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JP4980200B2 - データ通信システムおよび転送フレーム - Google Patents

データ通信システムおよび転送フレーム Download PDF

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JP4980200B2
JP4980200B2 JP2007288261A JP2007288261A JP4980200B2 JP 4980200 B2 JP4980200 B2 JP 4980200B2 JP 2007288261 A JP2007288261 A JP 2007288261A JP 2007288261 A JP2007288261 A JP 2007288261A JP 4980200 B2 JP4980200 B2 JP 4980200B2
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Description

本発明は、広域イーサネット網(イーサネットは登録商標である。)において、VPN(Virtual Private Network)の数を、容易に増加させることが可能な技術に関するものである。
VPNは、通信事業者が提供する公衆回線網をあたかも各加入者間の専用回線であるかのように利用できるサービスである。このVPNは、イーサネットで用いられるVLAN(Virtual LAN)技術を用いて可能である。このVLANは12ビットのVLAN−ID(「VID」と略す場合もある。)によって表され、4096以下の数のVLANを識別することができ、4096以下のVPNを識別することができる。
ここで、広域イーサネットでは、通信事業者が提供する公衆回線網をキャリアバックボーンとして用いることが想定されており、4096を超えるVPNが提供可能であることが望まれている。
4096を超える数のVPNを提供することが可能な技術として、従来のVLAN―IDを含むVLANタグに加えて、新たなVLANタグを用意し、これら複数のVLANタグに含まれる12ビットを超えるVLAN−IDにより、4096を超えるVLANを識別する技術(「VLANスタッキング技術」と呼ばれる。)が考えられている。ただし、VLANスタッキング技術を用いる場合、広域イーサネット網を構成するためのスイッチとして、VLANスタッキング技術に対応するような機能拡張がなされた特別なスイッチを用いることになるため、VLANスタッキング技術に対応しない通常のスイッチを用いる場合に比べて、広域イーサネット網を構成するための価格が高額になってしまい、結果として通信費用の高額化を招くことになる。
阿留多伎明良編著,「広域イーサネット技術概論」,社団法人電子情報通信学会,2005年6月1日,p.38−40,p.130−142
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、VLANスタッキング技術に対応しない従来のスイッチを用いた場合においても、4096を超えるVPNを提供することができる技術を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムであって、
前記広域ネットワークは、
前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチと、
前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチと、
1以上のコアスイッチにより構成され、前記送信元エッジスイッチと前記送信先エッジスイッチとの間を接続するコアネットワークと、
を備えており、
前記送信元エッジスイッチは、前記送信元ホストから前記データを含むユーザフレームが到着すると、前記ユーザフレームから転送フレームを生成し、生成した転送フレームを前記コアネットワークに転送し、
前記コアネットワーク内のコアスイッチは、前記転送フレームが到着すると、前記転送フレームをそのまま転送し、
前記送信先エッジスイッチは、前記転送フレームが到着すると、前記転送フレームから前記ユーザフレームを生成し、生成した前記ユーザフレームを前記送信先ホストへ送信し、
前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数)の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
ことを特徴とするデータ伝送システム。
適用例1では、広域ネットワークを伝送する転送フレームのヘッダを構成する送信先エッジスイッチ用MACアドレスおよび送信元エッジスイッチ用MACアドレスに含まれる第2の部分識別子と、第1の部分識別子とで、mビットの仮想専用回線識別子を表すことができ、nビットの仮想ネットワーク識別子よりも多くの仮想専用回線を識別することが可能である。従って、例えば、広域ネットワークを広域イーサネットとした場合において、ローカルエリアネットワークに適用されるイーサネットのVLAN技術を用いて提供可能なVPNは4096以下であるのに対して、4096を越える数のVPNを提供することができる。
また、転送フレームのヘッダを構成する送信先エッジスイッチ用MACアドレス、送信元エッジスイッチ用MACアドレス、および、仮想専用回線の第1の部分識別子は、それぞれ、ユーザフレームのヘッダを構成する送信先MACアドレス、送信元MACアドレス、および、仮想ネットワーク識別子に対応するように構成されている。これにより、例えば、広域ネットワークを広域イーサネットとした場合に、従来技術で説明したVLANスタッキング技術に対応しない従来のスイッチを用いて広域イーサネットを構築することができる。
[適用例2]
適用例1記載のデータ伝送システムであって、
前記送信元エッジスイッチは、前記ユーザフレームに含まれる前記送信先MACアドレスおよび前記仮想ネットワーク識別子に基づいて、前記送信先エッジスイッチ識別子および前記第2の部分識別子で構成される前記送信先エッジスイッチ用MACアドレス、前記第1の部分識別子、および、前記転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
適用例2では、送信元エッジスイッチは、ユーザフレームに含まれる送信先MACアドレスおよび仮想ネットワーク識別子に基づいて、容易に、送信先エッジスイッチ識別子および第2の部分識別子で構成される送信先エッジスイッチ用MACアドレス、第1の部分識別子、および、転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めることができ、転送フレームを生成して、求めた宛先ポートから転送することができる。
[適用例3]
適用例2記載のデータ伝送システムであって、
前記コアスイッチは、前記転送フレームに含まれる前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスを構成する前記送信先エッジスイッチ識別子に基づいて、前記転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
適用例3では、コアスイッチは、転送フレームに含まれる送信先エッジスイッチ用MACアドレスを構成する送信先エッジスイッチ識別子に基づいて、容易に、転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めることができ、転送フレームを求めた宛先ポートから転送することができる。
[適用例4]
適用例3記載のデータ伝送システムであって、
前記送信先エッジスイッチは、前記転送フレームに含まれる前記第1の部分識別子と、前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスを構成する前記第2の部分識別子と、によって表される前記仮想専用回線識別子と、前記転送フレームに含まれる前記送信先MACアドレスとに基づいて、前記送信先ホストに対応する仮想ネットワーク識別子および前記ユーザフレームの送信を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
適用例4では、送信先エッジスイッチは、転送フレームに含まれる第1の部分識別子と、送信先エッジスイッチ用MACアドレスおよび送信元エッジスイッチ用MACアドレスを構成する第2の部分識別子と、によって表される仮想専用回線識別子と、転送フレームに含まれる送信先MACアドレスとに基づいて、容易に、送信先ホストに対応する仮想ネットワーク識別子およびユーザフレームの送信を行なう宛先ポートを求めることができ、ユーザフレームを求めた宛先ポートから送信することができる。
[適用例5]
広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムの、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチと、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチと、1以上のコアスイッチにより構成され、前記送信元エッジスイッチと前記送信先エッジスイッチとの間を接続するコアネットワークと、を備える広域ネットワークにおいて、前記データを含むユーザフレームを伝送するために、前記送信先エッジスイッチにおいて、前記ユーザフレームから生成される転送フレームであって、
前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビットの仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(m>n)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
ことを特徴とする転送フレーム。
適用例5の転送フレームを、データ伝送システムにおいて適用すれば、広域ネットワークを伝送する転送フレームのヘッダを構成する送信先エッジスイッチ用MACアドレスおよび送信元エッジスイッチ用MACアドレスに含まれる第2の部分識別子と、第1の部分識別子とで、mビットの仮想専用回線識別子を表すことができ、nビットの仮想ネットワーク識別子よりも多くの仮想専用回線を識別することが可能である。従って、例えば、広域ネットワークを広域イーサネットとした場合において、ローカルエリアネットワークに適用されるイーサネットのVLAN技術を用いて提供可能なVPNは4096以下であるのに対して、4096を越える数のVPNを提供することができる。
また、転送フレームのヘッダを構成する送信先エッジスイッチ用MACアドレス、送信元エッジスイッチ用MACアドレス、および、仮想専用回線の第1の部分識別子は、それぞれ、ユーザフレームのヘッダを構成する送信先MACアドレス、送信元MACアドレス、および、仮想ネットワーク識別子に対応するように構成されている。これにより、例えば、広域ネットワークを広域イーサネットとした場合に、従来技術で説明したVLANスタッキング技術に対応しない従来のスイッチを用いて広域イーサネットを構築することができる。
[形態1]
広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムの、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチと、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチと、1以上のコアスイッチにより構成され、前記送信元エッジスイッチと前記送信先エッジスイッチとの間を接続するコアネットワークと、を備える広域ネットワークにおいて、前記データを含むユーザフレームを伝送するために、前記送信元エッジスイッチにおいて、前記ユーザフレームから生成される転送フレームであって、
前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数)の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
ことを特徴とする転送フレーム。
[形態2]
広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムにおいて、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチに、1以上のコアスイッチにより構成されるコアネットワークを介して接続され、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチであって、
前記送信元ホストから前記データを含むユーザフレームが到着すると、前記ユーザフレームから転送フレームを生成し、生成した転送フレームを前記コアネットワーク内のコアスイッチを介して前記転送先エッジスイッチへ転送し、
前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
ことを特徴とする送信元エッジスイッチ。
[形態3]
広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムにおいて、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチに、1以上のコアスイッチにより構成されるコアネットワークを介して接続され、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチであって、
前記送信元エッジスイッチから前記コアネットワーク内のコアスイッチを介して転送された転送フレームが到着すると、前記転送フレームから前記送信元ホストが前記送信元エッジスイッチへ送信した前記データを含むユーザフレームを生成し、生成した前記ユーザフレームを前記送信先ホストへ送信し、
前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
ことを特徴とする送信先エッジスイッチ。
上記形態1の送信元エッジスイッチや形態2の送信先エッジスイッチを用いれば、上記適用例1のデータ伝送システムを構成することができる。
なお、本発明は、上記したデータ通信システムなどの装置発明の態様に限ることなく、データ通信方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.ネットワークの構成:
B.データ転送動作:
B1.動作概要:
B2.エッジスイッチ(イングレスエッジスイッチ)における動作:
B3.コアスイッチにおける動作:
B4.エッジスイッチ(イグレスエッジスイッチ)における動作:
C.効果
D.変形例:
A.ネットワークの構成:
図1は本発明のデータ通信システムが適用されるネットワークを示す説明図である。このネットワークでは、図1に示すように、各ユーザ網(加入者網)間に、通信事業者によって提供される広域イーサネット網が介在する。広域イーサネット網内には、多数のネットワーク装置が存在し、それらが互いに回線によって接続されている。図1の例では、広域イーサネット網のエッジ部分に存在するエッジスイッチのうちの3つのエッジスイッチESW1〜ESW3を示し、広域イーサネット網の内部に存在するコアスイッチのうちのリング状のコアネットワークを形成する4つのコアスイッチCSW1〜CSW4を示している。なお、以下の説明では、エッジスイッチESW1〜ESW3を特に区別しない場合には、これらを単にエッジスイッチESWと呼ぶこととする。また、コアスイッチCSW1〜CSW4を特に区別しない場合には、これらを単にコアスイッチCSWと呼ぶこととする。
各ユーザ網は、広域イーサネット網のエッジ部分に存在するエッジスイッチESWに接続することにより、互いに接続されている。図1の例では、第1のエッジスイッチESW1のポート1、ポート2、および、ポート3に、それぞれユーザ1網、ユーザ2網、および、ユーザ3網が接続されており、第3のエッジスイッチESW3のポート2、ポート3、および、ポート4に、それぞれユーザ4網、ユーザ5網、および、ユーザ6網が接続されており、第2のエッジスイッチESW2のポート2にユーザ7網が接続されている。また、ユーザ1網、ユーザ2網、および、ユーザ3網内のホストとして、それぞれ、ホストA1、ホストA2、および、ホストA3が第1のエッジスイッチESW1に接続されており、ユーザ4網、ユーザ5網、および、ユーザ6網内のホストとして、それぞれ、ホストA3、ホストA4、および、ホストB2が第3のエッジスイッチESW3に接続されており、ユーザ7網内のホストとして、ホストA5が第2のエッジスイッチESW2に接続されている。
なお、以下の説明では、各ホストのMACアドレスを、各ホストの名称と同じ記号を用いることとする。例えば、ホストA1のMACアドレスを「A1」と表すこととする。ただし、これらのMACアドレスは説明を容易にするための一例であり、これに限定されるものではない。また、ホストA1〜A5のように、同じアルファベットの記号で表されるホストは、同じVLAN―IDで規定される同一のVPNに接続されているものとする。
なお、図1では、図面を見やすくするために、以下の説明上必要としないネットワーク装置や回線、ユーザ網は全て省略している。このことは、後述する図についても同様である。
ここで、エッジスイッチESWおよびコアスイッチCSWは、図2に示すような構成をなしている。
図2はエッジスイッチやコアスイッチとして用いられ得るスイッチの構成を示すブロック図である。図2に示すように、スイッチ100は、主として、制御部110と、通信部120と、を備えている。このうち、制御部110は、CPU112及びメモリ114などを備えており、CPU112がメモリ114内に格納されたプログラムを実行することにより、装置全体の管理やパケット処理などを行う。また、メモリ114には、上記プログラムが格納される他、データや、必要に応じて管理テーブルなどが記憶される。また、通信部120は、ネットワークインタフェース122などを備えており、パケットの中継処理などを行う。各ネットワークインタフェース122は、それぞれ、ポート(図示せず)を介して、イーサネット(登録商標)などの物理回線(ツイストペアケーブル,光ファイバなど)に接続されている。
B.データ転送動作:
以下では、図1に示したネットワークにおいて実行されるデータ転送動作について、同じVPNに属するユーザ1網内のホストA1からユーザ4網内のホストA3へ、イーサネットフレームを送信する場合について、(1)動作概要、(2)イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチにおける動作、(3)コアスイッチにおける動作、(4)イグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチにおける動作、の順で説明する。
B1.動作概要:
まず、ホストA1は、図3に示したフォーマットに従ったイーサネットフレーム(以下、「ユーザフレーム」と呼ぶ。)をホストA3に向けて送信するものとする。
図3はユーザフレームのフォーマットを示す説明図である。図に示すように、ユーザフレームは、6バイト(Byte)の宛先(送信先)MACアドレス(DA)フィールド、6バイトの送信元MACアドレス(SA)フィールド、4バイトのVLAN−TAGフィールド、2バイトのTYPEフィールド、Payloadフィールドの各フィールドが、この順に配列されることにより構成される。
VLAN−TAGフィールドは、さらに、2バイトのTPIDフィールドと2バイトのTCIフィールドとに区分されており、TCIフィールドは、さらに、3ビット(bit)のPRIフィールドと、1ビットのCFIフィールドと、12ビットのVLAN−ID(VID)フィールドに区分される。
ホストA1からホストA3にデータを送信する場合、送信元MACアドレスフィールドにはホストA1のMACアドレス「A1」が、宛先MACアドレスフィールドにはホストA3のMACアドレス「A3」が、VLAN−IDフィールドには「1」が挿入される。なお、VLAN−IDフィールドに挿入される「1」は、上述した記号「A」で表されるホスト群が属するVPNを示すものとする。また、記号「B」で表されるホスト群が属するVPNを示すVLAN−IDは「2」で表されるものとする。なお、これらのVLAN−IDは説明を容易にするための一例であり、これに限定されるものではない。
ホストA1から送信されたユーザフレームが最初のエッジスイッチESW1(「イングレスエッジスイッチ」と呼ばれる。)に到達すると、このエッジスイッチESW1は、到達したユーザフレームを、図4に示したフォーマットに従ったイーサネットフレーム(以下、「転送フレーム」と呼ぶ。)で、後述するようにして求められた宛先ポートから送信する。
なお、上記フレームフォーマットは、例えば、IEEE802.1Qで規定されている。
図4は転送フレームのフォーマットを示す説明図である。図に示すように、転送フレームは、6バイトの宛先PMACアドレス(PDA)フィールド、6バイトの送信元PMACアドレス(PSA)フィールド、2バイトのTPIDフィールド、2バイトのTCIフィールド、2バイトのTYPEフィールド、Payloadフィールドの各フィールドが、この順に配列されることにより構成される。
宛先PMACアドレスフィールドは、さらに、5バイトのDSIDフィールドと、8ビットのVPN−Uフィールドとに区分される。DSIDフィールドは、宛先MACアドレスで表される宛先のホストが接続されるイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチの識別子(以下、「宛先スイッチ識別子」と呼ぶ。)を示すフィールドである。VPN−Uフィールドは、VPNの識別子である20ビットのVPN−IDのうちの8ビット(1バイト)の上位部分を示すフィールドである。
また、送信元PMACアドレスフィールドも、宛先PMACアドレスフィールドと同様に、さらに、5バイトのSSIDフィールドと、8ビットのVPN−Uフィールドとに区別される。SSIDフィールドは、送信元MACアドレスで表される送信元のホストが接続されるイングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチの識別子(以下、「送信元スイッチ識別子」と呼ぶ。)を示すフィールドである。
TCIフィールドは、ユーザフレームにおけるTCIフィールドと同様に、3ビットのPRIフィールドと、1ビットのCFIフィールドと、12ビットのVPN―Dフィールドとに区別される。VPN−Dフィールドは、VPN−IDのうちの12ビットの下位部分を示すフィールドである。
Pyloadフィールドには、VLAN−TAGフィールドを除くユーザフレームを示すフィールドである。
例えば、ホストA1からホストA3にデータを送信する場合、エッジスイッチESW1では、エッジスイッチESW1の識別子を「ESW1」とすると、送信元PMACアドレスフィールドのSSIDフィールドには、エッジスイッチESW1の識別子「ESW1」が挿入される。また、エッジスイッチESW3の識別子を「ESW3」とすると、宛先PMACアドレスフィールドのDSIDフィールドには、エッジスイッチESW3の識別子「ESW3」が挿入される。さらに、また、VPN−Uフィールドには、20ビットのVPN−IDのうちの8ビットの上位部分が挿入され、VPN−Dフィールドには、VPN−IDのうちの12ビットの下位部分が挿入される。これらの各フィールドへのデータの挿入は、実際には、ユーザフレームに含まれるVLAN−IDおよび宛先MACアドレスをキーとして、図1に示したエッジスイッチESW1の管理テーブルを検索することにより、求められる。なお、この管理テーブルを用いたイングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1の動作については、さらに、後述する。
そして、イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1から送信された転送フレームは、広域イーサネット網内のコアスイッチCSWを経由して、宛先であるホストA3が接続されたエッジスイッチESW3(「イグレスエッジスイッチ」と呼ばれる。)へ転送される。
ここで、広域イーサネット網内の各コアスイッチCSWは、転送フレーム中の宛先PMACアドレスフィールドのDSIDフィールドに挿入されているエッジスイッチの識別子のみをキーとして、管理テーブルを検索することにより、転送フレームを送信するポート(以下、「宛先ポート」と呼ぶ。)を決定し、決定した宛先ポートから転送フレームを送信する。なお、この管理テーブルを用いたコアスイッチCSWの動作についても、さらに、後述する。
イグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3は、受け取った転送フレームに含まれているユーザフレームを抽出し、宛先MACアドレスに対応するホストA3に送信する。なお、実際には、VPN−UおよびVPN−Dによって表されるVPN−IDと、宛先MACアドレスと、をキーとして、管理テーブルを検索することにより、対応するVLAN−IDおよび宛先ポートを求める。そして、転送フレームのPyloadに挿入されており、VLAN−TAGが除かれたユーザフレームに、求めたVLAN−IDを含むVLAN−TAGを挿入することにより、ユーザフレームを抽出し、求めた宛先ポートから送信する。なお、この管理テーブルを用いたイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3の動作についても、さらに、後述する。
B2.エッジスイッチ(イングレスエッジスイッチ)における動作:
図5は、イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1における動作について示す説明図である。エッジスイッチESW1は、図に示すような管理テーブルを有している。この管理テーブルは、VLAN―ID(VID)と宛先MACアドレス(DA)とをキーとして検索される、20ビットのVPN−ID、6バイトの宛先PMACアドレス(PDA)、VPN−IDの12ビットの下位部分VPN−D、および、宛先ポートを、VLAN―IDおよび宛先MACアドレスに関係付けた情報として管理している。なお、宛先PMACアドレスは、さらに、5バイトの宛先スイッチ識別子(DSID)と、VPN−IDの8ビット(1バイト)の上位部分VPN−Uとに区分される。ただし、管理テーブルのうち、スタティックエントリ部分には、受け取ったユーザフレームに含まれているVLAN−IDと宛先MACアドレスに関係付けられた情報で、受け取ったユーザフレームに含まれているデータを、宛先MACアドレスの表す宛先へ転送するために用いられる情報(以下、この節において「対応する情報」とも呼ぶ。)が、ダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合に、フラッディングを行なうための情報が、既に構築されているVPNごとに用意されている。
なお、図の管理テーブルでは、記号「A」,「B」で表されたホストが接続されるVPNに対応するVLAN―IDが「1」,「2」とされており、「1」,「2」で表されたVLAN−IDに対応するVPN−IDが、それぞれ、「0x05001」,「0x06001」とされている場合を示している。また、エッジスイッチESW1,ESW2,ESW3のスイッチ識別子が、それぞれ、「02:00:00:00:11」,「02:00:00:00:12」,「02:00:00:00:13」とされている場合を示している。なお、これらの前提は、以下の各説明においても同様とする。ただし、説明や図示を簡略化するため、各スイッチ識別子を、それぞれのエッジスイッチの符号「ESW1」,「ESW2」,「ESW3」を用いて示す場合もある。また、管理テーブル中の「D.C.」はマスクされ、「Don’t Care」扱いとなる。なお、フラッディングのために、スタティックエントリ部分には、広域イーサネット網を介して、既に構築されているVPNごとの情報が用意されている。
ホストA1からホストA3へデータを送信する場合、上記前提条件で説明したように、対応するVLAN−IDは「1」で、宛先MACアドレスは「A3」であるので、エッジスイッチESW1では、これらをキーとして管理テーブルを検索する。このとき、以下で説明するように、対応する情報が、学習済みで管理テーブルのダイナミックエントリ部分に存在している場合と、対応する情報が、未学習で管理テーブルのダイナミックエントリ部分に存在していない場合と、で動作が異なることになる。
(1)学習済みの場合:
受け取ったユーザフレームに対応する情報が学習済みで、学習した情報が管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されている場合には、その管理テーブルを検索すると、ダイナミックエントリ部分にある対応するエントリ番号、図の例ではエントリ番号「1」の情報にヒットする。このとき、ヒットした情報中の宛先PMACアドレス(PDA)に含まれる宛先スイッチ識別子DSIDとしての「02:00:00:00:13(「ESW3」に対応。)」、送信元PMACアドレスに含まれる送信元スイッチ識別子SSIDとしての「02:00:00:00:11(「ESW1」に対応。)、VPN−IDの上位部分VPN−Uとしての「05」、VPN−IDの下位部分VPN−Dとしての「001」を用いて、図4に示した転送フレームを構成し、宛先ポート「4」から広域イーサネット網内へ送信する。
(2)未学習の場合:
受け取ったユーザフレームに対応する情報が未学習で、学習した情報が管理テーブルのダイナミックエントリ部に記憶されていない場合には、その管理テーブルを検索すると、スタティックエントリ部にある対応するエントリ番号、図の例ではエントリ番号「1001」の情報にヒットする。このとき、ヒットした情報中の宛先PMACアドレス(PAD)の宛先スイッチ識別子DSIDとしての「UN」(未ヒット用のエントリには「EE:EE:EE:EE:EE」が登録されており、これは「宛先不明」を意味する専用の識別子で有る。)、送信元PMACアドレスに含まれる送信元スイッチ識別子SSIDとしての「02:00:00:00:11(「ESW1」に対応。)、VPN−IDの上位部分VPN−Uとしての「05」、VPN−IDの下位部分VPN−Dとしての「001」を用いて、図4に示した転送フレームを構成し、宛先ポート「4」から広域イーサネット網内へ送信する。なお、宛先不明を意味する識別子「EE:EE:EE:EE:EE」は一例であり、他の値でも構わない。
なお、エッジスイッチESW1では、上記、フラッディングによる転送フレームに対応する応答情報を受け取ることにより、対応する情報が学習されて、管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶される。
B3.コアスイッチにおける動作:
コアスイッチにおける動作も、イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1と同様に、受け取った転送フレームを転送するための情報(以下、この節において「対応する情報」と呼ぶ。)が学習済みで管理テーブルに記憶されているか否かに応じて異なる。そこで、以下では、受け取った転送フレームを転送するための情報が学習済みである場合、未学習である場合に分けてコアスイッチCSWの動作を説明する。
(1)学習済みの場合:
図6は、受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みのコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。コアスイッチCSWも、上記したエッジスイッチESW1と同様に、管理テーブルを有している。図6には、エッジスイッチESW1からの転送フレームを最初に受け取る第1のコアスイッチCSW1の管理テーブルを示している。この管理テーブルは、宛先PMACアドレス(PDA)としての宛先スイッチ識別子DSIDおよびVPN−IDの上位部分VPN−Uと、VPN−IDの下位部分VPN−Dと、をキーとして検索される宛先ポートを、宛先PMACアドレスおよびVPN−IDの下位部分VPN−Dに関係付けた情報として管理している。ただし、ダイナミックエントリ部分に記憶されている情報のうち、VPN−IDの上位部分VPN−U、および、VPN−IDの下位部分VPN−Dは、「D.C.」となっている。すなわち、転送フレームを送信する宛先ポートを、宛先スイッチ識別子DSIDのみで管理している。また、スタティックエントリ部分には、受け取った転送フレームに含まれている宛先スイッチ識別子DSIDに関係付けられた情報で、受け取った転送フレームを、宛先スイッチ識別子DSISの表すイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチへ転送するために用いられる情報(以下、この節において「対応する情報」とも呼ぶ。)が、ダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合に、フラッディングを行なうための情報が、既に構築されているVPNごとに用意されている。
受け取った転送フレーム対応する情報が学習済みで、学習した情報が管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されている場合には、その管理テーブルを検索すると、ダイナミックエントリ部分にある対応するエントリ番号、図の例ではエントリ番号「2」の情報にヒットする。このとき、ヒットした情報中の宛先ポート「2」から、受け取った転送フレームをそのまま転送する。
他のコアスイッチCSW2およびCSW3においても、同様に、管理テーブルを有しており、対応する情報が学習されており、管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されている場合には、第1のコアスイッチCSW1と同様に、ヒットしたエントリ番号の情報中に含まれている宛先ポート、図の例では、第2のコアスイッチCSW2では宛先ポート[3]、第3のコアスイッチCSW3では宛先ポート「2」から、受け取った転送フレームをそのまま転送する。
以上のようにして、転送フレームに含まれている宛先スイッチ識別子DSIDに対応するイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチ、本例では、第3のエッジスイッチESW3、に転送フレームが転送される。
(2)未学習の場合:
受け取った転送フレームに対応する情報が未学習の場合には、コアスイッチCSWにおける動作は、上記したイングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1が学習済みで転送フレームがユニキャストによるものであるか、エッジスイッチEWS1が未学習で転送フレームがフラッディングによるものであるかに応じて異なる。
図7は、ユニキャストによる転送フレームを受け取った場合に、受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。この場合、各コアスイッチCSWは、受け取った転送フレームに対応する情報が学習されておらず、ダイナミックエントリ部分にいない管理テーブルを有している。図には、第1のコアスイッチCSW1の管理テーブルを示している。
受け取った転送フレームに対応する情報が未学習で、学習した情報がダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合には、管理テーブルを検索すると、スタティックエントリ部分にある対応するエントリ番号、図の例ではエントリ番号「1001」の情報にヒットし、フラッディングによる転送を実行する。すなわち、ヒットした情報から求められる宛先ポート「2」〜「4」の全ての宛先ポートから、受け取った転送フレームをそのまま転送する。
他のコアスイッチCSW2〜CSW4のいずれにおいても、同様に、管理テーブルを有しており、対応する情報が学習されておらず、管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合には、第1のコアスイッチCSW1と同様に、スタティックエントリ部分に記憶されており、ヒットしたエントリ番号の情報に含まれている全ての宛先ポートから、受け取った転送フレームをそのまま転送する。
ここで、第3のコアスイッチCSW3の宛先ポート「2」から転送された転送フレームは第3のエッジスイッチESW3に到達し、宛先ポート「3」から転送された転送フレームは第2のエッジスイッチESW2に到達する。このとき、上記前提として、転送フレームはユニキャストされたものであり、転送フレームには、第3のエッジスイッチESW3を示す宛先スイッチ識別子DSIDとして「02:00:00:00:13(ESW3)」が含まれている。従って、第3のエッジスイッチESW3では、後述するイグレススイッチにおける動作が実行され、第2のエッジスイッチESW2では、受け取った転送フレームの宛先スイッチ識別子DSIDが自身のスイッチ識別子とは異なっているので、受け取った転送フレームはそのまま廃棄される。
なお、図に示すように、第1〜第4のコアスイッチCSW1〜CSW4はリング接続される場合もあり、第3のコアスイッチCSW3に到達する転送フレームは、第2のコアスイッチCSW2を経由するものと、第4のコアスイッチCSW4を経由するものが存在し、第3のコアスイッチCSW3においてバッティングすることになる。そこで、第3のコアスイッチCSW3では、このバッティングを防止するため、あらかじめ設定されている取り決めに従って、いずれか一方の転送フレームの廃棄処理を実行する。図の例では、第4のコアスイッチCSW4を経由する転送フレームを廃棄することとしている。なお、第4のコアスイッチCSW4において転送フレームの廃棄を実行するようにしてもよい。
図8は、フラッディングによる転送フレームを受け取った場合に、受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。
図7に示した場合と同様に、各コアスイッチCSWでは、フラッディングによる転送を実行する。ただし、この場合には、第3のエッジスイッチESW3における動作が異なっている。すなわち、第3のエッジスイッチESW3に到達した転送フレームに含まれている宛先スイッチ識別子DSIDは「UN」となっているため、第3のエッジスイッチESW3は、後述するように、ユーザフレームを抽出して、各宛先ポートから転送データの送信を実行する。そして、上記、フラッディングに対応する応答情報を受け取ることにより、対応する情報が学習されて、管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶される。
B4.エッジスイッチ(イグレスエッジスイッチ)における動作:
イグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3における動作も、イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1やコアスイッチCSWと同様に、受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みであるか否かに応じて異なる。そこで、以下では、受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みである場合、未学習である場合に分けてイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3の動作を説明する。
(1)学習済みの場合:
図9は、受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みのイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3における動作について示す説明図である。エッジスイッチESW3も、図に示すような管理テーブルを有している。この管理テーブルは、VPN−IDと宛先MACアドレス(DA)とをキーとして検索される、20ビットのVPN−IDに対応する12ビットのVLAN−ID、および、転送フレームからユーザフレームを抽出し、抽出したユーザフレームを送信する宛先ポートを、VPN−IDと宛先MACアドレスに関係付けた情報として管理している。ただし、管理テーブルのうち、ダイナミックエントリ部分には、フラッディングの応答情報として受け取った情報に基づいて、VPN−IDおよび宛先MACアドレスと、対応するVLAN−IDおよび宛先ポートとが関係付けられた情報が記憶されている。また、スタティックエントリ部分には、受け取った転送フレームに含まれるVPN−IDと宛先MACアドレスに対応する情報が、ダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合に、フラッディングを行なうための情報が、既に構築されているVPNごとに用意されている。
受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みで、学習した情報が管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されている場合には、その管理テーブルを検索すると、ダイナミックエントリ部分にある対応するエントリ番号、図の例では、VPN−IDの上位部分VPN−Uの「05」および下位部分VPN−Dの「001」により表されるVPN−IDが「0x05001」であり、宛先MACアドレス(DA)が「A3」であるので、エントリ番号「1」の情報にヒットする。このとき、転送フレームのPayloadに含まれているユーザフレームに関する情報、および、管理テーブルから求められたVLAN−IDを用いて、図3に示したフォーマットに従ったユーザフレームが構成され、ヒットした情報から求められる宛先ポート「4」から、宛先MACアドレス「A3」に対応するホストA3へ向けてユーザフレームが送信される。
このようにして、ホストA1からホストA3に向けて送信されたユーザフレームは、広域イーサネット網内を順に転送されてホストA3でのみ受け取ることができる。
(2)未学習の場合:
図10は、受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3における動作について示す説明図である。この場合、エッジスイッチESW3は、図に示すように、ダイナミックエントリ部分に対応する情報が学習されていない管理テーブルを有している。
受け取った転送フレームに対応する情報が未学習で、学習した情報が管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶されていない場合には、その管理テーブルを検索すると、スタティックエントリ部分にある対応するエントリ番号、図の例ではエントリ番号「1001」の情報にヒットし、フラッディングによるユーザフレームの送信を実行する。すなわち、ヒットした情報から求められる宛先ポート「2」,「3」の全ての宛先ポートから、それぞれに接続されているホストA3,A4へ向けてユーザフレームが送信される。そして、それぞれのホストA3,A4からの応答を受け取ることにより、それぞれのホストのMACアドレスを宛先MACアドレスとし、それぞれのVLAN−IDに対応するVPN−IDと宛先MACアドレスをキーとし、対応するVLAN−IDと宛先ポートとが関係付けられた情報が学習され、管理テーブルのダイナミックエントリ部分に記憶される。
ここで、第3のエッジスイッチESWの宛先ポートの「2」,「3」から送信されたユーザフレームの宛先MACアドレスは「A3」である。従って、宛先ポートの「2」から送信され、ホストA3に到達したユーザフレームは、ホストA3に取り込まれる。一方、宛先ポートの「3」から送信され、ホストA4に到達したユーザフレームは、ホストA4に取り込まれず廃棄される。この結果、ホストA1からホストA3に向けて送信されたユーザフレームは、広域イーサネット網内を順に転送されてホストA3でのみ受け取ることができる。
なお、上記説明では、管理テーブルを用いて、受け取った転送フレームに含まれているVPN−IDからVLAN−IDを求める場合を例に説明しているが、VPN−IDから一旦、中間的な識別子に変換し、中間的な識別子からVLAN−IDを求めるようにしてもよい。
C.効果:
図3に示したユーザフレームの構造と図4に示した転送フレームの構造とを比較すればわかるように、転送フレームの外観上の構造は、ユーザフレームと同じである。従って、ユーザフレームの転送に対応する従来のスイッチを用いて、広域イーサネット網を構築することが可能である。
また、転送フレームは、図4に示したように、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスに対応する宛先PMACアドレスおよび送信元PMACアドレスを用いて、ユーザフレームをカプセル化した構造としている。このようにカプセル化したフレームの場合、宛先PMACアドレスや送信元PMACアドレスとして、広域イーサネット網内でのみ用いられる専用のMACアドレスを用いることができるので、広域イーサネット網内の各スイッチでは、これら専用のMACアドレスを学習して管理すればよく、送信するユーザフレームに含まれるMACアドレスの全てを管理する必要がないので、管理しなければならない情報量を減少させることができる。
また、転送フレームは、VPNを識別するVPN−IDを20ビットとし、そのうち、12ビットの下位部分VPN−Dを、ユーザフレームのVLAN−IDフィールドに対応させるとともに、8ビット(1バイト)の上位部分VPN−Uを、6バイトの宛先PMACアドレスおよび6バイトの送信元MACアドレスの下位1バイトの部分に挿入させる構造としている。ただし、6バイトの宛先PMACアドレスおよび6バイトの送信元PMACアドレスに挿入される宛先スイッチ識別子DSIDおよび送信元スイッチ識別子SSIDとして用いられるスイッチ識別子は5バイトとされる。
以上の説明からわかるように、上記実施例では、広域イーサネット網において、12ビット以下のVPNしか対応できない従来のユーザフレームと外観上同じ構造を有する新たな転送フレームを適用することにより、20ビットのVPNを提供することが可能である。また、従来技術で説明したVLANスタッキング技術を用いて4096を超えるVPNを提供する場合のように、これに対応するスイッチを用いる必要がなく、安価に広域イーサネット網を提供することが可能である。
D.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記説明においては、VPN−IDを20ビットとして説明したが、これに限定されるものではない。スイッチ識別子のビット数とVPN−IDの上位部分VPN−Uのビット数との合計が48ビット(6バイト)であればよく、広域イーサネット網を構成するスイッチ数を考慮して、スイッチ識別子のビット数とVPN−IDの上位部分のビット数を決定することにより、4096を超える種々の数のVPNを提供することが可能である。
以上の説明においては、広域イーサネット網を一例として採り上げたが、同じような機能を有する他のネットワーク構成においても、本発明を適用することは可能である。
本発明のデータ通信システムが適用されるネットワークを示す説明図である。 エッジスイッチやコアスイッチとして用いられ得るスイッチの構成を示すブロック図である。 ユーザフレームのフォーマットを示す説明図である。 転送フレームのフォーマットを示す説明図である。 イングレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW1における動作について示す説明図である。 受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みのコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。 ユニキャストによる転送フレームを受け取った場合に受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。 フラッディングによる転送フレームを受け取った場合に受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のコアスイッチCSWにおける動作について示す説明図である。 受け取った転送フレームに対応する情報が学習済みのイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3における動作について示す説明図である。 受け取った転送フレームに対応する情報が未学習のイグレスエッジスイッチとしてのエッジスイッチESW3における動作について示す説明図である。
符号の説明
ESW…エッジスイッチ
ESW1〜ESW3…エッジスイッチ
CSW…コアスイッチ
CSW1〜ESW4…コアスイッチ
A1〜A5…ホスト
B1,B2…ホスト
100…スイッチ
110…制御部
112…CPU
114…メモリ
120…通信部
122…ネットワークインタフェース

Claims (7)

  1. 広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムであって、
    前記広域ネットワークは、
    前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチと、
    前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチと、
    1以上のコアスイッチにより構成され、前記送信元エッジスイッチと前記送信先エッジスイッチとの間を接続するコアネットワークと、
    を備えており、
    前記送信元エッジスイッチは、前記送信元ホストから前記データを含むユーザフレームが到着すると、前記ユーザフレームから転送フレームを生成し、生成した転送フレームを前記コアネットワークに転送し、
    前記コアネットワーク内のコアスイッチは、前記転送フレームが到着すると、前記転送フレームをそのまま転送し、
    前記送信先エッジスイッチは、前記転送フレームが到着すると、前記転送フレームから前記ユーザフレームを生成し、生成した前記ユーザフレームを前記送信先ホストへ送信し、
    前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数)の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
    前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
    前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 請求項1記載のデータ伝送システムであって、
    前記送信元エッジスイッチは、前記ユーザフレームに含まれる前記送信先MACアドレスおよび前記仮想ネットワーク識別子に基づいて、前記送信先エッジスイッチ識別子および前記第2の部分識別子で構成される前記送信先エッジスイッチ用MACアドレス、前記第1の部分識別子、および、前記転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 請求項2記載のデータ伝送システムであって、
    前記コアスイッチは、前記転送フレームに含まれる前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスを構成する前記送信先エッジスイッチ識別子に基づいて、前記転送フレームの転送を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  4. 請求項3記載のデータ伝送システムであって、
    前記送信先エッジスイッチは、前記転送フレームに含まれる前記第1の部分識別子と、前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスを構成する前記第2の部分識別子と、によって表される前記仮想専用回線識別子と、前記転送フレームに含まれる前記送信先MACアドレスとに基づいて、前記送信先ホストに対応する仮想ネットワーク識別子および前記ユーザフレームの送信を行なう宛先ポートを求めるためのテーブルを備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  5. 広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムの、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチと、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチと、1以上のコアスイッチにより構成され、前記送信元エッジスイッチと前記送信先エッジスイッチとの間を接続するコアネットワークと、を備える広域ネットワークにおいて、前記データを含むユーザフレームを伝送するために、前記送信元エッジスイッチにおいて、前記ユーザフレームから生成される転送フレームであって、
    前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数)の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
    前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
    前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
    ことを特徴とする転送フレーム。
  6. 広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムにおいて、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチに、1以上のコアスイッチにより構成されるコアネットワークを介して接続され、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチであって、
    前記送信元ホストから前記データを含むユーザフレームが到着すると、前記ユーザフレームから転送フレームを生成し、生成した転送フレームを前記コアネットワーク内のコアスイッチを介して前記転送先エッジスイッチへ転送し、
    前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
    前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
    前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
    ことを特徴とする送信元エッジスイッチ。
  7. 広域ネットワークにおいて提供される仮想専用回線を介して、第1のユーザネットワークに含まれる送信元ホストから第2のユーザネットワークに含まれる送信先ホストへデータを伝送するデータ伝送システムにおいて、前記送信元ホストが接続される送信元エッジスイッチに、1以上のコアスイッチにより構成されるコアネットワークを介して接続され、前記送信先ホストが接続される送信先エッジスイッチであって、
    前記送信元エッジスイッチから前記コアネットワーク内のコアスイッチを介して転送された転送フレームが到着すると、前記転送フレームから前記送信元ホストが前記送信元エッジスイッチへ送信した前記データを含むユーザフレームを生成し、生成した前記ユーザフレームを前記送信先ホストへ送信し、
    前記ユーザフレームは、前記送信元ホストを示す送信元MACアドレスおよび前記送信先ホストを示す送信先MACアドレスと、前記第1のユーザネットワークおよび前記第2のユーザネットワークにおいて提供される仮想ネットワークを識別するnビット(nは整数の仮想ネットワーク識別子と、をヘッダに含み、前記データをペイロードに含んでおり、
    前記転送フレームは、前記送信元エッジスイッチを示す送信元エッジスイッチ用MACアドレスおよび前記送信先エッジスイッチを示す送信先エッジスイッチ用MACアドレスと、前記仮想専用回線を識別するmビット(mはnより大きい整数)の仮想専用回線識別子のうちのnビットの第1の部分識別子と、をヘッダに含み、前記仮想ネットワーク識別子を除いた前記ユーザフレームをペイロードに含んでおり、
    前記送信元エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信元エッジスイッチ識別子と、前記仮想専用回線識別子のうちの(m−n)ビットの第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記送信先エッジスイッチ用MACアドレスは、前記広域ネットワークにおいてのみ使用する専用の送信先エッジスイッチ識別子と、前記第2の部分識別子と、を含んでおり、
    前記仮想専用回線識別子は、前記仮想ネットワーク識別子に対応して規定されている
    ことを特徴とする送信先エッジスイッチ。
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