JP4949831B2 - 人工血管およびその製造方法 - Google Patents
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Description
このような課題に対し、従来より例えば、非特許文献1〜3に示されるような手法で、人工的に毛細血管の形成が試みられているが、いずれも無秩序に血管様の組織(キャピラリ)が形成されるのみで、人工組織の機能維持や微小血管の梗塞部位の治療に必要な量の血液を所望の場所に送液できる毛細血管を形成することは困難であった。また、非特許文献4または5に示されるように、人工的な材料により血管を形成する方法も研究されているが、細い血管を形成することは困難であり、微小血管の梗塞部位の治療や人工組織の構築に用いることが可能なものとすることはできなかった。
本発明によれば、上記血管細胞培養パターン形成工程において、血管細胞が生体組織の血管のパターン状に血管を形成出来るように調整した上記細胞接着部を形成することから、血管細胞培養工程において、血管細胞を培養することにより、生体組織中の血管のパターンと同様のパターン状に人工血管を形成することが可能となる。これにより、本発明により製造された人工血管を、例えば微小血管の梗塞部位や人工組織中に配置すること等によって、組織中の細胞に、生体組織と同様に血管から栄養を供給すること等が可能なものとすることができる。また、本発明においては、上記血管形成パターン調整工程において、生体組織の画像から得られた血管形状画像を調整することから、上記血管細胞培養パターン形成工程および血管細胞培養工程により、効率よく目的とするパターン状に血管を形成することが可能となる。
2 … 細胞接着部
3 … 細胞接着阻害部
まず、本発明の人工血管の製造方法について説明する。本発明の人工血管の製造方法は、生体組織の画像から血管の形状を抽出し、血管形状画像とする血管形状画像抽出工程と、上記血管形状画像の各血管の形状を調整し、血管形成パターンを形成する血管形成パターン調整工程と、細胞培養層に、血管細胞と接着性を有し、かつ上記血管形成パターンの形状に形成された細胞接着部と、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつ上記細胞接着部以外の領域に形成された細胞接着阻害部とからなる血管細胞培養パターンを形成する血管細胞培養パターン形成工程と、上記細胞接着部に血管細胞を付着させて培養し、組織化させる血管細胞培養工程とを有するものである。
以下、本発明の人工血管の製造方法の各工程ごとに詳しく説明する。
まず、本発明の血管形成画像抽出工程について説明する。本発明の血管形成画像抽出工程は、生体組織の画像から血管の形状を抽出し、血管形状画像とする工程であり、生体組織の画像から血管の形状を抽出した画像を得ることが可能な方法であれば、その手法は特に限定されるものではない。
次に、本発明における血管形成パターン調整工程について説明する。本発明における血管形成パターン調整工程は、上述した血管画像抽出工程により抽出された上記血管形状画像の各血管の形状を調整し、血管形成パターンを形成する工程である。本工程において、上記血管形状画像の血管の形状を調整することにより、後述する血管細胞培養パターン形成工程および血管細胞培養工程により形成される人工血管の形状が決定されることとなる。
次に、本発明における血管細胞培養パターン形成工程について説明する。本発明における血管細胞培養パターン形成工程は、細胞培養層に、血管細胞と接着性を有し、かつ上記血管形成パターンの形状に形成された細胞接着部と、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつ上記細胞接着部以外の領域に形成された細胞接着阻害部とからなる血管細胞培養パターンを形成する工程である。なお、上記血管形成パターンを用いて血管細胞培養パターンを形成する際、上記細胞培養部の大きさを上記血管形成パターンと等しい大きさとしてもよいが、例えば上記血管形成パターンを拡大または縮小した大きさとなるように、細胞接着部を形成してもよい。これにより、一つの血管形成パターンで、様々な大きさの血管細胞培養パターンを形成することが可能となるからである。
まず、第1の態様としては、細胞培養層が、少なくとも光触媒および、細胞と接着性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着材料を含有する光触媒含有細胞接着層であり、この光触媒含有細胞接着層に、例えば上記血管形成パターンのパターン状に遮光部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することによって、上記血管細胞接着材料を分解または変性させて細胞接着阻害部を形成する場合である。
まず、本態様に用いられる光触媒含有細胞接着層について説明する。本態様に用いられる光触媒含有細胞接着層は、光触媒と、上記血管細胞接着材料とを少なくとも含有するものであり、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により上記血管細胞接着材料が分解または変性されて細胞との接着性が低いものとなる層である。
以下、本態様に用いられる光触媒含有細胞接着層に用いられる各材料について説明する。
まず、本態様の光触媒含有細胞接着層に含有される血管細胞接着材料について説明する。本態様の光触媒含有細胞接着層に含有される血管細胞接着材料は、血管細胞と接着性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性されるものであれば、その種類等は特に限定されるものではない。
次に、本態様の光触媒含有細胞接着層に含有される光触媒について説明する。本態様に用いられる光触媒は、上述した血管細胞接着材料を、エネルギー照射に伴う光触媒の作用によって分解または変性させることが可能なものであれば、特に限定されるものではない。
これにより、光触媒含有細胞接着層のエネルギー照射された領域の血管細胞接着材料を分解または変性することが可能となるからである。
本態様においては、光触媒含有細胞接着層中に、上記血管細胞接着材料や光触媒だけでなく、必要に応じて例えば、強度や耐性等を向上させるバインダ等を含有するものであってもよい。本態様においては、特にバインダとして、少なくともエネルギー照射された後に、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有する材料が用いられることが好ましい。これにより、エネルギー照射された領域である細胞接着阻害部の血管細胞との接着性を低いものとすることができるからである。このような材料としては、例えばエネルギー照射される前から上記細胞接着阻害性を有するものであってもよく、エネルギー照射に伴う光触媒の作用によって、細胞接着阻害性を有するものとなるものであってもよい。
次に、本態様における細胞接着阻害部の形成方法について説明する。本態様においては、例えば図3に示すように、基材11上に形成された上記光触媒含有細胞接着層12に、例えば上述した血管形成パターンの形状に遮光部を有するフォトマスク13等を用いて、エネルギー14を照射することにより(図3(a))、エネルギー照射された領域の光触媒含有細胞接着層12中の血管細胞接着性材料が分解または変性されて、血管細胞と接着性を有しない細胞接着阻害部3を形成することができ、エネルギー照射されていない領域を細胞接着部2とすることができる(図3(b))。この際、細胞接着阻害部には、光触媒、および血管細胞接着材料の分解物や変性物等が含有されることとなる。
次に、第2の態様としては、細胞培養層が、少なくとも光触媒および、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着阻害材料を含有する光触媒含有細胞接着阻害層であり、この光触媒含有細胞接着阻害層に、例えば上記血管形成パターンのパターン状に開口部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することによって、上記血管細胞接着阻害材料を分解または変性させて細胞接着部を形成する場合である。
まず、本態様に用いられる光触媒含有細胞接着阻害層について説明する。本態様に用いられる光触媒含有細胞接着阻害層は、光触媒および上記血管細胞接着阻害材料を含有する層であり、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により、血管細胞接着阻害材料が分解または変性されて血管細胞との接着性を有するものとなる層である。
まず、本態様に用いられる光触媒含有細胞接着阻害層に含有される血管細胞接着阻害材料について説明する。
また、本態様の光触媒含有細胞接着阻害層には、例えば層を形成する際の塗工性や、層を形成した際の強度や耐性等、必要とされる特性に合わせてバインダ等が含有されていてもよい。また、上記血管細胞接着阻害材料が上記バインダとしての機能を果たすものであってもよい。
次に、細胞接着部の形成方法について説明する。本態様においては、光触媒含有細胞接着阻害層に、例えば上述した血管形成パターンの形状に開口部を有するフォトマスク等を用いてエネルギーを照射する。これにより、エネルギー照射された領域の細胞接着阻害材料を分解または変性することができ、血管細胞との接着性を有する細胞接着部とすることができるからである。この際、細胞接着部には、光触媒や、血管細胞接着阻害材料の分解物や変性物等が含有されることとなる。一方、エネルギーが照射されていない領域である血管細胞接着阻害材料が残存し、血管細胞との接着性を有しない細胞接着阻害部とすることができる。
次に、第3の態様としては、細胞培養層が、血管細胞と接着性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着材料を含有する血管細胞接着層であり、かつ少なくとも光触媒を含有する光触媒含有層上に形成されたものであって、この血管細胞接着層に、例えば上記血管形成パターンのパターン状に遮光部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することにより、上記血管細胞接着材料を分解または変性させて細胞接着阻害部を形成する場合である。
まず、本態様に用いられる血管細胞接着層について説明する。本態様に用いられる血管細胞接着層は、少なくとも細胞との接着性を有する血管細胞接着材料を有する層であり、一般的に血管細胞との接着性を有する層として用いられる層を用いることができる。
次に、本態様に用いられる光触媒含有層について説明する。本態様に用いられる光触媒含有層は、少なくとも光触媒を含有する層であれば、特に限定されるものではなく、光触媒のみからなる層であってもよく、またバインダ等、他の成分を含有する層等であってもよい。
次に、第4の態様としては、細胞培養層が、細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着阻害材料を含有する血管細胞接着阻害層であり、かつ少なくとも光触媒を含有する光触媒含有層上に形成されているものであって、この血管細胞接着阻害層に、例えば上記血管形成パターンのパターン状に開口部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することによって、上記血管細胞接着阻害材料を分解または変性させて細胞接着部を形成する場合である。
本態様に用いられる血管細胞接着阻害層は、上記光触媒含有層上に形成されるものであり、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着阻害材料を含有するものであれば特に限定されるものではない。
また、第5の態様としては、細胞培養層が、血管細胞と接着性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着材料を含有する血管細胞接着層であり、この血管細胞接着層と、光触媒を含有する光触媒含有層とを対向させて配置し、例えば上記血管形成パターンのパターン状に遮光部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することによって、上記血管細胞接着材料を分解または変性させて細胞接着阻害部を形成する場合である。
まず、本態様に用いられる光触媒を含有する光触媒含有層を有する光触媒含有層側基板について説明する。本態様に用いられる光触媒含有層側基板としては、通常、光触媒を含有する光触媒含有層を有するものであり、通常、基体と、その基体上に光触媒含有層が形成されているものである。この光触媒含有層側基板は、例えばパターン状に形成された光触媒含有層側遮光部やプライマー層等を有していてもよい。以下、本態様に用いられる光触媒含有層側基板の各構成について説明する。
まず、光触媒含有層側基板に用いられる光触媒含有層について説明する。本態様に用いられる光触媒含有層は、光触媒含有層中の光触媒が、近接する血管細胞接着層中の血管細胞接着材料を分解または変性させるような構成であれば、特に限定されるものではなく、光触媒とバインダとから構成されているものであってもよく、光触媒単体で製膜されたものであってもよい。また、その表面の特性は特に親液性であっても撥液性であってもよい。
次に、光触媒含有層側基板に用いられる基体について説明する。通常、光触媒含有層側基板は、少なくとも基体とこの基体上に形成された光触媒含有層とを有するものである。この際、用いられる基体を構成する材料は、後述するエネルギーの照射方向や、得られるパターン形成体が透明性を必要とするか等により適宜選択される。
本態様に用いられる光触媒含有層側基板には、血管形成パターンのパターン状に形成された光触媒含有層側遮光部が形成されたものを用いても良い。このように光触媒含有層側遮光部を有する光触媒含有層側基板を用いることにより、エネルギー照射に際して、フォトマスクを用いたり、レーザ光による描画照射を行う必要がない。したがって、光触媒含有層側基板とフォトマスクとの位置合わせが不要であることから、簡便な工程とすることが可能であり、また描画照射に必要な高価な装置も不必要であることから、コスト的に有利となるという利点を有する。
次に、本態様における細胞接着阻害部の形成方法について説明する。本態様においては、例えば図4に示すように、基材11上に形成された血管細胞接着層15と、光触媒含有層側基板21の光触媒含有層22とを、所定の間隙をおいて配置し、例えばフォトマスク13等を用いて、エネルギー14を所定の方向から照射する(図4(a))。これにより、エネルギー照射された領域の血管細胞接着材料が分解または変性されて、血管細胞と接着性を有しない細胞接着阻害部3が細胞接着部2中に形成されるのである(図4(b))。この際、細胞接着阻害部は、例えば上記血管細胞接着材料がエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解されるものである場合には、細胞接着阻害部中にはその血管細胞接着材料が少量含有されている、または血管細胞接着材料の分解物等が含有されている、もしくは血管細胞接着層が完全に分解除去されて基材が露出すること等となる。また、上記血管細胞接着材料がエネルギー照射に伴う光触媒の作用により変性されるものである場合には、細胞接着阻害部中にはその変性物等が含有されていることとなる。
またさらに、第6の態様としては、細胞培養層が、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有しかつエネルギー照射に伴う光触媒の作用により分解または変性される血管細胞接着阻害材料を含有する血管細胞接着阻害層でありこの血管細胞接着阻害層と、光触媒を含有する光触媒含有層とを対向させて配置し、例えば上記血管形成パターンのパターン状に開口部を有するフォトマスク等を用いてエネルギー照射することによって、上記血管細胞接着阻害材料を分解または変性させて細胞接着部を形成する場合である。
次に、本発明における血管細胞培養工程について説明する。本発明における血管細胞培養工程は、上記血管細胞培養パターンの上記細胞接着部に血管細胞を付着させて培養し、組織化させる工程である。本工程により、上記細胞接着部に血管細胞を付着させて培養し、組織化させることにより、人工血管を形成することができるのである。
次に、本発明の人工組織の製造方法について説明する。本発明の人工組織の製造方法は、上述した「A.人工血管の製造方法」により製造された人工血管を用いることを特徴とするものである。本発明によれば、上記製造方法により製造された人工血管を用いることから、生体組織中に存在する血管のパターンと同様のパターン状に形成された血管を有する人工組織とすることができる。したがって、本発明により製造される人工組織中の各組織が、この人工血管から栄養を供給等されるものとすることが可能となり、種々の用途に用いることが可能な人工組織することができるのである。
次に、本発明のフォトマスクについて説明する。本発明のフォトマスクとは、血管内皮細胞が管形状となる線幅で構成された2次元パターンからなる血管のパターンを有することを特徴とするものである。
次に、本発明の人工血管について説明する。本発明の人工血管は、血管内皮細胞が管形状となる線幅で構成された2次元パターンにより形成された血管のパターンを有することを特徴とするものである。
次に、本発明の人工組織について説明する。本発明の人工組織は、所望する機能を有する臓器由来の実質細胞に加え、上述した人工血管を有することを特徴とするものである。臓器の実質細胞のみからなる細胞塊の場合、塊の内部にある細胞に対し酸素,栄養分や老廃物の運搬がなされない為、内部の細胞が壊死する。本発明によれば、臓器の実質細胞に加え、人工血管をを有する組織が形成可能となる為、組織を壊死させる事なく、機能させることが可能となる。したがって、本発明によれば、種々の用途に使用可能な人工組織とすることができるのである。
次に、本発明の血管細胞培養パターン基材について説明する。本発明の血管細胞培養パターン基材は、基材と、前記基材上に形成され、血管細胞と接着性を有する細胞接着部および前記血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害部からなるパターンを有する細胞培養層と、前記細胞接着部上に接着した血管細胞とを有する血管細胞培養パターン基材であって、前記細胞接着部が、血管内皮細胞が管形状となる線幅で構成された2次元パターンからなる血管のパターン状に形成されていることを特徴とするものである。
<フォトマスク>
ヒト眼底の写真撮影を行い、生体内の血管像を得た。この画像をスキャナでコンピュータに取りこんだ。次に取りこんだ画像をScion Imageにて二値化,メジアンフィルタ処理によるノイズ除去,先鋭化処理した。二値化された血管画像から線パターンを抽出、ベクトル化し、更に線幅を60μmに統一することで血管形成に最適な血管細胞接着幅に調整された生体の血管形成パターンを作成した。
更に作成した血管形成パターンを再度ベクトル化し、通常のフォトマスク作成手順と同様にレーザー描画機にて所望のパターンを有するフォトマスクを作成した。フォトマスクの作成に際しては血管部が透過部,血管部以外が遮光部とした。
<血管細胞培養パターン基材>
フルオロアルキルシランTSL8233(GE東芝シリコーン)1.5g、テトラメトキシシランTSL8114(GE東芝シリコーン)5.0g、5.0×10−3NHCl 2.4gを12時間混合し、これをイソプロピルアルコールで10倍希釈した。次に、この溶液2.0gを1000rpm、5秒でスピンコーターにより10cm×10cmのソーダガラス基材に塗布し、その基材を150℃の温度で10分間乾燥させて、血管細胞接着阻害層とした。
次に、イソプロピルアルコールで3倍希釈した酸化チタンゾル液(石原産業STK−03)3.0gを光触媒含有層用組成物とした。前記光触媒含有層用組成物を、実施例1と同様の手法で作成した石英フォトマスクのパターン面上にスピンコーターにより700rpm、3秒で塗布し、150℃で10分間の乾燥処理を行うことにより、透明な光触媒含有層を有するフォトマスクを形成した。
前記フォトマスクの光触媒含有層面と前記基材の血管細胞接着阻害層面との間隙が3μmとなるように配置し、フォトマスク側から水銀ランプ(波長365nm)により4J/cm2の照度で所定の時間紫外線露光を行い、幅60μmの細胞接着部を有する細胞培養パターンを得た。
培養細胞として、ウシ頚動脈由来血管内皮細胞(Onodera M, Morita I, Mano Y, Murota S :Differential effects of nitric oxide on the activity of prostaglandin endoperoxide h synthase-1 and-2 in vascular endothelial cells、Prostag Leukotress 62: 161-167, 2000)で継代数5代から20代のものを用いた。
10cmディッシュでコンフレント状態になったウシ頚動脈由来血管内皮細胞を0.05%トリプシン−EDTAで処理して剥がした。コールターカウンターTM ZM(Coulter Counter)で細胞数を調べ、106個/mlとした。先に作成した細胞培養パターンを有する基材をオートクレーブにて滅菌した。培養液(5%ウシ胎児血清含有MEM培地)を含む培養ディッシュ(Heraeus QuadripremTM 76×26mm、1976mm2)に上記細胞培養パターンが形成された基材を入れ、上記内皮細胞を1ウェル当たり106個/5mlで播き、24時間CO2細胞培養装置でインキュベートした。これにより、上記細胞培養パターン状に血管細胞が接着した、血管細胞培養パターン基材を得た。
実施例2で作成したパターン状に血管細胞が接着した血管細胞培養パターン基材に対し、血管細胞の血管組織化足場材料としてGFRマトリゲル(ベットン・ディッキンソン社製)2mlを基材の血管細胞接着面側に接触させ、37℃で加温した。ゲルの固体化後、基材とゲルとを培養液下にてCO2細胞培養装置に入れ、血管細胞の組織化を行った。
24時間経過後、作成された血管組織を位相差顕微鏡観察や細胞染色,免疫染色後に蛍光顕微鏡観察したところ、内部に腔を有する管組織の形成が確認された。
実施例2と同様の手順でパターン状に血管細胞が接着した血管細胞培養パターン基材を、5%ウシ胎児血清含有MEM培地に対しカルボシアニン蛍光色素(DiI,Invitrogen社)を10μg/mlの濃度で溶解した培地に浸漬し、37℃で1時間培養した。その後、血管細胞培養パターン基材を5%ウシ胎児血清含有MEM培地に戻した。
免疫不全マウスを麻酔し、背部を切開し、作成した血管細胞が配列接着した基材を皮下移植した。移植部を縫合した。縫合3日後に移植部を再切開した上で尾部静脈からFITC-Dextran溶解液を注射し血液を染色した。マウスに犠牲死手術を施し、移植組織部のDiIとFITCを共焦点レーザー顕微鏡で観察した。
観察の結果、移植組織部に蛍光標識された血管細胞が血管構造を形成したこと、蛍光色素を含む血液が血管構造内を流通していたことが確認された。
マトリゲル0.5mlを滴下したシャーレに対し、実施例2で作成したパターン状に血管細胞が接着した血管細胞培養パターン基材の細胞接着面がゲルに接触するように重ね、ゲルを37℃に加温して固体化した。基材とゲルとを培養液下にてCO2細胞培養装置に入れ24時間培養し、血管細胞の組織化を行った。血管形成後、基材をゲルから剥離した。
前述の作業と並行し、マウス肝実質細胞を採取し、10μg/mlのカルボシアニン蛍光色素(DiO, Invitrogen社)で染色後、5%ウシ胎児血清含有MEM培地に戻し、蛍光染色したマウス肝実質細胞を得た。
上記の蛍光染色肝実質細胞を、人工血管を有するゲル上に播種、CO2細胞培養装置に入れ24時間培養することで肝実質細胞をゲルに埋没させた後、ピンセットで組織をシャーレから剥離し、人工血管を有するゲル,肝実質細胞からなる組織片を作成した。
免疫不全マウスを麻酔し、腹部を切開、肝臓の1/3を除去し肝機能障害モデルとした。次に前述の作業で作成した組織片をマウスの肝臓部に移植した。移植部を縫合し、14日後にコリンエステラーゼ評価により肝機能の評価を行った結果、肝機能が肝臓の除去前と同水準まで回復していることを確認した。
更に肝機能移植部を再切開し、移植組織を共焦点レーザー顕微鏡で観察した。励起波長480nmにおける観察で移植した肝実質細胞が観察された。また、励起波長530nmにおける観察で、予め血管内皮細胞をパターニングした通りに、毛細血管が形成されていることが確認された。
免疫不全マウスを麻酔し、腹部を切開、肝臓の1/3を除去し肝機能障害モデルとした。組織片を移植せずに再び移植部を縫合し、14日後にコリンエステラーゼ評価により肝機能の評価を行った。その結果、肝機能が肝臓の除去前の4割程度に留まっていることを確認した。
マウス肝実質細胞を採取し、10μg/mlのカルボシアニン蛍光色素(DiO, Invitrogen社)で染色後、5%ウシ胎児血清含有MEM培地に戻し、蛍光染色したマウス肝実質細胞を得た。
上記の蛍光染色肝実質細胞を、血管細胞を有さないマトリゲル上に播種、CO2細胞培養装置に入れ24時間培養することで肝実質細胞をゲルに埋没させた後、ピンセットで組織をシャーレから剥離し、肝実質細胞の埋没したゲル組織片を作成した。
免疫不全マウスを麻酔し、腹部を切開、肝臓の1/3を除去し肝機能障害モデルとした。次に前述の作業で作成した組織片をマウスの肝臓部に移植した。移植部を縫合し、14日後にコリンエステラーゼ評価により肝機能の評価を行った結果、肝機能が肝臓の除去前の4割程度に留まっていることを確認した。
更に肝機能移植部を再切開し、移植組織を共焦点レーザー顕微鏡で観察した。励起波長480nmにおける観察をしたところ、移植した肝実質細胞が殆ど見られず、移植細胞が殆ど壊死した事が確認された。
Claims (4)
- 生体組織の画像から血管の形状を抽出し、血管組織以外の組織に由来するノイズを除去して血管形状画像とする血管形状画像抽出工程と、
前記血管形状画像の各血管の形状を調整し、血管の形状を血管内皮細胞が管形状となる線幅で、2次元で表現した血管形成パターンを形成する血管形成パターン調整工程と、
細胞培養層に、血管細胞と接着性を有し、かつ前記血管形成パターンの形状に形成された細胞接着部と、血管細胞と接着することを阻害する細胞接着阻害性を有し、かつ前記細胞接着部以外の領域に形成された細胞接着阻害部とからなる血管細胞培養パターンを形成する血管細胞培養パターン形成工程と、
前記細胞接着部に血管細胞を付着させて培養し、組織化させる血管細胞培養工程と
を有することを特徴とする人工血管の製造方法。 - 前記血管細胞培養パターン形成工程が、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により、前記細胞接着部および前記細胞接着阻害部を形成することができる前記細胞培養層にエネルギーを照射し、前記血管細胞培養パターンを形成する工程であることを特徴とする請求項1に記載の人工血管の製造方法。
- 前記血管形成パターン調製工程が、血管形成パターン中に補助パターンを形成するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の人工血管の製造方法。
- 請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の人工血管の製造方法により製造された人工血管を生体外で用いることを特徴とする人工組織の製造方法。
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