JP4962121B2 - 切削工具 - Google Patents
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Description
また、この工具本体1の先端には軸線Oに沿ってブッシュ3が装着されており、このブッシュ3に上述したガンリーマ等の穴加工工具(図示略)のシャンクを嵌挿して、工具本体1ごと回転しつつ穴加工工具を前進させることにより、穴自体の仕上げ加工が可能とされている。なお、この穴加工工具の前進は、後述するスライド軸の内部に同軸に挿通された軸4により行われるようになっている。
ここで、これらの切刃チップ5A〜5Cのうち、二つの切刃チップ5B,5Cは工具本体1に直接固定される一方、一つの切刃チップ5Aは上述のようにスライド可能に取り付けられている。すなわち、工具本体1にはそのなす円錐形状の母線の方向に沿って、軸線Oに斜交して図4に示すようにT溝6が形成されており、このT溝6にはスライダー7が摺動自在に嵌挿されていて、切刃チップ5Aはこのスライダー7に着脱自在に固定される。
なお、このスライダー7には径方向に調整ボルト7Aがねじ込まれていて、この調整ボルト7Aの先端が、スライダー7に装着される切刃チップ5Aの後端に当接して位置決めされることにより、切刃チップ5Aの軸線O方向の位置が調節可能とされている。
さらに、工具本体1のT溝6と穴1aとは、T溝6の底面に開口する貫通穴6aを介して連通されている。そして、スライダー7には、この貫通穴6aを通って穴1aに突出する連結ピン(スライドキー)10が、クランプネジ10aにより固定されて取り付けられて、連結ピン10がカップリング部材9に形成された斜孔9bに嵌挿されることにより、スライダー7とカップリング部材9とが連結されるようになっている。
こうすることにより、スライド軸8を介してカップリング部材9を進退させるのに伴い、スライダー7がT溝6に沿って摺動して切刃チップ5Aが軸線Oに斜交する方向に移動するようになっている。
次いで、工具本体1を一旦僅かに後退させてから、工具本体1を回転させつつ、スライド軸8およびカップリング部材9を前進させて、連結ピン10およびスライダー7を介して切刃チップ5Aを図中鎖線R方向に沿ってスライドさせることにより、バルブ穴の開口部周縁にテーパ面Pを形成するようにする。その後、工具本体1を回転させた状態で軸4により穴加工工具を前進させることで、バルブ穴の内部(バルブガイド穴)の仕上げ加工を行うようになっている。
また、上記の従来の切削工具では、円錐形状の母線に沿うT溝6を正確に形成しなければ、スライダー7および切刃チップ5Aもテーパ面Pに沿った所定のテーパ角でスライドさせることができない。しかもT溝6を形成した後に修正することは困難である。
さらに、上記の従来の切削工具では、スライダー7、連結ピン10、クランプネジ10aなどの多くの部品を要していた。このような多くの部品を要することが工具本体1の構造を複雑とし、工具の組み立て容易性を阻害する一因となっていた。こうしたことにより工具製作費が高価となることがあった。
本発明は、軸線回りに回転される工具本体を有し、前記工具本体の先端に前記軸線に沿って延びる穴加工工具が装着され、前記工具本体の後端部が工作機械の工具保持部に保持される切削工具であって、前記工具保持部は、前記軸線方向に互いに移動可能に同軸状に配置された外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとを有し、前記外周スリーブの先端側には前記工具本体の後端外周部が接続され、前記内周スリーブには穴加工工具が装着され、前記中間スリーブの先端側には、前記工具本体に対して前記軸線方向のみに進退可能に支持された切刃部材が接続され、前記切刃部材は、前記工具本体の先端において前記穴加工工具の外周側に位置してその切刃が外周側に向かうに従い後端側に向けて傾斜するように配置されることを特徴とする。
また、中間スリーブの移動により直接的に切刃部材を進退駆動させてテーパ面の加工ができるので駆動の軽減を図ることができる。しかも、切刃部材は軸線方向に沿ってのみ進退させればよく、テーパ角は切刃部材で調整可能なので精度を確保しやすい。
図1は、本発明に係る切削工具の一実施形態を示す側断面図であり、図2は、図1に示す実施形態の正面図である。
工具本体12は、工具先端側から後端側(図1において右側)に向かうにしたがい外径が大きくなる多段円錐状をなしており、軸線O方向中央部に胴部24が形成され、この胴部24の工具後端側を向く面24Aは軸線Oと直交する平坦面となっている。
中間スリーブ22の内周側には、内周スリーブ23が嵌挿され、リーマ13のシャンク部13Bに連結可能とされていて、中間スリーブ22の進退に伴いカップリング部材70が進退されるとともに、内周スリーブ23の送り出しによりリーマ13の送りがなされるように設定されている。
この長孔30内には、長孔30と平行に延びる略直方体状のスライドブロック31と、平板状の一対の側壁板80、81とが配置されている。
スライドブロック31は、後端側が長孔30内に挿入され、先端側部分に設けた切刃部材14が工具本体12の先端側外周に向けて突出するようにされており、長孔30内に沿って軸線O方向に摺動可能になっている。切刃部材14はクランプネジ16によりスライドブロック31に固定されており、その切刃14Aが、形成すべきテーパ面の傾斜に合わせて工具本体12の外周側に向かうに従い後端側に向かうように傾斜させられている。
他方の側壁板81は、図2に示すように、加工時の工具本体12の回転方向を向くスライドブロック31の側面に当接している。工具本体12の軸線Oの方向に離れた2箇所には、軸線Oに垂直かつ第1支持ボルト74のねじ込まれる方向とは直交する方向に大径の大ネジ孔73Aが、対向する側壁板81の2箇所には小径の小孔73Bが設けられており、この小孔73Bには小径の胴部にコイルスプリング83を巻装した第2支持ボルト75の先端部が挿入されて、大ネジ孔73Aには第2支持ボルト75の頭部がねじ込まれることで、側壁板81を回転方向の後方側(図2における時計回り方向側)に押圧付勢し、これに伴いスライドブロック31も側壁板81によってこの回転方向後方側に押圧支持されるようになっている。
このように、スライドブロック31は、これら一対の側壁板80、81のコイルスプリング82、83によって、その摺動する軸線Oに対して交差する方向で、かつ互いにも交差する2方向(本実施形態では直交する2方向)から押圧付勢されることにより、工具本体12の長孔30内に軸線O方向に摺動可能に支持される。
内周スリーブ23に形成された内周孔は、先端面に向けて開口した第1孔40と、この第1孔40よりも一段小径とされた第2孔41と、この第2孔41よりもさらに一段小径の第3孔42とが連設されて構成されている。この第1孔40には、ナット部材38の工具後端側部分が嵌入されている。
チャック部材44、45は、第2孔41に嵌挿可能な外径を有する概略円筒状に形成されており、工具先端側に配置されるチャック部材44はナット部材38の工具後端側を向く面に当接させられ、工具後端側に配置されるチャック部材45は第2孔41の工具先端側を向く底面に当接させられるとともに、これら一対のチャック部材44、45の間には軸線O方向に間隔が開けられて配置されている。さらに、これらのチャック部材44、45の内周側には、互いに他方のチャック部材45、44側に向かうにしたがい漸次拡径するテーパ部44A、45Aが形成されている。
この移動部材47は、軸線Oと平行に延びる円柱状をなしており、移動部材47の工具後端側に、円板状をなしてその外周にウォーム歯48を有するウォームギア部49が形成されている。このウォーム歯48はナット部材38の工具先端側外周面に形成されたギア歯39と歯合され、移動部材47を回転させることでナット部材38を軸線O方向に移動可能な構成とされている。この移動部材47の工具先端側には、六角棒レンチ等の作業用工具と係合する係合孔50が形成され、この係合孔50が工具本体12の先端面に露呈されている。
外周スリーブ21の胴部24の工具後端側を向く面24Aには、図2に示すように円弧状をなすガイド溝57が形成されている。このガイド溝57には、工作機械のうち外周スリーブ21の胴部24の工具後端側を向く面24Aと対向する部分に配置されたガイドピン77が係合されており、工作機械と工具本体12とはこのガイド溝57に案内されて相対回転するように構成されている。
工具本体12にリーマ13を装着する際には、コレット46の内周を拡径させた状態でリーマ13のシャンク部13Bをブッシュ15、ナット部材38、コレット46の内部へと挿入し、外周スリーブ21の先端面側に露呈された移動部材47の係合孔50に六角棒レンチ等の作業用工具を係合させて回転させることにより、ナット部材38を工具後端側へと移動させる。
すると、ナット部材38の工具後端側を向く面がチャック部材44、45を押圧することになり、コレット46の内径が縮径するように変形し、リーマ13のシャンク部13Bを支持することになる。
12…工具本体
13…リーマ(穴加工工具)
14…切刃部材
21…外周スリーブ
22…中間スリーブ
23…内周スリーブ
31…スライドブロック
36…ボルト(ボルト部材)
37…スリーブ部材
62…工具保持部
70…カップリング部材
O…工具本体12の回転軸線
Claims (3)
- 軸線回りに回転される工具本体を有し、前記工具本体の先端に前記軸線に沿って延びる穴加工工具が装着され、前記工具本体の後端部が工作機械の工具保持部に保持される切削工具であって、
前記工具保持部は、前記軸線方向に互いに移動可能に同軸状に配置された外周スリーブと中間スリーブと内周スリーブとを有し、
前記外周スリーブの先端側には前記工具本体の後端外周部が接続され、
前記内周スリーブには前記穴加工工具が装着され、
前記中間スリーブの先端側には、前記工具本体に対して前記軸線方向のみに進退可能に支持された切刃部材が接続され、
前記切刃部材は、前記工具本体の先端において前記穴加工工具の外周側に位置してその切刃が外周側に向かうに従い後端側に向けて傾斜するように配置されることを特徴とする切削工具。 - 前記中間スリーブの先端側には、前記工具本体の後端内周部に前記軸線方向のみに進退可能に収容されたカップリング部材が接続され、
前記切刃部材は、前記工具本体の先端において前記穴加工工具の外周側に開口して前記軸線方向に延びる長孔に挿入されたスライドブロックの先端に設けられ、
前記スライドブロックと前記カップリング部材とは、これらスライドブロックとカップリング部材との間に介装されたスリーブ部材に挿通されるボルト部材により連結されて固定されることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。 - 前記スライドブロックは、軸線に対して交差し、かつ互いに交差する少なくとも2方向から押圧され工具本体に支持されることを特徴とする請求項2に記載の切削工具。
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