JP4985016B2 - アーム開閉機構 - Google Patents
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Description
このようなローディング機構の一例として特許文献1に記載のものが知られている。このローディング機構は、駆動源と、左右一対の回動軸に、それぞれ中途部が回動可能に取り付けられた左右一対のアームと、駆動源で生じる駆動力によって前記アームを回動させ、この回動によりディスクの外周縁部の保持および送り込みを行わせるカム機構と、前記アームとは独立して回動すると共に、付勢手段によりディスクの送り込みに抗する付勢力を該ディスクに与え、かつディスクの外周縁部の保持を行う他のアームと、前記駆動源の駆動により回転駆動されるとともに、前記ディスクの搬入の終点位置における該ディスクの法線方向の投影面に対して差し掛からない部位に配置される搬送ローラとを具備している。
そして、上記のようなローディング機構は、左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するに伴って、左右一対のリンクレバーを介してリンク連結軸がリンクガイド溝をスライドするアーム開閉機構を有している。
したがって、左右一対のアームの開き量(開度)を大きくするためには、リンクガイド溝を長くして、リンク連結軸の動作ストローク(スライド長さ)を大きく必要がある。
一方、前記アーム開閉機構はできるだけコンパクトにしてディスク再生装置のシャーシに設けることが望まれている。
このため、シャーシに形成するリンクガイド溝を短くすればその分アーム開閉機構をコンパクトにすることができるが、その反面左右一対のアームの開き量を確保するのが困難となる。
前記左右一対のリンクレバーを介して前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドするに伴って、前記左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するアーム開閉機構において、
前記シャーシには、前記回動軸をスライド可能とする回動軸ガイド溝と、前記連結軸をスライド可能とする連結軸ガイド溝とが形成され、
前記回動軸ガイド溝は手前に向かうにしたがって外側に傾斜しており、
前記連結軸ガイド溝は、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の一方の端部に位置している場合の前記回動軸を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝と、この第1連結軸ガイド溝に連続して形成され、前記アーム側に向けて延在する第2連結軸ガイド溝とから構成され、
前記左右一対のアームの先端部に、これらアームの先端部間に挿入されるディスクによって当該先端部が離間するような力が作用した際に、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドする範囲では、前記連結軸が前記第1連結軸ガイド溝をスライドするとともに、前記回動軸が回動軸回りに回動しつつ前記回動軸ガイド溝の一方の端部において固定状態となり、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、前記連結軸が前記第2連結軸ガイド溝に移行して、当該第2連結軸ガイド溝をスライドすることによって、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の他方の端部に向けてスライドして、前記左右一対のアームの先端部がさらに離間することを特徴とする。
前記シャーシには、前記左右一対のリンクレバーを、前記左右一対のアームの先端部が接近するように付勢する第1付勢部材が設けられていることを特徴とする。
前記シャーシには、前記左右一対のアームをその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材が設けられていることを特徴とする。
(第1の実施の形態)
図1〜図7は本実施の形態に係るアーム開閉機構を説明するための図である。
本実施の形態のアーム開閉機構は、ディスク再生装置のローディング機構に備えられている。ディスク再生装置10は、CD(Compact Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等といったディスク12を再生するものである。しかしながら、ディスク12は、CD、DVDには限られず、CD−R、DVD−R、DVD−RW等の他の円盤形状を有する記録媒体でも良い。
また、ロードアーム30は、軸支持部32と、アーム部33と、ディスク保持部34とを有している。
メインシャーシ20には、図1、図6、図7に示すように、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝35が形成されている。この回動軸ガイド溝35は長円状または長方形状のもので、メインシャーシ20の左右端部側でかつ手前側にそれぞれ形成され、平面視において手前に向かうにしたがって外側(左右側)に傾斜している。この回動軸ガイド溝35に前記回動軸31が回動可能にかつ該回動軸ガイド溝35の長手方向にスライド可能に挿入されている。
アーム部33は、回動軸31から、内方かつ手前側に向かって延伸している。なお、本実施の形態では、アーム部33は、リブ等を設けることに強度を確保している。
ロードアーム30のうち、図1他において右側のロードアーム30からは、リブ37が突出している。リブ37は、図1において、左側に向かって突出している。しかも、このリブ37は、回動軸31を中心として円弧状を描くように湾曲している。このリブ37は、アーム部33の裏面よりも下方側に向かって突出している。そして、下方側に向かって突出しているリブ37は、メインシャーシ20に存在する、ガイド溝21に嵌まり込んでいる。このリブ37は、検出スイッチ161を押し込むためのものである(図3参照)。
なお、ディスク12の保持を良好に行わせると共に、該ディスク12とアーム部33との干渉を避けるために、プーリ形状を為すディスク保持部34は、軸支持部32等よりも上方側に突出して設けられている。
また、リンクガイド溝22には、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されている。
また逆に、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドすることによって、左右一対のリンクレバー40,40を介して左右一対のロードアーム30,30が同期して左右一対の回動軸31,31を支点として回動して開閉するようになっている。
また、ディスク12が左右方向のいずれかにずれた状態で搬送された結果、左右一対のロードアーム30,30のうちいずれか一方のロードアーム30のみに力が作用した場合、リンク連結軸41が一方の切欠部22aに入り込んでそれ以上のリンク連結軸41のスライドを阻止し、他方のロードアーム30にディスク12から力が作用したときに、リンク連結軸41が前記切欠部22aから外れて、再びリンクガイド溝22をスライドするようになっている。
このバネ部材50により、リンク連結軸41には、ディスク再生装置10の奥側に向かう付勢力が与えられる。それにより、リンク連結軸41がリンクガイド溝22に位置している場合、リンク連結軸41を奥側に引き込む向きの付勢力を、リンク連結軸41に与えていて、それによってロードアーム30,30を閉じる向きに回動させている。
すなわちまず、図7に示すように、前記連結軸ガイド溝38は回動軸31を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝38aと、この第1連結軸ガイド溝38aに接続する第2連結軸ガイド溝38bとから構成されている。
第1連結軸ガイド溝38aの円弧の中心は、回動軸31が回動軸ガイド溝35の一方の端部に位置している場合の回動軸31である。回動軸ガイド溝35の一方の端部とは、該回動軸ガイド溝35の、リンクレバー40に近い側の端部である。
前記第2連結軸ガイド溝38bは第1連結軸ガイド溝38aから連続して形成されており、ロードアーム31側に向けてほぼ直線状に延在している。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は第1連結軸ガイド溝38aから第2連結軸ガイド溝38bに移行する。すると、連結軸36が第2連結軸ガイド溝38bに沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。つまり、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるのである。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。
このドライブカム60のうち、手前側の外周縁部には、外周ギヤ61が設けられている。外周ギヤ61には、ローディングギヤ輪列70の最終段のギヤ70aが噛み合いする。ここで、メインシャーシ20には、駆動源としてのローディングモータ71およびローディングギヤ輪列70が設けられている。ローディングモータ71の回転軸には、ウォームギヤ72が取り付けられている。そして、ローディングモータ71に対して外部から電力が付与されることにより、該ローディングモータ71は、ウォームギヤ72を介してローディングギヤ輪列70に対して駆動力を与える。
そして、ローディングギヤ輪列70に与えられた駆動力が、最終段のギヤ70aから外周ギヤ61に伝達される。それにより、ドライブカム60は、外周ギヤ61を介して摺動可能に設けられている。
送り込みカム部63aは連結ガイド溝65から離れるにつれて、ディスク再生装置10の奥側に向かうように形成されているので、ドライブカム60が図1他において左側に向かってスライドすると、リンク連結軸41は、バネ部材50の作用または大径ディスク用カム溝63の内壁の押し込みによって奥側に向かって移動する。そのため、リンクレバー40の基端部の位置が奥側に移行する。これにより、リンクレバー40の連結軸36の位置も奥側に向かうように変化し、ロードアーム30のディスク12の引き込み方向に向かう回動が実現される。
逃がしカム部63cは、連結ガイド溝65から離れるにつれて、ディスク再生装置10の手前側に向かうように形成されているので、ドライブカム60が図1他において左側に向かってスライドすると、リンク連結軸41は、大径ディスク用カム溝63の奥側の内壁によって手前側に向かって押し込まれる。これにより、リンクレバー40の連結軸36の位置も手前側に向かうように変化し、ディスク保持部34がディスク12を保持している状態を解除させる向きに向かう回動が実現される。それによって、ディスク保持部34がディスク12を保持している状態が解除される。
解除維持カム部63dは、保持カム部63bと同様に、ドライブカム60が円弧状にスライドした場合でも、解除維持カム部63dに挿入されているリンク連結軸41のリンクガイド溝22における位置を変化させないように設けられている。
また、第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bは、解除レバー部85の手前側の側縁に当接する。かかる当接状態で、ドライブカム60が図1他において左側にスライドすることにより、第1ホールド部66aおよび第2ホールド部66bは、解除レバー部85の先端部分を奥側に押し込み、それによってイジェクトアーム80の図1他における反時計回りの回動が実現される。
イジェクトアーム80は、軸支持部82と、アーム部83と、ディスク保持部84とを有しているが、これらに加え、イジェクトアーム80には、解除レバー部85も設けられている。これらのうち、軸支持部82の中心には、回動軸81が配置されている。そして、この回動軸81に対して軸支持部82が回動自在となる状態で挿通される。それによって、イジェクトアーム80がメインシャーシ20に対して回動自在に設けられている。
また、左側のローラユニット120のローラシャフト141の左側の端部には、ローラギヤ151が取り付けられている。ローラギヤ151は、ローラギヤ輪列150の一部を構成する部分である。ここで、メインシャーシ20には、ローラギヤ輪列150が設けられている。また、右側のローラユニット120の搬送ローラ140は、不図示の連動機構によって左側のローラユニット120の搬送ローラ140と連動して回転するようになっている。
そして、ローディングモータ71に対して、外部から電力が付与されると、ローディングモータ71は、ウォームギヤ72を介してローラギヤ輪列150に対して駆動力を与える。それによって、左右一対の搬送ローラ140,140がディスク12を搬入・搬出可能となる。
大径ディスク12をディスク再生装置10の内部に向けて挿入すると、該大径ディスク12の外周縁部は、アーム部材160,160にそれぞれ設けられた当接部に衝突する。この状態から、さらに大径ディスク12がディスク再生装置10の内部に向かおうとすると、大径ディスク12の進行により、アーム部材160は、外側に向かってスライドする。すると、このスライドに連動して、左右のロードアーム30,30が外側に向けて押され、これによって、開くにように回動させられる。つまり、ロードアーム30,30の先端部のディスク保持部34,34が離間するように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝38の第1連結軸ガイド溝38aを円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
そして、搬送ローラ140の回転駆動による、大径ディスク12のさらなる挿入に伴って、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用する。
そして、図6(c)、(d)および図7(c)に示すように、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が外側にスライドすることによって完全に大きく開く。
搬送ローラ140,140の駆動により、大径ディスク12が奥側に向かって押し込まれると、リンク連結軸41が連結ガイド溝65の手前側の端部の近傍に位置する状態となる。このとき、不図示のトリガ機構が作動し、一のギヤと他のギヤとが噛み合う。すると、ローディングギヤ輪列70が駆動力を伝達可能な状態となり、ローディングギヤ輪列70の最終段のギヤ70aに噛み合っている外周ギヤ61に、駆動力が伝達される。
このようにして、ドライブカム60が左側にスライドするにつれて、ディスク保持部34,34が互いに近づく向きにロードアーム30,30は回動される。このとき、搬送ローラ140,140も回転駆動しているため、該搬送ローラ140,140の回転駆動と共に、ディスク保持部34,34の回動によっても、大径ディスク12は、ディスク再生装置10の内部に送り込まれていく。このとき、大径ディスク12は、イジェクトアーム80を介して排出バネ86により与えられる付勢力に抗しながら、ディスク再生装置10の奥側に向かって進行する。
この後に、スピンドルモータ100が駆動することにより、ターンテーブル101が回転され、同時に光ピックアップ95が作動することにより、大径ディスク12に記録されている情報の読み取りによるディスク再生が可能となる。
なお、上述のようなローディングモータ71の作動により、ローラギヤ輪列150も回転駆動させられる。ここで、大径ディスク12が手前側に向かってスライドする前の状態においては、大径ディスク12は、搬送ローラ140,140に差し掛かっていない。そのため、この状態においては、搬送ローラ140,140は、ローラギヤ輪列150を介しての駆動力の伝達により、大径ディスク12を排出する向きの空転状態となる。
この状態となった後に、ドライブカム60が右側に向かってスライドしていくことで、リンク連結軸41が解除維持カム部63dから逃がしカム部63cに入り込み、さらに、
保持カム部63bから、送り込みカム部63aに入り込む。このようなリンク連結軸41の移動に伴なって、ロードアーム30は、リンクレバー40を介して、ディスク保持部34,34が互いに離れる向きに回動させられる。そして、大径ディスク12は、イジェクトアーム80を介しての排出バネ86の付勢力により、ディスク保持部34,34が徐々に互いに離れていくと、手前側に向かって徐々に押し出されてゆく。
ここで、大径ディスク12が手前側に向かって押し出されていくと、該大径ディスク12裏面の左右側かつ手前側の一部が、搬送ローラ140,140に接触する状態となる。ここで、搬送ローラ140,140は、上述のように、大径ディスク12を排出する向きに向かって空転している。このため、大径ディスク12の一部が搬送ローラ140,140に接触すると、搬送ローラ140,140は、イジェクトアーム80と共に、大径ディスク12を手前側に向けて排出させようとする。
そして、所定だけイジェクトアーム80が回動した後に、解除レバー部85がアーム検出スイッチ110を押し込む。それにより、ローディングモータ71の駆動が停止させられる。
すなわち、大径ディスク12を搬送ローラ140,140によってディスク再生装置10の外部に向けて排出すると、該大径ディスク12の外周縁部には、左右のロードアーム30,30の先端部のディスク保持部34,34が当接しているので、このディスク保持部34,34を大径ディスク12が押すことによって、ロードアーム30,30はその先端部のディスク保持部34,34が離間するように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝38の第1連結軸ガイド溝38aを円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
そして、搬送ローラ140の回転駆動による、大径ディスク12のさらなる排出に伴って、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用する。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスク12によって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が外側にスライドすることによって完全に大きく開く。したがって、大径ディスク12を容易に排出できる。
したがって、メインシャーシ20に形成するリンクガイド溝22を長くすることなく、左右一対のロードアーム30,30を大きく開くことができる。したがって、コンパクト化を図れるとともに左右一対のロードアーム30,30の開き量を確保できる。
さらに、バネ50,50は、連結軸36,36が第2連結軸ガイド溝38b,38bに沿ってスライドしてさらに大きく開いたロードアーム30,30を、その先端部が接近するように付勢しているので、この点においても大径ディスク12の挿入および排出動作がより安定的となる。
また、リンクガイド溝22に、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されているので、左右一対のロードアーム30,30のうちの一方のロードアーム30に、搬送される最中に若干左右方向にずれたディスク12から力が作用した場合、リンク連結軸41が一方の切欠部22aに入り込んでそれ以上のリンク連結軸41のスライドを阻止し、他方のロードアーム30にディスク12から力が作用したときに、リンク連結軸41が前記切欠部22aから外れて、再びリンクガイド溝22をスライドする。したがって、ディスク12の挿入、排出の際に、左右一対のロードアーム30,30の一方のみが当接したままの状態で挿入、排出動作がなされることがなく、挿入および排出動作がさらに安定的となる。
このため、小径ディスクがディスク口の端の方から挿入されても、3点による保持による搬送ができなくなるようなことを防止することができる。
また、ディスク12は、一対のロードアーム30,30、イジェクトアーム80によって、その外周縁部が保持される。このため、ディスク再生装置10の奥側では、ディスク12を、ロードアーム30,30、イジェクトアーム80によって保持されながら、安定的に搬送/保持可能となる。
また、搬送ローラ140,140は、ディスク12の投影面の外側に設けられているので、ディスク12のチャッキング等に際して、ディスク12と搬送ローラ140,140とが干渉しない。それにより、搬送ローラを用いてディスク12を搬送する方式と比較して、該ローラの退避等のために、搬送ローラを上下動させるための機構が不要となる。そのため、ローディング機構の単純化を図ることが可能となる。
また、搬送ローラ140,140の駆動によりディスク12を排出するが、このとき、イジェクトアーム80の回動により、解除レバー部85がアーム検出スイッチ110を押し込み、ローディングモータ71の駆動を停止させる構成を採用している。このため、ディスク12の排出量が安定的となり、ディスク12の排出位置がバラ付くのを抑えることが可能となる。
また、上述のディスク再生装置10では、大径ディスク12か小径ディスク12かによって、ロードアーム30の回動範囲が定まり、このロードアーム30の回動範囲の相違により、ディスクガイド溝62のうち、リンク連結軸41が進行する経路が切り替わるように構成されている。すなわち、大径ディスク12の場合には、大径ディスク用カム溝63の内部を、小径ディスク12の場合には、小径ディスク用カム溝64の内部をリンク連結軸41が進行する。
図8は本発明に係るアーム開閉機構の第2の実施の形態を示すものである。この第2の実施の形態では、アーム開閉機構のみを説明し、アーム開閉機構以外の、ディスク再生装置の構成については図示とその説明を省略する。なお、アーム開閉機構以外の、ディスク再生装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
また、ロードアーム30は、軸支持部32と、アーム部33と、ディスク保持部34とを有している。
メインシャーシ20には、回動軸31をスライド可能とする回動軸ガイド溝55が形成されている。この回動軸ガイド溝55は円弧状のもので、メインシャーシ20の左右端部側でかつ手前側にそれぞれ形成されている。この回動軸ガイド溝55の円弧の中心は後述する連結軸ガイド溝58の一方(手前側)の端部となっている。
また、前記ロードアーム30の基端部30aは、内方に向けて突出しており、この基端部30aに連結軸36が取り付けられている。
アーム部33は、回動軸31から、内方かつ手前側に向かって延伸している。
ディスク保持部34は、ディスク12の搬送時に、該ディスク12の外周縁部を保持するための部分である。
また、リンクガイド溝22には、一対の切欠部22a,22aがリンクガイド溝22の幅方向に対向して形成されている。
また逆に、リンク連結軸41がリンクガイド溝22をスライドすることによって、左右一対のリンクレバー40,40を介して左右一対のロードアーム30,30が同期して左右一対の回動軸31,31を支点として回動して開閉するようになっている。
このバネ部材50により、リンク連結軸41には、ディスク再生装置10の奥側に向かう付勢力が与えられる。それにより、リンク連結軸41がリンクガイド溝22に位置している場合、リンク連結軸41を奥側に引き込む向きの付勢力を、リンク連結軸41に与えていて、それによってロードアーム30,30を閉じる向きに回動させている。
またメインシャーシ20には、左右一対のロードアーム30,30をその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材としてのバネ51,51が設けられている。このバネ51はねじりスプリングであり、その一端部は回動軸31に接続され、他端部はメインシャーシ20の固定的な部位に接続されている。このバネ51によって、ロードアーム30は前記連結軸ガイド溝58の一方の端部を中心として回動して接近するように付勢されている。なお、バネ51は引っ張りバネで構成することも可能である。
すなわちまず、前記連結軸ガイド溝58は回動軸31を中心とした円弧状に形成されている。
この連結軸ガイド溝58の円弧の中心は、回動軸ガイド溝55の一方の端部である、つまり回動軸31が回動軸ガイド溝55の一方の端部に位置している場合の回動軸31である。
回動軸ガイド溝55の一方の端部とは、該回動軸ガイド溝55の、リンクレバー40の基端部に近い側の端部である。
また、回動軸ガイド溝55の円弧の中心は連結軸ガイド溝58の一方(手前側)の端部となっている。
一方、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置したところで、連結軸36は連結軸ガイド溝58の一方の端部に位置する。すると、回動軸31が回動軸ガイド溝55に沿ってスライド可能となるので、回動軸31は回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライド可能となる。つまり、前記回動軸31は、リンク連結軸41がリンクガイド溝22の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、スライド可能となるのである。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝35の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30は連結軸36を支点としてさらに外側に向けて開けるようになる。
そして、ディスクは、バネ50,50の付勢力に抗しながら、ディスク再生装置の内部に向かおうとする。なお、このとき、一対のロードアーム30,30は、大径ディスク12の挿入に伴って、回動軸31,31を支点として、この回動軸31,31とともに互いの間隔を押し広げるように回動させられる。
また、回動軸31,31の回動に伴って、ロードアーム30とリンクレバー40とを連結している連結軸36は、前記連結軸ガイド溝58を円弧を描くようにしてスライドする。
また、回動軸31,31の回動に伴って左右一対のリンクレバー40,40が、それらのリンク連結軸41がリンクガイド溝22を手前に向けてスライドするようにして、メインシャーシ20上をスライドする。なお、このときリンクレバー40,40はバネ50,50によって内側に付勢されている。
そして、ディスクのさらなる挿入に伴って、ロードアーム30,30には、該ディスクによって、開くような力が作用する。
そして、回動軸31が回動軸ガイド溝55の他方の端部に向けてスライドすることによって、ロードアーム30はさらに外側に向けて開けるようになる。つまり、ロードアーム30,30には、該大径ディスクによって、開くような力が作用しているので、これによって、ロードアーム30,30は、回動軸31,31が回動軸ガイド溝55に沿ってスライドすることによって完全に大きく開く。この際、ロードアーム30,30は、バネ51によって該ロードアーム30,30を閉じるように付勢される。
したがって、メインシャーシ20に形成するリンクガイド溝22を長くすることなく、左右一対のロードアーム30,30を大きく開くことができる。したがって、コンパクト化を図れるとともに左右一対のアームの開き量を確保できる。
また、メインシャーシ20には、左右一対のロードアーム30,30をその先端部どうしが接近するように付勢するバネ51,51及びバネ50,50が設けられているので、ディスクを挿入および排出する際に、該ディスクの外周縁部にディスク保持部34,34を弾性的に押圧した状態で確実に当接させることができる。したがって、ディスクの挿入および排出動作がより安定的となる。
なお、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができるのはいうまでもない。
12 ディスク
20 メインシャーシ(シャーシ)
22 リンクガイド溝
22a 切欠部
30 ロードアーム(アーム)
31 回動軸
35,55 回動軸ガイド溝
36 連結軸
38,58 連結軸ガイド溝
40 リンクレバー
41 リンク連結軸
50 第1付勢部材
51 バネ(第2付勢部材)
Claims (4)
- シャーシに設けられた左右一対の回動軸にそれぞれ取り付けられて、前記回動軸を支点として回動可能な左右一対のアームと、前記左右一対のアームの基端部に、それぞれ先端部が連結軸によって前記アームと回動可能に連結された左右一対のリンクレバーと、前記左右一対のリンクレバーの基端部どうしを回動可能に連結するリンク連結軸と、前記シャーシに形成されて前記リンク連結軸を前後に移動可能とするリンクガイド溝とを備え、
前記左右一対のリンクレバーを介して前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドするに伴って、前記左右一対のアームがその先端部どうしを接離させるように前記回動軸を支点として回動して開閉するアーム開閉機構において、
前記シャーシには、前記回動軸をスライド可能とする回動軸ガイド溝と、前記連結軸をスライド可能とする連結軸ガイド溝とが形成され、
前記回動軸ガイド溝は手前に向かうにしたがって外側に傾斜しており、
前記連結軸ガイド溝は、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の一方の端部に位置している場合の前記回動軸を中心とした円弧状の第1連結軸ガイド溝と、この第1連結軸ガイド溝に連続して形成され、前記アーム側に向けて延在する第2連結軸ガイド溝とから構成され、
前記左右一対のアームの先端部に、これらアームの先端部間に挿入されるディスクによって当該先端部が離間するような力が作用した際に、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝をスライドする範囲では、前記連結軸が前記第1連結軸ガイド溝をスライドするとともに、前記回動軸が回動軸回りに回動しつつ前記回動軸ガイド溝の一方の端部において固定状態となり、
前記リンク連結軸が前記リンクガイド溝の端部に位置してそれ以上のスライドが規制された際に、前記連結軸が前記第2連結軸ガイド溝に移行して、当該第2連結軸ガイド溝をスライドすることによって、前記回動軸が前記回動軸ガイド溝の他方の端部に向けてスライドして、前記左右一対のアームの先端部がさらに離間することを特徴とするアーム開閉機構。 - 前記シャーシには、前記左右一対のリンクレバーを、前記左右一対のアームの先端部が接近するように付勢する第1付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアーム開閉機構。
- 前記シャーシには、前記左右一対のアームをその先端部どうしが接近するように付勢する第2付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアーム開閉機構。
- 前記リンクガイド溝には、一対の切欠部が前記リンクガイド溝の幅方向に対向して形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアーム開閉機構。
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