JP4998351B2 - 操作量検出装置およびパーキングブレーキ自動解除装置 - Google Patents
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Description
それに対し、従来、操作量センサの出力値の異常が設定時間継続した場合、異常として検出することが行われている。このようにすれば、操作量センサの出力値が異常でも、その異常が設定時間継続しない限り、異常とされず、外来ノイズのように突発的に発生する異常は異常として検出されないため、操作量センサが誤って異常とされることが防止されるのである。しかし、何らかの理由で短時間、単発的に発生する異常による操作量センサの異常を検出することができない問題がある。例えば、クラッチペダルは操作速度が速く、特に、踏込み速度が早いため、クラッチペダルの操作量を検出するセンサの異常が操作中に発生する異常であれば、検出されない場合があるのである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、操作量センサの異常の誤検出を防止しつつ、発生時間が短い異常による操作量センサの異常を検出することができる操作量検出装置およびその操作量検出装置を備えた装置、例えば、パーキングブレーキ自動解除装置を提供することを課題とする。
本発明は、操作量センサの異常を検出する異常検出装置に係る発明であるとも、操作量センサが異常ではないのに異常が検出される異常誤検出を防止する異常誤検出防止装置に係る発明であるとも考えることができる。
操作量には、例えば、操作角度あるいは操作ストロークがある。
出力値異常の検出は、操作部材が操作されていない非操作時も含めて常時行われてもよく、操作中にのみ行われてもよい。検出されるべき出力値異常が操作部材の操作中に生じる異常であれば、少なくとも操作中に出力値異常の検出が行われればよい。ただし、操作部材が操作端へ操作された状態に維持されることがあっても、操作中であると考えることとする。
1往復操作は、操作部材が操作されて動かされている状態と、操作部材が動かされず、原位置あるいは操作端において停止させられている状態との両方を含む操作と考えてもよく、操作部材が操作されて動かされている状態のみを含む操作と考えてもよい。
操作部材の操作は、原位置から操作端に向かって開始され、原位置に戻されて終了するが、必ずしも操作端まで操作されなくてもよい。少なくとも、その操作部材の操作の目的が達せられる位置まで操作されて戻されれば1往復操作が行われたものとする。また、操作部材が1往復操作されたことは、原位置を認定点として認定されるようにしても、操作端側に設定された操作端側領域の1点を認定点として認定されるようにしてもよい。
操作量センサが実際に異常であれば、カウント値が設定カウント値に達し、操作量センサの異常が検出される。カウント値が設定カウント値に達するまでは操作量センサが異常とは判定されないのであるが、実際に異常であれば、操作部材が1往復操作される毎に異常が検出されてカウントされ、設定カウント値の適切な設定により、誤判定を回避しつつ、操作量センサの異常を遅れ少なく検出することができる。
例えば、登坂路において、クラッチペダルが操作されてクラッチが切断状態とされるとともに、パーキングブレーキが作用状態とされている状態から、前記クラッチが接続状態とされる際に、パーキングブレーキが自動的に解除されるようにすることにより、運転者が手動でパーキングブレーキを解除しなくてよく、操作の負担が軽減されるのであるが、操作量センサの異常誤判定が回避されれば、例えば、誤ってパーキングブレーキの自動解除が禁止されることがなくなり、パーキングブレーキ自動解除装置の使い勝手が向上する。
パーキングブレーキの自動解除は、クラッチペダルの踏込みを解除する操作が行われ、クラッチを切断状態から接続状態に切り換える接続操作時に行われればよいが、適切な時期に行われることが望ましく、例えば、クラッチがちょうど接続されつつある状態で行われるようにされる。また、例えば、クラッチの接続部分の摩耗により、クラッチペダルの接続操作におけるクラッチの接続時期がずれてきた場合には、その接続時期を検出するためのクラッチペダルの操作量が調整されることが望ましい。
その操作量センサの前記出力値が異常な値である出力値異常を検出する出力値異常検出部と、
カウンタと、
前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出した場合に前記カウンタのカウント値を増加させるが、前記操作部材の1往復操作に対して前記出力値異常検出部が前記出力値異常を複数回検出してもカウント値を2以上は増加させないカウントアップ部と、
前記カウンタのカウント値が設定カウント値に達した場合に前記操作量センサが異常であると判定する異常判定部と
を含む操作量検出装置。
(2)前記カウントアップ部が、前記操作部材の1往復操作の終了後、次の1往復操作が終了するまでの間に前記出力値異常検出部が前記出力値異常を設定回数以上検出した場合にカウント値を1増加させるものである(1)項に記載の操作量検出装置。
設定回数は1回でもよく、あるいは2回でもよく、3回以上でもよい。例えば、操作部材は1往復操作時に必ず、同じ操作経路を2回通る。そのため、その操作経路中のある1箇所でノイズに起因しない出力値異常が発生する場合は、往時と復時との両方で出力値異常が発生することが多い。そこで、1往復操作中に出力値異常検出部が1回出力値異常を検出するのみではカウントアップ部がカウンタのカウント値を増加させず、2回以上出力値異常を検出してはじめてカウント値を増加させるようにすることにより、ノイズに起因しない出力値異常の発生をより高い信頼性を以て検出することができる。あるいは、1往復操作の操作経路を予め複数の領域に分割しておき、カウントアップ部を、それら領域の各々において出力値異常検出部が1回以上出力値異常を検出した場合にカウント値を1増加させる下位カウンタおよび下位カウントアップ部を含むものとし、下位カウンタのカウント値が設定値以上である場合に、カウントアップ部がカウンタ(上記下位カウントアップ部および下位カウンタとの対比において上位カウントアップ部および上位カウンタと称すべきものとなる)のカウント値を1増加させるものとすることもできる。その場合、操作経路の分割は、往経路と復経路との2つとしたり、さらに多くの数の領域に分割したりすることができる。1往復操作中に出力値異常が2回以上検出されてはじめてカウント値が増加させられる場合にも、カウントアップ部は下位カウンタおよび下位カウントアップ部を含むものとされる。
操作部材の操作は、操作部材が原位置に位置する状態で終了させられ、本項に記載の操作量検出装置においては、操作部材の1往復操作は原位置を始点として行われる。そのため、本項に記載の操作量検出装置においては、操作部材が操作端から原位置へ戻り、原位置に位置すると見なすことができる状態になれば、すなわち操作部材が操作されていないとすることができる位置に至れば、1往復操作が行われたとされ、出力値異常をカウントすることができるようになり、その後、出力値異常が検出されれば、直ちにカウントされる。したがって、操作部材が1往復操作される間に出力値異常が検出されたか否かが記憶されるようにしなくて済む。
ただし、1往復操作の間における出力値異常検出を記憶するメモリあるいはカウンタを設け、1往復操作の終了後、その1往復操作の間に検出された出力値異常検出の回数が設定回数以上であればカウントアップ部がカウンタのカウント値を1増加させるようにしてもよい。設定回数が1回であれば、メモリが設けられればよく、2回以上であれば、カウンタが設けられる。
(3)前記カウントアップ部が、前記操作部材が前記原位置側に設定された原位置側領域から前記操作端側に設定された操作端側領域に向かって操作され、前記原位置側領域から出外れた時点と、一旦前記操作端側領域まで操作され、前記原位置側領域まで戻された後、再び操作端側領域に向かって前記原位置側領域から出外れるまで操作された時点との間に、前記出力値異常検出部が前記出力値異常を設定回数以上検出した場合にカウント値を1増加させるものである(1)項に記載の操作量検出装置。
本項に記載の操作量検出装置において操作部材の1往復操作は、原位置側領域から出外れた時点を認定点として認定される。操作部材の原位置および操作端はそれぞれ、機械的にあるいは電気的に決められる位置であり、原位置側領域は、操作部材が原位置に位置し、非操作状態にあると見なすことができる領域であって、原位置および原位置に近接する位置を含む領域である。操作部材は、原位置側領域から出外れた時点では、ほぼ原位置側領域の操作端側境界に位置し、原位置に位置すると見なすことができる。また、操作端側領域は、操作部材が操作の目的が達せられるまで操作されたと見なすことができる領域であって、操作部材により操作される被操作装置ないし作動装置に、操作部材が操作端に位置する状態での被操作状態ないし作動状態が得られる領域である。
本項に記載の操作量検出装置においては、操作部材の1往復操作の途中における出力値異常の発生がメモリに記憶され、あるいは出力値異常の発生回数(出力値異常検出部による検出回数)が下位カウンタおよび下位カウントアップ部によりカウントされ、操作部材の1往復操作の開始時に、メモリに1回の出力値異常が記憶されており、あるいは下位カウンタのカウント値が設定値以上であれば、カウントアップ部およびカウンタ(上記下位カウントアップ部および下位カウンタとの対比において上位カウントアップ部および上位カウンタと称すべきものとなる)によるカウント値の1増加が行われる。
(2)項について行った「1往復操作中に出力値異常検出部が1回出力値異常を検出するのみではカウントアップ部がカウンタのカウント値を増加させず、2回以上出力値異常を検出してはじめてカウント値を増加させるようにすること」に関する説明は本項についても当てはまる。ただし、操作経路の分割は原位置側領域から出外れる位置を基準として行われる。例えば、操作経路が、原位置側領域から出外れる位置と操作端側領域から出外れる位置とで2分割されるのである。
なお、1往復操作の開始後、その1往復操作が終了するまでの間に下位カウンタのカウント値が設定値以上になった場合に、カウントアップ部によるカウントアップが行われるようにしてもよい。
(4)さらに、前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出しない場合に、前記カウンタのカウント値を、前記操作部材の設定往復操作数につき1だけ減じさせるカウントダウン部を含む(1)ないし(3)項のいずれかに記載の操作量検出装置。
例えば、ノイズによる出力値異常等、操作量センサが異常ではないにもかかわらず生じる異常は、偶発的に生じ、1往復操作毎に生じるとは限らない。したがって、出力値異常が検出されない場合、操作量センサは異常でないと見なしてもよく、カウント値が減じられることにより、操作量センサの異常によらない出力値異常のカウントアップが抑制され、操作量センサの異常の誤検出がより確実に防止される。
設定往復操作数は1でもよく、2以上でもよい。設定往復操作数を多くするほど、操作量センサが正常であることに基づいてカウントダウンが行われる確率が低くなり、センサ異常が検出され易くなる。逆に、設定往復操作数を少なくするほど、センサ異常の誤検出が防止され易くなる。
(5)前記カウントダウン部が、前記操作部材の1往復操作の終了後、次の1往復操作が終了するまでの間に前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出しなかった場合に前記カウンタに前記カウント値を1減じさせるものである(4)項に記載の操作量検出装置。
カウントダウンは次の1往復操作の終了後に行われる。本項の操作量検出装置においては、出力値異常が検出されることなく、操作部材の1往復操作が行われる毎に1回、カウントダウンが行われる。
(6)前記カウントダウン部が、前記操作部材が前記原位置側に設定された原位置側領域から前記操作端側に設定された操作端側領域に向かって操作され、前記原位置側領域から出外れた時点と、一旦前記操作端側領域まで操作され、前記原位置側領域まで戻された後、再び操作端側領域に向かって前記原位置側領域から出外れるまで操作された時点との間に、前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出しなかった場合に、前記カウンタに前記カウント値を1減じさせるものである(4)項に記載の操作量検出装置。
カウントダウンは、操作部材の1往復操作の開始時に行われ、操作部材がほぼ原位置に位置する状態で行われる。
本項が(3)項に従属する態様においては、カウンタのカウント値の増加と減少とを操作部材が同じ位置に位置する状態で行うことができる。
(7)前記操作量センサにより、前記操作部材の前記原位置と前記操作端とにそれぞれ対応して設定された前記操作量センサの第1検出領域および第2検出領域の一方が、それら第1検出領域および第2検出領域の他方が一旦検出された後に検出される状態になった場合に、前記操作部材の1往復の操作を検出する1往復検出部を含む(1)項または(4)項に記載の操作量検出装置。
第1検出領域は、操作部材の原位置側領域に対応して設定され、第2検出領域は、操作端側領域に対応して設定される。
操作部材が1往復操作されたとするためには、1往復操作の認定点側から反対側へ至り、認定点側へ戻ることが必要であり、認定点側に位置する状態で、認定点側とは反対側に位置したことが検出されていれば、操作部材が1往復させられたとすることができる。
(8)前記1往復検出部が、
前記操作量センサの前記第1検出領域の検出に応じてオン,オフの一方とされ、前記第2検出領域の検出に応じてオン,オフの他方とされる第1フラグと、
前記操作量センサが前記第1検出領域を検出している状態で前記第1フラグがオン,オフの前記他方とされていれば、前記操作部材の1往復の操作が行われたと判定する1往復判定部と
を含む(7)項に記載の操作量検出装置。
操作部材の1往復の操作が行われたことを、フラグを用いて容易に判定することができる。
(9)前記1往復判定部により前記操作部材の1往復の操作が行われたと判定されるのに伴ってオン,オフの一方とされ、前記カウンタの前記カウント値が1増加させられる毎にオン,オフの他方とされる第2フラグを含み、前記カウントアップ部が、前記第2フラグが前記オン,オフの前記一方とされていない限り前記カウンタのカウント値を増加させない(8)項に記載の操作量検出装置。
操作部材の1往復操作が次に検出されるまで、第2フラグがオン,オフの一方にされないため、出力値異常がカウントされず、1往復操作に対して1回、出力値異常の検出回数が増加させられることが保証される。
(10)前記出力値異常検出部が、前記操作量センサの出力値が異常領域に属する値である場合に前記出力値異常を検出する(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の操作量検出装置。
(11)前記操作量センサが、前記操作部材の操作量が増大するのに伴って値が増加する第1出力と値が減少する第2出力とであってそれら両出力の値の和が常時設定出力値となるものを出力する2出力型センサであり、前記出力値異常検出部が、(a)前記第1出力と前記第2出力との値の和と前記設定出力値との差の絶対値が設定差以上である場合に前記出力値異常を検出する第1出力値異常検出部と、(b)前記第1出力と前記第2出力との少なくとも一方の値が異常領域に属する場合に前記出力値異常を検出する第2出力値異常検出部との少なくとも一方を含む(1)項ないし(9)項のいずれかに記載の操作量検出装置。
操作量センサを2つ用いて出力値異常を検出すれば、より確実に出力値異常を検出することができる。
(12)前記操作部材が、車両のクラッチを接続状態と切断状態とに切り換えるために操作されるクラッチペダルである(1)項ないし(11)項のいずれかに記載の操作量検出装置。
クラッチは、クラッチペダルがほぼ原位置に位置し、原位置側領域に位置する状態で接続状態とされ、クラッチペダルが操作端側領域に位置する状態で切断状態とされる。
クラッチペダルの操作によりクラッチが接続状態と切断状態とに切り換えられるが、その操作量は、種々に利用することができ、操作量センサの異常の誤検出が防止されるようにすることは、操作量の利用の上で有効である。
(13)車両を制動する作用状態と制動しない解除状態とに切り換え可能なパーキングブレーキを自動で前記解除状態とする装置であって、
(12)項に記載の操作量検出装置と、
その操作量検出装置により検出された前記クラッチペダルの操作量に基づいて、前記クラッチペダルの前記操作端から前記原位置への操作である接続操作を検出する接続操作検出部と、
少なくとも、その接続操作検出部による前記接続操作の検出に基づいて、前記パーキングブレーキを自動で前記解除状態とするブレーキ解除部と
を含むパーキングブレーキ自動解除装置。
(14)車両のエンジンへのフュエルの供給を断つフュエルカット部を備え、前記車両のクラッチが切られた際に前記エンジンの吹き上がりが発生することを防止するために前記フュエルカット部を作動させるフュエルカット装置であって、
(12)に記載の操作量検出装置と、
その操作量検出装置により検出された前記クラッチペダルの操作量に基づいて、前記クラッチペダルの前記原位置から前記操作端への操作である切断操作を検出する切断操作検出部と、
少なくとも、その切断操作検出部による前記切断操作の検出に基づいて、前記フュエルカット部にフュエルの供給を断たせるフュエルカット制御部と
を含むフュエルカット装置。
本項のフュエルカット装置においても、前記パーキングブレーキ自動解除装置と同様に、報知部を設けたり、操作量検出装置の異常判定部により操作量センサが出力値異常である旨の判定が行われていない場合にはフュエルカット制御部の作動を許容し、異常である旨の判定が行われている場合にはフュエルカット制御部の作動を禁止するフュエルカット制御禁止部を設けたりすることができる。
フュエルカットは、クラッチペダルの踏込み操作が行われ、クラッチを接続状態から切断状態に切り換える切断操作時に行われればよいが、適切な時期に行われることが望ましく、例えば、クラッチが完全に切断される前に行われるようにされる。フュエルカット装置についても、フュエルカット実行条件の成立の可否を判定するためのクラッチペダルの操作量は適切な量に調整されることが望ましい。
第1クラッチペダル角センサ異常検出ルーチンのステップ1(以後、S1と略記する。他のステップについても同じ。)においては、クラッチペダル角センサ102の出力電圧が異常であるか否かの判定が行われる。この判定は、クラッチペダル角センサ102,104の各出力電圧の和と設定電圧との差の絶対値が設定差以上であるか否かにより行われ、設定差以上でなければ、S1の判定結果はNOになってS5が実行され、タイマ59により計測される時間Tが0にリセットされる。クラッチペダル角センサ102,104の出力電圧は、エンジンコントロールコンピュータ76からパーキングブレーキECU50に供給される。
本ルーチンのS11においては、前記第1出力電圧異常または第2出力電圧異常が検出されているか否かの判定が行われる。第1出力電圧異常および第2出力電圧異常のいずれも検出されていなければ、S11の判定結果はNOになってS12が実行され、カウンタ57のカウント値Cntが設定カウント値、例えば、10であるか否かの判定が行われる。カウンタ57は、クラッチペダル角センサ102の出力電圧異常を計数するものであり、そのカウント値Cntは、本車両の電源投入時に行われる初期設定等において0にリセットされる。
また、S34の判定結果がNOになった場合、踏込みフラグのオフのみを行うステップを設け、そのステップの実行後、クラッチペダル1往復判定ルーチンが終了するようにしてもよい。
まず、S61において出力電圧異常フラグがオンにされているか否かが判定される。出力電圧異常フラグはオンにされることにより、クラッチペダル角センサ102の出力電圧異常が検出されたことを表す。出力電圧異常フラグがオフにされていれば、S61の判定結果はNOになってS62が実行され、前記実施例のS11と同様に第1出力電圧異常または第2出力電圧異常が検出されているか否かの判定が行われる。いずれの異常も検出されていなければ、S62の判定結果はNOになってS64が実行され、1往復フラグがオンにされているか否かが判定される。クラッチペダル100の1往復の踏込みが検出されず、1往復フラグがオフにされていれば、S64の判定結果はNOになってS65が実行され、クラッチペダル100が1往復したか否かの判定が行われる。
本実施例のエンジンシステムは車両用であり、図17に一部を概略的に示すように、エンジン150を含む。エンジン150は複数のシリンダを備え、吸気管152からスロットルバルブ154を経て吸入される空気とインジェクタ156により噴射されるフュエルとの混合気体の燃焼により作動する。
あるいは、パーキングブレーキ自動解除時期の学習に限らず、車両の整備時に解除が適切な時期に行われるように調整されてもよい。例えば、設定された解除条件成立判定用クラッチペダル操作量に基づいて適切な時期にパーキングブレーキの自動解除が行われるように、クラッチの接続部と被接続部とのギャップを調整するのである。
Claims (5)
- 原位置と操作端との間で往復操作される操作部材の操作量に応じた大きさの出力値を出力する操作量センサと、
その操作量センサの前記出力値が異常な値である出力値異常を検出する出力値異常検出部と、
前記操作量センサにより、前記操作部材の前記原位置と前記操作端とにそれぞれ対応して設定された第1検出領域および第2検出領域の一方が、それら第1検出領域および第2検出領域の他方が一旦検出された後に検出される状態になった場合に、前記操作部材の1往復の操作を検出する1往復検出部と、
カウンタと、
前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出した場合に前記カウンタのカウント値を増加させるが、前記1往復検出部により検出される前記操作部材の1往復操作に対して、前記出力値異常検出部が前記出力値異常を複数回検出してもカウント値を2以上は増加させないカウントアップ部と、
前記カウンタのカウント値が設定カウント値に達した場合に前記操作量センサが異常であると判定する異常判定部と
を含む操作量検出装置。 - 前記1往復検出部が、
前記操作量センサの前記第1検出領域の検出に応じてオン,オフの一方とされ、前記第2検出領域の検出に応じてオン,オフの他方とされるフラグと、
前記操作量センサが前記第1検出領域を検出している状態で前記フラグがオン,オフの前記他方とされていれば、前記操作部材の1往復の操作が行われたと判定する1往復判定部と
を含む請求項1に記載の操作量検出装置。 - さらに、前記出力値異常検出部が前記出力値異常を検出しない場合に、前記カウンタのカウント値を、前記操作部材の設定往復操作数につき1だけ減じさせるカウントダウン部を含む請求項1または2に記載の操作量検出装置。
- 前記操作部材が、車両のクラッチを接続状態と切断状態とに切り換えるために操作されるクラッチペダルである請求項1ないし3のいずれかに記載の操作量検出装置。
- 車両を制動する作用状態と制動しない解除状態とに切り換え可能なパーキングブレーキを自動で前記解除状態とする装置であって、
請求項4に記載の操作量検出装置と、
その操作量検出装置により検出された前記クラッチペダルの操作量に基づいて、前記クラッチペダルの前記操作端から前記原位置への操作である接続操作を検出する接続操作検出部と、
少なくとも、その接続操作検出部による前記接続操作の検出に基づいて、前記パーキングブレーキを自動で前記解除状態とするブレーキ解除部と
を含むパーキングブレーキ自動解除装置。
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