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JP4951662B2 - トナーカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

トナーカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、トナーカートリッジ、トナーカートリッジを備える画像形成装置および画像形成方法に関する。
レーザプリンタ、複写機、複合機などの電子写真方式の画像形成装置には、印刷処理に
使用されるトナーを収容するトナーカートリッジが着脱自在に装着されている。画像形成装置において、印刷処理が実行されると、トナーカートリッジ内のトナーが徐々に消費され、トナーカートリッジが空になれば、空になった使用済みのトナーカートリッジとトナーが満たされているトナーカートリッジとが交換される。
トナーカートリッジは、外観が直方体で、トナーが収容されるトナー収容空間を有する容器本体と、容器本体内に設けられるトナー搬送スクリューとを含む。トナー搬送スクリューは、容器本体の長手方向に平行に延びる回転軸に螺旋状のトナー搬送ブレードが設けられてなり、回転軸が軸線まわりに回転駆動されることで容器本体内のトナーをトナー排出口に向けて搬送する。搬送されたトナーは、トナー排出口から現像装置に向けて排出される。
トナー搬送スクリューは、容器本体の内壁面に隙間をあけて設けられている。そして、前記隙間を小さく設定することによって、トナー搬送スクリューによるトナー搬送能力を向上させることができる。
しかしながら、前記隙間が小さく設定されたトナーカートリッジでは、トナー搬送スクリューが回転されたとき、前記隙間に入り込んだトナーに付与される摺擦力が大きくなってしまい、そのため、トナー粒子同士が押し固められた状態でトナー凝集が起こる。押し固められた状態で凝集したトナーは、帯電性が低下するため、現像装置内で適度な帯電量に帯電されず、印刷された画像の品質が低下するという問題がある。
このような問題を解決するために、特許文献1には、トナー搬送スクリューにおいて、螺旋羽根の外径を局部的に小さく形成する、螺旋羽根の旋回周期(ピッチ)を小さく設定する、または螺旋羽根の外径を局部的に小さく形成し、かつ螺旋羽根の旋回周期(ピッチ)を小さく設定したトナーカートリッジが開示されている。特許文献1に開示のトナーカートリッジによれば、トナー搬送スクリューの搬送能力を局部的に低減させることで、トナー搬送スクリューと容器本体の内壁面との隙間に入り込んだトナーに付与される摺擦力を低減させ、トナー凝集の発生を抑制することができる。
特開2004−334054号公報
しかしながら、特許文献1に開示のトナーカートリッジでは、トナー凝集の発生は抑制できたとしても、トナー搬送スクリューによるトナー搬送能力が低下するので、現像装置に対するトナー補給能力が低下する。
本発明の目的は、現像装置に対するトナー補給能力が高い状態で維持されるとともに、トナー凝集の発生を抑制することができるトナーカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
本発明は、トナーが収容されるトナー収容空間を有する容器本体と、容器本体のトナー収容空間内に設けられ、前記トナーを排出するためのトナー排出部に臨み、前記トナー排出部に向けて前記トナーを搬送するスクリューコンベア手段とを備えるトナーカートリッジであって、
スクリューコンベア手段は、
トナーの搬送方向に平行な軸線まわりに回転駆動される回転軸であって、前記トナー排出部を臨む位置にのみ設けられる第1回転軸部分と、第1回転軸部分に同軸に連なり、第1回転軸部分よりも小径の第2回転軸部分とを含む回転軸と、
前記回転軸に設けられる螺旋状のトナー搬送ブレードであって、前記第1回転軸部分に形成される第1ブレード部分と、前記第2回転軸部分において、前記第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期よりも小さい旋回周期で形成される第2ブレード部分とを含むトナー搬送ブレードとを有し、
前記スクリューコンベア手段の外径をRとし、第1回転軸部分の軸径をr1とし、第2回転軸部分の軸径をr2とし、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP1とし、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP2とした場合、下記式(1)で表わされる、スクリューコンベア手段における第1回転軸部分の有効スクリュー断面積S1と、下記式(2)で表わされる、スクリューコンベア手段における第2回転軸部分の有効スクリュー断面積S2と、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P1と、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P2とが下記式(3)を満たすことを特徴とするトナーカートリッジである。
P1×S1=P2×S2 …(3)
また本発明は、前記スクリューコンベア手段は、前記回転軸を回転駆動させる駆動力を前記回転軸に伝達する伝達手段を含み、
前記伝達手段は、前記第1回転軸部分に連結されていることを特徴とする。
また本発明は、静電潜像が形成される感光体と、感光体にトナーを供給して前記静電潜像を現像する現像手段と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備える画像形成装置であって、
前記トナー補給手段が、前記トナーカートリッジであることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、トナーカートリッジの前記トナー排出部から排出されるトナーを前記現像手段に導く案内手段をさらに含み、
前記案内手段は、鉛直方向両側に開放される連通空間であって、前記トナーが前記トナー排出部から前記現像手段に向けて流過する連通空間を有する連通案内部を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記画像形成装置を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法である。
本発明によれば、トナーカートリッジは、トナーが収容されるトナー収容空間を有する容器本体と、容器本体のトナー収容空間内に設けられ、トナーを排出するためのトナー排出部に向けてトナーを搬送するスクリューコンベア手段とを備える。スクリューコンベア手段は、トナーの搬送方向に平行な軸線まわりに回転駆動される回転軸と、回転軸に設けられる螺旋状のトナー搬送ブレードとを有する。回転軸は、第1回転軸部分と、第1回転軸部分に同軸に連なり、第1回転軸部分よりも小径の第2回転軸部分とを有する。トナー搬送ブレードは、第1回転軸部分に形成される第1ブレード部分と、第2回転軸部分に第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期よりも小さい旋回周期で形成される第2ブレード部分とを有する。
トナーを搬送するスクリューコンベア手段が有する回転軸において、第2回転軸部分は、第1回転軸部分よりも小径であるので、第1回転軸部分よりも剛性が低い部分となる。すなわち、回転軸は、軸線方向に関して第1回転軸部分に対応する高剛性領域と、第2回転軸部分に対応する低剛性領域とを有する。このような回転軸を有するスクリューコンベア手段では、第2回転軸部分に形成される第2ブレード部分が、第2ブレード部分と容器本体の内壁面との隙間に入り込んだトナーに接触したとき、第2回転軸部分は軸線方向に垂直な方向に撓んだ状態となる。そのため、スクリューコンベア手段では、回転軸が回転駆動されたときに、第2回転軸部分に形成される第2ブレード部分と容器本体の内壁面との隙間に入り込んだトナーに付与される摺擦力を小さくすることができる。これによって、トナーカートリッジは、トナーが押し固められた状態で凝集するトナー凝集の発生を抑制することができる。
また、第2回転軸部分では、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期よりも小さい旋回周期で第2ブレード部分が形成されているので、第2回転軸部分が第1回転軸部分よりも剛性が低くても、第1ブレード部分と同様の高いトナー搬送能力を有することができる。したがって、現像手段に対するトナー補給能力が高い状態で維持されるとともに、トナー凝集を抑制することができるトナーカートリッジを実現できる。
また、前記スクリューコンベア手段の外径をRとし、第1回転軸部分の軸径をr1とし、第2回転軸部分の軸径をr2とし、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP1とし、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP2とした場合、下記式(1)で表わされる、スクリューコンベア手段における第1回転軸部分の有効スクリュー断面積S1と、下記式(2)で表わされる、スクリューコンベア手段における第2回転軸部分の有効スクリュー断面積S2と、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P1と、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P2とが下記式(3)を満たす。
P1×S1=P2×S2 …(3)
また、回転軸における第1回転軸部分は、トナー排出部を臨む位置にのみ設けられる。トナーカートリッジにおいてトナー排出部は、スクリューコンベア手段によって搬送されるトナーが堆積される部分である。そのため、回転軸の軸線方向におけるトナー滞留量は、トナー排出部近傍で多くなる。本発明に係るトナーカートリッジでは、トナー滞留量が多いトナー排出部に臨む位置にのみ第1回転軸部分が設けられている。第1回転軸部分は、回転軸における高剛性領域の部分であるので、トナー滞留量が多い場合であっても、軸線方向に垂直な方向に撓むことなく、スムーズにトナー排出部からトナーを排出することができる。したがって、トナーカートリッジは、現像手段に対するトナー補給能力が高い状態で維持される。
また本発明によれば、スクリューコンベア手段は、回転軸を回転駆動させる駆動力を回転軸に伝達する伝達手段を含み、伝達手段は第1回転軸部分に連結されている。第1回転軸部分は、回転軸における高剛性領域の部分であるので、伝達手段が連結された場合であっても、軸線方向に垂直な方向に撓むことなく、駆動力を回転軸に安定して伝達することができる。そのため、トナー搬送ブレードのトナー搬送能力を安定して高い状態で維持することができ、現像手段に対するトナー補給能力が高い状態で安定して維持される。
また本発明によれば、画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体と、感光体にトナーを供給して静電潜像を現像する現像手段と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備え、トナー補給手段が本発明のトナーカートリッジである。本発明のトナーカートリッジは、現像手段に対するトナー補給能力が高い状態で維持されるとともに、トナー凝集を抑制することができるので、画像形成装置は、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応できるとともに、高品位の画像を形成することができる。
また本発明によれば、画像形成装置は、トナーカートリッジのトナー排出部から排出されるトナーを現像手段に導く案内手段をさらに含み、案内手段は、鉛直方向両側に開放される連通空間であって、トナーがトナー排出部から現像手段に向けて流過する連通空間を有する連通案内部を含む。これによって、トナー排出部から排出されたトナーがつまることなく安定して現像手段に供給されるので、現像手段に対するトナー補給能力が高い状態で安定して維持される。そのため、画像形成装置は、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応することができる。
また本発明によれば、画像形成方法では、本発明の画像形成装置を用いて画像を形成する。本発明の画像形成装置は、トナー凝集のないトナーを現像手段に安定して供給することができるので、この画像形成方法は、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応できるとともに、長期間に渡って高品位の画像を安定して形成することができる。
本実施形態のトナーカートリッジ200が装着される画像形成装置100の構成を模式的に示す図である。 トナーカートリッジ200の構成を示す平面図である。 トナーカートリッジ200の断面図である。 トナーカートリッジ200と現像ユニット2との接続状態を模式的に示す図である。 図2に示す切断面線S203−S203からみた、トナーカートリッジ200におけるトナー排出部202a周辺の拡大図である。
図1は、本実施形態のトナーカートリッジ200が装着される画像形成装置100の構成を模式的に示す図である。まず、本実施形態のトナーカートリッジ200が装着される画像形成装置100について説明する。画像形成装置100は、外部から伝達された画像データまたは原稿読取りにより得られた画像データに基づいて、記録媒体である記録用紙に対して多色または単色の画像を形成する装置であり、装置本体110と、自動原稿処理装置120とを含んで構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、4つの画像形成部P、中間転写ベルト61を含む中間転写ユニット6、定着ユニット7、内部給紙ユニット81、手差し給紙ユニット82、および排紙ユニット91を含む。装置本体110の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。自動原稿処理装置120は、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また自動原稿処理装置120は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100は、ブラック(K)、ならびにカラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて、画像形成部Pにおいて画像形成を行う。4つの画像形成部Pは、中間転写ベルト61の移動方向(回転方向)に一列に配置されている。
4つの画像形成部Pは、それぞれ同様の構成であり、現像手段である現像ユニット2、感光体3、クリーナユニット4、帯電装置5および本発明に係るトナーカートリッジ200を有している。感光体3は像担持体であり、この周囲に、現像ユニット2、クリーナユニット4および帯電装置5が配置される。また、4つの画像形成部Pの各現像ユニット2には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーが収容されている。
感光体3は、円筒状のドラム形状を呈し、図示しない駆動手段によって軸線まわりに回転駆動される。感光体3は、円筒状の導電性基体、および、導電性基体の表面に設けられる感光層を有する。
帯電装置5は、感光体3を臨み、感光体3の軸線方向に沿って感光体3の表面から間隙を有して離隔するように配置される。帯電装置5は、チャージャ型の装置であり、感光体3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
露光ユニット1は、レーザ出射部および反射ミラーなどを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。露光ユニット1は、自動原稿処理装置120または外部から伝達された画像データに応じて変調されるレーザ光を出射するレーザ出射部と、レーザ出射部から出射されるレーザ光を主走査方向に偏向させるポリゴンミラーと、ポリゴンミラーにより主走査方向に偏向されるレーザ光を感光体3の表面に結像するように収束する収束レンズと、収束レンズにより収束されるレーザ光を反射する反射ミラーとを含んで構成される。レーザ出射部から出射されるレーザ光は、ポリゴンミラーにより偏向され、さらに収束レンズにより収束され、反射ミラーによって反射されて、所定の電位および極性に帯電する感光体3の表面に照射され、画像データに応じた静電潜像が感光体3に形成される。なお、露光ユニット1としては、前記レーザスキャニングユニット(LSU)の他、EL(Electro Luminescence)やLED(Light Emitting Diode)などの発光素子をアレイ状に並べた書込み装置(たとえば、書込みヘッド)を使用することもできる。
現像ユニット2は、感光体3に対向しかつ圧接するように設けられ、感光体3の表面に形成される静電潜像に現像剤であるトナーを供給して、静電潜像を顕像化させるものである。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体3の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
トナーカートリッジ200は、現像によるトナー消費に対応するために、現像ユニット2にトナーを補給する。トナーカートリッジ200は、装置本体110に着脱自在に設けられる。
中間転写ユニット6は、感光体3の上方に配置され、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、一次転写ローラ64、および中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。
中間転写ベルト61は、中間転写ベルト駆動ローラ62と中間転写ベルト従動ローラ63との間に張架されてループ状の移動経路を形成している無端状のベルト部材であり、その厚みは100μm〜150μm程度である。この中間転写ベルト61を挟んで感光体3に対向する位置に、一次転写ローラ64が配置されている。中間転写ベルト61が感光体3に対向する位置が一次転写位置である。
一次転写ローラ64には、感光体3の表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト61上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体3に形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト61の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト61の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。但し、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの画像形成部Pの各感光体3のうち、入力された画像データの色相に対応する一部のみにおいて静電潜像およびトナー像の形成が行われる。たとえば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体3のみにおいて静電潜像の形成およびトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト61の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。一次転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(たとえばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(たとえば、EPDM:エチレンプロピレン共重合ゴム、発泡ウレタンなど)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト61に均一に高電圧を印加する。
一次転写ローラ64によって中間転写ベルト61の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト61の回転によって、二次転写ローラ10との対向位置である二次転写位置に搬送される。
二次転写ローラ10は、画像形成時において、内周面が中間転写ベルト駆動ローラ62の周面に接触する中間転写ベルト61の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。内部給紙ユニット81または手差し給紙ユニット82から給紙された記録用紙が二次転写ローラ10と中間転写ベルト61との間を通過する際に、二次転写ローラ10にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト61の外周面から記録用紙の表面にトナー像が転写される。また、二次転写位置において前記ニップ圧を定常的に得るために、二次転写ローラ10および中間転写ベルト駆動ローラ62のいずれか一方のローラが、金属などからなる硬質材料で構成され、他方のローラが、弾性ゴムや発泡性樹脂などからなる軟質材料で構成されている。
感光体3の一部または全部から中間転写ベルト61に付着したトナーのうち記録用紙上に転写されずに中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に当接してトナーを除去するクリーニングブレードが備えられている。
定着ユニット7は、ヒートローラ71および加圧ローラ72を有する。トナー像が転写された記録用紙は、定着ユニット7へ導かれ、ヒートローラ71と加圧ローラ72との間を通過することで加熱および加圧される。これによって、トナー像が、記録用紙の表面に堅牢に定着する。なお、定着ユニット7においてヒートローラ71には、外部からヒートローラ71を加熱する外部定着ベルト73が接触して設けられ、図示しない温度検出器によって検出される温度データに基づいて、ヒートローラ71が所定の定着温度となるように制御される。トナー像が定着した記録用紙は、搬送ローラ12bによって排紙ユニット91上へ排出される。
画像形成装置100には、内部給紙ユニット81および手差し給紙ユニット82に収容されている記録用紙を二次転写ローラ10と中間転写ベルト61との間および定着ユニット7を経由して排紙ユニット91へ送るための略垂直方向に延びる用紙搬送路Sが設けられている。用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13が配置されている。
搬送ローラ12a〜12dは、記録用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、内部給紙ユニット81の端部近傍に備えられ、内部給紙ユニット81から記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。また、ピックアップローラ11bは、手差し給紙ユニット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙ユニット82から記録用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている記録用紙を一旦保持するものである。そして、レジストローラ13は、感光体3上のトナー像の先端と記録用紙の先端とを合わせるタイミングで記録用紙を、二次転写ローラ10と中間転写ベルト61との間に搬送する機能を有している。
画像形成装置100において、内部給紙ユニット81および手差し給紙ユニット82から搬送される記録用紙は、用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、レジストローラ13によって所定のタイミングで二次転写ローラ10に搬送されて、二次転写ローラ10と中間転写ベルト61との間を通過したときにトナー像が転写される。トナー像が転写された記録用紙は、定着ユニット7を通過することによってトナー像が熱で溶融・固着され、搬送ローラ12bを経て排紙ユニット91上に排出される。
また、画像形成装置100において、記録用紙の両面に画像を形成する両面印字の場合には、片面印字が終了し定着ユニット7を通過した記録用紙は、その後端が搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによって記録用紙を搬送ローラ12c,12dに導く。搬送ローラ12c、12dに導かれた記録用紙は、レジストローラ13、二次転写ローラ10および定着ユニット7を通過し、裏面の印字が行われて、排紙ユニット91に排出される。
次に、本実施形態のトナーカートリッジ200の構成について図面を参照して説明する。
図2は、トナーカートリッジ200の構成を示す平面図である。図3は、トナーカートリッジ200の断面図であり、図3(a)は、図2に示す切断面線S204−S204からみた断面図であり、図3(b)は、図2に示す切断面線S203−S203からみた断面図である。なお、図2は説明が容易なように後述する蓋体を取り外した状態を示す図である。
トナーカートリッジ200は、容器本体205と、スクリューコンベア手段208と、撹拌手段206とを含む。
容器本体205は、有底四角筒状に形成されて、トナーが収容されるトナー収容空間205aを有する容器状部材であり、高さ方向Z一方側で開放する開口を覆うように、蓋体205bが着脱可能に設けられている。容器本体205の長手方向X一方側で、かつ高さ方向Z他端面部(底面部)には、トナーを排出するためのトナー排出部202aが設けられ、トナー排出部202aは、容器本体205の底面部を貫通するように形成されている貫通口であってトナーを容器本体205外の現像ユニット2に排出するトナー排出口202を含む。なお、図3(b)は、トナー排出口202が形成されている箇所におけるトナーカートリッジ200の断面図である。
スクリューコンベア手段208は、トナー搬送スクリュー部201と、伝達部207とを含む。トナー搬送スクリュー部201は、回転することでトナー収容空間205a内のトナーを撹拌しながら、トナー排出部202aに向けて矢符Aの方向(容器本体205の長手方向Xに平行)にトナーを搬送する部材であり、回転軸201aと、トナー搬送ブレード201bとを有する。回転軸201aは、容器本体205の長手方向Xに平行に延びる円柱状の部材であり、トナーの搬送方向Aに平行な軸線まわりに回転駆動される。トナー搬送ブレード201bは、回転軸201aの表面から、半径方向外方に連なるように設けられる螺旋状の部材である。本実施形態において、トナー搬送スクリュー部201の材質は、ポリスチレンである。
撹拌手段206は、トナー収容空間205a内において、トナー搬送スクリュー部201に対して容器本体205の幅方向Yに間隔をあけて設けられ、表面に突出部を有する棒状の部材であり、トナーの搬送方向Aに平行な軸線まわりに回転駆動される。撹拌手段206が回転することでトナー収容空間205aのトナーが撹拌され、撹拌手段206に撹拌されたトナーはトナー搬送スクリュー部201の周囲に送り込まれる。
伝達手段である伝達部207は、容器本体205の長手方向X一端部を挟んだ容器本体205外において、回転軸201aと連結して設けられ、回転軸201aを回転駆動させる駆動力を回転軸201aに伝達する。伝達部207は、画像形成装置100の図示しない駆動源(たとえばモータ)からの駆動力を回転軸201aに伝達する。
図4は、トナーカートリッジ200と現像ユニット2との接続状態を模式的に示す図である。現像ユニット2は、現像槽213と、現像ローラ210と、供給ローラ211と、撹拌ローラ212と、図示しないトナー補給口とを含む。現像槽213は感光体3表面を臨むように配置され、感光体3の表面に形成される静電潜像にトナーを供給して現像し、可視像であるトナー像を形成する容器状部材である。現像槽213は、その内部空間にトナーを収容し、かつ現像ローラ210、供給ローラ211、撹拌ローラ212などのローラ部材を収容して回転自在に支持する。
現像槽213の感光体3を臨む側面には開口部53が形成され、この開口部53を介して感光体3に対向する位置に現像ローラ210が回転駆動可能に設けられる。現像ローラ210は、感光体3との圧接部または最近接部において感光体3表面の静電潜像にトナーを供給するローラ状部材である。トナーの供給に際しては、現像ローラ210表面にトナーの帯電電位とは逆極性の電位が現像バイアス電圧(以下、単に「現像バイアス」とする)として印加される。これによって、現像ローラ210表面のトナーが感光体3表面の静電潜像に円滑に供給される。さらに、現像バイアス値を変更することによって、静電潜像に供給されるトナー量、すなわち静電潜像のトナー付着量を制御できる。
供給ローラ211は現像ローラ210を臨んで回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、現像ローラ210周辺にトナーを供給する。
撹拌ローラ212は供給ローラ211を臨んで回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、トナーカートリッジ200から現像槽213内に新たに補給されるトナーを供給ローラ211周辺に送給する。
トナーカートリッジ200と現像ユニット2との間には、案内手段214が設けられる。案内手段214は、トナーカートリッジ200のトナー排出部202aから排出されるトナーを現像ユニット2に導くものであり、連通案内部214aと囲み部材214bとを含む。連通案内部214aは、鉛直方向両側に開放され、現像ユニット2でのトナー消費状況に応じて現像ユニット2に補給されるトナーがトナー排出部202aから現像ユニット2に向けて流過する連通空間215を有する。連通案内部214aは、筒状に形成されて、鉛直方向一端部がトナーカートリッジ200のトナー排出口202と連結し、鉛直方向他端部が現像槽213における撹拌ローラ212の鉛直方向上方に対応する位置に設けられるトナー補給口と連結している。連通案内部214aは、トナーが連通空間215に詰まることを防止するため、鉛直方向に遥動する構造となっている。そして、連通案内部214aは、ガイド部214dに案内されて遥動する。また、囲み部材214bは、連通案内部214aを覆うように設けられる部材であり、固定ビス止め部214cによって固定されている。
案内手段214が、鉛直方向両側に開放される連通空間215であって、トナーがトナー排出部202aから現像ユニット2に向けて流過する連通空間215を有する連通案内部214aを含むことによって、トナー排出部202aから排出されたトナーがつまることなく安定して現像ユニット2に供給されるので、現像ユニット2に対するトナー補給能力が高い状態で安定して維持される。そのため、画像形成装置100は、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応することができる。
トナーカートリッジ200において、トナー搬送スクリュー部201によってトナー排出部202aまで搬送され、トナー排出口202から排出されたトナーは、連通案内部214aを流過し、トナー補給口を介して現像槽213内に補給される。トナー補給口から撹拌ローラ212に向けて補給されたトナーは、撹拌ローラ212に撹拌されることで帯電し、供給ローラ211を介して現像ローラ210まで搬送され、感光体3表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する。
以下、図5を用いて、本実施形態のトナーカートリッジ200について、より詳細に説明する。
図5は、図2に示す切断面線S203−S203からみた、トナーカートリッジ200におけるトナー排出部202a周辺の拡大図である。図5に示すように、スクリューコンベア手段208が有する回転軸201aは、容器本体205の長手方向Xにおいて軸径が一定ではなく、第1回転軸部分216aと、第1回転軸部分216aよりも小径の第2回転軸部分216bとを有している。第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとは、同軸に連なっており、第1回転軸部分216aの軸心と第2回転軸部分216bの軸心とは同じである。第1回転軸部分216aには第1ブレード部分217aが形成されており、第2回転軸部分216bには第2ブレード部分217bが形成されている。
回転軸201aにおいて、第2回転軸部分216bは、第1回転軸部分216aよりも小径であるので、第1回転軸部分216aよりも剛性が低い部分となる。すなわち、回転軸201aは、軸線方向に関して第1回転軸部分216aに対応する高剛性領域と、第2回転軸部分216bに対応する低剛性領域とを有する。このような回転軸201aを有するスクリューコンベア手段208では、第2回転軸部分216bに形成される第2ブレード部分217bが、第2ブレード部分217bと容器本体205の内壁面205cとの隙間に入り込んだトナーに接触したとき、第2回転軸部分216bは軸線方向に垂直な方向に撓んだ状態となる。そのため、スクリューコンベア手段208では、回転軸201aが回転駆動されたときに、第2回転軸部分216bに形成される第2ブレード部分217bと容器本体205の内壁面205cとの隙間に入り込んだトナーに付与される摺擦力を小さくすることができる。これによって、トナーカートリッジ200は、トナーが押し固められた状態で凝集するトナー凝集の発生を抑制することができる。
本実施形態において、第2回転軸部分216bに形成される第2ブレード部分217bの旋回周期(ピッチ)218bは、第1回転軸部分216aに形成される第1ブレード部分217aの旋回周期218aよりも小さく形成される。このように、第2回転軸部分216bにおいて、第1ブレード部分217aの回転軸線に関する旋回周期218aよりも小さい旋回周期218bで第2ブレード部分217bが形成されることによって、第2回転軸部分216bが第1回転軸部分216aよりも剛性が低くても、第1ブレード部分217aと同様の高いトナー搬送能力を有することができる。したがって、現像ユニット2に対するトナー補給能力が高い状態で維持されるとともに、トナー凝集を抑制することができるトナーカートリッジ200を実現できる。
また、本実施形態において、回転軸201aにおける第1回転軸部分216aは、トナー排出部202aに臨んでいる。トナーカートリッジ200においてトナー排出部202aは、スクリューコンベア手段208によって搬送されるトナーが堆積される部分である。そのため、回転軸201aの軸線方向におけるトナー滞留量は、トナー排出部202a近傍で多くなる。トナーカートリッジ200では、トナー滞留量が多いトナー排出部202aに臨んで、第1回転軸部分216aが設けられており、第1回転軸部分216aは、回転軸201aにおける高剛性領域の部分であるので、トナー滞留量が多い場合であっても、軸線方向に垂直な方向に撓むことなく、スムーズにトナー排出部202aからトナーを排出することができる。したがって、トナーカートリッジ200は、現像ユニット2に対するトナー補給能力が高い状態で維持される。
また、本実施形態において、伝達部207は第1回転軸部分216aに連結されている。第1回転軸部分216aは、回転軸201aにおける高剛性領域の部分であるので、伝達部207が連結された場合であっても、軸線方向に垂直な方向に撓むことなく、駆動力を回転軸201aに安定して伝達することができる。そのため、トナー搬送ブレード201bのトナー搬送能力を安定して高い状態で維持することができ、現像ユニット2に対するトナー補給能力が高い状態で安定して維持される。
ここで、本実施形態では、容器本体205の長手方向X一方側にトナー排出部202aが形成され、かつ容器本体205の長手方向X一端部を挟んだ容器本体205外に伝達部207が設けられているため、第1回転軸部分216aはトナー排出部202aに臨む位置にのみ設ける
次に、トナーカートリッジ200におけるスクリューコンベア手段208のトナー搬送スクリュー部201の設計について、具体的な数値を示して以下に説明する。
トナーカートリッジ200において、トナー搬送スクリュー部201によるトナー搬送量は、9g/min以上15g/min以下(たとえば11g/min)に設定され、トナー排出部202aから排出されるトナー排出量は、9g/min以上15g/min以下(たとえば11g/min)に設定される。
このようなトナー搬送量およびトナー排出量の設定値を実現するために、回転軸201aの軸線方向に延びる長さ(軸長)は、35cm以上45cm以下(たとえば40cm)に設定される。回転軸201aの軸線方向の長さが45cmを超えると、第2回転軸部分216bに形成される第2ブレード部分217bが、第2ブレード部分217bと容器本体205の内壁面205cとの隙間に入り込んだトナーに接触したとき、第2回転軸部分216bは軸線方向に垂直な方向に撓みすぎるので、トナーを円滑にトナー排出部202aに搬送できないおそれがある。回転軸201aの軸線方向の長さが35cm未満であると、トナーカートリッジ200の容積が小さくなり、充分な量のトナーを収容できない。
また、トナー排出部202aにおけるトナー排出口202の面積は、0.6cm以上1.2cm以下(たとえば0.8cm)に設定され、回転軸201aの回転数は、15rpm以上20rpm以下(たとえば17rpm)に設定される。
さらに、トナー搬送スクリュー部201と容器本体205の内壁面205cとの最小の隙間の幅は、0.1mm以上0.4mm以下(たとえば0.2mm)に限定される。ここで、第1回転軸部分216aに形成される第1ブレード部分217aと容器本体205の内壁面205cとの隙間の幅と、第2回転軸部分216bに形成される第2ブレード部分217bと容器本体205の内壁面205cとの隙間の幅とは同じ幅である。第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとでは軸径が異なるので、第1ブレード部分217aの外径と第2ブレード部分217bの外径とをそれぞれ調整することで、前記隙間の幅を同じにする。
トナー搬送スクリュー部201と容器本体205の内壁面205cとの最小の隙間の幅を、前記範囲に限定することによって、所望のトナー搬送量を実現することができるとともに、容器本体205から排出されずに容器本体205内に残留する残留トナーの量を低減することができる。
残留トナーは、トナー搬送ブレード201bと容器本体205の内壁面205cとの隙間に入り込み、トナー搬送スクリュー部201で搬送されないために発生する。そこで、従来のトナーカートリッジにおいて、トナー搬送ブレードと容器本体の内壁面との隙間の幅を小さくすることで、残留トナー量を低減することができる。
しかしながら、前記隙間の幅を前記範囲に設定した場合には、隙間に入り込んだトナーに強い摺擦力が付与されるので、トナーが押し固められた状態で凝集するトナー凝集が発生する。凝集したトナーは、現像ユニット2での帯電性が低下するので、形成される画像の品質が低下する。
そこで、本実施形態のトナーカートリッジ200では、トナー搬送スクリュー部201を構成する回転軸201aおよびトナー搬送ブレード201bを以下のように設定する。
具体的には、第1回転軸部分216aおよび第2回転軸部分216bを有する回転軸201aにおいて、第1回転軸部分216aの軸径(直径)は、4.5mm以上6mm以下(たとえば5mm)に設定され、第2回転軸部分216bの軸径(直径)は、2mm以上4mm以下(たとえば3mm)に設定され、かつ第2回転軸部分216bの軸径(直径)は、第1回転軸部分216aの軸径(直径)に対して80%以下(好ましくは75%)に設定される。また、第1回転軸部分216aの軸線方向の長さは、第2回転軸部分216bの軸線方向の長さに対して5%以上15%以下(たとえば10%)に設定される。
また、トナー搬送スクリュー部201の外径、すなわち、トナー搬送ブレード201bの半径方向先端部の回転直径は、16.2mm以上16.8mm以下(たとえば16.6mm)に設定される。そして、第1ブレード部分217aの回転軸線に関する旋回周期218aと、第2ブレード部分217bの回転軸線に関する旋回周期218bとは、回転軸201aの軸線方向におけるトナーの搬送スピードが第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとで均一になるように、各回転軸部分216a,216bの軸径に対して以下のようにして決定する。
第1ブレード部分217aの回転軸線に関する旋回周期218aと、第2ブレード部分217bの回転軸線に関する旋回周期218bとは、トナー搬送スクリュー部201における有効スクリュー断面積に基づいて算出できる。
トナー搬送スクリュー部201の外径をRとし、第1回転軸部分216aの軸径をr1とし、第2回転軸部分216bの軸径をr2とした場合、トナー搬送スクリュー部201における第1回転軸部分216aにおける有効スクリュー断面積S1は、下記式(1)で表わされる。
また、トナー搬送スクリュー部201における第2回転軸部分216bにおける有効スクリュー断面積S2は、下記式(2)で表わされる。
そして、第1ブレード部分217aの回転軸線に関する旋回周期218aをP1とし、第2ブレード部分217bの回転軸線に関する旋回周期218bをP2とした場合、P1およびP2は、上記のようにして求められるS1,S2を用いて下記式(3)を満たすように設定される。
P1×S1=P2×S2 …(3)
たとえば、Rを16.6mm、r1を5mm、r2を3mmとした場合、S1は196.8mmとなり、S2は209.4mmとなる。P1を15mmとすると、P2は14mmとなる。
すなわち、軸径が5mmである第1回転軸部分216aの第1ブレード部分217aの旋回周期218aを15mmとすると、軸径が3mmである第2回転軸部分216bの第2ブレード部分217bの旋回周期218bは14mmとする。
なお、本実施形態では、第1回転軸部分216aおよび第2回転軸部分216bを有する回転軸201aにおいて、第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとを同一の材料によって構成し、各回転軸部分216a,216bの軸径が異なるように設定することによって、高剛性領域と低剛性領域とを有する回転軸201aとした。しかしながら、これに限定されるものではなく、回転軸201aは、第1回転軸部分216aと、第1回転軸部分216aよりも小径の第2回転軸部分216bとを有し、かつ第2回転軸部分216bが第1回転軸部分216aを構成する材料よりも低い剛性の材料で構成されるようにしてもよい。
また、回転軸201aは、第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとの連結部分が滑らかになるように形成されてもよい。第1回転軸部分216aと第2回転軸部分216bとの連結部分が滑らかになるように形成されることで、前記連結部分に応力が集中しないので、回転軸201a自身が破損されることを防止できるとともに、トナー搬送スクリュー部201によってトナー排出部202aに搬送されるトナーが前記連結部分に付着することを防止することができる。
以上のように、スクリューコンベア手段208のトナー搬送スクリュー部201が設定されたトナーカートリッジ200は、現像ユニット2に対するトナー補給能力が高い状態で維持されるとともに、トナー凝集を抑制することができるので、トナーカートリッジ200を備える画像形成装置100は、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応できるとともに、高品位の画像を形成することができる。
また、この画像形成装置100を用いて画像を形成する画像形成方法では、画像形成装置100は、トナー凝集のないトナーを現像ユニット2に安定して供給することができるので、この画像形成方法では、トナー消費速度が速い高速プロセスにも対応できるとともに、長期間に渡って高品位の画像を安定して形成することができる。
200 トナーカートリッジ
201 トナー搬送スクリュー部
201a 回転軸
201b トナー搬送ブレード
202 トナー排出口
202a トナー排出部
205 容器本体
205a トナー収容室
205b 蓋体
205c 内壁面
208 スクリューコンベア手段
216a 第1回転軸部分
216b 第2回転軸部分
217b 第2ブレード部分
218a,218b 旋回周期

Claims (5)

  1. トナーが収容されるトナー収容空間を有する容器本体と、容器本体のトナー収容空間内に設けられ、前記トナーを排出するためのトナー排出部に臨み、前記トナー排出部に向けて前記トナーを搬送するスクリューコンベア手段とを備えるトナーカートリッジであって、
    スクリューコンベア手段は、
    トナーの搬送方向に平行な軸線まわりに回転駆動される回転軸であって、前記トナー排出部を臨む位置にのみ設けられる第1回転軸部分と、第1回転軸部分に同軸に連なり、第1回転軸部分よりも小径の第2回転軸部分とを含む回転軸と、
    前記回転軸に設けられる螺旋状のトナー搬送ブレードであって、前記第1回転軸部分に形成される第1ブレード部分と、前記第2回転軸部分において、前記第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期よりも小さい旋回周期で形成される第2ブレード部分とを含むトナー搬送ブレードとを有し、
    前記スクリューコンベア手段の外径をRとし、第1回転軸部分の軸径をr1とし、第2回転軸部分の軸径をr2とし、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP1とし、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期をP2とした場合、下記式(1)で表わされる、スクリューコンベア手段における第1回転軸部分の有効スクリュー断面積S1と、下記式(2)で表わされる、スクリューコンベア手段における第2回転軸部分の有効スクリュー断面積S2と、第1ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P1と、第2ブレード部分の回転軸線に関する旋回周期P2とが下記式(3)を満たすことを特徴とするトナーカートリッジ。
    P1×S1=P2×S2 …(3)
  2. 前記スクリューコンベア手段は、前記回転軸を回転駆動させる駆動力を前記回転軸に伝達する伝達手段を含み、
    前記伝達手段は、前記第1回転軸部分に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 静電潜像が形成される感光体と、感光体にトナーを供給して前記静電潜像を現像する現像手段と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段とを備える画像形成装置であって、
    前記トナー補給手段が、請求項1または2に記載のトナーカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
  4. トナーカートリッジの前記トナー排出部から排出されるトナーを前記現像手段に導く案内手段をさらに含み、
    前記案内手段は、鉛直方向両側に開放される連通空間であって、前記トナーが前記トナー排出部から前記現像手段に向けて流過する連通空間を有する連通案内部を含むことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 請求項またはに記載の画像形成装置を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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