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JP5007252B2 - クラッチアクチュエータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチアクチュエータ装置の改良に関するものである。
自動二輪車のクラッチレバー操作の負荷を軽減するために、電動モータを用いたアクチュエータによりクラッチ断続動作をアシストするクラッチアクチュエータ装置が用いられているものがある。
このような従来のクラッチアクチュエータ装置として、クラッチレバーの操作量を検出するセンサをバーハンドルに設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−42909公報
特許文献1の図2、図3を以下に説明する。
クラッチアクチュエータ装置は、ハンドル5にクラッチレバー6の回転軸に同軸になるように固定されてクラッチレバー6の揺動角を検出する回転角検出センサ15と、クラッチレバー6にワイヤー8を介して連結された多板クラッチ10にワイヤー8を介して連結された電動アクチュエータ18と、回転角検出センサ15からの回転角信号に基づいて電動アクチュエータ18の駆動源となる電動モータ17を制御するモータアンプ16とから構成されている。
回転角度検出センサ15がハンドル5に固定されるため、回転角度検出センサ15をハンドル5に取付けるための取付用部品が必要になり、部品数が多くなるとともに取付スペースを確保する必要があり、クラッチレバー6周りの設計自由度が制限されることがある。
本発明の目的は、クラッチレバーの操作量を検出可能にしながら、部品数を削減できるとともにクラッチレバー周りの設計自由度を向上させることができるクラッチアクチュエータ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、油圧を発生させるマスターシリンダと、このマスターシリンダから油圧配管を介して油圧が伝えられてクラッチの断続動作を行うクラッチレリーズシリンダと、自動でクラッチの断続動作を行う際にマスターシリンダを駆動させるアクチュエータとを備える鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置において、クラッチレバーの操作力又はアクチュエータの駆動力をマスターシリンダに伝達する動力伝達部材と、この動力伝達部材の作動量を検出する第1作動量検出手段とが設けられ、アクチュエータ、マスターシリンダ及び動力伝達部材がケーシングに設けられ、このケーシングに第1作動量検出手段が取付けられ、アクチュエータの作動量を検出する第2作動量検出手段が、ケーシングに取付けられていることを特徴とする。
作用として、クラッチレバーを操作したときに、このクラッチレバーの操作力が動力伝達部材を介してマスターシリンダに伝わり、マスターシリンダで油圧が発生する。この結果、クラッチレリーズシリンダが作動してクラッチの断続動作が行われる。
このとき、動力伝達部材の作動量は第1作動量検出手段によって検出され、動力伝達部材は、クラッチレバーの操作に応じて作動するから、クラッチレバーの操作量を、第1作動量検出手段により動力伝達部材の作動量として検出することが可能になる。
第1作動量検出手段をクラッチレバー周りとは別の場所に設けた場合には、クラッチレバー周りの設計自由度が向上し、更に、第1作動量検出手段をハンドルに取付けるための部品の削減が可能になる。
また請求項1に係る発明は、上述のようにアクチュエータ、マスターシリンダ及び動力伝達部材がケーシングに設けられ、このケーシングに第1作動量検出手段が取付けられている。
従って、ケーシングに第1作動量検出手段が取付けられることで、ケーシングをクラッチレバー周り以外の場所に設けた場合にハンドル周りの設計自由度が向上するとともに、アクチュエータ、マスターシリンダ及び動力伝達部材が収容されたケーシングに第1作動量検出手段が取付けられることで、第1作動量検出手段を取付けるための特別の部品が必要ない。
また、アクチュエータ、マスターシリンダ、動力伝達部材が設けられたハウジングと第1作動量検出手段とが一つにまとまってコンパクトになり、且つ組付け工数が削減される。
更に本発明は、上記した通り、アクチュエータの作動量を検出する第2作動量検出手段が、ケーシングに取付けられているので、第2作動量検出手段がケーシングに取付けられることで、第2作動量検出手段を取付けるための特別の部品が必要ない。また、ケーシング、第1作動量検出手段及び第2作動量検出手段が一つにまとまり、コンパクトになるとともに、第1作動量検出手段及び第2作動量検出手段のそれぞれの配線をまとめることが可能になる。
請求項2に係る発明は、アクチュエータが、電動モータと、この電動モータの回転軸に取付けられるウォームと、このウォームに噛み合うウォームホイールとからなり、このウォームホイールから動力伝達部材を介してマスターシリンダへ動力が伝達され、ウォームホイール及び動力伝達部材が、同軸上で相対回転可能に支持され、第2作動量検出手段が、ウォームホイールの回転軸の回転角度を検出するように設けられていることを特徴とする。
作用として、電動モータが作動すると、電動モータの回転軸に取付けられたウォームが回転し、ウォームに噛み合うウォームホイールが回転する。この結果、動力がウォームホイールから動力伝達部材を介してマスターシリンダに伝達され、マスターシリンダでクラッチを断続するための油圧が発生する。
動力伝達部材とウォームホイールとは同軸上で相対回転可能であり、動力伝達部材が回転したときに動力伝達部材の作動量として回転角度が第1作動量検出手段で検出され、ウォームホイールが回転したときにウォームホイールの回転軸の回転角度が第2作動量検出手段で検出される。
請求項3に係る発明は、第1作動量検出手段が、ウォームホイールの回転軸を軸方向に挟んで第2作動量検出手段の反対側に配置されていることを特徴とする。
作用として、ウォームホイールの回転軸を軸方向に挟むように回転軸の一端側に第1作動量検出手段が配置され、回転軸の他端側に第2作動量検出手段が配置されて、動力伝達部材及びウォームホイールのそれぞれの回転角度が検出されるから、第1作動量検出手段及び第2作動量検出手段の配置が容易である。
請求項1に係る発明では、クラッチレバーの操作力又はアクチュエータの駆動力をマスターシリンダに伝達する動力伝達部材と、この動力伝達部材の作動量を検出する第1作動量検出手段とが設けられ、アクチュエータ、マスターシリンダ及び動力伝達部材がケーシングに設けられ、このケーシングに第1作動量検出手段が取付けられ、アクチュエータの作動量を検出する第2作動量検出手段が、ケーシングに取付けられているので、先ず、クラッチレバーの作動量ではなく、クラッチレバーの操作によって作動する動力伝達部材の作動量を検出することで、クラッチレバーの操作量を検出することが可能になるため、クラッチレバーの周囲にセンサを設ける必要がなく、センサ取付用部品が不要になり、部品数の削減と、クラッチレバー周りの設計自由度の向上とを図ることができる。
また本発明では、アクチュエータ、マスターシリンダ及び動力伝達部材がケーシングに設けられ、このケーシングに第1作動量検出手段が取付けられているので、第1作動量検出手段が、アクチュエータ等が設けられたケーシングに取付けられているため、別途第1作動量検出手段のための取付部材を設けなくてもよく、クラッチレバー周りの設計自由度を向上させることができる。また、クラッチアクチュエータ装置をコンパクトにまとめることができ、且つ組付け工数を削減することができる。
更に本発明では、アクチュエータの作動量を検出する第2作動量検出手段が、ケーシングに取付けられているので、第2作動量検出手段が第1作動量検出手段と同一のケーシングに取付けられているため、別途取付部材が不要であり、第1作動量検出手段と第2作動量検出手段とを集中させることにより、配線が煩雑になるのを防止することができ、また、クラッチアクチュエータ装置を更にコンパクトにまとめることができる。
請求項2に係る発明では、アクチュエータが、電動モータと、この電動モータの回転軸に取付けられるウォームと、このウォームに噛み合うウォームホイールとからなり、このウォームホイールから動力伝達部材を介してマスターシリンダへ動力が伝達され、ウォームホイール及び動力伝達部材が、同軸上で相対回転可能に支持され、第2作動量検出手段が、ウォームホイールの回転軸の回転角度を検出するように設けられているので、第1作動量検出手段と第2作動量検出手段とがそれぞれ同軸上で回動する動力伝達部材、ウォームホイールの作動量を検出するため、第1作動量検出手段及び第2作動量検出手段をコンパクトに配置することができ、クラッチアクチュエータ装置を小型にすることができる。
請求項3に係る発明では、第1作動量検出手段が、ウォームホイールの回転軸を軸方向に挟んで第2作動量検出手段の反対側に配置されているので、ウォームホイールの回転軸の両側に第1作動量検出手段と第2作動量検出手段とを容易に配置することができるとともに、動力伝達部材の作動量とウォームホイールの回転軸の回転とを第1作動量検出手段と第2作動量検出手段とで効率良く検出することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置を示す系統図であり、クラッチアクチュエータ装置10は、自動二輪車、不整地走行車両等の鞍乗型車両に備えるエンジンと変速機との間の動力の伝達・切断をクラッチ11で行うときに、通常は、ギヤチェンジペダルの踏力や車速等を検知して、ギヤチェンジの際に、例えば、アクチュエータ12によりクラッチ11を自動で断続(即ち、切断又は接続)し、必要に応じてクラッチレバー14によりクラッチ11を手動で断続することも可能な装置である。
クラッチアクチュエータ装置10は、油圧発生の駆動源となる電動モータ21を備えるアクチュエータ12と、このアクチュエータ12に第1油圧配管23を介して接続された第1レリーズシリンダ24と、この第1レリーズシリンダ24とクラッチ11との間に配置されたプッシュロッド25と、自動二輪車のバーハンドル15に設けられるとともにアクチュエータ12に第2油圧配管26を介して接続されたレバー操作部27と、アクチュエータ12に備える各種センサ(詳細は後述する。)からの入力信号やエンジンコントロールユニット(不図示)から得られる変速機のギヤポジション、エンジン回転数、車速、スロットル開度等の信号に基づいてアクチュエータ12の電動モータ21の作動を制御する制御部28とからなる。
上記クラッチアクチュエータ装置10では、アクチュエータ12の電動モータ21を作動させて油圧を発生させ、その油圧を第1レリーズシリンダ24に伝えてプッシュロッド25を介してクラッチ11を自動で切断するか、あるいは、レバー操作部27に設けられたクラッチレバー14を操作してレバー操作部27で油圧を発生させ、この油圧を順に第2油圧配管26、アクチュエータ12及び第1油圧配管23を介して第1レリーズシリンダ24に伝え、プッシュロッド25を介してクラッチ11を手動で切断する。クラッチ11を接続するには上記油圧を低下させる。
図2は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置のアクチュエータを示す説明図であり、アクチュエータ12は、第1マスターシリンダ31及び第2レリーズシリンダ32が設けられたシリンダ形成部33と、このシリンダ形成部33の側面に複数のボルト34で取付けられたギヤケース36と、このギヤケース36の上部に取付けられた電動モータ21と、この電動モータ21の駆動力を第1マスターシリンダ31に伝える、あるいは第2レリーズシリンダ32で発生した油圧による押圧力を第1マスターシリンダ31に伝える動力伝達部37とからなる。
シリンダ形成部33は、第1マスターシリンダ31の第1シリンダ穴31aと、この第1マスターシリンダ31の下方に平行に設けられた第2レリーズシリンダ32の第2シリンダ穴32aとが開けられたシリンダブロック41を備える。
上記したシリンダブロック41及びギヤケース36は、ケーシング42を構成する部品である。
第1マスターシリンダ31は、アルミニウム合金鋳造製(例えば、ダイカスト製)のシリンダブロック41と、第1シリンダ穴31aと、この第1シリンダ穴31aに移動自在に挿入されたピストン43と、このピストン43に一体に形成されたロッド44と、ピストン43及びロッド44を動力伝達部37側に付勢するためにピストン43の一端と第1シリンダ穴31aの一端部との間に設けられた圧縮コイルばね46と、ピストン43が第1シリンダ穴31aから抜けるのを防ぐために第1シリンダ穴31aの他端部に設けられたワッシャ47及び止め輪48とからなる。
シリンダブロック41の第1シリンダ穴31a及び第2シリンダ穴32aは、同一方向、即ち、図の左方から加工されたものであり、これによって、第1シリンダ穴31a及び第2シリンダ穴32aの各加工精度及び第1シリンダ穴31aと第2シリンダ穴32aとの位置精度(平行度を含む)を高めることができる。
第1シリンダ穴31a内のオイルの圧力(即ち、第1油圧配管23内のオイルの圧力)は、第1シリンダ穴31aに下方から連通する第1連通穴31bに取付具51で下側から取付けられた油圧センサ52によって検出される。なお、53は油圧センサ52の油圧信号を制御部28(図1参照)に送る導線である。
図中の符号55,56はピストン43と第1シリンダ穴31aとの間をシールするためにピストン43に装着されたゴムからなるプライマリカップ及びセカンダリカップ、57は第1油圧配管23を接続するために第1シリンダ穴31aの一端部に設けられた配管接続口である。
第2レリーズシリンダ32は、シリンダブロック41と、第2シリンダ穴32aに移動自在に挿入されたピストン63と、このピストン63に一体に形成されたロッド64と、ピストン63及びロッド64を動力伝達部37とは反対の側に付勢するために一端がピストン63に当てられた圧縮コイルばね66と、この圧縮コイルばね66の他端を受けるばね受け部材67と、このばね受け部材67を支持するために第2シリンダ穴32aに設けられたワッシャ68及び止め輪69とからなる。
第2シリンダ穴32a内のオイルの圧力(即ち、第2油圧配管26内のオイルの圧力)は、第2シリンダ穴32aに連通口32cを介して、下方から加工して連通させた第2連通穴32bに取付具51で下側から取付けられた油圧センサ72によって検出される。なお、73は油圧センサ72の油圧信号を制御部28に送る導線である。
図中の符号32dは、第2シリンダ穴32aと連通口32cとの間に形成された段部であり、この段部32dにピストン63の端面63aが圧縮コイルばね66で押し付けられている。符号75はピストン63と第2シリンダ穴32aとの間をシールするためにピストン63に装着されたゴムからなるカップである。
第2連通穴32bは、第1シリンダ穴31aに大径孔41a及び小径孔41bで連通している。
これらの大径孔41a及び小径孔41bは、第1シリンダ穴31aの下側に形成され、第1マスターシリンダ31と第2レリーズシリンダ32との両方に、レバー操作部27(図1参照)に設けられたリザーバタンク(詳細は図3で説明する)内のオイルを供給するためのものであり、これによって、クラッチアクチュエータ装置10(図1参照)内の全油圧経路内の油量が温度変化やクラッチ11(図1参照)の摩擦材の摩耗等により変化しても、上記リザーバタンク内のオイルが供給される、あるいは上記油圧経路内からリザーバタンク内へオイルが回収される。
大径孔41a及び小径孔41bの2つの孔を設けたのは、第1シリンダ穴31a内のプライマリカップ55の両側に形成された2つの油室77,78の両方と第2連通穴32bとを連通させてオイルの出入りを可能とするためである。
本実施形態のアクチュエータ12、詳しくは、シリンダ形成部33では、第2レリーズシリンダ32(詳しくは、第2シリンダ穴32a)の端部よりも第1油圧配管23側に第1マスターシリンダ31のプライマリカップ55を配置したので、第2シリンダ穴32aに隣接させて第2連通穴32bを配置して、この第2連通穴32bと第1シリンダ穴31aとを連通する大径孔41a,小径孔41bを簡単な形状、即ちストレートで短い丸孔形状とすることができる。従って、省スペース化、及び加工コスト低減を図ることができる。
電動モータ21は、鉛直に延びる回転軸81と、電力供給用コネクタ91とを備える。
図中の符号101は電動モータ21を駆動するモータ駆動部であり、導線102を介して制御部28(図1参照)に接続され、この制御部28からの制御信号に基づいて電力供給用コネクタ91に接続された電力供給用導線103を通じて電動モータ21への通電を制御することで電動モータ21の駆動(正回転又は逆回転)及び停止を行う。
動力伝達部37は、電動モータ21の回転軸81の下端に結合されるとともにギヤケース36にベアリング111,112を介して回転自在に支持された延長軸108と、この延長軸108に取付けられたウォーム113と、ギヤケース36に回転自在に取付けられた支軸114と、この支軸114に取付けられるとともにウォーム113に噛み合う扇状のウォームホイール116と、支軸114に回転自在に取付けられたシーソー部材117とからなる。なお、118はベアリング112とウォーム113との間に設けられたカラーである。
シーソー部材117は、支軸114に回転自在に支持されたシーソー本体120と、このシーソー本体120の両端にそれぞれ支軸119A,119Bを介して回転自在に取付けられた第1ローラ121及び第2ローラ122とを備える。
第1ローラ121側の支軸119Aは、ウォームホイール116の一端部116aが当てられるように配置されている。
第1ローラ121は、第1マスターシリンダ31のロッド44を圧縮コイルばね46の弾性力に抗して押し付ける部材である。
第2ローラ122は、第2レリーズシリンダ32のロッド64に押し付けられる部材であり、第2ローラ122がロッド部材64に押し付けられると、シーソー部材117が支軸114を中心にして時計回りに回転し、第1ローラ121がロッド44を図の右方へ押し出すことになる。
動力伝達部37のウォーム113は、電動モータ21の下側になるように配置されている。これにより、ウォーム113とウォームホイール116との噛み合い部分で摩耗粉が発生した場合に、この摩耗粉を下方に落下させることが可能であり、摩耗粉が電動モータ21の作動に影響を与える心配がない。
図3は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置のレバー操作部を示す断面図であり、レバー操作部27は、クラッチレバー14と、このクラッチレバー14の操作により油圧を発生させる第2マスターシリンダ132と、この第2マスターシリンダ132に一体に設けられたリザーバタンク133とからなる。なお、134はクラッチレバー14の揺動軸である。
第2マスターシリンダ132は、筒状のシリンダ本体141と、このシリンダ本体141に設けられたシリンダ穴141aに移動自在に挿入されたピストン142と、このピストン142を押し付けるために一端がクラッチレバー14のアーム部14aに連結されるとともに他端がピストン142の凹部142aに挿入されたロッド143と、このロッド143側へピストン142を押し出すスプリング144とからなり、シリンダ本体141の端部に設けられた配管接続口141bに第2油圧配管26が接続されている。なお、148,149はピストン142とシリンダ穴141aとの間をシールするためにピストン142に装着されたゴムからなるプライマリカップ及びセカンダリカップである。
リザーバタンク133は、シリンダ本体141に一体成形された本体部133aと、この本体部133aの上部開口を塞ぐために複数のビス151で取付けられたカバー部152とからなり、内部にオイル153が貯められている。図1に示したように、リザーバタンク133は、バーハンドル15に取付けられ、車両の車体の最も高い位置(オイル15の量の確認やオイルの補給がしやすい位置でもある。)に配置される。
本体部133aの底部133bには、第2マスターシリンダ132のシリンダ穴141a内に通じる大径孔133c及び小径孔133dが開けられている。従って、クラッチアクチュエータ装置10(図1参照)内の全油圧経路(即ち、後述する第1油圧経路231及び第2油圧経路232(図1参照))内の油量が温度変化やクラッチ11(図1参照)の摩擦材の摩耗等により変化しても、リザーバタンク133内のオイル153が供給される、あるいは上記油圧経路内からリザーバタンク133内へ回収される。
大径孔133c及び小径孔133dの2つの孔を設けたのは、シリンダ穴141a内のプライマリカップ148の両側に形成された2つの油室155,156の両方にオイル153を供給する、あるいは油室155,156の両方からオイル153を回収するためである。
ここで、161はピストン142がシリンダ穴141aから抜けるのを防止するワッシャ、162はワッシャ161をシリンダ本体141に固定する止め輪、163はダストカバーである。
図4は本発明に係るアクチュエータの斜視図であり、アクチュエータ12のギヤケース36は、一側面に開口(不図示)が設けられ、この開口を塞ぐとともに動力伝達部37(図2参照)の支軸114(図2参照)の一端を回転自在に支持するカバー部材171を備え、このカバー部材171に、支軸114を介してウォームホイール116(図2参照)の回転角度を検出するウォームホイール回転角度センサ173が取付けられている。
また、ギヤケース36は、他側面にも開口(不図示)が設けられ、この開口を塞ぐとともに支軸114の他端側に設けられたカバー部材174を備え、このカバー部材174に、シーソー部材117(図2参照)の回転角度を検出するシーソー部材回転角度センサ175が設けられている。
ここで、符号176はウォームホイール回転角度センサ173の出力信号を制御部28(図1参照)側に導線177(図1参照)を介して接続するためのコネクタ、178はシーソー部材回転角度センサ175の出力信号を制御部28(図1参照)側に導線179(図1参照)を介して接続するためのコネクタである。
図5は図2の5−5線断面図であり、支軸114は、ギヤケース36に取付けられたベアリング181と、カバー部材171に取付けられたベアリング182とに回転自在に支持され、一端にウォームホイール回転角度センサ173の回転軸173aが連結され、ウォームホイール116が圧入されてウォームホイール116と一体的に回転する。
ここで、図中の符号L1は支軸114、ウォームホイール116の回転軸心である。
シーソー部材117の一方の支軸119Aは、ウォームホイール116側に延びた支軸延長部119cを備え、この支軸延長部119cにウォームホイール116の一端部116a(図2参照)に当てられるようになっている。
シーソー部材117の他方の支軸119Bは、ウォームホイール116とは反対の側に延びた支軸延長部119dを備え、この支軸延長部119dの先端部に、シーソー部材117と同軸に揺動自在に設けられたアーム部材184の先端部が係合している。
アーム部材184は、軸部184aが一体に形成され、この軸部184aが、支軸114の延長上にギヤケース36とカバー部材174とに揺動自在に挟まれ、軸部184aのカバー部材174側の端部にシーソー部材回転角度センサ175の回転軸175aが連結されている。従って、シーソー部材117が支軸114(回転軸心L1)を中心にして揺動すれば、これに伴ってアーム部材184が回転軸心L1を中心に揺動し、シーソー回転角度センサ175の回転軸175aが回転する。即ち、シーソー回転角度センサ175によってシーソー部材117の回転角度が検出される。なお、符号186は支軸114とシーソー本体120との間に設けられたブッシュ、187は支軸119Aと第1ローラ121との間、及び支軸119Bと第2ローラ122との間にそれぞれ設けられたニードルベアリングである。
シーソー回転角度センサ175の回転軸175aと、ウォームホイール回転角度センサ173の回転軸173aとは、同一の回転軸心L1上に配置される。
図6は本発明に係る第1レリーズシリンダ及びクラッチを説明する断面図であり、第1レリーズシリンダ24は、有底筒状のシリンダ本体191と、このシリンダ本体191に形成されたシリンダ穴191aに移動自在に挿入されたピストン192と、このピストン192及びシリンダ本体191の底壁191bのそれぞれの間に設けられてピストン192をプッシュロッド25側に押し出すスプリング193とからなる。なお、191Aはシリンダ本体191内の油室、191cは第1油圧配管23を接続するためにシリンダ本体191の底壁191bに設けられた配管接続口、195,195はシリンダ穴191aとピストン192との間をシールするためにピストン192に装着されたOリング、196はシリンダ本体191内のオイルに混入したエアを抜くエア抜き用プラグである。
ピストン192は、プッシュロッド25の一端が挿入されるロッド挿入穴192aが形成されている。
クラッチ11は、変速機200を構成するメインシャフト203に回転自在に取付けられてクランクシャフト側のギヤに噛み合う大被動ギヤ205と、この大被動ギヤ205にコイルスプリング206を介して取付けられたドライブ部材207と、メインシャフト203の軸方向に移動自在でドライブ部材207の内周面に回転方向に係合された複数の摩擦円板であるクラッチディスク208と、これらのクラッチディスク208に交互に重ねられた複数のクラッチプレート211と、メインシャフト203にスプライン結合されるとともにクラッチプレート211の内周部がメインシャフト203の軸方向に移動自在で回転方向に係合されたドリブン部材212と、このドリブン部材212に複数のコイルスプリング213を介して取付けられてドリブン部材212を複数のクラッチディスク208及びクラッチプレート211を介して押し付ける押圧部材214と、押圧部材214にベアリング219を介して配置されるとともにメインシャフト203の端部に移動自在に取付けられ且つプッシュロッド25の他端部が挿入されるロッド挿入穴221aが形成された入力部材221とからなる多板型のものである。
ここで、符号222はドリブン部材212へ押圧部材214を押し付けるために設けられたコイルスプリング213をドリブン部材212に取付けるためのボルトであり、複数設けられる。符号223はメインシャフト203にドリブン部材212を取付けるナットである。
変速機200は、メインシャフト203がハウジング225にベアリング226,227を介して回転自在に取付けられ、図示せぬカウンタシャフトがハウジング225に一対のベアリングを介して回転自在に取付けられている。
メインシャフト203上には、複数のドライブギヤで構成されるドライブギヤ列228が軸方向移動自在にスプライン結合され、複数のドリブンギヤで構成されるドリブンギヤ列がカウンタシャフト上にスプライン結合され、ドライブギヤ列228の各ギヤにドリブンギヤ列の各ギヤが噛み合わされ、図示せぬ変速機構により動力伝達するギヤが選択される。
図1に戻って、第1マスターシリンダ31、第1油圧配管23及び第1レリーズシリンダ24は、クラッチ11を断接させる第1油圧経路231を構成する部品であり、第2マスターシリンダ132、第2油圧配管26及び第2レリーズシリンダ32は、第2油圧経路232を構成する部品である。
以上に述べたクラッチアクチュエータ装置10の作用を次に説明する。
図7は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第1作用図である。
図2の状態から、図7において、電動モータ21に通電すると、ウォーム113が矢印Aの向きに回転し、ウォームホイール116が矢印Bの向きに回転する。このとき、ウォームホイール116の一端部116aがシーソー部材117の支軸119Aを押すので、シーソー部材117もウォームホイール116と共に回転し、シーソー部材117の第1ローラ121が第1マスターシリンダ31のロッド44を矢印Cの向きに押し出す。
これによって、ロッド44と共にピストン43が移動し、油室78の油圧を高める。この油圧は、第1油圧配管23を介して図6に示した第1レリーズシリンダ24のシリンダ本体191内の油室191Aに伝わり、油室191Aの油圧が高くなるから、ピストン192がプッシュロッド25を押し、プッシュロッド25がクラッチ11側へ移動する。
この結果、ベアリング219を介して押圧部材214がコイルスプリング213の弾性力に抗してクラッチディスク208から離れ、各クラッチディスク208と各クラッチプレート211とを押し付ける押圧力がほとんど無くなり、クラッチ11が切断される、即ち、ドライブ部材207からドリブン部材212に動力が伝わらなくなる。
このとき、図7において、シーソー部材117の第2ローラ122は、静止している第2レリーズシリンダ32のロッド64から遠ざかるため、電動モータ21を作動させたことがクラッチレバー14(図1参照)側(即ち、第2油圧経路232)に影響を与えない。
図8は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第2作用図である。
例えば、図7に示した電動モータ21が作動している状態から、図3において、クラッチレバー14を操作して第2マスターシリンダ132のピストン142を図の右方へ移動させ、油室156の油圧を高めると、この油圧は、第2油圧配管26を介して図8に示すよう第2連通穴32bに伝わり、矢印Dで示すように第2連通穴32bから第2レリーズシリンダ32の油室241に伝わるため、ピストン63及びロッド64は矢印Eの向きに移動し、ロッド64はシーソー部材117の第2ローラ122を押し付ける。
この結果、シーソー部材117が矢印Fの向きに回転する。このときのシーソー部材117の回転の開始は、シーソー部材回転角度センサ175(図4参照)によって検出され、この検出信号に基づいて制御部28(図1参照)は、モータ駆動部101にモータ逆転信号を送り、電動モータ21を逆転させ、図2に示す待機位置までウォームホイール116を戻す。
図8において、シーソー部材117の回転角度は、クラッチレバー14の揺動角度と所定の関係にあり、シーソー部材回転角度センサ175でシーソー部材117の回転角度を検出することでクラッチレバー14の揺動角度を求めることができる。
シーソー部材117の回転に伴って、第1ローラ121が第1マスターシリンダ31のロッド44を矢印Gの向きに移動させるので、ピストン43も移動して油室78の油圧を高める。この油圧は、上記したのと同様に、第1油圧配管23を介して図6に示した第1レリーズシリンダ24のシリンダ本体191内の油室191Aに伝わるため、プッシュロッド25がクラッチ11側へ移動し、クラッチ11が切断される。
このとき、図8において、シーソー部材117の支軸119Aはウォームホイール116の一端部116aから離れるため、クラッチレバー14(図3参照)を操作したことが電動モータ21側の作動に影響を与えない。
このように、電動モータ21側とクラッチレバー14側とは独立に作動させることができる。
図9(a),(b)は本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第3作用図である。
(a)は第1マスターシリンダ31のピストン43が移動する前の状態、即ち、図2の第1マスターシリンダ31及び第2レリーズシリンダ32の状態を示している。
即ち、第1マスターシリンダ31のプライマリカップ55は、大径穴41aと小径穴41bとの間に位置している。また、第2レリースシリンダ32のピストン63の端面63aが段部32dに当たっている。
この状態で第2連通穴32bに油圧を伝えると、第1マスターシリンダ31側では、小径穴41b及び油室78を介してピストン43に右方から油圧が作用し、また、第2レリーズシリンダ32側では、連通口32c及び油室241を介してピストン63に右方から油圧が作用する。
第1シリンダ穴31aの内径D1に対して第2シリンダ穴32aの内径D2が大きいため、第1マスターシリンダ31のピストン43の受圧面積よりも第2レリーズシリンダ32のピストン63の受圧面積が大きくなり、ピストン63が左方に移動する力の方が、ピストン43が左方に移動する力よりも大きくなるため、ピストン63が左方に移動し、ピストン43が右方に移動する。
(b)において、ピストン43が白抜き矢印で示すように右方に移動して、プライマリカップ55が小径穴41bよりも右方に位置すると、大径穴41a及び小径穴41bが共に油室77に臨むため、ピストン43を移動させる力が発生しなくなり、第2レリーズシリンダ32の油室241に作用する油圧によってピストン63が移動する力のみが発生するようになる。
以上の図1、図2、図5に示したように、本発明は第1に、油圧を発生させる第1マスターシリンダ31と、この第1マスターシリンダ31から第1油圧配管23を介して油圧が伝えられてクラッチ11の断続動作を行うクラッチレリーズシリンダとしての第1レリーズシリンダ24と、自動でクラッチ11の断続動作を行う際に第1マスターシリンダ31を駆動させるアクチュエータ12とを備える鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置10において、クラッチレバー14の操作力又はアクチュエータ12の駆動力を第1マスターシリンダ31に伝達する動力伝達部材としてのシーソー部材117と、このシーソー部材117の作動量を検出する第1作動量検出手段としてのシーソー部材回転角度センサ175とが設けられるので、クラッチレバー14の作動量ではなく、クラッチレバー14の操作によって作動するシーソー部材117の作動量を検出することで、クラッチレバー14の操作量を検出することが可能になるため、クラッチレバー14の周囲にクラッチレバーの揺動角を検出するセンサを設ける必要がなく、センサ取付用部品が不要になり、部品数の削減とクラッチレバー14周りの設計自由度の向上を図ることができる。
本発明は第2に、図2、図4に示されるように、アクチュエータ12、第1マスターシリンダ31及びシーソー部材117がケーシング42に設けられ、このケーシング42にシーソー部材回転角度センサ175が取付けられているので、シーソー部材回転角度センサ175が、アクチュエータ12等が設けられたケーシング42に取付けられているため、別途シーソー部材回転角度センサ175のための取付部材を設けなくてもよく、クラッチレバー14周りの設計自由度を向上させることができる。また、クラッチアクチュエータ装置10をコンパクトにまとめることができ、且つ組付け工数を削減することができる。
本発明は第3に、アクチュエータ12の作動量を検出する第2作動量検出手段としてのウォームホイール回転角度センサ173が、ケーシング42に取付けられているので、ウォームホイール回転角度センサ173がシーソー部材回転角度センサ175と同一のケーシング42に取付けられているため、別途ウォームホイール回転角度センサ173の取付部材が不要であり、シーソー部材回転角度センサ175とウォームホイール回転角度センサ173とを集中させることにより、配線が煩雑になるのを防止することができ、また、クラッチアクチュエータ装置10を更にコンパクトにまとめることができる。
本発明は第4に、アクチュエータ12が、電動モータ21と、この電動モータ21の回転軸81に取付けられるウォーム113と、このウォーム113に噛み合うウォームホイール116とからなり、このウォームホイール116からシーソー部材117を介して第1マスターシリンダ31へ動力が伝達され、ウォームホイール116及びシーソー部材117が、同軸上で相対回転可能に支持され、ウォームホイール回転角度センサ173が、ウォームホイール116の回転軸としての支軸114の回転角度を検出するように設けられているので、シーソー部材回転角度センサ175とウォームホイール回転角度センサ173とがそれぞれ同軸上で回動するシーソー部材117、ウォームホイール116の作動量を検出するため、シーソー部材回転角度センサ175及びウォームホイール回転角度センサ173をコンパクトに配置することができ、クラッチアクチュエータ装置10を小型にすることができる。
本発明は第5に、図5に示されるように、シーソー部材回転角度センサ175が、ウォームホイール116の回転軸としての支軸114を軸方向に挟んでウォームホイール回転角度センサ173の反対側に配置されているので、ウォームホイール116の支軸114の両側にシーソー部材回転角度センサ175とウォームホイール回転角度センサ173とを容易に配置することができるとともに、シーソー部材117の作動量とウォームホイール116の支軸114の回転とをシーソー部材回転角度センサ175とウォームホイール回転角度センサ173とで効率良く検出することができる。
尚、本実施形態では、図5に示したように、クラッチレバーの揺動角度をシーソー部材117の回転角度としてシーソー部材回転角度センサ175で検出する構造としたが、これに限らず、図2に示した第2レリーズシリンダ32のピストン63及びロッド64のストロークとしてストロークセンサで検出する構造としてもよい。
本発明のクラッチアクチュエータ装置は、二輪車に好適である。
本発明に係るクラッチアクチュエータ装置を示す系統図である。 本発明に係るクラッチアクチュエータ装置のアクチュエータを示す説明図である。 本発明に係るクラッチアクチュエータ装置のレバー操作部を示す断面図である。 本発明に係るアクチュエータの斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 本発明に係る第1レリーズシリンダ及びクラッチを説明する断面図である。 本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第1作用図である。 本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第2作用図である。 本発明に係るクラッチアクチュエータ装置の作用を示す第3作用図である。
符号の説明
10…クラッチアクチュエータ装置、11…クラッチ、12…アクチュエータ、14…クラッチレバー、21…電動モータ、23…油圧配管(第1油圧配管)、24…クラッチレリーズシリンダ(第1レリーズシリンダ)、31…マスターシリンダ(第1マスターシリンダ)、42…ケーシング、81…電動モータの回転軸、113…ウォーム、114…ウォームホイールの回転軸(支軸)、116…ウォームホイール、117…動力伝達部材(シーソー部材)、173…第2作動量検出手段(ウォームホイール回転角度センサ)、175…第1作動量検出手段(シーソー部材回転角度センサ)。

Claims (3)

  1. 油圧を発生させるマスターシリンダ(31)と、このマスターシリンダ(31)から油圧配管(23)を介して油圧が伝えられてクラッチ(11)の断続動作を行うクラッチレリーズシリンダ(24)と、自動で前記クラッチの断続動作を行う際に前記マスターシリンダ(31)を駆動させるアクチュエータ(12)とを備える鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置において、
    クラッチレバー(14)の操作力又は前記アクチュエータ(12)の駆動力を前記マスターシリンダ(31)に伝達する動力伝達部材(117)と、この動力伝達部材(117)の作動量を検出する第1作動量検出手段(175)とが設けられ、
    前記アクチュエータ(12)、前記マスターシリンダ(31)及び前記動力伝達部材(117)がケーシング(42)に設けられ、このケーシング(42)に前記第1作動量検出手段(175)が取付けられており、
    前記アクチュエータ(12)の作動量を検出する第2作動量検出手段(173)が、前記ケーシング(42)に取付けられている、
    ことを特徴とする鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置。
  2. 前記アクチュエータ(12)は、電動モータ(21)と、この電動モータ(21)の回転軸(81)に取付けられるウォーム(113)と、このウォーム(113)に噛み合うウォームホイール(116)とからなり、このウォームホイール(116)から前記動力伝達部材(117)を介して前記マスターシリンダ(31)へ動力が伝達され、
    前記ウォームホイール(116)及び前記動力伝達部材(117)は、同軸上で相対回転可能に支持され、
    前記第2作動量検出手段(173)は、前記ウォームホイール(116)の回転軸(114)の回転角度を検出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置。
  3. 前記第1作動量検出手段(175)は、前記ウォームホイール(116)の回転軸(114)を軸方向に挟んで前記第2作動量検出手段(173)の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に1項記載の鞍乗型車両のクラッチアクチュエータ装置。
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