接する。
P2
下記条件2を満たす突起の数の、突起の総数に対する比率
条件2:自らが所属する半型に所属する突起と隣接しており、かつ自らが所属する半型 とは異なる半型に所属する突起とも隣接している。
P3
下記条件3を満たす突起の数の、突起の総数に対する比率
条件3:隣接する一方の突起との間の中心角αが、隣接する他方の突起との間の中心角 βと異なる。
P4
上記条件2及び3の両方を満たす突起の数の、突起の総数に対する比率
P5
緯度が20°以下である領域に存在しかつその直径が4.0mm未満であるピンプルの 数の、緯度が20°以下である領域に存在するピンプルの数に対する比率
4・・・上型
6・・・下型
8・・・キャビティ面
10・・・ピンプル
12・・・パーティング面
14・・・平坦面
16・・・突起
18・・・凹み
20・・・ゴルフボール
22・・・ディンプル
Claims (6)
- 一対の半型からなり、
そのキャビティ面にディンプル形成用のピンプルを多数備えており、
それぞれの半型が、赤道から突出する複数の突起を備えており、
それぞれの突起が、ピンプルの一部を含んでおり、
自らが所属する半型とは異なる半型に所属する突起と隣接する突起の数の、突起の総数に対する比率P1が50%以上であり、
緯度が20°以下である領域に存在しかつその直径が4.0mm未満であるピンプルの数の、緯度が20°以下である領域に存在するピンプルの数に対する比率P5が20%以上90%未満であり、
緯度が20°以下である領域に存在するピンプルの直径の標準偏差が0.15以下であるゴルフボール用成形型。 - 上記突起の数が18以上33以下である請求項2に記載の成形型。
- 全ての突起の、赤道からの高さが同一である請求項1又は2に記載の成形型。
- 緯度が20°以下である領域に存在する全てのピンプルが直径の大きい順に列べられたときの、上位10%のピンプルの平均直径Dxと下位10%のピンプルの平均直径Dnとの比(Dx/Dn)が1.15以下である請求項1から3のいずれかに記載の成形型。
- 緯度が20°以下である領域に、互いに直径の異なる複数種のピンプルが存在する請求項1から4のいずれかに記載の成形型。
- (1)一対の半型からなり、
そのキャビティ面にディンプル形成用のピンプルを多数備えており、
それぞれの半型が、赤道から突出する複数の突起を備えており、
それぞれの突起が、ピンプルの一部を含んでおり、
自らが所属する半型とは異なる半型に所属する突起と隣接する突起の数の、突起の総数に対する比率P1が50%以上であり、
緯度が20°以下である領域に存在しかつその直径が4.0mm未満であるピンプルの数の、緯度が20°以下である領域に存在するピンプルの数に対する比率P5が20%以上90%未満であり、
緯度が20°以下である領域に存在するのピンプルの直径の標準偏差が0.15以下である成形型に、材料が投入される工程
及び
(2)この成形型の中で材料が流動し、ピンプルの形状が反転した形状を有するディンプルが形成される工程
を含むゴルフボール製造方法。
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