[go: up one dir, main page]

JP4988492B2 - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP4988492B2
JP4988492B2 JP2007245533A JP2007245533A JP4988492B2 JP 4988492 B2 JP4988492 B2 JP 4988492B2 JP 2007245533 A JP2007245533 A JP 2007245533A JP 2007245533 A JP2007245533 A JP 2007245533A JP 4988492 B2 JP4988492 B2 JP 4988492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repeater
optical
slave unit
delay
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007245533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009077252A (ja
Inventor
久嗣 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2007245533A priority Critical patent/JP4988492B2/ja
Publication of JP2009077252A publication Critical patent/JP2009077252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988492B2 publication Critical patent/JP4988492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムで用いられる光伝送システムに係り、特に子機やHUBを多段に接続したシステムにおいて、運用開始前にシステム遅延量を測定して、システム運用後の不具合を防ぐことができ、適切なサービスを提供することができる光伝送システムに関する。
[先行技術の説明]
デジタル移動体通信では、高出力の送信増幅器が用いられる。従来は、送信増幅器は基地局と同一の架に設置されることが多かったが、近年、無線部と送信増幅器の機能を備えた送受信増幅器を基地局と切り離して、両者を光ファイバで接続する構成も用いられている。このような構成をROF(Radio On Fiber)、RRH(Remote Radio Head)と称する。
ROF、RRHを用いることにより、通信品質を向上し、運用コストを低減し、保守を容易にするといった効果がある。
[基地局と送受信増幅器の構成例:図7]
ROF、RRFにおける基地局と送受信増幅器の構成例について図7を用いて説明する。図7は、基地局と送受信増幅器の構成例を示す模式説明図であり、(a)はスター型(Star topology)、(b)はチェーン型(Chain topology)の例である。
図7(a)に示すように、スター型では、基地局55に、送受信増幅器(図では「TRX-AMP」)57a、57bが光ファイバ56を介して接続している。
基地局55は、光インタフェース(I/F)を実装しており、基地局55から送受信増幅器57への信号を電気信号から光信号に変換して光ファイバ56を介して送信すると共に、送受信増幅器57から受信した光信号を電気信号に変換する。
光ファイバ56は、光信号を伝送するものであり、CPRI、OBSAI等の規格がある。
送受信増幅器57は、光信号と電気信号の変換を行う光電気変換部及び電気光変換部を備え(図示せず)、光ファイバ56を介して基地局55から送信された送信データを受信して増幅し、アンテナから出力すると共に、アンテナで受信した受信データを増幅して光ファイバ56を介して基地局55に送信する。
スター型では、子局である送受信増幅器57が、それぞれ基地局55の光インタフェースに接続する構成となっている。
また、図7(b)に示すように、チェーン型では、基地局55に、光ファイバ56を介して送受信増幅器57aが接続され、更に、送受信増幅器57aに光ファイバを介して送受信増幅器57bが接続されている。
つまり、送受信増幅器57bは、送受信増幅器57aを経由して基地局55と接続されている。
チェーン型で用いられる送受信増幅器57aは、スレーブポート(slave port)とマスタポート(master port)の2つのポートを備えており、スレーブポートで上位の基地局55との送受信を行い、スレーブポートで下位の送受信増幅器57bとの送受信を行う。
スレーブポートは、つながり先のクロックで動作するための入出力ポートであり、マスタポートは、つながり先を出力クロックで動作させるための入出力ポートである。
[光伝送システムの概要:図8]
また、光伝送システムは、基地局と中継機と子機を光ファイバもしくは同軸ケーブルによって接続したものであり、基地局が出力する信号をそのまま遠方の不感地帯へ伝送し、移動体通信のサービスエリアの拡大を図るものである。基地局と中継機との間は、光ファイバを用いるのが一般的である。
ここで、光伝送システムの概要について図8を用いて説明する。図8は、光伝送システムの概要を示す模式説明図である。
図8に示すように、光伝送システムは、基地局(図では「BTS」)61と、光インタフェース(図では「BTS−IF」)62と、光ファイバ63と、中継機64と、複数の子機65とから構成されている。
基地局61は、移動体無線システムの基地局であり、高周波信号の送受信を行う。
光インタフェース62は、基地局61からの高周波信号を同軸接続で受信して、光信号に変換して光ファイバ63を介して中継機64に送信する。また、光インタフェース62は、光ファイバ63を介して受信した中継機64からの光信号を電気信号に変換して同軸ケーブルで基地局61に送信する。
中継機64は、基地局61から遠く離れた場所に設置され、光ファイバ63から受信した光信号を電気信号に変換し、子機65-1、65-2、…65-nに分配出力する。また、中継機64は、子機65-1、65-2、…65-nから受信した電気信号を多重化し、光信号に変換して光ファイバ63経由で光インタフェース62に送信する。
この例では、中継機64と子機65との間は同軸ケーブルで接続されているが、中継機64と子機65との間の距離が長い場合等は光ファイバを用いる。
子機65は、中継機64から受信した高周波信号を増幅し、アンテナを介して無線信号として出力すると共に、移動端末から送信された無線信号を受信して増幅し、中継機に向けて出力する。
このように、光伝送システムは、ビル内等の無線信号が到達しない不感地帯でも移動体通信を可能とし、移動体無線システムのサービスエリアの拡大を図ることができるものである。
また、図示は省略するが、基地局に接続する中継機(親機)64に、子機65またはハブ(HUB)を多段に複数接続したチェーン型の構成を備えた光伝送システムもある。この場合、子機及びHUBにはスレーブポートとマスターポートが設けられている。
[先行技術文献]
尚、光伝送システムに関する先行技術としては、特開2003−163634号公報(特許文献1)がある。
特許文献1には、高周波信号を局部信号LOを用いて周波数変換器でダウンコンバージョンし、第1のレーザダイオードで第1波長の光信号に変換し、更にLOを第2のレーザダイオードで第2波長の光信号に変換し、第1波長の光信号と第2波長の光信号とをカプラで合成して光ファイバ伝送路に送信する光送信装置が記載されている。
特開2003−163634号公報
しかしながら、従来の光伝送システムでは、多くの子機やHUBをチェーン型に接続する場合、長距離の光伝送が重なるために、基地局のサービスエリアを超える遅延量が発生するおそれがある。
例えば、光伝送において一般的に用いられるSFP(Small Form-Factor Pluggable)モジュールでは、20km以上の光伝送が可能となるものがあり、例えば、中継機(親機)に光ファイバによって接続される1段目の子機は20km分の遅延であるが、4段目の子機では、80km分にもなり、80kmのセルサーチができる基地局でなければ正常運用ができない。
従来の光伝送システムでは、伝送遅延量を予め測定する手段はなく、システムの運用開始後に初めて正常サービスができないことが判明して、原因究明や、回線設計のやり直し、システム設置のやり直しといった膨大な作業が必要となり、システムの正常運用を開始するまでに多くの時間と労力を要する場合があるという問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、システムの運用開始前に伝送遅延量を算出して一覧表示することにより、不具合があればサービス開始前に改善でき、低コスト及び短時間で信頼性の高いシステムを実現することができる光伝送システムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、無線通信システムの基地局と、基地局から受信した無線信号を光信号に変換して出力すると共に、受信した光信号を無線信号に変換して基地局に出力する中継機と、受信した光信号を無線信号に変換して増幅し、アンテナから出力する子機とを備え、子機が光ファイバによって中継機にチェーン型に複数接続された光伝送システムであって、中継機に接続されたメンテナンス装置を備え、中継機及び子機に予め装置内部の固有遅延時間を示す遅延パラメータを記憶しておき、中継機の遅延パラメータは、中継機の無線信号入力端から光信号を出力するまでの遅延時間を示すパラメータであり、子機の遅延パラメータは、上位装置から光信号の基準信号を受信してから光信号で上位装置に返信するまでの遅延時間である第1のパラメータと、上位装置から受信した光信号を下位装置に出力するまでの遅延時間である第2のパラメータと、上位装置から受信した光信号を無線信号に変換してアンテナから出力するまでの遅延時間である第3のパラメータであり、システム起動時に、中継機と子機が、下位装置に基準信号を送信したタイミングと、下位装置から返信された基準信号を受信したタイミングとの時間差を下位に接続された光ファイバにおける光回線遅延量として測定し、子機が、記憶されている第1、第2、第3のパラメータを読み出して、測定された光回線遅延量と共に中継機に送信し、中継機が、自己が測定した光回線遅延量及び複数の子機が測定した光回線遅延量と、自己の遅延パラメータ及び複数の子機の第1、第2、第3のパラメータとをメンテナンス装置に送信し、メンテナンス装置が、表示部を備え、中継機又は子機が測定した光回線遅延量と、中継機又は当該子機の下位に接続された下位の子機の第1のパラメータとの差を求め、当該差の半分の時間を、中継機又は当該子機の下位に接続される光ファイバの伝送遅延量として算出し、中継機の遅延パラメータと、中継機からアンテナ出力する任意の子機までに通過する全ての光ファイバの伝送遅延量と、中継機から当該任意の子機までに通過する全ての子機の第2のパラメータと、任意の子機の第3のパラメータとの和の時間を、前記中継機の無線信号入力から当該任意の子機のアンテナ出力までの遅延時間として算出し、各光ファイバの伝送遅延量と、各子機の遅延時間とを表示部に表示することを特徴としている。
また、本発明は、無線通信システムの基地局と、基地局から受信した無線信号を光信号に変換して出力すると共に、受信した光信号を無線信号に変換して基地局に出力する中継機と、受信した光信号を無線信号に変換して増幅し、アンテナから出力する子機と、中継機に接続されたメンテナンス装置とを備え、子機が光ファイバによって中継機にチェーン型に複数接続された光伝送システムにおける伝送遅延時間算出方法であって、中継機及び子機に予め装置内部の固有遅延時間を示す遅延パラメータを記憶しておき、中継機の遅延パラメータは、中継機の無線信号入力端から光信号を出力するまでの遅延時間を示すパラメータであり、子機の遅延パラメータは、上位装置から光信号の基準信号を受信してから光信号で上位装置に返信するまでの遅延時間である第1のパラメータと、上位装置から受信した光信号を下位装置に出力するまでの遅延時間である第2のパラメータと、上位装置から受信した光信号を無線信号に変換してアンテナから出力するまでの遅延時間である第3のパラメータであり、システム起動時に、中継機と子機、下位装置に基準信号を送信したタイミングと、下位装置から返信された基準信号を受信したタイミングとの時間差を下位に接続された光ファイバにおける光回線遅延量として測定し、子機が、記憶されている第1、第2、第3のパラメータを読み出して、測定された光回線遅延量と共に中継機に送信し、中継機が、自己が測定した光回線遅延量及び複数の子機が測定した光回線遅延量と、自己の遅延パラメータ及び複数の子機の第1、第2、第3のパラメータとをメンテナンス装置に送信し、メンテナンス装置が、中継機又は子機が測定した光回線遅延量と中継機又は当該子機の下位に接続された下位の子機第1のパラメータとの差を求め、当該差の半分の時間を、中継機又は当該子機の下位に接続される光ファイバの伝送遅延量として算出し、中継機の遅延パラメータと、中継機からアンテナ出力する任意の子機までに通過する全ての光ファイバの伝送遅延量と、中継機から任意の子機までに通過する全ての子機の第2のパラメータと、任意の子機の第3のパラメータとの和の時間を、中継機の無線信号入力から当該任意の子機のアンテナ出力までの遅延時間として算出することを特徴としている。
本発明によれば、中継機に接続されたメンテナンス装置を備え、中継機及び子機に予め装置内部の固有遅延時間を示す遅延パラメータを記憶しておき、中継機の遅延パラメータは、中継機の無線信号入力端から光信号を出力するまでの遅延時間を示すパラメータであり、子機の遅延パラメータは、上位装置から光信号の基準信号を受信してから光信号で上位装置に返信するまでの遅延時間である第1のパラメータと、上位装置から受信した光信号を下位装置に出力するまでの遅延時間である第2のパラメータと、上位装置から受信した光信号を無線信号に変換してアンテナから出力するまでの遅延時間である第3のパラメータであり、システム起動時に、中継機と子機が、下位装置に基準信号を送信したタイミングと、下位装置から返信された基準信号を受信したタイミングとの時間差を下位に接続された光ファイバにおける光回線遅延量として測定し、子機が、記憶されている第1、第2、第3のパラメータを読み出して、測定された光回線遅延量と共に中継機に送信し、中継機が、自己が測定した光回線遅延量及び複数の子機が測定した光回線遅延量と、自己の遅延パラメータ及び複数の子機の第1、第2、第3のパラメータとをメンテナンス装置に送信し、メンテナンス装置が、表示部を備え、中継機又は子機が測定した光回線遅延量と、中継機又は当該子機の下位に接続された下位の子機の第1のパラメータとの差を求め、当該差の半分の時間を、中継機又は当該子機の下位に接続される光ファイバの伝送遅延量として算出し、中継機の遅延パラメータと、中継機からアンテナ出力する任意の子機までに通過する全ての光ファイバの伝送遅延量と、中継機から当該任意の子機までに通過する全ての子機の第2のパラメータと、任意の子機の第3のパラメータとの和の時間を、前記中継機の無線信号入力から当該任意の子機のアンテナ出力までの遅延時間として算出し、各光ファイバの伝送遅延量と、各子機の遅延時間とを表示部に表示する光伝送システムとしているので、システムの運用前に遅延量を把握することができ、不具合があればサービス運用を開始する前に改善することができ、低コスト且つ短時間で信頼性の高いシステムを実現することができる効果がある。
[発明の概要]
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る光伝送システムは、下位装置である子機やHUBが、それぞれマスタポートで光回線遅延時間を測定し、測定された光回線遅延時間と、予め各装置に記憶された装置特有の遅延パラメータとを上位装置に送信し、中継機(親機)が各装置からの光回線遅延時間とパラメータとを収集して中継機に接続されたメンテナンスツール(MT)に出力し、MTが、中継機の入力端から各装置の無線出力端までの遅延量及びシステムの最大遅延量を算出して、システムの概略図と共に一覧表示するようにしているので、システムの運用前にどの程度の遅延が発生するのかを知ることができ、システムが正常動作できない遅延となる場合には事前に改善でき、信頼性の高いシステムを実現できるものである。
[実施の形態の光伝送システムの構成:図1]
図1は、本発明の実施の形態に係る光伝送システム(本装置)の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本装置は、基地局(図では「BTS」と記載)1と、中継機(親機)2と、子機4a〜4dと、HUB5と、メンテナンスツール(MT)6とを備え、中継機2と子機4、子機4同士、子機4とHUB5とは光ファイバ3によって接続されている。メンテナンスツール6は、請求項に記載した「メンテナンス装置」に相当している。
中継機2は、基地局1と子機4との通信を中継するものであり、基地局1と同軸接続され、基地局1から受信した無線信号を光信号に変換して光ファイバ3に出力すると共に、光ファイバ3から受信した光信号を無線信号に変換して基地局1に出力する。
中継機2は、光ファイバ3が接続する複数のポート(マスタポート)22を備えており、複数の子機4やHUB5が接続可能となっている。図1の例では、子機4a及び4bが中継機2のマスタポート22に接続されている。
本システムの特徴として、中継機2は、内部に設けられた不揮発性メモリ(図示せず)に装置内部の遅延を示すパラメータを記憶している。パラメータについては後で説明する。
子機4は、図示は省略するが、光信号の送受信を行う光信号送受信部と、光信号と無線信号の相互変換を行う光インタフェース部と、無線信号の信号処理を行う信号処理部と、無線信号の送受信及び増幅を行う無線部と、装置全体の制御を行う制御部と、データを記憶する記憶部とを備えており、上位装置及び下位装置とは光通信を行い、移動局(図示せず)とは無線通信を行う送受信増幅器(TRX−AMP)である。
そして、子機4は、中継機2から受信した光信号を無線信号に変換し、増幅して無線出力すると共に、移動局から受信した無線信号を増幅して光信号に変換し、中継機2に送信する。それと共に、子機4は、中継機2から受信した光信号を下位の子機4又はHUB5に出力する。
そして、子機4は、光信号送受信部として、上位装置に接続するスレーブポート41と、下位装置に接続するマスタポート42の2種類のポートを備え、チェーン型のシステムを構築可能とするものである。
また、HUB5は、上位装置の中継機2又は子機4から受信した信号を分配して、下位装置の子機4又はHUB5に送信すると共に、下位装置の子機4又はHUB5から受信した信号を多重化して、上位装置に送信する。
HUB5は、上位装置に接続する1つのスレーブポート51と、複数の下位装置に接続する複数のマスタポート52を備えている。
このように、チェーン型での接続が可能な子機4及びHUB5を用いることによって、システム設計の自由度が広がるものである。
また、本システムの特徴として、各下位装置(子機4及びHUB5)は、MT6において遅延量を算出するために必要なパラメータを不揮発性メモリ(図示せず)に記憶している。パラメータは、装置内部で発生する固定遅延量を示すものであり、後で詳しく説明する。
更に、本システムの特徴として、各下位装置は、本システムのシステム起動時に、下位装置と接続する光ファイバ3の遅延量(光回線遅延量)を測定し、当該光回線遅延量と、不揮発性メモリに記憶されたパラメータを中継機2に送信する。子機4及びHUB5の動作については後で説明する。
更にまた、本システムの特徴として、各装置(中継機2、子機4、HUB5)のマスタポートは、光回線遅延量を測定するための基準タイミングを出力する。
基準タイミングとしては、例えばシリアル伝送において一般的に使用されるK28.5のスペシャルコードが用いられる。これにより、回路規模を小さくすることができるものである。基準タイミングは一定周期で出力される。
MT6は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、制御部、記憶部、入力部及び表示部等を備えている(図示せず)。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、本システムにおける遅延量を表示する処理を実現する各種処理手段を備えている。
記憶部はハードディスク、メインメモリ等で構成され、制御部で実行される処理プログラムを記憶している。そして、制御部がハードディスクに記憶されている処理プログラムをメインメモリに展開して起動することによって各種処理手段が実現されるものである。
また、MT6の記憶部には、予め本システム全体の概略構成を表示するシステム概略図の表示データや、伝送遅延を表示する表示データが記憶されている。
[本システムの動作の概略:図2]
本システムの動作の概要について図2を用いて説明する。図2は、本システムの動作の概要を示す説明図である。
MT6は、本装置のシステム起動時に、制御部が、中継機2から必要な数値情報を取得して、数値情報に基づいて、中継機2の入力端から各下位装置の出力端までの遅延を算出し、表示部に、システム概略図と共に表示する。更に、MT6の制御部は、システムの最大遅延量を算出して表示する。
必要な数値情報は、中継機2、子機4、HUB5に記憶されているパラメータ及びこれらの各装置が測定した光回線遅延量である。
例えば、図2の例では、基地局1から出力された無線信号が中継機2の入力端に入力されてから、光信号に変換され、子機4a、HUB5、子機4c、及び光ファイバ80km(20km×4)を経て子機4dに入力され、子機4dで再び無線信号に変換されてアンテナから出力されるまでの遅延が最大システム遅延量となる。
最大遅延量を表示することにより、システムが正常に動作可能か否かを容易に判断することができるものである。
[パラメータ及び光回線遅延量について:図3]
本システムの下位装置に記憶されているパラメータについて図3を用いて説明する。図3(a)は、Toffset、Tcascade、Tsigdlyのパラメータを示す模式説明図であり、(b)は、光回線遅延量(Tswdly)を示す模式説明図である。
図3(a)に示すように、子機4の不揮発性メモリに記憶されているパラメータは、Toffset、Tcascade、Tsigdlyの3種類である。
Toffset#nは、子機#n(又はHUB#n)が、スレーブポート41で上位装置から基準タイミング信号を受け取って、スレーブポート41から上位装置に基準タイミング信号を出力するまでの時間である。Toffsetは、請求項の「第1のパラメータ」に相当する、
また、Tcascade#nは、子機#n(又はHUB#n)が、スレーブポート41で上位装置から基準タイミイング信号を受け取って、マスタポート42から下位装置に基準タイミング信号を出力するまでの時間である。Tcascadeは、請求項の「第2のパラメータ」に相当する。
また、Tsigdly#nは、子機#nが、スレーブポート41で上位装置から基準タイミイング信号を受け取って、DSP(Digital Signal Processor)でデジタル信号処理を行って、無線部(図ではRF)で増幅してアンテナから出力するまでの時間である。Tsigdlyは、請求項の「第3のパラメータ」に相当する。
Toffset、Tcascade、Tsigdlyのパラメータに付される番号(#n)は、システム内のどの装置のパラメータであるかを示す識別番号となっている。
尚、HUB5には、ToffsetとTcascadeのパラメータが記憶されている。
次に、中継機2のパラメータについて説明する。
中継機2のパラメータは、TsigdlyPであり、これは、中継機2において、無線入力端から基地局1が出力する無線信号を入力し、マスタポートから光信号として出力するまでの処理遅延時間である。TsigdlyPは、中継機2の不揮発性メモリに記憶されており、請求項の「中継機のパラメータ」に相当する。
次に、図3(b)を用いて、本システムの光回線遅延量の測定について説明する。
図3(b)に示すように、光回線遅延量(Tswdly)は、中継機2、子機4、HUB5のマスタポートにおいて測定されるものである。ここでは子機を例として説明する。
子機#n-1は、マスタポート42において、マスタポート42が下位装置に対して基準タイミング信号を出力した時間と、マスタポート42で下位装置が出力した基準タイミング信号を受け取った時間との時間差(Tswdly#n)を測定する。そして、測定されたTswdly#nは、上述した他のパラメータと共に中継機2に送信される。
光回線遅延量Tswdlyも、付される番号(#n)により、システム内のどの光ファイバによる遅延量であるかを識別できるようになっている。
[光回線遅延量(Tswdly)算出部:図4]
次に、中継機2、子機4、HUB5のマスタポートの光回線遅延量(Tswdly)算出部について図4を用いて説明する。図4は、子機4のマスタポートの光回線遅延量(Tswdly)算出部の構成ブロック図である。尚、ここでは子機4を例として説明するが、中継機2及びHUB5の光回線遅延量(Tswdly)算出部も同じ構成及び動作である。
図4に示すように、子機4のマスタポート42の光回線遅延量算出部は、基準タイミング生成部422と、パラレル/シリアル変換部(P/S)423と、電気光変換部(E/O)424と、光電気変換部(O/E)425と、シリアル/パラレル変換部(S/P)426と、時間差測定部427とを備えている。また、子機4にはマスタポートの外に、制御部43と、パラメータを記憶する不揮発性メモリ44が設けられている。
基準タイミング生成部422は、一定周期で基準タイミングを生成するものである。
時間差測定部427は、送信される基準タイミング(送信基準タイミング)と、受信された基準タイミング(受信基準タイミング)とを入力し、両者の時間差を測定するものである。
そして、各装置のマスタポート42では、システム起動時に光回線遅延量(Tswdly)の測定を行う。光回線遅延量測定の動作について説明する。
基準タイミング生成部422では、一定周期で基準タイミングを生成し、送信基準タイミングとして、パラレル/シリアル(P/S)変換部423と、時間差測定部427に出力する。
パラレル/シリアル変換部(P/S)423は、入力されたパラレル信号をシリアル信号に変換し、電気光変換部(E/O)424は、電気信号を光信号に変換して、光ファイバを介して下位装置の子機4又はHUB5に出力する。
また、光電気変換部(O/E)425は、光ファイバを介して下位装置から受信した光信号を電気信号に変換し、シリアル/パラレル変換部(S/P)426は、シリアルデータの電気信号をパラレル信号に変換して、受信基準タイミングとして時間差測定部427に出力する。
時間差測定部427は、基準タイミング生成部422から生成された送信基準タイミングと、シリアル/パラレル変換部(S/P)426から入力された受信基準タイミングとの時間差を測定し、測定結果を光回線遅延量(Tswdly)として制御部43に出力する。
制御部43は、不揮発性メモリ44からToffset、Tcascade、Tsigdlyのパラメータを読み取って、光回線遅延量(Tswdly)と共に、スレーブポート41を介して中継機2に送信する。送信データには送信元を特定する識別番号等のデータが含まれるものである。
中継機2及びHUB5では、複数のマスタポートを備えているので、光ファイバが接続されたマスタポートでは全て上述した光回線遅延量の測定が行われる。
尚、中継機2の制御部は、複数の下位装置から送信される光回線遅延量と、パラメータとを受信して、中継機2で測定した光回線遅延量及び中継機2に記憶されているパラメータと共にMT6に出力する。
[本システムの動作:図5]
次に、本システムの動作について図5を用いて説明する。図5は、本システムの動作を示す模式説明図である。
システムが起動されると(S0)、システム内の中継機、子機、HUBは、それぞれのマスタポートにおいて、図4で説明した方法によって光回線遅延量(Tswdly)を測定し、制御部内のワークエリアに保持する(S11〜S14)。
そして、各装置の制御部は、不揮発性メモリからパラメータを読み取る。ここで、中継機2の制御部は、パラメータTsigdlyPを読み取る(S21)。また、下位装置の子機#1、…子機#nの制御部は、パラメータToffset、Tcascade、Tsigdlyを読み取り、HUB#2の制御部は、パラメータToffset、Tcascadeを読み取る(S22〜S24)。
そして、下位装置の制御部は、測定した光回線遅延量と、読み取ったパラメータとを中継機2に送信する(S31〜S33)。
中継機2の制御部は、下位装置から送信された光回線遅延量及びパラメータを受信して、MT6に送信すると共に、中継機2で測定したTswdly#1及び不揮発性メモリから読み取ったTsigdlyPをMT6に送信する(S41)。
MT6では、受信した光回線遅延量及びパラメータに基づいて、各光ファイバの伝送遅延量と、各子機のアンテナ出力までの遅延量を算出し(S51)、システム概略図と共に表示する(S52)。
このようにして、本システムの動作が行われるものである。
[遅延量の算出]
次に、MT6における遅延量の算出方法について説明する。
MT6では、中継機2から取得した数値に基づいて、各光ファイバの伝送遅延量と、中継機2の入力端から各子機の無線出力端までの遅延量の算出を行う。
[光ファイバの伝送遅延算出]
光ファイバの伝送遅延量(Toptdly)は、マスタポートで測定された光回線遅延量(Tsigdly)からToffsetを差し引いた時間(μsec)の半分で表される。
つまり、 Toptdly#n=(Tsigdly#n−Toffset#n)×1/2 となる。
[親機入力端から子機出力端までの遅延算出]
各子機出力端までの遅延量は、中継機2が入力した無線信号が、各々の子機のアンテナから出力するまでの時間である。
子機#1の遅延量T#1は、中継機2内部の固定遅延(TsigdlyP)と、中継機2と子機#1とを接続する光ファイバの伝送遅延と、子機#1の入力端から無線出力端までの遅延(Tsigdly#1)を加算したものであるから、
T#1=TsigdlyP+Toptdly#1+Tsigdly#1 となる。
また、子機#2の遅延量T#2は、中継機2内部の固定遅延(TsigdlyP)と、中継機2と子機#1とを接続する光ファイバの伝送遅延と、子機#1内部の光信号の遅延(Tcascade#1)と、子機2の入力端から無線出力端までの遅延(Tsigdly#2)とを加算したものであるから、
T#2=TsigdlyP+(Toptdly#1+Toptdly#2)+(Tcascade#1+Tsigdly#2) となる。
同様に、子機#nの遅延量T#nは、
T#n=TsigdlyP+(Toptdly#1+Toptdly#2+…+Toptdly#n)+
(Tcascade#1+Tcascade#2+…Tcascade#n-1+Tsigdly#n) となる。
以下同様にして、システム内の全ての下位装置における遅延量が算出されるものである。
また、システムにHUB5が含まれる場合には、HUB5より下位の子機の遅延量にはHUB5のTcascadeが加算される。
更に、本システムのMT6では、全ての子機における遅延量を算出して、その中の最大遅延量を選択する。
[表示例:図6]
次に、MT6における遅延量の表示例について図6を用いて説明する。図6は、遅延量の表示例を示す説明図である。
図6に示すように、MT6では、算出された光ファイバの伝送遅延量と、中継機から入力された信号が子機のアンテナから出力されるまでの遅延量とをシステムの概略図上で一覧表示するようにしている。
これにより、各子機の無線出力端でどの程度の遅延が発生するのかがシステム運用開始前に確認できるものである。
更に、最大遅延量を表示することにより、システム内の最大の遅延量が一目でわかるので、システム運用上不具合が発生するおそれがあるかどうかを直ちに知ることができるものである。
[実施の形態の効果]
本発明の実施の形態に係る光伝送システムによれば、子機がチェーン型に接続され、パラメータとして、中継局が、基地局からの無線信号の入力端から光信号の出力端までの固定遅延量のTsigdlyPを記憶し、子機が、スレーブポートで上位装置から基準タイミング信号を受け取って、スレーブポートから上位装置に基準タイミング信号を出力するまでの時間であるToffsetと、スレーブポートで上位装置から基準タイミング信号を受け取って、マスタポートから下位装置に基準タイミング信号を出力するまでの時間であるTcascadeと、スレーブポートで上位装置から基準タイミイング信号を受け取って、アンテナから出力するまでの時間であるTsigdlyを記憶しておき、システム起動時に、中継機及び各子機が、それぞれマスタポートに接続する光回線の遅延時間Tswdlyを測定し、各子機が、測定した光回線遅延時間と記憶されているパラメータを中継機に送信し、中継機がTsigdlyP及び中継機及び子機で測定した光回線遅延時間と各子機のパラメータをメンテナンスツール6に送信し、メンテナンスツール6が、受信した光回線遅延時間及びパラメータに基づいて、各光ファイバの伝送遅延時間と、各子機の無線出力端までの遅延時間を算出して表示する光伝送システムとしているので、システム運用開始前に、どの程度の遅延が発生するかを知ることができ、事前に基地局のセルサーチが可能かどうかを判断でき、不十分な場合には対策を施すことにより、システムが正常運用できる状態になってからサービス運用を開始することができ、実際に運用開始してから不具合を改善するのに比べて、低コスト且つ短時間で信頼性の高いシステムを実現することができる効果がある。
また、本システムによれば、メンテナンスツール6が、システムの最大遅延時間を表示するようにしているので、操作者は、不具合が発生するか否かを最大遅延時間によって容易に判断することができる効果がある。
本発明は、子機やHUBを多段に接続したシステムにおいて、運用開始前にシステム遅延量を測定して、システム運用後の不具合を防ぐことができ、適切なサービスを提供することができる光伝送システムに関する。
本発明の実施の形態に係る光伝送システム(本装置)の一例を示す概略構成図である。 本システムの動作の概要を示す説明図である。 (a)は、Toffset、Tcascade、Tsigdlyのパラメータを示す模式説明図であり、(b)は、光回線遅延量(Tswdly)を示す模式説明図である。 子機4のマスタポートの光回線遅延量(Tswdly)算出部の構成ブロック図である。 本システムの動作を示す模式説明図である。 遅延量の表示例を示す説明図である。 基地局と送受信増幅器の構成例を示す模式説明図であり、(a)はスター型(Star topology)、(b)はチェーン型(Chain topology)の例である。 光伝送システムの概要を示す模式説明図である。
符号の説明
1…基地局、 2…中継機(親機)、 3…光ファイバ、 4…子機、 5…HUB、 6…メンテナンスツール(MT)、 41,51…スレーブポート、 22,42,52…マスタポート、 422…基準タイミング生成部、 423…パラレル/シリアル変換部、 424…電気光変換部、 425…光電気変換部、 426…シリアル/パラレル変換部、 427…時間差測定部、 43…制御部、 44…不揮発性メモリ、 55…基地局、 56…光ファイバ、 57…送受信増幅器、 61…基地局、 62…光インタフェース、 63…光ファイバ、 64…中継機、 65…子機

Claims (2)

  1. 無線通信システムの基地局と、
    前記基地局から受信した無線信号を光信号に変換して出力すると共に、受信した光信号を無線信号に変換して前記基地局に出力する中継機と、
    受信した光信号を無線信号に変換して増幅し、アンテナから出力する子機とを備え、
    前記子機が光ファイバによって前記中継機にチェーン型に複数接続された光伝送システムであって、
    前記中継機に接続されたメンテナンス装置を備え、
    前記中継機及び子機に予め装置内部の固有遅延時間を示す遅延パラメータを記憶しておき、
    前記中継機の遅延パラメータは、前記中継機の無線信号入力端から光信号を出力するまでの遅延時間を示すパラメータであり、
    前記子機の遅延パラメータは、上位装置から光信号の基準信号を受信してから光信号で上位装置に返信するまでの遅延時間である第1のパラメータと、上位装置から受信した光信号を下位装置に出力するまでの遅延時間である第2のパラメータと、上位装置から受信した光信号を無線信号に変換してアンテナから出力するまでの遅延時間である第3のパラメータであり、
    システム起動時に、前記中継機と前記子機が、下位装置に基準信号を送信したタイミングと、前記下位装置から返信された基準信号を受信したタイミングとの時間差を下位に接続された光ファイバにおける光回線遅延量として測定し、
    前記子機が、前記記憶されている第1、第2、第3のパラメータを読み出して、前記測定された光回線遅延量と共に前記中継機に送信し、
    前記中継機が、自己が測定した光回線遅延量及び複数の子機が測定した光回線遅延量と、自己の遅延パラメータ及び前記複数の子機の前記第1、第2、第3のパラメータとを前記メンテナンス装置に送信し、
    前記メンテナンス装置が、表示部を備え、前記中継機又は前記子機が測定した光回線遅延量と、前記中継機又は前記子機の下位に接続された下位の子機の前記第1のパラメータとの差を求め、当該差の半分の時間を、前記中継機又は前記子機の下位に接続される光ファイバの伝送遅延量として算出し、
    前記中継機の遅延パラメータと、前記中継機からアンテナ出力する任意の子機までに通過する全ての光ファイバの伝送遅延量と、前記中継機から前記任意の子機までに通過する全ての子機の第2のパラメータと、前記任意の子機の第3のパラメータとの和の時間を、前記中継機の無線信号入力から当該任意の子機のアンテナ出力までの遅延時間として算出し、
    前記各光ファイバの伝送遅延量と、前記各子機の遅延時間とを前記表示部に表示することを特徴とする光伝送システム。
  2. 無線通信システムの基地局と、前記基地局から受信した無線信号を光信号に変換して出力すると共に、受信した光信号を無線信号に変換して前記基地局に出力する中継機と、受信した光信号を無線信号に変換して増幅し、アンテナから出力する子機と、前記中継機に接続されたメンテナンス装置とを備え、前記子機が光ファイバによって前記中継機にチェーン型に複数接続された光伝送システムにおける伝送遅延時間算出方法であって、
    前記中継機及び子機に予め装置内部の固有遅延時間を示す遅延パラメータを記憶しておき、
    前記中継機の遅延パラメータは、前記中継機の無線信号入力端から光信号を出力するまでの遅延時間を示すパラメータであり、
    前記子機の遅延パラメータは、上位装置から光信号の基準信号を受信してから光信号で上位装置に返信するまでの遅延時間である第1のパラメータと、上位装置から受信した光信号を下位装置に出力するまでの遅延時間である第2のパラメータと、上位装置から受信した光信号を無線信号に変換してアンテナから出力するまでの遅延時間である第3のパラメータであり、
    システム起動時に、前記中継機と前記子機、下位装置に基準信号を送信したタイミングと、前記下位装置から返信された基準信号を受信したタイミングとの時間差を下位に接続された光ファイバにおける光回線遅延量として測定し、
    前記子機が、前記記憶されている第1、第2、第3のパラメータを読み出して、前記測定された光回線遅延量と共に前記中継機に送信し、
    前記中継機が、自己が測定した光回線遅延量及び複数の子機が測定した光回線遅延量と、自己の遅延パラメータ及び前記複数の子機の前記第1、第2、第3のパラメータとを前記メンテナンス装置に送信し、
    前記メンテナンス装置が、前記中継機又は前記子機が測定した光回線遅延量と、前記中継機又は前記子機の下位に接続された下位の子機前記第1のパラメータとの差を求め、当該差の半分の時間を、前記中継機又は前記子機の下位に接続される光ファイバの伝送遅延量として算出し、
    前記中継機の遅延パラメータと、前記中継機からアンテナ出力する任意の子機までに通過する全ての光ファイバの伝送遅延量と、前記中継機から前記任意の子機までに通過する全ての子機の第2のパラメータと、前記任意の子機の第3のパラメータとの和の時間を、前記中継機の無線信号入力から当該任意の子機のアンテナ出力までの遅延時間として算出することを特徴とする伝送遅延時間算出方法。
JP2007245533A 2007-09-21 2007-09-21 光伝送システム Active JP4988492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245533A JP4988492B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007245533A JP4988492B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009077252A JP2009077252A (ja) 2009-04-09
JP4988492B2 true JP4988492B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=40611786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007245533A Active JP4988492B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 光伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988492B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5135282B2 (ja) * 2009-05-14 2013-02-06 株式会社日立製作所 無線基地局装置
JP5400544B2 (ja) * 2009-09-25 2014-01-29 株式会社日立国際電気 光伝送システム
JP7597536B2 (ja) 2020-08-28 2024-12-10 高砂熱学工業株式会社 設備の施工方法、ライザーユニット及び建築物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003163634A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Hitachi Kokusai Electric Inc 副搬送波多重光伝送装置の光送信装置及び光受信装置
US9338767B2 (en) * 2005-12-22 2016-05-10 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus of implementing and/or using a dedicated control channel

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009077252A (ja) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10826610B2 (en) Wireless communications system and wireless radio frequency apparatus
CN105187275B (zh) 一种测量光纤传输链路非对称时延的方法及装置
JP4988492B2 (ja) 光伝送システム
JP6387965B2 (ja) 伝送装置、伝送システム、伝送方法及びプログラムが記憶された記憶媒体
CN103491460B (zh) 输入输出单元和控制系统
KR100917163B1 (ko) 휴대용 무선형 다파장 광선로 특성 분석시스템
CN206908597U (zh) 多路卫星信号光收发系统
KR100955427B1 (ko) 링형 원격 감시 시스템 및 그의 구동 방법
JP2014509503A5 (ja)
KR102757467B1 (ko) 광중계기 시스템의 광선로 거리 측정 장치 및 방법
KR101563631B1 (ko) 회선정보 송수신장치 및 회선정보 판독 시스템
KR101733468B1 (ko) 회선정보 송수신장치 및 회선정보 판독 시스템
JP6899856B2 (ja) 無線通信システムおよび無線ラジオ周波数装置
WO2024145941A1 (zh) 光纤检测组件、转接装置及光纤检测系统
US20240333414A1 (en) Low power remote sensor optical gate transmission system architecture solutions
CN210380840U (zh) 一种利用光电耦合进行远距离传输灯光信号的设备
KR20030087878A (ko) 광통신망에서의 광코어 감시 시스템 및 방법
JP5005615B2 (ja) 光増幅伝送システムおよび利得測定方法
CN105679007A (zh) 变电站数据传输方法及装置
KR20080065834A (ko) Nms 신호의 광 확장 장치
JP4516739B2 (ja) 光伝送装置および光伝送システム
CN204290969U (zh) 一种近端机光模块与远端机光模块
JP5284019B2 (ja) 無線通信システム
JP2012205177A (ja) 光信号伝送システム
JP2016085333A (ja) 光モジュール及び光伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4988492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350